JP7032790B2 - 貼り合わせ基板のスクライブ方法およびスクライブ装置 - Google Patents
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Description
まず、図1並びに図7(a)に示すように、マザー基板Mを挟んで対向するように上下に配置された第一、第二のカッターホイール3a、3bを用いて、マザー基板Mを構成するCF側基板1とTFT側基板2のそれぞれに対し、X方向の分断予定ラインに沿って第一、第二のカッターホイール3a、3bを圧接してスクライブすることにより各基板にスクライブラインS1を刻む。次いで、図7(b)に示すように、第一カッターホイール3aでCF側基板1に端子領域形成用のスクライブラインS2を形成する。スクライブラインS1は基板の厚み方向にクラック(亀裂)ができる程度の切り込みで形成され、後工程で基板を撓ませること等により分断する。スクライブラインS1から分断されたマザー基板Mは、図3に示すように、それぞれ4つの単位製品を含む短冊状基板M1となり、スクライブラインS2で分断されたCF側基板1の端部は、端材Eとして除去されて端子領域Tが露出される。
なお、端子領域Tは、上記のように単位製品の一辺のみに形成される場合のほかに、図5(a)のように左右両辺に形成される場合や、図5(b)のように隣接する2辺に沿ってL状に形成される場合、あるいは図示は省略するが、単位製品の3辺に沿ってコの字状に形成される場合もある。
第一のスクライブ荷重で、前記第二基板の製品領域をスクライブする工程と、第一のスクライブ荷重より小さい、第二のスクライブ荷重で前記第二基板の少なくとも前記端子領域をスクライブする工程と、
前記端子領域の終端部において、前記カッターホイールが停止することなく前記終端部から垂直方向へ退避する工程と、を含むようにした。
また、本発明の別の態様は、第一基板と第二基板が貼り合わせられた製品領域と、前記第一基板の端縁部の一部が切除されて前記第二基板の端縁部に形成された端子領域と、を有する貼り合わせ基板を、互いに対向する2つのカッターホイールを用いて、前記製品領域から前記端子領域の方向へスクライブすることにより基板の上下面に分断用のスクライブラインを加工するスクライブ方法であって、予め設定された前記端子領域の破壊が生じる端子破壊点を超えない適正切込量を選択する工程と、第一のスクライブ荷重で、前記貼り合わせ基板の製品領域をスクライブする工程と、第一のスクライブ荷重より小さい、第二のスクライブ荷重で少なくとも前記端子領域をスクライブする工程と、前記端子領域の終端部において、前記カッターホイールが停止することなく前記終端部から退避する工程と、からなる。
これにより、スクライブレシピの選択範囲が広くなって多様な基板のスクライブに対応することが可能となる。
図1は本発明のスクライブ方法を実施するためのスクライブ装置の一例を概略的に示す斜視図である。このスクライブ装置は、加工すべきマザー基板Mを吸着して保持する水平なテーブル4と、このテーブル4を挟んで互いに対向するようにしてテーブル4の上方並びに下方に配置された第一カッターホイール3a並びに第二カッターホイール3bとを備えている。テーブル4は、図1のY方向に沿って所定間隔をあけて前後に分割されており、この間隔内に第一カッターホイール3a並びに第二カッターホイール3bが位置するように配置されている。
例えば、本実施の形態においてはマザー基板Mがテーブル4上にCF側基板1が上面となるように配置されているが、TFT側基板2が上面となるように配置されてもよい。この場合、第一のカッターホイール3aがテーブルの下方に、第二のカッターホイール3bがテーブルの上方にそれぞれ配置される。
M1 短冊状基板
M2 単位製品
SD スクライブレシピ
T 端子領域
1 第一基板(CF側基板)
2 第二基板(TFT側基板)
3a 第一カッターホイール
3b 第二カッターホイール
4 テーブル
11 コンピュータ
12 制御部
Claims (5)
- 第一基板と第二基板が貼り合わせられた製品領域と、前記第一基板の端縁部の一部が切除されて前記第二基板の端縁部に形成された端子領域と、を有する貼り合わせ基板において、カッターホイールを用いて前記端子領域の方向へスクライブすることにより前記第二基板の表面に分断用のスクライブラインを加工するスクライブ方法であって、
第一のスクライブ荷重で、前記第二基板の製品領域をスクライブする工程と、
第一のスクライブ荷重より小さい、第二のスクライブ荷重で前記第二基板の少なくとも前記端子領域をスクライブする工程と、
前記端子領域の終端部において、前記カッターホイールが停止することなく前記終端部から垂直方向へ退避する工程と、を含む、
貼り合わせ基板のスクライブ方法。 - 予め探索された、端子破壊点を超えない少なくとも1つの適正切込量の加工条件のデータが記憶されたスクライブレシピの1つを選択し、当該加工条件に基づいて前記基板をスクライブする、請求項1に記載のスクライブ方法。
- 第一基板と第二基板が貼り合わせられた製品領域と、前記第一基板の端縁部の一部が切除されて前記第二基板の端縁部に形成された端子領域と、を有する貼り合わせ基板を、互いに対向する2つのカッターホイールを用いて、前記製品領域から前記端子領域の方向へスクライブすることにより基板の上下面に分断用のスクライブラインを加工するスクライブ方法であって、
予め設定された前記端子領域の破壊が生じる端子破壊点を超えない適正切込量を選択する工程と、
第一のスクライブ荷重で、前記貼り合わせ基板の製品領域をスクライブする工程と、
第一のスクライブ荷重より小さい、第二のスクライブ荷重で少なくとも前記端子領域をスクライブする工程と、
前記端子領域の終端部において、前記カッターホイールが停止することなく前記終端部から退避する工程と、を含む、
貼り合わせ基板のスクライブ方法。 - 前記第二のスクライブ荷重で少なくとも前記端子領域をスクライブする工程において、前記第一基板の前記製品領域の終端から、少なくとも前記端子領域の幅と等しい距離を前記第二のスクライブ荷重でスクライブする、請求項3に記載のスクライブ方法。
- 第一基板と第二基板が貼り合わせられた製品領域と、前記第一基板の端縁部の一部が切除されて第二基板の端縁部に形成された端子領域と、を有する貼り合わせ基板に分断用のスクライブラインを加工するスクライブ装置であって、
加工すべき貼り合わせ基板を保持するテーブルと、
前記テーブルに保持された貼り合わせ基板に昇降機構を介して昇降可能に配置され、前記第二基板の端子領域の方向に向かって走行するカッターホイールと、前記カッターホイールによる基板加工処理全般の処理を行う制御部と、
前記制御部に記憶されたスクライブレシピとを含み、
前記スクライブレシピは、
前記製品領域をスクライブするための第一のスクライブ荷重と、
前記端子領域をスクライブするための、前記第一のスクライブ荷重より小さい第二のスクライブ荷重を含む加工条件のデータが記述され、
前記制御部は、
このスクライブレシピの1つを選択して当該加工条件に基づいてスクライブを行い、
前記端子領域の終端部の手前で前記カッターホイールが前記端子領域から垂直方向へ退避するように前記昇降機構を昇降させるようにした貼り合わせ基板のスクライブ装置。
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