JP7033813B2 - 歯ブラシ - Google Patents

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Description

本発明は、歯ブラシ、特に、奥歯の磨き易さを向上させるように構成された歯ブラシに関する。
上記歯ブラシとして、例えば、特許文献1に開示されているような、厚みが薄い小型のヘッド(歯ブラシヘッド部)を備えた歯ブラシが知られている。
かかる歯ブラシによれば、歯ブラシヘッド部が小型であるから、歯ブラシの先端側を口に挿し込んだ際に歯ブラシヘッド部が奥歯の手前側の歯等に干渉し難くなるため、歯ブラシヘッド部が奥歯に届き易くなり、毛束が奥歯に当たり易くなる。
このように、上記構成の歯ブラシは、奥歯への毛束の当て易さを高めることで、奥歯の磨き易さを向上させることができるようになっている。
特開2013-34718号公報
ところで、上記従来の歯ブラシにおいて、歯ブラシヘッド部は、厚みを薄くしている分剛性が低くなっているため、毛束を歯に押し付けた際に歯ブラシヘッド部がネックに対して外側に反るようにして撓んでしまうことがある。
この場合、使用者が歯ブラシに込めた力は、毛束に伝わる前に歯ブラシヘッド部の撓みによって減少してしまうため、毛束が奥歯に当たっていても、奥歯の汚れを落とせないことがある。
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、奥歯をしっかりと磨くことができる歯ブラシの提供を課題とする。
本発明の歯ブラシは、
棒状のハンドル部と、
ハンドル部の長手方向における前端から延出するネック部と、
該ネック部の長手方向における前端につながる板状のヘッド部と、
該ヘッド部における厚み方向内側の植毛面に立設された複数の毛によって構成される刷掃部と、を備え、
前記ネック部は、厚みと横幅が前記ハンドル部よりも小さく設定され、且つ基端が前記ハンドル部の軸線上に位置し、先端が前記軸線よりも前記厚み方向内側に位置するように、厚み方向外側に向かって凸状に湾曲している。
本発明の歯ブラシにおいて、
前記ヘッド部は、前記湾曲する前記ネック部の前記前端に連続し、且つ前記軸線よりも前記厚み方向内側に位置する、ようにしてもよい。
また、本発明の歯ブラシでは、
前記ネック部の長手方向における寸法は、60.0mm~70.0mmに設定される、ようにしてもよい。
本発明の歯ブラシは、
前記ネック部の長さ方向における中央部よりも前方側の部分が前記軸線よりも前記厚み方向内側に位置するように湾曲する、ようにしてもよい。
本発明の歯ブラシは、
前記刷掃部の前記刷掃面の延長面上に、前記ネック部の基端部が位置するように、前記ヘッド部が前記軸線から前記厚み方向内側に離間して配置される、ようにしてもよい。
以上のように、本発明の歯ブラシは、奥歯をしっかりと磨くことができるという優れた効果を奏し得る。
図1は、本発明の一実施形態に係る歯ブラシの斜視図である。 図2は、同実施形態に係る歯ブラシの側面図である。 図3は、同実施形態に係る歯ブラシの背面図である。 図4は、同実施形態に係る歯ブラシのヘッド部を背面側から見た拡大図である。 図5は、同実施形態に係る歯ブラシのヘッド部を植毛面側から見た拡大図である。 図6は、同実施形態に係る歯ブラシのヘッド部を正面から見た拡大図である。 図7は、同実施形態に係る歯ブラシの側面拡大図である。 図8は、歯の説明図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる歯ブラシについて、添付図面を参照しつつ説明する。本実施形態に係る歯ブラシは、特に、奥歯の磨き易さを向上させるように構成されたものであり、より具体的に説明すると、図8に示すような、奥歯Tの外側T1よりも奥側に位置する裏側T2を磨き易き易さを向上させたものである。
