JP7039392B2 - メッシュ電極材料 - Google Patents

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Description

本開示は、メッシュ電極材料に関する。
有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子や有機太陽電池は、光が透過するメッシュ電極の表面に形成された、発光層や正孔輸送層等の機能性有機層を有している。このような素子のメッシュ電極には、低い抵抗と、高い光線透過率が求められている。さらに、薄膜である機能性有機層を形成するために、メッシュ電極には表面の平滑性も求められている。
例えば、有機EL素子のメッシュ電極として、透明フィルム基材の表面に酸化インジウムスズ(ITO)からなる電極パターンを形成したものが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、ITOを用いない有機EL素子のメッシュ電極も検討されている(例えば、特許文献2を参照。)。
特開2006-269338号公報 特開2015-95438号公報
しかしながら、ITOを用いたメッシュ電極の場合、シート抵抗を20Ω/□以下にすることが困難であり、発光効率や発電効率が低く、発熱し易いうえ、大面積化できないという問題がある。また、折り曲げに弱く、断線しやすいという問題もある。
また、シート抵抗を向上するために透明基材フィルムの表面に金属蒸着膜やペーストによりメッシュ形状に補助配線を形成し、その上から全面にITOを形成することも考えられるが、このような場合でもシート抵抗を10Ω/□以下にすることは困難である。さらに、金属蒸着膜やペーストが存在することにより凹凸ができるため、表面粗さ(Ra)が20nm以上となってしまい、十分な平坦性を実現できない。また、折り曲げに弱く、断線しやすいという問題もある。
また、このようなメッシュ電極はいずれも、ITOの膜厚が50nm~1000nmであるため、光の干渉が生じて光線透過率の波長依存性が大きくなるので、有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子や有機太陽電池を作る際の光学設計が困難になるという課題もある。さらに、メッシュ電極の表面に塗布方式で機能性有機層を成膜する際には、メッシュ電極の表面の濡れ性を高くする必要がある。従来のメッシュ電極においても、紫外線(UV)/オゾン洗浄により、表面の濡れ性を高くすることは可能である。しかし、10分以上のUV/オゾン洗浄が必要であり、大量生産をする際のボトルネックとなっている。
本開示の課題は、電気的、光学的及び形態的な特性が優れていると共に、機能性有機層の形成が容易なメッシュ電極材料を実現できるようにすることである。
本開示のメッシュ電極材料の一態様は、線幅が4μm以上で面内の配線密度が15%以下である、パターン化された金属箔からなる導体層と、導体層の周囲に設けられた透明樹脂層とを備え、透明樹脂層の波長400nm~800nmにおける光線透過率の平均値が80%以上であり、第1の面において、導体層の表面は透明樹脂層から露出し、且つ導体層の表面と、透明樹脂層の表面とは、連続した平坦面を形成し、表面の濡れ性が28mN/m以上である。
メッシュ電極材料の一態様において、波長400nm~800nmにおける光線透過率の波長依存性指数は5以下とすることができる。
メッシュ電極材料の一態様において、金属箔は、厚さが6μm以上、30μm以下のアルミニウム箔とすることができる。
メッシュ電極材料の一態様において、導体層におけるパターンは、線幅が200μm以下とすることができる。
メッシュ電極材料の一態様において、透明樹脂層は、厚さが20μm以上、300μm以下とすることができる。
メッシュ電極材料の一態様において、第1の層における表面粗さは、10nm以下であることが好ましい。
メッシュ電極材料の一態様において、透明樹脂層は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル、エポキシ、ポリ塩化ビニル、及びシリコーン樹脂のうちの1種又は2種以上とすることができる。
メッシュ電極材料の一態様において、第1の面と反対側の第2の面において、導体層の表面は透明樹脂層から露出していてもよく、第1の面と反対側の第2の面において、導体層の表面は透明樹脂層に覆われていてもよい。
