JP7030640B2 - 放射線検出器および放射線検出装置 - Google Patents

放射線検出器および放射線検出装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、放射線検出器および放射線検出装置に関する。
放射線を吸収して熱に変換する吸収体と、吸収体と熱的に接触した熱浴と、吸収体の温度変化により抵抗が変化する抵抗体と、を備えた放射線検出器が知られている。このような放射線検出器では、入射した放射線のエネルギーを吸収体で熱に変換し、吸収体の温度変化に応じた抵抗体の抵抗変化を用いて、放射線を検出する。また、超伝導体を抵抗体として用いることが開示されている。
超伝導体を抵抗体として用いた放射線検出器は、超伝導体が超伝導転移する際の大きな抵抗変化を利用するため、高いエネルギー分解能と高い計数率を両立させる技術として期待されている。しかし、従来の放射線検出器では、吸収体の僅かな温度変化を正確に検出する必要があり、その僅かな温度変化に対する熱雑音の影響を排除するために、熱浴を1K以下などの極低温に保つ必要があった。このため、従来技術では、検出精度が低下する場合があった。
特許第5540321号公報 特許第4314921号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、放射線の検出精度の向上を図ることができる、放射線検出器および放射線検出装置を提供することを目的とする。
実施形態の放射線検出器は、複数の吸収体と、抵抗体と、熱浴部材と、を備える。吸収体は、放射線を吸収する。抵抗体は、吸収体の温度変化により抵抗が変化する。熱浴部材は、抵抗体の抵抗が特定抵抗値となる温度に保持され、抵抗体に熱的に接触配置されている。複数の吸収体は、抵抗体に熱的に接触配置され、且つ、互いに間隔を隔てて配置されてなる。前記抵抗体は、放射線の入射面に沿って長いライン状であり、複数の前記吸収体は、前記抵抗体の長手方向に沿って間隔を隔てて配列されてなる。
放射線検出器の模式図。 放射線検出器の断面図。 放射線検出器の断面図。 放射線検出器の断面図。 放射線検出器の断面図。 抵抗体の抵抗値の変化を示す線図。 放射線検出装置の模式図。 放射線検出装置の模式図。 放射線検出装置の模式図。
以下に添付図面を参照して、本実施の形態の詳細を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態の放射線検出器10の一例を示す模式図である。
放射線検出器10は、抵抗体12と、吸収体14と、熱浴部材16と、を備える。
抵抗体12は、温度変化により抵抗が変化する。抵抗とは、電気抵抗を示す。
抵抗体12の形状は限定されない。本実施の形態では、抵抗体12は、放射線検出器10における放射線Lの入射面Qに沿った長いライン状であることが好ましく、入射面Qに沿ったメアンダライン状であることが更に好ましい。
入射面Qは、放射線検出器10における放射線Lの入射方向に交差する二次元平面である。なお、図1には、一例として、抵抗体12側から吸収体14側に向かって放射線Lが入射する場合を一例として示した。しかし、放射線Lの入射方向は、放射線検出器10における、吸収体14から抵抗体12に向かう方向であってもよい。
なお、本実施の形態では、入射面Qは、放射線検出器10の厚み方向(矢印Z方向)に交差する二次元平面(矢印X方向、矢印Y方向によって規定される二次元平面)である場合を一例として説明する。
抵抗体12は、温度変化により抵抗が変化する材料で構成されている。例えば、抵抗体12は、超伝導体や、金属絶縁転移する材料で構成する。
抵抗体12の構成材料として用いる超伝導体は、特定の温度のもとで電気抵抗がゼロとなる性質を有する材料である。特定の温度は、超伝導転移温度未満の温度である。超伝導体は、具体的には、Nb、Bi、Pb、PbBi合金、NbN、NbSn、NbAl、MgB、YBaCuO化合物、BiSrCaCuO化合物等である。これらの中でも、超伝導転移温度が高いこと、吸収体材料との接合の容易さの理由から、YBaCuO化合物、BiSrCaCuO化合物が好ましく、BiSrCaCuO化合物が特に好ましい。
