JP7033056B2 - 色予測モデル構築方法、色予測方法、および色予測モデル構築プログラム - Google Patents
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Description
X=jx×(Xb×Xf)+kx ・・・(1)
Y=jy×(Yb×Yf)+ky ・・・(2)
Z=jz×(Zb×Zf)+kz ・・・(3)
ここで、Xb,Yb,およびZbは背景色の三刺激値であり、Xf,Yf,およびZfは前景色の三刺激値であり、jx,jy,およびjzはスケーリング係数であり、kx,ky,およびkzは定数である。以下、jx,jy,jz,kx,ky,およびkzをまとめて「オーバープリント係数」という。
前記カラーチャート内の所定のパッチである基準パッチの分光特性と前記カラーチャート内の色予測対象パッチの色値とを含む複数の教師データを取得する教師データ取得ステップと、
入力データを前記基準パッチの分光特性とし出力データを前記色予測対象パッチの色値とするニューラルネットワークで前記複数の教師データを用いた機械学習を行う学習ステップと
を含むことを特徴とする。
前記基準パッチは、前記複数の第1タイプパッチのうちインク濃度が最大のパッチであることを特徴とする。
前記基準パッチは、前記複数の第1タイプパッチのうちインク濃度が最大のパッチおよび前記複数の第1タイプパッチのうちインク濃度が最小のパッチであることを特徴とする。
前記色予測対象パッチは、N個のパッチであって、
前記N個のパッチと1対1で対応するようにN個の前記ニューラルネットワークが用意され、
前記学習ステップでは、ニューラルネットワーク毎に、対応するパッチの色値と前記基準パッチの分光特性とを用いて機械学習が行われることを特徴とする。
前記色予測対象パッチは、N個のパッチであって、
入力データを前記基準パッチの分光特性とし出力データを前記N個のパッチの色値とする1つだけの前記ニューラルネットワークが用意され、
前記学習ステップでは、前記1つだけのニューラルネットワークによって前記基準パッチの分光特性と前記N個のパッチの色値とを用いて機械学習が行われることを特徴とする。
前記カラーチャート内の各パッチの色は、K個の分光特性によって特定され、
前記ニューラルネットワークは、入力層と隠れ層と出力層とを含み、
前記入力層には、前記基準パッチとしての1つのパッチにつきK個のユニットが設けられ、
前記出力層には、前記色予測対象パッチとしての1つのパッチにつきK個のユニットが設けられていることを特徴とする。
前記K個の分光特性は、400nmから700nmまでの波長範囲を適宜の大きさの単位波長範囲で除することによって得られる数の分光反射率であることを特徴とする。
前記分光特性は、分光反射率、分光吸収率、および分光吸収係数のいずれかであることを特徴とする。
前記色値は分光特性であることを特徴とする。
前記教師データ取得ステップは、
各教師データを生成するための前記カラーチャートの印刷を行うカラーチャート印刷ステップと、
前記カラーチャート印刷ステップで印刷されたカラーチャートに関して前記基準パッチの分光特性および前記色予測対象パッチの分光特性を測定する第1の分光特性測定ステップと
を含むことを特徴とする。
前記色値は、階調レベルであることを特徴とする。
前記教師データ取得ステップは、
各教師データを生成するための前記カラーチャートの印刷を行うカラーチャート印刷ステップと、
前記カラーチャート印刷ステップで印刷されたカラーチャートに関して前記基準パッチの分光特性および前記色予測対象パッチの分光特性を測定する第1の分光特性測定ステップと、
前記第1の分光特性測定ステップで測定された前記色予測対象パッチの分光特性を階調レベルに変換する色値変換ステップと
を含むことを特徴とする。
前記カラーチャートは、黒色インク上に前記インクを前記複数段階のインク濃度で塗ることによって得られる複数の第2タイプパッチをさらに含むことを特徴とする。
前記カラーチャートは、黒色インク上に前記インクを前記複数段階のインク濃度で塗ることによって得られる複数の第2タイプパッチをさらに含み、
前記基準パッチは、前記複数の第1タイプパッチのうちインク濃度が最大のパッチおよび前記複数の第2タイプパッチのうちインク濃度が最小のパッチであることを特徴とする。