本実施形態に係る歯ブラシ1は、図1に示すように、使用者が握るハンドル部2と、ハンドル部2の長手方向における前端から延出するネック部3と、該ネック部3の長手方向における前端につながる板状のヘッド部4と、該ヘッド部4の厚み方向内側に位置する植毛面40に立設された複数の毛によって構成される刷掃部5と、前記ネック部3の前記前端から、前記ヘッド部4の背面41の基端側に重なるようにして延出する補強部6と、を備えている。
ハンドル部2は、棒状である。本実施形態では、図2に示すように、ハンドル部2の軸線をハンドル軸線Aと称する(図7参照)。
ネック部3は、厚み方向外側に向かって凸状に湾曲している。なお、ネック部3では、厚み方向における内面と背面の両方が厚み方向外側に向かって湾曲している。
ネック部3の頂部(最も厚み方向外側に位置している部分)は、該ネック部3の長手方向における中央領側の域内に位置しており、本実施形態では、この中央側の領域内であり且つ該ネック部3の中央位置よりも前端側に位置している。さらに、ネック部3の頂部は、厚み方向においては補強部6よりも外側に位置している(図6参照)。
ネック部3の前端は、ネック部3の基端よりも厚み方向内側に位置している。そのため、ネック部3の基端がハンドル軸線A上に位置している一方で、ネック部3の先端は、ハンドル軸線Aよりも厚み方向内側に位置している。
ネック部3の横幅は、基端が最も広くなっており、基端から先端に向かうにつれて徐々に小さくなっている(図3参照)。
ヘッド部4は、図4に示すように、ネック部3から延出するヘッド基部42と、ヘッド基部42の前端に連続するヘッド中部43と、ヘッド中部43の前端にさらに連続するヘッド先部44と、を有する。
本実施形態のヘッド部4は、厚み方向から見た形状が長楕円状であるため、ヘッド基部42の横幅は、基端(ネック部3に連続する一端)から前端側に向かうにつれて徐々に広がっている。また、ヘッド中部43の横幅は、基端から前端まで一定であり、ヘッド先部44の横幅は、基端から先端側に向かうにつれて徐々に狭くなっている。
これに伴い、ヘッド基部42の外周側面420は、基端から前端側に向かうにつれて横幅方向外側に向かうようにして湾曲しており、ヘッド中部43の外周側面430は、基端から前端側まで前後方向に沿って真っすぐに延びている。また、ヘッド先部44の外周側面440は、基端から先端に向かうにつれて徐々に横幅が小さくなるように形成されており、前後方向前方側に凸となるように湾曲している。なお、図4に図示しているように、ヘッド基部42の外周側面420とヘッド先部44の外周側面440は、横幅方向外側に凸となるように湾曲している。
ヘッド部4の厚みは、基端から先端まで一定である。
刷掃部5は、図5に示すように、複数の毛を一つに束ねた複数の毛束50によって構成されている。また、本実施形態の刷掃部5では、複数の毛束50を前後方向に沿って並べた毛束50の列が、横幅方向に並べて5つ形成されている。すなわち、本実施形態の歯ブラシ1は、5列タイプの歯ブラシ1である。
刷掃部5は、前後方向における先端部に位置する複数の毛束50で構成されるつま先部51と、後端部に位置する複数の毛束50で構成される踵部52と、つま先部51と踵部52との間で前後方向に沿って一列に並ぶ複数の毛束50で構成される中部53と、横幅方向における両側、すなわち、中部53を境として横幅方向における一方側と他方側とに位置する複数の毛束50で構成されている一対の脇部54と、を有する。
つま先部51は、前後幅よりも横幅の方が大きくなるように構成されている。すなわち、つま先部51は、最も前方の毛束50の前端から最も後方の毛束50の後端までの前後幅よりも、横幅方向で最も外側に位置する一方の毛束50の外端から他方の毛束50の外端までの横幅の方が大きくなっている。また、つま先部51は、厚み方向から見た形状が菱形状になっている。
踵部52も、つま先部51と同様に、前後幅よりも横幅の方が大きくなるように構成されており、また、厚み方向から見た形状が菱形状になっている。
