JP7032206B2 - 射出成形用データ管理装置、および射出成形機 - Google Patents

射出成形用データ管理装置、および射出成形機 Download PDF

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Description

本発明は、射出成形用データ管理装置、および射出成形機に関する。
特許文献1に記載の射出成形機は制御装置を有しており、制御装置には射出成形機に設けられた各センサからの検出値が実績データとして1サイクル(ショット)毎に入力され、記憶される。1サイクル毎に記憶される実績データとしては、例えば、充填時間、計量時間、スクリュのクッション位置、スクリュの保圧完了位置、スクリュのV/P切換位置、充填ピーク圧などが挙げられる。これらの実績データは、成形品の品質管理に用いられ、表示画面に表示される。
特開2002-307508号公報
近年、パソコンの画面を遠隔地から閲覧するソフトウェアが市販されており、このソフトウェアを使用して射出成形機の表示画面を遠隔地から閲覧することが可能である。
射出成形機の表示画面に表示される表示データには、外部に公開すると不利益を被る秘密情報も含まれる。
実施形態の一態様は、射出成形機の表示画面に表示される表示データのリモート閲覧による、秘密情報の漏洩を抑制することを主な目的とする。
実施形態の一態様の射出成形用データ管理装置は、
射出成形機の表示画面に表示される表示データを記憶する表示データ記憶部と、
ネットワークを介して通信可能に接続された端末からの前記表示データの閲覧要求に対し、前記表示データの閲覧を前記端末に対し許可する項目と、前記表示データの閲覧を前記端末に対し拒否する項目とを設定する閲覧許否設定部とを有し、
前記閲覧許否設定部は、前記射出成形機または前記射出成形機の周辺機器において発生する異常の内容別に、前記表示データの閲覧を前記端末に対し許可する項目と、前記表示データの閲覧を前記端末に対し拒否する項目とを設定する
実施形態の一態様によれば、射出成形機の表示画面に表示される表示データのリモート閲覧による、秘密情報の漏洩を抑制することができる。
図1は、一実施形態にかかる射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。 図2は、一実施形態にかかる射出成形機の型締時の状態を示す図である。 図3は、一実施形態にかかる射出成形用データ管理装置としての制御装置の構成要素を機能ブロックで示す図である。 図4は、一実施形態にかかる射出成形機における表示画面を示す図である。 図5は、成形機メーカおよび成形機ユーザにおいて行われる処理の第1例を示すフローチャートである。 図6は、一実施形態にかかる射出成形機における項目別許否設定ボタンが押されたうえで入力欄が押されたときの第1選択画面を示す図である。 図7は、図6に示す第1選択画面の選択結果に従って端末に表示される表示画面を示す図である。 図8は、成形機メーカおよび成形機ユーザにおいて行われる処理の第2例を示すフローチャートである。 図9は、一実施形態にかかる射出成形機における異常別許否設定ボタンが押されたときの第2選択画面を示す図である。 図10は、温度関連異常が発生したときに図9に示す第2選択画面の選択結果に従って端末に表示される表示画面を示す図である。 図11は、射出関連異常が発生したときに図9に示す第2選択画面の選択結果に従って端末に表示される表示画面を示す図である。 図12は、成形機メーカおよび成形機ユーザにおいて行われる処理の第3例を示すフローチャートである。 図13は、一実施形態にかかる射出成形機における端末から射出成形機に閲覧の許可を申請する項目を選択する第3選択画面を示す図である。 図14は、一実施形態にかかる射出成形機における端末から閲覧の許可の申請がなされたときに射出成形機に表示される第4選択画面を示す図である。 図15は、図14に示す第4選択画面の選択結果に従って端末に表示される表示画面を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。
(射出成形機)
図1は、一実施形態にかかる射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。図2は、一実施形態にかかる射出成形機の型締時の状態を示す図である。図1~図2において、X方向、Y方向およびZ方向は互いに垂直な方向である。X方向およびY方向は水平方向を表し、Z方向は鉛直方向を表す。型締装置100が横型である場合、X方向は型開閉方向であり、Y方向は射出成形機10の幅方向である。図1~図2に示すように、射出成形機10は、型締装置100と、エジェクタ装置200と、射出装置300と、移動装置400と、制御装置700と、フレーム900とを有する。以下、射出成形機10の各構成要素について説明する。
(型締装置)
型締装置100の説明では、型閉時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中右方向)を前方とし、型開時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中左方向)を後方として説明する。
型締装置100は、金型装置800の型閉、型締、型開を行う。型締装置100は例えば横型であって、型開閉方向が水平方向である。型締装置100は、固定プラテン110、可動プラテン120、トグルサポート130、タイバー140、トグル機構150、型締モータ160、運動変換機構170、および型厚調整機構180を有する。
固定プラテン110は、フレーム900に対し固定される。固定プラテン110における可動プラテン120との対向面に固定金型810が取付けられる。
可動プラテン120は、フレーム900に対し型開閉方向に移動自在とされる。フレーム900上には、可動プラテン120を案内するガイド101が敷設される。可動プラテン120における固定プラテン110との対向面に可動金型820が取付けられる。
固定プラテン110に対し可動プラテン120を進退させることにより、型閉、型締、型開が行われる。固定金型810と可動金型820とで金型装置800が構成される。
トグルサポート130は、固定プラテン110と間隔をおいて連結され、フレーム900上に型開閉方向に移動自在に載置される。尚、トグルサポート130は、フレーム900上に敷設されるガイドに沿って移動自在とされてもよい。トグルサポート130のガイドは、可動プラテン120のガイド101と共通のものでもよい。
尚、本実施形態では、固定プラテン110がフレーム900に対し固定され、トグルサポート130がフレーム900に対し型開閉方向に移動自在とされるが、トグルサポート130がフレーム900に対し固定され、固定プラテン110がフレーム900に対し型開閉方向に移動自在とされてもよい。
タイバー140は、固定プラテン110とトグルサポート130とを型開閉方向に間隔Lをおいて連結する。タイバー140は、複数本(例えば4本)用いられてよい。各タイバー140は、型開閉方向に平行とされ、型締力に応じて伸びる。少なくとも1本のタイバー140には、タイバー140の歪を検出するタイバー歪検出器141が設けられてよい。タイバー歪検出器141は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。タイバー歪検出器141の検出結果は、型締力の検出などに用いられる。
尚、本実施形態では、型締力を検出する型締力検出器として、タイバー歪検出器141が用いられるが、本発明はこれに限定されない。型締力検出器は、歪ゲージ式に限定されず、圧電式、容量式、油圧式、電磁式などでもよく、その取付け位置もタイバー140に限定されない。
トグル機構150は、可動プラテン120とトグルサポート130との間に配設され、トグルサポート130に対し可動プラテン120を型開閉方向に移動させる。トグル機構150は、クロスヘッド151、一対のリンク群などで構成される。各リンク群は、ピンなどで屈伸自在に連結される第1リンク152および第2リンク153を有する。第1リンク152は可動プラテン120に対しピンなどで揺動自在に取付けられ、第2リンク153はトグルサポート130に対しピンなどで揺動自在に取付けられる。第2リンク153は、第3リンク154を介してクロスヘッド151に取付けられる。トグルサポート130に対しクロスヘッド151を進退させると、第1リンク152および第2リンク153が屈伸し、トグルサポート130に対し可動プラテン120が進退する。
尚、トグル機構150の構成は、図1および図2に示す構成に限定されない。例えば図1および図2では、各リンク群の節点の数が5つであるが、4つでもよく、第3リンク154の一端部が、第1リンク152と第2リンク153との節点に結合されてもよい。
型締モータ160は、トグルサポート130に取付けられており、トグル機構150を作動させる。型締モータ160は、トグルサポート130に対しクロスヘッド151を進退させることにより、第1リンク152および第2リンク153を屈伸させ、トグルサポート130に対し可動プラテン120を進退させる。型締モータ160は、運動変換機構170に直結されるが、ベルトやプーリなどを介して運動変換機構170に連結されてもよい。
運動変換機構170は、型締モータ160の回転運動をクロスヘッド151の直線運動に変換する。運動変換機構170は、ねじ軸171と、ねじ軸171に螺合するねじナット172とを含む。ねじ軸171と、ねじナット172との間には、ボールまたはローラが介在してよい。
