JP2014203167A - 保険管理装置、保険管理方法及び保険管理プログラム - Google Patents

保険管理装置、保険管理方法及び保険管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者に保険の情報を容易に把握させること。
【解決手段】実施形態に係る保険管理装置は、保険に関する保険情報を記憶する保険情報記憶部と、ユーザ装置から保険情報の取得要求を受け付ける受付部と、受付部によって保険情報の取得要求が受け付けられた場合に、保険情報記憶部に記憶されている保険情報のうち、ユーザ装置を利用するユーザが保険金の受取人である保険に関する保険情報を一括してユーザ装置に通知する通知部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、保険管理装置、保険管理方法及び保険管理プログラムに関する。
従来、多くの人が、病気や事故等によって生じる損失に備えて各種保険に加入している。このような保険には、生命保険、医療保険、年金保険、損害保険、介護保険、団体保険などのように多くの種類が存在する。また、同一種類の保険であっても、終身保険又は定期保険の違いがあったり、保険会社によって契約内容に違いがあったりする。このようなことから、人によっては、自身のニーズと合致した多数の保険に加入している場合もある。
また、近年では、契約者、被保険者、保険会社等が夫々異なる複数の既契約保険の情報をグループ単位で一元管理し、グループ内において保険会社や契約者を検索キーとして、所望の情報を得る保険情報管理システムが提案されている。
特開2002−279184号公報 特開2005−222521号公報 特開2002−074003号公報 特開2003−223563号公報
しかしながら、上記の従来技術では、利用者にとって保険の情報を容易に把握できるとは限らなかった。具体的には、上記従来の保険情報管理システムでは、契約者が加入している保険の情報が得られるに過ぎず、利用者にとって必要な保険の情報が精査されていない場合が多いので、利用者にとっては保険の情報を容易に把握できるとは限らなかった。
そこで、本願は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者にとって保険の情報を容易に把握することができる保険管理装置、保険管理方法及び保険管理プログラムを提供することを目的とする。
実施形態に係る保険管理装置は、保険に関する保険情報を記憶する保険情報記憶部と、ユーザ装置から前記保険情報の取得要求を受け付ける受付部と、前記受付部によって保険情報の取得要求が受け付けられた場合に、前記保険情報記憶部に記憶されている保険情報のうち、前記ユーザ装置を利用するユーザが保険金の受取人である保険に関する保険情報を一括して前記ユーザ装置に通知する通知部とを備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、利用者に保険の情報を容易に把握させることができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係る保険管理システムの構成例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る保険管理装置の構成例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係るユーザ情報記憶部の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係る保険情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る条件入力画面の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係る通知画面の一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係る保険管理装置による通知処理手順を示すフローチャートである。 図8は、第1の実施形態に係る通知画面の一例を示す図である。 図9は、第1の実施形態に係る通知画面の一例を示す図である。 図10は、第1の実施形態に係る通知画面の一例を示す図である。 図11は、第1の実施形態に係る条件入力画面の一例を示す図である。 図12は、第1の実施形態に係る通知画面の一例を示す図である。 図13は、第1の実施形態に係る通知画面の一例を示す図である。 図14は、第2の実施形態に係る保険管理システムの構成例を示す図である。 図15は、第2の実施形態に係る保険管理装置の構成例を示す図である。 図16は、第2の実施形態に係る病歴情報記憶部の一例を示す図である。 図17は、第2の実施形態に係る保険管理装置による通知処理を説明するための説明図である。 図18は、第2の実施形態に係る保険管理装置による通知処理を説明するための説明図である。
以下に、図面を用いて、本願に係る保険管理装置、保険管理方法及び保険管理プログラムの実施形態を説明する。なお、この実施形態により本願に係る保険管理装置、保険管理方法及び保険管理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(第1の実施形態)
[保険管理システムの構成]
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係る保険管理システムの構成について説明する。図1は、第1の実施形態に係る保険管理システム1の構成例を示す図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る保険管理システム1には、保険管理装置100と、ユーザ装置10〜10とが含まれる。
保険管理装置100は、企業や団体等の組織によって管理されるサーバ装置である。図1の例の場合、保険管理装置100は、会社Cによって管理される。かかる保険管理装置100は、会社Cの社員に対して、社員が加入している各種保険の一括管理サービスを提供する。
ユーザ装置10〜10は、ユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、ユーザ装置10〜10は、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット型端末、デスクトップ型PC(Personal Computer)、ノート型PC等である。実施形態に係るユーザ装置10〜10は、携帯電話機やPDAやタブレット型端末であるものとする。
図1の例において、ユーザ装置10は、会社Cの社員U11によって利用される。また、ユーザ装置10は、社員U11の妻U12によって利用され、ユーザ装置10は、社員U11及び妻U12の子供である長女U13によって利用される。なお、ユーザ装置10〜10は、それぞれ同様の機能を有するので、以下では、ユーザ装置10〜10を区別する必要がない場合には、これらを総称して「ユーザ装置10」と表記する場合がある。
このような前提の下、社員U11は、例えば、ユーザ装置10を用いて、自身(社員U11)が加入している保険に関する保険情報を保険管理装置100に登録する(1)。例えば、社員U11は、保険情報として、「保険会社名」、「保険の種別(生命保険、医療保険、年金保険など)」、「契約者」、「被契約者」、「保険金の受取人」、「保険金」などを保険管理装置100に登録する。ここで、登録される保険の例としては、被保険者が社員U11であり、受取人が妻U12や長女U13である生命保険や、被保険者が社員U11であり、受取人が社員U11である医療保険などが挙げられる。
このようにして、保険管理装置100は、社員U11が個人的に加入している各種保険に関する保険情報を保持する。なお、保険管理装置100は、社員U11が契約者である保険に関する保険情報だけでなく、社員U11の家族が契約者である保険に関する保険情報の登録についても受け付ける。すなわち、保険管理装置100は、社員U11の家族が加入している全保険の一括管理サービスを提供する。また、会社Cが複数の社員を被保険者とした団体保険に加入している場合、保険管理装置100は、社員U11による登録操作にかかわらず、かかる団体保険に関する保険情報についても保持する。
また、上記例では、社員U11がユーザ装置10を用いて保険情報を登録する例を示したが、この例に限られない。例えば、社員U11は、会社Cに出勤している際に、会社Cから提供されているPC等を用いて保険情報を保険管理装置100に登録してもよい。また、社員U11自身が保険情報を登録するのではなく、社員U11と保険契約している保険会社の社員等が社員U11を代理して保険情報を登録してもよい。
続いて、図1の例において、妻U12は、ユーザ装置10を用いて、保険管理装置100にアクセスすることで、保険情報の取得要求を送信したものとする。この場合、保険管理装置100は、自装置(保険管理装置100)内で保持している各種保険情報のうち、妻U12が受取人である保険に関する保険情報をユーザ装置10に通知する(2)。このとき、保険管理装置100は、妻U12が受取人である保険の保険情報の全てを通知するのではなく、妻U12が受け取り可能な保険金を含む保険情報を通知する。
