JP7032786B2 - 自動取引装置、監視システム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、不特定多数の者が一人ずつ順番に利用する装置の監視に関する。特に、操作者がその装置を操作している間に、操作者以外の者が操作内容を覗き見ることの防止に関する。このような装置には、現金自動支払機(Automatic Teller Machine、ATM)、駅等で用いられている券売機や、消費者金融、クレジットカード会社の店舗や無人店舗に配置される自動契約機等がある。以下、この種の装置を自動取引装置と呼ぶものとする。
一般に、一台の自動取引装置を一度に操作する者は一人であることが前提となっている。これは、例えばATMの場合、操作画面には操作者の口座残高のように、他人に知られたくない情報が表示されるためである。また、銀行カード、クレジットカード等の暗証番号のように、他人に知られたくない情報を入力する操作を行うためである。
このような操作を安心して行うため、自動取引装置を操作する順番を待つ者(以下、待機者と記す)は、自動取引装置或いは操作者からある程度距離を保ちつつ順番を待つといったマナーがある。しかし、自動取引装置や操作者に必要以上に接近しながら順番を待つ者がいる場合がある。中には悪意を持って情報を窃取する者もある。
こうした覗き見行為は、操作者が待機者に注意を払いつつ操作をすればある程度防ぐことができる。しかし、自動取引装置の操作を行う一方で、待機者への注意を維持するのは困難である。
特許文献1には、ネットワークカメラで視野角の範囲内の映像を撮影し、画像認識処理によって、操作者及びその背後の一定範囲に居る操作者以外の動かない人物を認識すること(第0029段落)、覗き見を検知した旨のメッセージを表示すること(第0050段落)が記載されている。
特開2010-176278号公報
しかし、こうした警告メッセージを表示するのみでは操作者が見落とす恐れがある。このため、覗き見を効果的に抑止することができなかった。
本発明はこのような状況を鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、覗き見の恐れがある場合により確実に操作者に注意を促すことが可能な自動取引装置、監視システム、方法を提供することにある。
上述の課題を解決するため、本発明は、その一態様として、カメラと、画像解析手段と、通信手段と、音声入出力手段を備える自動取引装置であって、前記カメラは、前記自動取引装置を現に操作する者である操作者が、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに定められた、カメラ視野範囲を撮影し、前記画像解析手段は、前記カメラで撮影した前記カメラ視野範囲の画像と、予め定められた基準とに基づいて、前記自動取引装置または前記操作者と、前記操作者以外の者との距離に関する判定を行い、前記音声入出力手段は音声通話のための音声の入出力を行い、前記判定の結果に応じて、通信回線に接続された前記通信手段を介し、前記音声入出力手段と、音声通話が可能であって前記通信回線に接続された通信端末との間で、音声通話を確立し、前記基準は、前記自動取引装置を配置した床面であって、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに記された待機位置印であり、前記カメラは、前記カメラ視野範囲が前記待機位置印を含む前記床面を撮影するように配置される、自動取引装置を提供する。
また、本発明は、他の一態様として、カメラと、通信手段と、音声入出力手段を備える自動取引装置の処理装置で実行されるコンピュータプログラムであって、前記自動取引装置を現に操作する者である操作者が、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに定められた、カメラ視野範囲を前記カメラで撮影する手順と、前記カメラで撮影した前記カメラ視野範囲の画像と、予め定められた基準とに基づいて、前記自動取引装置または前記操作者と、前記操作者以外の者との距離に関する判定を行う手順と、前記判定の結果に応じて、通信回線に接続された前記通信手段を介し、前記音声入出力手段と、音声通話が可能であって前記通信回線に接続された通信端末との間で、音声通話を確立する手順と、を前記処理装置に実行させるためのプログラムであり、前記基準は、前記自動取引装置を配置した床面であって、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに記された待機位置印であり、前記カメラは、前記カメラ視野範囲が前記待機位置印を含む前記床面を撮影するように配置される、プログラムを提供する。
また、本発明は、他の一態様として、自動取引装置と通信端末とを備え、前記自動取引装置は、カメラと、画像解析手段と、通信手段と、音声入出力手段を備え、前記カメラは、前記自動取引装置を現に操作する者である操作者が、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに定められた、カメラ視野範囲を撮影し、前記画像解析手段は、前記カメラで撮影した前記カメラ視野範囲の画像と、予め定められた基準とに基づいて、前記自動取引装置または前記操作者と、前記操作者以外の者との距離に関する判定を行い、前記音声入出力手段は音声通話のための音声の入出力を行い、前記通信端末は音声通