型締装置100は、制御装置700による制御下で、型閉工程、昇圧工程、脱圧工程、型開工程などを行う。
型閉工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を設定移動速度で型閉完了位置まで前進させることにより、可動プラテン120を前進させ、可動金型820を固定金型810にタッチさせる。クロスヘッド151の位置や移動速度は、例えば型締モータエンコーダ161などを用いて検出する。型締モータエンコーダ161は、型締モータ160の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。尚、クロスヘッド151の位置を検出するクロスヘッド位置検出器、およびクロスヘッド151の移動速度を検出するクロスヘッド移動速度検出器は、型締モータエンコーダ161に限定されず、一般的なものを使用できる。また、可動プラテン120の位置を検出する可動プラテン位置検出器、および可動プラテン120の移動速度を検出する可動プラテン移動速度検出器は、型締モータエンコーダ161に限定されず、一般的なものを使用できる。型閉工程の途中で、クロスヘッド151を一時停止させることにより、可動プラテン120を一時停止させてもよい。可動金型820が一時停止された状態で、インサート材を可動金型820または固定金型810に設置できる。
昇圧工程では、型締モータ160をさらに駆動してクロスヘッド151を型閉完了位置から型締位置までさらに前進させることで型締力を生じさせる。型締時に可動金型820と固定金型810との間にキャビティ空間801(図2参照)が形成され、射出装置300がキャビティ空間801に液状の成形材料を充填する。充填された成形材料が固化されることで、成形品が得られる。キャビティ空間801の数は、1つでもよいが、図2に示すように複数であってよい。後者の場合、複数の成形品が同時に得られる。キャビティ空間801の一部にインサート材が配置され、キャビティ空間801の他の一部に成形材料が充填されてもよい。インサート材と成形材料とが一体化した成形品が得られる。
脱圧工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を型締位置から型開開始位置まで後退させることにより、可動プラテン120を後退させ、型締力を減少させる。型開開始位置と、型閉完了位置とは、同じ位置であってよい。
型開工程では、型締モータ160を駆動してクロスヘッド151を設定移動速度で型開開始位置から型開完了位置まで後退させることにより、可動プラテン120を後退させ、可動金型820を固定金型810から離間させる。その後、エジェクタ装置200が可動金型820から成形品を突き出す。
型閉工程および昇圧工程における設定条件は、一連の設定条件として、まとめて設定される。例えば、型閉工程および昇圧工程におけるクロスヘッド151の移動速度や位置(型閉開始位置、移動速度切換位置、型閉完了位置、および型締位置を含む)、型締力は、一連の設定条件として、まとめて設定される。型閉開始位置、移動速度切換位置、型閉完了位置、および型締位置は、後側から前方に向けてこの順で並び、移動速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、移動速度が設定される。移動速度切換位置は、1つでもよいし、複数でもよい。移動速度切換位置は、設定されなくてもよい。型締位置と型締力とは、いずれか一方のみが設定されてもよい。
脱圧工程および型開工程における設定条件も同様に設定される。例えば、脱圧工程および型開工程におけるクロスヘッド151の移動速度や位置(型開開始位置、移動速度切換位置、および型開完了位置)は、一連の設定条件として、まとめて設定される。型開開始位置、移動速度切換位置、および型開完了位置は、前側から後方に向けて、この順で並び、移動速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、移動速度が設定される。移動速度切換位置は、1つでもよいし、複数でもよい。移動速度切換位置は、設定されなくてもよい。型開開始位置と型閉完了位置とは同じ位置であってよい。また、型開完了位置と型閉開始位置とは同じ位置であってよい。
尚、クロスヘッド151の移動速度や位置などの代わりに、可動プラテン120の移動速度や位置などが設定されてもよい。また、クロスヘッドの位置(例えば型締位置)や可動プラテンの位置の代わりに、型締力が設定されてもよい。
ところで、トグル機構150は、型締モータ160の駆動力を増幅して可動プラテン120に伝える。その増幅倍率は、トグル倍率とも呼ばれる。トグル倍率は、第1リンク152と第2リンク153とのなす角θ(以下、「リンク角度θ」とも呼ぶ)に応じて変化する。リンク角度θは、クロスヘッド151の位置から求められる。リンク角度θが180°のとき、トグル倍率が最大になる。
金型装置800の交換や金型装置800の温度変化などにより金型装置800の厚さが変化した場合、型締時に所定の型締力が得られるように、型厚調整が行われる。型厚調整では、例えば可動金型820が固定金型810にタッチする型タッチの時点でトグル機構150のリンク角度θが所定の角度になるように、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整する。
型締装置100は、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整することで、型厚調整を行う型厚調整機構180を有する。型厚調整機構180は、タイバー140の後端部に形成されるねじ軸181と、トグルサポート130に回転自在に保持されるねじナット182と、ねじ軸181に螺合するねじナット182を回転させる型厚調整モータ183とを有する。
ねじ軸181およびねじナット182は、タイバー140ごとに設けられる。型厚調整モータ183の回転駆動力は、回転駆動力伝達部185を介して複数のねじナット182に伝達されてよい。複数のねじナット182を同期して回転できる。尚、回転駆動力伝達部185の伝達経路を変更することで、複数のねじナット182を個別に回転することも可能である。
回転駆動力伝達部185は、例えば歯車などで構成される。この場合、各ねじナット182の外周に受動歯車が形成され、型厚調整モータ183の出力軸には駆動歯車が取付けられ、複数の受動歯車および駆動歯車と噛み合う中間歯車がトグルサポート130の中央部に回転自在に保持される。尚、回転駆動力伝達部185は、歯車の代わりに、ベルトやプーリなどで構成されてもよい。
型厚調整機構180の動作は、制御装置700によって制御される。制御装置700は、型厚調整モータ183を駆動して、ねじナット182を回転させることで、ねじナット182を回転自在に保持するトグルサポート130の固定プラテン110に対する位置を調整し、固定プラテン110とトグルサポート130との間隔Lを調整する。
間隔Lは、型厚調整モータエンコーダ184を用いて検出する。型厚調整モータエンコーダ184は、型厚調整モータ183の回転量や回転方向を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。型厚調整モータエンコーダ184の検出結果は、トグルサポート130の位置や間隔Lの監視や制御に用いられる。尚、トグルサポート130の位置を検出するトグルサポート位置検出器、および間隔Lを検出する間隔検出器は、型厚調整モータエンコーダ184に限定されず、一般的なものを使用できる。
尚、本実施形態の型締装置100は、型開閉方向が水平方向である横型であるが、型開閉方向が上下方向である竪型でもよい。
尚、本実施形態の型締装置100は、駆動源として、型締モータ160を有するが、型締モータ160の代わりに、油圧シリンダを有してもよい。また、型締装置100は、型開閉用にリニアモータを有し、型締用に電磁石を有してもよい。
(エジェクタ装置)
エジェクタ装置200の説明では、型締装置100の説明と同様に、型閉時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中右方向)を前方とし、型開時の可動プラテン120の移動方向(図1および図2中左方向)を後方として説明する。
エジェクタ装置200は、金型装置800から成形品を突き出す。エジェクタ装置200は、エジェクタモータ210、運動変換機構220、およびエジェクタロッド230などを有する。
エジェクタモータ210は、可動プラテン120に取付けられる。エジェクタモータ210は、運動変換機構220に直結されるが、ベルトやプーリなどを介して運動変換機構220に連結されてもよい。
運動変換機構220は、エジェクタモータ210の回転運動をエジェクタロッド230の直線運動に変換する。運動変換機構220は、ねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを含む。ねじ軸と、ねじナットとの間には、ボールまたはローラが介在してよい。
エジェクタロッド230は、可動プラテン120の貫通穴において進退自在とされる。エジェクタロッド230の前端部は、可動金型820の内部に進退自在に配設される可動部材830と接触する。エジェクタロッド230の前端部は、可動部材830と連結されていても、連結されていなくてもよい。
エジェクタ装置200は、制御装置700による制御下で、突き出し工程を行う。
