JP7034181B2 - ガイドワイヤ - Google Patents

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Description

関連出願への相互参照
本出願は、2017年5月25日に出願された「GUIDEWIRE」という名称の米国非仮特許出願第15/604,949号の便益を主張し、その開示は本明細書において参照により組み込まれている。
本出願は、ガイドワイヤと、ガイドワイヤを製作する方法と、ガイドワイヤを使用する方法とを対象にしている。
ガイドワイヤは、医療処置の一部として蛇行した身体の管腔にアクセスして通すために当該技術で使用されている。例えば、ガイドワイヤは尿路にアクセスして通すために使用できる。身体の管腔内の意図された位置に到達した後、さらなる手術装置が沿って滑らされる経路としてガイドワイヤを用いて、そのさらなる手術装置は管腔へと挿入され得る。しかしながら、蛇行した身体の管腔により容易に通し、手術装置をより容易に(つまり、装置とガイドワイヤとの間のより小さい摩擦で)滑らせることができる一方で、身体の管腔内でのガイドワイヤの適切な制御および配置を可能にするために使用者に触覚性を提供するガイドワイヤに対する要求が当該技術で存在することが判っている。
本開示の実施形態は、触覚性のフィードバックと容易な装置の通過との両方を提供するために、両方における業界標準のガイドワイヤの種類の弱点に対処している。これらの特徴の特徴を提供する現在利用可能なガイドワイヤはない。むしろ、混成のガイドワイヤは、身体の管腔内での制御および位置決め精度を向上させるために、向上した触覚性のフィードバックを提供するが、手術装置の容易な通過を可能にしていない。他方で、親水性のガイドワイヤは、手術装置の容易な通過を提供するが、触覚性のフィードバックを欠いている。結果として、本開示の実施形態は、現在満たされていない当該技術における要求に対処している。
遠位の閉じた先端を形成するために、芯材および金属コイルをそれ自体の長手方向の長さに沿って包み込む親水性表面被覆を備えるガイドワイヤであって、金属コイルは所定の長さに沿って芯材を囲み、芯材は、近位方向と遠位方向との両方において長手方向で金属コイルを越えて延び、ガイドワイヤの近位部分が疎水性表面被覆を含む、ガイドワイヤを提供することが、本発明の第1の態様である。
第1の態様のより詳細な実施形態では、遠位方向において金属コイルを越えて延びる芯材の少なくとも一部分がシラン被覆を含む。なおも別のより詳細な実施形態では、芯材は遠位方向において金属コイルを越えて延びる円錐台形を含む。さらに詳細な実施形態では、シラン被覆は熱可塑性ポリマ層によって親水性表面被覆から分離される。なおもさらに詳細な実施形態では、熱可塑性ポリマ層は放射線不透過性である。より詳細な実施形態では、熱可塑性ポリマ層は、ポリカプロラクトン系ポリウレタンエラストマを含む。より詳細な実施形態では、ポリカプロラクトン系ポリウレタンエラストマは、タングステンが装填されたペレセンを含む。別のより詳細な実施形態では、芯材はエポキシプライマで被覆されている。なおも別のより詳細な実施形態では、エポキシプライマは、エポキシ樹脂、エポキシポリアミン付加物、およびグリシジルエステルの混合物を含む。なおも別のより詳細な実施形態では、エポキシプライマは疎水性表面被覆に隣接する。
第1の態様のなおも別のより詳細な実施形態では、ガイドワイヤの全長は10インチから200インチの間である。なおも別のより詳細な実施形態では、芯材はおおよそ0.035インチから0.038インチの間の中位径(median diameter)を有する。さらに詳細な実施形態では、遠位の閉じた先端は非侵襲的である。なおもさらなる詳細な実施形態では、芯材は中実および中空の少なくとも一方である。より詳細な実施形態では、芯材は、ニッケル、チタン、およびコバルトの合金を含む。より詳細な実施形態では、芯材は、円形、楕円形、および長方形の少なくとも1つを備える断面形状を含む。別のより詳細な実施形態では、芯材は先細り部分を含む。なおも別のより詳細な実施形態では、芯材は円錐台部分を含む。なおも別のより詳細な実施形態では、ガイドワイヤは、芯材と親水性表面被覆との間に介在するシラン被覆をさらに含む。
