JP7039355B2 - 回転機械 - Google Patents

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Description

本発明は、回転機械に関する。
ガスタービンやジェットエンジン等の回転機械では、隣り合うタービン動翼の間のそれぞれにダンパを設けた構成が知られている。ダンパは、回転機械の回転時にタービン動翼に接触する。そして、タービン動翼に励振力が作用して振動が生じた際には、該ダンパとタービン動翼との接触箇所での摩擦力によって当該振動を減衰させる。
例えば特許文献1には、隣り合うタービン動翼のプラットフォームの双方に接触するダンパピンを備えた回転機械が開示されている。
特開2016-217349号公報
ところで、回転機械の回転数の昇速時や降速時には、様々な振動モードが発生する。しかしながら、ダンパピンは所定の振動振幅となった際に減衰が得られるように設計されている。そのため、特定の振動モードに対しては、適切に減衰を付与することができるものの、回転数の昇速時や降速時における振幅の小さい又は大きい振動モードに対しては、適切な減衰が得られない場合がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、回転数に応じて適切な減衰を付与することができる回転機械を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用している。
即ち、本発明の第一態様に係る回転機械は、軸線回りに回転する回転軸と、前記回転軸の外周側で周方向に配列された複数の動翼であって、前記回転軸に取り付けられる翼根、該翼根の径方向外側に設けられたプラットフォーム、及び該プラットフォームから径方向外側に延びる翼本体を有する動翼と、互いに隣り合う前記動翼の間における前記プラットフォームの径方向内側にそれぞれ設けられたダンパピンと、を備え、周方向に隣り合う前記プラットフォームのうち一方の前記プラットフォームは、径方向に延びて前記ダンパピンが当接する第一ダンパ当接面を有し、周方向に隣り合う前記プラットフォームの間で前記第一ダンパ当接面に対して相対移動可能に設けられた第一移動部材であって、前記第一ダンパ当接面に対して周方向に対向し径方向外側に向かうに従って前記第一ダンパ当接面との対向距離が小さくなるとともに前記ダンパピンが当接する第二ダンパ当接面が形成された第一移動部材と、前記第一移動部材を、前記第二ダンパ当接面に当接する前記ダンパピンに向かって付勢する付勢部材と、を有し、前記第一ダンパ当接面と前記第二ダンパ当接面との少なくとも一方が、前記軸線に直交する断面視で延びる方向で摩擦係数が変化している。
上記構成によれば、回転機械の回転数の変化によってダンパピンに作用する遠心力が変化すると、当該ダンパピンから第一ダンパ当接面及び第二ダンパ当接面への押圧力が変化する。この際に第二ダンパ当接面を介して第一移動部材に作用する押圧力と付勢部材から第一移動部材に作用する付勢力とのバランスによって、第一移動部材における第二ダンパ当接面と第一ダンパ当接面との相対位置が変化する。すると、第一ダンパ当接面及び第二ダンパ当接面に対するダンパピンの接触位置が変化する。これによって、ダンパピンによる減衰を回転数に応じて変化させることができる。
上記態様では、前記第一ダンパ当接面と前記第二ダンパ当接面との少なくとも一方が、前記軸線に直交する断面視で延びる方向で摩擦係数が変化してもよい。
これによって、ダンパピンの接触位置の変化に応じて、接触箇所に発生する摩擦力を任意に変化させることができる。これにより、回転数に応じて必要な減衰を付与することができる。
本発明の他の態様に係る回転機械は、軸線回りに回転する回転軸と、前記回転軸の外周側で周方向に配列された複数の動翼であって、前記回転軸に取り付けられる翼根、該翼根の径方向外側に設けられたプラットフォーム、及び該プラットフォームから径方向外側に延びる翼本体を有する動翼と、互いに隣り合う前記動翼の間における前記プラットフォームの径方向内側にそれぞれ設けられたダンパピンと、を備え、周方向に隣り合う前記プラットフォームのうち一方の前記プラットフォームは、径方向に延びて前記ダンパピンが当接する第一ダンパ当接面を有し、周方向に隣り合う前記プラットフォームの間で前記第一ダンパ当接面に対して相対移動可能に設けられた第一移動部材であって、前記第一ダンパ当接面に対して周方向に対向し径方向外側に向かうに従って前記第一ダンパ当接面との対向距離が小さくなるとともに前記ダンパピンが当接する第二ダンパ当接面が形成された第一移動部材と、前記第一移動部材を、前記第二ダンパ当接面に当接する前記ダンパピンに向かって付勢する付勢部材と、を有し、前記第一移動部材は、周方向に移動可能に設けられ、前記付勢部材は、周方向に隣り合う前記プラットフォームのうち他方の前記プラットフォームと前記第一移動部材との間に設けられて、前記第一移動部材を周方向一方側に弾性的に付勢するバネ部材である。
