JP7038380B2 - 胸ダーツ縫製装置及び胸ダーツ縫製方法 - Google Patents

胸ダーツ縫製装置及び胸ダーツ縫製方法 Download PDF

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特許法第30条第2項適用 平成30年10月8日 ウェブサイト(http:www.yuhomac.com/frame.html)で公開
本発明は、被服を縫製する際に平面状の布を人体の曲面に合わせて立体感を与える胸ダーツ加工を行う胸ダーツ縫製装置及び胸ダーツ縫製方法に関する。
被服にあっては,平面状の素材布を人体の曲面,特に人体の胴部(胸部)の曲面に合わせた立体感を持たせるため,素材布に胸ダーツ縫製を施して被服を製造している。本出願人は,特許文献1に示す「胸ダーツシーマ」を提案した。該「胸ダーツシーマ」は,素材布が載置されるテーブル前部の載置部の後方に設けられたミシンヘッドによる縫製点近傍に設けられ,素材布を押さえる押え金具と,テーブル上方にて左右の胸ダーツ縫製方向に移動自在に設けられる移動体と,移動体に連繋移動可能な直線状ガイドプレート及び素材押圧プレートとを備え,載置部の素材布に対して素材布押圧プレートを着離制御すると共にガイドプレートの側縁に当接するガイドローラーを胸ダーツ縫製方向と直交する前後方向に移動自在とし、移動体及びガイドローラーを移動制御する制御手段により胸ダーツのダーツ長さ及びダーツ深さに関する2つの入力値から演算される胸ダーツの第一の直線部及び第二の直線部の傾斜角度と長さで素材布押圧プレートが移動するように移動体及びガイドローラーの移動量を制御するように構成される。
即ち,特許文献1の「胸ダーツシーマ」は,胸ダーツにおける2つのダーツ長さ及びダーツ深さを設定することにより移動体及びガイドローラーの移動量を胸ダーツの第一の直線部及び第二の直線部の傾斜角度と長さに対応して移動制御し,各種の胸ダーツ形状(ダイヤダーツ,マニピュレダーツ等)で胸ダーツ縫製を可能にしている。
しかし, 特許文献1の「胸ダーツシーマ」にあっては,セットプレート上に対して素材布(前身頃布)を,その布裏が表面(上方を向く)になるようにセットする必要がある。このため,柄物の素材布にあっては,目視で胸ダーツ縫製箇所や胸ダーツ縫製開始箇所の柄合せや布目合わせ等を確認することができず,柄目や布目が揃った状態で胸ダーツ縫製を高品質に行うことができなかった。
特に,高品質の被服にあっては,胸ダーツ縫製箇所の柄目や布目が高い精度で揃っていることが要求されるが,特許文献1の「胸ダーツシーマ」あっては,柄目や布目が揃った状態で胸ダーツ縫製することが困難であった。また,近年においては,裏面に芯布や裏布を接着,融着したりして一体化した素材布が多く採用されている。このような素材布にあっては,素材布裏面の柄目や布目を視認することすらできず,胸ダーツ縫製に際しての柄合わせ,布目合わせができなかった。
また,特許文献1の「胸ダーツシーマ」にあっては,胸ダーツ縫製後に胸ダーツ縫製縁を一方側へ折り返すように熱圧締加工(アイロン加工)して素材布裏面に重ね合わせているが,胸ダーツ縫製縁が一方側へのみ折り返されることにより素材布裏面が段差状になって素材布表面に表れ,被服自体の品質を低下させる要因になっている。
特許文献1の「胸ダーツシーマ」にあっては,これを防止するため,胸ダーツ縫製に際して素材布に当布を重ね合わせて縫製し,胸ダーツ縫製縁を一方側へ,また当布を他方側へ折り返して胸ダーツ縫製箇所が段差状になるのを解消している。
しかし,当布を使用する場合にあっては,セットプレート上に対する素材布や当布のセット作業に手間と時間が掛かり,胸ダーツ縫製の作業効率が悪くなっている。
特許第2879434号公報