話が可能な端末であり、前記判定の結果に応じて、前記自動取引装置と前記通信端末との間の音声通話を確立し、
前記基準は、前記自動取引装置を配置した床面であって、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに記された待機位置印であり、
前記カメラは、前記カメラ視野範囲が前記待機位置印を含む前記床面を撮影するように配置される、監視システムを提供する。
また、本発明は、他の一態様として、カメラと、通信手段と、音声入出力手段を備える自動取引装置を用いて行われる方法であって、前記自動取引装置を現に操作する者である操作者が、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに定められた、カメラ視野範囲を前記カメラで撮影する段階と、前記カメラで撮影した前記カメラ視野範囲の画像と、予め定められた基準とに基づいて、前記自動取引装置または前記操作者と、前記操作者以外の者との距離に関する判定を行う段階と、前記判定の結果に応じて、通信回線に接続された前記通信手段を介し、前記音声入出力手段と、音声通話が可能であって前記通信回線に接続された通信端末との間で、音声通話を確立する段階と、を含み、前記基準は、前記自動取引装置を配置した床面であって、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに記された待機位置印であり、前記カメラは、前記カメラ視野範囲が前記待機位置印を含む前記床面を撮影するように配置される、方法を提供する。
本発明によれば、覗き見の恐れがある場合により確実に操作者に注意を促すことができる。
本発明の第1の実施の形態である監視システム1のブロック図である。 監視システム1においてカメラ5によって撮影するカメラ視野範囲38を説明するための図であり、ATM3、ATM操作者30、待機者36をATM3の右側から見た状態を表した図である。 監視システム1においてカメラ5によって撮影するカメラ視野範囲38を説明するための図であり、ATM3、ATM操作者30、待機者36を上から見下ろした状態を表した図である。 監視システム1の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における監視システム1の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における監視システム1の変形について説明するためのブロック図である。
本発明に係る監視システムは、不特定多数の者が一人ずつ順番に利用する装置において、操作者がその装置を操作している間に、その操作者の次に順番を待っている待機者が、操作者の操作内容を覗き見ている恐れがあることを、その操作者に伝える。以下では、監視対象として現金自動支払機(Automatic Teller Machine、ATM)を用いて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。ATMの代わりに、駅等で用いられている券売機や、消費者金融、クレジットカード会社の店舗や無人店舗に配置される自動契約機等を監視対象として用いることができる。本明細書では、ATM、券売機、自動契約機等、不特定多数の者が一人ずつ順番に利用する装置を総称して自動取引装置と呼ぶものとする。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態である監視システム1について図1を参照して説明する。監視システム1はATM3を備える。ATM3は、カメラ5、通信インターフェース(I/F)7、受話器9、操作画面11、カード処理部13、レシート処理部15、現金処理部17、及び、制御部19を備える。また、監視システム1は通信端末20を備える。通信端末20は音声通信部22、画像表示部24、入力部25、通信インターフェース(I/F)26、及び、制御部28を備える。
ATM3は、例えば銀行、駅、空港、デパート、スーパーマーケット、コンビニエンスストア等に配置される。以下の説明では、ATM3から見て、操作画面11を操作する者(後述するATM操作者30)が立つ側をATM3の前方、或いは単に前方と呼ぶ。
カメラ5はCCD(Charge-Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を備える。図2及び図3を参照すると、カメラ5は、ATM3の上部に、ATM3の前方を見下ろすように配置される。言い換えると、カメラ5は、カメラ視野範囲38が待機位置印34を含む床面32を撮影するように配置される。
ATM3の前方であって、ATM操作者30の後方に位置する床面32には、待機位置印34が設けられている。言い換えると、待機位置印34は、ATM3を配置した床面32であって、ATM3を操作する際にATM操作者30が位置する向きに記される。待機位置印34は、待機者36に対して、現在のATM操作者30が操作を終えてATM3を離れるまでの間、待機位置印34の位置よりも後方で待つように待機者36に知らせるための印でもある。待機者36は現在のATM操作者30の次にATM3を利用するために待つ者である。カメラ視野範囲38はカメラ5が撮影する範囲を示す。カメラ視野範囲38は、待機位置印34とその周囲の床面を収めるように定められる。