突き出し工程では、エジェクタモータ210を駆動してエジェクタロッド230を設定移動速度で待機位置から突き出し位置まで前進させることにより、可動部材830を前進させ、成形品を突き出す。その後、エジェクタモータ210を駆動してエジェクタロッド230を設定移動速度で後退させ、可動部材830を元の待機位置まで後退させる。エジェクタロッド230の位置や移動速度は、例えばエジェクタモータエンコーダ211を用いて検出する。エジェクタモータエンコーダ211は、エジェクタモータ210の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。尚、エジェクタロッド230の位置を検出するエジェクタロッド位置検出器、およびエジェクタロッド230の移動速度を検出するエジェクタロッド移動速度検出器は、エジェクタモータエンコーダ211に限定されず、一般的なものを使用できる。
(射出装置)
射出装置300の説明では、型締装置100の説明やエジェクタ装置200の説明とは異なり、充填時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中左方向)を前方とし、計量時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中右方向)を後方として説明する。
射出装置300は、フレーム900に対し進退自在なスライドベース301に設置され、金型装置800に対し進退自在とされる。射出装置300は、金型装置800にタッチし、金型装置800内のキャビティ空間801に成形材料を充填する。射出装置300は、例えば、シリンダ310、ノズル320、スクリュ330、計量モータ340、射出モータ350、圧力検出器360などを有する。
シリンダ310は、供給口311から内部に供給された成形材料を加熱する。成形材料は、例えば樹脂などを含む。成形材料は、例えばペレット状に形成され、固体の状態で供給口311に供給される。供給口311はシリンダ310の後部に形成される。シリンダ310の後部の外周には、水冷シリンダなどの冷却器312が設けられる。冷却器312よりも前方において、シリンダ310の外周には、バンドヒータなどの加熱器313と温度検出器314とが設けられる。
シリンダ310は、シリンダ310の軸方向(図1および図2中左右方向)に複数のゾーンZ1~Z3に区分される。複数のゾーンZ1~Z3のそれぞれに加熱器313と温度検出器314とが設けられる。複数のゾーンZ1~Z3のそれぞれに設定温度が設定され、温度検出器314の検出温度が設定温度になるように、制御装置700が加熱器313を制御する。
ノズル320は、シリンダ310の前端部に設けられ、金型装置800に対し押し付けられる。ノズル320の外周には、加熱器313と温度検出器314とが設けられる。ノズル320の検出温度が設定温度になるように、制御装置700が加熱器313を制御する。
スクリュ330は、シリンダ310内において回転自在に且つ進退自在に配設される。スクリュ330を回転させると、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って成形材料が前方に送られる。成形材料は、前方に送られながら、シリンダ310からの熱によって徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ330の前方に送られシリンダ310の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ330が後退させられる。その後、スクリュ330を前進させると、スクリュ330前方に蓄積された液状の成形材料がノズル320から射出され、金型装置800内に充填される。
スクリュ330の前部には、スクリュ330を前方に押すときにスクリュ330の前方から後方に向かう成形材料の逆流を防止する逆流防止弁として、逆流防止リング331が進退自在に取付けられる。
逆流防止リング331は、スクリュ330を前進させるときに、スクリュ330前方の成形材料の圧力によって後方に押され、成形材料の流路を塞ぐ閉塞位置(図2参照)までスクリュ330に対し相対的に後退する。これにより、スクリュ330前方に蓄積された成形材料が後方に逆流するのを防止する。
一方、逆流防止リング331は、スクリュ330を回転させるときに、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って前方に送られる成形材料の圧力によって前方に押され、成形材料の流路を開放する開放位置(図1参照)までスクリュ330に対し相対的に前進する。これにより、スクリュ330の前方に成形材料が送られる。
逆流防止リング331は、スクリュ330と共に回転する共回りタイプと、スクリュ330と共に回転しない非共回りタイプのいずれでもよい。
尚、射出装置300は、スクリュ330に対し逆流防止リング331を開放位置と閉塞位置との間で進退させる駆動源を有していてもよい。
計量モータ340は、スクリュ330を回転させる。スクリュ330を回転させる駆動源は、計量モータ340には限定されず、例えば油圧ポンプなどでもよい。
射出モータ350は、スクリュ330を進退させる。射出モータ350とスクリュ330との間には、射出モータ350の回転運動をスクリュ330の直線運動に変換する運動変換機構などが設けられる。運動変換機構は、例えばねじ軸と、ねじ軸に螺合するねじナットとを有する。ねじ軸とねじナットの間には、ボールやローラなどが設けられてよい。スクリュ330を進退させる駆動源は、射出モータ350には限定されず、例えば油圧シリンダなどでもよい。
圧力検出器360は、射出モータ350とスクリュ330との間で伝達される圧力を検出する。圧力検出器360は、射出モータ350とスクリュ330との間の力の伝達経路に設けられ、圧力検出器360に作用する圧力を検出する。
圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。圧力検出器360の検出結果は、スクリュ330が成形材料から受ける圧力、スクリュ330に対する背圧、スクリュ330から成形材料に作用する圧力などの制御や監視に用いられる。
射出装置300は、制御装置700による制御下で、計量工程、充填工程および保圧工程などを行う。
計量工程では、計量モータ340を駆動してスクリュ330を設定回転速度で回転させ、スクリュ330の螺旋状の溝に沿って成形材料を前方に送る。これに伴い、成形材料が徐々に溶融される。液状の成形材料がスクリュ330の前方に送られシリンダ310の前部に蓄積されるにつれ、スクリュ330が後退させられる。スクリュ330の回転速度は、例えば計量モータエンコーダ341を用いて検出する。計量モータエンコーダ341は、計量モータ340の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。尚、スクリュ330の回転速度を検出するスクリュ回転速度検出器は、計量モータエンコーダ341に限定されず、一般的なものを使用できる。
計量工程では、スクリュ330の急激な後退を制限すべく、射出モータ350を駆動してスクリュ330に対して設定背圧を加えてよい。スクリュ330に対する背圧は、例えば圧力検出器360を用いて検出する。圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。スクリュ330が計量完了位置まで後退し、スクリュ330の前方に所定量の成形材料が蓄積されると、計量工程が完了する。
計量工程におけるスクリュ330の位置および回転速度は、一連の設定条件として、まとめて設定される。例えば、計量開始位置、回転速度切換位置および計量完了位置が設定される。これらの位置は、前側から後方に向けてこの順で並び、回転速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、回転速度が設定される。回転速度切換位置は、1つでもよいし、複数でもよい。回転速度切換位置は、設定されなくてもよい。また、区間毎に背圧が設定される。
充填工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を設定速度で前進させ、スクリュ330の前方に蓄積された液状の成形材料を金型装置800内のキャビティ空間801に充填させる。スクリュ330の位置や速度は、例えば射出モータエンコーダ351を用いて検出する。射出モータエンコーダ351は、射出モータ350の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。スクリュ330の位置が設定位置に達すると、充填工程から保圧工程への切換(所謂、V/P切換)が行われる。V/P切換が行われる位置をV/P切換位置とも呼ぶ。スクリュ330の設定速度は、スクリュ330の位置や時間などに応じて変更されてもよい。
充填工程におけるスクリュ330の位置および移動速度は、一連の設定条件として、まとめて設定される。例えば、充填開始位置、移動速度切換位置およびV/P切換位置が設定される。これらの位置は、後側から前方に向けてこの順で並び、移動速度が設定される区間の始点や終点を表す。区間毎に、移動速度が設定される。移動速度切換位置は、1つでもよいし、複数でもよい。移動速度切換位置は、設定されなくてもよい。
