JP7037824B2 - 樹脂ブロック、樹脂ブロック製造装置、樹脂ブロック製造方法、および樹脂成形物 - Google Patents
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Description
水平面内をスライド移動可能な複数の成形プレートを有し、前記成形プレートが閉じたときに前記成形プレートで側面周囲を囲まれた樹脂ブロック形成空間が形成されるスライドユニット、
前記樹脂ブロック形成空間の底面を規定する底面プレートと、前記底面プレートを昇降させる昇降機構とを有する昇降ユニット、
前記樹脂ブロック形成空間の上面を構成する加熱プレートと、前記加熱プレートを加熱するヒーターと、前記加熱プレートを昇降させる昇降機構とを有するヒーターユニット、
前記樹脂ブロック形成空間に複数種類の粒状樹脂材料を含む原材料を供給する材料供給ユニット、および、
前記スライドユニット、前記ヒーターユニットおよび前記昇降ユニットを制御し、前記樹脂ブロック形成空間に供給された前記原材料を、所定の条件で加熱、加圧および冷却し固化させる制御部、を有し、
前記制御部は、前記樹脂ブロック形成空間内の前記原材料に対して、所定の加圧を先行した後に所定の条件で加熱することにより、前記原材料を構成する前記粒状樹脂材料の間の気泡を除去しつつ前記粒状樹脂材料を相互に密着させ、前記樹脂ブロック形成空間に前記粒状樹脂材料が粒状態を保持された状態で存在する部分を有する樹脂層が形成されるように、前記スライドユニット、前記ヒーターユニットおよび前記昇降ユニットを制御することを特徴とする。
複数の成形プレートにより側面周囲を囲まれた樹脂ブロック形成空間に複数種類の粒状樹脂材料を含む原材料を供給し、
前記原材料を構成する前記粒状樹脂材料の間の気泡を除去しつつ前記粒状樹脂材料を相互に密着させ、前記樹脂ブロック形成空間に前記粒状樹脂材料が粒状態を保持された状態で存在する部分有する樹脂層が形成されるように、前記樹脂ブロック形成空間内の前記原材料に対して、所定の加圧を先行した後に所定の条件で加熱することを特徴とする。
また、本発明に係る樹脂成形物は、前述したいずれかの本発明に係る樹脂ブロックを切削加工して形成した樹脂成形物、および、前述したいずれかの本発明に係る樹脂ブロックを所望の形状の成形物として形成した樹脂成形物である。
図1(A)は、本発明に係る樹脂ブロックを模式的に示す斜視図であり、図1(B)は、本発明に係る樹脂ブロックの第1の例の表面(たとえば、図1(A)の領域z)の状態を示す図である。
本発明に係る樹脂ブロックは、たとえばこのような樹脂ブロック8a~8cである。
図4は、本発明の一実施形態の樹脂ブロック製造装置1の構成を示す斜視図である。図4に示すように、樹脂ブロック製造装置1は、本体10および移動ユニット20を有する。図5は、その移動ユニット20を示す斜視図である。
図6は、スライドユニット100の構成を示す斜視図であり、図7は、樹脂ブロック形成空間を模式的に表す図である。
樹脂ブロックは、樹脂ブロックの原料となる固形樹脂材料がスライドユニット100の樹脂ブロック形成空間150に投入され、加熱および冷却固化されて形成される。
樹脂ブロック製造装置1において樹脂ブロックを製造する場合、まず、移動ユニット20の昇降ユニット200を、240~270℃の暖気温で暖気しておく(ステップS1)。一層目の樹脂層の成形の際の樹脂材料の溶着性を良くするためである。
本実施形態の樹脂ブロック製造装置1においては、このようにして所望の樹脂ブロック8を製造する。
10…本体
11…供給ステージ
12…成形ステージ
13…取出しステージ
20…移動ユニット
100…スライドユニット
110…ステージ
112…開口
120…スライド機構
123…ベース
124…断熱材
125…成形プレート
126…返し部
150…樹脂ブロック形成空間
160…金属プレート
200…昇降ユニット
210…底面部
213…ベース
214…断熱材
215…底面プレート
218…係合ネジ
230…昇降機構
300…ヒーターユニット
310…加熱部
312…ヒーター
313…ベース
314…断熱材