カメラ5はカメラ視野範囲38を対象とした動画撮影を行う。動画の代わりに一定時間毎の連続撮影を行うこととしてもよい。以下、カメラ5で撮影する動画及び静止画を総称して画像と呼ぶものとする。カメラ5は、ATM3の作動状態に関わらず常に撮影を行ってもよいし、ATM3が作動している間だけ行うこととしてもよい。或いは、カメラ5は、ATM3の作動中であって、ATM操作者30の存在を検知した場合や、操作画面11での操作の検知に応じて撮影を行うこととしてもよい。
通信インターフェース(I/F)7はデータ通信回線8を介して通信端末20と接続されたインターフェース装置である。通信I/F7を介して、ATM3の受話器9と、通信端末20の音声通信部22との間の音声通話を確立する。また、通信I/F7を介して、カメラ5の画像データを画像表示部24に送信し、通信端末20を操作する者(以下、監視者と呼ぶものとする)に対して表示する。
データ通信回線8は任意の種類のデータ通信回線である。ATM3と通信端末20の間を一本のケーブルで一対一に接続するものであってもよいし、通信回線網を介して接続するものであってもよい。通信回線網としては例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、公衆電話回線網、移動体通信網がある。
受話器9は操作画面11の付近に設けられる。受話器9は例えばハンドセットであり、音声通話用のマイクロフォンとスピーカーを備える。
操作画面11はタッチパネルディスプレイ装置である。一般に、ATM3は預け入れ、引き出し、残高照会、通帳記入等、様々な業務を取り扱う。操作画面11は、これらの業務を取り扱うために必要な情報をATM操作者30に対して表示する。また、操作画面11は、これらの業務を取り扱うために必要となる、ATM操作者30の入力を受け付ける。
カード処理部13は、ATM操作者30の不図示の磁気カード、IC(Integrated Circuit)カード等のカードを処理するための装置である。カード処理部13は例えば磁気カード、ICカード用のリーダー/ライター装置を備える。
レシート処理部15は取引内容を印刷して出力する。レシート処理部15は例えばドットインパクトプリンタ等のプリンタを備える。
現金処理部17は現金の入出金を行う。より具体的には、現金処理部17は紙幣、硬貨等の貨幣の出し入れ、貨幣の種類と数の認識、貨幣の収納を行うための装置である。
制御部19はATM3全体の動作を制御する制御装置である。制御部19はコンピュータであり、不図示のCPU(Central Processing Unit)、メインメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等のストレージデバイス、これらを接続するデータバスをハードウェアとして備える。これらのハードウェアの上で、制御部ソフトウェア19A、カメラ画像解析ソフトウェア19Bが実行される。
制御部ソフトウェア19Aは、コンピュータのOS(Operating System)と、ATM3の取扱業務(預け入れ、引き出し、残高照会、通帳記入等)を実行するための各種ソフトウェアからなる。制御部ソフトウェア19Aに従って、制御部19がATM3の各部を制御することにより、ATM3は各種の取扱業務を実行する。
カメラ画像解析ソフトウェア19Bはカメラ5で撮影した画像を解析する。図2、3に示すように、カメラ5は、ATM3の前方であって、ATM操作者30の背後に予め配置された待機位置印34を含むようなカメラ視野範囲38を有する。カメラ画像解析ソフトウェア19Bは、カメラ5で取得したカメラ視野範囲38の画像を解析する。解析では、待機者36の有無を検知し、待機者36が存在する場合には、待機者36が待機している位置と、待機位置印34との位置関係とを比較する。特に、カメラ画像解析ソフトウェア19Bは、待機者36が待機位置印34よりも前にいるか否か(ATM3から見て、待機者36が待機位置印34よりも近くにいるか否か)を判定する。
通信端末20は、ATM3から離れて配置される通信端末であり、ATM3を遠隔監視する者が用いる端末である。通信端末20はATM3が配置された同じ建物内の別の部屋に配置されてもよい。或いは、ATM3は、複数のATM3を一括して監視する監視センターに配置されてもよい。以下、通信端末20を用いてATM3の監視を行う者を監視者と呼ぶ。
通信端末20はデータ通信回線8を介してATM3に接続される。通信端末20は、具体的には、パーソナルコンピュータ、ワークステーション等の汎用の情報処理装置とその上で動作する適当なソフトウェアの組み合わせとして構成されてもよいし、専用端末として構成されてもよい。
音声通信部22は、監視者による音声入力を受け付けるためのマイクロフォン22A、監視者に対して音声を出力するためのスピーカー22Bを備える。音声通信部22はデータ通信回線8を介してATM3の受話器9と音声通信を行う。
画像表示部24は、監視者に対してカメラ5の画像を表示する表示装置である。
入力部25は監視者による操作を受け付けるための入力装置であり、例えば、キーボード、マウスである。入力部25と画像表示部24としてタッチパネルを用いることとしてもよい。
通信インターフェース(I/F)26はデータ通信回線8を介してATM3の通信I/F7とデータ通信を行うためのインターフェース装置である。
