JP7039485B2 - ハイブリッドhdラジオ(商標)技術のための時間整合測定 - Google Patents

ハイブリッドhdラジオ(商標)技術のための時間整合測定 Download PDF

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Description

説明する方法及び装置は、ハイブリッドデジタルラジオシステムにおけるアナログ経路とデジタル経路との時間整合に関する。
デジタルラジオ放送技術は、モバイル受信機、ポータブル受信機及び固定受信機にデジタルオーディオサービス及びデータサービスを提供するものである。インバンドオンチャンネル(IBOC)デジタルオーディオ放送(DAB)と呼ばれる1つのタイプのデジタルラジオ放送は、既存の中波(MF)及び超短波(VHF)無線帯域で地上波送信機を使用する。iBiquity Digital社によって開発されたHD Radio(HDラジオ)(商標)技術は、デジタルラジオの放送及び受信のためのIBOC実装の一例である。
AM及びFMインバンドオンチャンネル(IBOC)ハイブリッド放送システムは、いずれも1つのアナログ変調キャリアと複数のデジタル変調サブキャリアとを含むコンポジット信号を利用する。番組内容(例えば、オーディオ)は、アナログ変調キャリア上及びデジタル変調サブキャリア上で冗長的に送信することができる。送信機では、ダイバーシティ遅延によってアナログオーディオが遅延する。放送局は、ハイブリッドモードを使用して、アナログAM及びFMをさらに高品質でロバストなデジタル信号と同時に送信し続け、これらの放送局自体及びそのリスナは、現在の周波数割り当てを維持しながらラジオをアナログからデジタルに変換することができる。
受信機では、時間ダイバーシティを用いて短期信号停止(short signal outages)の影響を緩和し、素早い同調のために瞬間的なアナログオーディオ信号を提供できるように、デジタル信号がその対応するアナログ部分に対して遅延する。ハイブリッド対応デジタルラジオは、最初の同調後に、或いはデジタルオーディオの品質が適切な閾値を上回っている時には常にアナログオーディオと出力とデジタルオーディオの出力との間のスムーズな遷移を試みる「混合(blend)」と呼ばれる機能を含む。
デジタルオーディオ信号の不在時(例えば、最初のチャンネル同調時)には、オーディオ出力にアナログAM又はFMバックアップオーディオ信号が供給される。デジタルオーディオ信号が利用可能になると、混合機能がアナログバックアップ信号をスムーズに減衰させ、最終的にはオーディオ番組の連続性がある程度保たれるようにアナログバックアップ信号をデジタルオーディオ信号に溶け込ませながらデジタルオーディオ信号に置き換える。デジタル信号を損なうチャンネルの停止中にも同様の混合が行われる。この場合は、オーディオ出力にデジタル破損が現れた時にオーディオが完全にアナログに混合されるように、デジタル信号を減衰させることによってアナログ信号を出力オーディオ信号に徐々に溶け込ませる。
通常、混合は、デジタルカバレッジの周縁部、及びカバレッジ輪郭内のデジタル波形が破損している他の箇所で行われる。限界信号条件において橋の下を通過する際のように短期停止が発生する時には、デジタルオーディオがアナログ信号に置き換わる。
混合が行われる時には、リスナがほとんど遷移に気付かないことを確実にするように、アナログオーディオチャンネル上のコンテンツとデジタルオーディオチャンネル上のコンテンツとが時間整合することが重要である。これらの混合点では、考えられるアナログオーディオとデジタルオーディオとの元々の品質の違い以外にリスナがほとんど何も気付かないようにすべきである。放送局がアナログオーディオ信号とデジタルオーディオ信号とを整合させなければ、デジタルオーディオとアナログオーディオとの間の遷移が耳障りな音を引き起こす可能性がある。この不整合又は「オフセット」は、放送施設におけるアナログオーディオ経路とデジタルオーディオ経路との間のオーディオ処理の違いによって生じることがある。
通常、アナログ信号及びデジタル信号は、結合されて出力される前に2つの別個の信号生成経路を用いて生成される。異なるオーディオ処理技術及び異なる信号生成方法を使用する際には、これらの2つの信号の整合が重要になる。混合は、スムーズかつ連続的なものとすべきであり、このような混合は、アナログオーディオとデジタルオーディオとが適切に整合している場合にしか起きない。
あらゆるデジタル/アナログオーディオ整合技術の有効性は、測定時間及びオフセット測定誤差という2つの重要業績評価指標を用いて定量化することができる。有効なオフセットを推定するのに必要な時間の測定は容易に行うことができるが、多くの場合、アナログオーディオ信号源とデジタルオーディオ信号源との間の実際の不整合は認識も修正もされない。この理由は、通常、オーディオ処理によって、信号源素材の構成周波数帯域内で異なる群遅延が生じるからである。この群遅延は、オーディオコンテンツの変化によって1つの帯域が別の帯域よりも顕著になると、時間と共に変化する可能性がある。実際のラジオ放送局でよく見られる事例ではあるが、送信機においてアナログ信号源に適用するオーディオ処理とデジタル信号源に適用するオーディオ処理とが同じでないと、対応する周波数帯域内のオーディオセグメントに異なる群遅延が生じる。時間と共にオーディオコンテンツが変化すると、不整合も動的になる。これにより、特定の時間整合アルゴリズムが正確な結果をもたらすかどうかの確認が困難になる。
既存の時間整合アルゴリズムは、アナログ及びデジタルオーディオサンプルベクトルから生成される正規化相互相関ピーク(normalized cross-correlation peak)の位置を特定することに依拠する。通常、アナログオーディオ処理とデジタルのオーディオ処理とが同じである時には、相関ピークがはっきりと目に見える。
しかしながら、デジタルオーディオベクトルとアナログオーディオベクトルとの正規化相互相関のみに依拠する技術では、しばしば上述した群遅延差に起因して誤った結果が生じてしまう。アナログオーディオ処理とデジタルオーディオ処理とが異なる時には、正規化相互相関が比較的低く、明確なピークを欠いていることが多い。
複数の測定値を長期にわたって平均化すれば、動的なオフセット測定誤差を減少させることはできるが、これによって測定時間が過剰になり、持続的な群遅延差に起因してオフセット誤差が残ってしまう可能性がある。HDラジオ受信機は、この測定値を使用してリアルタイムハイブリッドオーディオ混合を改善することができるので、過剰な測定時間及びオフセット誤差は、この解決策の魅力を低下させてしまう。従って、改善された時間オフセット測定技術が望まれている。
第1の態様では、ラジオ受信機においてデジタルオーディオ放送信号を処理する方法が、ハイブリッド放送信号を受信するステップと、ハイブリッド放送信号を復調してアナログオーディオストリーム及びデジタルオーディオストリームを生成するステップと、アナログオーディオストリームのエンベロープとデジタルオーディオストリームのエンベロープとの正規化相互相関を用いて、アナログオーディオストリームとデジタルオーディオストリームとの間の時間オフセットを測定するステップとを含む。