脇部54には、毛束50の列が複数含まれており、また、横幅方向外側の毛束50の列は、横幅方向内の毛束50の列に対して前後方向後方側にずれた位置に配置されている。そのため、脇部54の前端と後端とは、横幅方向外側に向かうにつれて前後方向後方側に向かうように傾いている。なお、踵部52の前端と、脇部54の後端とは、互いに平行又は略平行に形成されている。
複数の毛束50には、構成している毛の種類(材質や形状)が異なる2種類の毛束50A、50Bが含まれており、つま先部51、踵部52、中部53を構成する毛束50Aの毛と、脇部54を構成する毛束50Bの毛は、それぞれ種類が異なるものとなっている。
つま先部51、踵部52、中部53を構成する毛束50の毛は、例えば、ポリブチレンテレフタレート製であり、ラウンドテーパー形状であり、脇部54を構成する毛束50の毛は、例えば、ポリブチレンテレフタレート製であればよい。
補強部6は、図4に示すように、横幅(横幅方向の寸法)がネック部3の先端(ネック部3の先端の幅)よりも広い幅広部と、横幅がネック部3の先端よりも狭い幅狭部と、を有する。
また、補強部6には、前後方向を基準とすれば、横幅が最も広い最大幅部60よりも前後方向前方側に位置する補強前側領域61と、該最大幅部60よりも前後方向後方側に位置する補強後側領域62とが含まれている。
補強前側領域61では、前後方向前方側に向かうにつれて横幅が徐々に狭くなり、厚みも前後方向前方側に向かうにつれて徐々に狭くなっている。
補強後側領域62では、前後方向後方側に向かうにつれて横幅が徐々に狭くなり、且つ基端の横幅がネック部3の先端と同じ横幅となっている。
また、補強部6は、横幅方向を基準とすれば、横幅方向において中央部に位置する補強中部63と、横幅方向における補強中部63の両側に連続し、且つ補強中部63よりも急勾配となるように形成された補強縁部64と、を有する(図6参照)。
補強中部63と、ネック部3の背面30とは、互いの境目に段差なく連続することで、1つの曲面を形成している。
補強中部63は、最大幅部60に含まれる部分の横幅が最も広くなるように形成されており、補強中部63のうちの最大幅部60よりも前後方向前方側の横幅は、前端側に向かうにつれて徐々に狭くなっている。一方で、補強中部63のうちの最大幅部60よりも前後方向後方側の横幅は、基端側から前方に向かうにつれて徐々に広くなっている。
また、補強縁部64は、最大幅部60に含まれる部分(前後方向における中央部)が、前後方向における前端と後端よりも横幅方向外側に位置するように湾曲している。すなわち、横幅方向外側に凸となるように湾曲している。
補強部6は、ヘッド部4を厚み方向で真っ直ぐ見たときに、幅広部が踵部52と重なる位置に形成されている。また、本実施形態の補強部6は、最大幅部60が刷掃部5の後端(踵部52の最後部に位置する毛束50の後端)よりも前後方向前方側、より具体的には、刷掃部5の後端と脇部54の後端の間に位置するように形成されている。なお、本実施形態の最大幅部60は、ヘッド部4を厚み方向からみたときに、踵部52の最も後ろ側に位置する毛束50と重なる位置を通るようにして形成されている。
また、最大幅部60の横幅方向における両端は、ヘッド基部42の横幅方向における両端よりも内側に位置している。補強後側領域62(補強縁部64の後端部)の横幅方向における両端も、ヘッド基部42の横幅方向における両端よりも内側に位置しており、前後方向前方側に向かうにつれてヘッド基部42の両端との間隔が広がるように形成されている。なお、横幅方向においては、刷掃部5の外端(脇部54の外端)の配置位置が、最大幅部60の両端よりも外側であり且つヘッド部4の外周端よりも内側となるように設定されている。
ここで、歯ブラシ1の各構成同士の寸法関係、位置関係について説明する。