メッシュ電極材料製造方法の一態様は、支持フィルムの表面に貼付された金属箔をパターニングして、線幅が4μm以上で、面内の密度が15%以下であるパターン化された導体層を形成する工程と、パターン化された導体層の表面に透明樹脂を塗工して透明樹脂層を形成する工程と、支持フィルムを除去する工程とを備え、透明樹脂層の波長400nm~800nmにおける平均の光線透過率が80%以上であり、支持フィルムを除去した後の表面における濡れ性が28mN/m以上である。
本開示のメッシュ電極材料によれば、電気的、光学的及び形態的な特性が優れていると共に、機能性有機層の形成が容易となる。
一実施形態に係るメッシュ電極材料を示す斜視図である。 図1のII-II線における断面図である。 メッシュ電極材料の変形例を示す断面図である。 メッシュ電極材料の変形例を示す断面図である。 メッシュ電極材料の変形例を示す断面図である。 メッシュ電極材料の変形例を示す断面図である。 メッシュ電極材料の製造方法の一工程を示す斜視図である。 メッシュ電極材料の製造方法の一工程を示す斜視図である。 メッシュ電極材料の製造方法の一工程を示す斜視図である。 メッシュ電極材料の製造方法の一工程を示す斜視図である。 一実施形態に係るメッシュ電極材料を用いた有機EL素子の一例を示す断面図である。 一実施形態に係るメッシュ電極材料を用いた有機太陽電池の一例を示す断面図である。 実施例1のメッシュ電極の光透過スペクトラムである。 比較例6の電極の光透過スペクトラムである。
本実施形態のメッシュ電極材料100は、図1及び図2に示すように、パターン化された金属箔からなる導体層101と、導体層101の周囲に設けられた透明樹脂層102とを備えている。
<導体層>
本実施形態の導体層101は、所定形状にパターン化された金属箔からなる。金属箔からなる導体層101は、金属蒸着膜等からなる導体層と異なり、折り曲げても断線しにくいために、十分なフレキシブル性を実現することができる。導体層101は有機EL素子の発光層等の機能性有機層と当接する。
導体層101として用いる金属箔は特に限定されず、例えばアルミニウム箔、銅箔、金箔、又は銀箔等とすることができる。中でも、軽量で、深部の酸化が生じにくく、且つ光反射性が高いアルミニウム箔が好ましい。
導体層101のパターンは、メッシュ電極材料100に必要な特性に応じて設計することができる。例えば、格子状、網目状、螺旋状、縞状、蛇行形状、及びその他の不定形状等、有機EL素子の電極として採用されている既知の表電極パターンを採用することができる。
導体層101の厚さは特に限定されないが、フレキシブル性を確保する観点及び表面抵抗を低減する観点から好ましくは6μm以上である。また、光透過率を向上させる観点から、好ましくは30μm以下である。
導体層101の線幅は、表面抵抗を低減する観点から4μm以上、好ましくは5μm以上、より好ましくは10μm以上である。また、意匠性の観点から好ましくは200μm以下、より好ましくは170μmである。光透過性を確保する観点から、第1の面111における単位面積当たりの導体層の配線密度は15%以下である。電極として機能すれば、配線密度は低くてもよいが、好ましくは5%以上である。
<透明樹脂層>
透明樹脂層102は、パターン化された導体層101の開口部を埋めるように、導体層101の周囲に設けられている。少なくとも第1の面111において、透明樹脂層102は導体層101を覆っておらず、導体層101の表面が露出している。
少なくとも第1の面111において、導体層101の表面と、透明樹脂層102の表面とは、連続した平坦面を形成している。具体的には、導体層101の表面と、透明樹脂層102の表面とが、その境界部分に段差が無い連続面となっていると共に、第1の面111全体として平坦面になっている。第1の面111がこのような連続した平坦面となっているため、本実施形態のメッシュ電極材料100の表面には、均一な機能性有機層を成膜することができる。なお、第1の面111は、機能性有機層の全面と密着すればよいが、導体層101の表面と、透明樹脂層102の表面との境界におけるレベルの差は、好ましくは300nm以下である。メッシュ電極100の機能性有機層を形成する面の表面粗さは、好ましくは20μm以下、より好ましくは10nm以下である。この表面粗さは、JIS B0601(1982年版)で定義されている中心線平均粗さRaを、観察された表面全体に対して適用できるように三次元に拡張して算出した値であり、例えば、実施例において示す方法により測定することができる。