別の態様では、ラジオ受信機が、ハイブリッド放送信号を受信し、ハイブリッド放送信号を復調してアナログオーディオストリーム及びデジタルオーディオストリームを生成し、アナログオーディオストリームのエンベロープとデジタルオーディオストリームのエンベロープとの正規化相互相関を用いて、アナログオーディオストリームとデジタルオーディオストリームとの間の時間オフセットを測定するように構成された処理回路を含む。
別の態様では、アナログ信号とデジタル信号とを整合させる方法が、アナログオーディオストリーム及びデジタルオーディオストリームを受信又は生成するステップと、アナログオーディオストリームのエンベロープとデジタルオーディオストリームのエンベロープとの正規化相互相関を用いて、アナログオーディオストリームとデジタルオーディオストリームとの間の時間オフセットを測定するステップと、時間オフセットを用いてアナログオーディオストリームとデジタルオーディオストリームとを整合させるステップとを含む。
同一のアナログ/デジタルオーディオ処理を用いた典型的な正規化相互相関ピークのグラフである。 異なるアナログ/デジタルオーディオ処理を用いた典型的な正規化相互相関のグラフである。 異なるアナログ/デジタルオーディオ処理を用いたオーディオエンベロープの典型的な正規化相互相関のグラフである。 時間整合アルゴリズムを強調したHDラジオ受信機の高水準機能ブロック図である。 例示的なフィルタリング及びデシメーション機能の信号フロー図である。 フィルタインパルス応答のグラフである。 フィルタ通過帯域を示すグラフである。 フィルタ通過帯域を示すグラフである。 フィルタ通過帯域を示すグラフである。 フィルタ通過帯域を示すグラフである。 フィルタ通過帯域を示すグラフである。 例示的な時間整合アルゴリズムの機能ブロック図である。 様々な相互相関係数のグラフである。 動的閾値制御を用いたオーディオ混合アルゴリズムの信号フロー図である。
本明細書で説明する実施形態は、デジタルラジオ放送信号のデジタル部分及びアナログ部分の処理に関する。本明細書は、HDラジオ受信機又は送信機のアナログオーディオストリームとデジタルオーディオストリームとの時間整合アルゴリズムを含む。例示的なHDラジオシステムという文脈で本開示の態様を示すが、説明する方法及び装置はHDラジオシステムに限定されるものではなく、本明細書の教示は、2つの信号間の時間オフセットの測定を含む方法及び装置にも適用することができると理解されたい。
これまでに知られているアナログオーディオストリームとデジタルオーディオストリームとの時間整合アルゴリズムは、アナログ及びデジタルオーディオサンプルベクトルから生成される正規化相互相関ピークの位置を特定することに依拠する。通常、アナログオーディオ処理とデジタルオーディオ処理とが同じである時には、相関ピークがはっきりと目に見える。例えば、図1は、同一のアナログ/デジタルオーディオ処理を用いた典型的な正規化相互相関ピークのグラフである。
しかしながら、通常、オーディオ処理では、信号源素材の構成周波数帯域内で異なる群遅延が生じる。この群遅延は、オーディオコンテンツの変化によって1つの周波数帯が別の周波数帯よりも顕著になると、時間と共に変化する可能性がある。実際のラジオ放送局でよく見られる事例ではあるが、送信機においてアナログ信号源に適用するオーディオ処理とデジタル信号源に適用するオーディオ処理とが同じでないと、対応する周波数帯域内のオーディオセグメントに異なる群遅延が生じる。時間と共にオーディオコンテンツが変化すると、不整合も動的になる。これにより、特定の時間整合アルゴリズムが正確な結果をもたらすかどうかの確認が困難になる。
この群遅延の結果、アナログオーディオ処理とデジタルオーディオ処理とが異なる時には、正規化相互相関が比較的低く、明確なピークを欠くことが多い。図2は、異なるアナログ/デジタルオーディオ処理を用いた典型的な正規化相互相関のグラフである。従って、デジタルオーディオベクトルとアナログオーディオベクトルとの正規化相互相関のみに依拠する技術では、しばしば誤った結果が生じてしまう。
群遅延差に起因する問題を低減又は排除するには、(位相差を除去した)オーディオエンベロープの相関を使用することができる。本明細書で説明する技術は、オーディオエンベロープの相関を利用して、デジタルオーディオストリームとアナログオーディオストリームとの間の群遅延変動に起因するオフセット測定誤差の問題を解決するものである。図3は、異なるアナログ/デジタルオーディオ処理を用いたオーディオエンベロープの典型的な正規化相互相関のグラフである。
本明細書で説明する技術では、一貫性検査の必要性が減るので、効率的であるとともに、必要な測定時間がこれまでに知られている技術よりも大幅に短い。また、混合ランプ(blend ramp)中の群遅延差を補正する技術についても説明する。
HDラジオ受信機におけるデジタルからアナログへのスムーズな混合を確実にするには、ハイブリッドHDラジオ波形のアナログオーディオとデジタルオーディオとの間の時間整合が必要である。送信機では、時に時間不整合が生じることもあるが、整合を維持すべきである。不整合は、アナログ及びデジタルオーディオストリームを形成する際に、実装選択に起因して受信機においても生じることがある。不整合の検出時には、その補正に時間オフセット測定を使用することができる。時間オフセット測定は、不整合の検出時に混合閾値を調整して混合を抑制し、オーディオ混合中の音質を改善するために使用することもできる。
説明する技術は、アナログオーディオベクトルとデジタルオーディオベクトルとの間のあらゆる群遅延差を補正した後に、これらのベクトルの正規化相互相関を測定することによって検証される。この結果、これまでの技術よりも時間オフセット測定が正確で効率的で高速になる。
説明する実施形態では、多段フィルタリング及びデシメーション適用して臨界周波数帯域を分離し、処理効率を高める。アナログ及びデジタルオーディオストリームの粗エンベロープ及び微細エンベロープの正規化相互相関を用いて時間オフセットを測定する。本明細書で使用する粗エンベロープは、128倍のフィルタリング及びデシメーション後の入力オーディオ信号の絶対値を表し、微細エンベロープは、4倍のフィルタリング及びデシメーション後の入力オーディオ信号の絶対値を表す。処理効率を高めるために、粗及び微細の2ステップで相関を実行する。
図4に、時間整合アルゴリズムを強調したHDラジオ受信機10の高水準機能ブロック図を示す。HDラジオチューナ14に入力されたハイブリッドHDラジオ信号をアンテナ12が受信する。チューナの出力は、ライン16上のアナログ変調信号と、ライン18上のデジタル変調信号とを含む。アナログ変調信号は、入力信号に応じて振幅変調(AM)又は周波数変調(FM)することができる。AM又はFMアナログ復調器20は、ライン22上にアナログオーディオストリームと呼ばれるオーディオサンプルストリームを生成する。HDラジオデジタル復調器24は、ライン26上にデジタルシンボルストリームを生成する。ライン26上のデジタルシンボルは、デインタリーバ/FECデコーダ28においてデインタリーブされて復号され、オーディオフレームデフォーマッタ30においてデフォーマットされて、ライン32上にデジタルオーディオフレームが生成される。このデジタルオーディオフレームは、HDラジオオーディオデコーダ34で復号されて、ライン36上にデジタルオーディオ信号が生成される。時間オフセット測定機能38は、ライン40上のデジタルオーディオ信号及びライン42上のアナログオーディオ信号を受け取って、ライン44上の相互相関係数、ライン46上の時間オフセット信号、及びライン48上の位相調整デジタルオーディオ信号という3つの出力を生成する。時間オフセット信号は、ブロック50に示すようにデジタルオーディオ信号のサンプル遅延を制御する。