抵抗体12の構成材料として用いる金属絶縁体転移する材料は、特定の温度のもとで金属-絶縁体転移と称される相転移が生じ、金属-絶縁体転移を示す温度の近傍において、大きな抵抗変化を示す材料である。すなわち、金属絶縁体転移する材料は、特定の温度近傍において、僅かな温度変化に対して、電気抵抗が極めて大きく変化する性質を有する。極めて大きな抵抗変化とは、具体的には、数度の温度変化に対して、抵抗率にして2倍から3倍以上の変化である。特定の温度とは、金属から絶縁体へと相転移する金属絶縁体転移温度未満の温度である。金属絶縁体転移する材料は、具体的には、SmNiO、NdNiO、PrNiO、VO、CaRuO4-y、等である。これらの中でも、原料元素の数が少なく製造する上で制御し易い理由から、VOが特に好ましい。
次に、吸収体14について説明する。吸収体14は、放射線Lを吸収し、吸収した放射線Lのエネルギーを熱に変換する。すなわち、吸収体14は、吸収した放射線Lのエネルギー量に応じてその温度が上昇する。
吸収体14が吸収する放射線Lの種類は、限定されない。例えば、放射線Lは、β線、重粒子線、α線、中性子線、および、γ線の少なくとも一種である。
本実施の形態では、放射線検出器10は、複数の吸収体14を備える。
図2は、図1に示す放射線検出器10のA-A’断面図である。図3は、図1に示す放射線検出器10のB-B’断面図である。
図2および図3に示すように、複数の吸収体14は、抵抗体12に熱的に接触配置され、且つ、互いに間隔を隔てて配置されている。
抵抗体12に熱的に接触配置されている、とは、吸収体14が抵抗体12に熱的に接触して配置されていることを意味する。すなわち、吸収体14は、吸収体14で変換した熱を抵抗体12に伝導可能な位置に配置されていればよい。本実施の形態では、複数の吸収体14は、それぞれ、抵抗体12に物理的に接触配置されている場合を一例として説明する。
なお、吸収体14と抵抗体12とは、物理的に面接触するように配置されていることが好ましい。具体的には、図1~図3に示すように、抵抗体12における吸収体14との対向面と、吸収体14における抵抗体12との対向面と、が面接触するように、複数の吸収体14が配置されていることが好ましい。
上述したように、複数の吸収体14は互いに間隔を隔てて配置されている。詳細には、複数の吸収体14は、抵抗体12の長手方向に沿って、間隔を隔てて配置されている。このため、ライン状に形成された抵抗体12には、複数の吸収体14が、該抵抗体12の長手方向に沿って間隔を隔てて接触配置された状態となっている。
吸収体14の形状は、限定されない。但し、吸収体14を抵抗体12に対して面接触するように配置することが好ましい観点から、吸収体14は、抵抗体12との対向面が平面状の形状であることが好ましい。
具体的には、吸収体14の形状は、図1~図3に示すように、柱状である。柱状である場合、吸収体14の形状は、例えば、円柱状や、多角形を底面とする柱状である。
なお、図2に示すように、吸収体14が、柱状である場合、吸収体14を放射線検出器10の厚み方向(矢印Z方向)に沿って切断した矩形状の切断面のアスペクト比(長さD1/長さD2)は、1以上であることが好ましい。なお、長さD1は、吸収体14の厚み方向(矢印Z方向)の長さである。長さD2は、吸収体14の幅方向(矢印Y方向または矢印X方向)の最大長である。
なお、吸収体14の形状は限定されず、他の形状であってもよい。図4および図5は、図1に示す放射線検出器10のB-B’断面図の一例である。例えば、吸収体14の形状は半球状(図4参照)や、三角錐状(図5参照)であってもよい。
図3に戻り説明を続ける。なお、放射線検出器10に設けられた複数の吸収体14は、互いに同じ体積であることが好ましい。また、複数の吸収体14の形状は、互いに同じ形状であることが好ましい。