前記カラーチャート内のパッチの色を予測する対象のインクである色予測対象インクについての前記基準パッチの分光特性を測定する第2の分光特性測定ステップと、
第9または第10の発明に係る色予測モデル構築方法によって構築された色予測モデルである学習済みのニューラルネットワークに入力データとして前記第2の分光特性測定ステップで測定された分光特性を与えることによって前記色予測対象インクについての前記色予測対象パッチの分光特性を予測する分光特性予測ステップと
を含むことを特徴とする。
前記カラーチャート内のパッチの色を予測する対象のインクである色予測対象インクについての前記基準パッチの分光特性を測定する第2の分光特性測定ステップと、
第11または第12の発明に係る色予測モデル構築方法によって構築された色予測モデルである学習済みのニューラルネットワークに入力データとして前記第2の分光特性測定ステップで測定された分光特性を与えることによって前記色予測対象インクについての前記色予測対象パッチの階調レベルを予測する階調レベル予測ステップと、
前記階調レベル予測ステップで予測された階調レベルから所定の変換式によって分光特性を求める分光特性算出ステップと
を含むことを特徴とする。
コンピュータに、
前記カラーチャート内の所定のパッチである基準パッチの分光特性と前記カラーチャート内の色予測対象パッチの色値とを含む複数の教師データを読み込む教師データ読み込みステップと、
入力データを前記基準パッチの分光特性とし出力データを前記色予測対象パッチの色値とするニューラルネットワークで前記複数の教師データを用いた機械学習を行う学習ステップと
を実行させることを特徴とする。
実施形態について説明する前に、本発明の考え方について説明する。なお、以下においては、CxFチャートの上段のパッチ(図1で符号71を付した段のパッチ)(対象のインクを基材上に印刷することによって得られるパッチ)を「第1タイプパッチ」といい、CxFチャートの下段のパッチ(図1で符号72を付した段のパッチ)(対象のインクを黒色上に印刷することによって得られるパッチ)を「第2タイプパッチ」という。また、基材そのものの色を表しているパッチ(図1で符号PA1を付したパッチ)を「紙白パッチ」といい、基材上に対象のインクがベタ(網点パーセント100%)で塗られた状態のパッチ(図1で符号PA2を付したパッチ)を「ベタパッチ」といい、基材上に黒色インクだけがベタで塗られた状態のパッチ(図1で符号PA3を付したパッチ)を「墨ベタパッチ」という。
<1.1 印刷システムの全体構成>
図2は、本発明の第1の実施形態における印刷システムの全体構成図である。この印刷システムは、PDFファイルなどの入稿データに対して各種処理を施して印刷データを生成する印刷データ生成装置100と、印刷データに基づいて印刷版を作製する製版装置200と、その製版装置200で作製された印刷版を使用して印刷を行う印刷装置300と、印刷版を用いることなくデジタルデータである印刷データに基づいて印刷を行うインクジェット印刷機・コピー機等のデジタル印刷装置400と、色の測定を行う測色機500とによって構成されている。印刷データ生成装置100と製版装置200とデジタル印刷装置400と測色機500とは、通信回線600によって互いに通信可能に接続されている。なお、本実施形態で使用される測色機500は分光測色機である。
図3は、本実施形態における印刷データ生成装置100のハードウェア構成図である。この印刷データ生成装置100は、パソコンによって実現されており、CPU11と、ROM12と、RAM13と、補助記憶装置14と、キーボード等の入力操作部15と、表示部16と、光学ディスクドライブ17と、ネットワークインタフェース部18とを有している。通信回線600経由で送られてくる入稿データは、ネットワークインタフェース部18を介して印刷データ生成装置100の内部へと入力される。印刷データ生成装置100で生成された印刷データは、ネットワークインタフェース部18を介して通信回線600経由でデジタル印刷装置400に送られる。
<1.3.1 概要>
