JP7037835B2 - セントルフォーム取り扱い用治具およびセントルフォームの取り扱い方法 - Google Patents
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Description
本発明においては、治具本体をセントルフォームのサイドプレートに取付けることにより、セントルフォームの取扱いにおいては、その治具を扱えばよく、セントルフォームの取扱いが容易になる。
図1(a)および同図(b)に示すように、セントルSは、トンネルTの覆工コンクリートCを成形するためのものであって、支持装置(図示しない)上に全体としてドーム状をなすフォームユニットUを備えている。フォームユニットUはトンネルTの長さ方向に延長されている。そして、フォームユニットUの外周面が覆工コンクリートCの成形面Fを構成し、フォームユニットUとトンネルTの内周面との間に覆工コンクリートCが成形される。フォームユニットUは大きさなどが異なる複数種類のフォーム101をトンネルTの延長方向および周方向に連結して構成されている。
以下に、図2~図17に基づいて本発明の第1実施形態を説明する。
本実施形態の治具10は、図2~図8に示す全体としてほぼ井桁形状の治具本体11と、図9(a),(b)、図10(a),(b)、図11(a),(b)に示す3種類の連結金具12(121,122,123)と、図13に示す連結ピン13と、図12に示す固定ロッドとしてのボルト14と、同じく図12に示す座金15とを備えている。本実施形態において、前記連結金具12は、3種類用意されており、それらを図9(a),(b)に示す第1連結金具121,図10(a),(b)に示す第2連結金具122,図11(a),(b)に示す第3連結金具123とする。連結金具12は連結部および連結手段を構成している。
第1枠21の両端外側面には、保持部としての長四角環状の保持部材31が短辺部において溶接固定されている。図5に示すように、保持部材31の外側の両短辺部及び第1枠21には、互いに対向する各一対のピン孔32が透設されている。この各ピン孔32に前記連結ピン13が外側から挿通される。この保持部材31、連結ピン13は、それぞれ連結部および連結手段を構成している。
治具10は、図12,図13に示すように、フォーム101の両サイドプレート102の外面に治具本体11を当てて、その治具本体11の一対の雌ねじ管25をサイドプレート102の挿通孔103内に嵌合して、治具本体11をサイドプレート102に位置決めする。この状態で、サイドプレート102の内面に座金15を当てて、ボルト14をサイドプレート102の内面側から座金15の中心孔を通して雌ねじ管25の雌ねじ26に螺入させ、ボルト14の頭部を座金15に圧接させる。このようにすれば、座金15と治具本体11との間にサイドプレート102が挟持されて、フォーム101の両サイドプレート102の外面に治具10が固定状態でセットされる。
以上のようにして、1基のフォーム101あるいは積層状態の複数のフォーム101を損傷することなく、効率的に搬送したり、保管したりすることができる。そして、図1(a)および同図(b)に示すように、フォーム101によってセントルSを組み立てて、覆工コンクリートCを施工する現場において、治具10がフォーム101から取り外される。
(1)フォーム101のサイドプレート102に治具10を取付けることができる。これにより、フォーム101のスキンプレート104に接触することなく、図14に示すように、フォークリフト110のフォーク111などによってフォーム101をすくい上げたり、図15に示すように、吊り下げたりすることができる。従って、フォーム101のスキンプレート104を損傷することなく、フォーム101を容易に搬送できる。
次に、本実施形態の第2実施形態を図18以降の図面に基づいて説明する。
本実施形態の取り扱い用の治具10は、フォーム101に対する塗装などの加工時においても、フォーム101の取り扱いを容易にする機能を有する。すなわち、本実施形態の治具10は、フォーム101の塗装などの加工前にフォーム101に取り付けられるとともに、加工中および後述の加工ステーション間の搬送や加工終了後の搬送などのフォーム取り扱い中には取り付け状態に維持される。そして、治具10は、フォーム101がセントルSとして組み付けられる前に、フォーム101から取り外される。
すなわち、本実施形態の治具10においては、図18~図21に示すように、治具本体11が井桁状をなすものの、第2枠22の中央間に補強用の中枠51が架設されている。また、第1枠21は第2枠22の両端部間に位置している。
図20に示すように、先端が第1枠21から突出する本実施形態の雌ねじ管25は、基端に頭部251を有するものである。
本実施形態においては、図20に示すように、前記第1実施形態と同様に、フォーム101の両サイドプレート102の外面に治具本体11を位置させて、その治具本体11の一対の雌ねじ管25をサイドプレート102の挿通孔103内に嵌合して、治具本体11をサイドプレート102に位置決めする。この状態で、サイドプレート102の内面に座金15を当てて、ボルト14をサイドプレート102の内面側から座金15の中心孔を通して雌ねじ管25の雌ねじ26に螺入させ、ボルト14の頭部を座金15に圧接させる。このようにすれば、座金15と治具本体11との間にサイドプレート102が挟持されて、フォーム101の両サイドプレート102の外面に治具10が固定される。
本実施形態の治具10は、フォーム101に対する塗装などの加工に際して機能を発揮する。
(7)フォーム101に対する洗浄,塗装およびショットピーニングの加工に先立って、フォーム101のサイドプレート102に治具10が取り付けられる。そして、この治具10に車輪ユニット65を取り付けて、レール71上を移動させることにより、フォーム101を前記洗浄,塗装およびショットピーニングの各加工ステーションに円滑に搬入させることができる。従って、フォーム101の加工ステーション間の移動が容易になって、フォーム101に対する各種の加工を効率的に実行できる。
前記第1,第2実施形態は、以下のように変更して実施することができる。そして、各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・連結ピン13の本数を図示の本数から変更すること。
・治具10の治具本体11内に補強のための筋交いを設けること。
前記第1,第2実施形態および変更例から把握される技術的思想は以下の通りである。
(A)前記治具本体は、各一対の第1枠及び第2枠によって井桁状に形成されている請求項1~3のうちのいずれか一項に記載のセントルフォーム取り扱い用の治具。このようにすれば、治具本体を頑丈なものとすることができる。
11…治具本体
21…第1枠
22…第2枠
31…保持部材
61…メインスペーサ
62…サブスペーサ
65…車輪ユニット
67…車輪
71…レール
102…サイドプレート
Claims (5)
- セントルフォームのサイドプレートに対して着脱可能にした治具本体と、
その治具本体に設けられ、他部材を連結可能にした連結部と
を有するセントルフォーム取り扱い用治具。 - 前記連結部を環状に形成した請求項1に記載のセントルフォーム取り扱い用治具。
- 前記治具本体と前記サイドプレートとの間に介在され、サイドプレートより軟質の材料よりなるスペーサを有する請求項1または2に記載のセントルフォーム取り扱い用治具。
- 請求項3に記載のセントルフォーム取り扱い用治具を用いて、セントルフォームに対して加工を施すセントルフォームの取り扱い方法。
- 前記セントルフォーム取り扱い用治具の下端に、車輪を有する車輪ユニットを取り付けて、その車輪をレール上を走行させることにより、セントルフォームを搬送する請求項4に記載のセントルフォームの取り扱い方法。
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