複数の吸収体14間の間隔Pは限定されない。例えば、複数の吸収体14の間隔Pは、互いに同じ間隔Pであってもよいし、異なる間隔Pであってもよい。吸収体14間の間隔Pとは、抵抗体12の長手方向に沿って配列された複数の吸収体14における、該長手方向(図3では矢印X方向)における、隣接する吸収体14の間の距離を示す。
また、抵抗体12における、吸収体14に向かい合う方向の面の総面積(以下、第1総面積と称する)は、複数の吸収体14における抵抗体12に向かい合う方向の面の総面積(第2総面積と称する)より大きいことが好ましい。
吸収体14の構成材料は、放射線Lを吸収し、吸収した放射線Lのエネルギーを熱に変換する材料であればよい。
例えば、吸収体14の構成材料は、Pb、Pb合金、Bi、Bi合金、Cu、Cu化合物、Ag、Ag化合物等に加え、前記抵抗体と同じ組成の材料などである。これらの中でも、放射線吸収効率の理由から、Pb、Pb合金、Bi,Bi合金等が特に好ましい。
図1に戻り説明を続ける。次に、熱浴部材16について説明する。
熱浴部材16は、一定の温度に保持される部材である。詳細には、熱浴部材16は、抵抗体12の抵抗(電気抵抗)が特定抵抗値となる温度に保持される部材である。熱浴部材16は、冷却機能を有する外部の装置等によって、抵抗体12が特定抵抗値となる温度に保持されればよい。抵抗体12の構成材料が超伝導体である場合、特定抵抗値は、ゼロΩまたは1Ω未満の電気抵抗値を示す。なお、この場合の特定抵抗値は、その抵抗値がゼロΩ、または検出限界以下であることが好ましい。抵抗体12の構成材料が金属絶縁転移する材料である場合、特定抵抗値は、1kΩ未満の電気抵抗値を示す。なお、特定抵抗値は、抵抗値1kΩ未満であり、且つ、10Ω以上の範囲の値であることが好ましい。
抵抗体12の抵抗(電気抵抗)が特定抵抗値となる温度は、抵抗体12の構成材料に応じて規定される。抵抗体12の構成材料が超伝導体である場合、抵抗体12の抵抗(電気抵抗)が特定抵抗値となる温度は、該抵抗体12を構成する超伝導体の超伝導転移温度未満の温度である。また、抵抗体12の構成材料が金属絶縁転移する材料である場合、抵抗体12の抵抗(電気抵抗)が特定抵抗値となる温度は、該抵抗体12を構成する金属絶縁転移する材料の金属絶縁転移温度未満の温度である。
熱浴部材16は、抵抗体12に熱的に接触配置されている。熱的に接触配置の定義は上記と同様である。本実施の形態では、熱浴部材16Gは、抵抗体12の少なくとも一部の領域に物理的に接触して配置されている。
例えば、図2に示すように、熱浴部材16は、抵抗体12における吸収体14との対向面側に物理的に接触するように配置されている。なお、熱浴部材16は、熱浴部材16の少なくとも一部の領域が抵抗体12に接触配置されていればよい。
熱浴部材16は、抵抗体12および吸収体14に対して、少なくとも一部が接触配置されていることが好ましい。また、熱浴部材16は、抵抗体12および吸収体14の全体を外側から覆うように接触配置されていてもよい。
熱浴部材16の構成材料は、上記温度を保持することの可能な材料で構成すればよく、その構成材料は限定されない。熱浴部材16の構成材料は、例えば、アルミナ、MgO、サファイヤ、などであり、アルミナが特に好ましい。
次に、放射線検出器10の作製方法の一例を説明する。
例えば、熱浴部材16としてのアルミナ基板に、直径0.5um深さ0.5umの複数の穴を、0.5um以下の間隔Pを隔てて複数形成する。そして、この穴に、例えばPbを挿入することで吸収体14を形成する。
次に、吸収体14の形成された熱浴部材16の二次元平面上に、線幅1umのNb電極をメアンダライン形状に形成することで、抵抗体12を形成する。このとき、抵抗体12の長尺方向に沿って吸収体14が間隔を隔てて複数配置され、且つ、複数の吸収体14の各々に接触するように、抵抗体12を形成する。これらの工程により、図1に示す放射線検出器10を作製する。