例えば、社員U11が加入している生命保険Aは、保険金が「1000万円」であり、受取人が妻U12及び長女U13であるものとする。そして、各受取人が保険金「1000万円」を受け取る割合が、妻U12「50%」であり、長女U13「25%」であり、図示しない長男「25%」であるものとする。この場合、保険管理装置100は、生命保険Aの保険情報として、「保険金:1000万円」をユーザ装置10に通知するのではなく、妻U12が受け取り可能な保険金の額である「保険金:500万円」を通知する。
同様に、図1の例において、長女U13は、ユーザ装置10を用いて、保険管理装置100にアクセスすることで、保険情報の取得要求を送信したものとする。この場合、保険管理装置100は、長女U13が受取人である保険に関する保険情報をユーザ装置10に通知する(3)。このとき、社員U11が上記の生命保険Aに加入している場合、保険管理装置100は、生命保険Aの保険情報として、「保険金:1000万円」をユーザ装置10に通知するのではなく、長女U13が受け取り可能な保険金の額である「保険金:250万円」をユーザ装置10に通知する。
このように、第1の実施形態に係る保険管理装置100は、保険情報の取得要求を受信した場合に、保険情報を要求しているユーザ(以下、「要求ユーザ」と表記する場合がある)が受取人である保険に関する保険情報を通知する。すなわち、保険管理装置100は、保険管理システム1のユーザにとって必要となる保険に関する保険情報のみを通知することで、利用者に保険情報を容易に把握させることができる。また、保険管理装置100は、要求ユーザが受け取り可能な保険金を算出した上で通知するので、利用者に保険情報をより容易に把握させることができる。
[保険管理装置の構成]
次に、図2を用いて、第1の実施形態に係る保険管理装置100の構成について説明する。図2は、第1の実施形態に係る保険管理装置100の構成例を示す図である。図2に示すように、第1の実施形態に係る保険管理装置100は、通信部110と、ユーザ情報記憶部121と、保険情報記憶部122と、制御部130とを有する。なお、保険管理装置100は、保険管理装置100を管理する管理者から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。かかる通信部110は、図示しないネットワークと有線又は無線により接続され、ネットワークを介して、ユーザ装置10との間で情報の送受信を行う。
ユーザ情報記憶部121及び保険情報記憶部122は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
ユーザ情報記憶部121は、保険管理装置100にユーザ登録しているユーザに関する各種ユーザ情報を記憶する。なお、第1の実施形態では、保険管理装置100は会社Cによって管理されるので、ユーザ情報記憶部121には、会社Cの社員と、社員の家族に関するユーザ情報を記憶する。ここで、図3に、第1の実施形態に係るユーザ情報記憶部121の一例を示す。図3に示すように、ユーザ情報記憶部121は、「ユーザID」、「パスワード」、「家族ID」、「続柄」、「氏名」、「生年月日」、「性別」、「メールアドレス」といった項目を有する。
「ユーザID」は、ユーザを識別するための識別子を示す。例えば、ユーザが会社Cの社員である場合には、「ユーザID」は、社員ID等に該当する。「パスワード」は、ユーザのパスワードを示す。かかるパスワードは、ユーザによって指定されてもよいし、保険管理装置100によって払い出されてもよい。「家族ID」は、家族を識別するための識別子を示す。図3では、「家族ID」が同一である複数のユーザが家族であることを示す。「続柄」は、家族内におけるユーザの続柄を示す。図3に示した「続柄」には、「世帯主」との関係が記憶されるものとする。「氏名」は、ユーザの氏名を示す。「生年月日」は、ユーザの生年月日を示す。「性別」は、ユーザの性別を示す。「メールアドレス」は、ユーザが保持するメールアドレスを示す。例えば、「メールアドレス」は、ユーザ装置10に設定されているメールアドレス等に該当する。
すなわち、図3では、ユーザID「U11」によって識別されるユーザ(以下、図1に示した「社員U11」であるものとする)が、世帯主である例を示している。また、図3では、ユーザID「U12」によって識別されるユーザ(以下、図1に示した「妻U12」であるものとする)が、社員U11の妻である例を示している。また、図3では、ユーザID「U13」によって識別されるユーザ(以下、図1に示した「長女U13」であるものとする)が、社員U11の長女である例を示している。また、図3では、ユーザID「U14」によって識別されるユーザ(以下、「長男U14」であるものとする)が、社員U11の長男である例を示している。
なお、ユーザ情報記憶部121が記憶する情報は、図3に示した例に限られない。例えば、ユーザ情報記憶部121は、ユーザの「住所」や「年齢」や「会社内での役職」や「年収」などを記憶してもよい。
保険情報記憶部122は、ユーザが加入している保険に関する保険情報を記憶する。ここで、図4に、第1の実施形態に係る保険情報記憶部122の一例を示す。図4に示すように、保険情報記憶部122は、「ユーザID」、「保険会社名」、「保険証券番号」、「保険種別」、「被保険者」、「受取人」、「支払期間」、「支払保険料」、「受取保険金」といった項目を有する。
「ユーザID」は、図3に示したユーザIDに対応する。なお、図4の例では、「ユーザID」は、保険会社と保険を契約している契約者のユーザIDに該当するものとする。「保険会社名」は、保険者として保険事業を営む会社であって、ユーザと保険を契約している会社の名称を示す。「保険証券番号」は、保険を識別するための証券番号を示す。「保険種別」は、保険の商品名などを示す。「被保険者」は、保険事故の発生対象となるユーザを示す。なお、ここでいう保険事故とは、保険者(保険会社)に保険金の支払い義務が生じる事象(例えば、事故、死亡、火災、紛失、満期など)を示す。「受取人」は、保険金を受け取るユーザを示す。「支払期間」は、ユーザが保険料を保険会社に支払う期間を示す。「支払保険料」は、ユーザが保険会社に支払う保険料を示す。「受取保険金」は、保険事故が発生した際に受取人が保険会社から受け取る保険金を示す。
図4に示した保険種別についていくつか例を挙げて説明する。医療保険(終身)は、被保険者の年齢にかかわらず、被保険者に保険事故(例えば、病気)が発生した際に保険会社から受取人に保険金が支払われる保険である。また、生命保険(終身)は、被保険者の年齢にかかわらず、被保険者に保険事故(例えば、死亡)が発生した際に保険会社から受取人に保険金が支払われる保険である。また、生命保険(定期)は、予め決められた年齢以下である被保険者に保険事故(例えば、死亡)が発生した際に保険会社から受取人に保険金が支払われる保険である。また、団体生命保険は、会社Cに在職中の被保険者であって、予め決められた年齢(図4の例では60歳)以下である被保険者に保険事故(例えば、死亡)が発生した際に保険会社から受取人に保険金が支払われる保険である。
すなわち、図4では、ユーザIDが「U11」である社員U11が、保険会社「A11」との間で、被保険者及び受取人を自身(社員U11)とする医療保険(終身)を契約している例を示している。また、図4では、かかる医療保険(終身)の契約内容が、「1993年1月」から「2029年3月」まで毎月6千円の保険料を社員U11が保険会社「A11」に支払い、保険金が「入院時に毎日8千円、手術時に15万円」である例を示している。
また、他の例を挙げると、図4では、社員U11が、保険会社「A13」との間で、被保険者を自身(社員U11)とし、受取人を妻U12、長女U13及び長男U14とする生命保険(終身)を契約している例を示している。また、図4では、かかる生命保険(終身)の契約内容が、「1994年2月」から「2029年3月」まで毎月4千円の保険料を社員U11が保険会社「A13」に支払い、保険金が「死亡時に1000万円」であり、保険金を受け取る割合である受取割合が妻U12「50%」、長女U13「25%」、長男U14「25%」である例を示している。
また、他の例を挙げると、図4では、社員U11が、保険会社「A13」との間で、被保険者を自身(社員U11)とし、受取人を妻U12、長女U13及び長男U14とする生命保険(定期)を契約している例を示している。また、図4では、かかる生命保険(定期)の契約内容が、社員U11が60歳までに死亡した場合に、保険金「2000万円」が受取人である妻U12、長女U13及び長男U14に支払われる例を示している。