ダンパピンからの押圧力とバネ部材からの付勢力とのバランスによって第一移動部材の周方向位置が変化する。これによって、ダンパピンの接触位置が変わるため、減衰を回転数に応じて変化させることができる。
本発明の他の態様に係る回転機械は、軸線回りに回転する回転軸と、前記回転軸の外周側で周方向に配列された複数の動翼であって、前記回転軸に取り付けられる翼根、該翼根の径方向外側に設けられたプラットフォーム、及び該プラットフォームから径方向外側に延びる翼本体を有する動翼と、互いに隣り合う前記動翼の間における前記プラットフォームの径方向内側にそれぞれ設けられたダンパピンと、を備え、周方向に隣り合う前記プラットフォームのうち一方の前記プラットフォームは、径方向に延びて前記ダンパピンが当接する第一ダンパ当接面を有し、周方向に隣り合う前記プラットフォームの間で前記第一ダンパ当接面に対して相対移動可能に設けられた第一移動部材であって、前記第一ダンパ当接面に対して周方向に対向し径方向外側に向かうに従って前記第一ダンパ当接面との対向距離が小さくなるとともに前記ダンパピンが当接する第二ダンパ当接面が形成された第一移動部材と、前記第一移動部材を、前記第二ダンパ当接面に当接する前記ダンパピンに向かって付勢する付勢部材と、を有し、前記第一移動部材は、径方向に移動可能に設けられ、前記付勢部材は、周方向に隣り合う前記プラットフォームのうち他方の前記のプラットフォームと前記第一移動部材との間に設けられて、前記第一移動部材を径方向内側に弾性的に付勢するバネ部材である。
ダンパピンからの押圧力とバネ部材からの付勢力とのバランスによって第一移動部材の径方向位置が変化する。これによって、ダンパピンの接触位置が変わるため、減衰を回転数に応じて変化させることができる。
本発明の他の態様に係る回転機械は、軸線回りに回転する回転軸と、前記回転軸の外周側で周方向に配列された複数の動翼であって、前記回転軸に取り付けられる翼根、該翼根の径方向外側に設けられたプラットフォーム、及び該プラットフォームから径方向外側に延びる翼本体を有する動翼と、互いに隣り合う前記動翼の間における前記プラットフォームの径方向内側にそれぞれ設けられたダンパピンと、を備え、周方向に隣り合う前記プラットフォームのうち一方の前記プラットフォームは、径方向に延びて前記ダンパピンが当接する第一ダンパ当接面を有し、周方向に隣り合う前記プラットフォームの間で前記第一ダンパ当接面に対して相対移動可能に設けられた第一移動部材であって、前記第一ダンパ当接面に対して周方向に対向し径方向外側に向かうに従って前記第一ダンパ当接面との対向距離が小さくなるとともに前記ダンパピンが当接する第二ダンパ当接面が形成された第一移動部材と、前記第一移動部材を、前記第二ダンパ当接面に当接する前記ダンパピンに向かって付勢する付勢部材と、を有し、前記第一移動部材は、周方向に移動可能に設けられているとともに、周方向に隣り合う前記プラットフォームのうち他方の前記プラットフォーム側の端部に形成されて径方向外側に向かうにしがたって周方向他方側に向かって延びる受圧面を有し、前記他方の前記プラットフォームは、前記受圧面に周方向に対向する対向面を有し、前記付勢部材は、前記受圧面及び前記対向面の双方に当接可能とされて、径方向に移動可能とされていてもよい。
付勢部材が径方向に移動可能とされていることで、該付勢部材に遠心力が作用した際には、当該遠心力に応じて付勢部材が第一移動部材の受圧面を押圧する。当該受圧面に付勢部材から作用する押圧力とダンパピンから作用する押圧力のバランスによって第一移動部材の周方向位置が変化する。これによって、上記同様、ダンパピンの接触位置が変わるため、減衰を回転数に応じて変化させることができる。
上記態様では、前記付勢部材は、前記受圧面と摺動可能に当接する第一摺接面と、前記対向面と摺動可能に当接する第二摺接面と、を有する第二移動部材であってもよい。
これにより、第二移動部材は、遠心力に応じて第一移動部材を周方向一方側に押圧する。この第二移動部材からの押圧力とダンパピンによる押圧力とのバランスによって、第一移動部材の周方向位置が変化する。したがって、上記同様、ダンパピンの接触位置が変わるため、減衰を回転数に応じて変化させることができる。
上記態様では、前記付勢部材は、前記軸線方向に一様に延びて、前記軸線に直交する断面形状の輪郭が非回転対象形状とされた付勢ダンパピンであってもよい。
付勢ダンパピンが非回転対象形状とされていることで、遠心力が作用した際に当該付勢ダンパピンと受圧面との接触箇所がランダムに変化する。これによって、付勢ダンパピンから受圧面に作用する押圧力が変化する。そのため、上記同様、第一移動部材の周方向位置の変化によりダンパピンの接触位置が変わるため、減衰を回転数に応じて変化させることができる。
上記態様では、前記付勢ダンパピンは、前記軸線に直交する断面形状の輪郭が、外方に凸となるとともに互いに曲率半径の異なる複数の円弧と、これら円弧を結ぶ複数の線分とから形成されていてもよい。
これによって、付勢ダンパピンと受圧面との接触箇所を容易にランダムに変化させることができる。
本発明の回転機械によれば、回転数に応じて適切な減衰を付与することができる。
