JP2002036267A - ペット樹脂の廃品を利用した熱硬化性樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

ペット樹脂の廃品を利用した熱硬化性樹脂成形品の製造方法

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JP2002036267A
JP2002036267A JP2000225387A JP2000225387A JP2002036267A JP 2002036267 A JP2002036267 A JP 2002036267A JP 2000225387 A JP2000225387 A JP 2000225387A JP 2000225387 A JP2000225387 A JP 2000225387A JP 2002036267 A JP2002036267 A JP 2002036267A
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pet
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thermosetting resin
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Hiroshi Motonaka
博 元中
Tetsushi Yamashita
哲史 山下
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Taiyo Kagaku KK
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄されたペットボトルや工業廃品ペット樹
脂を多量に成形品として再生利用することができ、且つ
耐熱性や強度に優れた成形品を安価に能率よく製造す
る。 【解決手段】 ペットボトルの廃品や工業廃品ペット樹
脂をフレーク状のペット樹脂粉砕片に粉砕したのち、こ
のペット樹脂粉砕片を予め、ペット樹脂のガラス転移点
以上、溶融温度以下の温度で熱処理して結晶化を促進さ
せておき、しかるのち、このペット樹脂粉砕片又は該ペ
ット樹脂粉砕片を微粉末状に粉砕してなるペット樹脂粉
粒物を主原料としてこのペット樹脂粉砕片又はペット樹
脂粉粒物に熱硬化樹脂液を付着させて成形用材料を作製
し、この成形用材料を圧縮成形機によってペットの溶融
温度以下の温度でもって圧縮成形することにより熱硬化
樹脂成形品を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエチレンテレフ
タレートのボトル(以下、ペットボトルという)の廃品
や工業廃品ペット樹脂などのペット樹脂の廃品を再生利
用した熱硬化性樹脂成形品の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば清涼飲料水を収容するため
の容器として、比較的安価で耐久性のあるペットボトル
が広く使用されており、それに伴って使用後の空になっ
たペットボトルが多量に廃棄されている。このため、廃
棄された多量のペットボトルの再生利用方法が種々の分
野において開発され、例えば、ペットボトルを破砕して
なるフレークを熱可塑性樹脂に混練、溶融して押出成型
機や射出成形機により所望の熱可塑性樹脂成形品を製造
することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、廃品ペ
ットボトルのフレークは回収業者にて完全に金属類など
の不純物を除去できていないのが現状であり、そのた
め、このフレークを押出成型によって加工する際に、押
出成形時の加熱温度では溶融しない金属類によって押出
時にフィルターの目詰まりを引き起し、成型が困難とな
る虞れがある。また、射出成形の際には、廃品ペットボ
トルのフレークをそのまま使用することは殆どなく、そ
の廃品ペット樹脂の物性と成形性の改良のための添加物
を混合して、一度、押出成形にて溶融させて直径が1mm
程度の棒状の樹脂を押し出したのち、射出成形が可能な
