JP7035644B2 - 死亡届処理プログラム、装置、及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、死亡届処理プログラム、死亡届処理装置、及び死亡届処理方法に関する。
保険の契約者が死亡した場合、その保険金の受取人が請求することにより、保険金が支払われる。しかし、受取人が保険契約の存在を知らない場合には、保険金の請求が行われないことにより、保険金の不払いが生じてしまう。保険金の不払いは、保険会社の社会的信頼を失う可能性のある重大な社会問題である。
このような保険金の支払いを支援する技術が提案されている。
例えば、ユーザの死を契機として所定のサービスを提供するサービス主体が、ユーザの死亡時に確実にサービスを提供できるように支援する情報処理装置が提案されている。この情報処理装置は、保険会社が管理する契約者IDを取得し、取得したIDを契約者と対応付けて記憶する。そして、ユーザが予め指定した協力者の申告に基づいて、契約者の死亡を検出した場合に、契約者のIDを保険会社へ通知する。
また、保険加入者端末が委託情報を委託情報管理者端末に送信し、委託情報管理端末が、委託情報をデータベースに登録して管理する方法が提案されている。この方法では、死亡者通知端末が、保険加入者の死亡情報を委託情報管理端末に送信し、委託情報管理端末が死亡情報を受け取ると、保険加入者が指定した各指定先へ保険加入者の委託情報を送信する。
また、インターネットによる相続手続きシステムが提案されている。このシステムでは、インターネット等を経由し、死亡届をサーバに登録することにより、サーバのデータをダウンロード等可能とする各保険会社端末側で、各顧客データベースと自動照合される。そして、「該当者有り」と判明した該当者の法定相続人側に、生命保険会社から相続手続きが施される。
特開2016-201066号公報 特開2008-117041号公報 特開2006-228180号公報
しかしながら、予め協力者や委託情報を登録しておく従来技術では、保険金の支払いを支援するための情報(協力者や委託情報)を別途登録しておくことが必要であり、登録が行われない場合を考慮すると、確実性が低い。また、死亡届を利用する従来技術では、保険会社において、サーバに登録される死亡届を全て監視し、照合を行う必要があり、保険会社の負担が大きい。
一つの側面として、保険契約者の死亡時における保険金の支払いを適切に支援することを目的とする。
一つの態様として、届出人を特定するための情報と、死亡した特定の個人の情報を含む死亡届データの登録を受け付け、保険会社と、保険の契約者と、保険金の受取人を特定するための情報とを含む保険料控除情報を記憶する記憶部を参照して、前記特定の個人を保険の契約者とする保険料控除情報を特定する。そして、特定した前記保険料控除情報に含まれる前記保険金の受取人を特定するための情報が示す受取人と前記死亡届データに含まれる前記届出人を特定するための情報が示す届出人とが一致するか否かを判定する。さらに、判定結果に応じて、前記死亡届データの届出人又は前記保険金の受取人に対応する宛先に保険情報を通知するか、特定した前記保険料控除情報に含まれる前記保険会社に前記特定の個人に関する死亡を通知するかの通知先を変更する。保険情報は、特定した前記保険料控除情報から生成される情報である。
一つの側面として、保険契約者の死亡時における保険金の支払いを適切に支援することができる、という効果を有する。
本実施形態に係る死亡届処理装置を用いた死亡届処理の運用の一例を説明するための概略図である。 死亡届処理装置の機能的ブロック図である。 保険料控除情報データベースの一例を示す図である。 死亡届データの一例を示す図である。 保険会社データベースの一例を示す図である。 保険会社へ通知する死亡情報の一例を示す図である。 届出人へ通知する保険情報の一例を示す図である。 死亡届処理装置として機能するコンピュータの概略構成を示すブロック図である。 保険料控除情報処理の一例を示すフローチャートである。 死亡届処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る死亡届処理装置10を用いた死亡届処理の運用の一例について、その概略を説明する。
