JP7030406B1 - シャリ玉成形移載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トレイに搭載されるシャリ玉の配置データをユーザが簡便に設定することができるシャリ玉成形移載装置を提供する。【解決手段】米飯塊を押圧してシャリ玉を成形するシャリ玉成形機10と、シャリ玉成形機10で成形されたシャリ玉が搭載されるトレイTを水平方向に移動させるトレイ移動機20と、シャリ玉成形機10で成形されたシャリ玉をトレイTに移載する移載機30と、シャリ玉の搭載されるトレイTおよびトレイTに搭載されるシャリ玉の配置の設定内容が画像として視覚的に表示される配置データを作成するタブレット型端末40と、トレイ移動機20および移載機30を駆動して、シャリ玉成形機10で成形されたシャリ玉がタブレット型端末40で作成されたシャリ玉の配置データに沿ってトレイTに搭載されるように制御する制御部Cとで構成されている。【選択図】図10

Description

特許法第30条第2項適用 販売場所 沓間水産株式会社 沼津魚がし鮨 沼津配送センター(〒410-0011 静岡県沼津市岡宮1246-28) 販売日 令和3年12月21日
本発明は、シャリ玉成形移載装置に関し、成形されたシャリ玉を容器に搭載するシャリ玉の配置設定に適用して有効な技術に関するものである。
回転寿司店等において、シャリ玉成形機で成形されたシャリ玉は、皿に移し替えられてから魚介類等のような寿司種が盛り付けられて来店客に提供されている(イートイン)。その一方で、にぎり寿司をトレイなどの容器に搭載して自宅等へ持ち帰って食べるテイクアウトの需要に対応するために、成形されたシャリ玉を自動的に容器に移載することのできるシャリ玉成形移載装置がある。
ここで、従来のシャリ玉成形移載装置においては、シャリ玉の配置データ(容器に搭載したときの配置データ)が予め設定されており、シャリ玉成形移載装置を使用するユーザが当該配置データを変更することができない。そのため、ユーザがシャリ玉成形移載装置のシャリ玉の配置データの変更を希望する場合には、メーカ(シャリ玉成形移載装置のメーカ)に変更依頼をし、メーカから技術者が現地(つまり、シャリ玉成形移載装置の設置された回転寿司店等の店舗)に赴いて、配置データの変更・入力用のソフトウェアがインストールされたパソコンを用いてデータ変更をすることになる。
なお、シャリ玉成形機で成形されたシャリ玉をトレイに移載する技術については、例えば特開2017-108670号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2017-108670号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載された技術では、装置を使用するユーザが容器に搭載されるシャリ玉の配置を自由に変更設定することができない。よって、配置変更が必要なときには装置メーカに配置データの変更を依頼するしかなく、極めて利便性が悪い。
また、シャリ玉を複雑な配置(例えば、矩形の容器に対して縦横に不規則な配置や、円形の容器に対して放射状に配置など)に設定する場合には、配置データの変更・入力用のソフトウェア自体をカスタマイズする必要が生じることがあり、迅速な対応ができなくなるおそれがある。
そして、そもそもシャリ玉の配置データは予めメーカ側で設定されているので、ユーザがシャリ玉の配置を自由に決めることができない。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、シャリ玉成形移載装置において、容器に搭載されるシャリ玉の配置データをユーザが簡便に設定することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明のシャリ玉成形移載装置は、米飯塊を押圧してシャリ玉を成形するシャリ玉成形手段と、前記シャリ玉成形手段で成形されたシャリ玉が搭載される容器を水平方向に移動させる容器移動手段と、前記シャリ玉成形手段で成形されたシャリ玉を容器に移載するシャリ玉移載手段と、シャリ玉の搭載される容器および当該容器に搭載されるシャリ玉の配置の設定内容が画像として視覚的に表示される配置データを作成する配置データ作成手段と、前記容器移動手段および前記シャリ玉移載手段を駆動して、前記シャリ玉成形手段で成形されたシャリ玉が前記配置データ作成手段で作成されたシャリ玉の配置データに沿って容器に搭載されるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項2に記載の本発明のシャリ玉成形移載装置は、請求項1記載の発明において、前記配置データ作成手段は持ち運び可能なモバイル端末であり、前記モバイル端末で作成された配置データは、無線または有線により前記制御手段に送信される、ことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明のシャリ玉成形移載装置は、請求項1記載の発明において、前記配置データ作成手段は、前記シャリ玉成形手段または前記シャリ玉移載手段と一体化されている、ことを特徴とする。