小片形状に整粒しており、この棒状に樹脂を押し出す際
に、上述したように不純物によりフィルターの目詰まり
が発生して押出圧力が乱れ、棒状樹脂が脈動して途切れ
てしまうという問題点が生じる。
【0004】さらに、射出成形時においては、成形時に
金型内でペット樹脂が結晶化して成形収縮を引き起こ
し、製品にヒケや変形、亀裂が発生して良好な製品が得
られなくなるため、これを防止するには非結晶状態で製
品が成形できるように金型を充分冷却、維持する必要が
あると共に収縮を防止するためのゴム添加剤やガラス繊
維の添加も必要となって材料費等、製造コストが高くな
り、また、廃品ペット樹脂を押出成形にて溶融して使用
されるために、樹脂の熱分解に伴って物性の劣化が避け
られず、再度の回収によって射出成形を行うことは困難
であり、その上、電子レンジに対応し得る耐熱性のある
トレイなどの製品を製造することが難しいといった問題
点がある。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、ペット樹脂廃
品の結晶化による成形収縮などは殆ど考慮する必要もな
く、電子レンジ内での使用も可能な耐熱性に優れた製品
を経済的に且つヒケや変形などを生じさせることなく製
造することができると共に再度の回収によって再利用を
可能にした製品を能率よく製造し得るペット樹脂の廃品
を利用した熱硬化性樹脂成形品の製造方法を提供するに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1に記載したペット樹脂の廃品を利用
した熱硬化性樹脂成形品の製造方法は、ペット樹脂の廃
品をフレーク状に粉砕したのち、このペット樹脂粉砕片
に熱硬化性樹脂液を噴霧又は混練させることによってペ
ット樹脂粉砕片に熱硬化性樹脂液が付着してなる成形用
材料を作製し、この成形用材料を圧縮成形機によってペ
ット樹脂の溶融温度以下の温度下で熱圧成形することを
特徴とするものである。
【0007】また、請求項2に係る発明は、ペット樹脂
の廃品をフレーク状に粉砕したのち、このペット樹脂粉
砕片をペット樹脂のガラス転移点以上、溶融温度以下の
温度で熱処理し、次いで、このペット樹脂粉砕片に熱硬
化性樹脂液を噴霧又は混練させることによってペット樹
脂粉砕片に熱硬化性樹脂液が付着してなる成形用材料を
作製し、この成形用材料を圧縮成形機によってペット樹
脂の溶融温度以下の温度下で熱圧成形することを特徴と
するものである。なお、上記請求項1及びこの請求項2
に記載したいずれの方法においても、成形材料には適量
の熱硬化性樹脂の硬化剤やゲル化剤が混合、添加されて
いる。熱硬化性樹脂としては不飽和ポリエステル樹脂が
好適に用いられるが、その他、ユリア樹脂、フエノール
樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂等を用いること
ができ、要するに、溶融温度がPETの溶融温度よりも
低い熱硬化性樹脂であればよい。
【0008】上記請求項2に記載のペット樹脂の廃品を
利用した熱硬化性樹脂成形品の製造方法において、請求
項3に係る発明は、ガラス転移点以上、溶融温度以下の
温度で熱処理したペット樹脂粉砕片をさらに粉砕して微
粉末状のペット樹脂粉粒物とし、このペット樹脂粉粒物
に熱硬化製樹脂液を添加することによって成形用材料を
作製することを特徴としている。
【0009】また、上記ペット樹脂の廃品を利用した熱
硬化性樹脂成形品の製造方法において、請求項4に係る
発明は、成形用材料におけるペット樹脂粉砕片又は粉粒
物の混合割合は、熱硬化性樹脂液と同量以上であること
を特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を具体的
に説明すると、廃品ペットボトルの場合には回収された
ペットボトルの廃品を分別、洗浄したのち、破砕機に投
入してフレーク状のペット樹脂粉砕片とする。この際、
ペットボトルの薄い肉厚がフレーク状のペット樹脂粉砕
片の厚みとなるが、このペット樹脂粉砕片の大きさとし
ては、圧縮成形機によって成形加工し得る大きさであれ