保険会社は、年末調整の時期などに、保険契約者に対して、保険料控除証明書を送付する(図1中の(1))。保険契約者は、保険料控除証明書から必要な事項を転記した保険料控除申告書(電子データ)を、税務署に配置された情報処理端末にインターネット等を介して送信する(図1中の(2))。そして、税務署に配置された情報処理端末から、各市区町村役場などに配置された死亡届処理装置10に、保険料控除申告書から生成された保険料控除情報(電子データ)が送信される(図1中の(3))。なお、保険料控除情報(電子データ)は、紙媒体で提出された保険料控除申告書の記載事項を、税務署又は市区町村役場において電子データ化して、死亡届処理装置10に入力するようにしてもよい。
一方、死亡届データ(電子データ)が届出人により市区町村役場の死亡届処理装置10へ送信される(図1中の(4))。死亡届データを受け付けた死亡届処理装置10は、保険金の受取人に対する保険情報(詳細は後述)の通知(図1中の(5))、及び保険会社に対する死亡情報(詳細は後述)の通知(図1中の(6))を選択的に実行する。なお、死亡届データ(電子データ)は、紙媒体で提出された死亡届の記載事項を、市区町村役場において電子データ化して、死亡届処理装置10に入力するようにしてもよい。
以下、本実施形態に係る死亡届処理装置10について詳述する。
図2に示すように、本実施形態に係る死亡届処理装置10は、機能的には、受付部12と、特定部14と、判定部16と、通知部18とを含む。また、死亡届処理装置10の所定の記憶領域には、保険料控除情報データベース(DB)22と、保険会社DB26とが記憶される。
受付部12は、例えば、税務署に配置された情報処理端末から送信された保険料控除情報を受け付け、保険料控除情報DB22に記憶する。保険料控除情報は、保険料控除申告書に記載された事項から、本実施形態おける死亡届処理に必要な情報を抽出したものであり、少なくとも、保険会社、保険契約者の識別情報、及び保険金等の受取人を特定するための情報を含む。
図3に、保険料控除情報DB22の一例を示す。図3の例では、保険料控除情報には、保険料控除申告の「申告年」が含まれる。また、図3の例において、保険料控除情報に含まれる「保険契約者のマイナンバー」は、保険契約者の識別情報の一例である。また、保険料控除情報に含まれる「受取人」及び「続柄」は、保険金等の受取人を特定するための情報の一例であり、保険金等の受取人の氏名、及び契約者との続柄を示す情報である。また、保険料控除情報に含まれる「保険内容」には、契約している保険について、保険会社や保険の種類等の情報が含まれる。また、保険料控除情報には受取人のメールアドレスなどの「受取人の連絡先」が含まれる。
また、受付部12は、例えば、個人が保持する情報処理端末から送信された死亡届データを受け付ける。死亡届データは、電子データ化された死亡届であり、少なくとも、死亡者の識別情報、及び死亡届の届出人を特定するための情報を含む。図4に、死亡届データ24の一例を示す。図4の例において、死亡届データ24に含まれる「死亡者のマイナンバー」は、死亡者の識別情報の一例である。また、死亡届データ24に含まれる「届出人」及び「続柄」は、死亡届の届出人を特定するための情報の一例であり、届出人の氏名、及び死亡者との続柄を示す情報である。また、図4の例では、死亡届データ24には、「死亡者氏名」、及び届出人のメールアドレスなどの「届出人の連絡先」が含まれる。
受付部12は、受け付けた死亡届データ24を特定部14へ受け渡す。
特定部14は、保険料控除情報DB22を参照して、保険料控除情報に含まれる「保険契約者のマイナンバー」が、受付部12から受け渡された死亡届データ24に含まれる「死亡者のマイナンバー」と一致する保険料控除情報を特定する。なお、特定する保険料控除情報は、「申告年」が死亡届データを受け付けたときから直近の年である保険料控除情報とする。特定部14は、特定した保険料控除情報を判定部16へ受け渡す。
判定部16は、特定部14から受け渡された保険料控除情報に示される保険の受取人と、死亡届の届出人とが一致するか否かを判定する。具体的には、判定部16は、保険料控除情報の「受取人」及び「続柄」と、死亡届データ24の「届出人」及び「続柄」とが一致するか否かを判定する。判定部16は、判定結果を通知部18に受け渡す。