また、他の例を挙げると、図4では、ユーザID「U100」によって識別されるユーザ(ここでは、「会社C」とする)が、保険会社「A20」との間で、被保険者に社員U11を含む団体生命保険を契約している例を示している。また、図4では、かかる団体生命保険の契約内容が、会社Cに在職している被保険者(社員)が60歳までに死亡した場合に、保険金「1500万円」が受取人である妻U12に支払われる例を示している。なお、図4では、団体生命保険の「支払保険料」が「0」となっているが、これは、保険料が会社Cによって負担されることを示す。すなわち、この例の場合、被保険者である社員U11等が保険会社「A20」に保険料を支払うことはない。
図2の説明に戻って、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、内部の記憶装置に記憶されているプログラム(保険管理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
第1の実施形態に係る制御部130は、例えば、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)等に従って、保険管理装置100をウェブサーバとして動作させる。かかる制御部130は、図2に示すように、認証部131と、登録部132と、要求受付部133と、通知部134とを有する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
認証部131は、ユーザ認証処理を行う。具体的には、認証部131は、通信部110を介してユーザ装置10からアクセスされた場合に、ユーザID及びパスワードを入力するためのログイン画面をユーザ装置10に送信する。そして、認証部131は、かかるログイン画面に入力されたユーザID及びパスワードの組合せがユーザ情報記憶部121に記憶されているか否かを判定する。そして、認証部131は、ユーザID及びパスワードの組合せがユーザ情報記憶部121に記憶されている場合には認証成功と判定し、ユーザID及びパスワードの組合せがユーザ情報記憶部121に記憶されていない場合には認証失敗と判定する。
また、認証部131は、ユーザ情報記憶部121にユーザ情報が登録されていないユーザからアクセスされた場合には、ユーザ登録処理を行ってもよい。この場合、認証部131は、図3に示したユーザ情報記憶部121が有する各種項目を入力するためのユーザ情報入力画面をユーザ装置10に送信する。そして、認証部131は、ユーザ情報入力画面に入力された各種情報をユーザ情報記憶部121に登録する。また、認証部131は、会社Cの社員が有するユーザ装置10から、かかる社員の家族をユーザ登録する旨の要求を受け付けた場合に、家族に関する情報を入力するためのユーザ情報入力画面をユーザ装置10に送信し、かかるユーザ情報入力画面に入力された各種情報をユーザ情報記憶部121に登録する。
なお、制御部130は、認証部131による認証が成功した場合には、トップ画面をユーザ装置10に送信する。かかるトップ画面には、上述した家族をユーザ登録するためのユーザ登録メニューや、保険情報を登録するための保険情報登録メニューや、保険情報を取得するための保険情報取得メニューなどが含まれる。
登録部132は、通信部110を介してユーザ装置10から保険情報を受信し、受信した保険情報を保険情報記憶部122に登録する。具体的には、登録部132は、上述したトップ画面における保険情報登録メニューが選択される等して、ユーザ装置10から保険情報を登録する旨の要求を受け付けた場合に、図4に示した保険情報記憶部122が有する各種項目を入力するための保険情報入力画面をユーザ装置10に送信する。そして、登録部132は、保険情報入力画面に入力された各種情報を保険情報記憶部122に登録する。なお、登録部132によって送信される保険情報入力画面の構成は、既知の技術によって実現できる。例えば、保険情報入力画面では、最初に保険会社をプルダウンで選択させ、保険会社が選択された場合には、かかる保険会社から提供されている保険商品をプルダウンで選択させるなどする。このように、登録部132は、保険情報入力画面において、複数の入力項目の間で整合性が保たれるように入力を制限することができる。
要求受付部133は、ユーザ装置10から、保険情報の取得要求を受け付ける。具体的には、要求受付部133は、上述したトップ画面における保険情報取得メニューなどが選択される等して、ユーザ装置10から保険情報を取得する旨の要求を受け付けた場合に、取得対象の保険情報を絞り込む条件を入力するための条件入力画面をユーザ装置10に送信する。そして、要求受付部133は、条件入力画面に入力された絞り込み条件を通知部134に出力する。
通知部134は、要求受付部133によって保険情報の取得要求が受け付けられた場合に、かかる取得要求の送信元である要求ユーザが保険金の受取人である保険に関する保険情報をユーザ装置10に通知する。具体的には、通知部134は、保険情報を要求した要求ユーザが保険管理装置100にログインする際にログイン画面に入力したユーザIDを認証部131から取得する。そして、通知部134は、かかるユーザIDによって識別されるユーザが受取人となっており、かつ、要求受付部133から入力される絞り込み条件と合致する保険情報を一括してユーザ装置10に通知する。第1の実施形態に係る通知部134は、保険情報のうち、ユーザが受け取り可能な受取保険金が表示される通知画面をユーザ装置10に送信するものとする。
ここで、図5及び図6を用いて、上述した要求受付部133及び通知部134による処理の一例を説明する。図5は、第1の実施形態に係る条件入力画面の一例を示す図である。また、図6は、第1の実施形態に係る通知画面の一例を示す図である。
図5に示した条件入力画面G10には、チェックボックスP11と、プルダウンP12〜P15と、送信ボタンB10とが含まれる。チェックボックスP11は、条件を設定せずに、要求ユーザが受取人となっている全ての保険情報を取得するかを選択するための入力欄である。プルダウンP12は、死亡したユーザ、又は、死亡したと想定するユーザを選択するための入力欄である。プルダウンP13は、入院したユーザ、又は、入院したと想定するユーザを選択するための入力欄である。プルダウンP14及びP15は、ユーザと、かかるユーザの年齢を選択するための入力欄である。このプルダウンP14及びP15は、ユーザが所定の年齢となった場合に支払われる年金や、保険の満期時に支払われる保険金などを取得するために用いられる。
なお、要求受付部133は、図5に示したプルダウンP12〜P14に、要求ユーザと要求ユーザの家族とを選択候補として表示する。具体的には、要求受付部133は、要求ユーザのユーザIDに対応する家族IDをユーザ情報記憶部121から取得する。続いて、要求受付部133は、かかる家族IDに対応する各ユーザIDに対応する氏名をユーザ情報記憶部121から取得する。そして、要求受付部133は、ユーザ情報記憶部121から取得した全ての氏名をプルダウンP12〜P14の選択候補として表示する。例えば、要求ユーザのユーザIDが「U11」であるものとする。この場合、要求受付部133は、ユーザ情報記憶部121から家族ID「F10」を取得し、家族ID「F10」に対応するユーザID「U11」の氏名「特許A郎」と、ユーザID「U12」の氏名「特許B子」と、ユーザID「U13」の氏名「特許C美」と、ユーザID「U14」の氏名「特許D郎」とをプルダウンP12〜P14の選択候補として表示する。
そして、ユーザ装置10は、図5に示した条件入力画面G10において送信ボタンB10がユーザにより押下された場合に、条件入力画面G10に入力された絞り込み条件を保険管理装置100に送信する。この場合、通知部134は、図6に示した例のように、ユーザ装置10から受信した絞り込み条件と合致する保険情報が表示される通知画面G20をユーザ装置10に送信する。
図6では、要求ユーザが妻U12であり、条件入力画面G10においてチェックボックスP11が選択された場合における通知画面G20の一例を示す。この例では、通知部134は、保険情報記憶部122から、受取人にユーザID「U12」が含まれる保険情報を抽出する。具体的には、通知部134は、図4に示した保険情報記憶部122に記憶されている保険情報のうち、保険証券番号が「No002」、「No004」、「No005」、「No006」、「No007」、「No008」、「No100」である7個の保険情報を抽出する。そして、通知部134は、抽出した7個の保険情報のうち、妻U12が受け取り可能な保険金を算出し、算出した保険金が表示される通知画面G20をユーザ装置10に送信する。
より具体的に説明すると、通知部134は、図6の「1.夫が死亡した場合」に示すように、保険証券番号「No004」の生命保険(終身)に関する保険情報として、妻U12が受け取り可能な保険金「500万円」(保険金1000万円のうち、妻U12が受け取る割合50%に該当)を通知画面G20に表示させる。このように、通知部134は、他の保険情報についても妻U12が受け取り可能な保険金を表示させる。