デジタルオーディオフレームの巡回冗長検査(CRC)ビットがチェックされてCRC状態が判定される。CRC状態は、オーディオフレーム(AF)毎に判定される。例えば、CRCがチェックを行った場合にはCRC状態値を1に設定し、そうでなければ0に設定することができる。混合制御機能52は、ライン54上のCRC状態信号及びライン44上の相互相関係数を受け取って、ライン56上に混合制御信号を生成する。
オーディオアナログデジタル(A/D)混合機能58は、ライン60上のデジタルオーディオと、ライン22上のアナログオーディオと、ライン48上の位相調整デジタルオーディオと、ライン56上の混合制御信号とを受け取って、ライン62上に混合オーディオ出力を生成する。ライン42上のアナログオーディオ信号及びライン40上のデジタルオーディオ信号は、1対のオーディオ信号ベクトルを構成する。
図4に示す受信機では、1対のオーディオ信号ベクトルが時間整合のために取り込まれる。一方のベクトルは、(アナログAM又はFM復調器から導出された)アナログオーディオ信号のものであり、他方のベクトルはデジタル信号(デジタル復号オーディオ)のものである。一般に、アナログオーディオ信号は、復調及びフィルタリング過程にとっての必要以上には遅延しないので、基準時間信号として使用される。デジタルオーディオストリームは、混合目的でアナログオーディオストリームと時間整合すべきである。2つのオーディオストリーム間の意図的なダイバーシティ遅延が、アナログオーディオストリームに対するデジタルオーディオストリームの時間調整を可能にする。
図4の時間オフセット測定ブロック38は、3つの考えられる実施形態に対応する3つのアルゴリズム出力を提供し、この場合、
(1)混合アルゴリズムに相互相関係数を受け渡して混合閾値を調整し、不整合の検出時には混合を抑制することができ、
(2)測定された時間オフセットを用いてデジタルオーディオ信号の遅延をリアルタイムで調整することにより、アナログオーディオとデジタルオーディオとを自動的に整合することができ、又は、
(3)位相調整デジタルオーディオが入力デジタルオーディオに一時的に取って代わって混合中の音質を改善することができる。
別の実施形態では、フィルタリングされた時間オフセット測定値を、HDラジオハイブリッド送信機におけるアナログオーディオ信号とデジタルオーディオ信号との自動時間整合に使用することもできる。
次に、時間オフセット測定技術の詳細について説明する。
この実施形態では、モノラル版のアナログ及びデジタルオーディオストリームを用いて時間オフセットを測定する。この測定は、効率を高めるために複数ステップで実行される。ここでは、アナログオーディオストリームとデジタルオーディオストリームとが同時にサンプリングされて測定装置に入力されると仮定する。アナログ及びデジタルオーディオ信号の時間オフセットを推定するのに適した評価基準は、正規化相互相関関数として実装される相関係数関数である。この相関係数関数は、考えられる任意のスケール係数の違いを除いて2つの信号が時間整合して同一である時には単位元に近づくという特性を有する。一般に、この係数は、時間オフセットが大きくなるにつれて、統計的に小さくなる。この相関係数は、そのアナログ信号とデジタル信号との間の群遅延差に対する耐性に起因して、時間領域信号のエンベロープのためにも計算される。
以下、時間オフセット測定を制御する実行関数であるMEAS_TIME_ALIGNMENTの例示的な擬似コードを示す。
Figure 0007039485000001
最初に、N個のデジタルオーディオサンプルのベクトルyを測定のために形成する。別のさらに少ないM個のサンプルのアナログオーディオサンプルのベクトルxを基準アナログオーディオベクトルとして使用する。
目的は、xと時間整合したyのベクトルサブセットを発見することである。信号は、名目上yベクトルの中心と時間整合することが理想的である。これにより、yベクトルの中点に関して±(N-M)/2の範囲にわたって時間オフセット測定値を計算できるようになる。Nの推奨値は、44.1kspsのサンプルレートで約3秒に及ぶ217=131072個のオーディオサンプルである。M=213=8192の場合、検索範囲は約±1.4秒である(約186ミリ秒)。
次に、所望のオーディオ周波数帯域を分離してプロセッサスループット要件を制限するために、アナログ及びデジタルオーディオ入力ベクトルをfilter_vectors関数に通す。後続の処理のために、オーディオスペクトルを複数の異なる通過帯域に分割する。これらの帯域は、全オーディオ通過帯域、バス周波数及びバンドパス周波数を含む。バンドパス周波数は、位相差が除去された正確な相互相関に必要なオーディオエンベロープを形成するために使用される。アナログオーディオ処理とデジタルオーディオ処理とが異なる時には、大きな群遅延誤差をもたらす可能性があるという理由で帯域通過信号からバス周波数が除去されるが、分離されたバス周波数は、オーディオ信号の極性を検証するために有用となり得る。さらに、時間整合情報は低い非バス周波数の方に集中するので、帯域通過信号から高周波を除去する。このオーディオ通過帯域全体を使用して潜在的な混合音質を予測し、エンベロープ相関を検証する。
フィルタリング後に、粗い時間差値(lag values)の範囲を設定し、meas_offset関数を呼び出して時間オフセット測定を実行する。粗い時間差値は、大きなデジタルオーディオエンベロープに対して小さなアナログオーディオエンベロープを相関させるサンプルオフセットの範囲を定める。この範囲は、アナログオーディオエンベロープとデジタルオーディオエンベロープとの間の長さの差分に設定される。粗エンベロープ相関の完了後に、さらに狭い時間差値の範囲にわたってさらに高いサンプルレートで微細エンベロープ相関を実行する。
その後、結果を分析して、相関ピーク及びオフセット値が有効であるかどうかを判定する。有効性は、主要相関ピークが閾値を上回り、これらのピーク相関値とその対応するオフセット値とが時間的に一貫していることを確実にすることによって判定される。
有効でない場合、有効な時間オフセットが宣言されるまで、新たな入力測定ベクトルを用いて処理を繰り返す。有効な時間オフセットが計算されると、定期的にアルゴリズムを実行して、正しい時間整合が維持されていることを保証することができる。
実行擬似コードMEAS_TIME_ALIGNMENTは、後続の関数を呼び出す。
以下、一連の階層的な関数としての時間オフセット測定について説明する。これらの関数は、信号フロー図又は擬似コードのうちのいずれか適している方として説明される。図5及び図12には、以下に示す段階的な実装の詳細と相互参照できるようにステップ番号を注釈付けしている。
図5は、MEAS_TIME_ALIGNMENTによって呼び出される第1の関数filter_vectorsの信号フロー図である。