スクリュ330の移動速度が設定される区間毎に、スクリュ330の圧力の上限値が設定される。スクリュ330の圧力は、圧力検出器360によって検出される。圧力検出器360の検出値が設定圧力以下である場合、スクリュ330は設定移動速度で前進される。一方、圧力検出器360の検出値が設定圧力を超える場合、金型保護のため、圧力検出器360の検出値が設定圧力以下となるように、スクリュ330は設定移動速度よりも遅い移動速度で前進される。
尚、充填工程においてスクリュ330の位置がV/P切換位置に達した後、V/P切換位置にスクリュ330を一時停止させ、その後にV/P切換が行われてもよい。V/P切換の直前において、スクリュ330の停止の代わりに、スクリュ330の微速前進または微速後退が行われてもよい。また、スクリュ330の位置を検出するスクリュ位置検出器、およびスクリュ330の移動速度を検出するスクリュ移動速度検出器は、射出モータエンコーダ351に限定されず、一般的なものを使用できる。
保圧工程では、射出モータ350を駆動してスクリュ330を前方に押し、スクリュ330の前端部における成形材料の圧力(以下、「保持圧力」とも呼ぶ。)を設定圧に保ち、シリンダ310内に残る成形材料を金型装置800に向けて押す。金型装置800内での冷却収縮による不足分の成形材料を補充できる。保持圧力は、例えば圧力検出器360を用いて検出する。圧力検出器360は、その検出結果を示す信号を制御装置700に送る。保持圧力の設定値は、保圧工程の開始からの経過時間などに応じて変更されてもよい。保圧工程における保持圧力および保持圧力を保持する保持時間は、それぞれ複数設定されてよく、一連の設定条件として、まとめて設定されてよい。
保圧工程では金型装置800内のキャビティ空間801の成形材料が徐々に冷却され、保圧工程完了時にはキャビティ空間801の入口が固化した成形材料で塞がれる。この状態はゲートシールと呼ばれ、キャビティ空間801からの成形材料の逆流が防止される。保圧工程後、冷却工程が開始される。冷却工程では、キャビティ空間801内の成形材料の固化が行われる。成形サイクル時間の短縮のため、冷却工程中に計量工程が行われてよい。
尚、本実施形態の射出装置300は、インライン・スクリュ方式であるが、プリプラ方式などでもよい。プリプラ方式の射出装置は、可塑化シリンダ内で溶融された成形材料を射出シリンダに供給し、射出シリンダから金型装置内に成形材料を射出する。可塑化シリンダ内にはスクリュが回転自在にまたは回転自在に且つ進退自在に配設され、射出シリンダ内にはプランジャが進退自在に配設される。
また、本実施形態の射出装置300は、シリンダ310の軸方向が水平方向である横型であるが、シリンダ310の軸方向が上下方向である竪型であってもよい。竪型の射出装置300と組み合わされる型締装置は、竪型でも横型でもよい。同様に、横型の射出装置300と組み合わされる型締装置は、横型でも竪型でもよい。
(移動装置)
移動装置400の説明では、射出装置300の説明と同様に、充填時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中左方向)を前方とし、計量時のスクリュ330の移動方向(図1および図2中右方向)を後方として説明する。
移動装置400は、金型装置800に対し射出装置300を進退させる。また、移動装置400は、金型装置800に対しノズル320を押し付け、ノズルタッチ圧力を生じさせる。移動装置400は、液圧ポンプ410、駆動源としてのモータ420、液圧アクチュエータとしての液圧シリンダ430などを含む。
液圧ポンプ410は、第1ポート411と、第2ポート412とを有する。液圧ポンプ410は、両方向回転可能なポンプであり、モータ420の回転方向を切換えることにより、第1ポート411および第2ポート412のいずれか一方から作動液(例えば油)を吸入し他方から吐出して液圧を発生させる。尚、液圧ポンプ410はタンクから作動液を吸引して第1ポート411および第2ポート412のいずれか一方から作動液を吐出することもできる。
モータ420は、液圧ポンプ410を作動させる。モータ420は、制御装置700からの制御信号に応じた回転方向および回転トルクで液圧ポンプ410を駆動する。モータ420は、電動モータであってよく、電動サーボモータであってよい。
液圧シリンダ430は、シリンダ本体431、ピストン432、およびピストンロッド433を有する。シリンダ本体431は、射出装置300に対して固定される。ピストン432は、シリンダ本体431の内部を、第1室としての前室435と、第2室としての後室436とに区画する。ピストンロッド433は、固定プラテン110に対して固定される。
液圧シリンダ430の前室435は、第1流路401を介して、液圧ポンプ410の第1ポート411と接続される。第1ポート411から吐出された作動液が第1流路401を介して前室435に供給されることで、射出装置300が前方に押される。射出装置300が前進され、ノズル320が固定金型810に押し付けられる。前室435は、液圧ポンプ410から供給される作動液の圧力によってノズル320のノズルタッチ圧力を生じさせる圧力室として機能する。
一方、液圧シリンダ430の後室436は、第2流路402を介して液圧ポンプ410の第2ポート412と接続される。第2ポート412から吐出された作動液が第2流路402を介して液圧シリンダ430の後室436に供給されることで、射出装置300が後方に押される。射出装置300が後退され、ノズル320が固定金型810から離間される。
尚、本実施形態では移動装置400は液圧シリンダ430を含むが、本発明はこれに限定されない。例えば、液圧シリンダ430の代わりに、電動モータと、その電動モータの回転運動を射出装置300の直線運動に変換する運動変換機構とが用いられてもよい。
(制御装置)
制御装置700は、例えばコンピュータで構成され、図1~図2に示すようにCPU(Central Processing Unit)701と、メモリなどの記憶媒体702と、入力インターフェース703と、出力インターフェース704とを有する。制御装置700は、記憶媒体702に記憶されたプログラムをCPU701に実行させることにより、各種の制御を行う。また、制御装置700は、入力インターフェース703で外部からの信号を受信し、出力インターフェース704で外部に信号を送信する。
制御装置700は、計量工程、型閉工程、昇圧工程、充填工程、保圧工程、冷却工程、脱圧工程、型開工程、および突き出し工程などを繰り返し行うことにより、成形品を繰り返し製造する。成形品を得るための一連の動作、例えば計量工程の開始から次の計量工程の開始までの動作を「ショット」または「成形サイクル」とも呼ぶ。また、1回のショットに要する時間を「成形サイクル時間」または「サイクル時間」とも呼ぶ。
一回の成形サイクルは、例えば、計量工程、型閉工程、昇圧工程、充填工程、保圧工程、冷却工程、脱圧工程、型開工程、および突き出し工程をこの順で有する。ここでの順番は、各工程の開始の順番である。充填工程、保圧工程、および冷却工程は、昇圧工程の開始から脱圧工程の終了までの間に行われる。脱圧工程の終了は型開工程の開始と一致する。
尚、成形サイクル時間の短縮のため、同時に複数の工程を行ってもよい。例えば、計量工程は、前回の成形サイクルの冷却工程中に行われてもよく、昇圧工程の開始から脱圧工程の終了までの間に行われてよい。この場合、型閉工程が成形サイクルの最初に行われることとしてもよい。また、充填工程は、型閉工程中に開始されてもよい。また、突き出し工程は、型開工程中に開始されてもよい。ノズル320の流路を開閉する開閉弁が設けられる場合、型開工程は、計量工程中に開始されてもよい。計量工程中に型開工程が開始されても、開閉弁がノズル320の流路を閉じていれば、ノズル320から成形材料が漏れないためである。
尚、一回の成形サイクルは、計量工程、型閉工程、昇圧工程、充填工程、保圧工程、冷却工程、脱圧工程、型開工程、および突き出し工程以外の工程を有してもよい。例えば、保圧工程の完了後、計量工程の開始前に、スクリュ330を予め設定された計量開始位置まで後退させる計量前サックバック工程が行われてもよい。計量工程の開始前にスクリュ330の前方に蓄積された成形材料の圧力を低減でき、計量工程の開始時のスクリュ330の急激な後退を防止できる。
制御装置700は、操作装置750や表示装置760と接続されている。操作装置750は、ユーザによる入力操作を受け付け、入力操作に応じた信号を制御装置700に出力する。表示装置760は、制御装置700による制御下で、操作装置750における入力操作に応じた表示画面を表示する。
表示画面は、射出成形機10の設定などに用いられる。表示画面は、複数用意され、切換えて表示されたり、重ねて表示されたりする。ユーザは、表示装置760で表示される表示画面を見ながら、操作装置750を操作することにより射出成形機10の設定(設定値の入力を含む)などを行う。
操作装置750および表示装置760は、例えばタッチパネルで構成され、一体化されてよい。尚、本実施形態の操作装置750および表示装置760は、一体化されているが、独立に設けられてもよい。また、操作装置750は、複数設けられてもよい。
(射出成形用データ管理装置)
図3は、一実施形態にかかる射出成形用データ管理装置としての制御装置の構成要素を機能ブロックで示す図である。図3に図示される各機能ブロックは概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。各機能ブロックの全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。各機能ブロックにて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUにて実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現されうる。尚、本実施形態では射出成形用データ管理装置として制御装置700が用いられるが、制御装置700とは別のコンピュータが射出成形用データ管理装置として用いられてもよい。