まず、図1および図4を参照しつつ、色予測処理の概要を説明する。上述したように、CxFチャートを構成する22個のパッチのうちベタパッチPA2および紙白パッチPA1については、比較的容易に分光反射率を取得することができる。また、印刷の際に基材として同じ用紙が使用されるのであれば、インクの色に関わらず、紙白パッチPA1の分光反射率は一定である。そこで、本実施形態においては、ベタパッチPA2の分光反射率から色予測対象パッチ(CxFチャートを構成する22個のパッチのうちベタパッチPA2と紙白パッチPA1とを除くパッチ)の分光反射率を予測する色予測モデルが構築される。そして、当該色予測モデルを用いて、色予測対象インクについての色予測対象パッチの分光反射率が予測される。なお、本実施形態におけるベタパッチPA2のように色予測対象パッチの分光反射率の予測元となるパッチのことを「基準パッチ」という。
図5は、本実施形態で用いられるニューラルネットワーク73の構造の一例を示す図である。このニューラルネットワーク73は、入力層と隠れ層(中間層)と出力層とによって構成されている。入力層は、36個の分光反射率75(1)~75(36)を受け取る36個のユニット(ニューロン)によって構成されている。隠れ層も36個のユニットによって構成されている。但し、隠れ層のユニット数は36には限定されない。また、図5に示す例では隠れ層の層数は1であるが、隠れ層の層数は2以上であっても良い。出力層は、36個の分光反射率76(1)~76(36)を出力する36個のユニットによって構成されている。
次に、図8および図9に示すフローチャートを参照しつつ、色予測処理の手順について説明する。図8に示すように、まず、色予測モデルとして構築されるべきニューラルネットワーク73での学習に必要な教師データを取得する処理が行われる(ステップS100)。ステップS100では、分光反射率の予測が精度良く行われるよう、充分な数の教師データを取得することが好ましい。ステップS100は、詳しくは、図9に示すように、CxFチャートを印刷するステップ(ステップS102)と分光反射率を測定するステップ(ステップS104)とからなる。ステップS102およびステップS104の処理については、図10を参照しつつ、詳しく説明する。
上記ニューラルネットワーク73を用いた分光反射率の予測の実験結果について説明する。図11は、第1タイプパッチ71についての実験結果を示すグラフである。図12は、第2タイプパッチ72についての実験結果を示すグラフである。図11および図12において、A部には各波長についての反射率の実測値をパッチ毎の実線で表しており、B部には各波長についての反射率の予測値をパッチ毎の実線で表している。各グラフに関し、横軸は波長(単位:nm)であり、縦軸は反射率である。なお、図11および図12に関し、符号とCxFチャートにおける特色の網点パーセントとの対応関係は「M(0):0%、M(1):10%、M(2):20%、M(3):30%、M(4):40%、M(5):50%、M(6):60%、M(7):70%、M(8):80%、M(9):90%、M(10):100%」となっている。
本実施形態によれば、複数の色のインクの重ね刷りによって得られる色の予測に用いられるCxFチャート(図1参照)に関し、ベタパッチPA2と紙白パッチPA1とを除くパッチを色予測対象パッチとして、ベタパッチPA2の分光反射率と色予測対象パッチの分光反射率との関係の学習がニューラルネットワーク73によって行われる。これにより、CxFチャートに含まれるべきパッチの色を予測する色予測モデルが構築される。そして、その色予測モデルを用いて、色予測対象インクについての色予測対象パッチの分光反射率(予測値)が求められる。すなわち、色予測対象インクについてのCxFチャートを印刷することなく、当該CxFチャートが印刷されたと仮定した場合の各パッチの分光反射率が得られる。従って、CxFチャートの印刷や測色が不要となる。以上より、複数の色のインクの重ね刷りによって得られる色の予測を従来よりも低コストおよび少ない工数で行うことが可能となる。
以下、上記第1の実施形態の変形例について説明する。
上記第1の実施形態においては、ベタパッチPA2の分光反射率に基づいて色予測対象パッチの分光反射率が予測されていた。しかしながら、本発明はこれに限定されず、ベタパッチPA2の分光反射率と紙白パッチPA1の分光反射率とに基づいて色予測対象パッチの分光反射率が予測されるようにしても良い。この場合、ニューラルネットワーク73の構造は、例えば図13に示すような構造となる。図13に示すように、入力層は、ベタパッチPA2についての36個の分光反射率75(1)~75(36)および紙白パッチPA1についての36個の分光反射率78(1)~78(36)を受け取る72個のユニットによって構成される。隠れ層は、例えば36個のユニットによって構成される。出力層は、上記第1の実施形態と同様、色予測対象パッチについての36個の分光反射率76(1)~76(36)を出力する36個のユニットによって構成される。学習時および予測時には、ベタパッチPA2の分光反射率75(1)~75(36)に加えて紙白パッチPA1の分光反射率78(1)~78(36)が入力データとしてニューラルネットワーク73に与えられる。