解決しようとする問題点は、セットプレート上に対し,素材布を布裏が表を向くようにセットするため,目視にて柄目や布目を確認しながら胸ダーツ縫製することが困難で,胸ダーツ縫製品質が悪い点にある。胸ダーツ縫製後において胸ダーツ縫製縁を一方側へ折り返して素材布裏面に重ね合わせた際に発生する段差を解消するため,胸ダーツ縫製に際して素材布の胸ダーツ縫製部に当布を重ね合わせて一体に縫製する必要があり,機材布及び当布のセット作業に手間と時間が掛かり,胸ダーツ縫製の作業効率が悪い点にある。
請求項1は,テーブル前部の載置部に載置された素材布の折返し縁を素材布移動手段により予め設定された胸ダーツの第1直線部及び第2直線部の傾斜角度と長さの胸ダーツパターンに基づいて二次元移動しながらミシンにより所望の胸ダーツ形状に縫製する胸ダーツ縫製装置において,上記載置部に相対して配置され,布表を上に向けた状態で搬入された素材布の胸ダーツ縫製箇所を,布裏を上に向けて折り返した後に胸ダーツ縫製箇所が折り返された素材布を上記載置部へ移載する素材布移載手段と,ミシン針に対して近接可能に設けられ,ミシンによる素材布の折返し縁の胸ダーツ縫製に連繋して素材布折返し縁を折返し線にて切断分割する折返し縁分割切断手段と,を備えたことを最も主要な特徴とする。
請求項10は,テーブル前部の載置部に載置された素材布の折返し縁を素材布移動手段により予め設定された胸ダーツの第1直線部及び第2直線部の傾斜角度と長さの胸ダーツパターンに基づいて二次元移動しながらミシンにより所望の胸ダーツ形状に縫製する際に,1 上記載置部の相対側にて布表を上に向けた状態で搬入された素材布の胸ダーツ縫製箇所を定規プレートにより押圧保持した状態で該定規プレートより載置部側の素材布に圧縮空気を噴射して布裏が上を向くように折り返す工程,2 定規プレートを載置部側へ移動して該定規プレートに保持された折返し状態の素材布を載置部に移載する工程,3 布押え板により折返し状態の素材布を押圧保持してテーブル面上を滑動可能にする工程,4 胸ダーツパターンに基づいて二次元移動される布押え板により素材布の折返し縁をミシンにより所望の胸ダーツ形状に縫製する工程,5 上記4の工程時に折返し縁分割切断手段により素材布の折返し縁を折返し線で分割切断する工程,上記1乃至5の工程を順に実行して素材布を胸ダーツ縫製することを特徴とする。
本発明は、セットプレート上にセットされる素材布の布表が上を向いて死人可能になることにより柄目や布目を簡易に確認してそろえることができ,胸ダーツ縫製を高品質に行うことができる。また,当布を使用することなく,胸ダーツ縫製後における胸ダーツ縫製縁による段差が発生するのを防止し,胸ダーツ縫製時における素材布のセット作業を効率的に行うことができる。
胸ダーツ縫製装置の概略を示す平面図である。 素材布移載手段を示す一部は断斜視図である。 第1及び第2セットプレートの昇降及び前後動機構を示す略体斜視図である。 キーパ手段を示す略体斜視図である。 素材布移動手段を示す略体斜視図である。 折返し縁分割切断手段を示す略体斜視図である。 素材布移載手段における素材布のセット状態を示す説明図である。 図7の略体平面図である。 素材布移載手段による素材布の折返し状態1を示す説明図である。 素材布移載手段による素材布の折返し状態2を示す説明図である。 素材布移載手段による素材布の折返し状態3を示す説明図である。 素材布移載手段による素材布の折返し状態4を示す説明図である。 キーパ手段による素材布の保持作用を示す説明図である。 素材布の胸ダーツ縫製状態を示す説明図である。 素材布折返し縁の分割切断状態1を示す説明図である。 素材布折返し縁の分割切断状態2を示す説明図である。
素材布を載置部へ移載する素材布移載手段は布表を上に向けた状態で搬入された素材布の胸ダーツ縫製箇所を,布裏を上に向けて折り返した後に載置部へ移載すると共に折返し縁分割切断手段は胸ダーツパターンに基づいて二次元移動する布押え部材により保持されてテーブル面上を滑動される素材布の折返し縁を所望の胸ダーツ形状に縫製するミシンに連繋して折返し線にて分割切断することを最良の形態とする。
以下、本発明の実施例を図に従って説明する。
