JP7035386B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
(構成)
図1~図6を参照して、本発明に基づく実施の形態1における画像形成装置について説明する。本実施の形態における画像形成装置101の外観を図1に示す。画像形成装置101は、筐体1を備える。筐体1の下面には複数の車輪11が配置されていてよい。筐体1は正面側81と背面側82とを有する。筐体1の背面側82には、モータ、ギアボックスなどが収納された部分12が配置されている。部分12は他の部分に比べて重量がある。部分12は動作時に発熱する装置を含む。画像形成装置101の一部の構成要素のみを取り出したところを図2に示す。画像形成装置101の主な構成を矢印94の向きに見たところを図3に示す。
本実施の形態では、光走査装置2は、高さを決める3点の支持部5a,5b,5cで支持されており、3点の支持部のうち1点は、第1フレーム31に依存するように支持され、残りの2点は、第2フレーム32に依存するように支持されているので、像担持体4の位置が変化した際に、光走査装置2は歪みの少ない第1フレーム31側の1つの支持部を支点として、第2フレーム32側の2つの支持部が第2フレーム32の歪みに追従する。すなわち、図7に示すように、光走査装置2の姿勢は、第2フレーム32の副走査方向92およびフォーカス方向93の両方の歪みについて追従する。したがって、光走査装置2と像担持体4との相対位置は、第2フレーム32の歪みの前後でほぼ変化しない。その結果、光走査装置2と像担持体4との相対位置ずれによる画像劣化は抑制される。以上のようにして本実施の形態では、コストアップを避けつつ簡便な構成で画像劣化を抑制することができる。
(構成)
図8~図10を参照して、本発明に基づく実施の形態2における画像形成装置について説明する。本実施の形態における画像形成装置の基本的な構成は、実施の形態1で説明したものと共通する。本実施の形態における画像形成装置の光走査装置2近傍を上から見たところを図8に示す。内部構造を模式的に側方から見たところを図9に示す。本実施の形態における画像形成装置は、以下の構成を備える。
本実施の形態では、光走査装置2は保持部材10に保持されているので、光走査装置2を安定的に支持することができる。支持部は1対のフレームに対して直接設置しなくてよく、保持部材10に配置すればよいので、支持部の位置関係の設計の自由度が高まる。光走査装置2の3つの支持部のうちの2つの支持部7b,7cが保持部材10の中で第2フレーム32に近い位置に配置されているので、図11に示すように、光走査装置2の姿勢は、第2フレーム32の副走査方向92およびフォーカス方向93の両方の歪みについて追従する。こうして、実施の形態1で説明したのと同様の効果を得ることができる。
(構成)
図12を参照して、本発明に基づく実施の形態3における画像形成装置について説明する。本実施の形態における画像形成装置の基本的な構成は、実施の形態2で説明したものと共通する。本実施の形態における画像形成装置の光走査装置2近傍を上から見たところを図12に示す。本実施の形態における画像形成装置は、以下の構成を備える。
本実施の形態では、保持部材10が3点の接合部8a,8b,8cを介して1対のフレームに接合されており、これらのうち1点が第1フレーム31に接合され、残り2点が第2フレーム32に接合されているので、保持部材10の歪み追従性が上がる。保持部材10は、第2フレーム32の副走査方向92およびフォーカス方向93の両方の歪みについて追従する。光走査装置2の追従性に加えて保持部材10の追従性も上がるので、実施の形態1で説明したのと同様の効果をより効率良く得ることができる。
(構成)
図13を参照して、本発明に基づく実施の形態4における画像形成装置について説明する。本実施の形態における画像形成装置の基本的な構成は、実施の形態3で説明したものと共通する。本実施の形態における画像形成装置の光走査装置2近傍を上から見たところを図13に示す。本実施の形態における画像形成装置は、以下の構成を備える。
本実施の形態では、保持部材10が2つの位置決め部14a,14bを有しているので、第1フレーム31と第2フレーム32との間で副走査方向92に相対的にずれが生じたとき、そのずれに対する光走査装置2の追従性が向上する。その様子を図14に示す。2つの位置決め部14a,14bによって光走査装置2の上から見たときの姿勢が定まる。
図2、図6などで示したように、1つの光走査装置2が複数の像担持体に光を照射するものであってよい。これまで述べてきた各実施の形態の画像形成装置に共通する話として光走査装置2の内部構造について説明する。光走査装置2の内部構造の一例を図17に示す。光走査装置2は、筐体25と、上板26と、下板27とを備える。筐体25の上側の開口部は、上板26で塞がれている。筐体25の下側の開口部は、下板27で塞がれている。筐体25、上板26、下板27で囲まれた空間の内部には、筐体28に収められた偏向器20と、光学レンズ21,22と、ミラー41,42,43とが配置されている。下板27は開口部27a,27bを有する。筐体28は放熱フィン28aを備える。偏向器20から出射した走査光13は、光学レンズ21を透過してミラー41,42でそれぞれ反射して、光学レンズ22を透過し、ミラー43で反射して開口部27a,27bから外に出る。開口部27aから出射した走査光13と、開口部27bから出射した走査光13とは、別々の像担持体4に向かって照射される。ここで示したように、光走査装置2は、単一の偏向器20で複数の像担持体4に対して偏向走査するものであることが好ましい。この構成を採用することにより、像担持体4ごとに光走査装置2の位置を調整することができないので、これまでの実施の形態で説明したような構成により光走査装置2の追従性を上げることによる有利な効果は顕著となる。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
Claims (6)
- 主走査方向を有する像担持体と、
偏向器によって前記像担持体の表面に光ビームを走査させる光走査装置と、
前記主走査方向に沿って前記像担持体および前記光走査装置を挟み込むように配置され、前記像担持体および前記光走査装置を間接的に支持する1対のフレームと、
前記光走査装置を保持する保持部材とを備え、
前記1対のフレームは、第1フレームと、前記第1フレームに比べて歪みに対する強度が低い第2フレームとを含み、
前記光走査装置は、高さを決める3点の支持部で直接支持され、
前記3点の支持部のうち1点は、前記第1フレームに直接支持されるか、あるいは前記第2フレームよりも前記第1フレームに近い位置に配置され、
前記3点の支持部のうち残りの2点は、前記第2フレームに直接支持されるか、あるいは前記第1フレームよりも前記第2フレームに近い位置に配置されており、
前記保持部材は前記1対のフレームによって挟み込まれて支持されており、前記3点の支持部は前記保持部材上に配置されており、
前記保持部材は、前記1対のフレームと接合する3点の接合部を備え、前記3点の接合部のうち1点は、前記第1フレームに接合しており、前記3点の接合部のうち残り2点は、前記第2フレームに接合している、画像形成装置。 - 前記3点の接合部の各々は、前記3点の支持部の各々から見て、前記主走査方向の延長線上に位置する、請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記保持部材は、2つの位置決め部を有し、前記2つの位置決め部の各々は、前記光走査装置の前記主走査方向に関する位置および前記主走査方向に垂直な方向に関する位置を決めるものであり、前記2つの位置決め部は、前記主走査方向に沿って並んでいる、請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記2つの位置決め部の各々は、前記保持部材に設けられた孔または前記保持部材から突出する円柱状の外形を有する部材であり、前記光走査装置に設けられた円柱状の外形を有する突出部材または孔と嵌合するものである、請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記光走査装置は、単一の偏向器で複数の像担持体に対して偏向走査するものである、請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記3点の支持部を頂点とする三角形の範囲内に前記偏向器が配置されている、請求項1から5のいずれかに記載の画像形成装置。
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