第1の態様のより詳細な実施形態では、シラン被覆は熱可塑性ポリマ層によって親水性表面被覆から離間される。なおも別のさらに詳細な実施形態では、熱可塑性ポリマ層は放射線不透過性である。さらに詳細な実施形態では、熱可塑性ポリマ層は、ポリカプロラクトン系ポリウレタンエラストマを含む。なおもさらなる詳細な実施形態では、ポリカプロラクトン系ポリウレタンエラストマは、タングステンが装填されたペレセンを含む。より詳細な実施形態では、芯材は、互いから離間された2つの輪の形状とされた被覆の形態においてエポキシプライマで被覆される。より詳細な実施形態では、2つの輪の形状とされた被覆の各々は長さが10インチ以下である。別のより詳細な実施形態では、金属コイルはステンレス鋼を備える。なおも別のより詳細な実施形態では、金属コイルは、形が長方形である径方向断面を有する。
(a)芯材、親水性層、および、芯材と親水性層との間に介在するポリマ層を備える第1の部分と、(b)芯材、親水性層、および、芯材と親水性層との間に介在する金属コイルを備える第2の部分と、(c)芯材および疎水性層を備える第3の部分とを備え、親水性層および疎水性層はガイドワイヤの外面を備え、疎水性層は外面のうちの90%超を含む、ガイドワイヤを提供することが、本発明の第2の態様である。
ガイドワイヤを製作する方法であって、(a)金属コイルが所定の長さに沿って芯材を囲むように芯材にわたって金属コイルを備え付けるステップであって、芯材は、近位方向と遠位方向との両方において長手方向で金属コイルを越えて延びる、ステップと、(b)ガイドワイヤの遠位先端が閉じられるように、金属コイルおよび芯材の大部分を親水性外面層で包み込むステップと、(c)芯材の小部分にわたって疎水性外面を形成するステップとを含む、方法を提供することが、本発明の第3の態様である。
第3の態様のより詳細な実施形態では、方法は、先細り遠位区分を作り出すために芯材を成形するステップをさらに含む。なおも別のより詳細な実施形態では、先細り遠位区分を作り出すために芯材を成形するステップは、材料を芯材から除去するために芯材を研磨することを含む。さらなる詳細な実施形態では、芯材の小部分にわたって疎水性外面を形成するステップは、芯材の小部分にわたって疎水性管を熱収縮させることを含む。なおもさらなる詳細な実施形態では、疎水性管は芯材の最も近位の部分にわたって熱収縮される。より詳細な実施形態では、疎水性管はポリテトラフルオロエチレンを含む。より詳細な実施形態では、方法は、芯材と金属コイルとの間に介在させるようにエポキシプライマを芯材に適用するステップをさらに含む。別のより詳細な実施形態では、エポキシプライマは、互いから離間される2つの輪を芯材の周りに形成するために適用される。なおも別のより詳細な実施形態では、方法は、金属コイルを、エポキシプライマが適用された芯材に接合させるために、適用されたエポキシプライマを熱処理するステップをさらに含む。なおも別のより詳細な実施形態では、方法は、シランプライマを芯材の最も遠位の部分に適用するステップをさらに含む。
第3の態様のなおも別のより詳細な実施形態では、方法は、適用されたシランプライマを、熱処理を介して硬化させるステップをさらに含む。なおも別のより詳細な実施形態では、金属コイルおよび芯材の大部分を親水性被覆で包み込むステップは、シランプライマを包み込むことも含む。
ガイドワイヤを使用する方法であって、(a)ガイドワイヤの閉じた遠位先端を身体の管腔へと挿入するステップであって、ガイドワイヤは、遠位の閉じた先端を形成するために、芯材および金属コイルをそれ自体の長手方向の長さに沿って包み込む親水性表面被覆を備え、金属コイルは所定の長さに沿って芯材を囲み、芯材は、近位方向と遠位方向との両方において長手方向で金属コイルを越えて延び、ガイドワイヤの近位部分が疎水性表面被覆を含む、ステップと、(b)身体の管腔の部分に対する遠位先端の相対位置を描写する放射線撮像装置からリアルタイム画像を受信する間に閉じた遠位先端についての端位置に達するために、ガイドワイヤを身体の管腔内で再位置決めするステップと、(c)遠位先端が端位置に達した後、医療器具をガイドワイヤにわたって挿入するステップと、(d)医療器具を使用して医療処置を実行するステップと、(e)医療器具の挿入の後にガイドワイヤを身体の管腔から引き抜くステップとを含む、方法を提供することが、本発明の第4の態様である。