透明樹脂層102は、メッシュ電極材料100の波長400nm~800nmの光透過率の平均値が68%以上、好ましくは70%以上となるようにする。例えば、透明樹脂層102の部分の光透過率を80%以上、メッシュ電極材料100における透明樹脂層102の面積割合を85%以上(配線密度が15%以下)とすることにより、メッシュ電極材料100の光透過率を68%(透明樹脂層の光透過率×透明樹脂層の面積割合:80%×0.85)以上とすることができる。メッシュ電極材料100の光透過率をこのような値とすることにより、発光効率や発電効率を向上させることができる。また、特定波長の光が減衰しないようにする観点から、メッシュ電極材料100の波長400nm~800nmの光透過率の波長依存性が、好ましくは5以下、より好ましくは4以下となるようにする。なお、波長400nm~800nmの光透過率の波長依存性とは、この波長範囲における光透過率の最大値と最小値との差である。メッシュ電極材料100の光透過率の平均値及び波長依存性は、例えば実施例において示す方法により測定することができる。
メッシュ電極材料100の波長400nm~800nmの光透過率の平均値の上限は、配線密度を確保して表面抵抗を低減する観点から、好ましくは95%以下、より好ましくは90%以下である。波長400nm~800nmの光透過率の波長依存性の下限は、理論的には0であるが、実現の可能性という観点からは、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.3以上である。
UV/オゾン洗浄の時間を短くしても均一な機能性有機層を形成できるようにする観点から、メッシュ電極100の機能性有機層を形成する面(第1の面)における濡れ性は28mN/m以上であり、30mN/m以上が好ましく、32mN/m以上がより好ましい。成膜性の観点による濡れ性の上限は無いが、樹脂材料の場合80mN/m程度が上限となる。メッシュ電極100の表面の濡れ性は、例えば実施例において示す方法により測定することができる。
メッシュ電極100の表面における濡れ性をこのような値とすることにより、機能性有機層を成膜する前のUV/オゾン洗浄の時間を1分又はそれ以下にしても、良好な機能性有機層を成膜することが可能となる。
以上の特性を満たすことができれば透明樹脂層102の組成は限定されない。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネート(PC)、アクリル、エポキシ、ポリ塩化ビニル(PVC)及びシリコーン樹脂等を用いることができる。これらの樹脂は単独又は2種以上を混合して用いることができる。
透明樹脂層102は一層であっても複数の層であってもよい。透明樹脂層102を屈折率が異なる複数の層とすることにより、光の拡散を制御し、全反射を少なくして、光取り出し効率を向上させることができる。
図2に示すように、第1の面111と反対側の第2の面112においても導体層101が透明樹脂層102に覆われていない場合は、給電箇所の自由度が大きくなるという利点が得られる。しかし、図3に示すように、第2の面112においては、透明樹脂層102が導体層101を覆っていてもよい。また、第2の面112は光取り出しの観点からは平坦面であることが好ましいが、凹凸が存在していてもよい。例えば、図4に示すように、導体層101のパターンに対応した凹凸が第2の面112に存在している構成とすることができる。
透明樹脂層102の厚さは、第2の面112においても導体層101が露出するようにする場合には、導体層101の厚さと同じ厚さとなる。第2の面において導体層101を覆うようにする場合には、導体層101の厚さにもよるが、膜厚の制御の観点から好ましくは10μm以上、より好ましくは20μm以上とすることができる。また、フレキシブル性の観点及び光透過性の観点から好ましくは300μm以下、より好ましくは100μm以下、さらに好ましくは60μm以下とすることができる。また、透明樹脂層102の厚さを、導体層101の厚さよりも薄くすることもできる。