また、ベタパッチPA2の分光反射率と墨ベタパッチPA3の分光反射率とに基づいて色予測対象パッチの分光反射率が予測されるようにしても良い。この場合、上記第1の変形例と同様の構造のニューラルネットワーク73が用いられ、学習時および予測時には、ベタパッチPA2についての36個の分光反射率および墨ベタパッチPA3についての36個の分光反射率が入力データとしてニューラルネットワーク73に与えられる
上記第1の実施形態においては、ニューラルネットワーク73には入力データとして分光反射率の値がそのまま与えられていた。しかしながら、本発明はこれには限定されず、分光反射率の各測定値に対して紙白パッチPA1の分光反射率を1とする正規化を施し、正規化によって得られた値を入力データとしてニューラルネットワーク73に与えるようにしても良い。
上記第1の実施形態においては、色予測対象パッチの数に等しい数のニューラルネットワーク73が用意され、色予測対象パッチ毎に、対応するニューラルネットワーク73を用いて学習および予測(推論)が行われていた。しかしながら、本発明はこれに限定されず、1つのニューラルネットワーク73で全ての色予測対象パッチの処理が行われるようにしても良い。
上記第1の実施形態においては、ベタパッチPA2の分光反射率に基づいて色予測対象パッチの分光反射率が予測されていた。すなわち、ベタパッチPA2を基準パッチとして分光反射率の予測が行われていた。しかしながら、本発明はこれに限定されず、中間調のパッチの分光反射率に基づいて他のパッチ(色予測対象パッチ)の分光反射率が予測されるようにしても良い。例えば、第1タイプパッチ71のうちの特色の網点パーセントが50%のパッチの分光反射率と他のパッチの分光反射率との関係をニューラルネットワーク73に学習させておき、基材上に網点パーセントを50%とする色予測対象インクが塗られた状態の分光反射率を学習済みのニューラルネットワーク73に与えることによって当該色予測対象インクについての色予測対象パッチの分光反射率(予測値)を求めるようにすることもできる。このように、中間調のパッチを基準パッチとして分光反射率の予測が行われるようにしても良い。
上記第1の実施形態においては、第1タイプパッチ71と第2タイプパッチ72とからなるCxFチャートが使用される例を挙げて説明したが、模式的には図15に示すような3つの段からなるCxFチャートが使用されることもある。図15で符号81を付した段のパッチは第1タイプパッチである。図15で符号82を付した段のパッチは第2タイプパッチである。図15で符号83を付した段のパッチは、網点パーセントを50%とする黒色上に対象のインクを印刷することによって得られるパッチ(以下、「第3タイプパッチ」という。)である。
本発明の第2の実施形態について説明する。但し、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
上記第1の実施形態においては、色予測対象インクについての色予測対象パッチの分光反射率を予測するために、ベタパッチPA2(図1参照)の分光反射率と色予測対象パッチの分光反射率との関係の学習が予めニューラルネットワーク73によって行われていた。これに対して、本実施形態においては、色予測対象インクについての色予測対象パッチの分光反射率を予測するために、ベタパッチPA2の分光反射率と色予測対象パッチのトーンバリュー(階調レベル)との関係の学習が予めニューラルネットワーク73によって行われる。すなわち、ニューラルネットワーク73の出力層からはトーンバリューが出力される。分光反射率の予測を行う際には、色予測対象インクについてのベタパッチPA2の分光反射率を学習済みのニューラルネットワーク73に与えることによって、色予測対象パッチのトーンバリュー(予測値)が得られる。そして、所定の変換式に基づき、トーンバリューから分光反射率が算出される。