図1乃至図6に示すように胸ダーツ縫製装置1の本体フレーム(図示せず)上に設けられたテーブル3前方の作業位置側には素材布としての背広の前身頃布5をテーブル3上に送り込む素材布移載手段7が設けられる。なお,図中の5aは背広の再度ポケットに対応する切込みである。
該素材布移載手段7のフレーム(図示せず)には前後方向に隣接配置される第1及び第2セットプレート9・11がテーブル3の前端縁に対し,後述する定規プレート29の長手直交方向幅に対応する所定の間隔をおいて配置され,第1及び第2セットプレート9・11は個別に所定のストロークで昇降されると共に第2セットプレート11はその後端縁が第1セットプレート9の前端縁に対して近づく方向及び遠ざかる方向の前後方向へ移動される。上記第2セットプレート11の上面には第1セットプレート9側へ所定の幅で突出する折込み板11aが取り付けられると共に該折込み板11aが設けられた第2セットプレート11のテーブル3側には第1セットプレート9側へ圧縮空気を噴射する噴射ノズル11bが設けられる。
作業位置側に位置する第1セットプレート9は上記フレームに設けられた支持バー13に昇降可能に軸支されるガイドロッド15の上部に固定されると共に該支持バー13に設けられた第1昇降シリンダ17のロッドが連結され,第1昇降シリンダ17の作動により所定のストロークで昇降作動される。また,テーブル3側に位置する第2セットプレート11はフレームに対して前後方向へ移動可能に支持されたスライドバー19に昇降可能に軸支されたガイドロッド21の上部に固定される。
上記第2セットプレート11の裏面には上記スライドバー19に設けられ,上記第1昇降シリンダ17のストロークと一致するストロークの第2昇降シリンダ23のロッドが当接するように,また折込み板11aが第1セットプレート9の上方に位置するストロークの第3昇降シリンダ25が連結される。
上記スライドバー19にはフレームに設けられ,前後方向に軸線を有した第1前後シリンダ27のロッドが連結され,第1前後シリンダ27の作動により第1セットプレート9の前端縁に対し,第2セットプレート11を,その折込み板11aが近づく位置と遠ざかる一の間で前後移動させる。
なお,第2セットプレート11の裏面に上下方向へ延出するラックギャ(図示せず)を設けると共に該ラックギャに対してスライドバー19に設けられ,数値制御可能な電動モータ(図示せず)の回転軸に取り付けられたピニオンギャを噛み合わせ,数値制御される電動モータにより第2セットプレート11を第1セットプレート9と一致する高さに上昇させると共に折込み板11aが上昇した第1セットプレート9の上方に位置するように多段階で昇降させる構成としてもよい。
第1セットプレート9におけるテーブル3側の上面には前後直交方向へ延出する定規プレート29が第1セットプレート9の上面に対し,胸ダーツ縫製される前身頃布5が挿入可能な間隔をおいて設けられる。該定規プレート29におけるテーブル側端縁には目盛が表示された定規板29aが一体に設けられる。
なお,上記定規プレート29の内部に,長手方向に延び,一方端部が負圧発生手段(図示せず)に接続された中空部(図示せず)を形成すると共にその下面に中空部と連通する多数の吸引口(図示せず)を形成し,第1セットプレート9上にセットされた前身頃布5を吸着可能としてもよい。
上記定規プレート29の長手方向(前後直交方向)の両端部はフレームに設けられたリニアガイド(図示せず)に前後方向へ移動可能に支持されると共にフレームに設けられた第2前後シリンダ33のロッドが連結される。該定規プレート29は第2前後シリンダ33の作動により上記した第1セットプレート9のテーブル3側上面に対応するセット位置とテーブル3上面の移載位置の間で前後移動される。
上記定規プレート29における長手方向両端部のテーブル3側には布押え手段35を構成する左右一対の揺動アーム35aの基端部が揺動可能に支持され,各揺動アーム35aの自由端部には左右方向へ延びる取付けバー35bの各端部が固定される。該取付けバー35bの一部には布押え部材35cが取り付けられている。