制御装置700は、射出成形機10に表示される表示画面600(図4参照)を制御する表示画面制御部711を有する。表示画面600は、例えば、文字、数字および画像から選ばれる少なくとも1つが入力される入力欄601~604と、実績値が表示される実績表示欄611~612とを有する。入力欄601~604および実績表示欄611~612は、それぞれ、罫線で囲まれたものでもよいし、罫線で囲まれていないものでもよい。入力欄601~604および実績表示欄611~612には、それぞれ、項目名が付される。尚、表示画面600は、入力欄601~604と実績表示欄611~612との一方のみを有してもよい。
入力欄601~604は、入力欄601~604に入力された入力データが表示される表示欄を兼ねる。入力欄603~604に入力される数値は、例えば射出成形機10における検出器によって検出される検出値と比較される設定値である。設定値と検出値との偏差が小さくなるようにモータやヒータ等の電気機器が制御される。
制御装置700は、射出成形機10の表示画面に表示される表示データを記憶する表示データ記憶部712を有する。表示データ記憶部712は、表示画面600の入力欄601~604に入力された入力データを、記憶媒体702に記憶する。また、表示データ記憶部712は、表示画面600の実績表示欄611~612に表示される実績値を、記憶媒体702に記憶する。実績表示欄611~612に表示される実績値は、検出器によって検出された検出値である。
図4は、一実施形態にかかる射出成形機における表示画面を示す図である。表示画面600に表示される表示データの項目としては、例えば、射出成形機名、射出装置名、スクリュ径、成形条件名、製品名、金型名、樹脂名、注文番号、納品先、製品重量、取数、成形品画像、温度、速度、圧力、位置、時間およびショット数が挙げられる。
射出成形機名、射出装置名、およびスクリュ径は、射出成形機10の製造時に入力される。これらの入力データは、更新されないため、書き換え不能とされてよい。射出成形機名とは射出成形機の機種名、射出装置名とは射出装置の型式名である。
成形条件名、製品名、金型名、注文番号、納品先、製品重量、取数、および成形品画像は、金型装置800毎に入力されて記憶され、金型装置800の交換時に選択され入力欄に更新表示される。納品先とは成形品を納品する先、製品重量とは成形品1個当たりの重量、取数とは1回のショットで得られる成形品の数である。
温度、速度、圧力、位置および時間のそれぞれの設定値は、金型装置800毎に入力されて記憶され、金型装置800の交換時に選択され入力欄に更新表示される。シリンダ310の温度は、シリンダ310のゾーンZ1~Z3毎に設定される。充填工程におけるスクリュ330の移動速度は区間ごとに設定され、各区間の終点の位置、各区間における圧力の上限が設定される。保圧工程における保持圧力および保持時間は、それぞれ複数設定される。計量工程におけるスクリュ330の回転速度は区間ごとに設定され、各区間の終点の位置、各区間における背圧が設定される。
温度、速度、圧力、位置および時間のそれぞれの実績値は、ショット毎に射出成形機10における検出器によって検出され、ショット毎に記録され実績表示欄に更新表示される。クッション位置とは充填工程および保圧工程におけるスクリュ330の最前進位置、充填時間とは充填工程に要した時間、充填ピーク圧力とは充填工程における圧力検出器360の検出値の最大値、計量時間とは計量工程に要した時間である。
ショット数は、ショットの回数であり、ショットを繰り返すたびに1つずつ加算される。ショット数は、例えば制御装置700に備えられるカウンターでカウントされる。
表示画面600に表示される表示データ(以下、単に「表示データ」とも呼ぶ。)は、図4に示す項目には限定されない。例えば表示データは、周辺機器20の設定値や実績値などのデータであってもよい。周辺機器20としては、例えば、金型装置800の温度を調節する金型温調器、金型装置800から成形品を取り出す取出機、金型装置800から取り出された成形品を検査する検査機、金型装置800から取り出された成形品と別の部品とを組み立てる組立機などが挙げられる。
表示画面600は、表示画面を切り換える画面切換ボタン621~624を有する。例えば、画面切換ボタン624が押されると、周辺機器20の設定値や実績値などのデータを表示する周辺機器画面が表示画面として表示される。周辺機器画面は、周辺機器20の設定値が入力される入力欄と、周辺機器20の実績値が表示される実績表示欄との少なくとも一方を有する。
近年、パソコンの画面を遠隔地から閲覧するソフトウェアが市販されており、このソフトウェアを使用して射出成形機10の表示画面600を遠隔地の端末50(図1および図2参照)から閲覧することが可能である。端末50は、LAN(Local Area Network)またはインターネット回線などのネットワーク90を介して、制御装置700と通信可能に接続される。接続は、有線接続、無線接続のいずれでもよい。
例えば、成形機メーカの整備員は、端末50を使用して、成形機ユーザに納品された射出成形機10の表示画面600に表示される表示データを閲覧できる。よって、成形機メーカの整備員は、射出成形機10の納品先まで出向くことなく、射出成形機10または周辺機器20において発生した異常の原因を分析できる。
端末50は、射出成形機10と同様に、制御装置500を有する。制御装置500は、例えばコンピュータで構成され、CPU(Central Processing Unit)501と、メモリなどの記憶媒体502と、入力インターフェース503と、出力インターフェース504とを有する。制御装置500は、記憶媒体502に記憶されたプログラムをCPU501に実行させることにより、各種の制御を行う。また、制御装置500は、入力インターフェース503で外部からの信号を受信し、出力インターフェース504で外部に信号を送信する。
制御装置500は、操作装置550や表示装置560と接続されている。操作装置550は、ユーザによる入力操作を受け付け、入力操作に応じた信号を制御装置500に出力する。表示装置560は、制御装置500による制御下で、操作装置550における入力操作に応じた表示画面を表示する。操作装置550および表示装置560は、例えばタッチパネルで構成され、一体化されてよい。尚、本実施形態の操作装置550および表示装置560は、一体化されているが、独立に設けられてもよい。また、操作装置550は、複数設けられてもよい。
制御装置500は、射出成形機10の表示画面600に表示される表示データの閲覧要求を射出成形機10に送信し、射出成形機10が端末50からの閲覧を許可すると、端末50の表示装置560において射出成形機10の表示画面600の閲覧が可能になる。また、制御装置500は射出成形機10の表示画面600の操作要求を射出成形機10に送信し、射出成形機10が端末50からの操作を許可すると、端末50の操作装置550において射出成形機10の表示画面600の操作が可能になる。
ところで、射出成形機10の表示画面600の入力欄601~604および実績表示欄611~612に表示される表示データは、外部に公開すると不利益を被る秘密情報も含まれる。秘密情報は、射出成形機10の整備には不要な情報であることがある。
そこで、図3に示すように、制御装置700は、端末50(図1および図2参照)からの表示データの閲覧要求に対し、表示データの閲覧を端末50に対し許可する項目と、表示データの閲覧を端末50に対し拒否する項目とを設定する閲覧許否設定部713を有する。閲覧許否設定部713が端末50に対し閲覧を許可した項目の、入力欄または実績表示欄に表示される表示データは、端末50の表示装置560に表示される。一方、閲覧許否設定部713が端末50に対し閲覧を拒否した項目の、入力欄または実績表示欄に表示される表示データは、端末50の表示装置560において黒塗り、白塗り若しくはモザイクで隠され表示されないか、または意味をなさない記号に置き換えて表示される。端末50に表示される表示データを射出成形機10側で取捨選択でき、秘密情報の外部への漏洩を抑制できる。
閲覧許否設定部713は、例えば端末50からの射出成形機10における表示画面600の閲覧要求に対し、表示データの閲覧を端末50に対し許可する項目と、表示データの閲覧を端末50に対し拒否する項目とを設定する。射出成形機10における表示画面600を加工編集した表示画面が、端末50において表示される。端末50に対し閲覧を拒否する項目の表示データを除き、射出成形機10と端末50とで同様の表示画面を閲覧できる。その結果、例えば成形機メーカの整備員は、使い慣れた自社の表示画面を閲覧しながら、異常の原因を分析できる。
尚、射出成形機10と端末50とには、一部の表示データを除き、同じ表示画面が同時に表示されるが、同時には表示されなくてもよい。いずれにしても、成形機メーカの整備員は、使い慣れた自社の表示画面を閲覧しながら、異常の原因を分析できる。