図5に示すように、第2の面112側に透明支持体105を貼り合わせることもできる。透明支持体105を貼り合わせることにより、メッシュ電極材料100の強度を高くすることができる。透明支持体105は、特に限定されないが、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネート(PC)、アクリル、ポリ塩化ビニル(PVC)及びガラス等とすることができる。透明支持体は、反射防止機能を有する層とすることもできる。
また、図6に示すように、第2の面112側に、導体層101を隠すように黒色の保護層106を設けることもできる。導体層101の裏面に、黒色の保護層106を設けることにより、本実施形態のメッシュ電極材料を用いた素子を表面側から見たときに導体層101のパターンが見えにくくなり、意匠性が向上する。なお、透明支持体105と保護層106との両方を設けることもできる。
保護層106は、例えば後述のエッチング工程で使用するドライフィルムレジストに黒色のものを使用し、露光、現像して残ったドライフィルムレジストをエッチング後に剥離せずにそのまま使用することで形成できる。
なお、第2の面112側に透明支持体105や保護層106を設ける場合には、これらの層が形成された状態においてメッシュ電極材料100の光透過率及びその波長依存性が所定の値となるようにすればよい。
メッシュ電極材料100が以上のような構成を備えることにより、従来の電極材料よりも機能性有機層の形成が容易であり、電気的及び形態的な特性も向上させることができる。
<製造方法>
本実施形態のメッシュ電極材料100は、例えば以下のようにして形成することができる。
まず、図7Aに示すように、表面が平滑で、樹脂及び金属に対して難付着性を有する基材151に、導体層となる金属箔152を積層する。難付着性を有する基材とは、樹脂や金属が接触しても容易に引き離し可能な性能を有する基材をいう。基材はそのものが難付着性を有している材料により形成することも、表面に難付着性のコート層が設けられているものとすることもできる。例えば、基材として、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、ポリカーボネート(PC)、アクリル及びポリ塩化ビニル(PVC)等の1種又は2種以上を用いることができる。
金属箔152には先に述べた導体層101を形成できる材質及び厚さのものを用いる。金属箔152により形成する導体層101と発光層201との密着性を向上させる観点から、金属箔152の基材151と貼り合わせる面は平滑であることが好ましく、具体的には算術平均粗さ(Ra)が50nm以下であることが好ましい。基材151に金属箔152を積層する際に、基材151及び金属箔152の少なくとも一方の表面に難付着性又は微付着性の接着剤等を塗布することもできる。このようにすれば、積層が容易となる。
次に、図7Bに示すように、基材151の表面に積層した金属箔152をパターン化して導体層101を形成する。金属箔152のパターン化は例えば、ウエットエッチング又はドライエッチング等の既知の方法により行うことができる。エッチングにより形成するパターンは、先に述べたように有機EL素子の電極として採用されている既知の表電極パターンを採用することができる。
次に、図7Cに示すように、金属箔152をパターン化した導体層101の表面に透明材料を塗工して透明樹脂層102を形成する。透明材料は、先に述べたような材料を用いることができ、常温で流動性を有する材料の場合、例えばコーターを用いて塗工を行うことができる。常温で流動性を有する材料は、例えば、溶剤に溶解することにより流動性を有する樹脂、特定の温度条件において流動性を有する樹脂、常温で流動性を有し熱又は光等により硬化可能な樹脂等とすることができる。
次に、図7Dに示すように、基材151を剥離する。基材151を難付着性とすることにより、容易に剥離することが可能となる。基材151を剥離して形成した第1の面において、導体層101は透明樹脂層102に覆われず露出する。また、第1の面は、基材151の表面状態が転写された面となる。平滑な表面を有する基材151を用いることにより、平滑な第1の面が得られる。