なお、図5に示した条件入力画面G10のプルダウンP12において、ユーザID「U11」の「特許A郎」が選択された場合、通知部134は、被保険者が「特許A郎」であり、かつ、「特許A郎」が死亡した際に支払われる保険金のみが表示される通知画面を送信する。具体的には、通知部134は、図6に示した「1.夫が死亡した場合」、「2.夫が60歳までに死亡した場合」及び「3.夫が在職中で60歳までに死亡した場合」のみが表示される通知画面を送信する。また、例えば、図5に示した条件入力画面G10のプルダウンP13において、ユーザID「U12」の「特許B子」が選択された場合、通知部134は、被保険者が「特許B子」であり、かつ、「特許B子」が入院した際に支払われる保険金のみが表示される通知画面を送信する。具体的には、通知部134は、図6に示した「7.入院:・・・」のみが表示される通知画面を送信する。
また、図5及び図6の画面例は一例であって、図示した態様に限られない。例えば、要求受付部133は、図5に示した条件入力画面G10のプルダウンP12において選択されたユーザの死亡年齢を選択するための選択欄や、かかるユーザが会社に在職中であるか否かを選択するための選択欄を含めてもよい。また、例えば、通知部134は、図6に示した例において、保険金だけでなく、保険会社名、保険証券番号、保険種別、被保険者などの情報を通知画面に表示させてもよい。
このように、第1の実施形態に係る保険管理装置100は、絞り込み条件と合致する保険情報を通知するので、利用者に保険情報を容易に把握させることができる。例えば、図5に示した例において、要求ユーザである妻U12は、夫が死亡していない場合であっても、プルダウンP12に夫である社員U11を指定することで、仮に夫が死亡した際に、自身(妻U12)に支払われる保険金を容易に把握することができる。また、例えば、妻U12は、プルダウンP13に自身(妻U12)を指定することで、自身(妻U12)が入院した際に支払われる保険金を容易に把握することができる。また、例えば、妻U12は、プルダウンP14に自身(妻U12)を指定し、プルダウンP15に自身(妻U12)の年齢を指定することで、いつから保険金(年金等)が支払われるかを容易に把握することができる。これにより、保険管理装置100の利用者は、今後加入すべき保険や、契約を解除すべき保険などを容易に検討することができる。
[保険管理装置の通知処理手順]
次に、図7を用いて、上述してきた保険管理装置100による通知処理の手順について説明する。図7は、第1の実施形態に係る保険管理装置100による通知処理手順を示すフローチャートである。
図7に示すように、保険管理装置100の認証部131は、ユーザ装置10からアクセスされたか否かを判定する(ステップS101)。そして、認証部131は、ユーザ装置10からアクセスされていない場合には(ステップS101否定)、アクセスされるまで待機する。
一方、認証部131は、ユーザ装置10からアクセスされた場合に(ステップS101肯定)、認証処理を行う(ステップS102)。例えば、認証部131は、ログイン画面をユーザ装置10に送信し、かかるログイン画面に入力されたユーザID及びパスワードに基づいて認証処理を行う。そして、認証部131は、認証処理に失敗した場合には(ステップS103否定)、ユーザ装置10にエラー通知を行うなどして処理を終了する。
一方、認証部131による認証処理に成功した場合(ステップS103肯定)、要求受付部133は、ユーザ装置10から保険情報の取得要求を受け付けたか否かを判定する(ステップS104)。そして、要求受付部133は、保険情報が要求されていない場合には(ステップS104否定)、保険情報が要求されるまで待機する。
一方、要求受付部133は、ユーザ装置10から保険情報の取得要求を受け付けた場合には(ステップS104肯定)、図5に例示したような条件入力画面G10をユーザ装置10に送信する(ステップS105)。そして、要求受付部133は、かかる条件入力画面G10に入力された絞り込み条件をユーザ装置10から受け付ける(ステップS106)。
そして、通知部134は、ステップS102において認証処理に用いられたユーザIDによって識別されるユーザ(保険情報を要求した要求ユーザ)が受取人であり、かつ、ステップS106において要求受付部133によって受け付けられた絞り込み条件と合致する保険情報を保険情報記憶部122から取得する(ステップS107)。そして、通知部134は、保険情報記憶部122から取得した保険情報のうち、要求ユーザが受け取り可能な保険金をユーザ装置10に通知する(ステップS108)。
[第1の実施形態の変形例]
上述した第1の実施形態は、上記実施形態にも種々の異なる形態にて実施されてもよい。そこで、以下では、第1の実施形態の変形例について説明する。
[保険情報のグラフ表示]
上記第1の実施形態では、図6に示した通知画面を例に挙げて説明したが、通知部134は、保険金等がグラフ表示された通知画面を送信してもよい。この点について図8を用いて説明する。図8は、第1の実施形態に係る通知画面の一例を示す図である。図8では、要求ユーザが妻U12であり、条件入力画面G10のチェックボックスP12において「特許A郎」(社員U11)が選択された場合における通知画面G21の一例を示す。
図8に示すように、通知部134は、保険種別毎に、保険金がグラフ表示された通知画面G21を送信する。図8に示したグラフは、被保険者が「特許A郎」(ユーザID「U11」)であり、受取人が妻U12である生命保険の例を示している。かかるグラフの横軸は「特許A郎」の年齢を示し、縦軸は妻U12が受け取り可能な保険金を示す。すなわち、図8に例示したグラフは、横軸によって示される年齢で「特許A郎」が死亡した際に、妻U12に支払われる保険金を示している。
このように、通知部134は、保険情報をグラフ表示することにより、要求ユーザに保険情報を容易に把握させることができる。例えば、図8の例において、妻U12は、夫が60歳までに死亡した場合には、合計2500万円の保険金を受け取り、夫が60歳以降に死亡した場合には、合計500万円の保険金を受け取ることを容易に把握することができる。これにより、妻U12は、今後加入すべき保険や、契約を解除すべき保険などを容易に検討することができる。
なお、図8では、図示することを省略したが、通知部134は、生命保険だけなく、医療保険や年金保険等についても、時間経過とともに変動し得る保険金がグラフ表示された通知画面G21をユーザ装置10に送信する。例えば、通知部134は、図4に示した保険証券番号が「No002」である医療保険(終身)を通知画面に表示させる場合には、グラフの横軸を妻の年齢とし、グラフの縦軸を保険金とする。また、例えば、通知部134は、図4に示した保険証券番号が「No008」である年金保険を通知画面に表示させる場合には、グラフの横軸を妻の年齢とし、グラフの縦軸を保険金とする。
[保険情報の選択表示]
また、通知部134は、図8に示した例のように、保険情報をグラフ表示する場合には、グラフ表示させる保険をユーザに選択可能にしてもよい。この点について図9を用いて説明する。図9は、第1の実施形態に係る通知画面の一例を示す図である。図9では、図8の例と同様に、要求ユーザが妻U12であり、条件入力画面G10のチェックボックスP12において「特許A郎」(社員U11)が選択された場合における通知画面G22の一例を示す。
図9に示すように、通知部134は、図8に示した例と比較して、保険選択欄P22を含む通知画面G22をユーザ装置10に送信する。保険選択欄P22には、妻U12が保険金を受け取ることが可能な生命保険が表示されるとともに、かかる生命保険をグラフ表示するか否かを選択するためのチェックボックスが表示される。図9に示した例では、団体生命保険をグラフ表示しない操作が行われたものとする。この場合、通知画面G22には団体生命保険がグラフ表示されない。また、図9に示した状態において、団体生命保険に対応するチェックボックスが選択された場合には、通知画面G22は、図8に例示した状態に動的に変動する。
このように、通知部134は、各保険情報を選択可能にグラフ表示させることで、要求ユーザに対して、契約解除した場合における保険の状態を容易に把握させることができる。例えば、図9の例において、妻U12は、夫が会社を退職した際の保険の状態を容易に把握することができる。なお、図9では、図示することを省略したが、通知部134は、生命保険だけなく、医療保険や年金保険等についても、各保険情報を選択可能にグラフ表示させる。
[保険情報のシミュレーション]
また、通知部134は、図8及び図9に示した例のように、保険情報をグラフ表示する場合には、現に加入している保険に関する保険情報と、今後加入する予定の保険に関する保険情報とを統合してグラフ表示してもよい。この点について図10を用いて説明する。図10は、第1の実施形態に係る通知画面の一例を示す図である。図10では、図8及び図9の例と同様に、要求ユーザが妻U12であり、条件入力画面G10のチェックボックスP12において「特許A郎」(社員U11)が選択された場合における通知画面G23の一例を示す。
