JP7033333B2 - 検査機器の薬液供給機器 - Google Patents

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本発明は、検査装置の補機であって薬液ボトルから検査装置に薬液を供給する薬液供給機器に関する。
検査機器が検査のための薬液を持ちいることがある。
検査装置は、クリーンルームの内部で検査を行う。
クリーンルームでおこなう作業では、高度なコンタミネーション管理を要求される。
例えば、検査機器が半導体の母材であるシリコン基板等の基板を検査する装置である場合、検査機器はクリーンルームの中に薬液を貯める薬液タンクを持つ。
薬液は捻じ込みキャップと内蓋とで口部を閉じられた薬液ボトルにより運搬される。
検査装置の薬液タンクが空になりかけると、作業員が薬液の入った薬液ボトルの捻じ込みキャップと内蓋を取り外し、薬液ボトルを傾けて口部から薬液タンクに薬液を注ぐ。
作業に習熟していない作業員がこの作業を行うとき、薬液を薬液タンクの外に漏らしてしまうことがある。
または、飛沫による人体への危険もさけなけれならない。
一般に、薬液は腐食性の高いものが多くあり、薬液を漏らすと、検査装置を清掃する作業が増えてしまう。
薬液ボトルの内部の薬液を吸引パイプで吸引して薬液タンクに移すことが考えられが、雰囲気の埃が検査機器の中に入る恐れがある。
また、その作業の際に雰囲気の埃が薬液ボトルに入る恐れがある。
発明者は、上記の問題点を解決するための、コンタミネーションを抑制するのが容易な薬液供給機器を考案した。
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、検査装置の補機であって、薬液ボトルから検査装置に薬液を供給する薬液供給機器を提供しようとする。
上記目的を達成するため、本発明に係る検査装置の補機であって薬液を充填される容器であり頭頂部に外周に雄ネジを形成される口部を持つ薬液ボトルから検査装置に薬液を供給する薬液供給機器を、薬液ボトルを支持できる支持架台と、薬液ボトルの内部に充填された薬液を口部を通過して吸引するための機器である吸引機器と、前記吸引機器の姿勢を薬液ボトルから薬液を吸引する姿勢である吸引姿勢と薬液ボトルを交換する姿勢である交換姿勢との間で変化させることができる姿勢変化機器と、前記吸引機器で吸引された薬液を検査装置に送る薬液送り機器と、を備え、前記吸引機器が、薬液ボトル内の薬液を吸引する吸引パイプと、前記吸引パイプを固定する固定具と、前記固定具に支持され下に向いた面である下向き面を形成されるカバー具と、を有し、姿勢が前記交換姿勢であるとき前記吸引パイプがその最下端部を口部から上に位置する様に薬液ボトルの内部から引き出され、姿勢が前記吸引姿勢であるとき前記カバー具の前記下向き面が口部の開口を覆い且つ口部の上端部に接触しない様に第一隙間を空ける、ものとした。
上記本発明の構成により、支持架台は、薬液ボトルの底部を支持できる。吸引機器は、薬液ボトルの内部に充填された薬液を口部を通過して吸引するための機器である。姿勢変化機器は、前記吸引機器の姿勢を薬液ボトルから薬液を吸引する姿勢である吸引姿勢と薬液ボトルを交換する姿勢である交換姿勢との間で変化させることができる。薬液送り機器は、前記吸引機器で吸引された薬液を検査装置に送る機器である。前記吸引機器が、吸引パイプと固定具とカバー具と有する。吸引パイプは、薬液ボトル内の薬液を吸引する。固定具は、前記吸引パイプを固定する。カバー具は、前記固定具に支持され下に向いた面である下向き面を形成される。姿勢が前記交換姿勢であるとき前記吸引パイプがその最下端部を口部から上に位置する様に薬液ボトルの内部から引き出される。姿勢が前記吸引姿勢であるとき前記カバー具の前記下向き面が口部の開口を覆い且つ口部の上端部に接触しない様に第一隙間を空ける。
その結果、交換姿勢で薬液ボトルを容易に交換でき、吸引姿勢で薬液ボトルから薬液を吸引するとき雰囲気が前記カバー具の前記下向き面と口部の上端部との間にできた隙間を通って薬液ボトルに入るので、雰囲気の微小な埃が侵入しにくく薬液ボトルの内部のコンタミネーションを抑制できる。
以下に、本発明の実施形態に係る薬液供給機器を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組み合わされた態様を含む。