尚、本実施形態の端末50は、射出成形機10に表示される表示画面600の閲覧を要求するが、表示画面600に表示される表示データのみの閲覧を要求してもよい。この場合、端末50の使用者が射出成形機10の表示画面600に表示される表示データを端末50において閲覧するときに、表示画面600とは全く異なる形式の表示画面(例えば要求した表示データのみ)が端末50に表示されてもよい。この場合も、端末50に表示される表示データを、射出成形機10側で取捨選択することはできる。
図5は、成形機メーカおよび成形機ユーザにおいて行われる処理の第1例を示すフローチャートである。先ず、成形機ユーザは、項目別に閲覧の許否を設定する(ステップS101)。次いで、成形機メーカは、閲覧を要求する信号を、端末50から射出成形機10に送信する(ステップS102)。その後、成形機ユーザは、閲覧を許可する信号を、射出成形機10から端末に送信する(ステップS103)。続いて、成形機メーカは、成形機ユーザによって事前に閲覧が許可された項目の表示データを、端末50において閲覧する(ステップS104)。図5に示す処理は、射出成形機10の制御装置700および端末50の制御装置500による制御下で自動で行われてもよいし、手動で行われてもよい。
この場合、閲覧許否設定部713は、端末50からの表示データの閲覧要求を受信する前に、表示データの閲覧を端末50に対し許可する項目と、表示データの閲覧を端末50に対し拒否する項目とを設定する。端末50からの閲覧要求を受信する前に閲覧の許否を射出成形機10側で設定しておくため、端末50で表示データの閲覧が可能になるまでの待ち時間を短縮できる。
閲覧許否設定部713は、端末50からの表示データの閲覧要求を受信する前に、端末50での表示データの閲覧の許否を項目毎に選択する第1選択画面640(図6参照)を、射出成形機10の表示装置760に表示する。閲覧許否設定部713は、第1選択画面640における選択結果に従って、表示データの閲覧を端末50に対し許可する項目と、表示データの閲覧を端末50に対し拒否する項目とを設定する。
図6は、一実施形態にかかる射出成形機における項目別許否設定ボタンが押されたうえで入力欄が選択されたときの第1選択画面を示す図である。例えば、表示画面600に表示される項目別許否設定ボタン631が押されると、入力欄601~604および実績表示欄611~612に表示される表示データの、端末50に対する閲覧の許否を選択する項目別許否選択モードが有効になる。項目別許否選択モードは、項目別許否設定ボタン631が押されてからの経過時間が設定時間に達すると無効に戻る。
項目別許否選択モードが有効な状態で、例えば入力欄602が選択されると、選択された入力欄602に表示される表示データの、端末50に対する閲覧の許否を選択する第1選択画面640が射出成形機10の表示装置760に表示される。尚、項目別許否選択モードが有効な状態で、その他の入力欄601、603~604または実績表示欄611~612が選択された場合に表示される選択画面は、図6に示す第1選択画面640と同様であるので図示を省略する。
第1選択画面640は、端末50に対し閲覧を許可する許可ボタン641と、端末50に対し閲覧を拒否する拒否ボタン642とを有する。図6に示す第1選択画面640では、拒否ボタン642が押されており、端末50に対し閲覧を拒否することが選択されている。尚、第1選択画面640は、図6では表示画面600の上に重ねて表示されるが、表示画面600に置き換えて表示されてもよい。
図7は、図6に示す第1選択画面の選択結果に従って端末に表示される表示画面を示す図である。図6に示す第1選択画面640の選択結果に従って射出成形機10の表示画面600を加工編集した表示画面600Aが、端末50に表示される。端末50に表示される表示データを射出成形機10側で取捨選択でき、秘密情報の外部への漏洩を抑制できる。
端末50に表示される表示画面600Aにおいて、射出成形機10が閲覧を拒否する項目の表示データは、図7に示すように黒塗りで隠され表示されないが、上述の如く、白塗り、またはモザイクで隠されて表示されなくてもよいし、意味をなさない記号に置き換えて表示されてもよい。いずれにしろ、端末50に表示される表示データを射出成形機10側で取捨選択でき、秘密情報の外部への漏洩を抑制できる。
図8は、成形機メーカおよび成形機ユーザにおいて行われる処理の第2例を示すフローチャートである。先ず、成形機ユーザは、異常の内容別に閲覧の許否を各項目について設定する(ステップS201)。次いで、成形機メーカは、閲覧を要求する信号を、端末50から射出成形機10に送信する(ステップS202)。その後、成形機ユーザは、射出成形機10の異常の内容を確認し(ステップS203)、異常の内容に合った、閲覧を許可する信号を、射出成形機10から端末に送信する(ステップS204)。続いて、成形機メーカは、異常の内容に合った、事前に閲覧が許可された項目の表示データを、端末50において閲覧する(ステップS205)。図8に示す処理は、射出成形機10の制御装置700および端末50の制御装置500による制御下で自動で行われてもよいし、手動で行われてもよい。
この場合、閲覧許否設定部713は、端末50からの表示データの閲覧要求を受信する前に、射出成形機10または周辺機器20において発生する異常の内容別に、表示データの閲覧を端末50に対し許可する項目と、表示データの閲覧を端末50に対し拒否する項目とを設定する。異常の内容別に閲覧の許否を変更できるため、端末50において閲覧可能な表示データを異常の原因の分析に必要なものに絞ることができる。異常の原因の分析に不要な表示データは、端末50が情報提供を求めないものである。端末50が情報提供を求めない項目を、端末50に対し閲覧を拒否する項目として設定することで、射出成形機10が端末50に提供する情報を必要最小限に絞ることができ、過度な情報提供を防止できる。
閲覧許否設定部713は、異常の内容別に、端末50に対する表示データの閲覧の許否を各項目について選択する第2選択画面650(図9参照)を、射出成形機10の表示装置760に表示する。閲覧許否設定部713は、第2選択画面650における選択結果に従って、表示データの閲覧を端末50に対し許可する項目と、表示データの閲覧を端末50に対し拒否する項目とを設定する。
図9は、一実施形態にかかる射出成形機における異常別許否設定ボタンが押されたときの第2選択画面を示す図である。例えば、表示画面600に表示される異常別許否設定ボタン632が押されると、端末50に対する閲覧の許否を選択する第2選択画面650が、射出成形機10の表示装置760に表示される。
第2選択画面650は、異常の内容別に、端末50に対する閲覧の許否を選択する選択ボタン651~653を項目毎に有する。異常の内容としては、例えば、温度関連異常、射出関連異常、および計量関連異常が挙げられる。
温度関連異常には、例えば、シリンダ310を加熱する加熱器313の負荷が閾値を超えたことが含まれる。射出関連異常には、例えば、射出モータ350の負荷が閾値を超えたことが含まれる。計量関連異常には、例えば、計量モータ340の負荷が閾値を超えたことが含まれる。
尚、異常の内容は、温度関連異常、射出関連異常および計量関連異常には限定されない。異常は、射出成形機10の表示画面600に表示される表示データから異常の原因を分析できるものであればよく、射出成形機10の異常、周辺機器20の異常のいずれでもよい。
選択ボタン651~653は選択結果を表示しており、選択ボタン651~653の表示は選択ボタン651~653が押される度に切り換わる。例えば、選択ボタン651~653の内部が黒塗りであることは、端末50に対し閲覧が許可されていることを意味する。一方、選択ボタン651~653の内部が白塗りであることは、端末50に対し閲覧が拒否されていることを意味する。
図9に示す第2選択画面650では、温度関連異常が発生したときに端末50に対し閲覧を許可する項目として、異なる加熱器313で加熱される3つのゾーンZ1~Z3のそれぞれにおける実績温度と設定温度とが選択されている。その他の項目は、第2選択画面650に表示されない項目(射出成形機名、射出装置名、およびスクリュ径)を除き、端末50に対し閲覧を拒否する項目として選択されている。
図9に示す第2選択画面650では、射出関連異常が発生したときに端末50に対し閲覧を許可する項目として、充填工程に関する設定、保圧工程に関する設定、クッション位置、充填時間、V/P切換位置、および充填ピーク圧力が選択されている。その他の項目は、第2選択画面650に表示されない項目(射出成形機名、射出装置名、およびスクリュ径)を除き、端末50に対し閲覧を拒否する項目として選択されている。
射出成形機名、射出装置名およびスクリュ径は、射出成形機10を製造した成形機メーカであれば、当然に知っている情報であり、異常の分析に必要な情報でもあるため、常に閲覧を許可する項目として設定されてよい。
尚、端末50が成形機ユーザおよび成形機メーカの何れの所有物でもなく第三者(例えば成形品の納品先)の所有物である場合、射出成形機名、射出装置名およびスクリュ径は、端末50に対し閲覧の許否を設定する項目であってもよい。また、端末50は、異常の分析以外の用途に使用されてもよい。例えば、端末50は、成形品の納品先において射出成形機10または周辺機器20の設定値や実績値を監視するのに使用されてもよい。