制御部28は通信端末20の各部を制御する制御装置である。
次に、監視システム1の動作について図4を参照して説明する。
図2に示すように、ATM3の上部には待機位置印34を含むカメラ視野範囲38を有するカメラ5が配置されている。ATM3は、カメラ5でカメラ視野範囲38の画像を撮影し続ける。制御部19は、カメラ画像解析ソフトウェア19Bに従って、撮影した画像それぞれに対して画像解析を継続して行う。この画像解析により、ATM操作者30以外に、ATM3に所定の距離よりも近づいている者がいるかを検出する。画像が動画である場合には、一連の動画を構成する画像それぞれに対して解析処理を行い続ける。画像が、一定時間毎に撮影される静止画像の場合には、各静止画像に対して解析処理を行う(ステップS1)。
尚、制御部19は、カメラ5の画像データを操作画面11の一角に常時表示することとしてもよい。これにより、ATM操作者30は、待機者36の存在や現在位置を常に確認することができる。
また、制御部19は、カメラ5が画像データを生成する毎に、通信I/F7からデータ通信回線8を介してその画像データをリアルタイム画像として通信端末20に送信することとしてもよい。この場合、通信端末20は、ATM3からの画像を常にリアルタイムで画像表示部24に表示する。これにより、監視者は、待機者36の存在や現在位置を常に確認することができる。
本実施の形態では、ATM操作者30以外の者の接近を検出する際の判定基準として床面32に待機位置印34を記す。制御部19は、待機位置印34を基準として、待機者36の接近の程度を判定する。画像解析の結果、制御部19がカメラ視野範囲38の中に待機者36を識別する(ステップS2)と、制御部19は、待機者36と待機位置印34の位置を互いに比較する(ステップS3)。待機位置印34の方が待機者36よりもATM3に近い場合(ステップS3で「いいえ」)は何もしない。
待機者36の方が待機位置印34よりもATM3に近い場合(ステップS3で「はい」)、制御部19は、操作画面11に警告メッセージを表示する(ステップS4)。この警告メッセージは、待機者36が接近していることをATM操作者30に知らせると共に、必要であれば受話器9をオフフックして監視者に連絡を取るように促す内容となっている。
警告メッセージを見たATM操作者30が、受話器9をオフフックすると、制御部19は通信I/F7によりデータ通信回線8を介して通信端末20を呼び出す(ステップS5)。
一方、通信端末20では、通信I/F26が呼び出しを受けると、制御部28は、スピーカー22Bから呼び出し音を出力すると共に、ATM3からの呼び出しがある旨を画像表示部24に表示する(ステップS6)。
監視者が、通信端末20からの呼び出しに応答する旨を命じるための所定の操作を入力部25に対して行う(ステップS7で「はい」)と、制御部28は、ATM3の受話器9と、通信端末20のマイクロフォン22A、スピーカー22Bとの間で音声通話を確立する(ステップS8)。
本実施の形態によれば、待機位置印34よりも近くに待機者36がいるとき、ATM操作者30は、警告メッセージを見て待機者36の存在を知ることができる。また、必要があれば受話器9で監視者に連絡ができる旨を警告メッセージにて伝えてあるので、ATM操作者30は、何らかの危険を感じたとき等に、受話器9を取って監視者に連絡を取るという対応を即座に取ることができる。また、ATM操作者30と監視者との間で音声通話を行うことにより、ATM操作者30と待機者36との間に何らかのトラブルが発生した場合に監視者は即座に対応することができる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、監視システム1において、ATM操作者30の操作によって音声通話の発呼を行った。これに対して、第2の実施の形態では、同じく監視システム1を用いるものの、監視者の操作によって音声通話の発呼を行う。
図5を参照して第2の実施の形態における監視システム1の動作について説明する。ステップS11~S14はそれぞれ第1の実施の形態のステップS1~S4と同じなので説明を省略する。
ステップS13において、待機者36が待機位置印34よりもATM3に近いと判定した場合、制御部19は、呼び出し条件を満足しているか否かを判定する(ステップS15)。呼び出し条件とは、通信端末20の呼び出しを行うと判定する条件である。例えば、ステップS13の条件、即ち、待機者36が待機位置印34よりもATM3に近いことをそのまま呼び出し条件としてもよい。或いは、待機位置印34を基準として定める別の位置(例えば、待機位置印34よりもATM3側に1m近い位置)よりも待機者36の方がATM3に近いことを呼び出し条件としてもよい。
更に、これらの待機位置印34と待機者36との位置関係に基づく条件を別の条件と組み合わせたものを呼び出し条件としてもよい。例えば、こうした位置関係のみに基づく条件と、待機者36が待機位置印34よりもATM3に近い状態が継続した時間が、所定の時間(例えば10秒間)よりも長いという条件との両方を満足することを呼び出し条件としてもよい。こうした時間的な条件を用いる場合、制御部19は、例えば上記の位置関係のみに基づく条件を満足したことを検知すると、経過時間の計時を開始し、所定の時間を経過するか否かを判定する。