通知部18は、判定部16から受け渡された判定結果に基づいて、死亡届に関する情報の通知先を決定する。具体的には、通知部18は、判定結果が、保険金等の受取人と死亡届の届出人とが一致することを示すものである場合、届出人又は受取人に対応する宛先を通知先として決定する。保険金等の受取人と死亡届の届出人とが一致する場合、届出人又は受取人に対応する宛先に加えて保険会社の宛先も通知先としてもよい。一方、判定結果が、受取人と届出人とが一致しないことを示すものである場合、通知部18は、保険会社に対応する宛先を通知先として決定する。
通知部18は、保険会社を通知先として決定した場合、該当の保険会社の保険契約者が死亡したことを示す死亡情報を作成し、該当の保険会社へ通知する。
具体的には、通知部18は、特定部14により特定された保険料控除情報に含まれる「保険内容」から、該当の保険会社を特定し、保険会社DB26を参照して、該当の保険会社の「連絡先」を特定する。
図5に、保険会社DB26の一例を示す。図5の例では、保険会社DB26には、保険会社毎に、保険会社の識別情報(例えば、保険会社名)を示す「保険会社」と、メールアドレスなどの「連絡先」と、その保険会社のウェブサイトの「URL」とが対応付けて記憶されている。なお、「URL」は、その保険会社のウェブサイトのトップページのURLであってもよいし、保険金の支払い手続を説明するページや、お問合せのページのURLであってもよい。
また、具体的には、通知部18は、特定部14により特定された保険料控除情報に含まれる「保険契約者のマイナンバー」により識別される保険契約者が死亡したことを示すメッセージを、死亡情報として作成する。そして、通知部18は、特定した保険会社の連絡先に、作成した死亡情報を通知する。図6に、保険会社へ通知する死亡情報の一例を示す。図6の例では、死亡情報には、保険契約者が死亡したことを示すメッセージ、死亡届データ24の「死亡者氏名」、保険料控除情報の「保険内容」に含まれる保険種類、及び該当年の保険料控除申告書に基づく情報である旨のメッセージが含まれる。
また、通知部18は、届出人を通知先として決定した場合、届出人が届け出た死亡届に対応する死亡者を保険契約者とする保険に関する保険情報を作成し、届出人に通知する。具体的には、通知部18は、特定部14により特定された保険料控除情報の「保険内容」の情報を含むメッセージを、保険情報として作成し、死亡届データ24に含まれる「届出人の連絡先」へ、作成した保険情報を通知する。図7に、届出人へ通知する保険情報の一例を示す。図7の例では、保険情報は、宛名として、死亡届データ24に含まれる「届出人氏名」が含まれる。また、保険情報には、保険料控除情報の「保険内容」に含まれる保険会社及び保険種類、並びに該当年の保険料控除申告書に基づく情報である旨のメッセージが含まれる。さらに、保険情報には、保険会社DB26から取得される該当の保険会社の「URL」をリンク先とする、保険金の支払請求の方法に関するメッセージが含まれる。
死亡届処理装置10は、例えば図8に示すコンピュータ40で実現することができる。コンピュータ40は、CPU(Central Processing Unit)41と、一時記憶領域としてのメモリ42と、不揮発性の記憶部43とを備える。また、コンピュータ40は、入力装置、表示装置等の入出力装置44と、記憶媒体49に対するデータの読み込み及び書き込みを制御するR/W(Read/Write)部45と、インターネット等のネットワークに接続される通信I/F(Interface)46とを備える。CPU41、メモリ42、記憶部43、入出力装置44、R/W部45、及び通信I/F46は、バス47を介して互いに接続される。
記憶部43は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等によって実現できる。記憶媒体としての記憶部43には、コンピュータ40を、死亡届処理装置10として機能させるための死亡届処理プログラム50が記憶される。死亡届処理プログラム50は、受付プロセス52と、特定プロセス54と、判定プロセス56と、通知プロセス58とを有する。また、記憶部43は、保険料控除情報DB22及び保険会社DB26を構成する情報が記憶される情報記憶領域60を有する。