図5に示すように、最初にライン70及び72上の入力オーディオベクトルx及びyを複数段のフィルタリング及びデシメーションにおいて処理する。x及びyサンプルストリームは、ライン74及び76上のさらなる処理に利用することができる。多段処理は効率的であり、複数種の測定を容易にする。最初に、わずかな時間オフセットの影響を受ける可能性がある後続の高周波の相互相関を防いで計算効率を高めるように、フィルタ78及び80によってx及びyベクトルをローパスフィルタリングする。これにより、ライン82及び84上にそれぞれxlpf信号及びylpf信号が生成される。フィルタ86及び88と結合器90及び92とを用いてxlpf信号及びylpf信号からさらに低いバス周波数を除去し、ライン94及び96上に帯域通過信号xbpf及びybpfを生成する。これにより、後続の処理においてエンベロープに影響を与えることもある、アナログ版のオーディオとデジタル版のオーディオとに対する異なるバス処理に起因する大きな群遅延変動が排除される。xbass信号及びybass信号は、ライン98及び100上のさらなる処理に利用することができる。
バンドパスフィルタ段の後には絶対値関数102及び104が続いてエンベロープ相関を可能にする。次に、結果として得られるライン106及び108上のxabs信号及びyabs信号をフィルタ110及び112によってフィルタリングして、微細相互相関ピークを求めるために使用されるxabsf及びyabsfをライン114及び116上に生成する。これらの信号をフィルタ118及び120においてさらにフィルタリング及びデシメーションして、ライン122及び124上に粗エンベロープ信号xenv及びyenvをもたらす。粗エンベロープ相互相関は、相関時間オフセットの近接性を特定して、さらに狭い範囲の時間差値にわたるxabsf及びyabsfの後続の微細相関の効率的な計算を可能にするために使用される。
図6は、LPF FIRフィルタインパルス応答のグラフである。図5の各ローパスフィルタ(LPF)は、図6に示すような余弦二乗窓付きシンク関数に基づく同様のインパルス応答を有する。全てのフィルタは、選択された係数の数Kにわたって広がる同じ形状を有し、この例ではK=45である。
これらの信号は、周波数スパンを逆スケーリングするフィルタ係数の数Kによって時間内でスケーリングされる。効率を高めるために、各所定の長さKのフィルタ係数は、以下に定めるcompute_LPF_coefs関数を用いて事前に計算することができる。
以下は、フィルタ係数を生成するcompute_LPF_coefs関数の例示的な擬似コードである。
Figure 0007039485000002
フィルタ入力は、入力ベクトルuと、フィルタ係数hと、出力デシメーションレートRとを含む。
LPF関数の例示的な擬似コードは以下の通りである。
Figure 0007039485000003
図7~図11に、例示的な実施形態における図5の様々な信号のフィルタ通過帯域を示す。
図7には、LPF(x、hlpf、4)からのxlpfの通過帯域を示す。図8には、LPF(xlpf、hbass、1)からのxbassの通過帯域を示す。図9には、適切に遅延したLPF(x、hlpf、4)-LPF(xlpf、hbass、1)からのxbpfの通過帯域を示す。図10には、LPF(xabs、habs、1)からのxabsfの通過帯域を示す。図11には、LPF(xabsf、henv、32)からのxenvの通過帯域を示す。
フィルタリング後、実行関数MEAS_TIME_ALIGNMENTは、meas_offset関数を呼び出すことによって、入力アナログオーディオ信号と入力デジタルオーディオ信号との間の時間オフセットを推定する。図12に、実行関数MEAS_TIME_ALIGNMENによって呼び出される第2の関数meas_offsetの信号フロー図の実施形態を示す。
上記で示唆したように、異なるアナログ/デジタルオーディオ処理に起因する群遅延差を防ぐには、オーディオ信号のエンベロープに対して正規化相互相関を実行すべきである。効率性のために、この相関は、CROSS_CORRELATE関数によって粗ステップ及び微細ステップの2つのステップで実行される。
図12を参照すると、meas_offset関数は、最初にCROSS_CORRELATE関数130を呼び出して、(入力オーディオ信号から128倍でデシメーションされた)ライン122上の入力オーディオエンベロープxenvとライン124上のyenvとを用いて粗相互相関係数を計算する。この相関に使用されるライン132上の時間差値の範囲は実行関数によって計算され、yenvの全長を通じて小さい方のxenvベクトルをスライドできるようにする。ブロック130における粗相関は、適度なサンプルレートで実行される。結果として得られるライン126上の粗相関ピークインデックスlagpqenvは、後続のブロック134におけるライン114上のxabsf及びライン116上のyabsfの微細相関のために時間差値の範囲を(ブロック132のlagabsminからlagabsmaxまでに)効果的に狭める。この微細相関は、CROSS_CORRELATE関数によって32倍高いサンプルレートでも実行される。微細相関ピークのインデックスは、ブロック136において44.1kspsのオーディオサンプルの整数に変換された後に、ライン138上にoffset(所望の時間オフセット測定値)として出力される。ブロック134では、ピーク相関値peakabsを求めてライン142上に戻す。粗相関又は微細相関のいずれかの結果が無効である場合には、ブロック144及び146で示すように実行関数に制御が戻され、次の測定ベクトルを用いて処理が継続する。
以下、CROSS_CORRELATE関数の例示的な擬似コードを示す。
Figure 0007039485000004
CROSS_CORRELATE関数は、最初にcorr_coef_vector関数を呼び出して各入力ベクトルを半分に分割し、複合入力ベクトル(coef)についてだけでなく、その分岐成分(coefa及びcoefb)についても相互相関係数を計算する。また、peak_lag関数によって、3つの相関係数(lagpq、lagpqa及びlagpqb)の各々に対応するピークインデックスも求める。これにより、時間一貫性を介した相関検証が可能になる。分岐成分のピークにおける時間差がいずれも(ネイティブサンプルレートで)複合時間差のサンプルの半分に含まれ、複合ピーク値が適度な閾値を上回る場合、相関は有効と見なされる。そうでなければ、meas_offset及びMEAS_TIME_ALIGNMENTに制御が戻され、次の測定ベクトルを用いて処理が継続する。
corr_coef_vector関数への入力が分岐した後には、filter_vectors関数における絶対値(エンベロープ)演算によって導入されたバイアスを排除するために各半分から平均を除去する。相互相関係数は、出力値が単位元を超えないことを保証するために、(各入力の自己相関によって計算された)信号エネルギーによる正規化も必要とする。短い方のアナログ入力ベクトルuについては、この処理を全て1回だけ実行すればよい。しかしながら、デジタル入力ベクトルvについてはアナログベクトルの長さに切り捨てなければならず、その正規化係数(Svva及びSvvb)及び結果として得られる相互相関係数が、lagminとlagmaxとの間の各時間差値について計算される。処理要件を下げるために、分岐したベクトルのみについて相関演算を実行する。複合相関係数coefは、これらの分岐成分を適切に組み合わせることによって取得される。