第一実施形態に係るガスタービンの模式的な縦断面図である。 第一実施形態に係るガスタービンの動翼群を軸線方向から見た模式的な図である。 図2の要部拡大図であって、第一実施形態に係るガスタービンの互いに隣り合うプラットフォームを軸線方向から見た図である。 第一実施形態の変形例に係るガスタービンのダンパピンを軸線方向から見た図である。 第二実施形態に係るガスタービンのダンパピンを軸線方向から見た図である。 第三実施形態に係るガスタービンのダンパピンを軸線方向から見た図である。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態に係るガスタービン1について、図1~図3を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るガスタービン1は、圧縮空気を生成する圧縮機2と、圧縮空気に燃料を混合して燃焼させることで燃焼ガスを生成する燃焼器9と、燃焼ガスによって駆動されるタービン10と、を備えている。
圧縮機2は、軸線O回りに回転する圧縮機ロータ3と、圧縮機ロータ3を外周側から覆う圧縮機ケーシング4と、を有している。圧縮機ロータ3は、軸線Oに沿って延びる柱状をなしている。圧縮機ロータ3の外周面上には、軸線O方向に間隔をあけて配列された複数の圧縮機動翼段5が設けられている。各圧縮機動翼段5は、圧縮機ロータ3の外周面上で軸線Oの周方向に間隔をあけて配列された複数の圧縮機動翼6を有している。
圧縮機ケーシング4は、軸線Oを中心とする筒状をなしている。圧縮機ケーシング4の内周面には、軸線O方向に間隔をあけて配列された複数の圧縮機静翼段7が設けられている。これらの圧縮機静翼段7は、上記の圧縮機動翼段5に対して、軸線O方向から見て交互に配列されている。各圧縮機静翼段7は、圧縮機ケーシング4の内周面上で、軸線Oの周方向に間隔をあけて配列された複数の圧縮機静翼8を有している。
燃焼器9は、上記の圧縮機ケーシング4と、後述するタービンケーシング12との間に設けられている。圧縮機2で生成された圧縮空気は、燃焼器9内部で燃料と混合されて予混合ガスとなる。燃焼器9内で、この予混合ガスが燃焼することで高温高圧の燃焼ガスが生成される。燃焼ガスは、タービンケーシング12内に導かれてタービン10を駆動する。
タービン10は、軸線O回りに回転するタービンロータ11と、タービンロータ11を外周側から覆うタービンケーシング12と、を有している。タービンロータ11は、軸線Oに沿って延びる柱状をなしている。タービンロータ11の外周面上には、軸線O方向に間隔をあけて配列された複数のタービン動翼段20が設けられている。各タービン動翼段20は、タービンロータ11の外周面上で、軸線Oの周方向に間隔をあけて配列された複数のタービン動翼30を有している。このタービンロータ11は、上記の圧縮機ロータ3に対して軸線O方向に一体に連結されることで、ガスタービンロータを形成する。
タービンケーシング12は、軸線Oを中心とする筒状をなしている。タービンケーシング12の内周面には、軸線O方向に間隔をあけて配列された複数のタービン静翼段13が設けられている。これらのタービン静翼段13は、上記のタービン動翼段20に対して、軸線O方向から見て交互に配列されている。各タービン静翼段13は、タービンケーシング12の内周面上で、軸線Oの周方向に間隔をあけて配列された複数のタービン静翼14を有している。タービンケーシング12は、上記の圧縮機ケーシング4に対して軸線O方向に連結されることで、ガスタービンケーシングを形成する。即ち、上記のガスタービンロータは、このガスタービンケーシング内で、軸線O回りに一体に回転可能とされている。
<タービン動翼>
次にタービン動翼30について図2を参照してより詳細に説明する。
タービン動翼30は、翼根31、プラットフォーム32及び翼本体41を有している。
翼根31は、タービン動翼30におけるタービンロータ11に取り付けられる部分である。タービンロータ11は、軸線Oを中心する円盤状をなすディスク11aを軸線O方向に複数積層させることで構成されている。翼根31は、当該ディスク11aの外周面に形成されたディスク11aの凹溝(図示省略)に軸線O方向からはめ込まれることで、ディスク11aに一体に取り付けられている。これによって、ディスク11aに対して周方向に間隔をあけるようにタービン動翼30が放射状に配置されている。
プラットフォーム32は、翼根31の径方向外側に一体に設けられている。プラットフォーム32は、翼根31の径方向外側の端部から軸線O方向及び周方向に張り出ている。プラットフォーム32における径方向外側を向く外周面33は、タービン10を通過する燃焼ガスに晒されている。
翼本体41は、プラットフォーム32の外周面33から径方向外側に向かって延びている。即ち、翼本体41の基端がプラットフォーム32の径方向外側の端部に対して一体に接続されている。翼本体41は、該翼本体41の延在方向に直交する断面形状が翼型をなしている。