CPU41は、死亡届処理プログラム50を記憶部43から読み出してメモリ42に展開し、死亡届処理プログラム50が有するプロセスを順次実行する。CPU41は、受付プロセス52を実行することで、図2に示す受付部12として動作する。また、CPU41は、特定プロセス54を実行することで、図2に示す特定部14として動作する。また、CPU41は、判定プロセス56を実行することで、図2に示す判定部16として動作する。また、CPU41は、通知プロセス58を実行することで、図2に示す通知部18として動作する。また、CPU41は、情報記憶領域60から情報を読み出して、メモリ42に保険料控除情報DB22及び保険会社DB26の各々を展開する。これにより、死亡届処理プログラム50を実行したコンピュータ40が、死亡届処理装置10として機能することになる。なお、プログラムを実行するCPU41はハードウェアである。
なお、死亡届処理プログラム50により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
次に、本実施形態に係る死亡届処理装置10の作用について説明する。
死亡届処理装置10に保険料控除情報が入力されると、死亡届処理装置10において、図9に示す保険料控除情報処理が実行される。また、死亡届処理装置10に死亡届データ24が入力されると、死亡届処理装置10において、図10に示す死亡届処理が実行される。なお、死亡届処理は、本発明の死亡届処理方法の一例である。
まず、図9を参照して、保険料控除情報処理について説明する。
ステップS12で、受付部12が、死亡届処理装置10に入力された保険料控除情報を受け付ける。
次に、ステップS14で、受付部12が、受け付けた保険料控除情報を、例えば図3に示すような保険料控除情報DB22に記憶する。ここでは、図3に示す保険料控除情報が保険料控除情報DB22に記憶されたものとする。そして、保険料控除情報処理は終了する。
次に、図10を参照して、死亡届処理について説明する。
ステップS22で、受付部12が、死亡届処理装置10に入力された死亡届データ24を受け付ける。ここでは、図4に示す死亡届データ24が受け付けられたものとする。受付部12は、受け付けた死亡届データ24を特定部14へ受け渡す。
次に、ステップS24で、特定部14が、保険料控除情報DB22を参照して、保険料控除情報に含まれる「保険契約者のマイナンバー」が、受付部12から受け渡された死亡届データ24に含まれる「死亡者のマイナンバー」と一致する保険料控除情報を特定する。特定部14は、特定した保険料控除情報を判定部16へ受け渡す。
次に、ステップS26で、判定部16が、上記ステップS24で特定された保険料控除情報の「受取人」及び「続柄」と、上記ステップS22で受け付けられた死亡届データ24の「届出人」及び「続柄」とが一致するか否かを判定する。ここでは、「受取人」及び「届出人」は、いずれも「保険 花子」であり、「続柄」も、いずれも「妻」である。したがって、判定部16は、死亡届データ24の届出人と、保険金等の受取人とが一致すると判定し、処理はステップS28へ移行する。
ステップS28では、通知部18が、上記ステップS22で受け付けられた死亡届データ24に含まれる「届出人氏名(「保険 花子」)」を取得する。また、通知部18が、上記ステップS24で特定された保険料控除情報の「保険内容(「A保険 死亡保険」)」及び「申告年(「2017」)」を取得する。また、通知部18が、保険料控除情報に含まれる「保険内容」から、該当の保険会社(「A保険」)を特定し、保険会社DB26を参照して、該当の保険会社の「URL(「AAA@A.co.jp」)」を取得する。そして、通知部18が、例えば図7に示すようなメッセージを保険情報として作成し、死亡届データ24に含まれる「届出人の連絡先(「xxx@mail.com」)」へ、作成した保険情報を通知する。