なお、透明樹脂層102を形成した後、基材151を剥離する前に、透明支持体105を貼り合わせる工程を設けてもよい。透明支持体105を設けることにより、透明樹脂層102の厚さが薄い場合にも、基材151の剥離が容易となる。なお、基材151を剥離した後で、透明支持体105を貼り合わせることもできる。
メッシュ電極材料の製造方法は、このような方法に限らず、第1の面を平坦にできれば他の方法により形成することもできる。
本実施形態のメッシュ電極材料は、種々のデバイスのメッシュ電極として用いることができるが、例えば図8に示すような、有機EL素子200の陽極(表電極)202として用いることができる。有機EL素子200は、発光層201が陽極202と、陰極203との間に設けられている。発光層201において生じた光は、陽極202側から出力される。
本実施形態において発光層201は、有機発光層に加えて、正孔注入層、正孔輸送層、電子注入層、電子輸送層、電荷閉込め層等を含めた、陰極203と陽極202との間に蒸着又は塗布等によって形成された層全体を意味する。
また、本実施形態のメッシュ電極材料は、例えば図9に示すような、有機太陽電池300の陽極(透明電極)302として用いることができる。有機太陽電池300は、陽極302の上に、正孔輸送層303、有機半導体活性層304、電子輸送層305及び陰極306が順次形成されている。陽極302側から入射した光により、有機半導体活性層304が励起され生成した正孔及び電子を、陽極及び陰極から取り出すことができる。
なお、本実施形態のメッシュ電極材料は、ここに示した構成の有機EL素子及び有機太陽電池に限らず他の構成の有機EL素子や太陽電池等に用いることもできる。
本開示のメッシュ電極材料について実施例を用いてさらに詳細に説明する。以下の実施例は例示であり、本発明を限定することを意図するものではない。
<表面抵抗の評価>
メッシュ電極材料の表面抵抗は、対象試料の対角線上にある2つの角点の間の抵抗値を抵抗計(三和電気計器株式会社製、RD701 DIGITALMULTIMETER)を用いて測定し、これを対象試料の面積で除することによって求めた。
<フレキシブル性の評価>
対象試料の屈曲試験前後の表面抵抗を測定し、表面抵抗の低下率を求めた。屈曲試験は、塗膜屈曲試験機を用いて、10mmφのマンドレルで10回行った。
<平滑性の測定>
平滑性は走査型プローブ顕微鏡(セイコーインスツルメンツ株式会社製、Nanopics1000)を用いて、ダンピング方式(非接触)により測定した。80μm×80μmの矩形の視野について表面形状測定を行い、得られた観察結果に対して、最小二乗近似によって曲面を求めてフィッティングを行う3次曲面自動傾き補正で試料の傾きを補正し、表面粗さを算出した。なお、表面粗さは、JIS B0601(1982年版)で定義されている中心線平均粗さRaを、観察された表面全体に対して適用できるように三次元に拡張して算出した値である。
<光透過率の測定>
光透過率は、紫外可視分光光度計(日本分光株式会社製、V570)を用いて測定した。波長400nm~800nmの範囲内で均等に400点の透過率を測定し、これらの平均値を光透過率として算出した。また、これらの最大値と最小値との差を光透過率の波長依存性とした。
<濡れ性の測定>
表面の濡れ性は、プラスチック‐フィルム及びシート‐ぬれ張力試験方法(JIS‐K‐6768)に準拠して測定した。
<塗布性の測定>
UV/オゾン洗浄をした後の試料に対して、塗布性を評価した。UV/オゾン洗浄は、洗浄改質装置(サンエナジー株式会社製、SKB401Y-02)により行った。UV照射条件は、波長254nm、照度10.0mW/cm2とし、洗浄時間は1分、5分、10分とした。洗浄後の試料に対して、ポリエチレンジキシチオフェン―ポリスチレンスルホナート(PEDOT/PSS)(sigma aldrich社製)を、スピンコータ(ミカサ株式会社製、SpinCoater MS-A150)を用いて、3000rpmの回転数で塗布した。塗布後の試料を目視により確認し、試料全面に塗布ができた場合を良好、全面に塗布ができなかった場合を不良とした。
(実施例1)
7cm×7cmで厚さ15μm(算術平均粗さRa:7nm)のアルミニウム箔(東洋アルミニウム株式会社製)の一方の表面(主面)に難付着性の接着剤を塗布し、100℃で乾燥させた後、この接着剤側の塗布面に基材を貼り合わせ、50℃で4日間エージングした。基材は厚さ38μmのPETフィルム(帝人フィルムソリューションズ株式会社製)とした。