そして一方の揺動アーム35aの基端部には第1揺動シリンダ35dがレバーを介して連結され,該第1揺動シリンダ35dの作動に伴って一対の揺動アーム35aを一体に揺動して布押え部材35cを定規プレート29の上面に圧接する布押え位置と該位置から上方へ離間した開放位置の間で移動させる。
なお,布押え部材35cの当接面には前身頃布5に対して摩擦係数が高いウレタンゴム,シリコンゴム等のゴム板(図示せず)が取り付けられ,移載時における前身頃布5の位置ずれを防止している。
素材布移載手段3に相対するテーブル3の載置部37には素材布移載手段3により移載される前身頃布5を保持するキーパ手段39が設けられる。該キーパ手段39は定規プレート29の先端に当接する摺動板41と,該摺動板41を前後方向へ移動する第3前後シリンダ43と,該摺動板41に基端部が揺動可能に軸支され,先端部に垂直上に形成された多数の押圧ピン45aが設けられたキーパ板45と,該キーパ板45を常には上方へ付勢するばね等の弾性部材47と,該キーパ板45を弾性部材47の弾性力に抗して下方へ揺動して載置部37上面に当接させる第2揺動シリンダ49から構成される。
載置部37側方のテーブル3にはミシン51が配置される。該ミシン51はそのミシンヘッドを作業位置側に向け,その縫製点Pが載置部37の側方に位置するように配置される。なお,図中の51aは布押え具である。
上記テーブル3の後方には前後移動手段53,左右移動手段55を備えた素材布移動手段57が配置される。前後移動手段53は前後方向に所要の長さからなる前後リニアガイド53aと,該前後リニアガイド53aに前後方向へ移動可能に支持される第1前後可動体53bと,該第1前後可動体53bを所要(胸ダーツ縫製の前後長さ)のストロークで前後方向へ数値制御可能に往復移動する前後駆動部材53cとから構成される。前後駆動部材53cとしては従来公知の送りねじ機構,ベルト機構等からなり,サーボモータ等の数値制御可能な電動モータ(図示せず)の駆動に伴って第1前後可動体53bを前後方向へ往復移動させる。
左右移動手段55は上記第1前後可動体53bに取り付けられ,左右方向に所要(少なくとも胸ダーツ縫製される左右方向長さ)の長さからなる左右リニアガイド55aと,該左右リニアガイド55aに左右方向へ往復移動可能に支持される左右可動体55bと,該左右可動体55bを所要のストロークで左右方向へ数値制御可能に往復移動する左右駆動部材55cとから構成される。左右駆動部材55cとしては従来公知の送りねじ機構,ベルト機構等からなり,サーボモータ等の数値制御可能な電動モータ(図示せず)の駆動に伴って左右可動体53bを左右方向へ往復移動させる。
素材布移動手段57は上記左右可動体55bに立設された支柱57aの上部に左右方向へ所要(少なくとも胸ダーツ縫製の左右方向長さ)の長さで延出する左右フレーム57bと,該左右フレーム57bの左右方向端部にて前方向へ傾斜しながらテーブル3面に対して所定の高さ位置まで垂下する左右一対の取付けアーム57cと,各取付けアーム57cの下部間にて左右方向へ延出して配置される布押え板57dと,各取付けアーム57cの下部にそれぞれ取り付けられ,各ロッドが布押え板57dの両端部に連結されて該布押え板57dをテーブル3面から離間した上方位置とテーブル3面に圧接する(当接)する布押え位置の間で昇降するエアーシリンダや送りねじ機構,ラック機構等の昇降部材57eとから構成される。
なお,布押え板57dの当接面には前身頃布5に対して摩擦係数が高いウレタンゴム,シリコンゴム等のゴム板(図示せず)が取り付けられ,二次元移動時に前身頃布5を確実に保持してテーブル3面上を滑動させることができる。