本開示によって製作された例示のガイドワイヤの外部輪郭の図である。 図1の例示のガイドワイヤの長手方向に沿って切り取られた断面図である。 図1の例示のガイドワイヤの第1の部分の長手方向の断面図である。 線A-Aで切り取られた図1の例示のガイドワイヤの第1の部分の径方向の断面図である。 図1の例示のガイドワイヤの第2の部分の長手方向の断面図である。 線B-Bで切り取られた図1の例示のガイドワイヤの第2の部分の径方向の断面図である。 図1の例示のガイドワイヤの第3の部分の一部分の長手方向の断面図である。 線C-Cで切り取られた図1の例示のガイドワイヤの第3の部分の一部分の径方向の断面図である。 図1の例示のガイドワイヤの第3の部分の一部分の長手方向の断面図である。 線D-Dで切り取られた図1の例示のガイドワイヤの第3の部分の一部分の径方向の断面図である。 図1の例示のガイドワイヤの第3の部分の一部分の長手方向の断面図である。 線E-Eで切り取られた図1の例示のガイドワイヤの第3の部分の一部分の径方向の断面図である。 本開示による例示のガイドワイヤを製作するための例示の工程流れ図である。 本開示により本明細書で開示されている例示のガイドワイヤを使用するための例示の工程流れ図である。
本開示の例示の実施形態は、例示のガイドワイヤと、ガイドワイヤを製作する方法と、ガイドワイヤを使用する方法とを包含するように以下で記載および図示されている。当然ながら、以下に詳述されている実施形態は、本質的に例示であり、本発明の範囲および精神から逸脱することなく再構成され得ることは、当業者には明らかである。しかしながら、明確性および正確性のために、以下において詳述されるような例示の実施形態は、本発明の範囲内にあるための必要条件ではないとして当業者が当然ながら認識する任意選択のステップ、方法、および特徴を含み得る。
図1および図2を参照すると、第1の例示のガイドワイヤ100は、限定されることなく、尿管などの身体の管腔への挿入のために構成される。この例示の実施形態では、ガイドワイヤ100は、10インチから200インチの間の全長を有し得る。例示の説明の目的だけのために、ガイドワイヤ100は、おおよそ59インチの全長を有するとして記載される。ガイドワイヤ100は、支配的な長手方向の寸法(つまり、長さの寸法)に対して垂直に取られる円形または丸い形の断面の輪郭(つまり、軸方向の輪郭)を有し得る。例として、ガイドワイヤ100の外径は、0.025~0.10インチの間とすることができ、より明確には、0.0345インチから0.0385インチの間の範囲とすることができる。例示の説明の目的だけのために、ガイドワイヤ100は、おおよそ0.035~0.038インチの間の外径を伴う円形の軸方向の輪郭を概して有するとして記載される。例として、ガイドワイヤ100は、その長さに沿って、ガイドワイヤの断面構造を対応するように変化させ得る異なる層および構成要素から成ることができる。結果として、ガイドワイヤ100の構成要素の以下の詳述は、遠位先端(最初に身体の管腔へと挿入される)と近位端との間で互いに途切れなく結合される一連のガイドワイヤ部分へと分解される。
図1~図4を具体的に参照すると、第1の部分110が遠位先端112を含み、先端から離れて近位へと延びる所定の長さを含む。例として、必要不可欠ではないが、遠位先端は非侵襲的な先端を備え得る。第1の部分110は、中実または部分的に中空であり得る芯材114を備える。例示の形態では、芯材114は、ニッケル、チタン、およびコバルトの合金を含み、第1の部分110の軸方向長さに沿って一定である必要のない円形の軸方向の輪郭を有する。より明確には、芯材114は、円形または丸い形の軸方向の輪郭の場合に、芯材の材料の外側周囲が第1の部分110の近位部分と遠位先端112との間で縮小するように、形が先細りであり得る。さらなる例として、芯材114は、鈍い遠位端116に達するまで徐々に先細りとなり、それによって円錐台形を具現化する円形の軸方向の輪郭を有してもよい。
第1の部分110の第2の構成要素は、遠位端116を封入するように機能する芯材114の外部にわたって適用されるシラン被覆120を備える。この例示の実施形態では、芯材114は、硬化して被覆120を形成する液体シランに浸漬され得る。代替で、芯材114は、乾燥して被覆120を形成する液体シランで噴霧され得る。当業者は、芯材114にわたってシラン被覆120を形成するために使用され得る多くの技術を理解するものであり、このような技術は簡潔性の推進において省略されているだけであり、それら技術の各々は本開示の範囲内にある。例として、シラン被覆120は、芯材114と上部被覆124との間の接着を促進するように機能する任意のシラン組成物を含み得る。