315…加熱プレート
317…加熱プレート側面
330…昇降機構
400…材料供給ユニット
410…ホッパー
7…ペレット
8…樹脂ブロック
Claims (6)
- 熱可塑性樹脂からなる樹脂ブロックであって、
前記樹脂ブロックを構成する複数の部分であって、それぞれが、
熱可塑性樹脂からなり、当該部分の周囲の前記部分とは異なる色合いとして視覚的に区別可能な粒状樹脂材料が、直径0.2mmの円形を包含する断面を少なくとも部分的に有する大きさで1つの粒として視覚的に認識可能な形状である粒状態を保持した状態で存在する前記部分、又は、
熱可塑性樹脂からなり、当該部分の周囲の前記部分とは異なる色合いとして視覚的に区別可能な線状樹脂材料が、長さ3mm以上かつ幅0.05mm以上の1つの線として視覚的に認識可能な形状である線状態を保持した状態で存在する前記部分、
のいずれかである複数の前記部分と、
複数の前記部分それぞれの表面に形成され、前記部分それぞれの前記熱可塑性樹脂と当該部分の周囲の前記部分の前記熱可塑性樹脂とが融着されている境界溶融部分と、
を有し、
前記粒状樹脂材料及び前記線状樹脂材料は、ペットボトルのキャップを破砕した部材であり、
前記粒状樹脂材料又は前記線状樹脂材料の前記色合いは、前記キャップの色彩が保持されて呈される色合いであり、
複数種類の前記粒状樹脂材料または前記線状樹脂材料が、各々前記粒状態または前記線状態を保持した状態で、前記粒状樹脂材料および前記線状樹脂材料以外の材料である基材中に存在あるいは埋設されることなく、相互に密着して形成されていることを特徴とする樹脂ブロック。 - 複数の成形プレートにより側面周囲を囲まれた樹脂ブロック形成空間に、熱可塑性樹脂からなり、相互に異なる色合いとして視覚的に区別可能で、それぞれ所定の大きさ以上の大きさを有し、ペットボトルのキャップを破砕して得られた複数の粒状樹脂材料及び/又は線状樹脂材料を含む原材料のみを供給し、前記粒状樹脂材料及び/又は前記線状樹脂材料が埋設される、あるいは、前記粒状樹脂材料及び/又は前記線状樹脂材料の間に介在される基材となる材料は供給せず、
複数の前記粒状樹脂材料及び/又は前記線状樹脂材料の間の気泡を除去しつつ複数の前記粒状樹脂材料及び/又は前記線状樹脂材料を相互に密着させ、
前記樹脂ブロック形成空間に、
前記粒状樹脂材料が、直径0.2mmの円形を包含する断面を少なくとも部分的に有する大きさで1つの粒として視覚的に認識可能な形状である粒状態を保持された状態で存在する部分、又は、前記線状樹脂材料が、長さ3mm以上かつ幅0.05mm以上の1つの線として視覚的に認識可能な形状である線状態を保持された状態で存在する部分、のいずれか一方又は両方を含む複数の部分と、
複数の前記部分それぞれの表面に形成され、前記部分それぞれの前記熱可塑性樹脂と当該部分の周囲の前記部分の前記熱可塑性樹脂とが融着されている境界溶融部分と、
を有する樹脂層であって、
前記粒状樹脂材料又は前記線状樹脂材料が、前記キャップの色彩が保持されて得られる前記色合いを呈し、
複数種類の前記粒状樹脂材料または前記線状樹脂材料が、各々前記粒状態または前記線状態を保持した状態で、前記基材を介さずに相互に密着して形成されている樹脂層が形成されるように、前記樹脂ブロック形成空間内の前記原材料に対して、所定の加圧を先行した後に所定の条件で加熱する
ことを特徴とする樹脂ブロック製造方法。 - 前記樹脂ブロック形成空間における前記樹脂層の形成を繰り返し、前記繰り返し形成される前記樹脂層を順次積層し、所望の高さを有する樹脂ブロックを製造することを特徴とする請求項2に記載の樹脂ブロック製造方法。
- 前記原材料を構成する前記粒状樹脂材料の表面が薄層に溶融する一方で、前記粒状樹脂材料の内部は軟化状態が維持されるような前記所定の条件で前記原材料を加圧および加熱することを特徴とする請求項2又は3に記載の樹脂ブロック製造方法。
- 請求項1に記載の樹脂ブロックを切削加工して形成した樹脂成形物。
- 請求項1に記載の樹脂ブロックを所望の形状の成形物として形成した樹脂成形物。
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