ば特に限定されるものではなく、1cm×1cm以下のもの
が最適に用いることができ、また、チップは必ずしも一
定の大きさに整粒する必要もない。
【0011】一方、ペット樹脂の廃品としては、上記ペ
ットボトル以外に工業廃品のペット樹脂があり、この工
業廃品のペット樹脂の場合においても上記同様に破砕機
によってフレーク状のペット樹脂粉砕片とする。
【0012】こうしてペットボトルや工業廃品のペット
樹脂を破砕することによって得られたペット樹脂粉砕片
は、そのまま熱硬化性樹脂液に混合して成形用材料とし
て使用してもよいが、このペット樹脂粉砕片をペット樹
脂のガラス転移点以上、溶融温度以下の150 ℃の温度下
で乾燥、熱処理することにより結晶化を促進して弾性を
低減させると共に得られる製品の耐熱性を向上させるよ
うにし、さらに、再粉砕時における粒子化を容易に行え
るようにする。
【0013】熱処理により結晶化度を高くしたペット樹
脂粉砕片はそのまま、ニーダに供給して熱硬化性樹脂
液、例えば、不飽和ポリエステル樹脂液と混合すること
により成形用材料としてもよく、また、上記熱処理した
ペット樹脂粉砕片を再粉砕して1mm×1mm以下の微粉末
状のペット樹脂粉粒物としたのち、このペット樹脂粉粒
物を熱硬化性樹脂液と混合することにより成形用材料を
作製してもよい。なお、ペット樹脂粉砕片やペット樹脂
粉粒物の表面に対する熱硬化性樹脂液の付着手段として
は、上記のようなニーダを使用して熱硬化性樹脂液と攪
拌、混合する以外にペット樹脂粉砕片やペット樹脂粉粒
物を適宜の容器内に落下させながら側方から熱硬化樹脂
液を噴霧器から噴出させるか、或いは容器内に収容した
多量のチップを攪拌しながら熱硬化樹脂液を噴霧する手
段等により行ってもよい。
【0014】さらに、ペット樹脂粉砕片又はペット樹脂
粉粒物と熱硬化性樹脂液との混合割合は、ペット樹脂粉
砕片又はペット樹脂粉粒物の表面の少なくとも一部分に
熱硬化樹脂液を付着させることができる割合であればよ
く、要するに、多量のペット樹脂粉砕片又はペット樹脂
粉粒物が主原料であって熱硬化樹脂液はペット樹脂粉砕
片同士又はペット樹脂粉粒物同士の接着剤の役目を果た
せばよい。従って、ペット樹脂粉砕片又はペット樹脂粉
粒物の使用量が熱硬化樹脂液の使用量と同量以上とな
り、ペット樹脂の廃品の再利用量を著しく増大させるこ
とができると共に製品のコストを低減させることができ
る。
【0015】なお、熱硬化性樹脂液とペット樹脂粉砕片
又はペット樹脂粉粒物との混合時において、熱硬化樹脂
液の硬化剤を少量添加したのち、攪拌、混合し、この混
練中に熱硬化樹脂液のゲル化剤を少量、添加し、次い
で、離型剤を少量、添加して熱硬化樹脂液をゲル化させ
たのち混練を停止させて成形用材料を作製する。
【0016】こうして作製された成形用材料を圧縮成形
機の金型内に充填し、ペット樹脂の溶融温度よりも低い
温度でもって数分間、加熱、加圧することにより、食器
やトレー等の成形品を得るものである。得られた成形品
はペット樹脂の結晶化によって電子レンジへの使用に耐
えることができる耐熱性を有し、且つ風合い等の良好な
外観を呈すると共に、この成形品を再度、粉砕して再び
成形用材料として使用することができる。次に、本発明
の具体的な実施例を示す。
【0017】〔実施例1〕ペットボトル回収業者よりペ
ットポトルを破砕してなるフレークを購入し、このフレ
ームを乾燥機によって150 ℃の温度下で3時間、熱処理
を行ったのち、メッシュが直径1mmのスクリーンを備え
た微粉砕機を使用して大きさが0.8mm ×0.8mm 以下の多
量のペット樹脂粉粒物を得た。一方、不飽和ポリエステ
ル樹脂液50重量部に水酸化アルミ35重量部を添加してニ
ーダを用いて数分間混練したのち、離型剤1重量部と硬
化剤0.5 重量部、及びゲル化剤0.5 重量部を順次添加し
て数分間、混練した。この混練物に上記ペット樹脂粉粒
物80重量部を添加して上記ニーダ内でさらに数分間、こ
れらのペット樹脂粉粒物に不飽和ポリエステル樹脂液が
略均一に付着するまで混練しすることによって成形用材
料を作製した。
【0018】次いで、圧縮成形機を用いて、150 ℃に加