次に、上記構成の放射線検出器10の作用を説明する。
放射線検出器10に放射線Lが入射すると、複数の吸収体14の内の少なくとも1つが入射した放射線Lのエネルギーを熱に変換する。吸収体14の熱は、抵抗体12における該吸収体14との接触領域を介して抵抗体12に伝導される。このため、抵抗体12における、発熱した吸収体14に接した領域の電気抵抗値が変化する。
そして、抵抗体12の電気抵抗値の変化を検出することで、放射線Lが検出される。
また、熱浴部材16は、抵抗体12に熱的に接触配置されている。このため、吸収体14からの熱伝達により抵抗値の変化した抵抗体12が、変化前の特定抵抗値に戻るまでの時間の短縮を図ることができる。
ここで、本実施の形態では、複数の吸収体14が、抵抗体12に接触配置され、且つ、互いに間隔を隔てて配置されている。
このため、吸収体14の熱容量を従来の構成に比べて小さくすることができる。吸収体14の熱容量が小さくなると、同じエネルギーの放射線Lを吸収した場合であっても、熱容量の大きい従来の吸収体に比べて、吸収体14の温度変化を大きくすることができる。すなわち、本実施の形態の放射線検出器10では、従来に比べて、放射線Lのエネルギーを吸収する吸収体14の温度上昇幅を大きくすることができる。
吸収体14の温度上昇幅が大きくなると、大きな温度変化による熱を抵抗体12へ伝導することができるため、抵抗体12の抵抗値の変化も大きくなる。このため、放射線検出器10は、高精度に放射線Lを検出することができる。
なお、抵抗体12と吸収体14の構成材料は、同じ構成材料であることが好ましい。
図6は、放射線検出器10に放射線Lが入射したときの、抵抗体12の抵抗値の変化を示す線図である。線図20Aは、抵抗体12と吸収体14が同じ構成材料である放射線検出器10に放射線Lが入射したときの、抵抗体12の抵抗値の変化を示す線図である。線図20Bは、抵抗体12と吸収体14が異なる構成材料である放射線検出器10に、放射線Lが入射したときの、抵抗体12の抵抗値の変化を示す線図である。
図6に示すように、抵抗体12と吸収体14を同じ構成材料とした場合、抵抗体12と吸収体14とが異なる構成材料である場合に比べて、吸収体14の温度変化に対する抵抗体12の抵抗値変化の応答速度を早くすることができる。また、抵抗体12の抵抗値が変化した後に変化前の抵抗値(R)に戻るまでの時間も短くすることができる。
このため、放射線検出器10における、放射線Lの分解能の向上を図ることができ、更に高精度に放射線Lを検出することができる。
以上説明したように、放射線検出器10は、抵抗体12と、複数の吸収体14と、熱浴部材16と、を備える。吸収体14は、放射線Lを吸収する。抵抗体12は、吸収体14の温度変化により抵抗が変化する。熱浴部材16は、抵抗体12の抵抗が特定抵抗値となる温度に保持され、抵抗体12に熱的に接触配置されている。複数の吸収体14は、抵抗体12に接触配置され、且つ、互いに間隔を隔てて配置されてなる。
このため、本実施の形態の放射線検出器10では、吸収体14の熱容量の低下を図ることができる。
従って、本実施の形態の放射線検出器10は、高精度に放射線Lを検出することができる。
ここで、従来における超伝導転移を利用した熱変換型検出器では、吸収体の僅かな温度変化を正確に検出する必要があった。このため、この僅かな温度変化に対する熱雑音の影響を排除するために、従来では、熱浴部材を1K以下の極低温に保って稼動する必要があった。
一方、上述したように、本実施の形態の放射線検出器10では、従来に比べて、放射線Lのエネルギーを吸収する吸収体14の温度上昇幅を大きくすることができる。
このため、本実施の形態の放射線検出器10は、上記効果に加えて、熱雑音による影響を小さくすることができ、高いエネルギー分解能を維持しつつ、より高い温度で熱浴部材16を運用することが出来る。
(第2の実施の形態)
本実施の形態では、上記実施の形態の放射線検出器10を搭載した放射線検出装置を説明する。