ミシン51の縫製点P後方に応じたテーブル3には折返し縁分割切断手段59が配置される。該折返し縁分割切断手段59は前後方向へ延出する前後支持台59aと,該前後支持台59aに前後方向へ移動可能に支持される第2前後可動体59bと,第2前後可動体59bに設けられた取付けフレーム59cに上下方向へ移動可能に支持される取付け台59dと,該取付け台59dに設けられた電動モータ59eの回転軸に設けられ,テーブル3面と平行な回転刃59fとから構成される。
上記第2前後可動体59bは前後ストロークが可変調整可能なシリンダ等の前後作動部材59gのロッドが連結され,予め,前後ストローク調整された前後作動部材59gの作動に伴って上記回転刃59fの刃先をミシン51の布押え金具51aとテーブル3の間に進入してミシン針51bに可及的に近づく切断位置と該切断位置から後方の後退位置の間で前後動させる。また,取付け台59dは上下方向に軸線を有して取付けフレーム59cに軸支された調節ねじ59hが噛み合わされ,予め調節ねじ59hの回動操作により回転刃59fがテーブル3面に対し,前身頃布5,1枚分の厚さに応じた高さ(実際には前身頃5の折返し端がループ状になるため,前身頃布5,1枚分の厚さ以上の高さに設定する必要がある。)になるように調整される。
なお,テーブル3の図示する左方には胸ダーツ縫製された前身頃布5を集積する,例えば特開2012-135335号公報に示す集積手段と同様の集積手段(図示せず)が配置される。該集積手段の詳細については,特開2012-135335号公報に記載された説明を援用し,その詳細については省略する。
次に,上記のように構成された胸ダーツ縫製装置1による胸ダーツ縫製作用及び方法を説明すると,作業者は胸ダーツ縫製に先立って胸ダーツ形状(ダイヤダーツ,マニピュレダーツ等)に対応する胸ダーツの深さ(前後方向幅)及び胸ダーツの長さ(左右方向幅)を入力すると,胸ダーツ縫製装置1の制御手段(図示せず)は入力されたそれぞれのデータに基づいて胸ダーツの第一の直線部及び第二の直線部の傾斜角度と長さを演算して記憶手段に前後移動手段53及び左右移動手段55の駆動データを胸ダーツパターンデータとして記憶させる。
なお,記憶手段には折り返された前身頃布5の胸ダーツ縫製開始点を縫製点Pに位置させる前後移動手段53及び左右移動手段55の駆動データがホームポジションデータとして記憶される。
図7及び図8に示すように第1及び第2セットプレート9・11が下降した状態においては,第1セットプレート9上面と定規プレート29下面の間に空隙が形成されている。
作業者は,該空隙内に胸ダーツ縫製される前身頃布5を,その布表を上に向けた状態で挿通して第1及び第2セットプレート9・11上に載置した後に目視にて表布が露出した前身頃布5の柄目や布目を確認しながら定規板29aの端縁が前身頃5の折返し線が切込み5a端から所定の間隔をおき,かつ直交する方向へ延出するようにして縫製開始位置を決定してセットする。
図9に示すように上記状態にて第1昇降シリンダ17及び第2昇降シリンダ23を作動して第1及び第2セットプレート9・11を上方へ移動して第1セットプレート9及び定規プレート29により前身頃布5を挟持させる。
次に,図10に示すように第3昇降シリンダ25を作動して第2セットプレート11を更に微小量,上昇させて前身頃布5の折り目箇所を定規板29aに沿って上方へ持ち上げた後,図11に示すように噴射ノズル11bから圧縮空気を第1セットプレート9(定規プレート29)側へ噴射して第2セットプレート11上の前身頃布5を定規板29aに沿った状態で定規プレート29上に折り返すと共に第1前後シリンダ27を作動して第2セットプレート11を第1セットプレート9側へ移動し,前身頃布5を定規板29a端に沿って折り返す。
次に,図12に示すように第1揺動シリンダ35dを作動して揺動アーム35aを定規プレート29側へ揺動して布押え部材35cを上記プレート29上に折り返された前身頃布5に圧接し,定規プレート29との協働により折返し状態の前身頃布5を保持させた後に第1前後シリンダ27を復動して第2セットプレート11を後方へ移動した後に第1昇降シリンダ17,第2及び第3昇降シリンダ23・25をそれぞれ復動して第1及び第2セットプレート9・11を原位置へ戻させる。