本発明の実施形態に係る薬液供給機器は、前記カバー具が前記下向き面の外周に隙間なく繋がり下方に下がる内側面を形成され、姿勢が前記吸引姿勢であるとき前記カバー具の前記下向き面が口部の開口を覆い、且つ口部の上端部に接触しない様に第一隙間を空け、
姿勢が前記吸引姿勢であるとき、前記カバー具の前記内側面が口部の外周を囲い、且つ口部の外周に接触しない様に第二隙間を空け、前記第一隙間の寸法d1が前記第二隙間の最大寸法d2より小さい。
上記の実施形態の構成により、前記カバー具が前記下向き面の外周に隙間なく繋がり下方に下がる内側面を形成される。姿勢が前記吸引姿勢であるとき前記カバー具の前記下向き面が口部の開口を覆い、且つ口部の上端部に接触しない様に第一隙間を空ける。姿勢が前記吸引姿勢であるとき、前記カバー具の前記内側面が口部の外周を囲い、且つ口部の外周に接触しない様に第二隙間を空ける。前記第一隙間の寸法d1が前記第二隙間の最大寸法d2より小さい。
その結果、吸引姿勢で薬液ボトルから薬液を吸引するとき雰囲気が前記カバー具の内側面と口部の外周の間にできた前記第二隙間と前記カバー具の前記下向き面と口部の上端部との間にできた前記第一隙間とを順に通って薬液ボトルに入るので、雰囲気の微小な埃が侵入しにくく薬液ボトルの内部のコンタミネーションを抑制できる。
本発明の実施形態に係る薬液供給機器は、前記カバー具が前記下向き面の外周に隙間なく繋がり下方に下がる前記内側面と前記内側面の下端部に隙間なく繋がり下方に向いた面を形成する下端面との円周状の交差箇所に隅部を形成され、姿勢が吸引姿勢であるときに、前記カバー具の前記隅部が口部の外周に接触しない様に第三隙間を空け、前記第三隙間の寸法d3が前記第二隙間の最大寸法d2より小さい。
上記の実施形態の構成により、前記カバー具が前記下向き面の外周に隙間なく繋がり下方に下がる前記内側面と前記内側面の下端部に隙間なく繋がり下方に向いた面を形成する下端面との円周状の交差箇所に隅部を形成される。姿勢が吸引姿勢であるときに、前記カバー具の前記隅部が口部の外周に接触しない様に第三隙間を空ける。前記第三隙間の寸法d3が前記第二隙間の最大寸法d2より小さい。
その結果、吸引姿勢で薬液ボトルから薬液を吸引するとき雰囲気が前記カバー具の隅部と口部の外周との間にできる第三隙間と前記カバー具の内側面と口部の外周の間にできる第二隙間と前記カバー具の前記下向き面と口部の上端部との間にできた第一隙間とを順に通って薬液ボトルに入るので、雰囲気の微小な埃が侵入しにくく薬液ボトルの内部のコンタミネーションを抑制できる。
本発明の実施形態に係る薬液供給機器は、口部が下部にフランジ状に外側へ張りだしたリングを形成され、姿勢が吸引姿勢であるときに、前記カバー具の前記隅部が口部のリングに接触しない様に第三隙間を空ける。
上記の実施形態の構成により、口部が下部にフランジ状に外側へ張りだしたリングであるロックリングを形成される。姿勢が吸引姿勢であるときに、前記カバー具の前記隅部が口部のロックリングに接触しない様に第三隙間を空ける。前記第三隙間の寸法D3が前記第二隙間の最大寸法D2より大きい、
その結果、吸引姿勢で薬液ボトルから薬液を吸引するとき雰囲気が前記カバー具の隅部と口部のリングとの間にできる第三隙間と前記カバー具の内側面と口部の外周の間にできる第二隙間と前記カバー具の前記下向き面と口部の上端部との間にできる第一隙間とを順に通って薬液ボトルに入るので、雰囲気の微小な埃が侵入しにくく薬液ボトルの内部のコンタミネーションを抑制できる。
本発明の実施形態に係る薬液供給機器は、前記支持架台が回転中心で回転可能に支持される回転テーブルと該回転テーブルを回転中心回りに回転させるテーブル回転機器とを有し、前記回転テーブルが複数の薬液ボトルを前記回転中心を中心とする環状の箇所に円周上等ピッチに支持できる。
上記の実施形態の構成により、前記支持架台が回転中心で回転可能に支持される回転テーブルと該回転テーブルを回転中心回りに回転させるテーブル回転機器とを有する。前記回転テーブルが複数の薬液ボトルを前記回転中心を中心とする環状の箇所に円周上等ピッチに支持できる。
その結果、交換姿勢で、吸引パイプの下に位置する薬液ボトルを交換できる。
以上説明したように、本発明に係る薬液供給機器は、その構成により、以下の効果を有する。
