JP2003001688A - 通信ネットワークを利用した遠隔監視方法 - Google Patents
通信ネットワークを利用した遠隔監視方法Info
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Abstract
ステムと同様な操作性で複数台の射出成形機を遠隔地で
監視できる監視方法を提供する。 【解決手段】 複数台の射出成形機を管理する管理シス
テムのディスプレイ装置において各射出成形機の管理状
況を表すために表示される複数種類の画面の少なくとも
一種類の画面を、通信ネットワークを介して通信端末装
置に取り込んで付属のディスプレイ装置において表示す
ることにより各射出成形機の運転状況を監視可能にす
る。複数種類の画面の1つは、各射出成形機の稼働状況
を、画面分割形式にてすべての号機についてリアルタイ
ムで一括して少なくとも1画面に表示する運転状況画面
であり、通信端末装置では運転状況画面を表示可能であ
って、しかも、分割表示されている各号機の特定箇所を
クリックすることで該当する号機のみの稼働状況を詳細
に表す画面をも表示可能にされている。
Description
利用した射出成形機の遠隔監視方法に関し、特に、同じ
場所に設置されている複数台の射出成形機を管理する複
数台管理システムと連携して前記複数台の射出成形機を
遠隔地にて監視できるようにした遠隔監視方法に関す
る。
機を管理する複数台管理システムとして、例えば生産性
の面から管理する群管理システムが提供されている。こ
の種の複数台管理システムでは、複数台の射出成形機と
接続した管理装置として、例えばディスプレイ装置付き
のパーソナルコンピュータを備えている。管理装置は、
複数台の射出成形機から様々な情報を受け、受信した情
報を内蔵の管理プログラムに基づいて処理すると共に、
処理した結果をメモリに保存及び管理画面としてディス
プレイ装置にて表示する。勿論、情報の種別によっては
受信した生情報がそのままメモリに保存される場合もあ
る。
あげれば複数台の射出成形機の稼働状況を、画面分割形
式にてすべての号機について一括して1画面に表示す
る、いわゆる運転状況画面がある。
までは、複数台管理システムはその設置場所で利用され
るだけである。このため、例えばユーザ側だけでは原因
究明の困難な異常が発生したような場合には、異常発生
時点及びその前後の情報をメモリから読み出し、これを
磁気ディスクのような記憶媒体に記憶させて射出成形機
の製造元に送って原因究明を行ってもらうというような
必要性が生じる。
々な用途に使用されている近年では、射出成形機の複数
台管理システムで利用されている様々な情報をWeb
(ウェブ)技術を使って遠隔地(海外や、設置場所から
離れた射出成形機オペレータの自宅、射出成形機の製造
元等)で取得し、取得した情報から複数台の射出成形機
の運転状況を確認したいという要望が出ている。
形機を管理する複数台管理システムと同様な操作性で複
数台の射出成形機を遠隔地で監視できる監視方法を提供
することにある。
成形機を管理する管理システムのディスプレイ装置にお
いて各射出成形機の管理状況を表すために表示される複
数種類の画面の少なくとも一種類の画面を、通信ネット
ワークを介して通信端末装置に取り込んで付属のディス
プレイ装置において表示することにより前記複数台の射
出成形機の運転状況を監視可能にした遠隔監視方法であ
って、前記複数種類の画面の1つは、前記複数台の射出
成形機の稼働状況を、画面分割形式にてすべての号機に
ついてリアルタイムで一括して少なくとも1画面に表示
する運転状況画面であり、前記通信端末装置では前記運
転状況画面を表示可能であって、しかも、分割表示され
ている各号機の特定箇所をクリックすることで該当する
号機のみの稼働状況を詳細に表す画面を、前記複数種類
の画面における他の画面として表示可能にされているこ
とを特徴とする通信ネットワークを利用した遠隔監視方
法である。
を詳細に表す画面として、号機別に、任意に設定可能な
X時間分のショット数の累積値の変化を時刻を横軸にし
て折れ線グラフで示すと共に前記X時間分の品質データ
の変化状況を時刻を横軸にして1画面に表示する総括グ
ラフ画面と、号機別に、設定変更の履歴を、変更した項
目、変更前及び変更後の設定値、変更日時と共に1画面
に表示する設定履歴画面と、号機別に、異常発生の履歴
を、異常の項目、発生日時、解除日時と共に1画面に表