次に、アルミニウム箔の裏面に、厚さ15μmのアルカリ現像型ドライフィルムレジストを貼り合わせ、メッシュ形状フォトマスクを用いて紫外線(UV)により露光、現像し、ドライフィルムレジストが残っていない部分を塩化鉄(II)水溶液を用いてエッチングを行い、パターン化された導体層を形成した。導体層は、線幅が75μmで、ピッチが1500μmの格子状とし、配線密度は10%とした。
次に、導体層の隙間、すなわちアルミニウム箔がエッチングにより除去された部分に波長400~800nmにおける透過率の平均値が90%のエポキシ樹脂を接着剤表面からの膜厚が20μmとなるように且つ導体層が埋め込まれるように塗工し、透明樹脂層を形成した。透明樹脂層の表面には、透明支持体として厚さ125μmの市販のPETフィルムを貼り合わせ、100℃で乾燥させた。この後、基材を剥離し、メッシュ電極材料とした。
得られたメッシュ電極材料の表面抵抗は1.2Ω/□であり、10回屈曲試験後の表面抵抗は1.3Ω/□であり、屈曲試験前後で表面抵抗がほとんど変化せず、フレキシブル性は良好であった。表面粗さは9.2nmであった。波長400nm~800nmの光透過率の平均値は75.3%であり、光透過率も良好であった。なお、光線透過率の波長依存性は3.2であり、波長400nm~800nmの全域において高い光透過率を示した。表面の濡れ性は32mN/mであり、UVオゾン洗浄時間が1分、5分、10分の全てにおいてPEDOT/PSSを試料全面に塗布できた。
(実施例2)
導電層の線幅を150μmとし、ピッチが3000μmで配線密度を10%とした以外は実施例1と同様にした。
得られたメッシュ電極材料の表面抵抗は0.3Ω/□であり、10回屈曲試験後の表面抵抗は0.3Ω/□であり、屈曲試験前後で表面抵抗がほとんど変化せず、フレキシブル性は良好であった。表面粗さは9.8nmであった。波長400nm~800nmの光透過率の平均値は78.4%であり、光透過率も良好であった。なお、光透過率の波長依存性は2.2であり、波長400nm~800nmの全域において高い光透過率を示した。表面の濡れ性は36mN/mであり、UVオゾン洗浄時間が1分、5分、10分の全てにおいてPEDOT/PSSを試料全面に塗布できた。
(実施例3)
透明樹脂をシリコーン樹脂(セラミックコート株式会社製、SPクリアーHT)とした以外は実施例1と同様にした。
得られたメッシュ電極材料の表面抵抗は0.7Ω/□であり、10回屈曲試験後の表面抵抗は0.7Ω/□であり、屈曲試験前後で表面抵抗がほとんど変化せず、フレキシブル性は良好であった。表面粗さは8.4nmであった。光透過率の平均値は82.4%であり、光透過率も良好であった。なお、光透過率の波長依存性は0.6であり、波長400nm~800nmの全域において高い光透過率を示した。表面の濡れ性は46mN/mであり、UVオゾン洗浄時間が1分、5分、10分の全てにおいてPEDOT/PSSを試料全面に塗布できた。
(実施例4)
アルミニウム箔を厚さが16.5μmの銅箔(純度99.96%)とした以外は実施例1と同様にした。
得られたメッシュ電極材料の表面抵抗は0.7Ω/□であり、10回屈曲試験後の表面抵抗は0.9Ω/□であり、屈曲試験前後で表面抵抗がほとんど変化せず、表面抵抗及びフレキシブル性は良好であった。表面粗さは9.4nmであった。波長400nm~800nmの光透過率の平均値は76.7%であり、光透過率も良好であった。なお、光透過率の波長依存性は2.2であり、波長400nm~800nmの全域において高い光透過率を示した。表面の濡れ性は42mN/mであり、UVオゾン洗浄時間が1分、5分、10分の全てにおいてPEDOT/PSSを試料全面に塗布できた。
(比較例1)
導体層の線幅を75μm、ピッチを600μm(配線密度21%)とした以外は実施例1と同様にした。
得られたメッシュ電極材料の表面抵抗は0.4Ω/□と良好であった。また、10回屈曲試験後の表面抵抗も0.4Ω/□となり、フレキシブル性は良好であった。表面粗さは10.2nmであった。しかし、配線密度が高いため、波長400nm~800nmの光線透過率の平均値は68.7%であった。光線透過率の波長依存性は0.8であった。表面の濡れ性は40mN/mであり、UVオゾン洗浄時間が1分、5分、10分の全てにおいて、PEDOT/PSSが試料前面に塗布できた。