熱された金型内にまず、柄模様を有する化粧布を敷いた
のち、上記成形用材料を金型内に充填し、150 ℃の温度
下で2分間、加圧成形を行った。こうして得られた成形
品(トレイ)は、不飽和ポリエステル樹脂によって表面
に化粧布が一体に貼着され且つ全面的に平滑な風合いの
よい外観を呈していた。また、上記水酸化アルミの添加
によって成形時における収縮が抑制されてヒケや変形等
が生じていなく、その上、成形品に透明性を付与して外
観が美麗な成形品を得ることができた。さらに、この成
形品を電子レンジ内に入れて各種食品の調理に使用して
も、電子レンジの高熱に耐えることができた。
【0019】〔実施例2〕上記実施例1において、ペッ
ト樹脂粉粒物の添加量を135 重量部とした以外は不飽和
ポリエステル樹脂液やその他の添加物の使用量を同一に
して上記実施例1と同様にニーダを用いて成形用材料を
作製した。この成形用材料を150 ℃の温度に加熱されて
いる圧縮成形機の金型内に上記実施例1のような化粧布
を敷くことなく直接、充填し、2分間、加圧成形を行う
ことによって成形品を得た。得られた成形品は、ベタツ
キ感は殆どなく、その表面は多量のペット樹脂粉粒物に
よって多少のザラツキ感があるが、風合いの良好なもの
であった。また、実施例1と同様に耐熱強度が大きくて
電子レンジ内に入れて食品の調理に使用することができ
た。
【0020】〔実施例3〕不飽和ポリエステル樹脂液20
重量部に硬化剤0.2 重量部を添加してニーダにより攪
拌、混合すると共に業者から購入した廃品ペット樹脂の
フレーク100 重量部を加熱処理することなくそのまま添
加して数分間、攪拌、混練したのち、ゲル化剤を1重量
部添加し、次いで、混練中に離型剤を1重量部添加して
混練した。ゲル状に混練されたのを確認したのち、ニー
ダから取り出すことによってフレークに不飽和ポリエス
テル樹脂液が充分に付着した成形用材料を得た。得られ
た成形用材料を一晩、放置後、圧縮成形機の金型内に充
填し、金型温度が150 ℃にて2分間、熱圧成形を行っ
た。こうして得られた成形品は、亀裂等の発生もなく、
強度的にも優れたものであった。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明のペット樹脂の廃品
を利用した熱硬化性樹脂成形品の製造方法によれば、ペ
ット樹脂の廃品をフレーク状に粉砕したのち、このペッ
ト樹脂粉砕片に熱硬化性樹脂液を噴霧又は混練させるこ
とによってペット樹脂粉砕片に熱硬化性樹脂液が付着し
てなる成形用材料を作製し、この成形用材料を圧縮成形
機によってペット樹脂の溶融温度以下の温度下で熱圧成
形することを特徴とするものであるから、製品にヒケや
変形を生じさせることなく強度的にも優れた成形品を安
価に且つ効率よく製造することができると共にペット樹
脂粉砕片は溶融されないため、得られた成形品を再度、
粉砕して再び、成形用材料として使用することができ、
廃品ペット樹脂の効率のよいリサイクルを可能にし得
る。
【0022】さらに、請求項2に係る発明によれば、ペ
ット樹脂の廃品をフレーク状に粉砕したのち、このペッ
ト樹脂粉砕片をペット樹脂のガラス転移点以上、溶融温
度以下の温度で熱処理し、次いで、このペット樹脂粉砕
片に熱硬化性樹脂液を噴霧又は混練させることによって
ペット樹脂粉砕片に熱硬化性樹脂液が付着してなる成形
用材料を作製し、この成形用材料を圧縮成形機によって
ペット樹脂の溶融温度以下の温度下で熱圧成形すること
を特徴とするものであるから、フレーク状に粉砕したペ
ット樹脂の廃品からなる粉砕片を、予め、ペット樹脂の
ガラス転移点以上、溶融温度以下の温度で熱処理してお
くので、結晶化による成形時の収縮は殆ど考慮すること
なく良好な成形品を製造することができると共に、電子
レンジ内に入れて食品を調理する調理用トレーなどのよ
うに、耐熱性に優れた成形品を容易に且つ能率よく製造
することができる。また、得られた成形品を再度、粉砕
して再び、成形用材料として使用することができる。
【0023】上記請求項3に係る発明において、請求項
3に記載した発明は、ガラス転移点以上、溶融温度以下
