JP7032789B2 - スクライブ方法およびスクライブ装置 - Google Patents

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本発明は、2枚の基板を貼り合わせて形成された貼り合わせ基板(または貼り合わせマザー基板ともいい、以下これを「マザー基板」という)に分断用のスクライブラインを加工するスクライブ方法に関し、特に、縁部に端子領域を有するマザー基板のスクライブ方法およびスクライブ装置に関する。
液晶表示パネル製造用のマザー基板は、複数のカラーフィルタがパターン形成された第一基板(CF側基板ともいう)と、複数のTFTおよび端子領域がパターン形成された第二基板(TFT側基板ともいう)とを、液晶を封入するシール材を挟んで貼り合わせてある。そして、このマザー基板を格子状の分断予定ラインに沿ってカッターホイールなどでスクライブラインを加工することによって単位製品に分割している。また、端子領域は上側のCF側基板を端縁から必要な幅(端子幅)だけ内側に入った位置で切除することによって形成されている(特許文献1、2参照)。
図2~図4は、マザー基板から単位製品を切り出す工程の一例を示すものである。ここではマザー基板Mから8つの単位製品を切り出す場合について説明する。
まず、図1並びに図7(a)に示すように、マザー基板Mを挟んで対向するように上下に配置された第一、第二のカッターホイール3a、3bを用いて、マザー基板Mを構成するCF側基板1とTFT側基板2のそれぞれに対し、X方向の分断予定ラインに沿って第一、第二のカッターホイール3a、3bを圧接してスクライブすることにより各基板にスクライブラインS1を刻む。次いで、図7(b)に示すように、第一カッターホイール3aでCF側基板1に端子領域形成用のスクライブラインS2を形成する。スクライブラインS1は基板の厚み方向にクラック(亀裂)ができる程度の切り込みで形成され、後工程で基板を撓ませること等により分断する。スクライブラインS1から分断されたマザー基板Mは、図3に示すように、それぞれ4つの単位製品領域を含む短冊状基板M1となり、スクライブラインS2で分断されたCF側基板1の端部は、端材Eとして除去されて端子領域Tが露出される。
次いで、短冊状基板M1を90度回転させたあと、分断予定ラインに沿って第一、第二のカッターホイール3a、3bを同時に押し付けながらスクライブして各基板にスクライブラインS3を刻み、当該スクライブラインS3に沿って分断して図4に示す単位製品M2を切り出す。
なお、端子領域Tは、上記のように単位製品の一辺のみに形成される場合のほかに、図5(a)のように左右両辺に形成される場合や、図5(b)のように隣接する2辺に沿ってL状に形成される場合、あるいは図示は省略するが、単位製品の3辺に沿ってコの字状に形成される場合もある。
なお、第一、第二のカッターホイール3a、3bで貼り合わせ基板の各表面をスクライブする場合、第一、第二のカッターホイール3a、3bが同じ対向位置で走行する「同時切り」のほかに、図6(a)のように第一、第二のカッターホイール3a、3bがスクライブ方向に対して前後にずれて走行する「先行切り」と、図6(b)のように第一、第二のカッターホイール3a、3bがスクライブ方向に対して左右にずれて走行する「シフト切り」と、図示は省略するが、第一、第二のカッターホイールがスクライブ方向に対して前後左右にずれて走行する「先行・シフト切り」とがあり、基板の厚みや種類、上下の分断予定ラインの位置などによって使い分けられている。一般的には、スクライブの始点または終点に端子領域が存在する場合、第一、第二のカッターホイールが基板に同時に接触する、または基板から同時に離れるように、「先行切り」や「先行・シフト切り」の手法が多く用いられている。
WO2005/087458号公報 特開2015-013783号公報
上記したマザー基板の分断過程において、第一、第二のカッターホイール3a、3bでマザー基板Mの上下面をスクライブするとき、従来は、カッターホイールは基板の終端まで所定の押圧荷重で走行して停止させたあと、基板から離れるように上下に退避する動作を行うようにしている。
したがって、端子領域が形成された部分をスクライブするときは、図8に示すように、第二カッターホイール3bは、端子領域Tの部分で上側のCF側基板1がない状態で下側のTFT側基板2のみを押し込んでスクライブすることになる。通常、0.3mm~1.0mmの薄いTFT側基板に対して直径2mm~3mmのカッターホイールを用いて4N~8Nの荷重でスクライブしているが、端子領域Tの部分をスクライブするときに、上側の基板が切除されて端子領域Tを上側のCF側基板1および対向する第一カッターホイール3aで支持することができないので、図9に示すように第二カッターホイール3bの押し付けによって端子領域Tの部分が根元部Pを基点として変形する現象が発生する。このような変形が生じると、端子領域Tの破壊が生じたり、スクライブラインの亀裂がカッターホイールの直下からスクライブ方向前方へ伸展し、予定されたスクライブライン上に生じない先走り現象が生じたりして不良品の原因となる。