例として、上部被覆124は、芯材の材料の遠位端116とシラン被覆120とを封入するように機能する放射線不透過性熱可塑性ポリマを含み得る。さらなる例として、上部被覆124は、限定されることなく、Lubrizol Corporationから入手可能なタングステンが装填されたペレセンなど、ポリエステルポリカプロラクトン系ポリウレタンエラストマを含み得る。上部被覆124を放射線不透過性とすることで、第1の部分110は放射線に対して比較的不透過であり、したがって、X線、蛍光透視法、CT、または他の放射線撮像技術の視野内にあるとき、はっきりと視認可能な暗くなった像を作り出す。
上部被覆124は、それ自体が表面被覆126によって封入されている。例示の形態では、表面被覆126は、被覆の遠位端がガイドワイヤの遠位先端112を備える親水性の被覆を備え得る。例示の形態では、第1の部分110はおおよそ2インチの長さを有し得る。
図1、図2、図5、および図6を参照すると、第1の部分110は、第3の部分150と第1の部分110との間の移行部を形成するように機能する第2の部分130に途切れなく接合され得る。第2の部分130は、上部被覆124に隣接して位置決めされる金属コイル132に加えて、第1の部分110と同じ構成要素のうちの3つ、つまり、芯材114と、上部被覆124と、表面被覆126とを含み得る。例示の形態では、金属コイル132は、上部被覆124によって覆われるときに微小な山部と谷部とを提供し、これは、第1の部分と比較して増加した静止摩擦または大きい摩擦係数を提供するように機能する。以後においてより詳細に議論されているように、熱処理がガイドワイヤ100に適用されてもよく、結果として、上部被覆124の一部分が第1の部分110を越えて、コイル132の巻回と芯材114との間の第2の部分130へと拡散する。この手法では、熱処理の後、上部被覆124の薄い部分がコイル132の巻回の上に位置する、および/または、それら巻回の間に飛び出す。
この例示の実施形態において、金属コイル132は、ステンレス鋼(304V合金など)、または、任意の他の生物学的に不活性/適合可能もしくは許容可能な金属もしくは金属合金を含み得る。金属コイル132の巻回は、実質的に一定で0.025~0.10インチの間の範囲にあり、より明確には、0.0345インチから0.0385インチの間の範囲である外径を伴う螺旋形を有する。金属を含むコイル132の巻回は、円形、丸い形、または他の形状とされた断面を有し得る。例として、コイル巻回は正方形または長方形の断面を有してもよい。別の言い方をすれば、コイル132を備える金属ワイヤは、渦巻にされる前、正方形または長方形の断面を有してもよい。例示の形態では、第2の部分130はおおよそ0.2インチの長さを有し得る。
図1、図2、図7、および図8を参照すると、第2の部分130の後は第3の部分150である。第3の部分150は、芯材114を備えてもよく、第1の部分110などでシラン被覆120を有するのではなく、遠位部分の所定の長さと最も近位の部分の所定の長さとに沿って芯材114の上にわたってエポキシプライマ被覆160を含み得る。例として、この所定の長さは、遠位部分が0.5インチの長さのエポキシプライマ被覆160を有し、最も近位の0.5インチの長さがエポキシプライマ被覆160を芯材114にわたって直接的に含むように、0.5インチとすることができる。例示の形態では、エポキシプライマ被覆160は、エポキシ樹脂、エポキシポリアミン付加物、およびグリシジルエステルの混合物を備え得る。第2の部分130に存在し得る同じ金属コイル132が、第3の部分150に存在し、エポキシプライマ被覆160(存在する場合)に重なってもよく、そうでない場合、芯材114に重なって直接的に接触してもよい。同じ表面被覆126が金属コイル132にわたって適用されてもよい。
図9および図10を参照すると、第3の部分150の長さのかなりの大部分がエポキシプライマ被覆160を省略し得る。このような構成では、芯材114は金属コイル132によって囲まれており、金属コイル132自体は、金属コイルおよび芯材材料を封入するために表面被覆126で覆われている。この構成では、金属コイル132は芯材114に対して自由に動くことができ、それによって芯材114から独立して金属コイルを移動させることができる。例示の形態では、第3の部分150はおおよそ51インチの長さを有し得る。
