JP7036142B2 - 転炉のスロッピング予知方法、転炉の操業方法及び転炉のスロッピング予知システム - Google Patents
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Description
前記転炉の炉口から吹き出す鉄粒子の発生速度を測定し、測定した鉄粒子の発生速度の時系列変化に基づいてスロッピングの発生を予知することを特徴とする、転炉のスロッピング予知方法。
上記[1]から上記[8]のいずれかに記載の転炉のスロッピング予知方法でスロッピングが発生すると判定された際には、
スロッピングが発生すると判定された時点で、上吹きランスから吹き付ける酸化性ガスの流量の調整、上吹きランスのランス高さの調整、可動式フードの高さ位置の調整、底吹き羽口から吹き込む酸化性ガスまたは不活性ガスの流量の調整、鎮静材の投入のうちの1種または2種以上を実施することを特徴とする、転炉の操業方法。
前記転炉の周囲に配置され、転炉と可動式フードとの隙間を介して転炉の炉口から吹き出す鉄粒子を撮影する炉口撮影用カメラと、
該炉口撮影用カメラから送られた画像データを取り出し可能に記録するとともに、前記画像データを解析して転炉の炉口から吹き出す鉄粒子の発生速度を測定し、且つ、測定した鉄粒子の発生速度の時系列変化に基づいてスロッピングの発生を予知する画像解析装置と、
を有することを特徴とする、転炉のスロッピング予知システム。
ここで、QO2Cは、酸素吹錬を開始してから任意の或る時点までの積算酸素量(Nm3)、QO2は、酸素吹錬終了時の積算酸素量(Nm3)である。
1A 転炉設備
2 転炉
3 上吹きランス
4 底吹き羽口
5 溶銑
6 炉口撮影用カメラ
7 画像解析装置
8 制御用計算機
9 炉口
10 可動式フード
11 ランス高さ制御装置
12 酸化性ガス流量制御装置
13 底吹きガス流量制御装置
14 副原料投入制御装置
15 可動式フード高さ位置制御装置
16 炉口-可動式フード間隙間
17 酸化性ガス噴流
18 上吹きランスへの酸化性ガス供給管
19 上吹きランスへの冷却水供給管
20 上吹きランスからの冷却水排出管
21 機械学習用計算機
Claims (14)
- 転炉内の溶銑に、上吹きランスから酸化性ガスを吹き付けて、或いは、更に底吹き羽口から酸化性ガスまたは不活性ガスを吹き込んで、溶銑を脱炭精錬し、溶銑から溶鋼を製造する転炉の脱炭精錬におけるスロッピング予知方法であって、
前記転炉の炉口から吹き出す鉄粒子の発生速度を測定し、測定した鉄粒子の発生速度の時系列変化に基づいてスロッピングの発生を予知するに際し、
鉄粒子の発生速度が一旦減少した後に増加に転じる変曲点を検知し、変曲点を検知することでスロッピングの発生を予知することを特徴とする、転炉のスロッピング予知方法。 - 前記転炉の炉口から吹き出す鉄粒子の個数を所定の時間間隔で測定することによって、前記転炉の炉口から吹き出す鉄粒子の発生速度を測定することを特徴とする、請求項1に記載の転炉のスロッピング予知方法。
- 鉄粒子の発生速度の時系列変化を、移動平均による判定用の式を用いて求めることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の転炉のスロッピング予知方法。
- 前記判定用の式として、下記の(1)式から下記の(3)式を用い、(1)式から(3)式の全てが満たされるときに、スロッピングが発生すると判定することを特徴とする、請求項3に記載の転炉のスロッピング予知方法。
- (1)式から(3)式における定数のL1、L2、m0、m1、m2を、酸素吹錬中の鉄粒子の発生速度の推移、排ガス流量、排ガス成分、上吹きランスからの酸素ガス供給速度、上吹きランスのランス高さのうちの1種以上を用いて決定することを特徴とする、請求項4に記載の転炉のスロッピング予知方法。