そこで本発明は、上記した課題に鑑み、スクライブ時における端子領域の変形を抑制して破壊や先走り現象の生じない高品質な製品を得ることのできる貼り合わせ基板のスクライブ方法およびスクライブ装置を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するために本発明では次のような技術的手段を講じた。すなわち、本発明のスクライブ方法にあっては、第一基板の端縁部の一部が切除されて第二基板の端縁部に端子領域が形成されている貼り合わせ基板において、カッターホイールを用いて前記端子領域の方向へスクライブすることにより前記第二基板の表面に分断用のスクライブラインを加工するスクライブ方法であって、予め、前記端子領域を有する前記第二基板をカッターホイールで切り込んでスクライブしたときに、前記端子領域の破壊が生じるカッターホイールの切込位置である端子破壊点を探索する工程と、この端子破壊点を超えない少なくとも1つの適正切込量の加工条件のデータをスクライブレシピとして記憶する工程と、前記スクライブレシピの1つを選択して当該加工条件に基づいてスクライブする工程とからなる。
ここで、前記スクライブレシピは、基板の厚みごとに分類して作成され、加工すべき基板に対応する切込量をレシピから選択してスクライブするようにしてもよい。
また、本発明は、第一基板の端縁部の一部が切除されて第二基板の端縁部に端子領域が形成されている基板の前記第二基板の表面に分断用のスクライブラインを加工するスクライブ装置であって、加工すべき基板を保持するテーブルと、前記テーブルに保持された基板に昇降機構を介して昇降可能に配置され、前記第二基板の端子領域の方向に向かって走行するカッターホイールと、前記カッターホイールによる基板加工処理全般の処理を行う制御部と、前記制御部に記憶されたスクライブレシピとを含み、前記スクライブレシピは、前記カッターホイールが前記第二基板の前記端子領域部分に切り込んでスクライブするときに、当該端子領域の破壊が生じない切込量の加工条件のデータが記述され、このスクライブレシピの1つを選択して当該加工条件に基づいてスクライブするようにしたスクライブ装置をも特徴とする。
本発明は、上記したように、端子領域部分をカッターホイールで切り込んでスクライブしたときに、端子領域が変形して破壊が生じるカッターホイールの切込位置を端子破壊点として設定し、この端子破壊点を超えない適正切込量の加工条件のデータをスクライブレシピとして記憶させ、そのスクライブレシピの1つを選択して当該加工条件に基づいてスクライブするようにしたので、カッターホイールのスクライブ終端時における端子領域の変形が抑制されて端子領域の破壊を確実に防止することができるといった効果がある。
上記発明において、前記スクライブレシピは、基板の厚みに加えて、これに従属する端子領域の幅、使用されるカッターホイールの直径並びに刃先の種類、カッターホイールの走行速度の情報を含むようにするのがよい。
これにより、スクライブレシピの選択範囲が広くなって多様な基板のスクライブに対応することが可能となる。
本発明のスクライブ装置の一例を示す図。 加工対象となるマザー基板の一例を示す平面図並びに正面図。 図2のマザー基板から分断された短冊状基板を示す平面図並びに側面図。 図3の短冊状基板から切り出された単位製品を示す斜視図。 単位製品に形成される端子領域の別の形成例を示す斜視図。 先行切り並びにシフト切りのスクライブ手段を示す説明図。 マザー基板にスクライブラインを加工するときの説明図。 第二カッターホイールで端子領域をスクライブするときの説明図。 第二カッターホイールで端子領域をスクライブしたときの端子領域の変形を示す説明図。 第二カッターホイールで端子領域をスクライブしたときの良好な状態を示す説明図。 スクライブレシピの一例を示す説明図。 スクライブ装置に付帯するコンピュータの構造を示すブロック図。 Z軸アドレスの最大変化量を切込量ごとに表示した図。
以下において、本発明の実施例について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明に係るスクライブ装置の一例を概略的に示す斜視図である。このスクライブ装置は、加工対象となるマザー基板Mを吸着して保持する水平なテーブル4と、このテーブル4を挟んで互いに対向するようにしてテーブル4の上方並びに下方に配置された第一カッターホイール3a並びに第二カッターホイール3bとを備えている。テーブル4は、図1のY方向に沿って所定間隔をあけて前後に分割されており、この間隔内に第一カッターホイール3a並びに第二カッターホイール3bが位置するように配置されている。