示する設定履歴画面とが用意される。
れており、インターネット等はその最たるものである。
本形態では、その適用を射出成形機に特化し、特に複数
台を管理している複数台管理システムに適用することを
前提として、その複数台管理システムと同様な管理環境
をWeb技術で提供する場合について説明する。
ための構成を示す。図1において、ある工場10に複数
台の射出成形機が設置され、これら複数台の射出成形機
は管理装置21を備えた複数台管理システム20で管理
されているものとする。そして、工場10から離れた遠
隔地に、射出成形機オペレータの住む自宅30(あるい
は管理者がいる事務所)や、同様な複数台管理システム
で管理されている別の工場40があるものとする。これ
らはそれぞれ、インターネット等の通信ネットワーク5
0を介し、Webサーバ60にアクセスすることで工場
10における複数台管理システム20における特定の情
報を取得可能にしている。Webサーバ60は、良く知
られているように、一般にはHTMLに従って動作する
ものである。しかし、例えば携帯電話機を対象としたW
ebサービスを規定したCompacHTMLデータ等
を取り扱えるものであっても良い。いずれにしても、こ
の種のWebサーバは、プロセッサとメモリとを備え、
メモリに格納されたプログラムをプロセッサが実行する
ことにより、Webサーバの動作が実現される。メモリ
は、プロセッサがプログラムを実行している間に出力す
るデータの一時記憶場所でもある。
のアクセスを防止するために、あらかじめWebサーバ
60にアクセス可能な通信端末装置にはID番号やパス
ワードを与えておくようにしても良い。
射出成形機の管理状況を表すために表示される複数種類
の画面のうち4つの例について説明する。
リアルタイムに表示する運転状況画面である。この運転
状況画面では、複数台の射出成形機の稼働状況が、画面
分割形式にてすべての号機(ここでは1号機〜30号
機)についてリアルタイムで一括して1画面に表示され
る。例えば、9号機について拡大して示した図3をも参
照して説明すると、左上に号機の番号、右上の成形条件
変更表示部C1に成形条件変更カウンタの計数値(ここ
では17)、右横に棒グラフB1による24時間稼働状
況グラフ、下側にはショット数(529)とサイクル時
間(14.9sec)とが表示されている。
は、成形を開始してから現在までに成形条件が何回変更
されたかを計数するカウンタである。このカウンタは管
理装置21に備えられる。各射出成形機における制御装
置には成形条件の変更を検出する手段が設けられ、管理
装置21では各制御装置からの検出結果を受けてそれぞ
れをカウントし、号機別にカウント結果を成形条件変更
表示部C1に表示させる。管理装置21では、この表示
値を必要に応じてリセット可能である。
は、現時点から過去24時間における射出成形機の稼働
状況を色分けにして1本の第1の棒グラフB1で表示す
るものである。稼働状況は、稼働、通常の停止(スタン
バイ中)、異常発生による停止、電源切りの4種類で規
定され、24時間前から現時点までの時間経過に対応さ
せて前記4種類の状況が色分け区分表示される。ここで
は、稼働が青色、通常の停止が黄色、異常発生による停
止が赤色、電源切りが灰色で示され、図3では便宜上、
青色は右下がりの細かいハッチング、黄色は縦縞、赤は
右下がりの粗いハッチング、灰色は左下がりのハッチン
グで示している。また、第1の棒グラフB1の最下端が
24時間前、最上端が現時点をそれぞれ示し、例えば、
過去24時間前から12時間前までは通常の停止、過去
12時間前から現時点までは稼働中であれば、第1の棒
グラフB1は下半分が黄色、上半分が青で表示されるこ
とになる。
出成形機の外観が模式的に表示され、しかもその背景
が、現在の稼働状況を示すために、前記稼働、前記通常
の停止、前記異常発生による停止、前記電源切りの4種
類について第1の棒グラフB1における色分けと同じ対
応色関係で表示されるようにしている。つまり、上記の
例示と同じとすると、背景色は青となる。
ペレータあるいは管理者はどの号機が過去24時間にお
いてどのような稼働状況であったのかを一目瞭然で知る
ことができる。なお、24時間という数値は、通常は固
定値であるが、可変としても良い。
イ装置における上記の運転状況画面における各号機の分
割画面における特定箇所(画面上のアイコン)をクリッ
クすることで該当する号機のみの稼働状況を詳細に示す