支持架台に底部を支持される薬液ボトルのなかの薬液を吸引パイプで薬液ボトルの口部を通過して吸引し検査装置に送る薬液供給機器において、前記吸引パイプがその最下端部を口部から上に位置する様に薬液ボトルの内部から引き出される交換姿勢と前記カバー具の前記下向き面が口部の開口を覆い且つ口部の上端部に接触しない様に隙間を空ける吸引威勢との間で姿勢を変化させる様にしたので、交換姿勢で薬液ボトルを容易に交換でき、吸引姿勢で薬液ボトルから薬液を吸引するとき雰囲気が前記カバー具の前記下向き面と口部の上端部との間にできた第一隙間を通って薬液ボトルに入るので、雰囲気の微小な埃が侵入しにくく薬液ボトルの内部のコンタミネーションを抑制できる。
また、カバー具が前記下向き面の外周に隙間なく繋がり下方に下がる内側面を形成され、吸引姿勢において前記カバー具の前記内側面が口部の外周を囲い、且つ口部の外周に接触しない様に隙間を空ける様にしたので、吸引姿勢で薬液ボトルから薬液を吸引するとき雰囲気が前記カバー具の内側面と口部の外周の間にできた第二隙間と前記カバー具の前記下向き面と口部の上端部との間にできた第一隙間とを順に通って薬液ボトルに入るので、雰囲気の微小な埃が侵入しにくく薬液ボトルの内部のコンタミネーションを抑制できる。
また、前記カバー具が前記内側面と前記内側面の下端部に隙間なく繋がり下方に向いた面を形成する下端面との交差箇所に形成される円周状の隅部を形成され吸引姿勢において前記カバー具の前記隅部が口部の外周に接触しない様に隙間を空ける様にしたので、吸引姿勢で薬液ボトルから薬液を吸引するとき雰囲気がカバー具の隅部と口部の外周との間にできる第三隙間とカバー具の内側面と口部の外周の間にできる第二隙間と前記カバー具の前記下向き面と口部の上端部との間にできた第一隙間とを順に通って薬液ボトルに入るので、雰囲気の微小な埃が侵入しにくく薬液ボトルの内部のコンタミネーションを抑制できる。
また、口部がネジ部の下部にフランジ状に外側へ張りだしたリングを形成され、吸引姿勢において前記カバー具の前記隅部が口部のリングに接触しない様に隙間を空ける様にしたので、吸引姿勢で薬液ボトルから薬液を吸引するとき雰囲気がカバー具の隅部と口部のリングとの間にできる第三隙間と前記カバー具の内側面と口部の外周の間にできる第二隙間と前記カバー具の前記下向き面と口部の上端部との間にできる第一隙間とを順に通って薬液ボトルに入るので、雰囲気の微小な埃が侵入しにくく薬液ボトルの内部のコンタミネーションを抑制できる。
また、複数の薬液ボトルを前記回転中心を中心とする環状の箇所に円周上等ピッチに支持できる前記回転テーブルを回転中心回りに回転できる様にしたので、交換姿勢で、吸引パイプの下に位置する薬液ボトルを交換できる。
本発明の実施形態に係る検査装置の概念図である。 本発明の実施形態に係る薬液供給機器の平面図である。 本発明の実施形態に係る薬液供給機器の側面図である。 本発明の実施形態に係る薬液供給機器の作動図である。 本発明の実施形態に係る薬液供給機器の部分拡大図である。 本発明の実施形態に係る薬液供給機器の作用説明図である。 本発明の他の実施形態に係る薬液供給機器の部分拡大図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して説明する。
本発明の実施形態にかかる薬液供給機器200は、検査装置50の補機である。
図1は、本発明の実施形態に係る検査装置50の概念図である。
検査装置50は検査機器51と薬液タンク52とで構成される。
検査機器51は、薬液タンク42の中の薬液を用いて検査する。
例えば、検査装置50がシリコンウエハーに含まれる微量な金属原子の量を計測する装置である場合、検査機器51は薬液タンク52に入れられているフッ化水素、その他の薬液を用いてシリコン基板を検査する。
本発明の実施形態にかかる薬液供給機器100は、薬液ボトル200から検査装置に薬液を供給する機器である。
薬液ボトル200は、薬液を充填される容器であり、口部210とボトル本体220とで構成される。
口部210は、薬液を出す貫通穴がもうけられる。
口部210は、頭頂部に外周に雄ネジを形成される突起部分であってもよい。
口部210は、頭頂部に外周に雄ネジを形成され捻じ込みキャップを雄ネジに脱着可能な突起部分であってもよい。
口部210は、上端部211と外周部212とを形成される。
口部210は、上端部211と外周部212とリング213とで形成されてもよい。