請求項4に記載の本発明のシャリ玉成形移載装置は、請求項1~3の何れか一項に記載の発明において、前記配置データ作成手段では、容器に搭載されるシャリ玉の配置データが一括して設定される、ことを特徴とする。
請求項5に記載の本発明のシャリ玉成形移載装置は、請求項1~4の何れか一項に記載の発明において、前記配置データ作成手段では、設定されたシャリ玉の配置データに対して、シャリ玉の追加、シャリ玉の削除およびシャリ玉の位置調整の少なくとも何れかの編集をしてシャリ玉の配置の再度の設定が可能である、ことを特徴とする。
請求項6に記載の本発明のシャリ玉成形移載装置は、請求項1~5の何れか一項に記載の発明において、前記配置データ作成手段には、シャリ玉の搭載される複数種類の容器が予め登録されて選択可能となっている、ことを特徴とする。
請求項7に記載の本発明のシャリ玉成形移載装置は、請求項1~5の何れか一項に記載の発明において、前記容器移動手段には、容器の形状を認識する認識手段が設置され、前記配置データ作成手段は、前記認識手段で認識された容器をシャリ玉の搭載される容器として表示する、ことを特徴とする。
請求項8に記載の本発明のシャリ玉成形移載装置は、請求項1~7の何れか一項に記載の発明において、前記シャリ玉移載手段は、第1の方向に直線状に往復移動するとともに、前記シャリ玉成形手段で成形されたシャリ玉を把持して複数の位置で前記容器に移載する把持手段を備え、前記容器移動手段は、前記容器を前記第1の方向と直交する第2の方向に移動させ、前記制御手段は、前記容器移動手段で前記容器を前記第2の方向に移動させながら、前記把持手段を前記第1の方向に移動させて前記シャリ玉を容器に移載する制御を実行する、ことを特徴とする。
請求項9に記載の本発明のシャリ玉成形移載装置は、請求項8記載の発明において、前記制御手段は、前記把持手段が前記第1の方向に移動して前記シャリ玉を容器に移載する制御を実行するか、前記把持手段が前記第1の方向に移動して前記シャリ玉を容器に移載したならば、前記容器移動手段により前記容器を前記第2の方向に所定量移動させた後に前記把持手段が前記第1の方向に移動して前記シャリ玉を容器に移載する制御を少なくとも1回実行する、ことを特徴とする。
請求項10に記載の本発明のシャリ玉成形移載装置は、請求項8または9記載の発明において、前記制御手段は、前記把持手段が前記シャリ玉を前記容器に移載する制御を実行した後に、前記容器を前記第2の方向に移動させて前記容器移動手段の前面から突出させる制御を実行する、ことを特徴とする。
請求項11に記載の本発明のシャリ玉成形移載装置は、請求項1~7の何れか一項に記載の発明において、前記シャリ玉移載手段は、前記シャリ玉成形手段で成形されたシャリ玉を定位置で前記容器に移載し、前記容器移動手段は、前記容器を第1の方向および当該第1の方向と直交する第2の方向に移動させ、前記制御手段は、前記定位置に対応した前記容器でのシャリ玉搭載位置がシャリ玉を搭載するごとに変更されるように前記容器移動手段により前記容器を移動させながら前記シャリ玉移載手段でシャリ玉が前記容器に移載される制御を実行する、ことを特徴とする。
請求項12に記載の本発明のシャリ玉成形移載装置は、請求項11記載の発明において、前記シャリ玉移載手段は、直線状または円弧状に往復移動するとともに、前記シャリ玉成形手段で成形されたシャリ玉を把持して定位置で前記容器に移載する把持手段である、ことを特徴とする。
請求項13に記載の本発明のシャリ玉成形移載装置は、請求項8,9,10または12記載の発明において、前記把持手段は、当該把持手段の水平方向の向きが変化するように旋回可能になっている、ことを特徴とする。