ここで、図3に示すように、プラットフォーム32における周方向を向くプラットフォーム側面34は、径方向かつ軸線O方向に延びている。プラットフォーム側面34は、互いに隣り合うタービン動翼30のプラットフォーム32同士で互いに周方向に対向している。
互いに隣り合うプラットフォーム32のうち、周方向一方側(図3における右側)の一方のプラットフォーム32のプラットフォーム側面34には、該プラットフォーム側面34から凹むとともに軸線O方向に延びる第一凹部37が形成されている。当該プラットフォーム側面34は、第一凹部37によって径方向に分割されている。プラットフォーム側面34のうち、当該第一凹部37の径方向外側の部分が外周側側面35とされており、第一凹部37の径方向内側の部分が内周側側面36とされている。
一方のプラットフォーム32の第一凹部37における径方向内側を向く面は、第一ダンパ当接面38とされている。第一ダンパ当接面38は、軸線Oに平行な平面状をなしている。第一ダンパ当接面38は、径方向外側に向かうに従って周方向他方側(図3における左側)に向かって傾斜して延びて外周側側面35に接続されている。
第一ダンパ当接面38における外周側側面35とは反対側の端部は、軸線Oに平行かつ径方向に延びる第一凹部底面39の径方向外側の端部に接続されている。第一凹部底面39における径方向内側の端部と内周側側面36の径方向外側の端部との間には、軸線Oに平行かつ周方向に延びる第一凹部下面40が形成されている。
互いに隣り合うプラットフォーム32のうち、周方向他方側の他方のプラットフォーム32のプラットフォーム側面34には、該プラットフォーム側面34から凹むとともに軸線O方向に延びる第二凹部60が形成されている。当該プラットフォーム側面34は、第二凹部60によって径方向に分割されている。プラットフォーム側面34のうち、当該第二凹部60の径方向外側の部分が外周側側面35とされており、第二凹部60の径方向内側の部分が内周側側面36とされている。
他方のプラットフォーム32の第二凹部60における径方向内側を向く面は、第二凹部上面(ガイド面)61とされている。第二凹部上面61は、軸線Oに平行な平面状をなしている。第二凹部上面61は、周方向に延びる平坦状をなしている。即ち、第二凹部上面61は、軸線Oを中心とした仮想円の接線に沿って平面状に延びている。第二凹部上面61の周方向一方側の端部は、外周側側面35の径方向内側の端部に接続されている。
第二凹部上面61における外周側側面35とは反対側の端部は、軸線Oに平行かつ径方向に延びる第二凹部底面(対向面)62の径方向外側の端部に接続されている。第二凹部底面62における径方向内側の端部と内周側側面36の径方向外側の端部との間には、軸線Oに平行かつ周方向に延びる第二凹部下面63が形成されている。
隣り合うプラットフォーム32の第一凹部37及び第二凹部60によって、これら第一凹部37及び第二凹部60の形状に従ってプラットフォーム32を軸線O方向に貫通するように延びる収容空間R1が区画形成されている。収容空間R1は、隣り合う全てのプラットフォーム32同士の間に形成されている。そのため収容空間R1はタービン動翼30と同数が形成されている。
<第一移動部材>
図3に示すように、収容空間R1内には第一移動部材70が設けられている。第一移動部材70は、他方のプラットフォーム32の第二凹部60内に収容されている。第一移動部材70は、軸線O方向に一様な外形で延びている。第一移動部材70は、第二凹部上面61に摺接可能に配置されて該第二凹部上面61と平行に周方向に延びる外周面(被ガイド面)71を有している。外周面71が第二凹部上面61に案内されることで、第一移動部材70は、他方のプラットフォーム32の第一ダンパ当接面38に対して周方向に相対移動可能とされている。外周面71と第二凹部上面61との少なくとも一方には、摩擦係数を低減するためのコーティングが形成されていてもよい。
第一移動部材70の第二凹部上面61における周方向他方側の端部には、第二凹部底面62と周方向に間隔をあけて配置されて該第二凹部底面62と平行に径方向に延びる背面72が形成されている。背面72は、第二凹部60の第二凹部底面62と周方向に対向している。第一移動部材70の背面72の径方向内側の端部には、外周面71と平行に周方向に延びるとともに、第二凹部下面63に径方向に対向する内周側端面73が形成されている。第一移動部材70における周方向一方側を向く面には、内周側端面73の周方向一方側の端部から径方向外側に向かって延びる前面74が形成されている。前面74は、背面72と平行をなすように径方向に延びている。
第一移動部材70における周方向一方側を向く面のうち、前面74の径方向外側の端部と外周面71の周方向一方側の端部との間には、第二ダンパ当接面75が形成されている。第二ダンパ当接面75は、軸線Oに平行な平面状をなしている。第二ダンパ当接面75は、径方向外側に向かうに従って周方向一方側に向かって傾斜している。第二ダンパ当接面75は、第一ダンパ当接面38と周方向に対向している。これら第一ダンパ当接面38と第二ダンパ当接面75との対向距離は、径方向外側に向かうに従って小さくなる。即ち、第一ダンパ当接面38と第二ダンパ当接面75とは、これら第一ダンパ当接面38及び第二ダンパ当接面75の仮想延長面が、径方向外側で互いに交差するように形成されている。