ヘッド部4は、図7に示すように、植毛面40がハンドル軸線Aに対して8°傾くように形成されており、植毛面40は、先端が後端よりも厚み方向内側に位置するように傾斜している。なお、ハンドル軸線Aに対するヘッド部4の傾きは、8°~14°(本実施形態では8°)に設定されていればよい。
また、ヘッド部4の背面41から刷掃部5の毛先までの寸法(厚み方向での寸法)は、例えば、11.0mm~17.0mmであればよい。なお、ヘッド部4の厚みは、3.0mm~3.5mm、刷掃部5の厚み(植毛面40から毛先までの毛丈)は、9.0mm~13.0mmであればよい。なお、ヘッド部4の厚みと刷掃部5の厚みとは、1:3であることが好ましい。
さらに、刷掃部5の先端面には、ネック部3の基端部も位置している。
図3に示すように、ヘッド部4の横幅の最大値は、ハンドル部2の横幅よりも小さくなっており、例えば、ヘッド部4の横幅は、10.0mm~12.0mm、ハンドル部2の横幅は11.0mm~15.0mmに設定されていればよい。
また、ヘッド部4の横幅の最大値は、ネック部3の先端の横幅よりも広くなっている。なお、ネック部3は、例えば、基端の横幅が11.0mm、先端の横幅が4.5mmとなっていればよい。
本実施形態に係る歯ブラシ1の構成は、以上の通りである。本実施形態の歯ブラシ1によれば、ヘッド部4が、厚み2~4mmであり、且つ横幅が前記ハンドル部2の横幅よりも小さくなるように形成された、厚みと横幅が小さい小型のものであるため、歯ブラシ1を口に挿し込んだ際にヘッド部4が歯と頬の間に入り易くなっている。
また、ヘッド部4は、湾曲するネック部3の前端に連続し、且つハンドル部2の軸線よりも厚み方向内側に位置するとともに、植毛面40の基端よりも先端の方が前記厚み方向内側に位置するように8°傾いているため、ヘッド部4を歯の並びに沿わせて口の奥まで進入させ易くなっている。
このように、上記構成の歯ブラシ1は、ヘッド部4を口の奥深くまで進入させ易くすることによって、刷掃部5の毛先を奥歯の後ろ側に回り込ませ易くなっている。なお、ネック部3が歯の並びに合わせて厚み方向外側に湾曲していることから、使用者がハンドル部2を回して歯を磨くとき(いわゆる、ローリング法により歯を磨くとき)に歯に対するネック部3の干渉を抑えつつ、ヘッド部4を大きく旋回させることにより、歯を十分な力で磨くことができるようになる。
また、刷掃部5の毛の毛丈が9.0mm~13.0mmに設定されていることから、歯や歯茎に刷掃部の毛が当たった際、毛腰が硬すぎず、且つ柔らかすぎない適度なブラッシング圧が得られるようになっている。
さらに、ヘッド部4の背面41の基端部にはネック部3の前端から延出する補強部6が幅広く重なっているため、ヘッド部4の基端部は、厚みが増すことによって剛性が高められている。そのため、毛束50を歯に押し付けた際にネック部3に対するヘッド部4の撓みを防止することができ、これにより、使用者によって歯ブラシ1に込められた力の減少を抑えたうえで、この力を刷掃部5に伝えることができる。従って、上記構成の歯ブラシ1によれば、刷掃部5の毛を奥歯の裏側まで届かせたうえで、奥歯全体を刷掃部5によって十分な力で磨くことができる。
以上のように、本実施形態の歯ブラシ1は、奥歯の裏側であっても刷掃部5の毛を当てて汚れを落とし易くすることによって、奥歯の磨き残しを減らすことができ、これにより、奥歯をしっかりと磨くことができるという優れた効果を奏し得る。
しかも、ネック部3は、ネック部3の前端がネック部3の基端よりも厚み方向において内側に位置し且つ頂部が厚み方向において補強部6よりも外側に位置するようにして湾曲しているため、ネック部3自体も厚み方向外側への撓みが抑えられる。
また、補強中部63とネック部3の背面30とは、互いの境目に段差がない状態で連続することで1つの曲面を形成しているため、ヘッド部4は、いっそう厚み方向外側に撓みにくくなっている。