口部210は、上端部211と外周部212とリング213と絞り部214とで形成されてもよい。
上端部211は、口部210の上端の上に向く部分である。
外周部212は、口部210の横に向く部分である。
一般に外周部212には雄ねじが形成される。
リング213は、下部に位置しフランジ状に外側へ張りだした部分である。
一般に、リング213は外周部212に形成される雄ねじの下に位置する。
絞り部214は、上端部211の外周部分である。
絞り部214は、横から見て外周部212より絞られた形状をもつ。
本発明の実施形態に係る薬液供給機器100は、支持架台110と吸引機器120と姿勢変化機器130と薬液送り機器140とで構成される。
以下に、本発明の実施形態に係る薬液供給機器100を、図を基に、説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る薬液供給機器の平面図である。図3は、本発明の実施形態に係る薬液供給機器の側面図である。図4は、本発明の実施形態に係る薬液供給機器の作動図である。図5は、本発明の実施形態に係る薬液供給機器の部分拡大図である。
支持架台110は、薬液ボトル200を支持できるものである。
支持架台110は、薬液ボトル200を底部を支えて支持できてもよい。
支持架台110は、回転テーブル111とテーブル回転機器112とテーブル回転モータ112とで構成されてもうよい。
回転テーブル111は、回転中心で回転可能に支持されるテーブルである。
回転テーブル111は、複数の薬液ボトル200を回転中心を中心とする環状の箇所に円周上等ピッチに支持できる。
回転テーブル111は、テーブル板111aと位置決め具111bとで構成されてもうよい。
テーブル板111aは、円盤状の板である。
位置決め具111bは、テーブル板111aの上で薬液ボトル220を位置決めするものである。
例えば、2個の位置決め具111bは、円管状の部材であって、テーブル板111aの上面に固定される。
2個の位置決め具111bの円管状の中心が回転中心を境にして一定の距離だけ離れる箇所に一致する。
この様にすると、回転テーブル111が回転中心を中心として180度回転すると、2個の薬液ボトル200の位置を入れ換えることができる。
テーブル回転機器112は、回転テーブル111を回転中心を中心として回転自在に支持する機器である。
テーブル回転モータ113は、テーブル回転機器112を介して回転テーブル111を回転させるモータである。
例えば、テーブル回転モータ113は、テーブル回転機器112を介して回転テーブル111を半回転させると、回転テーブル111に支持される薬液ボトル200が円周上を180度だけ移動する。
吸引機器120は、薬液ボトル200の内部に充填された薬液を口部210を通過して吸引するための機器である。
吸引機器120は、薬液ボトル200の内部に充填された薬液を口部210に形成された貫通穴を通過して吸引するための機器であってもよい。
吸引機器120は、吸引パイプ121と固定具122とカバー具123とで構成される。
吸引パイプ121は、薬液ボトル200内の薬液を吸引する円管である。
例えば、吸引パイプ121は、薬液ボトル200内の薬液を吸引する上下に延びる円管である。
固定具122は、吸引パイプ121を固定する部材である。
固定具122は、吸引パイプ121の上下に延びる部分の途中を固定してもよい。
固定具122は、後述する姿勢変化機器130に支持される。
カバー具123は、固定具122に支持され下に向いた面である下向き面123aを形成される部材である。
吸引パイプ121が、カバー具123を上下に貫通する。
カバー部123は、下向き面123aを形成される。
下向き面123aは下から見て円形であってもよい。
貫通穴が、下向き面123aの中心部に位置する様にカバー部123に設けられる。
カバー具123は、下向き面123aと内側面123bとを形成されてもよい。
カバー具123は、下向き面123aと内側面123bと隅部123cとを形成されてもよい。
カバー具123は、下向き面123aと内側面123bと隅部123cと下端面123dとを形成されてもよい。
内側面123bは、下向き面123aの外周に隙間なく繋がり下方に下がる面である。
隅部123cは、内側面123bと下端面123dとの円周状の交差箇所に形成される部分である。