ここで本実施形態では、第一ダンパ当接面38及び第二ダンパ当接面75は、軸線Oに直交する断面視で延びる方向で摩擦係数が変化するように構成されている。
第一ダンパ当接面38は、径方向外側かつ周方向他方側に向かうに従って、摩擦係数が徐々に大きくなるように形成されている。第二ダンパ当接面75は、径方向外側かつ周方向一方側に向かうに従って摩擦係数が徐々に大きくなるように形成されている。これら摩擦係数は、漸次大きくなる構成であってもよいし、段階的に大きくなる構成であってもよい。
このような第一ダンパ当接面38と第二ダンパ当接面75とでの摩擦係数の変化は、形成されるコーティング層の材料・性状を変化させることで実現してもよい。また、第一ダンパ当接面38と第二ダンパ当接面75のそれぞれでの表面加工の度合いをこれらが延びる方向で変化させることで実現してもよい。
<バネ部材>
他方のプラットフォーム32の第二凹部60内のうち第一移動部材70と第二凹部底面62との間には、バネ部材80(付勢部材)が設けられている。バネ部材80は、径方向に間隔をあけて複数が設けられている。バネ部材80は、周方向に伸縮可能に設けられている。バネ部材80は、圧縮状態で配置されていることにより、第一移動部材70を第二凹部底面62に対して周方向一方側に弾性的に付勢している。バネ部材80としては、コイルスプリングや板バネ等、種々の構成を採用することができる。
<ダンパピン>
図3に示すように、収容空間R1内にはダンパピン50が設けられている。本実施形態では、ダンパピン50は、収容空間R1のうち第一ダンパ当接面38、第一凹部底面39、第一凹部下面40、第二凹部下面63、前面74及び第二ダンパ当接面75によって区画される空間内に設けられている。ダンパピン50は、軸線O方向に延びるピン状をなしている。ダンパピン50は軸線Oに直交する断面形状が軸線O方向にわたって一様とされている。ダンパピン50の直径は、互いに隣り合うプラットフォーム32の側面同士の間隔よりも大きく設定されている。
<作用効果>
タービン10の回転時には、ダンパピン50に遠心力が作用することにより、ダンパピン50は第一ダンパ当接面38及び第二ダンパ当接面75の双方に接触する。この際、ダンパピン50と第一ダンパ当接面38及び第二ダンパ当接面75との間に摩擦力が発生する。この摩擦力に基づく減衰によって、タービン翼30の励振力を抑えることができる。
ここで本実施形態では、タービン10の回転数の変化によってダンパピン50に作用する遠心力が変化すると、当該ダンパピン50から第一ダンパ当接面38及び第二ダンパ当接面75への押圧力が変化する。この際、第二ダンパ当接面75を介して第一移動部材70に作用する押圧力とバネ部材80から第一移動部材70に作用する付勢力とのバランスによって、第一移動部材70の周方向位置が変化する。
例えば、ダンパピン50に遠心力が大きく作用する高回転時には、ダンパピン50の押圧力がバネ部材80の付勢力に対して相対的に大きくなることにより、移動部材は周方向他方側である他方のプラットフォーム32側に移動した状態となる。この場合、ダンパピン50は、第一ダンパ当接面38及び第二ダンパ当接面75における径方向外側の部分に当接する。
一方、ダンパピン50に作用する遠心力が比較的小さい低回転時には、ダンパピン50の押圧力が小さくなることにより、移動部材はバネ部材80の付勢力に従って周方向一方である一方のプラットフォーム32側に移動する。この場合、ダンパピン50は、上記高回転時と比較して、第一ダンパ当接面38及び第二ダンパ当接面75における径方向内側の部分に当接する。
このように本実施形態では、タービン10の回転数に応じて第一ダンパ当接面38及び第二ダンパ当接面75に対するダンパピン50の接触位置が変化する。即ち、接触態様が変化することで、ダンパピン50による減衰も変化するため、ダンパピン50による減衰を回転数に応じて変化させることができる。
また、回転数に応じて接触箇所が変化することで、第一ダンパ当接面38及び第二ダンパ当接面75との一部のみの摩耗が進行してしまうことを抑制できる。
さらに、バネ部材80の付勢力を任意に調整することで、ダンパピン50と第一ダンパ当接面38及び第二ダンパ当接面75との接触位置、接触態様を容易に変化させることができる。
また、本実施形態では第一ダンパ当接面38及び第二ダンパ当接面75の摩擦係数が径方向外側に向かうほど大きくなる。そのため、高回転時には、ダンパピン50と第一ダンパ当接面38及び第二ダンパ当接面75との間の摩擦力が大きくなることにより、励振力に対して大きな減衰を与えることができる。これによって、タービン動翼の応答振幅に対して適切な減衰を与えることができる。一方、低回転時には、ダンパピン50と第一ダンパ当接面38及び第二ダンパ当接面75との間の摩擦力が小さくなることにより、励振力に対して比較的小さな減衰を与えることができる。したがって、タービン翼30の振動応答の安定化を図ることができる。