さらに、踵部52を使って歯を磨くとき(いわゆる、踵磨きを行うとき)、ヘッド部4の基端部には歯から厚み方向外側に押し返される力が集中するが、本実施形態の補強部6は、ヘッド部4を厚み方向で真っ直ぐ見たときに、幅広部が踵部52と重なるように形成されているため、この場合においても、ヘッド部4の基端部がネック部3に対して厚み方向外側に撓まないようにすることができる。
なお、本実施形態の補強部6では、最大幅部60、補強前側領域61、補強後側領域62のうちのヘッド部4の背面41に重なっている部分がそれぞれヘッド部4の外端よりも内側に位置しており、さらに、補強前側領域61と補強後側領域62とは、最大幅部60から離れるにつれて横幅が狭くなるように丸みを帯びた形状になっている。
そのため、口に挿し込んだ歯ブラシ1を長手方向に沿って動かすとき(例えば、口の奥に挿し込んだり、口の奥から引き抜いたり、往復同させたりするとき)に補強部6が頬や歯に干渉してしまうことを抑えることができ、歯ブラシ1をスムーズに動かすことができるようになる。
また、本実施形態の歯ブラシ1では、ネック部3の長手方向における寸法が60.0mm~70.0mmに設定されていてるため、奥歯の裏側、口腔内の奥側の歯列に刷掃部の毛を当てることが容易となる。
さらに、ヘッド部4の背面41から刷掃部5の刷掃面までの寸法が11.0mm~17.0mmに設定されていることから、奥歯の裏側や、歯列と口唇部や頬の裏側等、口腔内の狭い箇所において刷掃部の毛先を歯と歯茎に当て易くなる。
なお、本発明に係る歯ブラシは、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態において、刷掃部5は、前記毛束50の列を5つ備えるように構成されていたが、毛束50の列の数は5列でなくてもよい。
上記実施形態の歯ブラシは、
棒状のハンドル部と、
ハンドル部の長手方向における前端から延出するネック部と、
該ネック部の長手方向における前端につながる板状のヘッド部と、
該ヘッド部における厚み方向内側の植毛面に立設された複数の毛によって構成される刷掃部と、
前記ネック部の前記前端から、前記ヘッド部における厚み方向外側の背面の基端側に重なるようにして延出する補強部と、を備え、
前記ヘッド部は、厚みが2~4mmに設定され、且つ横幅が前記ハンドル部の横幅よりも小さくなるように設定されるとともに、前記植毛面の先端が前記植毛面の基端よりも厚み方向内側に位置するように前記ハンドル部の軸線に対して8°~14°傾くように形成され、
前記ネック部は、厚みと横幅が前記ハンドル部よりも小さく設定され、且つ前記前端が前記軸線よりも厚み方向内側に位置するようにして湾曲し、
前記補強部は、横幅方向において前記ネック部の前記前端よりも外側に広がる幅広部であって、前記ヘッド部の前記背面の前記刷掃部の後端よりも前後方向前方側の領域に重なるように形成された幅広部を有する。
上記構成の歯ブラシでは、ヘッド部が、厚み2~4mmであり、且つ横幅が前記ハンドル部の横幅よりも小さくなるように形成された、厚みと横幅が小さい小型のものであるため、歯ブラシを口に挿し込んだ際にヘッド部が歯と頬の間に入り易くなっている。
また、ヘッド部は、湾曲するネック部の前端に連続し、且つハンドル部の軸線よりも厚み方向内側に位置するとともに、植毛面の基端よりも先端の方が前記厚み方向内側に位置するように8°~14°傾いているため、ヘッド部を歯の並びに沿わせて口の奥まで進入させ易くなっている。
このように、上記構成の歯ブラシは、ヘッド部を口の奥深くまで進入させ易くすることによって、刷掃部の毛先を奥歯の後ろ側に回り込ませ易くなっている。
さらに、ヘッド部の基端部の背面にはネック部の前端から延出する補強部が幅広く重なっているため、ヘッド部の基端部は、厚みが増すことによって剛性が高められている。そのため、毛束を歯に押し付けた際にネック部に対するヘッド部の撓みを防止することができ、これにより、使用者によって歯ブラシに込められた力の減少を抑えたうえで、この力を刷掃部に伝えることができる。従って、上記構成の歯ブラシによれば、刷掃部の毛を奥歯の裏側まで届かせたうえで、奥歯全体を刷掃部によって十分な力で磨くことができる。