上述したように、本実施形態においては、ニューラルネットワーク73を用いてトーンバリューの予測が行われる。そこで、まず、図16を参照しつつ、トーンバリューについて説明する。図16に示すグラフは、横軸を波長とし、縦軸を反射率としている。符号84を付した曲線は、基材そのものの色(紙白)についての各波長の反射率を表している。符号85を付した曲線は、或るインクが基材上にベタ(網点パーセント100%)で塗られた状態の各波長の反射率を表している。符号86を付した曲線は、当該或るインクが基材上に或る網点パーセント(ここではQ%とする)で塗られた状態の各波長の反射率を表している。このとき、基材上に網点パーセントをQ%として当該或るインクが塗られた状態の波長WにおけるトーンバリューTVは、次式(4)で表される(図16参照)。
TV=V2/V1
=(V3-V5)/(V3-V4) ・・・(4)
V5=V3-TV(V3-V4) ・・・(5)
上記第1の実施形態と同様、本実施形態によれば、複数の色のインクの重ね刷りによって得られる色の予測を従来よりも低コストおよび少ない工数で行うことが可能となる。
本発明は、上記各実施形態(変形例を含む)に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
α=-(1/(2x))・ln(R/R0) ・・・(6)
88…色値変換部
100…印刷データ生成装置
141…色予測モデル構築プログラム
200…製版装置
300…印刷装置
400…デジタル印刷装置
500…測色機
PA1…紙白パッチ
PA2…ベタパッチ
PA3…墨ベタパッチ
Claims (17)
- 基材上にインクを複数段階のインク濃度で塗ることによって得られる複数の第1タイプパッチを含むカラーチャート内のパッチの色を予測する色予測モデルを構築する方法であって、
前記カラーチャート内の所定のパッチである基準パッチの分光特性と前記カラーチャート内の色予測対象パッチの色値とを含む複数の教師データを取得する教師データ取得ステップと、
入力データを前記基準パッチの分光特性とし出力データを前記色予測対象パッチの色値とするニューラルネットワークで前記複数の教師データを用いた機械学習を行う学習ステップと
を含むことを特徴とする、色予測モデル構築方法。 - 前記基準パッチは、前記複数の第1タイプパッチのうちインク濃度が最大のパッチであることを特徴とする、請求項1に記載の色予測モデル構築方法。
- 前記基準パッチは、前記複数の第1タイプパッチのうちインク濃度が最大のパッチおよび前記複数の第1タイプパッチのうちインク濃度が最小のパッチであることを特徴とする、請求項1に記載の色予測モデル構築方法。
- 前記色予測対象パッチは、N個のパッチであって、
前記N個のパッチと1対1で対応するようにN個の前記ニューラルネットワークが用意され、
前記学習ステップでは、ニューラルネットワーク毎に、対応するパッチの色値と前記基準パッチの分光特性とを用いて機械学習が行われることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の色予測モデル構築方法。 - 前記色予測対象パッチは、N個のパッチであって、
入力データを前記基準パッチの分光特性とし出力データを前記N個のパッチの色値とする1つだけの前記ニューラルネットワークが用意され、
前記学習ステップでは、前記1つだけのニューラルネットワークによって前記基準パッチの分光特性と前記N個のパッチの色値とを用いて機械学習が行われることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の色予測モデル構築方法。 - 前記カラーチャート内の各パッチの色は、K個の分光特性によって特定され、
前記ニューラルネットワークは、入力層と隠れ層と出力層とを含み、
前記入力層には、前記基準パッチとしての1つのパッチにつきK個のユニットが設けられ、
前記出力層には、前記色予測対象パッチとしての1つのパッチにつきK個のユニットが設けられていることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項に記載の色予測モデル構築方法。 - 前記K個の分光特性は、400nmから700nmまでの波長範囲を適宜の大きさの単位波長範囲で除することによって得られる数の分光反射率であることを特徴とする、請求項6に記載の色予測モデル構築方法。