<第一実施形態の変形例>
例えば第一実施形態の変形例として、図4に示す構成を採用してもよい。当該変形例では、第一移動部材70は、径方向に移動可能とされている。第一移動部材70の背面(被ガイド面)72は、第二凹部60の第二凹部底面(ガイド面)62によって径方向に案内される。これによって、第一移動部材70は、第一ダンパ当接面38に対して相対移動可能とされている。
変形例のバネ部材80は、他方のプラットフォーム32の第二凹部60における第二凹部上面61と、第一移動部材70の外周面71との間に設けられている。バネ部材80は、周方向に間隔をあけて複数が設けられている。バネ部材80は、径方向に伸縮可能に設けられている。バネ部材80は、圧縮状態で配置されていることにより、第一移動部材70を第二凹部上面61に対して径方向内側に弾性的に付勢している。
当該変形例では、ダンパピン50に作用する遠心力によって、当該ダンパピン50が当当接する第一移動部材70の径方向位置が変化する。これによって、ダンパピン50の第一ダンパ当接面38及び第二ダンパ当接面75に対する接触位置を変化させることができる。したがって、第一実施形態同様、ダンパピン50による減衰を回転数に応じて変化させることができる。
<第二実施形態>
次に本発明の第二実施形態について図5を参照して説明する。第二実施形態では第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
第二実施形態の第一移動部材70の背面72は、受圧面72aとされている。受圧面72aは、径方向外側に向かうに従って周方向他方側に向かって傾斜している。受圧面72aは、軸線Oに平行な平面状をなしている。
第二実施形態では、付勢部材として第一実施形態のバネ部材80に代えて、第二移動部材90が設けられている。第二移動部材90は、軸線O方向に一様な外形で延びている。
<第二移動部材>
第二移動部材90は、第二凹部60内で、第一移動部材70の受圧面72aと第二凹部60の第二凹部底面62との間に設けられている。第二移動部材90における周方向他方側を向く面は、第二凹部底面62に対して径方向に摺接する第一摺接面91とされている。第一摺接面91が第二凹部底面62によって案内されることで、第二移動部材90は、他方のプラットフォーム32に対して径方向に相対移動可能とされている。第一摺接面91と第二凹部底面62との少なくとも一方には、これらの摺動を容易するための摩擦係数の小さいコーティング等が形成されていてもよい。
第二移動部材90における周方向一方側を向く面は、第二摺接面92とされている。第二摺接面92は、径方向外側に向かうに従って周方向他方側に延びている。第二摺接面92は受圧面72aと平行をなしており、受圧面72aに対して摺接可能とされている。即ち、第二移動部材90と第一移動部材70とは、軸線Oに直交する断面でこれらの第二摺接面92及び受圧面72aの延びる方向に沿って互いに摺接しながらの相対移動が可能とされている。第二摺接面92と受圧面72aとの少なくとも一方には、上記同様、摩擦係数を低減させるためのコーティング等が形成されていてもよい。
<作用効果>
本実施形態では、第二移動部材90が径方向に移動可能とされていることで、該第二移動部材90に遠心力が作用した際には、当該遠心力に応じて第二移動部材90が第一移動部材70の受圧面72aを押圧する。これによって、第二移動部材90が第一移動部材70と摺接しながら径方向外側に移動することで、第一移動部材70は周方向一方側に移動する。
そして、受圧面72aに第二移動部材90から作用する押圧力とダンパピン50から作用する押圧力のバランスによって第一移動部材70の周方向位置が変化する。これによって、上記同様、ダンパピン50の接触位置が変わるため、減衰を回転数に応じて変化させることができる。
<第三実施形態>
次に本発明の第三実施形態について図6を参照して説明する。第三実施形態では第一、第二実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
第三実施形態の他方のプラットフォーム32には、第二凹部60の第二凹部下面63から径方向外側に向かって延びるように形成されて、該第二凹部60の開口の一部を覆う壁部100が形成されている。壁部100の径方向外側の端面は、第一移動部材70の内周側端面73を周方向に摺動可能に径方向内側から支持する支持面102とされている。
第三実施形態の第一移動部材70の受圧面72aは、第二実施形態と同様、径方向外側に向かうに従って周方向他方側に延びるように傾斜している。
<付勢ダンパピン>
そして、第二凹部60内における壁部100によって区画される該壁部100の周方向他方側の空間内には、付勢ダンパピン110(付勢部材)が収容されている。付勢ダンパピン110は軸線O方向に一様な形状で延びている。付勢ダンパピン110は、第二凹部底面62及び受圧面72aの双方に同時に接触可能とされている。付勢ダンパピン110の軸線Oに直交する断面形状の輪郭は、非回転対称形状をなしている。