図10に示すように、通知部134は、図8に示した例と比較して、保険情報入力ボタンB23と保険選択欄P23とを含む通知画面G23をユーザ装置10に送信する。保険情報入力ボタンB23は、現時点ではユーザが未加入の保険に関する保険情報を入力するためのボタンである。かかる保険情報入力ボタンB23が押下された場合に、登録部132は、図4に示した保険情報記憶部122が有する各種項目を入力するための保険情報入力画面をユーザ装置10に送信する。そして、かかる保険情報入力画面に保険情報が入力された場合には、通知部134は、図10に示した例のように、保険情報入力画面に入力された保険情報も含めてグラフ表示する。図10に示した例では、「[Y1]生命保険(定期)」が、実際には加入していない保険を示す。
また、保険選択欄P23には、図9に示した例と同様に、妻U12が保険金を受け取ることが可能な生命保険が表示されるとともに、かかる生命保険をグラフ表示するか否かを選択するためのチェックボックスが表示される。ただし、図10に示した保険選択欄P23には、保険情報入力ボタンB23を介して入力された未加入の保険情報についても表示される。このように、通知部134は、未加入の保険に関する保険情報についてもグラフ表示することで、要求ユーザに対して、仮に保険に加入した場合における保険の状態を容易に把握させることができる。
[支払保険料の通知]
また、上記第1の実施形態では、図6に示した例のように、要求ユーザが受け取り可能な保険金を通知する例を示した。しかし、保険管理装置100は、要求ユーザが現に支払っている保険料を一括して通知してもよい。この点について、図11〜図13を用いて説明する。
図11は、第1の実施形態に係る条件入力画面の一例を示す図である。要求受付部133は、ユーザ装置10から保険情報を取得する旨の要求を受け付けた場合に、図11に示した条件入力画面G30をユーザ装置10に送信する。条件入力画面G30には、チェックボックスP31〜P34と、送信ボタンB30とが含まれる。チェックボックスP11は、条件を設定せずに、要求ユーザが契約者となっている全ての保険情報を受信するかを選択するための入力欄である。プルダウンP32〜P34は、要求ユーザが契約者となっている保険を選択するための入力欄である。
そして、ユーザ装置10は、図11に示した条件入力画面G30において送信ボタンB30がユーザにより押下された場合に、条件入力画面G30に入力された絞り込み条件を保険管理装置100に送信する。この場合、通知部134は、図12に示した例のように、ユーザ装置10から受信した絞り込み条件と合致する保険情報が表示される通知画面G40をユーザ装置10に送信する。
図12では、要求ユーザが社員U11であり、条件入力画面G30においてチェックボックスP31が選択された場合における通知画面G40の一例を示す。この例では、通知部134は、保険情報記憶部122から、ユーザID「U11」に対応する保険情報を抽出する。具体的には、通知部134は、図4に示した保険情報記憶部122に記憶されている保険情報のうち、保険証券番号が「No001」〜「No007」である7個の保険情報を抽出する。そして、通知部134は、抽出した7個の保険情報に対応する支払期間及び支払保険料が表示される通知画面G40をユーザ装置10に送信する。このように、通知部134は、保険情報として支払保険料についても通知することで、要求ユーザに対して、現に支払っている保険料を容易に把握させることができる。
[支払保険料のグラフ表示]
また、通知部134は、図12に示した例とは異なり、支払保険料がグラフ表示された通知画面を送信してもよい。この点について図13を用いて説明する。図13は、第1の実施形態に係る通知画面の一例を示す図である。図13では、要求ユーザが社員U11であり、条件入力画面G30においてチェックボックスP32が選択された場合における通知画面G50の一例を示す。
図13に示したグラフは、契約者が社員U11である生命保険の例を示している。かかるグラフの横軸は社員U11の年齢を示し、縦軸は妻U12が支払保険料を示す。すなわち、図13に例示したグラフは、横軸によって示される社員U11の年齢において、社員U11が各保険会社に支払う保険料を示している。また、図13に示した通知画面G50には、保険選択欄P51が含まれる。保険選択欄P51には、社員U11が契約者である生命保険が表示されるとともに、かかる生命保険の保険料をグラフ表示するか否かを選択するためのチェックボックスが表示される。
このように、通知部134は、支払保険料をグラフ表示することにより、要求ユーザに対して、現に支払っている保険料を容易に把握させることができる。これにより、要求ユーザは、今後加入すべき保険や、契約を解除すべき保険などを容易に検討することができる。
なお、図8では、図示することを省略したが、通知部134は、生命保険だけなく、医療保険や年金保険等についても、時間経過とともに変動し得る支払保険料がグラフ表示された通知画面G50をユーザ装置10に送信する。
[絞り込み条件]
また、上記第1の実施形態では、図5に示した例のように要求受付部133が条件入力画面を要求ユーザに送信する例を示した。しかし、要求受付部133は、条件入力画面を要求ユーザに送信しなくてもよい。この場合、通知部134は、要求受付部133によって保険情報の取得要求が受け付けられた場合に、要求ユーザが保険金の受取人である全ての保険に関する保険情報をユーザ装置10に通知する。
[利用態様]
また、上記第1の実施形態において、保険管理装置100は、ログインしたユーザに対して、かかるユーザと関連性を有する他のユーザの保険情報を通知してもよい。例えば、保険管理装置100は、上記例に示した妻U12がログインした場合には、妻U12の家族である社員U11、長女U13、長男U14が契約者や被保険者や受取人となっている保険に関する保険情報を通知してもよい。これにより、保険管理装置100を管理する会社Cは、例えば、会社Cによって保険料が負担される団体保険に社員U11が加入していることを妻U12に認識させることができるので、社員U11及び妻U12に対して、会社の待遇を認識させることができ、結果として社員の離職率の低減を図ることができる。
[第1の実施形態の効果]
上述してきたように、第1の実施形態に係る保険管理装置100は、保険情報を要求している要求ユーザが受取人である保険に関する保険情報を通知することで、要求ユーザに利用者に保険情報を容易に把握させることができる。また、第1の実施形態に係る保険管理装置100は、要求ユーザが受け取り可能な保険金を通知するので、利用者に保険情報をより容易に把握させることができる。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、ユーザ装置10に保険情報を通知する例を示した。第2の実施形態では、保険情報だけでなく、ユーザが過去に患った病気や、ユーザが現に患っている病気に関する病歴情報などが通知される例について説明する。
[保険管理システムの構成]
まず、図14を用いて、第2の実施形態に係る保険管理システムの構成について説明する。図14は、第2の実施形態に係る保険管理システム2の構成例を示す図である。図14に示すように、第2の実施形態に係る保険管理システム2には、保険管理装置200と、ユーザ装置10及び10とが含まれる。
図14の例において、社員U11は、ユーザ装置10を用いて、自身(社員U11)が加入している保険に関する保険情報と、自身(社員U11)が過去に患った病気や、自身(社員U11)が現に患っている病気に関する病歴情報とを保険管理装置200に登録する(1)。例えば、社員U11は、「診察日」、「診察を受けた病院の名称」、「処方された薬」などを保険管理装置200に登録する。
続いて、社員U11が病気や事故等の理由により、病院H11に搬送されたものとする(2)。このとき、病院H11の医師等は、病院H11内に設置されているユーザ装置10から、社員U11に関する情報(例えば、ユーザID)を保険管理装置200に送信する(3)。例えば、医師等は、社員U11からユーザID等を口頭で聞くことにより、かかるユーザIDをユーザ装置10から保険管理装置200へ送信する。
この場合、保険管理装置200は、社員U11の病歴情報をユーザ装置10に通知する(4)。また、保険管理装置200は、社員U11の緊急連絡先(ここでは、妻U12とする)が利用するユーザ装置10に保険情報を通知する(5)。例えば、保険管理装置200は、被保険者が社員U11であり、受取人が妻U12である保険に関する保険情報をユーザ装置10に通知する。このとき、保険管理装置200は、社員U11が病気等で病院に運ばれた旨が表示される通知画面をユーザ装置10に通知する。
このように、第2の実施形態に係る保険管理装置200は、登録ユーザである社員U11が病気等により病院に搬送された場合に、社員U11の病歴情報を病院側のユーザ装置10に通知する。これにより、医師等は、社員U11の病歴を把握することができるので、社員U11に対して適切な処置を施すことができる。また、保険管理装置200は、社員U11が病気等により病院に搬送された場合に、緊急連絡先である妻U12に保険情報を通知する。これにより、妻U12は、夫である社員U11が病気等になったことを認識することができる。