図1、図2、図11、および図12を参照すると、第4の部分180が、第2の部分130の反対で第3の部分150に途切れなく隣接している。第4の部分180は、同じ芯材114を含み、エポキシプライマ被覆160、金属コイル132、および表面被覆126をなおも省略してもよい。例示の形態では、この第4の部分の芯材114は疎水性被覆190を含み得る。この疎水性被覆190は、限定されることなく、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などの疎水性材料を任意の数で含み得る。例示の形態では、疎水性被覆190は、隣接する芯材114を正確に囲んで接触するために熱収縮させられるPTFE管の形態で適用され得る。この例示の実施形態では、第4の部分は4.9インチの長さを有し得る。さらなる例として、第1の部分110は第2の部分130より小さい摩擦係数を有し、第2の部分は第4の部分180より小さい摩擦係数を有する。
図13を見ると、例示のガイドワイヤ100を作成するための例示の工程200が提供されている。明確には、前述のガイドワイヤ100の製作が、芯材114を所望の形へと形成することでステップ202において開始できる。例として、ガイドワイヤの所望の長さに依存して変わり得る芯材114の所定の長さ(59インチなど)が、芯材材料の巻いたものから巻き解され得る。芯材114は、円形、楕円形、または他の形であり得るその支配的な長手方向の長さに沿って概して一定の断面を有し得る。例示の形態では、芯材の一定の断面は、直径が0.015インチから0.090インチの間の範囲とすることができ、より明確には、直径が0.0240~0.0275インチの間の範囲とすることができる。この概して一定の断面は、ガイドワイヤ100の全体の幅を変えるために、および/または、芯材114によって占められる断面の釣り合いを変えるために、先細りまたは変化させられる長手方向の長さによって補完され得る。さらなる例として、芯材114は、円錐台の先端を提供するために所定の長さに沿って先細りとされる円形の軸方向の輪郭を有する円筒形を備えてもよい。この先細り工程はステップ202の一部とすることができ、研磨または任意の他の材料除去工程によって実行され得る。例示の形態では、先細りは、芯材114の2インチの遠位端において行われ得る。
ステップ202において芯材114を所望の形へと形成した後、続いてのステップ204が、芯材材料の近位端における疎水性被覆190の形成を含み得る。明確には、PTFEの疎水性管が芯材114の近位部分(または端)を囲むように位置決めされ得る。芯材114の周りでのPTFE管の位置決めの後、熱が管に加えられ、これは管を収縮させ、芯材114の外部にぴったりと合わせ、それによって疎水性被覆190を提供する。例示の形態では、結果生じる疎水性被覆190は、0.005インチから0.05インチの間の範囲である径方向厚さを有し得る。より明確には、疎水性被覆はおおよそ0.013インチの径方向厚さを有し得る。
芯材114についての疎水性被覆190の形成の前、最中、または後に、ステップ206において、金属コイル132は、金属コイルの近位端が疎水性被覆190の意図された遠位端または実際の遠位端に隣接するまで、芯材114の遠位端において滑らされる。金属コイル132の長さは、芯材114の遠位部分がコイルによって囲まれないように選択されてもよい。例示の形態において、金属コイル132は、限定されることなく、ステンレス鋼304Vを含め、任意の生態適合性の金属または金属合金を含み得る。コイルを形成するために巻かれる各々の金属螺旋構造の断面が円形または楕円形以外の断面形状を有してもよいことも、承知されるべきである。例えば、金属螺旋構造は正方形または長方形の断面形状を有してもよい。
芯材114の周りでの金属コイル132の位置決めの前、最中、または後に、ステップ208において、エポキシプライマ被覆160が芯材114の所定の部分に適用されて、結果的に芯材と金属コイルとの間に介在する。ステップ208の間、エポキシプライマが、疎水性被覆190の意図された端位置または実際の端位置のすぐ遠位における芯材114の所定の長さ(限定されることなく、0.5インチなど)と、芯材の遠位先端から約6インチ(約15センチメートル)に位置付けられるより遠位の位置とに適用され得る。エポキシプライマ被覆160および金属コイル132の適用の後、熱処理ステップ210が、エポキシプライマ被覆160を硬化させることで金属コイル132を芯材114に接合するために実行され得る。
ステップ212において、芯材114の最も遠位の部分(例えば、約2インチ)は、シランプライマにおいて浸漬されてもよい、または、その部分に適用されるシランプライマの噴霧を有し得る。熱が、シランを硬化させ、遠位の芯材114にわたって被覆120を形成するために、適用の後に濡れたシラン組成物に加えられる。