(比較例2)
アルミニウム箔を厚さが7μmの銅箔(純度99.9%以上)とし、導体層の線幅を3.5μmとした以外は実施例1と同様にした。
得られたメッシュ電極材料の表面抵抗は65.4Ω/□と高い値を示した。10回屈曲試験後の表面抵抗も65.4Ω/□となり、フレキシブル性は良好であった。表面粗さは17.5nmであった。波長400nm~800nmの光線透過率の平均値は82.7%であり、光線透過率の波長依存性も0.6と良好であった。表面の濡れ性は34mN/mであり、UVオゾン洗浄時間が1分、5分、10分の全てにおいて、PEDOT/PSSが試料前面に塗布できた。
(比較例3)
透明樹脂をフッ素樹脂(関東電化工業株式会社、エフクリアKD270)とした以外は実施例1と同様にした。
得られたメッシュ電極材料の表面抵抗は1.2Ω/□と良好であった。また、10回屈曲試験後の表面抵抗も1.2Ω/□となり、フレキシブル性は良好であった。表面粗さは8.4nmであった。波長400nm~800nmの光線透過率の平均値は80.3%であり、光線透過率の波長依存性も1.2であり良好であった。表面の濡れ性は測定限界である22.6mN/m以下であり、UVオゾン洗浄時間が1分、5分、10分の全てにおいて、PEDOT/PSSが弾かれ、塗布できなかった。
(比較例4)
透明樹脂をポリイミド樹脂(株式会社I.S.T、Pyre-ML)とした以外は実施例1と同様にした。
得られたメッシュ電極材料の表面抵抗は1.3Ω/□と良好であった。また、10回屈曲試験後の表面抵抗も1.3Ω/□となり、フレキシブル性は良好であった。表面粗さは18.2nmであった。ポリイミド樹脂が不透明で、透過率に波長依存性があるため、波長400nm~800nmの光線透過率の平均値は38.6%であり、光線透過率の波長依存性も22.4であった。表面の濡れ性は32mN/mであり、UVオゾン洗浄時間が1分、5分、10分の全てにおいて、PEDOT/PSSが試料前面に塗布できた。
(比較例5)
透明樹脂を半透明の撥水性シリコーン樹脂(セラミックコート株式会社製)とした以外は実施例1と同様にした。
得られたメッシュ電極材料の表面抵抗は1.2Ω/□と良好であった。また、10回屈曲試験後の表面抵抗も1.2Ω/□となり、フレキシブル性は良好であった。表面粗さは14.4nmであった。波長400nm~800nmの光線透過率の平均値は61.2%であり、光線透過率の波長依存性は9.6であった。表面の濡れ性は測定限界である22.6mN/m以下であり、UVオゾン洗浄時間が1分、5分、10分の全てにおいて、PEDOT/PSSが弾かれ、塗布できなかった。
(比較例6)
真空スパッタリングによりPETフィルムからなる基材の上にITOを277nmの膜厚で成膜して試料を得た。
導電層がITOであるため、得られた試料の表面抵抗は235.2Ω/□と高い値を示した。また、10回屈曲試験を行ったところ、ITOに割れが認められ、表面抵抗は57400Ω/□となり、フレキシブル性も不良であった。表面粗さは2.4nmであった。波長400nm~800nmの光透過率の平均値は79.1%であったが、光透過率の波長依存性は26.3となり、目視によっても黄色の着色が認められた。表面の濡れ性は測定限界である22.6mN/m以下であり、UVオゾン洗浄時間が1分、5分においては、PEDOT/PSSが弾かれ、塗布できなかった。10分においてPEDOT/PSSを試料全面に塗布できたが、目視において膜厚にむらが認められ、均一に成膜することができなかった。
(比較例7)
真空蒸着法により基材フィルムの上に厚さが100nmのアルミニウム蒸着膜を成膜した後、メッシュ形状フォトマスクを用いてUVにより露光、現像し、ドライフィルムレジストが残っていない部分を塩化鉄(II)水溶液を用いてエッチングを行った。さらにその表面に真空スパッタリングによってITOを200nmの膜厚で積層してパターン化された導体層を形成した。導体層は、線幅が75μmで、ピッチが1500μmの格子状とし、配線密度は10%とした。