CROSS_CORRELATEによって呼び出される第1の関数corr_coef_vectorの例示的な擬似コードは以下の通りである。なお、全ての相関演算は、ベクトルドット積として簡潔に表現している。
Figure 0007039485000005
CROSS_CORRELATEによって呼び出される第2の関数peak_lagの例示的な擬似コードは以下の通りである。
Figure 0007039485000006
入力相互相関係数のピーク値及びインデックスを発見するために、CROSS_CORRELATE関数によって関数peak_lagを呼び出す。なお、入力ベクトルのいずれかの端部にピークが存在する場合には、両出力(peak及び出力lagpq)がクリアされて、この相互相関演算は実際上失敗する。この理由は、ベクトルのいずれかの端部における最大値が本当にピークであるかどうかを判定することが不可能だからである。また、この関数は比較的粗いサンプルレート(44100/4=11025Hz又は44100/128=344.53125Hz)で実行されるので、ピーク時間差値の分解能はかなり粒度の細かいものになる。この分解能は、ピークインデックスの二次補間を通じて改善される。通常、結果として得られる出力lagpqは小数サンプルを表し、その後にmeas_offset関数において整数サンプルに四捨五入される。
混合品質を高めるために、meas_offsetによって図12のブロック148におけるCORRELATION_METRICS関数を呼び出して微細時間オフセット測定を検証し、位相調整デジタルオーディオを生成する。説明した実施形態では、全ての相関が(一定範囲の時間差値とは対照的に)単一の時間差であるoffsetで実行される。相関は、他の関数と同様に正規化されてドット積として簡潔に表現される。
meas_offsetによって呼び出されるCORRELATION_METRICS関数の例示的な擬似コードは以下の通りである。
Figure 0007039485000007
アナログオーディオ信号のエンベロープとデジタルオーディオ信号のエンベロープとを相関させることによって群遅延差の影響を避けることも重要であるが、これらのエンベロープが周波数情報を含んでいないことを認識することも重要である。図12のブロック148におけるCORRELATION_METRICS関数は、入力された44.1kspsのアナログオーディオ信号(ライン74上のx)の大きさとデジタルオーディオ信号(ライン76上のy)の大きさとを計算されたoffsetにおいて周波数領域内で相互相関させる。これらの周波数成分が十分に相関している(すなわち、出力相関係数corr_phadjが十分に高い)場合には、時間オフセット測定が正確である旨の高信頼度が存在することができる。なお、入力ベクトルの長さは、より効率的なFFTの動作を保証するために最も大きな2のべき乗に切り捨てられ、定数Ktは、FFT依存型のスケール係数である。
CORRELATION_METRICS関数は、時間差値offsetにおいて入力オーディオ信号x及びyの標準的な時間領域正規化相互相関も実行して出力corr_coefをもたらす。corr_coefの値は、混合の音質を予測するために使用することができる。しかしながら、上述したように、アナログデジタルオーディオ処理とデジタルオーディオ処理とが異なる場合には、corr_coefが曖昧な結果をもたらす可能性がある。しかしながら、相関前にアナログ位相を用いて何とかデジタルオーディオ入力の位相が調整された場合にはその限りでない。この調整は、ORRELATION_METRICSにおいてデジタル信号の大きさにアナログオーディオ信号の位相を加えることによって行われる。その後、結果として得られた位相調整デジタルオーディオ信号ynormadjを混合ランプ中に入力デジタルオーディオyと一時的に置き換えて音質を改善することができる。
最後に、図12のブロック140におけるCORRELATE_BASS関数が、ライン98上のxbassとライン100上のybassとの相互相関をピークoffset値で実行して出力変数peakbassを形成する。この測度は、バスオーディオ周波数の位相が高周波数とどれほど上手く整合しているかを示す。peakbass値が負の場合には、アナログ又はデジタルオーディオ信号が反転している可能性がある。出力peakbassは、潜在的な位相反転を検出して時間オフセット測定を検証し、又は混合品質を高めるために使用することができる。
meas_offsetによって呼び出されるCORRELATE_BASS関数の例示的な擬似コードは以下の通りである。
Figure 0007039485000008
実行関数MEAS_TIME_ALIGNMENTは、meas_offset関数の戻り値peakabs、offset及びcorr_phadjを全て使用して時間オフセット測定を検証する。
時間オフセット測定アルゴリズムの実装に使用されるステップは、MEAS_TIME_ALIGNMENTの実行擬似コードに記述される。時間オフセットは、粗(エンベロープ)相関から微細相関までの複数段において、これらの段間で使用される補間を用いて計算される。これにより、十分に精度の高い効率的なアルゴリズムがもたらされる。ステップ1~8は、図5の信号フロー図に定められるフィルタリング動作を記述する。
[xenv,yenv,xabsf,yabsf,xbass,ybass]=filter_vectors(x,y)
ステップ10~15は、図12の信号フロー図に定められる相関動作を記述する。
[peakabs,offset,corr_coef,corr_phadj,ynormadj,peakbass]=meas_offset(x,y,xenv,yenv,xabsf,yabsf,xbass,ybass,lagmin,lagmax)
ステップ1:図5の信号フロー図に定められるfilter_vectors関数において4つの構成フィルタの各々のフィルタ係数を事前に計算する。xbass及びybass信号は、ライン98及び100上のさらなる処理に利用することができる。
図5には、各フィルタ(Klpf,Kbass,Kabs,及びKenv)の係数の数を定めている。フィルタ係数は、上記で定めたcompute_LPF_coefs関数によって計算される。
hlpf=compute_LPF_coefs(Klpf)
hbass=compute_LPF_coefs(Kbass)
habs=compute_LPF_coefs(Kabs)
henv=compute_LPF_coefs(Kenv)
ステップ2:44.1kspsでサンプリングされたデジタル及びアナログオーディオストリームのモノラル版を準備する。考えられる失われたデジタルオーディオフレーム又は破損したアナログオーディオについてオーディオをチェックすることが推奨される。現在のセグメントで破損が検出された場合には、別のオーディオセグメントを取り込む。x及びy入力ベクトルを形成する。yベクトルは、N個のデジタルオーディオサンプルから成る。xベクトルは、名目上yベクトルの中心付近で整合すると予想されるM<N個のアナログ音声サンプルから成る。