呼び出し条件を満足すると、制御部19は、通信I/F7を用いて、データ通信回線8を介して通信端末20を呼び出す(ステップS16)。この呼び出しに応じて、制御部28は、スピーカー22Bを用いて呼び出し音を出力すると共に、画像表示部24を用いて呼び出しメッセージを表示することにより、監視者に応答を促す。
呼び出し音及び呼び出しメッセージの出力に応じて、監視者は呼び出し元であるATM3宛に発呼する操作を入力部25で行う(ステップS17)。この操作に応じて、制御部28は、通信I/F26を用いて、データ通信回線8を介してATM3を呼び出す。この呼び出しを受けて、制御部19は、受話器9のスピーカーから呼び出し音を出力すると共に、操作画面11に監視者からの着信中である旨をATM操作者30に伝えるための呼び出しメッセージを表示する。操作画面11には、受話器9のオフフックを促すメッセージや、受話器9をオフフックする方法についての説明を併せて表示してもよい。
この呼び出しに応答して、ATM操作者30が受話器9をオフフックする(ステップS18の「はい」)と、監視者とATM操作者30の通話が始まる。これにより、監視者は、音声通話によって、待機者36に注意するようATM操作者30に伝えることができる。このため、仮に、ステップS14における操作画面11での警告メッセージの表示をATM操作者30が見落とした場合であっても、ATM操作者30に注意を促すことができる。
また、本実施の形態によれば、音声通話の発呼を監視者側から行う。このため、ATM操作者30は音声通話を行うために能動的に操作を行う必要がなく、監視者とATM操作者30はより確実に音声通話を行うことができる。
[変形1]
第2の実施の形態では、ステップS17における通信端末20からのATM3の呼び出しに応じて、ステップS18において呼び出し音の鳴動や呼び出しメッセージの表示を行うことによってATM操作者30の応答を促し、応答の操作があった場合に限って、ステップS19において監視者とATM操作者30との音声通話を開始した。
その代わりに、ステップS17における通信端末20からのATM3の呼び出しに応じて、制御部19は、ATM操作者30の応答操作の有無に関わらず音声通話を開始してもよい。この場合、ATM3は、受話器9と共に、或いは、受話器9の代わりに、外部マイクロフォン61と外部スピーカー62を備えることとしてもよい。このような監視システム60を図6に示す。
外部マイクロフォン61はATM3の前方に設けられるマイクロフォンである。外部マイクロフォン61は、操作画面11の前に立つATM操作者30の音声を直接入力する。
外部スピーカー62はATM3の前方に設けられるスピーカーである。外部スピーカー62は操作画面11の前に立つATM操作者30に向かって音声を出力するためのスピーカーである。
監視システム60によれば、第2の実施の形態、ステップS18のような受話器9をオフフックする操作をATM操作者30はする必要がない。このため、ATM操作者30が切迫した状況に陥った場合であっても、監視者は確実にATM操作者30と音声通話を行うことができる。
[その他の変形]
上述の実施の形態及びその変形では、ATM操作者30以外の者の接近を検出するため、床面32に待機位置印34を記し、待機位置印34を基準として、待機者36の接近の程度を判定した。しかし本発明はこのような判定方法に限定されるものではない。
例えば、待機位置印34を床面32に記す代わりに、位置の基準となる立体物をATM3の前方の適当な位置に固定的に配置してもよい。この場合、カメラ視野範囲38がこの立体物を含むようにカメラ5の配置及び姿勢は定められる。
或いは、ATM操作者30を位置の基準として用いることとしてもよい。この場合、カメラ視野範囲38が、ATM操作者30及び待機者36の両方を含むように、カメラ5の配置及び姿勢を定める。言い換えると、カメラ5は、カメラ視野範囲38が、ATM3を操作する際にATM操作者30が位置する向きであって、ATM操作者30及びATM操作者30の後方を含むように配置される。カメラ画像解析ソフトウェア19Bは、カメラ5の画像を画像解析して、ATM操作者30と待機者36を抽出して、二人の間の距離を推定する手順を制御部19に実行させる。推定した距離が予め定められた距離の閾値よりも短い場合、制御部19は、待機者36が待機位置印34よりもATM3に近づいているときと同様の動作を行う。
上述の実施の形態及びその変形では、操作画面11を、タッチパネル、即ち、ATM操作者30に対して画像を表示するための出力装置と、ATM操作者30からの入力操作を受け付けるための入力装置とを兼ねる装置として説明した。しかし、これらの入出力装置を別々に設けることとしてもよい。
上述の実施の形態及びその変形では、通信端末20とATM3とは一対一の関係で接続されているものとして説明したが、一の通信端末20で複数のATM3を監視することとしてもよい。この場合、第2の実施の形態、ステップS17では、監視者は、複数のATM3の中から、呼び出すものを指定する操作を行う。
上述の実施の形態及びその変形では、待機者36が待機位置印34よりも近づいていることをATM操作者30に警告する際、操作画面11による警告メッセージの表示、通信端末20からの呼び出しを行った。本発明はこれに限定されるものではない。例えば、監視システム60では、操作画面11で警告メッセージを表示するのと同時に、外部スピーカー62から警告のためのブザー音や、後方への注意を促す言語(日本語等)でのメッセージの再生を行うこととしてもよい。また、ATM操作者30への警告手段は、これらの画像や音声の出力に限定されるものではなく、ATM3が備え、ATM操作者30に警告の働きかけが可能なユーザインタフェースであれば、どのようなものであってもよい。