シラン被覆120がステップ212において形成された後、上部被覆ステップ214が実行され得る。このステップ214において、ポリマ被覆124が、芯材114の最も遠位の部分(例えば、約2インチ)への液体ポリマ組成物の浸漬または噴霧によって、シラン被覆120にわたって適用され得る。代替で、ポリマ被覆124は、使い捨ての剥ぎ取り熱収縮管で覆われた管の形態であってもよく、それらが両方でシラン被覆120にわたって適用される。例示の形態では、ポリマ組成物は、限定されることなく、タングステンが装填されたペレセンなど、硬化されたとき、放射線不透過性材料を含み得る。シラン被覆120にわたるポリマ被覆124の適用の後、熱処理が、ポリマ被覆124をシラン被覆120および芯材114に接合するために実行され得る。このような熱処理の間、ポリマ被覆124の部分は、金属コイル132と連通して金属コイル132の下へと流れることができ、コイル内に取り込まれることになり、それによってポリマ被覆124を金属コイル132に接合させる。熱処理の後、剥ぎ取り熱収縮管が利用されるという状況において、ポリマ被覆124だけをガイドワイヤ100の最も外側の面として残すために、使い捨ての熱収縮管が剥ぎ取られ得る。
ステップ216において、親水性表面被覆126がポリマ上部被覆124および金属コイル132の完全な長さにわたって適用されるが、疎水性被覆190にわたって適用される必要はない。親水性表面被覆の適用と、任意の結果生じる硬化の下位ステップとは、非侵襲的な遠位先端112を伴うガイドワイヤに到着するように適合され得る。例示の形態では、親水性表面被覆は、0.0001インチから0.001インチの間の径方向の厚さを有することができ、より明確には、おおよそ0.0005インチの径方向の厚さを有することができる。
図14を見ると、例示のガイドワイヤ100を使用するための例示の工程300が開示されている。明確には、遠位先端112は、ステップ302において哺乳動物の身体の管腔へと挿入され得る。遠位先端112の挿入の後、ガイドワイヤ100の操作者は、ステップ304において、遠位先端が身体の管腔内の所望の位置に達するまで、ガイドワイヤのより多くを身体の管腔へとより深く押し込むために、ガイドワイヤを捩じって操作することができる。ガイドワイヤを捩じって操作することの一部として、蛍光透視装置(当業者には知られている)が、身体の管腔に対する遠位先端112の位置の視覚的な指示を提供するために、ステップ306において操作者によって利用され得る。
先に記載されているように、ガイドワイヤ100の第1の部分110は、蛍光透視法または他の放射線に基づく撮像装置において、身体の管腔のより明るい影に対して対照を成す暗い影とされたものとして現れる放射線不透過性のポリマ被覆124(例えば、タングステンが装填されたペレセン)を含む。結果として、ガイドワイヤ100の操作者は、放射線に基づく撮像装置から生成されるリアルタイム画像に応答して、リアルタイムでガイドワイヤの方向を直すことができる。この同じ画像装置は、遠位先端についての適切な終結位置を識別するために操作者によって使用され得る。身体の管腔内で遠位先端の適切な終結位置に達すると、操作者は、ステップ308へと移り、適切な手術器具をガイドワイヤ100に沿って導入することができる。
例示の形態では、ガイドワイヤ100に沿って導入された手術器具は、ガイドワイヤが内部で位置付けられる身体の管腔と、意図されている手術処置とに依存して大きく変わる可能性がある。結果として、ガイドワイヤに沿って導入され得る任意の手術装置は、本明細書において、本ガイドワイヤ100に沿って導入されるという意図された使用の範囲内で、含意され得る。例として、尿管を含む身体の管腔の状況において、手術器具は尿管鏡を備え得る。さらなる例として、尿管を含む身体の管腔の状況において、手術器具は、尿管ステントおよび尿管アクセスシースの少なくとも一方を備え得る。例示のガイドワイヤ100が尿管の用途に限定されないことは理解されるべきである。代わりに、例示のガイドワイヤ100は、限定されることなく、血管形成術を含む循環系の処置で使用されてもよい。従来の見識に反して、親水性表面被覆126が、同等の疎水性被覆より手術器具を滑らせることに対して小さい摩擦係数を提供することは、留意されるべきである。