以上のように、上記構成の歯ブラシは、奥歯の裏側であっても刷掃部の毛を当てて汚れを落とし易くすることによって、奥歯の磨き残しを減らすことができるようになっている。
上記実施形態の歯ブラシにおいて、
前記ネック部の長手方向における寸法は、60.0mm~70.0mmに設定されていてもよい。
上記構成の歯ブラシによれば、奥歯の裏側、口腔内の奥側の歯列に刷掃部の毛を当てることが容易となる。
上記実施形態の歯ブラシにおいて、
前記刷掃部の毛の毛丈は、9.0mm~13.0mmに設定されていてもよい。
上記構成の歯ブラシによれば、歯や歯茎に刷掃部の毛が当たった際、毛腰が硬すぎず、且つ柔らかすぎない適度なブラッシング圧が得られる。
上記実施形態の歯ブラシにおいて、
前記ヘッド部の前記背面から前記刷掃部の刷掃面までの寸法は、11.0mm~17.0mmに設定されていてもよい。
上記構成の歯ブラシによれば、奥歯の裏側や、歯列と口唇部や頬の裏側等、口腔内の狭い箇所において刷掃部の毛先を歯と歯茎に当て易くなる。
上記実施形態の歯ブラシにおいて、
前記ヘッド部の前記背面から前記刷掃部の刷掃面までの寸法は、前記厚み方向における前記ネック部の基端の位置から先端の位置までの距離以下に設定されていてもよい。
上記構成の歯ブラシによれば、ヘッド部や、ネック部が歯から離れにくくなるため、ヘッド部を口の奥に進入させ易くなる。
1…歯ブラシ、2…ハンドル部、3…ネック部、4…ヘッド部、5…刷掃部、6…補強部、30…背面、40…植毛面、41…背面、42…ヘッド基部、43…ヘッド中部、44…ヘッド先部、50…毛束、50A、50B…毛束、51…つま先部、52…踵部、53…中部、54…脇部、60…最大幅部、61…補強前側領域、62…補強後側領域、63…補強中部、64…補強縁部、420…ヘッド基部の外周側面、430…ヘッド中部の外周側面、440…ヘッド先部の外周側面、A…ハンドル軸線

Claims (5)

  1. 棒状のハンドル部と、
    ハンドル部の長手方向における前端から延出するネック部と、
    該ネック部の長手方向における前端につながる板状のヘッド部と、
    該ヘッド部における厚み方向内側の植毛面に立設された複数の毛によって構成される刷掃部と、を備え、
    前記ネック部は、厚みと横幅が前記ハンドル部よりも小さく設定され、且つ前記ネック部のうちの長手方向における基端が前記ハンドル部の軸線上に位置するとともに、前記基端から前記基端と先端の間の中央領域にかけては前記軸線に対して厚み方向外側に離れるように湾曲し、前記中央領域から前記先端にかけては前記軸線を横切って前記先端が前記軸線よりも前記厚み方向内側に位置するように湾曲している、
    歯ブラシ。
  2. 前記ヘッド部は、前記湾曲する前記ネック部の前記前端に連続し、且つ前記軸線よりも前記厚み方向内側に位置する、
    請求項1に記載の歯ブラシ。
  3. 前記ネック部の長手方向における寸法は、60.0mm~70.0mmに設定される、
    請求項1又は請求項2に記載の歯ブラシ。
  4. 前記ネック部の長さ方向における中央部よりも前方側の部分が前記軸線よりも前記厚み方向内側に位置するように湾曲する、
    請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の歯ブラシ。
  5. 前記刷掃部の前記刷掃面の延長面上に、前記ネック部の基端部が位置するように、前記ヘッド部が前記軸線から前記厚み方向内側に離間して配置される、
    請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の歯ブラシ。
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