下端面123dは、内側面123bの下端部に隙間なく繋がり下方に向いた面を形成する。
例えば、カバー具123が、中心部に吸引パイプ121が貫通する貫通穴をもつ円柱状の外観をもち、下に向いて開放した穴が形成される。
穴の天井部が、下向き面123aに相当する。
穴の内側周囲が、内側面123bに相当する。
穴の開口の縁が、隅部123cに相当する。
姿勢変化機器130は、吸引機器120の姿勢を吸引姿勢と交換姿勢との間で変化させることができる機器である。
吸引姿勢は、薬液ボトル200から薬液を吸引する姿勢である。
交換姿勢は、薬液ボトル200を交換する姿勢である。
姿勢変化機器130は、固定具支持部材131とリニアガイド132とリニア駆動アクチエータ133とで構成される、
固定具支持部材131は、固定具122を支持する部材である。
リニアガイド132は、固定具支持部材131を上下方向に移動自在に支持する部材である。
リニア駆動アクチエータ133は、リニアガイド132に案内される固定具支持部材131を上下方向に駆動するアクチエータである。
例えば、リニア駆動アクチエータ133が駆動して固定具支持部材131をリニアガイド132で案内される最上端に位置するときの姿勢が交換姿勢である。
例えば、リニア駆動アクチエータ133が駆動して固定具支持部材131をリニアガイド132で案内される最下端に位置するときの姿勢が交換姿勢である。
姿勢が交換姿勢であるとき吸引パイプ121がその最下端部を口部から上に位置する様に薬液ボトル200の内部から引き出される。
姿勢が吸引姿勢であるときカバー具123の下向き面123aが口部210の開口を覆い且つ口部210の上端部211に接触しない様に第一隙間X1を空ける、
姿勢が吸引姿勢であるとき、カバー具123の内側面123bが口部の外周を囲い、且つ口部の外周に接触しない様に第二隙間X2を空けてもよい。
第一隙間X1の寸法d1が第二隙間X2の最大寸法d2より小さい。
ここで、隙間の寸法とは対向し隙間を形成する部分の対向する向きに沿った離間寸法である。
例えば、隙間の寸法とは隙間を形成する部分の対向する箇所に挟まれた空隙の巾寸法である。
姿勢が吸引姿勢であるときに、カバー具123の隅部123cが口部の外周に接触しない様に第三隙間X3を空けてもよい。
第三隙間X3の寸法d3が第二隙間X2の最大寸法d2より小さい。
姿勢が吸引姿勢であるときに、カバー具123の隅部123cが口部210のリング213に接触しない様に第三隙間X3を空けてもよい。
第三隙間X3の寸法d3が第二隙間X2の最大寸法d2より小さい。
例えば、第二隙間X2の最大寸法d2は、カバー具123の内側面123bと口部210のネジ山底部212bとの離間距離である。
例えば、第二隙間X2の最大寸法d2は、カバー具123の内側面123bと口部210の最頂部に形成される絞り部214との離間距離である。
薬液送り機器140は、吸引した薬液を検査機器51に送る機器である。
例えば、薬液送り機器140は、薬液ホース141と薬液ポンプ142とで構成される。
薬液ポンプ142が作動すると、薬液が薬液ホース141を介して薬液タンク52へ送られる。
次に、本発明の実施形態にかかる薬液供給機器100の作用を、図を基に、説明する。
図4(A)は、姿勢が吸引姿勢である状態を示す。
図4(B)は、姿勢が交換姿勢である状態を示す、
図4(A)に示す吸引姿勢であるとき、操作員が吸引パイプ121が挿入されていない薬液ボトル200を、空ボトルから満ボトルに交換する。
空ボトルは空状態の薬液ボトルである。
満ボトルが満状態の薬液ボトルである。
吸引パイプ121が挿入されている薬液ボトル200が空になると、姿勢変化機器130が作動して姿勢を吸引姿勢から交換姿勢に変化させる。
姿勢が交換姿勢になると、支持架台110が、回転テーブル111を回転させて、空ボトルと満ボトルとを交換する。
満ボトルが吸引パイプ121の下に位置すると、姿勢変化機器130が作動して姿勢を交換姿勢から吸引姿勢に変化させる。
一連の動作は、マニュアル操作により行われても良い。
また、一連の動作は、制御機器による自動操作により行われてもよい。
また、一連の動作は、コンピュータ制御機器による自動操作により行われてもよい。
例えば、光センサにより薬液ボトルが空ボトルになるのを検知して、自動制御によりリニア駆動アクチエータ133とテーブル回転モータ113を作動させてもよい。