なお,上記状態においては,定規プレート29に対して折り返された前身頃布5は圧接する布押え部材35cにより保持されているが,定規プレート29に負圧発生手段を接続した構造にあっては定規プレート29による吸引により前身頃布5を確実に保持することができる。
次に,第2前後シリンダ33を作動して定規プレート29を後方へ移動して折り返された前身頃布5をテーブル3の載置部37に移載させる。その際に第3前後シリンダ33を作動してキーパ手段39の摺動板41を前方へ移動し,該摺動板41の前端面に移載される前身頃布5の折返し端縁を当接させることにより位置出し可能にさせる。そして載置部37に折り返された前身頃布5が移載されると,揺動シリンダ35aを復動して揺動アーム35aを原位置に戻して布押え部材35cによる前身頃布5の保持を解除させた後に第2揺動シリンダ49を作動してキーパ板45を下方へ揺動して押圧ピン45aを前身頃布5の折返し端縁に突刺させて移載状態を保持させる。(図13参照)
次に,第2前後シリンダ33を復動して定規プレート29を原位置に戻し,後述する胸ダーツ縫製の間に次に胸ダーツ縫製される前身頃布5を第1及び第2セットプレート9・11セットする時間を確保することを可能にさせる。
次に,前後駆動部材53c及び左右駆動部材55cをそれぞれ駆動制御して第1前後可動体53bを前後方向へ,また左右可動体55bを左右方向へそれぞれ移動して布押え板57dを載置部37へ移動させた後に各昇降部材57eを作動して下降する布押え板57dをキーパ板45に保持された前身頃布5の折返し端縁に圧接して保持させる。このとき,布押え板57dはその後端縁が胸ダーツ縫製開始点近傍で折返し端と平行になる箇所に位置するように前後及び左右方向へ移動制御される。
次に,第2揺動シリンダ49を復動してキーパ板45による前身頃布5の保持を解除すると共に第3前後シリンダ43を復動して摺動板41を後退させた後に予め記憶手段に記憶されたホームポジションデータに基づいて前後駆動部材53c及び左右駆動部材55cをそれぞれ駆動制御して第1前後可動体53bを前後方向へ,また左右可動体55bを左右方向へそれぞれ移動することにより布押え板57dを二次元移動して圧接保持された折り返された前身頃布5の胸ダーツ縫製開始点を縫製点Pに位置したタイミングで記憶手段に記憶された胸ダーツパターンデータに基づいて前後駆動部材53c及び左右駆動部材55cをそれぞれ駆動制御すると共にミシン51を駆動することにより前後方向及び左右方向へ二次元移動する布押え板57dにより折り返された前身頃布5を所望の胸ダーツ形状(図はダイヤダーツを示す)に応じて移動して胸ダーツ縫製を行う。(図14参照)
また,前身頃布5折返し縁の胸ダーツ縫製する際に,載置部9に前身頃布5が移載されたタイミング,第2揺動シリンダ49の復動タイミング,従ってキーパ板45による前身頃布5の保持が解除されたタイミング又は前身頃布5の胸ダーツ縫製開始点が縫製点Pに位置するよりも若干早いタイミングで前後作動部材59aを作動すると共に電動モータ59eを駆動し,テーブル3面に対して前身頃布5の厚さに応じて高さ調節された回転刃59fの刃先をミシン針51b近傍へ移動させる。(図15参照)
これにより前身頃布5はミシン51による胸ダーツ縫製と同期したタイミング又は若干遅延したタイミングで折返し線が回転刃59fにより切断されて分離される。このとき,回転刃59fはミシン針51bに可及的に近づくように前後方向へ位置調整されているため,前身頃布5の折返し縁を胸ダーツ縫製線に対して可及的に近づいた状態で切断することができ,胸ダーツ縫製線の終点における非切断部分を最小にし,被服製品とした場合に布表において胸ダーツ縫製線終点部分が出っ張るのを最小にすることができる。(図16参照)