ステップ3:アナログオーディオとデジタルオーディオ(x及びy)の両方をR=4のレート(11,025Hzの出力サンプルレート)でフィルタリング及びデシメーションして、新たなベクトルxlpf及びylpfをそれぞれ生成する。フィルタ出力は、上記のフィルタ処理を行うための擬似コードLPF内に定められるFIRフィルタ関数LPFによって計算される。
xlpf=LPF(x,hlpf,R)
ylpf=LPF(y,hlpf,R)
ステップ4:ベクトルxlpf及びylpfをフィルタリングして新たなベクトルxbass及びybassをそれぞれ生成する。フィルタ出力は、上記のフィルタ処理を行うための擬似コードLPF内に定められるFIRフィルタ関数LPFによって計算される。
xbass=LPF(xlpf,hbass,1)
ybass=LPF(ylpf,hbass,1)
ステップ5:ベクトルxlpfを、バスFIRフィルタ遅延に対応するようにD=(Kbass-1)/2サンプルだけ遅延させる。次に、この結果からベクトルxbassを減算して新たなベクトルxbpfを生じる。同様に、(Dサンプルの遅延後に)ylpfからベクトルybassを減算して新たなベクトルybpfをもたらす。出力ベクトルxbpf及びybpfは、ベクトルxbass及びybassと同じ長さを有する。
m=0...length(xbass)-1に対してxbpfm=xlpfm+D-xbassm
n=0...length(ybass)-1に対してybpfn=ylpfn+D-ybassn
ステップ6:xbpf及びybpfの各要素の絶対値を計算することによって新たなベクトルxabs及びyabsを生成する。
m=0...length(xbpf)-1に対してxabsm=|xbpfm
n=0...length(ybpf)-1に対してyabsn=|ybpfn
ステップ7:ベクトルxabs及びyabsをフィルタリングして新たなベクトルxabs及びyabsをそれぞれ生成する。フィルタ出力は、上記のフィルタ処理を行うための擬似コードLPF内に定められるFIRフィルタ関数LPFによって計算される。
xabsf=LPF(xabs,habs,1)
yabsf=LPF(yabs,habs,1)
ステップ8:アナログオーディオとデジタルオーディオ(xabsf及びyabsf)の両方をRenv=32のレート(344.53125Hzの出力サンプルレート)でフィルタリング及びデシメーションして、新たなベクトルxenv及びyenvをそれぞれ生成する。フィルタの出力は、上記のフィルタ処理を行うための擬似コードLPF内に定められるFIRフィルタ関数LPFによって計算される。
xenv=LPF(xabsf,henv,Renv)
yenv=LPF(yabsf,henv,Renv)
ステップ9:粗エンベロープ相関の時間差範囲を計算する。
lagmin=0
lagmax=length(yenv)-length(xenv)
ステップ10:上記で定めたCROSS_CORRELATE関数を用いて、lagmin~lagmaxの範囲にわたって入力ベクトルxenv及びyenvから粗エンベロープ相関係数ベクトルを計算する。相関最大値peakenv及び二次補間ピークインデックスlagpqenvを発見する。測定値が無効であると判断される場合、制御は実行関数に戻り、アナログ及びデジタルオーディオサンプルの次の測定ベクトルを用いて処理が継続する。なお、効率的な計算は冗長計算を排除することができる。
[peakenv,lagpqenv]=CROSS_CORRELATE(xenv,yenv,lagmin,lagmax)
ステップ11:xabs及びyabsの微細相関の時間差範囲を計算する。範囲をlagpqenv前後の+0.5サンプルに設定し、Renvによって補間し、整数サンプルインデックスに四捨五入する。
lagabsmin=round[Renv・(lagpqenv-0.5)]
lagabsmax=round[Renv・(lagpqenv+0.5)]
ステップ12:上記で定めたCROSS_CORRELATE関数を用いて、lagabsmin~lagabsmaxの範囲にわたって入力ベクトルxabsf及びyabsfから微細相関係数ベクトルを計算する。相関最大値peakabs及び二次補間ピークインデックスlagpqabsを発見する。測定値が無効であると判断された場合、制御は実行関数に戻り、アナログ及びデジタルオーディオサンプルの次の測定ベクトルを用いて処理が継続する。なお、効率的な計算は冗長計算を排除することができる。時間オフセットはlagpqabsであると決定されているが、さらなる測定を行ってこの測定の信頼性をさらに高める。
[peakbass,lagpqabs]=CROSS_CORRELATE(xabsf,yabsf,lagabsmin,lagabsmax)
ステップ13:上記で定めたCORRELATE_BASS関数を用いて、インデックスlagpqabsにおいて入力ベクトルxbass及びybassから相関係数peakbassを計算する。
peakbass=CORRELATE_BASS(xbass,ybass,lagpqabs)
ステップ14:アナログオーディオベクトルxとデジタルオーディオベクトルyとの間の(44.1kspsのオーディオサンプル数における)offsetを計算する。このステップは、微細ピークインデックスlagpqabsをR=4によって補間し、その結果を整数サンプルに四捨五入することによって行われる。
offset=round(R・lagpqabs)
ステップ15:上記で定めたCORRELATION_METRICS関数を用いて、測定されたピークインデックスoffsetにおける44.1kspsのアナログオーディオ入力ベクトルxとデジタルオーディオ入力ベクトルyとの間の相関値corr_coefを計算する。x及びyベクトルの群遅延の整合後には、周波数領域相関値corr_phadjも計算する。この値は、時間オフセット測定の精度を検証するために使用される。最後に、この関数が、混合ランプ中に入力デジタルオーディオyと一時的に置き換えて音質を改善できる位相調整デジタルオーディオ信号ynormadjを生成する。
[corr_coef,corr_phadj,ynormadj]=CORRELATION_METRICS(x,y,offset)
図13に、例示的な粗相互相関係数(env)と、微細相互相関係数(abs)と、入力オーディオ相互相関係数(x,y)とを共にプロットする。
様々なアナログ及びデジタル入力オーディオ信号源を用いて、上述した時間オフセット測定技術をモデル化してシミュレートした。このシミュレーションを用いて実験的に判定閾値を設定し、相関ピークの検証のための論理条件を精緻化し、統計結果を収集して、性能評価及び他の自動時間整合法との比較を行った。
このシミュレーションに試験ベクトルを入力し、複数の固定長ブロックのアナログ及びデジタルオーディオサンプルに分割した。次に、各サンプルブロックの対を相関させ、ピーク値及びインデックスを用いて時間オフセットを測定した。試験ベクトル内の全ての構成サンプルブロックについてこの処理を繰り返した。その後に結果を分析し、この特定のベクトルについて有意な統計値を集計した。
シミュレーションは、トーク、クラシック、ロック、ヒップホップを含む様々な音楽ジャンルからの代表的なオーディオを用いて10個の異なる試験ベクトルに対して実行した。全てのベクトルは、F-5+0+0CCC_Mono及びF+0to-9+0+0DRRを除き、アナログ及びデジタルストリームに異なるオーディオ処理を適用した。