- (1)式から(3)式における判定の閾値のCS0、CS1、CS2を、酸素吹錬中の鉄粒子の発生速度の推移、排ガス流量、排ガス成分、上吹きランスからの酸素ガス供給速度、上吹きランスのランス高さのうちの1種以上を用いて決定することを特徴とする、請求項4または請求項5に記載の転炉のスロッピング予知方法。
- (1)式から(3)式における判定の閾値のCS0、CS1、CS2を、酸素吹錬中の鉄粒子の発生速度の推移、排ガス流量、排ガス成分、上吹きランスからの酸素ガス供給速度、上吹きランスのランス高さのうちの1種以上を用いて、機械学習によって決定することを特徴とする、請求項4または請求項5に記載の転炉のスロッピング予知方法。
- 溶銑から溶鋼を製造する転炉の操業方法において、
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の転炉のスロッピング予知方法でスロッピングが発生すると判定された際には、
スロッピングが発生すると判定された時点で、上吹きランスから吹き付ける酸化性ガスの流量の調整、上吹きランスのランス高さの調整、可動式フードの高さ位置の調整、底吹き羽口から吹き込む酸化性ガスまたは不活性ガスの流量の調整、鎮静材の投入のうちの1種または2種以上を実施することを特徴とする、転炉の操業方法。 - 転炉内の溶銑に、上吹きランスから酸化性ガスを吹き付けて、或いは、更に底吹き羽口から酸化性ガスまたは不活性ガスを吹き込んで、溶銑を脱炭精錬し、溶銑から溶鋼を製造する転炉の脱炭精錬におけるスロッピング予知システムであって、
前記転炉の周囲に配置され、転炉と可動式フードとの隙間を介して転炉の炉口から吹き出す鉄粒子を撮影する炉口撮影用カメラと、
該炉口撮影用カメラから送られた画像データを取り出し可能に記録するとともに、前記画像データを解析して転炉の炉口から吹き出す鉄粒子の発生速度を測定し、且つ、測定した鉄粒子の発生速度の時系列変化に基づいてスロッピングの発生を予知する画像解析装置と、を有し、
前記画像解析装置は、鉄粒子の発生速度が一旦減少した後に増加に転じる変曲点を検知し、変曲点を検知することでスロッピングの発生を予知することを特徴とする、転炉のスロッピング予知システム。 - 更に、前記画像解析装置から入力されるデータに基づいて、操業条件を変更するべく制御信号を発信する制御用計算機を有することを特徴とする、請求項9に記載の転炉のスロッピング予知システム。
- 前記画像解析装置は、鉄粒子の発生速度の時系列変化を、移動平均による判定用の式を用いて求めることを特徴とする、請求項9または請求項10に記載の転炉のスロッピング予知システム。
- 前記判定用の式として、下記の(1)式から下記の(3)式を用い、(1)式から(3)式の全てが満たされるときに、スロッピングが発生すると判定することを特徴とする、請求項11に記載の転炉のスロッピング予知システム。
- 前記画像解析装置は、(1)式から(3)式における判定の閾値のCS0、CS1、CS2を、酸素吹錬中の鉄粒子の発生速度の推移、排ガス流量、排ガス成分、上吹きランスからの酸素ガス供給速度、上吹きランスのランス高さのうちの1種以上を用いて、機械学習によって決定する機械学習モデルを具備することを特徴とする、請求項12に記載の転炉のスロッピング予知システム。
- 更に、(1)式から(3)式における判定の閾値のC S0 、C S1 、C S2 を、酸素吹錬中の鉄粒子の発生速度の推移、排ガス流量、排ガス成分、上吹きランスからの酸素ガス供給速度、上吹きランスのランス高さのうちの1種以上を用いて、機械学習によって決定する機械学習モデルを具備する機械学習用計算機を有することを特徴とする、請求項12に記載の転炉のスロッピング予知システム。
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