本実施形態では、付勢ダンパピン110の軸線Oに直交する輪郭形状は、非回転対称形状の一例として、外方に凸となるとともに互いに曲率半径の異なる複数の円弧111と、これら円弧111を結ぶ複数の線分112とから形成されている。これによって、付勢ダンパピン110の上記輪郭形状は、当該輪郭形状の一部を任意に回転させても、これと重なるような同一形状が出現しない非回転対称形状とされている。
<作用効果>
タービン10の回転時に付勢ダンパピン110に遠心力が作用すると、当該付勢ダンパピン110が第二凹部底面62及び受圧面72aの双方に接触する。第一移動部材70の周方向位置は、当該付勢ダンパピン110からの押圧力と周方向一方側のダンパピン50の押圧力とのバランスによって決定される。
ここで本実施形態では、付勢ダンパピン110が非回転対象形状とされていることで、遠心力が作用した際に当該付勢ダンパピン110と受圧面72aとの接触箇所がランダムに変化する。これによって、付勢ダンパピン110から受圧面72aに作用する押圧力が変化する。そのため、上記同様、第一移動部材70の周方向位置の変化によりダンパピン50の接触位置が変わるため、減衰を回転数に応じて変化させることができる。
特に本実施形態では、付勢ダンパピン110の軸線Oに直交する断面形状の輪郭を互いに異なる円弧111及び線分112から形成することで、付勢ダンパピン110の外周面の輪郭を容易に非回転対称形状とすることができる。これにより付勢ダンパピン110の接触箇所を、よりランダムに変化させることができる。また、輪郭の線分112の領域は、平面状となるため、受圧面72a及び第二凹部底面62に面接触することで面圧を低減させることができる。
<その他の実施形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
実施形態では一対のダンパ当接面38,75の双方を径方向に対して傾斜させた構成について説明した。しかしながらこれに限定されることはなく、例えば一対のダンパ当接面38,75の一方が実施形態同様に傾斜しているとともに、他方が径方向に沿って延びていてもよい。
例えば実施形態では、本発明をガスタービン1のタービン動翼30に適用した例について説明したが、例えばジェットエンジンの動翼や蒸気タービンの動翼等、他の回転機械の動翼に本発明を適用してもよい。
1 ガスタービン
2 圧縮機
3 圧縮機ロータ
4 圧縮機ケーシング
5 圧縮機動翼段
6 圧縮機動翼
7 圧縮機静翼段
8 圧縮機静翼
9 燃焼器
10 タービン
11 タービンロータ
11a ディスク
12 タービンケーシング
13 タービン静翼段
14 タービン静翼
20 タービン動翼段
30 タービン動翼
31 翼根
32 プラットフォーム
33 外周面
34 プラットフォーム側面
35 外周側側面
36 内周側側面
37 第一凹部
38 第一ダンパ当接面
39 第一凹部底面
40 第一凹部下面
41 翼本体
50 ダンパピン(ダンパ部材)
60 第二凹部
61 第二凹部上面
62 第二凹部底面
63 第二凹部下面
70 第一移動部材
71 外周面(被ガイド面)
72 背面
72a 受圧面
73 内周側端面
74 前面
75 第二ダンパ当接面
80 バネ部材(付勢部材)
90 第二移動部材
91 第一摺接面
92 第二摺接面
100 壁部
102 支持面
110 付勢ダンパピン
111 円弧
112 線分
R1 収容空間
O 軸線

Claims (8)

  1. 軸線回りに回転する回転軸と、
    前記回転軸の外周側で周方向に配列された複数の動翼であって、前記回転軸に取り付けられる翼根、該翼根の径方向外側に設けられたプラットフォーム、及び該プラットフォームから径方向外側に延びる翼本体を有する動翼と、
    互いに隣り合う前記動翼の間における前記プラットフォームの径方向内側にそれぞれ設けられたダンパピンと、
    を備え、
    周方向に隣り合う前記プラットフォームのうち一方の前記プラットフォームは、径方向に延びて前記ダンパピンが当接する第一ダンパ当接面を有し、
    周方向に隣り合う前記プラットフォームの間で前記第一ダンパ当接面に対して相対移動可能に設けられた第一移動部材であって、前記第一ダンパ当接面に対して周方向に対向し径方向外側に向かうに従って前記第一ダンパ当接面との対向距離が小さくなるとともに前記ダンパピンが当接する第二ダンパ当接面が形成された第一移動部材と、
    前記第一移動部材を、前記第二ダンパ当接面に当接する前記ダンパピンに向かって付勢する付勢部材と、
    を有し、
    前記第一ダンパ当接面と前記第二ダンパ当接面との少なくとも一方が、前記軸線に直交する断面視で延びる方向で摩擦係数が変化している回転機械。
  2. 軸線回りに回転する回転軸と、
    前記回転軸の外周側で周方向に配列された複数の動翼であって、前記回転軸に取り付けられる翼根、該翼根の径方向外側に設けられたプラットフォーム、及び該プラットフォームから径方向外側に延びる翼本体を有する動翼と、