次に、ステップS30で、通知部18が、保険会社DB26を参照して、該当の保険会社(「A保険」)の「連絡先(「mail@A.co.jp」)」を特定する。そして、通知部18が、上記ステップS22で受け付けられた死亡届データ24に含まれる「死亡者氏名(「保険 太郎」)」を取得する。そして、通知部18が、上記ステップS28で取得した「保険内容」及び「申告年」とあわせて、例えば図6に示すようなメッセージを死亡情報として作成し、特定した保険会社の「連絡先」へ、作成した死亡情報を通知する。そして、死亡届処理は終了する。
一方、上記ステップS26で、届出人と受取人とが一致しないと判定された場合、ステップS28の処理はスキップされて、処理はステップS30へ移行する。すなわち、届出人への保険情報の通知は行われず、保険会社への死亡情報の通知のみが行われ、死亡届処理は終了する。
なお、上記ステップS24で複数の保険料控除情報が特定された場合、特定された保険料控除情報の各々について、ステップS26~S30の処理を実行すればよい。
以上説明したように、本実施形態に係る死亡届処理装置によれば、死亡届を受け付けた場合に、保険料控除情報に含まれる保険金等の受取人と、死亡届の届出人とが一致するか否かを判定する。そして、この判定結果に応じて、保険会社への死亡情報の通知、及び届出人への保険情報の通知を選択的に実行する。これにより、保険会社へは、その保険会社の保険契約者の死亡情報のみが通知されるため、保険会社の負担の増大が抑制される。また、受取人と届出人とが一致する場合には、届出人に対して保険情報が通知されるため、保険会社のみへ通知する場合に比べ、保険金の支払い請求が確実に行われる可能性が高まる。また、受取人と届出人とが一致しない場合には、届出人への保険情報の通知は行われないため、個人情報の流出を抑制することができる。このように、本実施形態に係る死亡届処理装置によれば、保険契約者の死亡時における保険金の支払いを適切に支援することができる。
また、保険料控除情報として、年末調整のために保険料控除申告書により申告された内容が用いられるため、保険金支払いの支援のために、保険金等の受取人をユーザ(保険契約者等)が別途登録する必要がなく、ユーザへの負担を抑制できる。
なお、上記実施形態では、死亡者を保険契約者とする保険料控除情報を特定する際に、死亡者及び保険契約者の識別情報として、マイナンバーを用いる場合について説明したが、これに限定されない。例えば、死亡者及び保険契約者の氏名、生年月日、住所、電話番号や、これらの組み合わせを識別情報として用いてもよい。
また、上記実施形態では、死亡届の届出人と保険金等の受取人とが一致するか否かを判定する際に、届出人及び受取人を特定する情報として、氏名及び続柄を用いる場合について説明したが、これに限定されない。例えば、マイナンバー、生年月日、住所、電話番号等の他の情報を用いてもよい。この場合、保険料控除申告の際に、保険金等の受取人の情報として、これらの情報を含めておけばよい。
また、上記実施形態では、届出人及び保険会社の連絡先がメールアドレスの場合、すなわち、届出人への保険情報の通知、及び保険会社への死亡情報の通知をメールで行う場合について説明したが、これに限定されない。例えば、ファックスや電話による音声ガイダンスにより通知してもよい。また、通知部18が作成した保険情報及び死亡情報を、人手により電話で通知したり、郵便で通知したりしてもよい。
また、上記実施形態では、死亡届処理プログラム50が記憶部43に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。開示の技術に係るプログラムは、CD-ROM、DVD-ROM、USBメモリ等の記憶媒体に記憶された形態で提供することも可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
届出人、死亡した特定の個人の情報を含む死亡届データの登録を受け付け、
保険会社と、保険の契約者と、保険金の受取人とを含む保険料控除情報を記憶する記憶部を参照して、前記特定の個人を保険の契約者とする保険料控除情報を特定し、
特定した前記保険料控除情報に含まれる保険金の受取人と前記死亡届データに含まれる届出人とが一致するか否かを判定し、