請求項14に記載の本発明のシャリ玉成形移載装置は、請求項1~13の何れか一項に記載の発明において、前記シャリ玉成形手段は、水平面内で間欠的に回転するターンテーブルと、前記ターンテーブルの周方向に沿って所定の間隔毎に設けられた複数個の成形孔と、前記ターンテーブルの前記成形孔に投入された米飯塊を押圧することで前記シャリ玉を成形する成形部材と、を備え、成形された前記ターンテーブル上のシャリ玉が前記シャリ玉移載手段により容器に移載される、ことを特徴とする。
本発明によれば、配置データ作成手段において、容器に搭載されるシャリ玉の視覚的な配置データが作成でき、シャリ玉成形手段で成形されたシャリ玉がその配置データに沿って容器に搭載されるようになっているので、容器に搭載されるシャリ玉の配置データをユーザが簡便に設定することが可能になる。
本発明の一実施の形態に係るシャリ玉成形移載装置を斜め前方左上から見た斜視図である。 図1のシャリ玉成形移載装置を斜め前方右上から見た斜視図である。 図1に示すシャリ玉成形移載装置のシャリ玉移載部に設けられたフロントカバーを開いた状態での斜視図である。 図2に示すシャリ玉成形移載装置のシャリ玉移載部に設けられたフロントカバーを開いた状態での斜視図である。 図1のシャリ玉移載装置のシャリ玉移載部に設けられたフロントカバーを開いた状態での正面図である。 図1のシャリ玉成形移載装置の移載機の内部構造を示す要部斜視図である。 図6の移載機の把持部の要部断面図である。 図6の移載機の把持部の要部分解斜視図である。 図6の移載機の把持部の要部分解斜視図である。 図1のシャリ玉成形移載装置の制御系を示すブロック図である。 図1のシャリ玉成形移載装置を構成するタブレット型端末でのシャリ玉の配置データの作成用画面としてのパターン選択画面を示す図である。 図11に続くパターン選択画面を示す図である。 図1のシャリ玉成形移載装置を構成するタブレット型端末でのシャリ玉の配置データの作成用画面としての配置データ新規作成画面(基本配置設定)を示す図である。 図13に続く配置データ新規作成画面(基本配置設定)を示す図である。 図14に続く配置データ新規作成画面(基本配置設定)を示す図である。 図15に続く配置データ新規作成画面(基本配置設定)を示す図である。 図16に続く配置データ新規作成画面(基本配置設定)を示す図である。 図17に続く配置データ新規作成画面(基本配置設定)を示す図である。 図18に続く配置データ新規作成画面(基本配置設定)を示す図である。 図19に続く配置データ新規作成画面(基本配置設定)を示す図である。 図20に続く配置データ新規作成画面(基本配置設定)を示す図である。 図21に続く配置データ新規作成画面(基本配置設定)を示す図である。 図22に続く配置データ新規作成画面(基本配置設定)を示す図である。 図23に続く配置データ新規作成画面(基本配置設定)を示す図である。 図1のシャリ玉成形移載装置を構成するタブレット型端末でのシャリ玉の配置データの作成用画面としての配置データ作成完了兼編集画面を示す図である。 図1のシャリ玉成形移載装置を構成するタブレット型端末でのシャリ玉の配置データの作成用画面としての配置データ編集画面(シャリ玉位置調整モード)を示す図である。 図26に続く配置データ編集画面(シャリ玉位置調整モード)を示す図である。 図27に続く配置データ編集画面(シャリ玉位置調整モード)を示す図である。 図28に続く配置データ編集画面(シャリ玉位置調整モード)を示す図である。 図29に続く配置データ編集画面(シャリ玉位置調整モード)を示す図である。 図30に続く配置データ編集画面(シャリ玉位置調整モード)を示す図である。 図31に続く配置データ編集画面(シャリ玉位置調整モード)を示す図である。 図32に続く配置データ編集画面(シャリ玉位置調整モード)を示す図である。 図1のシャリ玉成形移載装置によるシャリ玉の配置データの設定からトレイへの移載までの動作を示すフローチャートである。 図1のシャリ玉成形移載装置によるシャリ玉のシャリ玉成形機からトレイへの移載動作を連続的に示す図である。 図1のシャリ玉成形移載装置を構成するタブレット型端末でのシャリ玉の配置データの作成用画面としての配置データ作成完了兼編集画面の変形例を示す図である。 図1のシャリ玉成形移載装置を構成するタブレット型端末でのシャリ玉の配置データの作成用画面としての配置データ作成完了兼編集画面の他の変形例を示す図である。 図1のシャリ玉成形移載装置を構成するタブレット型端末でのシャリ玉の配置データの作成用画面としての配置データ作成完了兼編集画面の他の変形例を示す図である。 図1のシャリ玉成形移載装置を構成するタブレット型端末でのシャリ玉の配置データの作成用画面としての配置データ作成完了兼編集画面の他の変形例を示す図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本実施の形態のシャリ玉成形移載装置の構造について図1~図9を参照して説明する。