図7は、放射線検出装置30Aの一例の模式図である。放射線検出装置30Aは、放射線検出装置30の一例である。
放射線検出装置30Aは、放射線検出素子11と、容器32と、冷却部材34と、接続部36と、冷凍機38と、検出部40と、出力部42と、を備える。
容器32は、容器32内の空間Sを真空とした真空チャンパ―である。容器32には、放射線Lを透過する導入窓Wが設けられており、放射線Lは、導入窓Wを介して容器32内に入射する。
容器32内には、冷却部材34および放射線検出素子11が配置されている。放射線検出素子11は、放射線検出器10を備える。本実施の形態では、放射線検出素子11は、1つの放射線検出器10から構成される場合を一例として説明する。
また、容器32内に配置する放射線検出器10は、吸収体14がPbによって構成され、抵抗体12が超伝導体であるNbによって構成されている場合を想定する。また、抵抗体12は、線幅1μmのNb電極をメアンダライン形状に形成したものであり、吸収体14は、熱浴部材16としてのアルミナ基板に直径0.5μm深さ0.5μmの複数の穴を0.5um以下の間隔Pを隔てて形成したものであり、これらの吸収体14は抵抗体12に接触配置されている。
冷却部材34は、放射線検出器10の熱浴部材16を冷却するための部材である。放射線検出器10は、放射線検出器10の熱浴部材16が冷却部材34に接するように容器32内に配置される。このため、冷却部材34は、放射線検出器10の熱浴部材16を冷却する。
冷却部材34は、容器32の外部に設けられた冷凍機38によって接続部36を介して冷却される。本実施の形態では、冷却部材34は、Nbで構成された抵抗体12の超伝導転移温度未満の温度である10K程度に冷却される。そして、10K程度に冷却された冷却部材34に接触配置されることで、放射線検出器10の熱浴部材16は、10K程度(すなわち、抵抗体12の超伝導転移温度未満の温度)に保持される。
検出部40は、放射線検出器10の抵抗体12に電気的に接続されている。検出部40は、放射線検出器10の抵抗体12の抵抗変化を示す抵抗信号を検出する。
例えば、抵抗体12の構成材料が超伝導体である場合、検出時の抵抗変化は、例えば、1mΩから10Ωへと変化する。また、例えば、抵抗体12の構成材料が金属絶縁転移する材料である場合、検出時の抵抗変化は、例えば10Ωから1Ωへと変化する。検出部40は、これらの抵抗変化を示す抵抗信号を検出する。
例えば、放射線Lとして、1MeV程度のガンマ線フォトンが、複数の吸収体14の内の1つに吸収されたと仮定する。すると、吸収体14の温度が、15K程度まで上昇する。この結果、超伝導状態であったNbからなる抵抗体12の一部が、常伝導状態に転移し、抵抗が発生する。検出部40は、この抵抗変化を示す抵抗信号を、放射線Lの検出結果として検出する。
出力部42は、検出部40の検出結果を出力する。出力部42は、例えば、検出結果を表示する表示装置、検出結果を示す音を出力するスピーカ、検出結果を示す情報を外部装置へ通信する通信装置、などである。出力部42によって、検出部40の検出結果が出力される。
このように、本実施の形態の放射線検出装置30Aは、放射線検出器10で検出された抵抗変化を放射線Lの検出結果として検出する。
従って、本実施の形態の放射線検出装置30Aは、高精度に放射線Lを検出することができる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態では、上記実施の形態の放射線検出器10を搭載した放射線検出装置を説明する。
図8は、放射線検出装置30Bの一例の模式図である。放射線検出装置30Bは、放射線検出装置30の一例である。
放射線検出装置30Bは、放射線検出素子11と、容器32と、ペルチェ素子44と、ペルチェ素子放熱部48と、検出部40と、出力部42と、を備える。