の温度で熱処理したペット樹脂粉砕片をさらに粉砕して
微粉末状のペット樹脂粉粒物としているので、表面が平
滑で風合いの良い優れた外観を呈する成形品を製造する
ことができる。
【0024】また、本発明によれば、熱硬化樹脂液を付
着させたペット樹脂粉砕片又はペット樹脂粉粒体を圧縮
成形機によって成形するものであるから、チップの大き
さが1cm角程度の大きなものから数mm角以下の微細なも
のまで、その大小や形状に制限されることなく使用して
簡単且つ能率よく圧縮成形を行うことができると共に熱
硬化性樹脂液の使用量はペット樹脂粉砕片又はペット樹
脂粉粒体の表面に付着させる程度でよいから、多量の廃
品ペット樹脂を成形用材料の主原料として使用すること
ができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 5/00 CFD C08J 5/00 CFD 4J002 ZAB ZAB C08L 67/02 C08L 67/02 101/00 101/00 // B29K 67:00 ZAB B29K 67:00 ZAB 101:10 101:10 105:26 105:26 Fターム(参考) 4F070 AA47 BA02 BA10 BB05 BB06 DA46 DB03 4F071 AA41 AA42 AA46 AA49 AA52 AA53 AG12 BA01 BB03 BC07 4F201 AA24 AA36 AA50 AP05 BA03 BA04 BC01 BC03 BC10 BC12 BC33 BD02 BD07 BK01 BK14 BM20 BN32 4F204 AA24 AA36 AA50 AP05 FA01 FB01 FE27 FF51 4F301 AA25 BC14 BF12 BF25 BF26 BF27 BF29 BF31 4J002 CC032 CC212 CD002 CF061 CF212 CK022

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペット樹脂の廃品をフレーク状に粉砕し
    たのち、このペット樹脂粉砕片に熱硬化性樹脂液を噴霧
    又は混練させることによってペット樹脂粉砕片に熱硬化
    性樹脂液が付着してなる成形用材料を作製し、この成形
    用材料を圧縮成形機によってペット樹脂の溶融温度以下
    の温度下で熱圧成形することを特徴とするペット樹脂の
    廃品を利用した熱硬化性樹脂成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 ペット樹脂の廃品をフレーク状に粉砕し
    たのち、このペット樹脂粉砕片をペット樹脂のガラス転
    移点以上、溶融温度以下の温度で熱処理し、次いで、こ
    のペット樹脂粉砕片に熱硬化性樹脂液を噴霧又は混練さ
    せることによってペット樹脂粉砕片に熱硬化性樹脂液が
    付着してなる成形用材料を作製し、この成形用材料を圧
    縮成形機によってペット樹脂の溶融温度以下の温度下で
    熱圧成形することを特徴とするペット樹脂の廃品を利用
    した熱硬化性樹脂成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】 ガラス転移点以上、溶融温度以下の温度
    で熱処理したペット樹脂粉砕片をさらに粉砕して微粉末
    状のペット樹脂粉粒物とし、このペット樹脂粉粒物に熱
    硬化製樹脂液を添加することによって成形用材料を作製
    することを特徴とする請求項2に記載のペット樹脂の廃
    品を利用した熱硬化性樹脂成形品の製造方法。
  4. 【請求項4】 成形用材料におけるペット樹脂粉砕片又
    は粉粒物の混合割合は、熱硬化性樹脂液と同量以上であ
    ることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に
    記載のペット樹脂の廃品を利用した熱硬化性樹脂成形品
    の製造方法。
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