    互いに隣り合う前記動翼の間における前記プラットフォームの径方向内側にそれぞれ設けられたダンパピンと、
    を備え、
    周方向に隣り合う前記プラットフォームのうち一方の前記プラットフォームは、径方向に延びて前記ダンパピンが当接する第一ダンパ当接面を有し、
    周方向に隣り合う前記プラットフォームの間で前記第一ダンパ当接面に対して相対移動可能に設けられた第一移動部材であって、前記第一ダンパ当接面に対して周方向に対向し径方向外側に向かうに従って前記第一ダンパ当接面との対向距離が小さくなるとともに前記ダンパピンが当接する第二ダンパ当接面が形成された第一移動部材と、
    前記第一移動部材を、前記第二ダンパ当接面に当接する前記ダンパピンに向かって付勢する付勢部材と、
    を有し、
    前記第一移動部材は、周方向に移動可能に設けられ、
    前記付勢部材は、周方向に隣り合う前記プラットフォームのうち他方の前記プラットフォームと前記第一移動部材との間に設けられて、前記第一移動部材を周方向一方側に弾性的に付勢するバネ部材である回転機械。
  3. 軸線回りに回転する回転軸と、
    前記回転軸の外周側で周方向に配列された複数の動翼であって、前記回転軸に取り付けられる翼根、該翼根の径方向外側に設けられたプラットフォーム、及び該プラットフォームから径方向外側に延びる翼本体を有する動翼と、
    互いに隣り合う前記動翼の間における前記プラットフォームの径方向内側にそれぞれ設けられたダンパピンと、
    を備え、
    周方向に隣り合う前記プラットフォームのうち一方の前記プラットフォームは、径方向に延びて前記ダンパピンが当接する第一ダンパ当接面を有し、
    周方向に隣り合う前記プラットフォームの間で前記第一ダンパ当接面に対して相対移動可能に設けられた第一移動部材であって、前記第一ダンパ当接面に対して周方向に対向し径方向外側に向かうに従って前記第一ダンパ当接面との対向距離が小さくなるとともに前記ダンパピンが当接する第二ダンパ当接面が形成された第一移動部材と、
    前記第一移動部材を、前記第二ダンパ当接面に当接する前記ダンパピンに向かって付勢する付勢部材と、
    を有し、
    前記第一移動部材は、径方向に移動可能に設けられ、
    前記付勢部材は、周方向に隣り合う前記プラットフォームのうち他方の前記プラットフォームと前記第一移動部材との間に設けられて、前記第一移動部材を径方向内側に弾性的に付勢するバネ部材である回転機械。
  4. 軸線回りに回転する回転軸と、
    前記回転軸の外周側で周方向に配列された複数の動翼であって、前記回転軸に取り付けられる翼根、該翼根の径方向外側に設けられたプラットフォーム、及び該プラットフォームから径方向外側に延びる翼本体を有する動翼と、
    互いに隣り合う前記動翼の間における前記プラットフォームの径方向内側にそれぞれ設けられたダンパピンと、
    を備え、
    周方向に隣り合う前記プラットフォームのうち一方の前記プラットフォームは、径方向に延びて前記ダンパピンが当接する第一ダンパ当接面を有し、
    周方向に隣り合う前記プラットフォームの間で前記第一ダンパ当接面に対して相対移動可能に設けられた第一移動部材であって、前記第一ダンパ当接面に対して周方向に対向し径方向外側に向かうに従って前記第一ダンパ当接面との対向距離が小さくなるとともに前記ダンパピンが当接する第二ダンパ当接面が形成された第一移動部材と、
    前記第一移動部材を、前記第二ダンパ当接面に当接する前記ダンパピンに向かって付勢する付勢部材と、
    を有し、
    前記第一移動部材は、周方向に移動可能に設けられているとともに、周方向に隣り合う前記プラットフォームのうち他方の前記プラットフォーム側の端部に形成されて径方向外側に向かうにしがたって周方向他方側に向かって延びる受圧面を有し、
    前記他方の前記プラットフォームは、前記受圧面に周方向に対向する対向面を有し、
    前記付勢部材は、前記受圧面及び前記対向面の双方に当接可能とされて、径方向に移動可能とされている回転機械。
  5. 前記付勢部材は、
    前記受圧面と摺動可能に当接する第一摺接面と、前記対向面と摺動可能に当接する第二摺接面と、を有する第二移動部材である請求項4に記載の回転機械。
  6. 前記付勢部材は、
    前記軸線方向に一様に延びて、前記軸線に直交する断面形状の輪郭が非回転対象形状とされた付勢ダンパピンである請求項4に記載の回転機械。
  7. 前記付勢ダンパピンは、
    前記軸線に直交する断面形状の輪郭が、外方に凸となるとともに互いに曲率半径の異なる複数の円弧と、これら円弧を結ぶ複数の線分とから形成されている請求項6に記載の回転機械。
  8. 前記第一ダンパ当接面と前記第二ダンパ当接面との少なくとも一方が、前記軸線に直交する断面視で延びる方向で摩擦係数が変化している請求項2から7のいずれか一項に記載の回転機械。
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