手術処置の前、最中、または後に、ガイドワイヤ100の操作者は、ステップ312において、身体の管腔のからの遠位先端112の引き抜きを含め、ガイドワイヤを身体の管腔を通じて引っ張るかまたは引き抜くことができる。
例示のガイドワイヤ100は、使い捨てでもよい、または、同じまたは異なる手術処置のために繰り返し使用されてもよい。
先の記載から続いて、本明細書に記載されている方法および装置が本発明の例示の実施形態を構成している一方で、本明細書に記載されている本発明は、任意の正確な実施形態に限定されないことと、請求項によって定められているような本発明の範囲から逸脱することなくこのような実施形態に変更が行われ得ることとは、当業者には明らかであるべきである。また、本発明は請求項によって定められ、本明細書において明記されている例示の実施形態を記載するあらゆる限定または要素が、このような限定または要素が明示的に述べられていない場合、任意の請求要素の解釈に組み込まれることが意図されていないことは、理解されるものである。同様に、本発明が請求項によって定められるため、および、本発明の固有の利点および/または予期しない利点が、本明細書において明示的に詳述されていなかったとしても存在し得るため、任意の請求項の範囲内になるために、本明細書で開示されている本発明の特定された利点または目的のいずれかまたは全部を満たすことが必要ではないことは、理解されるものである。
100 ガイドワイヤ
110 第1の部分
112 遠位先端
114 芯材
116 遠位端
120 シラン被覆
124 被覆
126 表面被覆
130 第2の部分
132 金属コイル
150 第3の部分
160 エポキシプライマ被覆
180 第4の部分
190 疎水性被覆

Claims (40)

  1. ガイドワイヤであって、
    前記ガイドワイヤは親水性表面被覆を備え、前記親水性表面被覆が金属コイルと芯材の長さの50%超を包み込んで、遠位の閉じた先端が形成されており、
    前記金属コイルは所定の長さに沿って前記芯材を囲み、
    前記芯材は、近位部分と遠位部分との両方において前記金属コイルを越えて長手方向に延び、前記ガイドワイヤの前記近位部分が、前記芯材の50%未満の長さにわたる疎水性表面被覆を含む、ガイドワイヤ。
  2. 前記遠位方向において前記金属コイルを越えて延びる前記芯材の少なくとも一部分がシラン被覆を含む、請求項1に記載のガイドワイヤ。
  3. 前記芯材は前記遠位方向において前記金属コイルを越えて延びる円錐台形を含む、請求項1または2に記載のガイドワイヤ。
  4. 前記シラン被覆は熱可塑性ポリマ層によって前記親水性表面被覆から分離される、請求項2に記載のガイドワイヤ。
  5. 前記熱可塑性ポリマ層は放射線不透過性である、請求項4に記載のガイドワイヤ。
  6. 前記熱可塑性ポリマ層は、ポリカプロラクトン系ポリウレタンエラストマを含む、請求項5に記載のガイドワイヤ。
  7. 前記ポリカプロラクトン系ポリウレタンエラストマは、タングステンが装填されたペレセンを含む、請求項6に記載のガイドワイヤ。
  8. 前記芯材はエポキシプライマで被覆される、請求項1から7のいずれか一項に記載のガイドワイヤ。
  9. 前記エポキシプライマは、エポキシ樹脂、エポキシポリアミン付加物、およびグリシジルエステルの混合物を含む、請求項8に記載のガイドワイヤ。
  10. 前記エポキシプライマは前記疎水性表面被覆に隣接する、請求項8に記載のガイドワイヤ。
  11. 前記ガイドワイヤの全長は25.4センチメートルから508センチメートルの間である、請求項1から10のいずれか一項に記載のガイドワイヤ。
  12. 前記芯材は0.889ミリメートルから0.965ミリメートルの間の中位径を有する、請求項1から11のいずれか一項に記載のガイドワイヤ。
  13. 前記遠位の閉じた先端は非侵襲的である、請求項1から12のいずれか一項に記載のガイドワイヤ。
  14. 前記芯材は中実および中空の少なくとも一方である、請求項1から13のいずれか一項に記載のガイドワイヤ。
  15. 前記芯材は、ニッケル、チタン、およびコバルトの合金を含む、請求項1から14のいずれか一項に記載のガイドワイヤ。
  16. 前記芯材は、円形、楕円形、および長方形の少なくとも1つを備える断面形状を含む、請求項1から15のいずれか一項に記載のガイドワイヤ。
  17. 前記芯材は先細り部分を含む、請求項1から16のいずれか一項に記載のガイドワイヤ。
  18. 前記芯材は円錐台部分を含む、請求項1から17のいずれか一項に記載のガイドワイヤ。