なお,胸ダーツ縫製された前身頃布5の切断された折返し残片は熱圧締加工(アイロン加工)によりそれぞれ開いた状態で布裏側へ折り返されることにより段差を最小にすることができる。また,胸ダーツ縫製された前身頃布5は二次元移動する布押え板57dによりテーブル3面上を滑動しながら側方の集積手段へ移送されて集積される。
1 胸ダーツ縫製装置
3 テーブル
5 素材布としての前身頃布
7 素材布移載手段
9 第1セットプレート
11 第2セットプレート
11a 折込み板
11b 噴射ノズル
13 支持バー
15 ガイドロッド
17 第1昇降シリンダ
19 スライドバー
21 ガイドロッド
23 第2昇降シリンダ
25 第3昇降シリンダ
27 第1前後シリンダ
29 定規プレート
29a 定規板
33 第2前後シリンダ
35 布押え手段
35a 揺動アーム
35b 取付けバー
35c 布押え部材
35d 第1揺動シリンダ
37 載置部
39 キーパ手段
41 摺動板
43 第3前後シリンダ
45 キーパ板
45a 押圧ピン
47 弾性部材
49 第2揺動シリンダ
51 ミシン
51a 布押え具
51b ミシン針
53 前後移動手段
53a 前後リニアガイド
53b 第1前後可動体
53c 前後駆動部材
55 左右移動手段
55a 左右リニアガイド
55b 左右可動体
55c 左右駆動部材
57 素材布移動手段
57a 支柱
57b 左右フレーム
57c 取付けアーム
57d 布押え板
57e 昇降部材
59 折返し縁分割切断手段
59a 前後支持台
59b 第2前後可動体
59c 取付けフレーム
59d 取付け台
59e 電動モータ
59f 回転刃
59g 前後作動部材
59h 調節ねじ
P 縫製点

Claims (18)

  1. テーブル前部の載置部に載置された素材布の折返し縁を素材布移動手段により予め設定された胸ダーツの第1直線部及び第2直線部の傾斜角度と長さの胸ダーツパターンに基づいて二次元移動しながらミシンにより所望の胸ダーツ形状に縫製する胸ダーツ縫製装置において,
    上記載置部に相対して配置され,布表を上に向けた状態で搬入された素材布の胸ダーツ縫製箇所を,布裏を上に向けて折り返した後に胸ダーツ縫製箇所が折り返された素材布を保持して上記載置部へ移載する素材布移載手段と,
    ミシン針に対して近接可能に設けられ,ミシンによる素材布の折返し縁の胸ダーツ縫製に連繋して素材布折返し縁を折返し線にて切断分割する折返し縁分割切断手段と,
    を備えた胸ダーツ縫製装置。
  2. 請求項1において,
    素材布移載手段は,隣接配置され,互いに独立して昇降可能な第1及び第2セットプレートと,
    第1セットプレートの第2セットプレート側上に横架され,該位置と上記載置部の間で移動可能で,胸ダーツが縫製される素材布を位置決め可能にした定規プレートと,
    第2セットプレートに設けられ,該第2セットプレートにセットされた素材布の一部に圧縮空気を噴射して定規プレート上に対して布裏が上を向くように折り返す噴射部材と,
    を備えた胸ダーツ縫製装置。
  3. 請求項2において,
    上記定規プレートと一体に設けられ,定規プレートとの協働により折り返された素材布を押圧して保持する布押え手段を備えた胸ダーツ縫製装置。
  4. 請求項2において,
    第2セットプレートの少なくとも第1セットプレート側端縁に折込み板を設けると共に第2セットプレートは上記折込み板を第1セットプレート端縁上方の折込み位置と離間した位置の間で移動可能にした胸ダーツ縫製装置。
  5. 請求項2において,
    上記定規プレートの下面には多数の吸引口が設けられると共に各吸引口が負圧発生手段に接続され,素材布を負圧吸引して保持可能とした胸ダーツ縫製装置。
  6. 請求項1において,
    上記載置部には揺動可能なキーパ板を設け,素材布移載手段に保持された折り返された素材布が載置部に移載された際に揺動するキーパ板により素材布を保持して受け渡しを可能にする胸ダーツ縫製装置。