第一、第二のカッターホイール3a、3bは、それぞれ上下のホルダ5、5に保持され、ホルダ5、5は、スクライブヘッド6、6に昇降機構(図示略)を介して昇降可能に取り付けられている。また、スクライブヘッド6、6は、両側の支持柱7、7によってX方向に水平に橋架された上下のガイドバー8、8のガイド9、9に沿って移動可能に取り付けられ、モータ10、10の回転によりX方向に移動できるように形成されている。
このスクライブ装置の第一、第二のカッターホイール3a、3bを用いて、先に述べた図2~図4で示した手順と同じ手順によりマザー基板MにスクライブラインS1、S2を加工して端子領域Tを有する短冊状基板M1を切り出す。その後、分断予定ラインに沿って短冊状基板M1にスクライブラインS3を加工して単位製品M2を切り出す。
本発明では、この端子領域Tを有する短冊状基板M1にスクライブラインS3を加工するときに下記の手段で行うようにした。すなわち、端子領域Tを有する第二基板(TFT側基板)2を第二カッターホイール3bで押し付けてスクライブしたときに、予め端子領域Tに破壊が生じる第二カッターホイール3bの第二基板2への切込量を端子破壊点として探索して設定しておき、スクライブ時に端子破壊点を超えない適正切込量の加工条件の範囲内で第二カッターホイール3bを押し込んでスクライブすることにより、端子領域Tの変形を緩和して端子領域Tにおける破壊の発生をなくすようにした。
本発明における端子破壊点の設定については、以下で具体的に説明する。
発明者等は、TFT側基板2の厚みが0.3mm、端子幅6mmの貼り合わせ基板(短冊状基板M1)を、直径2mmの第一、第二のカッターホイール3a、3bを用いて「先行切り」のスクライブ手法により1.0mmの切込量でスクライブラインを加工するスクライブ実験を行った。その結果、図9に示すように、端子領域Tの変形により破壊が発生し、そのときの第二カッターホイール3bのZ軸アドレスの変化量hは0.41mmであることが確認された。なお、Z軸アドレスとは、スクライブ時におけるカッターホイールの基板厚さ方向に沿った移動軌跡の位置をいい、変化量hとは、カッターホイールが基板に接触する位置を基準(0点)として、設定された切込量に応じた実際のカッターホイールの切込位置の変化量をいう。また、端子領域Tの破壊が生じたときのZ軸アドレスの変化量hの値を端子破壊点とする。
また、上記と同じ貼り合わせ基板に、それぞれ0.1mm~0.9mmの切込量を設定してスクライブ実験を行った。その結果を図13に示す。これによれば、切込量が0.1mm~0.3mmでは、端子領域TにおけるZ軸アドレスの変化量hの最大値である最大変化量が0.4mm以下であり、上記の端子破壊点を超えない範囲に収まっているが、切込量0.5mm以上ではZ軸アドレスの最大変化量が端子破壊点を超えており、端子領域Tに破壊が発生する可能性が高くなる。したがって、0.1mm~0.3mmが適正切込量となる。実際に、図13における切込量0.3mmの場合のZ軸アドレスの最大変化量は0.253mmであって、図10に示すようにZ軸アドレスの変化量hが端子破壊点を超えることはなく、端子領域Tの変形は小さく抑制され、端子領域Tの破壊は発生していない。
このようなスクライブ実験を、0.1mm~1.0mmの厚みの貼り合わせ基板に対してそれぞれ行うことにより、切込位置の最大変化量が端子破壊点を超えない適正切込量を各板厚ごとに分類して設定する。そしてこの設定値をスクライブレシピSDとして、スクライブ装置に付帯するコンピュータ11の制御部12(図12参照)に記憶させておき、スクライブ開始時に、加工対象基板に対応する希望の切込量をレシピから選択してコンピュータ制御によりスクライブするようにした。
図11は、スクライブレシピSDの一例を示す図である。各スクライブレシピSDには、レシピNo.1…No.nのようにレシピごとに識別するための番号が付されている。それぞれのスクライブレシピSDには、基板の厚み、切込量、端子領域の幅、使用されるカッターホイールの直径並びに刃先の種類、カッターホイールの走行速度などがスクライブ情報として分類して記述されている。そして、オペレータによりこれから実行しようとするスクライブ加工に適合したレシピの1つが選択されると、制御部12がこれを読み込むことで、スクライブレシピSDに記述された内容に基づいてカッターホイールの上昇量が制御されてスクライブ処理が実行される。
図12は、コンピュータ11の構造を示すブロック図である。コンピュータ11は、CPU、RAM、ROM等のコンピュータハードウエアにより実現される制御部12と、入力部13と、表示部14を備えている。
制御部12は、テーブル4による基板の吸着保持、モータ10によるスクライブヘッド6、6の移動、昇降機構による第一、第二のカッターホイール3a、3bの昇降動作等、基板に対する加工処理動作全般の制御を行う。