図10は、温度関連異常が発生したときに図9に示す第2選択画面の選択結果に従って端末に表示される表示画面を示す図である。図9に示す第2選択画面650の選択結果に従って射出成形機10の表示画面600を加工編集した表示画面600Bが、端末50に表示される。端末50に表示される表示データを射出成形機10側で取捨選択でき、端末50において閲覧可能な表示データを温度関連異常の原因の分析に必要なものに絞ることができる。温度関連異常の原因の分析に不要な表示データは、端末50が情報提供を求めないものである。端末50が情報提供を求めない項目を、端末50に対し閲覧を拒否する項目として設定することで、射出成形機10が端末50に提供する情報を必要最小限に絞ることができ、過度な情報提供を防止できる。
端末50に表示される表示画面600Bにおいて、射出成形機10が閲覧を拒否する項目の表示データは、図10に示すように黒塗りで隠され表示されないが、上述の如く、白塗り、またはモザイクで隠されて表示されなくてもよいし、意味をなさない記号に置き換えて表示されてもよい。いずれにしろ、端末50に表示される表示データを射出成形機10側で取捨選択でき、端末50において閲覧可能な表示データを温度関連異常の原因の分析に必要なものに絞ることができる。
図11は、射出関連異常が発生したときに図9に示す第2選択画面の選択結果に従って端末に表示される表示画面を示す図である。図9に示す第2選択画面650の選択結果に従って射出成形機10の表示画面600を加工編集した表示画面600Cが、端末50に表示される。端末50に表示される表示データを射出成形機10側で取捨選択でき、端末50において閲覧可能な表示データを射出関連異常の原因の分析に必要なものに絞ることができる。射出関連異常の原因の分析に不要な表示データは、端末50が情報提供を求めないものである。端末50が情報提供を求めない項目を、端末50に対し閲覧を拒否する項目として設定することで、射出成形機10が端末50に提供する情報を必要最小限に絞ることができ、過度な情報提供を防止できる。
端末50に表示される表示画面600Cにおいて、射出成形機10が閲覧を拒否する項目の表示データは、図11に示すように黒塗りで隠され表示されないが、上述の如く、白塗り、またはモザイクで隠されて表示されなくてもよいし、意味をなさない記号に置き換えて表示されてもよい。いずれにしろ、端末50に表示される表示データを射出成形機10側で取捨選択でき、端末50において閲覧可能な表示データを射出関連異常の原因の分析に必要なものに絞ることができる。
尚、閲覧許否設定部713が異常の内容別に端末50に対し閲覧を許可する項目と閲覧を拒否する項目とを設定するタイミングは、本実施形態では端末50から閲覧要求を受信する前であるが、端末50から閲覧要求を受信した後であってもよい。後者の場合であっても、端末50において閲覧可能な表示データを異常の原因の分析に必要なものに絞ることはできる。
図12は、成形機メーカおよび成形機ユーザにおいて行われる処理の第3例を示すフローチャートである。先ず、成形機メーカは、閲覧を要求する項目を選択し(ステップS301)、選択した項目を端末50から射出成形機10に送信する(ステップS302)。次いで、成形機ユーザは、要求された項目毎に閲覧の許否を設定し(ステップS303)、閲覧を許可する信号を、射出成形機10から端末に送信する(ステップS304)。その後、成形機メーカは、閲覧が許可された項目の表示データを、端末50において閲覧する(ステップS305)。図12に示す処理は、射出成形機10の制御装置700および端末50の制御装置500による制御下で自動で行われてもよいし、手動で行われてもよい。
この場合、閲覧許否設定部713は、端末50からの表示データの閲覧要求を受信した後に、表示データの閲覧を端末50に対し許可する項目と、表示データの閲覧を端末50に対し拒否する項目とを設定する。後述するように端末50において閲覧の許可を申請する項目を絞り込むことができ、射出成形機10において端末50に対し許否を設定する項目の数を低減でき、射出成形機10において端末50に対し許否を設定する手間、つまり許否の選択の手間を低減できる。
図13は、一実施形態にかかる射出成形機における端末から射出成形機に閲覧の許可を申請する項目を選択する第3選択画面を示す図である。端末50から射出成形機10に閲覧の許可を申請する項目を選択する第3選択画面660は、例えば端末50の不図示の許可申請ボタンが押されたときに、端末50の表示装置560に表示される。
第3選択画面660は、閲覧の許可を申請するか否かを選択する選択ボタン661を項目毎に有する。選択ボタン661は選択結果を表示しており、選択ボタン661の表示は選択ボタン661が押される度に切り換わる。例えば、選択ボタン661の内部が黒塗りであることは、閲覧の許可を申請することを意味する。一方、選択ボタン661の内部が白塗りであることは、閲覧の許可を申請しないことを意味する。
図13に示す第3選択画面660では、閲覧の許可を申請する項目として、成形条件名、シリンダ310の2つのゾーンZ1、Z2のそれぞれの実績温度、およびクッション位置が選択されている。その他の項目は、第3選択画面660に表示されない項目(射出成形機名、射出装置名、およびスクリュ径)を除き、閲覧の許可を申請しない項目として選択されている。
射出成形機名、射出装置名およびスクリュ径は、射出成形機10を製造した成形機メーカであれば、当然に知っている情報であり、異常の分析に必要な情報でもあるため、端末50から射出成形機10に閲覧の許可を申請するまでもなく、端末50からの閲覧が許可される項目として設定されている。そのため、射出成形機名、射出装置名およびスクリュ径は、第3選択画面660に表示されない項目である。
尚、端末50が成形機ユーザおよび成形機メーカの何れの所有物でもなく第三者(例えば成形品の納品先)の所有物である場合、射出成形機名、射出装置名およびスクリュ径は、第3選択画面660に表示される項目であってよい。つまり、端末50が第三者の所有物である場合、射出成形機名、射出装置名およびスクリュ径は、第3選択画面660において閲覧の許可を申請するか否かを選択する項目であってもよい。
端末50は、第3選択画面660の選択結果に従って閲覧の許可を申請する項目を決定し、決定した項目を射出成形機10に送信する。これにより、端末50からの閲覧の許可の申請がなされる。
閲覧許否設定部713は、端末50から閲覧の許可の申請がなされた項目のうち、表示データの閲覧を端末50に対し許可する項目と、表示データの閲覧を端末50に対し拒否する項目とを設定する。端末50において閲覧の許可を申請する項目を絞り込むため、射出成形機10において許否を設定する項目の数を低減でき、射出成形機10において許否を設定する手間、つまり許否の選択の手間を低減できる。
閲覧許否設定部713は、端末50から閲覧の許可の申請がなされた項目のうち、端末50に対し表示データの閲覧の許否を項目毎に選択する第4選択画面670(図14参照)を、射出成形機10の表示装置760に表示する。閲覧許否設定部713は、第4選択画面670における選択結果に従って、表示データの閲覧を端末50に対し許可する項目と、表示データの閲覧を端末50に対し拒否する項目とを設定する。
図14は、一実施形態にかかる射出成形機における端末から閲覧の許可の申請がなされたときに射出成形機に表示される第4選択画面を示す図である。第4選択画面670は、端末50からの閲覧の許可の申請がなされたときに、射出成形機10の表示装置760に表示される。
第4選択画面670は、端末50から閲覧の許可の申請がなされた項目毎に、端末50に対し閲覧の許否を選択する選択ボタン671を有する。選択ボタン671は選択結果を表示しており、選択ボタン671の表示は選択ボタン671が押される度に切り換わる。例えば、選択ボタン671の内部が黒塗りであることは、端末50に対し閲覧を許可することを意味する。一方、選択ボタン671の内部が白塗りであることは、端末50に対し閲覧を拒否することを意味する。
図14に示す第4選択画面670では、端末50から閲覧の許可の申請がなされた項目のうち、端末50に対し閲覧を拒否する項目として成形条件名が設定され、端末50に対し閲覧を許可する項目として2つのゾーンZ1、Z2のそれぞれの実績温度、およびクッション位置が設定されている。
閲覧許否設定部713は、端末50から閲覧の許可の申請がなされなかった項目を、端末50に対し閲覧を拒否する項目として設定する。端末50から閲覧の許可の申請がなされなかった項目は、端末50が情報提供を求めないものである。端末50が情報提供を求めない項目を、端末50に対し閲覧を拒否する項目として設定することで、射出成形機10が端末50に提供する情報を必要最小限に絞ることができ、過度な情報提供を防止できる。但し、射出成形機名、射出装置名、およびスクリュ径は、図13に示す第3選択画面660に表示されない項目であり、端末50から閲覧の許可を申請するまでもなく端末50に対し閲覧を許可する項目として設定されてよい。
図15は、図14に示す第4選択画面の選択結果に従って端末に表示される表示画面を示す図である。図14に示す第4選択画面670の選択結果に従って射出成形機10における表示画面600を加工編集した表示画面600Dが、端末50に表示される。端末50に表示される表示データを射出成形機10側で取捨選択でき、秘密情報の外部への漏洩を抑制できる。
端末50に表示される表示画面600Dにおいて、射出成形機10が閲覧を拒否する項目の表示データは、図15に示すように黒塗りで隠され表示されないが、上述の如く、白塗り、またはモザイクで隠されて表示されなくてもよいし、意味をなさない記号に置き換えて表示されてもよい。いずれにしろ、端末50に表示される表示データを射出成形機10側で取捨選択でき、秘密情報の外部への漏洩を抑制できる。