総括グラフ画面を表示可能にしている。
総括グラフ画面では号機別(ここでは10号機)に、2
4時間分の品質データの変化状況、異常発生の有無、設
定変更の有無が時刻を横軸にして1画面にて表示され
る。図4において、最上段のグラフはショット数の累積
値の変化を示す折れ線グラフであり、縦に入っている複
数の線、例えば線L1は18時近辺で成形の中断(異常
発生)があったことを示す。L2の『状態』というの
は、前に述べた稼働状況の表示と同じであり、稼働、通
常の停止(スタンバイ中)、異常発生による停止、電源
切りの4種類で規定され、24時間分の状態が時刻に対
応させて色分け表示される。L3の『条件名』というの
は、成形条件の変更、つまり成形品毎の条件名が変更さ
れると色を変更し、変更された時刻を示すグラフであ
る。言い換えれば、これは成形品が変わると変更される
ものであり、色別表示されるが、色そのものに意味があ
るわけではなく、色が変わった時刻に意味がある。一
方、L4の『項目』というのは、成形条件内の条件項目
が変更されると色を変え変更されたことを時刻とともに
表示するグラフである。例えば、射出の条件や型開の条
件等が変更された場合に色が変更されるものであり、こ
れも色そのものというより、色が変わった時刻に意味が
ある。このため、『条件名』、『項目』の色は、『状
態』とは異なり、4色以上が用意される。
表示項目選択欄に示されている表示項目の『充填時間』
の時間経過を示し、2段目は同様に『最小クッション位
置』の時間経過を示す。3段目のグラフは『保圧完了位
置』を示し、4段目、5段目はそれぞれ、『V−P切換
位置』、『充填前位置』の時間経過を示す。
更に、過去24時間における当該号機の稼働状況を、0
〜100%の稼働率で第2の棒グラフB2により、24
時間を示す数値と共に表示するようにしている。図4で
は、過去24時間の稼働率が95%であることを示し、
図4下側の表示項目選択欄に示されている『時間表示』
の箇所に稼働率計算のベースになっている24という数
字が表示されている。なお、ここでの『時間表示』の欄
の数字は任意に変更することができる。つまり、表示項
目選択欄に示されている『日時』、『時間表示』は任意
に設定することができ、ここでは2000年9月4日1
0時から24時間という数値が設定されていることによ
り、図4最上部に示されているように、2000年9月
4日10時から2000年9月5日10時までの24時
間分が表示される。仮に、『時間表示』に12という数
字を入力すれば、12時間をベースとした過去12時間
分の稼働率が第2の棒グラフB2で表示される。この場
合、図4の1段目〜8段目のグラフあるいは項目も過去
12時間分について示されることになる。このような第
2の棒グラフB2によれば、任意な時間の任意な時刻か
らの稼働率を表示できる。
定履歴画面では号機別(ここでは10号機)に、設定変
更の履歴が、変更した項目、変更前及び変更後の設定
値、変更日時と共に1画面にて表示される。
常履歴画面では号機別(ここでは10号機)に、異常発
生の履歴が、異常の項目、発生日時、解除日時と共に1
画面にて表示される。
は図2の運転状況画面にリンクしており、図2の運転状
況画面における各号機の特定箇所(画面上のアイコン)
をクリックすることで表示されるようになっている。ま
た、図5の設定履歴画面、図6の異常履歴画面はそれぞ
れ、図2の運転状況画面あるいは図4の総括グラフ画面
にリンクしており、図2の運転状況画面あるいは図4の
総括グラフ画面の特定箇所(画面上のアイコン)をクリ
ックすることで表示されるようになっている。
への情報の流れ、及び通信端末装置における情報の取り
出しについて説明する。
に送るのではなく、各射出成形機の状態や情報を示す情
報(ショット数・サイクル時間・成形条件名・金型名・
機械の運転モード等)をWebサーバ60での蓄積情報
として、それを管理台数分(図2で言えば30台分)リ
アルタイムに作成し、Webサーバ60に送る。Web
サーバ60ではこの情報を一時蓄積するが、運転状況画
面はリアルタイム表示であるので、逐次更新される。通
信端末装置では、Webサーバ60にアクセスして運転
状況画面の表示を指定することで付属のディスプレイ装
置に運転状況画面を表示できる。そして、この運転状況
画面における各号機の特定箇所をクリックすることで、
以降の総括グラフ画面、設定履歴画面、異常履歴画面を