得られたメッシュ電極材料の表面抵抗は7.2Ω/□と高い値を示した。また、10回屈曲試験を行ったところ、ITOの部分に割れが認められ、表面抵抗は12.5Ω/□に上昇し、フレキシブル性も不良であった。表面粗さは24.3nmであった。波長400nm~800nmの光線透過率の平均値は71.7%であったが、光線透過率の波長依存性は23.8となり、目視によっても黄色の着色が認められた。表面の濡れ性は測定限界である22.6mN/m以下であり、UVオゾン洗浄時間が1分、5分においては、PEDOT/PSSが弾かれ、塗布できなかった。10分においてPEDOT/PSSを試料全面に塗布できたが、目視において膜厚にむらが認められ、均一に成膜することができなかった。
表1に各実施例及び比較例の結果をまとめて示す。
Figure 0007039392000001
図10に、実施例1のメッシュ電極の光透過性スペクトラムを示す。波長400nm~800nmの範囲においてほぼ偏りの無い光透過特性を示している。実施例2~4についてもほぼ同様の光透過特性を示した。図11に、比較例6の電極の光透過スペクトラムを示す。光透過率の平均値は高い値を示しているが、波長依存性が大きく、波長400nm付近における光透過率が低く、逆に波長700nm付近において光透過率の明確な極大が認められる。
本開示のメッシュ電極材料は、低い表面抵抗及び高いフレキシブル性と、デバイス化した際の高い発光効率とを実現でき、有機EL素子又は有機太陽電池用の電極の材料として有用である。
100 メッシュ電極材料
101 導体層
102 透明樹脂層
105 透明支持体
106 保護層
111 第1の面
112 第2の面
151 基材
152 金属箔
200 有機EL素子
201 発光層
202 陽極
203 陰極
300 有機太陽電池
302 陽極
303 正孔輸送層
304 有機半導体活性層
305 電子輸送層
306 陰極

Claims (8)

  1. 線幅が4μm以上であり、面内の配線密度が15%以下である、パターン化された金属箔からなる導体層と、
    前記導体層の周囲に設けられた透明樹脂層とを備え、
    前記透明樹脂層の波長400nm~800nmにおける光線透過率の平均値が80%以上であり、
    第1の面において、前記導体層の表面は前記透明樹脂層から露出し、且つ前記導体層の表面と、前記透明樹脂層の表面とは、連続した平坦面を形成し、表面の濡れ性が28mN/m以上であり、
    前記第1の面と反対側の第2の面において、前記導体層の表面は前記透明樹脂層から露出している、メッシュ電極材料。
  2. 波長400nm~800nmにおける光線透過率の波長依存性指数は5以下である、請求項1に記載の、メッシュ電極材料。
  3. 前記金属箔は、厚さが6μm以上、30μm以下のアルミニウム箔である、請求項1又は2に記載のメッシュ電極材料。
  4. 前記導体層におけるパターンは、線幅が200μm以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載のメッシュ電極材料。
  5. 前記透明樹脂層は、厚さが20μm以上、300μm以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載のメッシュ電極材料。
  6. 前記第1の面における表面粗さは、10nm以下である、請求項1~5のいずれか1項に記載のメッシュ電極材料。
  7. 前記透明樹脂層は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル、エポキシ、ポリ塩化ビニル、及びシリコーン樹脂のうちの1種又は2種以上からなる、請求項1~6のいずれか1項に記載のメッシュ電極材料。
  8. 支持フィルムの表面に貼付された金属箔をパターニングして、線幅が4μm以上で、面内の密度が15%以下であるパターン化された導体層を形成する工程と、
    前記パターン化された導体層の表面に透明樹脂を塗工して透明樹脂層を形成する工程と、
    前記支持フィルムを除去する工程とを備え、
    前記透明樹脂層の波長400nm~800nmにおける平均の光線透過率が80%以上であり、
    前記支持フィルムを除去した後の表面における濡れ性が28mN/m以上であり、
    前記透明樹脂層を形成する工程において、前記導体層の前記支持フィルムと反対側の面は前記透明樹脂層から露出している、メッシュ電極材料の製造方法。
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