  7. 請求項1において,
    折返し縁分割切断手段は電動モータの駆動により回転する回転刃と,該回転刃をミシン針に可及的に近づく位置と離間した位置の間で移動する前後作動部材と,回転刃の高さ位置を調整可能にする調節ねじとを備えた胸ダーツ縫製装置。
  8. 請求項7において,
    上記回転刃はテーブル面に対して素材布の折返し線を分割切断する高さに調整可能とした胸ダーツ縫製装置。
  9. 請求項7において,
    上記回転刃は胸ダーツ縫製時にミシンの布押え具とテーブル面の間に進入可能な高さに調節可能とした胸ダーツ縫製装置。
  10. テーブル前部の載置部に載置された素材布の折返し縁を素材布移動手段により予め設定された胸ダーツの第1直線部及び第2直線部の傾斜角度と長さの胸ダーツパターンに基づいて二次元移動しながらミシンにより所望の胸ダーツ形状に縫製する際に,
    1 上記載置部の相対側にて布表を上に向けた状態で搬入された素材布の胸ダーツ縫製箇所を定規プレートにより押圧保持した状態で該定規プレートより載置部側の素材布に圧縮空気を噴射して布裏が上を向くように折り返す工程,
    2 定規プレートを載置部側へ移動して該定規プレートに保持された折返し状態の素材布を載置部に移載する工程,
    3 布押え板により折返し状態の素材布を押圧保持してテーブル面上を滑動可能にする工程,
    4 胸ダーツパターンに基づいて二次元移動される布押え板により素材布の折返し縁をミシンにより所望の胸ダーツ形状に縫製する工程,
    5 上記4の工程時に折返し縁分割切断手段により素材布の折返し縁を折返し線で分割切断する工程,
    上記1乃至5の工程を順に実行して素材布を胸ダーツ縫製する胸ダーツ縫製方法。
  11. 請求項10において,
    上記工程1は互いに独立して昇降可能な第1及び第2セットプレートを隣接配置すると共に第1セットプレートの第2セットプレート側上に定規プレートを該位置と上記載置部の間で移動可能で,胸ダーツが縫製される素材布を位置決め可能に横架し,第2セットプレートに設けられた噴射部材から圧縮空気を第2セットプレート上の素材布に噴射して定規プレート上に対して布裏が上を向くように折り返す胸ダーツ縫製方法。
  12. 請求項11において,
    第2セットプレートの少なくとも第1セットプレート側端縁に折込み板を設け,第2セットプレートを上記折込み板が第1セットプレート端縁上方の折込み位置と離間した位置の間で移動して折り返し可能にした胸ダーツ縫製方法。
  13. 請求項11において,
    上記定規プレートの下面に,負圧発生手段に接続された多数の吸引口を設け,素材布を負圧吸引して保持可能とした胸ダーツ縫製方法。
  14. 請求項10において,
    上記工程2は定規プレートと一体に設けられた布押え手段により定規プレート上に折り返された素材布を押圧保持して載置部に移載可能とする胸ダーツ縫製方法。
  15. 請求項10において,
    上記工程2は載置部に折り返された素材布が移載された際に揺動されるキーパ板により素材布の折返し縁を保持した後に定規プレートを原位置に戻して受け渡しを可能にする胸ダーツ縫製方法。
  16. 請求項10において,
    上記工程5の折返し縁分割切断手段は電動モータの駆動により回転する回転刃をミシン針に可及的に近づく位置と離間した位置の間で移動可能で,調節ねじにより高さ調整可能にした胸ダーツ縫製方法。
  17. 請求項16において,
    上記回転刃はテーブル面に対して素材布の折返し線を分割切断する高さに調整可能とした胸ダーツ縫製方法。
  18. 請求項16において,
    上記回転刃は胸ダーツ縫製時にミシンの布押え具とテーブル面の間に進入可能な高さに調節可能とした胸ダーツ縫製方法。
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