- 前記分光特性は、分光反射率、分光吸収率、および分光吸収係数のいずれかであることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載の色予測モデル構築方法。
- 前記色値は分光特性であることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項に記載の色予測モデル構築方法。
- 前記教師データ取得ステップは、
各教師データを生成するための前記カラーチャートの印刷を行うカラーチャート印刷ステップと、
前記カラーチャート印刷ステップで印刷されたカラーチャートに関して前記基準パッチの分光特性および前記色予測対象パッチの分光特性を測定する第1の分光特性測定ステップと
を含むことを特徴とする、請求項9に記載の色予測モデル構築方法。 - 前記色値は、階調レベルであることを特徴とする、請求項1から8までのいずれか1項に記載の色予測モデル構築方法。
- 前記教師データ取得ステップは、
各教師データを生成するための前記カラーチャートの印刷を行うカラーチャート印刷ステップと、
前記カラーチャート印刷ステップで印刷されたカラーチャートに関して前記基準パッチの分光特性および前記色予測対象パッチの分光特性を測定する第1の分光特性測定ステップと、
前記第1の分光特性測定ステップで測定された前記色予測対象パッチの分光特性を階調レベルに変換する色値変換ステップと
を含むことを特徴とする、請求項11に記載の色予測モデル構築方法。 - 前記カラーチャートは、黒色インク上に前記インクを前記複数段階のインク濃度で塗ることによって得られる複数の第2タイプパッチをさらに含むことを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項に記載の色予測モデル構築方法。
- 前記カラーチャートは、黒色インク上に前記インクを前記複数段階のインク濃度で塗ることによって得られる複数の第2タイプパッチをさらに含み、
前記基準パッチは、前記複数の第1タイプパッチのうちインク濃度が最大のパッチおよび前記複数の第2タイプパッチのうちインク濃度が最小のパッチであることを特徴とする、請求項1に記載の色予測モデル構築方法。 - 前記カラーチャート内のパッチの色を予測する対象のインクである色予測対象インクについての前記基準パッチの分光特性を測定する第2の分光特性測定ステップと、
請求項9または10に記載の色予測モデル構築方法によって構築された色予測モデルである学習済みのニューラルネットワークに入力データとして前記第2の分光特性測定ステップで測定された分光特性を与えることによって前記色予測対象インクについての前記色予測対象パッチの分光特性を予測する分光特性予測ステップと
を含むことを特徴とする、色予測方法。 - 前記カラーチャート内のパッチの色を予測する対象のインクである色予測対象インクについての前記基準パッチの分光特性を測定する第2の分光特性測定ステップと、
請求項11または12に記載の色予測モデル構築方法によって構築された色予測モデルである学習済みのニューラルネットワークに入力データとして前記第2の分光特性測定ステップで測定された分光特性を与えることによって前記色予測対象インクについての前記色予測対象パッチの階調レベルを予測する階調レベル予測ステップと、
前記階調レベル予測ステップで予測された階調レベルから所定の変換式によって分光特性を求める分光特性算出ステップと
を含むことを特徴とする、色予測方法。 - 基材上にインクを複数段階のインク濃度で塗ることによって得られる複数の第1タイプパッチを含むカラーチャート内のパッチの色を予測する色予測モデルを構築するためのプログラムであって、
コンピュータに、
前記カラーチャート内の所定のパッチである基準パッチの分光特性と前記カラーチャート内の色予測対象パッチの色値とを含む複数の教師データを読み込む教師データ読み込みステップと、
入力データを前記基準パッチの分光特性とし出力データを前記色予測対象パッチの色値とするニューラルネットワークで前記複数の教師データを用いた機械学習を行う学習ステップと
を実行させるための色予測モデル構築プログラム。
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