ATM3の操作画面11にカメラ5の画像を表示する際、ATM操作者30の操作に応じて、画像を拡大・縮小をするように構成してもよい。画像の拡大・縮小は、カメラ5にズーム機構(所謂光学ズーム)を設け、制御部19が制御することにより実現してもよい。或いは、画像の拡大・縮小は、カメラ5が出力する画像データに対して画像処理を施すこと(所謂デジタルズーム)により実現することとしてもよい。通信端末20の画像表示部24でカメラ5の画像を表示する際には、監視者の操作に応じて、同様に画像を拡大・縮小することとしてもよい。
上記の実施形態の一部又は全部は以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
カメラと、画像解析手段と、通信手段と、音声入出力手段を備える自動取引装置であって、
前記カメラは、前記自動取引装置を現に操作する者である操作者が、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに定められた、カメラ視野範囲を撮影し、
前記画像解析手段は、前記カメラで撮影した前記カメラ視野範囲の画像と、予め定められた基準とに基づいて、前記自動取引装置または前記操作者と、前記操作者以外の者との距離に関する判定を行い、
前記音声入出力手段は音声通話のための音声の入出力を行い、
前記判定の結果に応じて、通信回線に接続された前記通信手段を介し、前記音声入出力手段と、音声通話が可能であって前記通信回線に接続された通信端末との間で、音声通話を確立する、
自動取引装置。
(付記2)
前記判定の結果に応じて、前記操作者に対し、前記音声入出力手段による音声通話の開始を促すメッセージを出力する手段を備える、付記1に記載の自動取引装置。
(付記3)
前記判定の結果に応じて、前記通信端末に対し、前記音声入出力手段による音声通話の開始を促すメッセージを通知する、付記1に記載の自動取引装置。
(付記4)
前記基準は、前記自動取引装置を配置した床面であって、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに記された待機位置印であり、
前記カメラは、前記カメラ視野範囲が前記待機位置印を含む前記床面を撮影するように配置される
付記1乃至付記3のいずれかに記載の自動取引装置。
(付記5)
前記カメラは、前記カメラ視野範囲が、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きであって、前記操作者及び前記操作者の後方を含むように配置され、
前記基準は、前記カメラの画像を画像解析して抽出した、前記操作者と前記操作者以外の者との距離に関する閾値である、
付記1乃至付記3のいずれかに記載の自動取引装置。
(付記6)
カメラと、通信手段と、音声入出力手段を備える自動取引装置の処理装置で実行されるコンピュータプログラムであって、
前記自動取引装置を現に操作する者である操作者が、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに定められた、カメラ視野範囲を前記カメラで撮影する手順と、
前記カメラで撮影した前記カメラ視野範囲の画像と、予め定められた基準とに基づいて、前記自動取引装置または前記操作者と、前記操作者以外の者との距離に関する判定を行う手順と、
前記判定の結果に応じて、通信回線に接続された前記通信手段を介し、前記音声入出力手段と、音声通話が可能であって前記通信回線に接続された通信端末との間で、音声通話を確立する手順と、
を前記処理装置に実行させるためのプログラム。
(付記7)
前記判定の結果に応じて、前記操作者に対し、前記音声入出力手段による音声通話の開始を促すメッセージを出力する手順を前記制御装置に実行させる、付記6に記載のプログラム。
(付記8)
前記判定の結果に応じて、前記通信端末に対し、前記音声入出力手段による音声通話の開始を促すメッセージを通知する手順を前記制御装置に実行させる、付記6に記載のプログラム。
(付記9)
前記基準は、前記自動取引装置を配置した床面であって、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに記された待機位置印であり、
前記カメラは、前記カメラ視野範囲が前記待機位置印を含む前記床面を撮影するように配置される、
付記6乃至付記8のいずれかに記載のプログラム。
(付記10)
前記カメラは、前記カメラ視野範囲が、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きであって、前記操作者及び前記操作者の後方を含むように配置され、
前記基準は、前記カメラの画像を画像解析して抽出した、前記操作者と前記操作者以外の者との距離に関する閾値である、
付記6乃至付記8のいずれかに記載のプログラム。
(付記11)
自動取引装置と通信端末とを備え、
前記自動取引装置は、カメラと、画像解析手段と、通信手段と、音声入出力手段を備え、