試験ベクトル内の全ての構成ブロックに対して(上記アルゴリズムの説明において定めた)相関を実行した。有効な相関について時間オフセット及び測定時間を記録した。その後に結果を分析し、各ベクトルの統計値を集計した。これらの統計値を表1に示す。
実際の時間オフセットは未知であることが多いので、平均オフセットはそれほど有用な統計値ではない。その代わりに、試験ベクトルを含む全てのサンプルブロックにわたる時間オフセットの標準偏差が、より良好なアルゴリズム精度の測度を提供する。アルゴリズムが有効な結果に収束するまでに掛かった時間を示す平均測定時間も有益な統計値である。表1には、これらの統計値を太字で示している。
表1の結果は、アルゴリズム性能がロバストに見えることを示す。全ての試験ベクトルにわたる平均時間オフセット標準偏差は4.2オーディオサンプルであり、かなりの一貫した精度を示す。全ての試験ベクトルにわたる平均測定時間は0.5秒であり、十分にHDラジオ規格の範囲内にある。実際に、全てのベクトルにわたる最悪ケースの測定時間はたった7.2秒であった。
表1からは、このアルゴリズムが試験ベクトルによっては比較的広い範囲の推定時間オフセットをもたらすことが明らかである。この範囲は恐らく正確であり、アナログオーディオ入力とデジタルオーディオ入力との間の異なるオーディオ処理と、結果として生じる群遅延差とによって生じた可能性が高い。残念ながら、各試験ベクトルの所与の時点における実際の時間オフセットを知る方法はない。この結果、最終的なアルゴリズムの検証は、リアルタイムHDラジオ受信機プラットフォーム上に実装した時のリスニング試験を通じてしか行うことができない。
Figure 0007039485000009
説明したアルゴリズムには、HDラジオ受信機における自動時間整合をもたらすことに加えて、他にも潜在的な用途がある。例えば、説明したアルゴリズムは、2016年3月16日に出願された「インバンドオンチャンネルラジオシステムにおけるオーディオ信号の混合方法及び装置(Method And Apparatus For Blending An Audio Signal In An In Band On-Channel Radio System)」という名称の同一出願人による米国特許出願公開第15/071,389号に記載されるオーディオ混合方法と組み合わせて使用して混合閾値を調整し、不整合の検出時に混合を抑制することができる。この方法は、動的混合閾値制御を提供する。
図14は、動的閾値制御を用いたオーディオ混合アルゴリズムの信号フロー図である。ライン160上のCRCpass信号が増幅器162によって増幅され、加算器164に受け渡される。加算器の出力は遅延ブロック166によって遅延され、増幅器168によって増幅されて加算器164に戻される。この結果、ライン170上にデジタル信号測定(DSM)値が生じる。このDSMは、ブロック172において制限され、増幅器174によって増幅され、加算器176に受け渡され、ここでライン178上のペナルティ信号BPpenに加算される。結果として得られるライン180上の信号が加算器182を通過する。加算器182の出力は、遅延ブロック184によって遅延され、増幅器186によって増幅されて加算器182に戻される。この結果、ライン188上にDSMfilt信号が生じる。DSMfilt信号は、ブロック192に示すようなoffsetと閾値Th_a2d及びTh_d2aとを計算するために、ライン190上のThres信号及びASBM信号と組み合わせて使用される。Th_a2d及びTh_d2aは、比較器196及び198においてDSMと比較される。比較器196及び198の出力はフリップフロップ200への入力として使用されて、ライン202上にstate_dig信号を生じる。state_dig信号はANDゲート204の反転入力部に送られ、遅延ブロック206がANDゲート204の他方の入力部のための遅延したstate_dig信号を生成して、ライン208上にBlend_d2a信号が生じる。Blend_d2a信号は、遅延ブロック210によって遅延され、ブロック214に示すようなBpenを計算するために、ライン212上のThres及びBpen_adj信号、並びに遅延したDSMfiltと組み合わせて使用される。
この混合アルゴリズムは、その混合閾値を制御するためにアナログ信号混合評価基準(ASBM)を使用する。ASBMは、現在ではMPSオーディオについては1に、SPSオーディオについては0に固定されている。しかしながら、時間整合アルゴリズムからのcorr_coef又はcorr_phadj信号を用いて、0と1の間の連続体上でASBMをスケーリングこともできる。例えば、低いcorr_coef又はcorr_phadjの値は、アナログオーディオとデジタルオーディオとの間の不十分な一致を示し、(他のいくつかのパラメータを用いて)ASBM及び関連する混合閾値をスケーリングして混合を抑制する。ASBMをスケーリングするために使用できる他の整合パラメータとしては、レベル整合情報、アナログオーディオ品質、オーディオ帯域幅及びステレオ分離が上げられる。
別の実施形態では、HDラジオハイブリッド送信機におけるアナログオーディオ信号とデジタルオーディオ信号との自動時間整合に時間オフセット測定を使用することもできる。この(サンプル内で44.1kspsで測定された)オフセットを非線形IIRフィルタでフィルタリングして単一の測定にわたる精度を高める一方で、偶発的の異常測定結果を抑制することもできる。
offset_filtk=offset_filtk-1+α・max[-lim,min(lim,offsetk-offset_filtk-1)]
ここでの±limは、現在のフィルタリングされたoffset_filt値からの最大許可入力offset偏差である。limの推奨値は、offset測定値の典型的な標準偏差よりも若干大きくすべきである(例えば、lim=8サンプル)。limの非線形性は、低頻度の異常測定offset値の影響を抑制する。単極IIRフィルタのパラメータαは、その固有の時定数τ秒に関連する。
Figure 0007039485000010
ここでのPは、秒単位のoffset測定期間である。例えば、α=1/16かつP=3秒である場合、IIRフィルタ時定数は約48秒である。時定数は、オフセットのステップ変化に対する応答時間として定められ、この場合、ステップサイズが±lim未満であると仮定すると、フィルタリングされた出力は、全ステップサイズの
Figure 0007039485000011
(又は約63%)に達する。一般に、時間整合オフセットのステップ変化は予想されないが、これらはオーディプロセッサの設定値の変化と共に生じることがある。
IIRフィルタは、測定されたoffset入力値の標準偏差をαの平方根だけ減少させる。フィルタリングされたoffset値は、アナログオーディオストリームとデジタルオーディオストリームとの間の時間整合オフセットを追跡して補正するために使用することができる。
別の実施形態では、説明したアルゴリズムを、断続信号又は破損信号の処理に使用することもできる。