判定結果に応じて、前記死亡届データの届出人又は前記保険金の受取人に対応する宛先に、特定した前記保険料控除情報から生成した保険情報を通知するか、特定した前記保険料控除情報に含まれる前記保険会社に前記特定の個人に関する死亡を通知するかの通知先を変更する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする死亡届処理プログラム。
(付記2)
保険料控除申告書により受け付けた情報を、前記保険料控除情報として記憶する付記1に記載の死亡届処理プログラム。
(付記3)
前記特定の個人の情報及び前記保険の契約者の情報として、マイナンバーを用いる付記1又は付記2に記載の死亡届処理プログラム。
(付記4)
前記保険金の受取人と前記死亡届データに含まれる届出人とが一致するか否かを、氏名及び続柄の情報を用いて判定する付記1~付記3のいずれか1項に記載の死亡届処理プログラム。
(付記5)
前記死亡届データの届出人に対応する宛先を含む前記死亡届データを受け付ける付記1~付記4のいずれか1項に記載の死亡届処理プログラム。
(付記6)
届出人、死亡した特定の個人の情報を含む死亡届データの登録を受け付ける受付部と、
保険会社と、保険の契約者と、保険金の受取人とを含む保険料控除情報を記憶する記憶部を参照して、前記特定の個人を保険の契約者とする保険料控除情報を特定する特定部と、
特定した前記保険料控除情報に含まれる保険金の受取人と前記死亡届データに含まれる届出人とが一致するか否かを判定する判定部と、
前記判定部の判定結果に応じて、前記死亡届データの届出人又は前記保険金の受取人に対応する宛先に、特定した前記保険料控除情報から生成した保険情報を通知するか、特定した前記保険料控除情報に含まれる前記保険会社に前記特定の個人に関する死亡を通知するかの通知先を変更する通知部と、
を含む死亡届処理装置。
(付記7)
前記受付部は、さらに、保険料控除申告書により受け付けた情報を、前記保険料控除情報として記憶する付記6に記載の死亡届処理装置。
(付記8)
前記特定部は、前記特定の個人の情報及び前記保険の契約者の情報として、マイナンバーを用いる付記6又は付記7に記載の死亡届処理装置。
(付記9)
前記判定部は、前記保険金の受取人と前記死亡届データに含まれる届出人とが一致するか否かを、氏名及び続柄の情報を用いて判定する付記6~付記8のいずれか1項に記載の死亡届処理装置。
(付記10)
前記受付部は、前記死亡届データの届出人に対応する宛先を含む前記死亡届データを受け付ける付記6~付記9のいずれか1項に記載の死亡届処理装置。
(付記11)
届出人、死亡した特定の個人の情報を含む死亡届データの登録を受け付け、
保険会社と、保険の契約者と、保険金の受取人とを含む保険料控除情報を記憶する記憶部を参照して、前記特定の個人を保険の契約者とする保険料控除情報を特定し、
特定した前記保険料控除情報に含まれる保険金の受取人と前記死亡届データに含まれる届出人とが一致するか否かを判定し、
判定結果に応じて、前記死亡届データの届出人又は前記保険金の受取人に対応する宛先に、特定した前記保険料控除情報から生成した保険情報を通知するか、特定した前記保険料控除情報に含まれる前記保険会社に前記特定の個人に関する死亡を通知するかの通知先を変更する
処理をコンピュータが実行することを特徴とする死亡届処理方法。
(付記12)
保険料控除申告書により受け付けた情報を、前記保険料控除情報として記憶する付記11に記載の死亡届処理方法。
(付記13)
前記特定の個人の情報及び前記保険の契約者の情報として、マイナンバーを用いる付記11又は付記12に記載の死亡届処理方法。
(付記14)
前記保険金の受取人と前記死亡届データに含まれる届出人とが一致するか否かを、氏名及び続柄の情報を用いて判定する付記11~付記13のいずれか1項に記載の死亡届処理方法。
(付記15)
前記死亡届データの届出人に対応する宛先を含む前記死亡届データを受け付ける付記11~付記14のいずれか1項に記載の死亡届処理方法。
(付記16)
届出人、死亡した特定の個人の情報を含む死亡届データの登録を受け付け、
保険会社と、保険の契約者と、保険金の受取人とを含む保険料控除情報を記憶する記憶部を参照して、前記特定の個人を保険の契約者とする保険料控除情報を特定し、