前記カメラは、前記自動取引装置を現に操作する者である操作者が、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに定められた、カメラ視野範囲を撮影し、
前記画像解析手段は、前記カメラで撮影した前記カメラ視野範囲の画像と、予め定められた基準とに基づいて、前記自動取引装置または前記操作者と、前記操作者以外の者との距離に関する判定を行い、
前記音声入出力手段は音声通話のための音声の入出力を行い、
前記通信端末は音声通話が可能な端末であり、
前記判定の結果に応じて、前記音声入出力手段と前記通信端末との間の音声通話を確立する
監視システム。
(付記12)
前記自動取引装置は、前記判定の結果に応じて、前記操作者に対し、前記音声入出力手段による音声通話の開始を促すメッセージを出力する手段を備える、付記11に記載の監視システム。
(付記13)
前記自動取引装置は、前記判定の結果に応じて、前記通信端末に対し、前記音声入出力手段による音声通話の開始を促すメッセージを通知する、付記11に記載の監視システム。
(付記14)
前記基準は、前記自動取引装置を配置した床面であって、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに記された待機位置印であり、
前記カメラは、前記カメラ視野範囲が前記待機位置印を含む前記床面を撮影するように配置される、
付記11乃至付記13のいずれかに記載の監視システム。
(付記15)
前記カメラは、前記カメラ視野範囲が、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きであって、前記操作者及び前記操作者の後方を含むように配置され、
前記基準は、前記カメラの画像を画像解析して抽出した、前記操作者と前記操作者以外の者との距離に関する閾値である、
付記11乃至付記13のいずれかに記載の監視システム。
(付記16)
カメラと、通信手段と、音声入出力手段を備える自動取引装置を用いて行われる方法であって、
前記自動取引装置を現に操作する者である操作者が、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに定められた、カメラ視野範囲を前記カメラで撮影する段階と、
前記カメラで撮影した前記カメラ視野範囲の画像と、予め定められた基準とに基づいて、前記自動取引装置または前記操作者と、前記操作者以外の者との距離に関する判定を行う段階と、
前記判定の結果に応じて、前記音声入出力手段と通信回線に接続された前記通信手段とを用いて、音声通話が可能であって前記通信回線に接続された通信端末との音声通話を確立する段階と、
を含む方法。
(付記17)
前記判定の結果に応じて、前記操作者に対し、前記音声入出力手段による音声通話の開始を促すメッセージを出力する段階を含む、付記16に記載の方法。
(付記18)
前記判定の結果に応じて、前記通信端末に対し、前記音声入出力手段による音声通話の開始を促すメッセージを通知する段階を含む、付記16に記載の方法。
(付記19)
前記基準は、前記自動取引装置を配置した床面であって、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに記された待機位置印であり、
前記カメラは、前記カメラ視野範囲が前記待機位置印を含む前記床面を撮影するように配置される、
付記16乃至付記18のいずれかに記載の方法。
(付記20)
前記カメラは、前記カメラ視野範囲が、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きであって、前記操作者及び前記操作者の後方を含むように配置され、
前記基準は、前記カメラの画像を画像解析して抽出した、前記操作者と前記操作者以外の者との距離に関する閾値である、
付記16乃至付記18のいずれかに記載の方法。
1、60 監視システム
3 現金自動支払機(Automatic Teller Machine、ATM)
5 カメラ
7 通信インターフェース(I/F)
8 データ通信回線
9 受話器
11 操作画面
13 カード処理部
15 レシート処理部
17 現金処理部
19 制御部
19A 制御部ソフトウェア
19B カメラ画像解析ソフトウェア
20 通信端末
22 音声通信部
24 画像表示部
25 入力部
26 通信インターフェース(I/F)
28 制御部
30 ATM操作者
32 床面
34 待機位置印
36 待機者
38 カメラ視野範囲
61 外部マイクロフォン
62 外部スピーカー

Claims (9)

  1. カメラと、画像解析手段と、通信手段と、音声入出力手段を備える自動取引装置であって、
    前記カメラは、前記自動取引装置を現に操作する者である操作者が、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに定められた、カメラ視野範囲を撮影し、
    前記画像解析手段は、前記カメラで撮影した前記カメラ視野範囲の画像と、予め定められた基準とに基づいて、前記自動取引装置または前記操作者と、前記操作者以外の者との距離に関する判定を行い、
    前記音声入出力手段は音声通話のための音声の入出力を行い、
    前記判定の結果に応じて、通信回線に接続された前記通信手段を介し、前記音声入出力手段と、音声通話が可能であって前記通信回線に接続された通信端末との間で、音声通話を確立し、