[保険管理装置の構成]
次に、図15を用いて、第2の実施形態に係る保険管理装置200の構成について説明する。図15は、第2の実施形態に係る保険管理装置200の構成例を示す図である。図15に示すように、第2の実施形態に係る保険管理装置200は、病歴情報記憶部223と、制御部230とを有する。また、制御部230は、登録部232と、要求受付部233と、通知部234とを有する。
病歴情報記憶部223は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる病歴情報記憶部223は、保険管理装置200にユーザ登録しているユーザに関する病歴情報を記憶する。ここで、図16に、第2の実施形態に係る病歴情報記憶部223の一例を示す。図16に示すように、病歴情報記憶部223は、「ユーザID」、「血液型」、「緊急連絡先」、「病歴情報」といった項目を有する。
「ユーザID」は、図3及び図4に示したユーザIDに対応する。「血液型」は、ユーザの血液型を示す。「緊急連絡先」は、緊急連絡先となるユーザを示す。「病歴情報」は、ユーザが過去に患った病気や、ユーザが現に患っている病気に関する情報を示す。図16の例では、「病歴情報」は、「診察日」、「病名」、「病院名」、「診療科」、「担当医」、「処方箋」といった項目に区分けされる。「診察日」は、ユーザが病院で診察を受けた年月日を示す。「病名」は、ユーザが患った病気の名称を示す。「病院名」は、ユーザが診察を受けた病院の名称を示す。「診療科」は、ユーザが診察を受けた診療科を示す。「担当医」は、ユーザを診察した医師の氏名を示す。「処方箋」は、ユーザが病院から処方された薬の名称を示す。
すなわち、図16では、社員U11の血液型が「RH+ A型」であり、社員U11の緊急連絡先が妻U12である例を示している。また、図16では、社員U11が、「2012年10月5日」に風邪のため、病院H11の内科において、医師Xの診察を受け、薬D11が処方された例を示している。
登録部232は、通信部110を介してユーザ装置10から病歴情報を受信し、受信した病歴情報を病歴情報記憶部223に登録する。具体的には、登録部232は、制御部230によって提供されるトップ画面における病歴情報登録メニューが選択される等して、ユーザ装置10から病歴情報を登録する旨の要求を受け付けた場合に、図16に示した病歴情報記憶部223が有する各種項目を入力するための病歴情報入力画面をユーザ装置10に送信する。そして、登録部232は、病歴情報入力画面に入力された各種情報を病歴情報記憶部223に登録する。
要求受付部233は、ユーザ装置10から、ユーザID等のユーザ情報とともに病歴情報の取得要求を受け付ける。例えば、図14に示した例の場合、要求受付部233は、病院H11に設置されているユーザ装置10から病歴情報の取得要求を受け付ける。
通知部234は、要求受付部233によって病歴情報の取得要求が受け付けられた場合に、要求受付部233によって受け付けられたユーザ情報(ユーザIDなど)によって識別されるユーザ(以下、「保険事故ユーザ」と表記する場合がある)に対応する病歴情報を病歴情報記憶部223から取得する。そして、通知部234は、病歴情報を要求した送信元のユーザ装置10に対して、病歴情報記憶部223から取得した保険事故ユーザの病歴情報を通知する。このとき、通知部234は、病歴情報だけでなく、病歴情報記憶部223に記憶されている「血液型」や「緊急連絡先」等についても通知してもよい。
さらに、通知部234は、要求受付部233によって病歴情報の取得要求が受け付けられた場合に、保険事故ユーザに対応する緊急連絡先を病歴情報記憶部223から取得する。続いて、通知部234は、緊急連絡先に対応するユーザのメールアドレスをユーザ情報記憶部121から取得する。また、通知部234は、保険事故ユーザが被保険者であり、緊急連絡先のユーザが受取人である保険情報を保険情報記憶部122から取得する。そして、通知部234は、ユーザ情報記憶部121から取得した緊急連絡先のメールアドレスを宛先として、保険情報記憶部122から取得した保険情報を通知する。このとき、通知部234は、保険事故ユーザに保険事故が発生した旨の情報についても通知する。
[第2の実施形態の変形例]
上述した第2の実施形態は、上記実施形態にも種々の異なる形態にて実施されてもよい。そこで、以下では、第2の実施形態の変形例について説明する。
[操作主体]
上記第2の実施形態では、病院H11の医師等がユーザ装置10を操作することで、病気等になったユーザである社員U11に関する情報(例えば、ユーザID)を保険管理装置200に送信する例を示した。しかし、病気等になったユーザに関する情報を保険管理装置200に送信する操作主体は、医師等に限られない。例えば、第2の実施形態において、社員U11は、自身の具合が悪くなった場合に、ユーザ装置10を用いて保険管理装置200にログインした後に、症状を入力するための症状入力画面を保険管理装置200から取得してもよい。そして、ユーザ装置10は、社員U11によって入力された社員U11の症状を保険管理装置200に送信する。この場合、保険管理装置200は、ユーザ装置10に対して、社員U11の病歴情報を通知する。そして、ユーザ装置10は、保険管理装置200から受信した病歴情報を表示部(例えば、液晶ディスプレイ)に表示する。これにより、社員U11は、ユーザ装置10に表示されている病歴情報を医師等に見せることで、自身の病歴を医師等に正確に伝えることができる。また、保険管理装置200は、社員U11の緊急連絡先である妻U12のユーザ装置10に対して、社員U11の具合が悪くなったことを示す情報及び保険情報を通知する。
また、社員U11は、自身の具合が悪くなった場合に会社Cに電話で連絡してもよい。そして、社員U11から連絡を受けた会社Cの社員等(例えば、総務)は、保険管理装置200にログインした後に、具体が悪くなった社員U11のユーザIDを入力するための緊急連絡用画面を保険管理装置200から取得してもよい。この場合、保険管理装置200は、会社Cの総務等に入力されたユーザIDに基づいて、社員U11のユーザ装置10に病歴情報を送信するとともに、社員U11の緊急連絡先である妻U12のユーザ装置10に対して、社員U11の具合が悪くなったことを示す情報及び保険情報を通知する。
[病歴情報の通知態様(1)]
また、上記第2の実施形態では、病院H11の医師等が社員U11からユーザID等を口頭で聞く例を示した。しかし、社員U11が病気や事故のために話せない状態の場合もある。以下、図17を用いて、社員U11が話せない状態の場合における保険管理装置200による通知処理について説明する。図17は、第2の実施形態に係る保険管理装置200による通知処理を説明するための説明図である。
まず、保険管理装置200を管理する管理者等は、保険管理装置200に登録されている各ユーザに対して、QRコード(登録商標)等の二次元コードが描出されたシール(以下、「二次元コードシール」と表記する場合がある)を配布する。かかる二次元コードシールには、各ユーザのユーザIDと、所定のユーザ側認証鍵とが埋め込まれる。そして、二次元コードシールを配布された各ユーザは、かかる二次元コードシールをユーザ装置10に貼り付ける。図17に示した例の場合、社員U11は、ユーザ装置10の裏面に二次元コードシールC10を貼り付けている。
なお、保険管理装置200の管理者は、1人のユーザに対して、同一の二次元コードシールを複数配布してもよい。この場合、ユーザは、ユーザ装置10だけでなく、手帳や、臓器提供意思表示カードや、財布等にも同様の二次元コードシールを貼り付ける。また、上記例では、二次元コードを例に挙げたが、バーコード等の一次元コードであってもよい。
また、病院H11に設置されているユーザ装置10には、保険管理装置200から提供される専用アプリケーションがインストールされる。かかる専用アプリケーションは、病歴情報の取得要求を保険管理装置200に送信する処理などを行う。また、かかる専用アプリケーションには、病院側認証鍵が予め設定される。
そして、病院H11の医師等は、社員U11が搬送されてきた場合に、ユーザ装置10により、ユーザ装置10に貼り付けられている二次元コードシールC10を読み取る(1)。ユーザ装置10による二次元コードの読み取り処理は、近年の端末装置に予め搭載されている既知の技術によって実現することができる。
続いて、ユーザ装置10は、専用アプリケーションによる制御の下、二次元コードシールC10を読み取った場合に、図17に示した例のようなユーザ情報送信画面G61を表示する。そして、ユーザ装置10は、ユーザ情報送信画面G61において送信ボタンB61が押下された場合に、二次元コードシールC10から読み取った「社員U11のユーザID」及び「ユーザ側認証鍵」と、専用アプリケーションに予め設定されている「病院側認証鍵」を保険管理装置200に送信する(2)。