特定した前記保険料控除情報に含まれる保険金の受取人と前記死亡届データに含まれる届出人とが一致するか否かを判定し、
判定結果に応じて、前記死亡届データの届出人又は前記保険金の受取人に対応する宛先に、特定した前記保険料控除情報から生成した保険情報を通知するか、特定した前記保険料控除情報に含まれる前記保険会社に前記特定の個人に関する死亡を通知するかの通知先を変更する
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする死亡届処理プログラムを記憶した記憶媒体。
10 死亡届処理装置
12 受付部
14 特定部
16 判定部
18 通知部
22 保険料控除データベース
24 死亡届データ
26 保険会社データベース
40 コンピュータ
41 CPU
42 メモリ
43 記憶部
49 記憶媒体
50 死亡届処理プログラム

Claims (4)

  1. 届出人を特定するための情報と、死亡した特定の個人の情報を含む死亡届データの登録を受け付け、
    保険会社と、保険の契約者と、保険金の受取人を特定するための情報とを含む保険料控除情報を記憶する記憶部を参照して、前記特定の個人を保険の契約者とする保険料控除情報を特定し、
    特定した前記保険料控除情報に含まれる前記保険金の受取人を特定するための情報が示す受取人と前記死亡届データに含まれる前記届出人を特定するための情報が示す届出人とが一致するか否かを判定し、
    判定結果に応じて、前記死亡届データの届出人又は前記保険金の受取人に対応する宛先に、特定した前記保険料控除情報から生成した保険情報を通知するか、特定した前記保険料控除情報に含まれる前記保険会社に前記特定の個人に関する死亡を通知するかの通知先を変更する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする死亡届処理プログラム。
  2. 保険料控除申告書により受け付けた情報を、前記保険料控除情報として記憶する請求項1に記載の死亡届処理プログラム。
  3. 届出人を特定するための情報と、死亡した特定の個人の情報を含む死亡届データの登録を受け付ける受付部と、
    保険会社と、保険の契約者と、保険金の受取人を特定するための情報とを含む保険料控除情報を記憶する記憶部を参照して、前記特定の個人を保険の契約者とする保険料控除情報を特定する特定部と、
    特定した前記保険料控除情報に含まれる前記保険金の受取人を特定するための情報が示す受取人と前記死亡届データに含まれる前記届出人を特定するための情報が示す届出人とが一致するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じて、前記死亡届データの届出人又は前記保険金の受取人に対応する宛先に、特定した前記保険料控除情報から生成した保険情報を通知するか、特定した前記保険料控除情報に含まれる前記保険会社に前記特定の個人に関する死亡を通知するかの通知先を変更する通知部と、
    を含むことを特徴とする死亡届処理装置。
  4. 届出人を特定するための情報と、死亡した特定の個人の情報を含む死亡届データの登録を受け付け、
    保険会社と、保険の契約者と、保険金の受取人を特定するための情報とを含む保険料控除情報を記憶する記憶部を参照して、前記特定の個人を保険の契約者とする保険料控除情報を特定し、
    特定した前記保険料控除情報に含まれる前記保険金の受取人を特定するための情報が示す受取人と前記死亡届データに含まれる前記届出人を特定するための情報が示す届出人とが一致するか否かを判定し、
    判定結果に応じて、前記死亡届データの届出人又は前記保険金の受取人に対応する宛先に、特定した前記保険料控除情報から生成した保険情報を通知するか、特定した前記保険料控除情報に含まれる前記保険会社に前記特定の個人に関する死亡を通知するかの通知先を変更する
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする死亡届処理方法。
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