    前記基準は、前記自動取引装置を配置した床面であって、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに記された待機位置印であり、
    前記カメラは、前記カメラ視野範囲が前記待機位置印を含む前記床面を撮影するように配置される
    自動取引装置。
  2. 前記判定の結果に応じて、前記操作者に対し、前記音声入出力手段による音声通話の開始を促すメッセージを出力する手段を備える、請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 前記判定の結果に応じて、前記通信端末に対し、前記音声入出力手段による音声通話の開始を促すメッセージを通知する、請求項1に記載の自動取引装置。
  4. 前記カメラは、前記カメラ視野範囲が、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きであって、前記操作者及び前記操作者の後方を含むように配置され、
    前記基準は、前記カメラの画像を画像解析して抽出した、前記操作者と前記操作者以外の者との距離に関する閾値である、
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自動取引装置。
  5. カメラと、通信手段と、音声入出力手段を備える自動取引装置の処理装置で実行されるコンピュータプログラムであって、
    前記自動取引装置を現に操作する者である操作者が、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに定められた、カメラ視野範囲を前記カメラで撮影する手順と、
    前記カメラで撮影した前記カメラ視野範囲の画像と、予め定められた基準とに基づいて、前記自動取引装置または前記操作者と、前記操作者以外の者との距離に関する判定を行う手順と、
    前記判定の結果に応じて、通信回線に接続された前記通信手段を介し、前記音声入出力手段と、音声通話が可能であって前記通信回線に接続された通信端末との間で、音声通話を確立する手順と、
    を前記処理装置に実行させるためのプログラムであり、
    前記基準は、前記自動取引装置を配置した床面であって、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに記された待機位置印であり、
    前記カメラは、前記カメラ視野範囲が前記待機位置印を含む前記床面を撮影するように配置される、
    プログラム。
  6. 自動取引装置と通信端末とを備え、
    前記自動取引装置は、カメラと、画像解析手段と、通信手段と、音声入出力手段を備え、
    前記カメラは、前記自動取引装置を現に操作する者である操作者が、前記自動取引装置
    を操作する際に前記操作者が位置する向きに定められた、カメラ視野範囲を撮影し、
    前記画像解析手段は、前記カメラで撮影した前記カメラ視野範囲の画像と、予め定められた基準とに基づいて、前記自動取引装置または前記操作者と、前記操作者以外の者との距離に関する判定を行い、
    前記音声入出力手段は音声通話のための音声の入出力を行い、
    前記通信端末は音声通話が可能な端末であり、
    前記判定の結果に応じて、前記音声入出力手段と前記通信端末との間の音声通話を確立し、
    前記基準は、前記自動取引装置を配置した床面であって、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに記された待機位置印であり、
    前記カメラは、前記カメラ視野範囲が前記待機位置印を含む前記床面を撮影するように配置される、
    監視システム。
  7. カメラと、通信手段と、音声入出力手段を備える自動取引装置を用いて行われる方法であって、
    前記自動取引装置を現に操作する者である操作者が、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに定められた、カメラ視野範囲を前記カメラで撮影する段階と、
    前記カメラで撮影した前記カメラ視野範囲の画像と、予め定められた基準とに基づいて、前記自動取引装置または前記操作者と、前記操作者以外の者との距離に関する判定を行う段階と、
    前記判定の結果に応じて、通信回線に接続された前記通信手段を介し、前記音声入出力手段と、音声通話が可能であって前記通信回線に接続された通信端末との間で、音声通話を確立する段階と、
    を含み、
    前記基準は、前記自動取引装置を配置した床面であって、前記自動取引装置を操作する際に前記操作者が位置する向きに記された待機位置印であり、
    前記カメラは、前記カメラ視野範囲が前記待機位置印を含む前記床面を撮影するように配置される、
    方法。
  8. 前記判定の結果に応じて、前記操作者に対し、前記音声入出力手段による音声通話の開始を促すメッセージを出力する段階を含む、請求項に記載の方法。
  9. 前記判定の結果に応じて、前記通信端末に対し、前記音声入出力手段による音声通話の開始を促すメッセージを通知する段階を含む、請求項に記載の方法。
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