表示できる。
成して、Webサーバ60に送る。Webサーバ60で
はこの情報を蓄積する。なお、ここでは、1時間毎の情
報としているが、管理装置21において非常に早い演算
能力をもったPC等を使用すれば、もっと短時間間隔で
情報を作成することができる。よって、この時間の定義
は現在のPCのハード的能力による制限であって本発明
を特定する値ではない。
場の24時間がどんなものであるかを監視・管理するこ
とができるため、この総括グラフ画面をWebサーバ6
0で蓄積する。また、このように過去の24時間の総括
グラフ画面を複数枚(24枚)記録することで、通信端
末装置では複数台管理システムと同等の操作性による監
視が可能となる。
歴画面があり、総括グラフ画面をWebサーバ60用の
画面として作成するときに、その総括グラフ画面内の情
報のみの設定履歴画面、異常履歴画面を総括グラフ画面
と同じ枚数分だけ作成してWebサーバ60において記
録させる。
ける各射出成形機対応の号機の絵からリンクにより、対
応する号機の総括グラフ画面を表示するようにあらかじ
め設定されている。また、総括グラフ画面から設定履歴
画面や異常履歴画面を同様にリンクにより呼び出すこと
ができるようにされている。
ことができる。これは、前述した例の1時間毎に24枚
の総括グラフ画面を記録していれば、全部で48時間分
の情報を見ることができることになる。
としてインターネットを使用する場合について説明した
が、通信ネットワークはインターネットに限られるもの
ではなく、他のネットワーク、例えばイントラネットワ
ークでも適用できることは言うまでも無い。
出成形機の状態や成形状況を管理・監視できる。特に、
通信端末装置では多数台管理システムと同様な操作性で
ディスプレイ装置による管理、監視を行うことができ
る。特に、通信端末装置は、Web技術を使うことで、
一般的なOA用PCであっても使用できる。更に、企業
内イントラネット上でも、インターネット上でも利用で
きる。したがって、このような遠隔監視方法は、複数台
の射出成形機を一括管理する複数台管理システムとの連
携に最適である。
ステムと通信端末装置とのネットワークを介した接続構
成を概略的に示した図である。
表示される管理画面の一例として運転状況画面の例を示
した図である。
た図である。
表示される管理画面の他の例として総括グラフ画面の例
を示した図である。
表示される管理画面の他の例として設定履歴画面の例を
示した図である。
表示される管理画面の他の例として異常履歴画面の例を
示した図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数台の射出成形機を管理する管理シス
テムのディスプレイ装置において各射出成形機の管理状
況を表すために表示される複数種類の画面の少なくとも
一種類の画面を、通信ネットワークを介して通信端末装
置に取り込んで付属のディスプレイ装置において表示す
ることにより前記複数台の射出成形機の運転状況を監視
可能にした遠隔監視方法であって、 前記複数種類の画面の1つは、前記複数台の射出成形機
の稼働状況を、画面分割形式にてすべての号機について
リアルタイムで一括して少なくとも1画面に表示する運
転状況画面であり、 前記通信端末装置では前記運転状況画面を表示可能であ
って、しかも、分割表示されている各号機の特定箇所を
クリックすることで該当する号機のみの稼働状況を詳細
に表す画面を、前記複数種類の画面における他の画面と
して表示可能にされていることを特徴とする通信ネット
ワークを利用した遠隔監視方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の遠隔監視方法において、
前記稼働状況を詳細に表す画面として、 号機別に、任意に設定可能なX時間分のショット数の累
積値の変化を時刻を横軸にして折れ線グラフで示すと共
に前記X時間分の品質データの変化状況を時刻を横軸に
して1画面に表示する総括グラフ画面と、 号機別に、設定変更の履歴を、変更した項目、変更前及
び変更後の設定値、変更日時と共に1画面に表示する設
定履歴画面と、 号機別に、異常発生の履歴を、異常の項目、発生日時、
解除日時と共に1画面に表示する設定履歴画面とが用意
されていることを特徴とする通信ネットワークを利用し
た遠隔監視方法。
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