続いて、保険管理装置200の認証部131は、ユーザ装置10から受信した「社員U11のユーザID」、「ユーザ側認証鍵」及び「病院側認証鍵」を用いて認証処理を行う。ここで、図17の例の場合、保険管理装置200は、「ユーザID」、「ユーザ側認証鍵」及び「病院側認証鍵」の組合せを対応付けて、所定の認証記憶部に記憶する。具体的には、保険管理装置200は、各ユーザに対して、どの病院に自身の病歴情報を通知してよいかを設定させる。そして、保険管理装置200は、ユーザの「ユーザID」及び「ユーザ側認証鍵」と、ユーザによって設定された病院に対応する「病院側認証鍵」とを対応付けて認証記憶部に登録しておく。すなわち、認証部131は、ユーザ装置10から受信した「社員U11のユーザID」、「ユーザ側認証鍵」及び「病院側認証鍵」の組合せが認証記憶部に記憶されているか否かに基づいて認証処理を行う。
続いて、保険管理装置200の通知部234は、認証部131による認証処理が成功した場合には、社員U11の病歴情報をユーザ装置10に通知する(3)。これにより、ユーザ装置10は、専用アプリケーションによる制御の下、図17に示した例のような病歴情報画面G62を表示する。なお、ユーザ装置10は、保険管理装置200から通知された病歴情報のうち、現在日時から所定期間内(例えば、1週間、2週間、1か月)である診察日に対応する病歴情報を「治療中病院」、「治療中病気」、「服用中の薬」などとして表示する。また、この例に限られず、ユーザ装置10は、保険管理装置200から通知された全ての病歴情報を表示してもよい。
続いて、ユーザ装置10は、病歴情報画面G62において送信ボタンB62が押下された場合に、緊急連絡先ユーザのメールアドレスに、社員U11が病気等になったことや、社員U11が搬送された病院H11の名称及び電話番号を通知する(4)。このように、ユーザ装置10が、現に社員U11が搬送された病院H11に関する情報を緊急連絡先に通知してもよい。
なお、図17の例では、病院を例に挙げて説明したが、上述したユーザ装置10が設置される施設は病院に限られず、市役所、図書館、レストランなどの施設であってもよい。
[病歴情報の通知態様(2)]
また、図17に示した例において、二次元コードシールを配布されたユーザ(図17の例では、社員U11)は、自身が所有するユーザ装置10や手帳などに二次元コードシールを貼り付けるだけでなく、他人に二次元コードシールを渡してもよい。例えば、ユーザは、家族、知人、かかりつけの病院、店舗(レストランなど)の関係者、ホテルの関係者、旅行会社の関係者などに二次元コードシールを渡してもよい。かかるユーザは、例えば、年賀状等に二次元コードシールを貼り付けたり、名刺に二次元コードシールを貼り付けたりすることで、二次元コードシールを他人に渡すことができる。そして、二次元コードシールを渡された他人は、あるユーザが病気や事故のために話せない状態となった現場に遭遇した場合に、かかるユーザから渡されていた二次元コードシールをユーザ装置10により読み取り、読み取った情報を保険管理装置200に送信する。これにより、保険管理装置200は、事故等にあったユーザの緊急連絡先に対して、社員U11が病気等になったことや、社員U11が搬送された病院H11の名称及び電話番号を通知する。この点について図18の例を用いて説明する。
図18に示した例の場合、社員U11は、一例として、レストラン等の店舗A10のスタッフに二次元コードシールC10を予め渡しておく。このようにして、店舗A10は、例えば、常連客の二次元コードシールを保持しておく。そして、図18の例において、店舗A10に来店中の社員U11が病気等のために倒れ話せない状態になったものとする(1)。
この場合、店舗A10のスタッフ等は、店舗A10に設置されているユーザ装置10により、社員U11から予め渡されていた二次元コードシールC10を読み取る(2)。なお、ユーザ装置10には、保険管理装置200から提供される専用アプリケーションがインストールされる。かかる専用アプリケーションは、病歴情報の取得要求を保険管理装置200に送信する処理などを行う。また、かかる専用アプリケーションには、店舗側認証鍵が予め設定される。以降の処理(3)〜(5)は、病院側認証鍵の代わりに店舗側認証鍵が用いられる点を除いて、図17に示した処理(2)〜(4)と同様であるので説明を省略する。
図18に示した例の場合、店舗A10のスタッフ等は、救急車等で駆けつけた医師等に、ユーザ装置10に表示される病歴情報を閲覧させることができる。これにより、医師等は、社員U11に対して適切な処置を施すことができる。
なお、図17及び図18の例では、「ユーザ側認証鍵」、「病院側認証鍵」や「店舗側認証鍵」を用いた認証処理を例に挙げて説明したが、保険管理装置200は、無条件に病歴情報をユーザ装置10やユーザ装置10に通知してもよい。この場合、ユーザ装置10やユーザ装置10は、ユーザIDのみを保険管理装置200に送信すればよい。また、図17及び図18の例において、社員U11が会話可能である場合には、社員U11自身がユーザ装置10やユーザ装置10にユーザ装置10をかざしてもよい。また、社員U11が会話可能であり、保険管理装置200が無条件に病歴情報を通知する場合には、社員U11自身がユーザIDをユーザ装置10やユーザ装置10に入力してもよい。また、医師等は、社員U11の家族等から社員U11のユーザIDを確認できる場合には、家族等から確認したユーザIDをユーザ装置10やユーザ装置10に入力してもよい。
[病歴情報の登録]
上記第2の実施形態では、ユーザが、ユーザ装置10を用いて病歴情報を保険管理装置200に登録する例を示した。かかる病歴情報は、病院側や調剤薬局側からユーザ装置10に提供されてもよい。
具体的には、上述してきた保険管理システム2に含まれる調剤薬局には、薬局側端末が設置される。そして、調剤薬局員等は、社員U11等のユーザに処方箋を渡す前に、診察日、病名、病院名、診療科、担当医、処方箋(薬の名称、薬の内容量など)等の病歴情報を薬局側端末に入力しておく。なお、病院H11に設置されている端末等から薬局側端末に病歴情報が送信される場合には、調剤薬局員等は、全ての病歴情報を入力することを要しない。
また、薬局側端末は、近距離通信により各種情報を、携帯端末等のユーザ装置10に送信する機能を有する。そして、社員U11等のユーザは、病院で診察を受け、調剤薬局で処方箋を受け取る際に、調剤薬局に設置されている薬局側端末にユーザ装置10をかざす。これにより、かかる薬局側端末は、診察日、病名、病院名、診療科、担当医、処方箋(薬の名称、薬の内容量など)等の病歴情報をユーザ装置10に送信する。これにより、ユーザ装置10は、薬局側端末から受信した病歴情報を保存する。そして、ユーザ装置10は、ユーザ操作に従って、薬局側端末から受信した病歴情報を保険管理装置200に送信する。これにより、ユーザは、各種病歴情報を入力することなく、正確な病歴情報を保険管理装置200に送信することができる。
また、上記例において、ユーザ装置10は、病歴情報を保持することとなるが、かかる病歴情報をユーザ装置10の表示部(例えば、液晶ディスプレイ)に表示してもよい。また、ユーザ装置10は、表示中の病歴情報に含まれる各種情報が押下される等した場合に、押下された情報(例えば、処方箋など)をキーにしてウェブ検索を実行し、検索結果を保持しておいてもよい。
また、上記例において、ユーザ装置10は、病歴情報を表示するだけでなく、かかる病歴情報に対応する各種情報をユーザに入力させ、入力された情報を病歴情報に対応付けて保持しておいてもよい。例えば、ユーザ装置10は、病歴情報毎に、ユーザの血圧等を入力させることで、各病歴後に血圧を履歴管理してもよい。
なお、上記例のようにユーザ装置10に保持されている病歴情報や、保険管理装置200において管理されている病歴情報は、保険加入時に必要となる告知書をユーザが記載する際に利用することができる。例えば、保険加入時の告知違反等の問題で保険金を受け取ることが困難になるケースもあるが、ユーザは、ユーザ装置10や保険管理装置200に保持されている病歴情報を保険会社に提示することで、正確な病歴を告知することができるので、保険金を受け取る際のトラブルを解消することができる。
また、上記例において、調剤薬局員等は、ユーザの次回の診察予定日等を薬局側端末に入力してもよい。そして、薬局側端末は、ユーザ装置10がかざされた場合に、診察予定日をユーザ装置10に送信してもよい。この場合、ユーザ装置10は、薬局側端末から受信した診察予定日等を、所定のスケジュールアプリに組み込む。これにより、ユーザは、診察予定日のスケジュールを容易に管理することができる。
[保険会社へ通知]
また、上記第2の実施形態において、保険管理装置200の通知部234は、要求受付部233によって病歴情報の取得要求が受け付けられた場合に、保険会社に保険情報を通知してもよい。具体的には、通知部234は、保険事故ユーザが被保険者である保険に関する保険情報を保険情報記憶部122から取得する。そして、通知部234は、保険情報記憶部122から取得した保険情報に含まれる保険会社が保有する端末装置(例えば、担当者の端末装置)に対して、かかる保険会社が保険者である保険の保険情報を通知する。これにより、保険管理装置200は、保険会社に対して保険金の支払い義務が生じることを通知することができる。すなわち、ユーザや家族は、保険会社に保険金を請求することなく、保険会社から保険金を受け取ることが可能になる。