端末50に表示される表示画面600Dにおいて、端末50から閲覧の許可が申請され且つ射出成形機10が閲覧を拒否した項目と、端末50から閲覧の許可申請がなされなかった項目とは、図15では区別して表示されないが、区別して表示されてもよい。例えば、端末50から閲覧の許可が申請され且つ射出成形機10が閲覧を拒否した項目には、バツ印などの記号が付されてもよい。また、端末50から閲覧の許可が申請され且つ射出成形機10が閲覧を拒否した項目の表示データを塗り潰す色(例えば赤色)と、端末50から閲覧の許可申請がなされなかった項目の表示データを塗り潰す色(例えば黒色)とが異なってもよい。端末50を見ることで、閲覧の申請の結果、閲覧を拒否された項目を知ることができる。

尚、射出成形機10が端末50から閲覧の許可を申請する項目を受信する前に、閲覧許否設定部713が端末50に対し閲覧を許可する項目と端末50に対し閲覧を拒否する項目とを設定してあってもよい。この場合、閲覧許否設定部713は、受信前の設定に従って、端末50から閲覧の許可が申請された項目を、端末50に対し閲覧を許可する項目、または、端末50に対し閲覧を拒否する項目のいずれかに設定する。また、閲覧許否設定部713は、受信前の設定に関係なく、端末50から閲覧の許可が申請されなかった項目を、端末50に対し閲覧を拒否する項目として設定する。端末50から閲覧の許可の申請がなされなかった項目は、端末50が情報提供を求めないものである。端末50が情報提供を求めない項目を、端末50に対し閲覧を拒否する項目として設定することで、射出成形機10が端末50に提供する情報を必要最小限に絞ることができ、過度な情報提供を防止できる。
制御装置700は、端末50から閲覧の許可が申請された項目と、端末50から閲覧の許可が申請される前に端末50に対し閲覧の許可を設定した項目とを比較した結果(以下、「比較結果」とも呼ぶ。)を、射出成形機10の表示装置760に表示してもよい。成形機ユーザは、表示装置760に表示された比較結果を見ることで、予め端末50に対し閲覧の許可を設定した項目のうち、無駄なもの(端末50が情報提供を求めないもの)を知ることができ、次回以降の端末50からの閲覧要求に対する設定を変更できる。射出成形機10が端末50に提供する情報を必要最小限に絞ることができ、過度な情報提供を防止できる。
図3に示すように、制御装置700は、射出成形機10または周辺機器20が正常に動作している間は、射出成形機10の表示画面600に表示される表示データの閲覧を端末50に対し禁止する異常発生前閲覧禁止部714を有する。異常発生前閲覧禁止部714は、射出成形機10または周辺機器20において異常が発生すると、表示データの閲覧禁止を端末50に対し解除する。射出成形機10または周辺機器20において異常が発生するまで、端末50から射出成形機10へのリモート閲覧が禁止される。異常が未発生であるときの不要なリモート閲覧を禁止することで、秘密情報の漏洩をより抑制できる。
制御装置700は、射出成形機10の表示画面600を端末50から操作することの許否を設定する操作許否設定部715を有する。操作許否設定部715は、操作項目毎に、操作の許否を設定する。操作許否設定部715の設定は、閲覧許否設定部713の設定と同様に、射出成形機10の表示装置760に表示される表示画面を見ながら、射出成形機10の操作装置750を操作することにより行われる。
操作許否設定部715は、射出成形機10の表示画面600の画面切換ボタン621~624を端末50から操作することを許可してよい。この場合、例えば画面切換ボタン624を端末50から操作すると、周辺機器画面が射出成形機10の表示装置760に表示され、その結果、周辺機器画面が端末50の表示装置560に表示される。端末50側で射出成形機10の表示装置760に表示される表示画面を切換でき、端末50の表示装置560に表示される表示画面を切換できる。
操作許否設定部715は、射出成形機10の表示画面600の入力欄603~604への端末50からの入力操作を許可してよい。異常の原因が入力欄603~604に入力された誤った設定値である場合、端末50側において射出成形機10の表示画面600の入力欄603~604に正しい設定値を入力でき、異常の原因を取り除くことができる。
操作許否設定部715は、閲覧許否設定部713の設定を変更するための、端末50からの入力操作を拒否してよい。例えば射出成形機10の表示画面600の項目別許否設定ボタン631を端末50から操作することを、操作許否設定部715は拒否する。同様に、射出成形機10の表示画面600の異常別許否設定ボタン632を端末50から操作することを、操作許否設定部715は拒否する。端末50での入力操作による閲覧許否設定部713の設定変更を禁止でき、秘密情報の漏洩を防止できる。
尚、操作許否設定部715は、端末50に表示される表示画面600A、600B、600C、600Dから、項目別許否設定ボタン631および異常別許否設定ボタン632を削除することで、これらのボタン操作を拒否してもよい。この場合、表示画面600A、600B、600C、600Dには、項目別許否設定ボタン631および異常別許否設定ボタン632は表示されない。
制御装置700は、端末50で閲覧される閲覧画面(例えば表示画面600A、600B、600C、600Dのいずれか)を、射出成形機10の表示装置760に表示する閲覧状況表示部716を有する。端末50における閲覧状況を、射出成形機10において監視できる。そのため、秘密情報が端末50に表示されていないことを、射出成形機10において確認できる。また、秘密情報が誤って端末50に表示された場合に、射出成形機10において秘密情報を端末50に表示しないように対処できる。
以上、射出成形用データ管理装置および射出成形機の実施形態等について説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
10 射出成形機
20 周辺機器
50 端末
500 制御装置
560 表示装置
700 制御装置(射出成形用データ管理装置)
712 表示データ記憶部
713 閲覧許否設定部
714 異常発生前閲覧禁止部
715 操作許否設定部
716 閲覧状況表示部
760 表示装置

Claims (9)

  1. 射出成形機の表示画面に表示される表示データを記憶する表示データ記憶部と、
    ネットワークを介して通信可能に接続された端末からの前記表示データの閲覧要求に対し、前記表示データの閲覧を前記端末に対し許可する項目と、前記表示データの閲覧を前記端末に対し拒否する項目とを設定する閲覧許否設定部とを有し、
    前記閲覧許否設定部は、前記射出成形機または前記射出成形機の周辺機器において発生する異常の内容別に、前記表示データの閲覧を前記端末に対し許可する項目と、前記表示データの閲覧を前記端末に対し拒否する項目とを設定する、射出成形用データ管理装置。
  2. 射出成形機の表示画面に表示される表示データを記憶する表示データ記憶部と、
    ネットワークを介して通信可能に接続された端末からの前記表示データの閲覧要求に対し、前記表示データの閲覧を前記端末に対し許可する項目と、前記表示データの閲覧を前記端末に対し拒否する項目とを設定する閲覧許否設定部とを有し、
    前記射出成形機または前記射出成形機の周辺機器が正常に動作している間は、前記表示データの閲覧を前記端末に対し禁止し、前記射出成形機または前記射出成形機の周辺機器において異常が発生すると、前記表示データの閲覧禁止を前記端末に対し解除する異常発生前閲覧禁止部を有する、射出成形用データ管理装置。
  3. 前記閲覧許否設定部は、前記射出成形機または前記射出成形機の周辺機器において発生する異常の内容別に、前記表示データの閲覧を前記端末に対し許可する項目と、前記表示データの閲覧を前記端末に対し拒否する項目とを設定する、請求項に記載の射出成形用データ管理装置。
  4. 前記閲覧許否設定部は、前記端末からの前記表示データの閲覧要求を受信する前に、前記表示データの閲覧を前記端末に対し許可する項目と、前記表示データの閲覧を前記端末に対し拒否する項目とを設定する、請求項1~3のいずれか1項に記載の射出成形用データ管理装置。
  5. 前記閲覧許否設定部は、前記端末からの前記表示データの閲覧要求を受信した後に、前記表示データの閲覧を前記端末に対し許可する項目と、前記表示データの閲覧を前記端末に対し拒否する項目とを設定する、請求項1~のいずれか1項に記載の射出成形用データ管理装置。
  6. 前記閲覧許否設定部は、前記端末からの前記射出成形機の表示画面の閲覧要求に対し、前記表示データの閲覧を前記端末に対し許可する項目と、前記表示データの閲覧を前記端末に対し拒否する項目とを設定する、請求項1~のいずれか1項に記載の射出成形用データ管理装置。
  7. 前記射出成形機の表示画面を前記端末から操作することの許否を設定する操作許否設定部を有する、請求項1~6のいずれか1項に記載の射出成形用データ管理装置。
  8. 前記端末で閲覧される閲覧画面を、前記射出成形機の表示装置に表示する閲覧状況表示部を有する、請求項1~7のいずれか1項に記載の射出成形用データ管理装置。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の射出成形用データ管理装置を備える、射出成形機。
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