容器32は、容器32内の空間Sを真空とした真空チャンパ―である。なお、容器32は、容器32内の熱を容器32の外部から遮断する断熱機能を更に備えていることが好ましい。第2の実施の形態と同様に、容器32には、放射線Lを透過する導入窓Wが設けられており、放射線Lは、導入窓Wを介して容器32内に入射する。
容器32内には、ペルチェ素子44および放射線検出素子11が配置されている。放射線検出素子11は、放射線検出器10を備える。本実施の形態では、放射線検出素子11は、1つの放射線検出器10から構成される場合を一例として説明する。
また、本実施の形態では、容器32内に配置する放射線検出器10は、吸収体14がPbによって構成され、抵抗体12が常温で金属絶縁体転移する材料であるSmNiOによって構成されている場合を想定する。また、なお、抵抗体12の構成や形状、および吸収体14の形状や配置は、第2の実施の形態と同様である。
ペルチェ素子44は、放射線検出器10の熱浴部材16を300Kに冷却するための部材である。放射線検出器10は、放射線検出器10の熱浴部材16がペルチェ素子44に接するように容器32内に配置される。このため、ペルチェ素子44は、放射線検出器10の熱浴部材16を冷却する。また、ペルチェ素子44には、ペルチェ素子44を放熱するためのペルチェ素子放熱部48が接触配置されている。一方、図8に示す構成とすることで、放射線検出器10で検出された放射線Lの抵抗変化を精度良く検出することができる。また、放射線検出器10の温度を、常温(300K程度)で運用することが可能となる。
(第4の実施の形態)
本実施の形態では、上記実施の形態の放射線検出器10を三次元配列した放射線検出素子11を備えた構成の放射線検出装置30を説明する。
図9は、放射線検出装置30Cの一例の模式図である。放射線検出装置30Cは、放射線検出装置30の一例である。
放射線検出装置30Cは、放射線検出素子11と、容器32と、冷却部材34と、冷凍機38と、検出部40と、出力部42と、を備える。容器32、冷却部材34、冷凍機38、検出部40、および出力部42は、第2の実施の形態と同様である(図7参照)。
本実施の形態では、放射線検出素子11は、複数の放射線検出器10を備える。詳細には、放射線検出素子11は、複数の放射線検出器10を、三次元配列してなる。
具体的には、図9に示すように、複数の放射線検出器10は、放射線検出器10の厚み方向(矢印Z方向)と、放射線Lの入射面(図1の入射面Q参照)に沿った二次元平面(矢印X方向、矢印Y方向からなる二次元平面)と、の双方に沿って、三次元に複数配列されている。
このような構成である場合、放射線検出素子11を構成する複数の放射線検出器10の内、容器32の導入窓Wを介して入射する放射線Lの運動方向(放射線L1~放射線L3)の各々の方向に沿って配列された放射線検出器10が、放射線Lを検出することとなる。
このため、検出部40を、放射線検出素子11を構成する複数の放射線検出器10の各々の抵抗体12に電気的に接続し、放射線検出器10で検出された放射線Lの抵抗変化を検出すると共に、放射線Lを検出した放射線検出器10の位置を特定することで、入射する放射線Lの運動方向を検出することができる。また、放射線検出器10の厚み方向(矢印Z方向)に交差する二次元方向(矢印X方向、矢印Y方向)の何れの位置の放射線検出器10が放射線Lを検出したかを特定することで、放射線Lの検出位置を特定することも可能となる。
従って、本実施の形態の放射線検出装置30Cは、高精度に放射線Lを検出することができると共に、放射線Lの入射方向を検出することができる。
なお、本実施の形態では、放射線検出素子11は、複数の放射線検出器10を三次元配列してなる場合を一例として説明した。しかし、放射線検出素子11は、複数の放射線検出器10を二次元配列してなる構成であってもよい。
この場合、放射線検出素子11は、放射線Lの入射面(図1の入射面Q参照)に沿った二次元平面(矢印X方向、矢印Y方向からなる二次元平面)に沿って、二次元(矢印X方向と矢印Y方向)に複数の放射線検出器10を配置した構成とすればよい。