[通知先、通知情報]
上記のように、第2の実施形態に係る保険管理システム2では、具合が悪くなったユーザ(上記例では、社員U11)に関する情報(例えば、ユーザID)を保険管理装置200に送信する操作主体は、医師、社員U11、会社Cの総務などであってもよい。すなわち、保険管理システム2では、病歴情報の取得要求を保険管理装置200に送信するための操作を行う操作主体は、状況によって異なることが考えられる。ここで、保険管理装置200の通知部234は、操作主体に応じて病歴情報等の通知先を変動させてもよい。
例えば、通知部234は、社員U11から病歴情報の取得要求を受信した場合には、社員U11と、社員U11の緊急連絡先である妻U12と、保険会社と、社員U11が診察を受けたことがある病院と、社員U11が勤務している会社Cとに対して、病歴情報や保険情報等を通知してもよい。また、例えば、通知部234は、妻U12から社員U11の病歴情報の取得要求を受信した場合には、社員U11と、保険会社と、病院と、会社Cとに対して、病歴情報や保険情報等を通知してもよい。また、例えば、通知部234は、医師から社員U11の病歴情報の取得要求を受信した場合には、妻U12と、保険会社と、病院と、会社Cとに対して病歴情報や保険情報等を通知してもよい。また、例えば、通知部234は、会社Cの総務等から社員U11の病歴情報の取得要求を受信した場合には、妻U12と、保険会社と、病院とに対して、病歴情報や保険情報等を通知してもよい。
また、上記例において、通知部234は、通知先に応じて、通知する情報を変動させてもよい。例えば、保険管理装置200が、社員U11の病歴情報の取得要求を受信したものとする。このとき通知部234は、社員U11や病院や保険会社に対しては、全ての病歴情報を通知するが、会社Cに対しては、病歴情報を通知せずに、社員U11の具合が悪くなったことだけを通知する。
(他の実施形態)
上述してきた第1及び第2の実施形態は、上記実施形態にも種々の異なる形態にて実施されてもよい。そこで、以下では、他の実施形態の変形例について説明する。
[保険の一括管理サービスの提供主体]
上記第1及び第2の実施形態では、会社Cが、保険管理装置100や保険管理装置200を管理し、保険の一括管理サービスを社員に提供する例を示した。しかし、上述してきた保険管理装置100や保険管理装置200は、社員にサービス提供を目的とした会社によって管理される例に限られず、インターネットを介してアクセス可能な一般ユーザにサービス提供を目的とした企業等によって管理されてもよい。例えば、上述してきた実施形態では、主として社員U11を例に挙げて説明したが、かかる社員U11は、会社Cの社員ではなく一般ユーザであってもよい。この例の場合、ユーザは、会社Cを退職したり、他の会社に転職した場合であっても、保険情報を再登録することなく、保険管理装置100や保険管理装置200によって提供される保険の一括管理サービスを継続して利用することができる。
また、上記第1及び第2の実施形態において、会社Cが保険管理装置100や保険管理装置200を管理する場合であっても、会社Cは、会社Cが契約者である団体保険に加入していない社員に対しても、社員に対して保険管理装置100や保険管理装置200を利用することを許可する。これにより、社員は、団体保険に加入していない場合であっても、個人で加入している保険に関する保険情報を保険管理装置100や保険管理装置200に登録できる。また、会社Cとしては、保険会社毎や保険毎に、加入者数の合計や統計資料を作成することができる。例えば、保険によっては、所定数(例えば、5人〜10人)以上の社員が加入している場合には、団体保険として扱われ、保険料が割引される場合がある。すなわち、会社Cは、所定の保険に加入している社員数が所定数以上である場合には、団体保険に変更とすることを社員に推奨できるので、社員へのサービス向上を図ることができる。また、会社Cは、各社員が個人的に加入している保険を管理することにより、社員に事故等が発生した場合に、家族に保険の契約内容を連絡することができるので、社員へのサービス向上を図ることができる。このように、会社Cは、社員へのサービス向上を図ることができることから、社員の離職率を低減することができる。
[保険情報の共有]
また、上述してきた保険情報記憶部122に記憶されている各種情報は、病院を紹介するサービスや、セカンドオピニオンを案内するサービスや、休日に診療している病院を紹介するサービス等を提供しているサービス会社に開示されてもよい。
[保険の種類]
また、上述してきた保険の種類や契約内容は一例であって、上記例に限られない。例えば、ユーザが加入する保険は、損害保険、介護保険であってもよいし、国や地方自治体が運営する公営保険(厚生年金、遺族厚生年金など)であってもよい。
[その他]
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
1 保険管理システム
2 保険管理システム
10 ユーザ装置
100 保険管理装置
121 ユーザ情報記憶部
122 保険情報記憶部
131 認証部
132 登録部
133 要求受付部
134 通知部
200 保険管理装置
223 病歴情報記憶部
232 登録部
233 要求受付部
234 通知部

Claims (8)

  1. 保険に関する保険情報を記憶する保険情報記憶部と、
    ユーザ装置から前記保険情報の取得要求を受け付ける受付部と、
    前記受付部によって保険情報の取得要求が受け付けられた場合に、前記保険情報記憶部に記憶されている保険情報のうち、前記ユーザ装置を利用するユーザが保険金の受取人である保険に関する保険情報を一括して前記ユーザ装置に通知する通知部と
    を備えたことを特徴とする保険管理装置。
  2. 前記保険情報記憶部は、
    保険金の受取人と、当該受取人が受け取り可能な保険金の割合である受取割合とを含む保険情報を記憶し、
    前記通知部は、
    前記受取割合に基づいて、前記ユーザが受け取り可能な保険金を前記ユーザ装置に通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の保険管理装置。
  3. 前記受付部は、
    前記ユーザ装置から、保険事故が発生したユーザである保険事故ユーザに関するユーザ情報を更に受け付け、
    前記通知部は、
    前記ユーザ装置を利用するユーザが保険金の受取人である保険に関する保険情報のうち、前記保険事故ユーザが被保険者である保険に関する保険情報を一括して前記ユーザ装置に通知する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の保険管理装置。
  4. ユーザ毎に、当該ユーザが患った病気に関する病歴情報を記憶する病歴情報記憶部をさらに備え、
    前記通知部は、
    前記病歴情報記憶部に記憶されている病歴情報のうち、前記保険事故ユーザに関する病歴情報を前記ユーザ装置に通知する
    ことを特徴とする請求項3に記載の保険管理装置。
  5. 前記通知部は、
    前記受付部によって保険事故ユーザに関するユーザ情報が受け付けられた場合に、当該保険事故ユーザに保険事故が発生したことで保険金の支払い義務が生じる保険会社に対して、当該保険事故ユーザが被保険者である保険に関する保険情報を通知する
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の保険管理装置。
  6. 前記通知部は、
    前記受付部によって保険情報の取得要求が受け付けられた場合に、前記ユーザ装置を利用するユーザが契約者である保険に関する保険情報に基づいて、当該ユーザが支払う保険料を一括して前記ユーザ装置に通知する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の保険管理装置。
  7. 保険管理装置が実行する保険管理方法であって、
    保険に関する保険情報の取得要求をユーザ装置から受け付ける受付工程と、
    前記受付工程によって保険情報の取得要求が受け付けられた場合に、前記ユーザ装置を利用するユーザが保険金の受取人である保険に関する保険情報を一括して前記ユーザ装置に通知する通知工程と
    を含んだことを特徴とする保険管理方法。
  8. 保険に関する保険情報の取得要求をユーザ装置から受け付ける受付手順と、
    前記受付手順によって保険情報の取得要求が受け付けられた場合に、前記ユーザ装置を利用するユーザが保険金の受取人である保険に関する保険情報を一括して前記ユーザ装置に通知する通知手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする保険管理プログラム。
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