図6は、姿勢が供給姿勢であるときのカバー具123と口部210との隙間の状態を示す。
薬液送り機器140が作動すると、吸引機器120により薬液ボトル200の中の薬液が吸い出される。
薬液ボトル200の中の薬液のレベルが下がり、一時的に薬液ボトルの中の圧力が雰囲気の圧力より下がる。
雰囲気が、第三隙間X3、第二隙間X2、第一隙間X1の順に流れて、薬液ボトルの中に流れる。
雰囲気が第三隙間X3を流れて第二隙間X2に入ると、雰囲気の流速が下がり隙間を形成する壁面の影響で乱流状態になり渦をまく。雰囲気に微小埃が混じっているとき、微小埃も同時に渦に乗って停留する。
さらに、雰囲気が第二隙間X2を流れてネジ山頂部212aとネジ山底部212bとで形成されるでこぼこの隙間を流れ、壁面の影響で乱流状態になり渦をまく。雰囲気に微小埃が混じっているとき、微小埃も同時に渦に乗って停滞する。
その結果、微小埃が薬液ボトル200に入りにくくなり、薬液ボトル200のコンタミネーションを抑制できる。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る薬液供給機器100は、その構成により、以下の効果を有する。
支持架台110に底部を支持される薬液ボトル200のなかの薬液を吸引パイプ121で薬液ボトル200の口部210を通過して吸引し検査装置50に送る薬液供給機器100において、吸引パイプ121がその最下端部を口部210から上に位置する様に薬液ボトル200の内部から引き出される交換姿勢とカバー具123の下向き面123aが口部210の開口を覆い且つ口部210の上端部211に接触しない様に僅かな隙間を空ける吸引威勢との間で姿勢を変化させる様にしたので、交換姿勢で薬液ボトル200を容易に交換でき、吸引姿勢で薬液ボトル200から薬液を吸引するとき雰囲気がカバー具123の下向き面123aと口部210の上端部211との間にできた第一隙間X1を通って薬液ボトル200に入るので、雰囲気の微小な埃が侵入しにくく薬液ボトル200の内部のコンタミネーションを抑制できる。
また、カバー具123が下向き面123aの外周に隙間なく繋がり下方に下がる内側面123bを形成され、吸引姿勢においてカバー具123の内側面123bが口部210の外周を囲い、且つ口部210の外周に接触しない様に隙間を空ける様にしたので、吸引姿勢で薬液ボトル200から薬液を吸引するとき雰囲気がカバー具123の内側面123bと口部210の外周の間にできた第二隙間X2とカバー具123の下向き面123aと口部210の上端部211との間にできた第一隙間X1とを順に通って薬液ボトル200に入るので、雰囲気の微小な埃が侵入しにくく薬液ボトル200の内部のコンタミネーションを抑制できる。
また、カバー具123が内側面123bと内側面123bの下端部に隙間なく繋がり下方に向いた面を形成する下端面との交差箇所に円周状の隅部を形成され吸引姿勢においてカバー具123の隅部が口部210の外周に接触しない様に僅かな第三隙間X3を空ける様にしたので、吸引姿勢で薬液ボトル200から薬液を吸引するとき雰囲気がカバー具123の隅部と口部210の外周との間にできる第三隙間X3とカバー具123の内側面123bと口部210の外周の間にできた第二隙間X2とカバー具123の下向き面123aと口部210の上端部211との間にできた第一隙間X1とを順に通って薬液ボトル200に入るので、雰囲気の微小な埃が侵入しにくく薬液ボトル200の内部のコンタミネーションを抑制できる。
また、口部210がネジ部の下部にフランジ状に外側へ張りだしたリングを形成され、
吸引姿勢においてカバー具123の隅部が口部210のリングに接触しない様に僅かな隙間を空ける様にしたので、吸引姿勢で薬液ボトル200から薬液を吸引するとき雰囲気が
カバー具123の隅部と口部210のリングとの間にできる第三隙間X3とカバー具123の内側面123bと口部210の外周の間にできた第二隙間X2とカバー具123の下向き面123aと口部210の上端部211との間にできた第一隙間X1とを順に通って
薬液ボトル200に入るので、雰囲気の微小な埃が侵入しにくく薬液ボトル200の内部のコンタミネーションを抑制できる。
また、複数の薬液ボトル200を回転中心を中心とする環状の箇所に円周上等ピッチに支持できる回転テーブル111を回転中心回りに回転できる様にしたので、交換姿勢で、吸引パイプ121の下に位置する薬液ボトル200を交換できる。