  19. 前記芯材と前記親水性表面被覆との間に介在するシラン被覆をさらに備える、請求項1から18のいずれか一項に記載のガイドワイヤ。
  20. 前記シラン被覆は熱可塑性ポリマ層によって前記親水性表面被覆から離間される、請求項19に記載のガイドワイヤ。
  21. 前記熱可塑性ポリマ層は放射線不透過性である、請求項20に記載のガイドワイヤ。
  22. 前記熱可塑性ポリマ層は、ポリカプロラクトン系ポリウレタンエラストマを含む、請求項21に記載のガイドワイヤ。
  23. 前記ポリカプロラクトン系ポリウレタンエラストマは、タングステンが装填されたペレセンを含む、請求項22に記載のガイドワイヤ。
  24. 前記芯材は、互いから離間された2つの輪の形状とされた被覆の形態においてエポキシプライマで被覆される、請求項1から23のいずれか一項に記載のガイドワイヤ。
  25. 前記2つの輪の形状とされた被覆の各々は長さが25.4センチメートル以下である、請求項24に記載のガイドワイヤ。
  26. 前記金属コイルはステンレス鋼を備える、請求項1から25のいずれか一項に記載のガイドワイヤ。
  27. 前記金属コイルは、形が長方形である径方向断面を有する、請求項1から26のいずれか一項に記載のガイドワイヤ。
  28. 芯材、親水性層、および、前記芯材と前記親水性層との間に介在するポリマ層を備える第1の部分と、
    前記第1の部分の近位側にある第2の部分であって、前記芯材、前記親水性層、および、前記芯材と前記親水性層との間に介在する金属コイルを備える第2の部分と、
    前記第2の部分の近位側にある第3の部分であって、前記芯材および疎水性層を備える第3の部分と、
    を備えるガイドワイヤであって、
    前記親水性層および前記疎水性層は前記ガイドワイヤの外面を備え、
    前記親水性層は前記外面のうちの90%超を含む、ガイドワイヤ。
  29. ガイドワイヤを製作する方法であって、
    金属コイルが所定の長さに沿って芯材を囲むように前記芯材にわたって前記金属コイルを備え付けるステップであって、前記芯材は、近位方向と遠位方向との両方において長手方向で前記金属コイルを越えて延びる、ステップと、
    前記ガイドワイヤの遠位先端が閉じられるように、前記金属コイルおよび前記芯材の50%超を親水性外面層で包み込むステップと、
    前記近位方向において前記金属コイルを越えて長手方向に延びた前記芯材にわたって疎水性外面を形成するステップと
    を含み、
    前記近位方向において前記金属コイルを越えて長手方向に延びた前記芯材は前記芯材の50%未満である、方法。
  30. 先細り遠位区分を作り出すために前記芯材を成形するステップをさらに含む、請求項29に記載の方法。
  31. 先細り遠位区分を作り出すために前記芯材を成形するステップは、材料を前記芯材から除去するために前記芯材を研磨することを含む、請求項30に記載の方法。
  32. 前記芯材の50%未満にわたって前記疎水性外面を形成するステップは、前記芯材の50%未満にわたって疎水性管を熱収縮させることを含む、請求項29から31のいずれか一項に記載の方法。
  33. 前記疎水性管は前記芯材の最も近位の部分にわたって熱収縮される、請求項32に記載の方法。
  34. 前記疎水性管はポリテトラフルオロエチレンを含む、請求項32に記載の方法。
  35. 前記芯材と前記金属コイルとの間に介在させるようにエポキシプライマを前記芯材に適用するステップをさらに含む、請求項29から34のいずれか一項に記載の方法。
  36. 前記エポキシプライマは、互いから離間される2つの輪を前記芯材の周りに形成するために適用される、請求項35に記載の方法。
  37. 前記金属コイルを、前記エポキシプライマが適用された前記芯材に接合させるために、適用された前記エポキシプライマを熱処理するステップをさらに含む、請求項35に記載の方法。
  38. シランプライマを前記芯材の最も遠位の部分に適用するステップをさらに含む、請求項29から37のいずれか一項に記載の方法。
  39. 適用された前記シランプライマを、熱処理を介して硬化させるステップをさらに含む、請求項38に記載の方法。
  40. 前記金属コイルおよび前記芯材の50%超を前記親水性外面層で包み込むステップは、前記シランプライマを包み込むことも含む、請求項38に記載の方法。
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