上述した時間オフセット測定アルゴリズムは、断続信号又は破損信号を用いた測定のための提案を含む。デジタルオーディオパケットが(例えば、破損に起因して)失われた時、或いはアナログ信号が、マルチパスフェージングの影響を受けた時、又は受信機における意図的なソフトミューティング及び/又は帯域幅削減を受けた時の実際のチャンネル状態の下では例外処理が有用となり得る。受信機は、これらの状態が検出された場合又は時には、時間オフセット測定を抑制することができる。
アルゴリズムの効率に影響を与えることができる実装選択は複数存在する。相関係数計算の正規化成分は、相関ベクトルにわたる全ての時間差値について完全に計算される必要はない。アナログオーディオ正規化成分(例えば、CROSS_CORRELATEによって呼び出される第1の関数corr_coefベクトルの擬似コードにおけるSuua及びSuub)は、全ての時間差について一定のままであり、従って1回しか計算されない。デジタルオーディオベクトルの正規化エネルギー成分、平均成分及びその他の成分、並びにその後に処理されるベクトルは、最も古いサンプルを取り去って最新のサンプルを追加することにより、連続する遅延毎に単純に更新することができる。さらに、正規化成分は、後でレベル整合測定において使用することもできる。
また、平方根演算については、その極性を維持しながら、相関係数の二乗を用いて回避することもできる。平方は元々の係数と単調に関連するので、相関閾値も二乗されると仮定すると、アルゴリズム性能に影響はない。
最初の時間オフセットが計算された後には、連続する測定間で整合変化が小さいと仮定すると、時間差値の範囲を制限することによってアルゴリズムの効率をさらに高めることができる。処理要件を制限するためにアナログオーディ入力ベクトルxのサイズMを小さくすることもできるが、使用する入力ベクトルが小さすぎると、時間オフセット測定の精度が低下することもある。
最後に、CORRELATION_METRICS関数において計算される位相調整デジタルオーディオynormadjは、実際には異なる関数で計算することもできる。この信号は、混合ランプ中に入力デジタルオーディオと一時的に置き換わることによって音質を高めるように設計されたものである。しかしながら、混合は散発的に行われるので、必要時にのみynormadjを計算する方が効率的になり得る。実際には、位相調整されたサンプルの代用準備を確実に整えるために、ynormadj計算のタイミングは混合自体のタイミングと同期させなければならない。この結果、この特徴には混合アルゴリズムとの慎重な連係が必要になる。
上記の説明から、説明したアナログ信号とデジタル信号とを整合させる方法の様々な実施形態を、ラジオ受信機及びラジオ送信機を含む様々なタイプの信号処理装置において使用できることが明らかなはずである。方法の1つの実施形態は、アナログオーディオストリーム及びデジタルオーディオストリームを受信又は生成するステップと、アナログオーディオストリームのエンベロープとデジタルオーディオストリームのエンベロープとの正規化相互相関を用いて、アナログオーディオストリームとデジタルオーディオストリームとの間の時間オフセットを測定するステップとを含む。エンベロープの正規化相互相関は、アナログオーディオストリームの帯域通過サンプルのベクトルと、デジタルオーディオストリームの帯域通過サンプルのベクトルとを用いて計算することができる。
説明した方法は、ラジオ受信機又は送信機などの装置に実装することができる。装置は、上述した機能を実行するようにプログラムされた、又は違う形でそのように構成された既知のタイプの処理回路を使用して構成することができる。
好ましい実施形態の観点から本発明を説明したが、当業者には、以下の特許請求の範囲に定める本発明の範囲から逸脱することなく、説明した実施形態に様々な修正を行えることが明らかであろう。
10 HDラジオ受信機
12 アンテナ
14 HDラジオチューナ
16 ライン
18 ライン
20 AM又はFMアナログ復調器
22 アナログオーディオ
24 HDラジオデジタル復調器
26 ライン
28 デインタリーバ/FECデコーダ
30 オーディオフレームデフォーマッタ
32 デジタルオーディオフレーム
34 HDCラジオデコーダ
36 デジタルオーディオ
38 時間オフセット測定
40 ライン
42 ライン
44 相互相関係数
46 時間オフセット
48 位相調整デジタルオーディオ
50 サンプル遅延
52 混合アルゴリズム
54 CRC状態
56 混合制御
58 オーディオA/D混合
60 ライン
62 混合オーディオ出力

Claims (4)

  1. ラジオ受信機においてデジタルオーディオ放送信号を処理する方法であって、
    ハイブリッド放送信号を受信するステップと、
    前記ハイブリッド放送信号を復調してアナログオーディオストリーム及びデジタルオーディオストリームを生成するステップと、
    前記アナログオーディオストリームのエンベロープと前記デジタルオーディオストリームのエンベロープとの正規化相互相関を用いて、前記アナログオーディオストリームと前記デジタルオーディオストリームとの間の時間オフセットを測定するステップと、
    前記ラジオ受信機の出力を前記アナログオーディオストリームから前記デジタルオーディオストリームに、又は前記デジタルオーディオストリームから前記アナログオーディオストリームに混合するステップと、
    整合パラメータである前記時間オフセットを用いてアナログ信号混合評価基準をスケーリングして、前記混合するステップにおける混合閾値を制御し、整合していない前記アナログオーディオストリームと前記デジタルオーディオストリームで生じる不整合の検出時に混合を抑制するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記時間オフセットを使用して、前記アナログオーディオストリームと前記デジタルオーディオストリームとを整合させるステップをさらに含む、
    請求項1に記載の方法。
  3. ラジオ受信機であって、
    ハイブリッド放送信号を受信し、
    前記ハイブリッド放送信号を復調してアナログオーディオストリーム及びデジタルオーディオストリームを生成し、
    前記アナログオーディオストリームのエンベロープと前記デジタルオーディオストリームのエンベロープとの正規化相互相関を用いて、前記アナログオーディオストリームと前記デジタルオーディオストリームとの間の時間オフセットを測定し、
    前記ラジオ受信機の出力を前記アナログオーディオストリームから前記デジタルオーディオストリームに、又は前記デジタルオーディオストリームから前記アナログオーディオストリームに混合し、
    前記アナログオーディオストリームのエンベロープと前記デジタルオーディオストリームのエンベロープとの前記正規化相互相関を使用してアナログ信号混合評価基準をスケーリングして、前記混合するステップにおける混合閾値を制御し、整合していない前記アナログオーディオストリームと前記デジタルオーディオストリームで生じる不整合の検出時に混合を抑制する、
    ように構成された処理回路を備える、
    ことを特徴とするラジオ受信機。
  4. 前記処理回路は、前記時間オフセットを使用して、前記アナログオーディオストリームと前記デジタルオーディオストリームとを整合させるようにさらに構成される、
    請求項に記載のラジオ受信機。
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