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
カバー部の隅部が口部のリングとの間に隙間を形成する形式を説明したが、カバー部の高さがより低くてもよい。例えば、図7に示す様に、カバー部123の隅部123cが口部210のネジ山頂部212bとの間に隙間を形成してもよい。この場合でも、第三隙間X3の寸法d3が第二隙間X2の最大寸法d2より小さくなる。
d1 第一隙間の寸法
d2 第二隙間の最大寸法
d3 第三隙間の寸法
X1 第一隙間
X2 第二隙間
X3 第三隙間
50 検査装置
51 検査機器
52 薬液タンク
100 薬液供給機器
110 支持架台
111 回転テーブル
111a テーブル板
111b 位置決め具
112 テーブル回転機器
113 テーブル回転モータ
120 吸引機器
121 吸引パイプ
122 固定具
123 カバー具
123a 下向き面
123b 内側面
123c 隅部
123d 下端面
130 姿勢変化機器
131 固定具支持部材
132 リニアガイド
133 リニア駆動アクチエータ
140 薬液送り機器
141 薬液ホース
142 薬液ポンプ
200 薬液ボトル
210 口部
211 上端部
212 外周部
212a ネジ山頂部
212b ネジ山底部
213 リング
214 絞り部
220 ボトル本体
特開平5-58595号 特開昭50-51087号

Claims (5)

  1. 検査装置の補機であって薬液を充填される容器であり頭頂部に口部を持つ薬液ボトルから検査装置に薬液を供給する薬液供給機器であって、
    薬液ボトルを支持できる支持架台と、
    薬液ボトルの内部に充填された薬液を口部を通過して吸引するための機器である吸引機器と、
    前記吸引機器の姿勢を薬液ボトルから薬液を吸引する姿勢である吸引姿勢と薬液ボトルを交換する姿勢である交換姿勢との間で変化させることができる姿勢変化機器と、
    前記吸引機器で吸引された薬液を検査装置に送る薬液送り機器と、
    を備え、
    前記吸引機器が、
    薬液ボトル内の薬液を吸引する吸引パイプと、
    前記吸引パイプを固定する固定具と、
    前記固定具に支持され下に向いた面である下向き面を形成されるカバー具と、
    を有し、
    姿勢が前記交換姿勢であるとき前記吸引パイプがその最下端部を口部から上に位置する様に薬液ボトルの内部から引き出され、
    姿勢が前記吸引姿勢であるとき前記カバー具の前記下向き面が口部の開口を覆い且つ口部の上端部に接触しない様に第一隙間を空け、
    前記カバー具が前記下向き面の外周に隙間なく繋がり下方に下がる内側面を形成され、
    姿勢が前記吸引姿勢であるとき、前記カバー具の前記内側面が口部の外周を囲い、且つ口部の外周に接触しない様に第二隙間を空ける、
    ことを特徴とする薬液供給機器。
  2. 前記第一隙間の寸法d1が前記第二隙間の最大寸法d2より小さい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の薬液供給機器。
  3. 前記カバー具が前記内側面と前記内側面の下端部に隙間なく繋がり下方に向いた面を形成する下端面との円周状の交差箇所に位置する隅部を形成され、
    姿勢が吸引姿勢であるときに、前記カバー具の前記隅部が口部の外周に接触しない様に第三隙間を空ける、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のうちの一つに記載の薬液供給機器。
  4. 前記第三隙間の寸法d3が前記第二隙間の最大寸法d2より小さい、
    ことを特徴とする請求項3に記載の薬液供給機器。
  5. 口部が下部にフランジ状に外側へ張りだしたリングを形成され、
    姿勢が吸引姿勢であるときに、前記カバー具の前記隅部が口部のリングに接触しない様に第三隙間を空ける、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4のうちの一つに記載の薬液供給機器。
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