入力部13は、オペレータがスクライブ装置に対して種々の操作指示やデータを入力するためのインターフェースである。
表示部14は、処理メニューや動作状況を表示するためのものである。
本発明は上記したように、端子領域Tの部分を第二カッターホイール3bで切り込んでスクライブしたときに、端子領域Tが変形して破壊が生じるカッターホイールの切込位置を端子破壊点として探索し、この端子破壊点を超えない適正切込量の加工条件のデータをスクライブレシピSDとして記憶させ、このスクライブレシピSDの1つを選択して当該加工条件に基づいてスクライブするようにしたので、第二カッターホイール3bのスクライブ終端時において端子領域Tの変形が抑制され、端子領域Tが破壊されるのを確実に防止することができる。
以上、本発明の代表的な実施例について説明したが、本発明は必ずしも上記の実施形態に特定されるものではなく、本発明の目的を達成し、請求の範囲を逸脱しない範囲内で適宜修正、変更することが可能である。
例えば、本実施の形態においてはマザー基板Mがテーブル4上にCF側基板1が上面となるように配置されているが、TFT側基板2が上面となるように配置されてもよい。この場合、第一カッターホイール3aをテーブル4の下方に、第二カッターホイール3bをテーブル4の上方にそれぞれ配置することになる。
本発明の貼り合わせ基板のスクライブ方法およびスクライブ装置は、端子領域を有する貼り合わせ基板に分断用のスクライブラインを加工するときに利用することができる。
M マザー基板
M1 短冊状基板
M2 単位製品
SD スクライブレシピ
T 端子領域
1 第一基板(CF側基板)
2 第二基板(TFT側基板)
3a 第一カッターホイール
3b 第二カッターホイール
4 テーブル
11 コンピュータ
12 制御部

Claims (5)

  1. 第一基板の端縁部の一部が切除されて第二基板の端縁部に端子領域が形成されている貼り合わせ基板においてカッターホイールを用いて前記端子領域の方向へスクライブすることにより前記第二基板の表面に分断用のスクライブラインを加工するスクライブ方法であって、
    予め、前記端子領域を有する前記第二基板をカッターホイールで切り込んでスクライブしたときに、前記端子領域の破壊が生じるカッターホイールの切込位置である端子破壊点を探索する工程と、
    この端子破壊点を超えない少なくとも1つの適正切込量の加工条件のデータをスクライブレシピとして記憶する工程と、
    前記スクライブレシピの1つを選択して当該加工条件に基づいてスクライブする工程とからなるスクライブ方法。
  2. 第一基板の端縁部の一部が切除されて第二基板の端縁部に端子領域が形成されている貼り合わせ基板を、互いに対向する2つのカッターホイールを用いて前記端子領域の方向へスクライブすることにより基板の上下面に分断用のスクライブラインを加工する貼り合わせ基板のスクライブ方法であって、
    予め、前記端子領域を有する前記第二基板を第二カッターホイールで切り込んでスクライブしたときに、前記端子領域の破壊が生じるカッターホイールの切込位置である端子破壊点を探索する工程と、
    この端子破壊点を超えない少なくとも1つの適正切込量の加工条件のデータをスクライブレシピとして記憶する工程と、
    前記スクライブレシピの1つを選択して当該加工条件に基づいてスクライブする工程とからなる貼り合わせ基板のスクライブ方法。
  3. 前記スクライブレシピは、基板の厚みごとに分類して作成され、加工すべき基板に対応する切込量をレシピから選択してスクライブするようにした請求項1または2に記載の貼り合わせ基板のスクライブ方法。
  4. 前記スクライブレシピは、端子領域の幅、使用されるカッターホイールの直径並びに刃先の種類、カッターホイールの走行速度の情報を含む請求項1から3のいずれか1項に記載の貼り合わせ基板のスクライブ方法。
  5. 第一基板の端縁部の一部が切除されて第二基板の端縁部に端子領域が形成されている貼り合わせ基板の前記第二基板の表面に分断用のスクライブラインを加工するスクライブ装置であって、
    加工すべき基板を保持するテーブルと、
    前記テーブルに保持された基板に昇降機構を介して昇降可能に配置され、前記第二基板の端子領域の方向に向かって走行するカッターホイールと、
    前記カッターホイールによる基板加工処理全般の処理を行う制御部と、
    前記制御部に記憶されたスクライブレシピとを含み、
    前記スクライブレシピは、前記カッターホイールが前記第二基板の前記端子領域部分に切り込んでスクライブするときに、当該端子領域の破壊が生じない切込量の加工条件のデータが記述され、このスクライブレシピの1つを選択して当該加工条件に基づいてスクライブするようにしたスクライブ装置。
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