この場合、検出部40が、放射線検出器10の厚み方向(矢印Z方向)に交差する二次元方向(矢印X方向、矢印Y方向)の何れの位置の放射線検出器10が放射線Lを検出したかを特定することで、放射線Lの検出位置を特定することができる。
なお、上記実施の形態で説明した放射線検出器10の適用範囲は、限定されない。例えば、放射線検出器10は、放射線Lを検出する各種の装置に適用可能である。具体的には、放射線検出器10は、サーベイメータなどに適用できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 放射線検出器
12 抵抗体
14 吸収体
16 熱浴部材
40 検出部

Claims (16)

  1. 放射線を吸収する複数の吸収体と、
    前記吸収体の温度変化により抵抗が変化する抵抗体と、
    前記抵抗体の抵抗が特定抵抗値となる温度に保持され、前記抵抗体に熱的に接触配置された熱浴部材と、
    を備え、
    複数の前記吸収体は、前記抵抗体に熱的に接触配置され、且つ、互いに間隔を隔てて配置されてな
    前記抵抗体は、
    放射線の入射面に沿って長いライン状であり、
    複数の前記吸収体は、
    前記抵抗体の長手方向に沿って間隔を隔てて配列されてなる、
    放射線検出器。
  2. 複数の前記吸収体は、
    互いに同じ体積である、請求項1に記載の放射線検出器。
  3. 複数の前記吸収体は、
    互いに同じ形状である、請求項1または請求項2に記載の放射線検出器。
  4. 前記抵抗体は、前記入射面に沿ったメアンダライン形状である、請求項に記載の放射線検出器。
  5. 前記抵抗体は、超伝導体からなる、請求項1~請求項の何れか1項に記載の放射線検出器。
  6. 前記抵抗体の抵抗が前記特定抵抗値となる温度は、前記抵抗体を構成する超伝導体の超伝導転移温度未満の温度である、請求項に記載の放射線検出器。
  7. 前記抵抗体は、金属絶縁体転移する材料からなる、請求項1~請求項の何れか1項に記載の放射線検出器。
  8. 前記抵抗体の抵抗が前記特定抵抗値となる温度は、前記抵抗体を構成する材料の金属絶縁体転移温度未満の温度である、請求項に記載の放射線検出器。
  9. 前記吸収体と前記抵抗体の構成材料が同じである、請求項1~請求項の何れか1項に記載の放射線検出器。
  10. 請求項1~請求項の何れか1項に記載の放射線検出器を有する検出素子と、
    前記放射線検出器の前記抵抗体の抵抗変化を示す抵抗信号を検出する検出部と、
    を備える放射線検出装置。
  11. 前記検出素子は、
    複数の前記放射線検出器を二次元配列してなる、
    請求項10に記載の放射線検出装置。
  12. 前記検出素子は、
    複数の前記放射線検出器を三次元配列してなる、
    請求項10に記載の放射線検出装置。
  13. 前記吸収体は、前記熱浴部材に接触配置され、
    前記吸収体と前記抵抗体との接触面積は、前記吸収体と前記熱浴部材との接触面積より小さい、
    請求項1に記載の放射線検出器。
  14. 前記熱浴部材は、
    間隔を隔てて配置された複数の穴を有し、
    前記吸収体は、
    複数の前記穴の各々に形成されてなる、
    請求項1に記載の放射線検出器。
  15. 前記吸収体は、前記熱浴部材に接触配置され、
    前記吸収体と前記抵抗体との接触面積は、前記吸収体と前記熱浴部材との接触面積より小さい、
    請求項10に記載の放射線検出装置。
  16. 前記熱浴部材は、
    間隔を隔てて配置された複数の穴を有し、
    前記吸収体は、
    複数の前記穴の各々に形成されてなる、
    請求項10に記載の放射線検出装置。
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