ここで、図1は本発明の一実施の形態に係るシャリ玉成形移載装置を斜め前方左上から見た斜視図、図2は図1のシャリ玉成形移載装置を斜め前方右上から見た斜視図、図3は図1に示すシャリ玉成形移載装置のシャリ玉移載部に設けられたフロントカバーを開いた状態での斜視図、図4は図2に示すシャリ玉成形移載装置のシャリ玉移載部に設けられたフロントカバーを開いた状態での斜視図、図5は図1のシャリ玉移載装置のシャリ玉移載部に設けられたフロントカバーを開いた状態での正面図である。
本実施の形態のシャリ玉成形移載装置Mは、成形したシャリ玉をトレイ(容器)Tに自動的に移載する装置であり、シャリ玉成形機(シャリ玉成形手段)10と、トレイ移動機(容器移動手段)20と、移載機(シャリ玉移載手段)30と、タブレット型端末(配置データ作成手段・モバイル端末)40とを備えている。図示するように、シャリ玉成形機10、トレイ移動機20および移載機30は相互に一体化されており、タブレット型端末40はこれらとは別体となって自由に持ち運びが可能になっている。また、シャリ玉が搭載されるトレイTは、一般的には浅い(横から見てシャリ玉が見える程度の)容器を指すが、深い(横から見てシャリ玉が隠れる程度の)容器であってもよい。また、トレイTの形状は特に限定されるものではなく、平面視で角形や丸形、あるいはこれらの変形などであってもよい。
シャリ玉成形機10は、シャリ玉を自動成形する装置であり、その上部には、投入蓋11を開いて開口部から米飯(酢飯等)が投入されるホッパ12が設置されている。このホッパ12の下方には、ホッパ12から供給された米飯をほぐして所定重量に計量分割して米飯塊とし、これをさらに下方のターンテーブル13の成形孔13aに投入する機構部(図示せず)が設けられている。
最下部のターンテーブル13は、例えば円柱板状に形成されており、その円形上面を上に向けた状態で、水平面内で一方向(例えば反時計回りの方向)に間欠的に回転可能な状態で設けられている。このターンテーブル13の円形上面には、その周方向に沿って予め決められた間隔毎に複数個(例えば10個)の成形孔13aが形成されている。この成形孔13aに投入された米飯塊が、ターンテーブル13の回転に伴って成形孔13a内の成形下型とその上方の成形上型(成形部材:図示せず)とによって押圧されることで略俵形のシャリ玉が成形されるようになっている。
なお、成形されたシャリ玉は、ターンテーブル13の回転によって移載機30のチャック31a(後述する)で把持される位置(把持位置)に到達する。そして、当該把持位置でチャック31aに把持されてターンテーブル13上からピックアップされたことがセンサ(図示せず)で検知されたならば、自動的にターンテーブル13が間欠回転して次のシャリ玉が把持位置に到達するようになっている。
ターンテーブル13の各成形孔13aは、例えば、平面視で楕円形または長円形に形成されている。各成形孔13aは、その長手方向をターンテーブル13の径方向に沿わせた状態で配置されており、ターンテーブル13の円形上面に全体として放射状に配置されている。但し、シャリ玉成形機10は、米飯塊を押圧してシャリ玉を成形することができれば足り、本実施の形態のようにターンテーブル13を備えた構造に限定されるものではない。また、成形されるシャリ玉の形状は本実施の形態のような略俵形である必要はなく、例えば、手まり寿司と呼ばれる略球形のシャリ玉であってもよい。
シャリ玉成形機10の前面には、所要の動作設定(例えば、シャリ玉の成形個数、成形速度、米量など)を行う操作パネル15が設けられており、その側方には、シャリ玉成形機10を起動させるための電源スイッチ14が配置されている。
なお、このシャリ玉成形機10で成形されたシャリ玉は、移載機30よってトレイTに移載されるが、その詳細については後述する。
シャリ玉成形機10の側面側(図示する場合には、正面視で右側面側)にはトレイ移動機20が設けられている。トレイ移動機20は略箱形の筐体部21を有するとともに、移載機30が取り付けられている。筐体部21の前面の上部には、トレイ移動機20を起動させるための電源スイッチ22、電源スイッチ22がオンのときに点灯する電源ランプ23、シャリ玉成形移載装置Mの動作を実行、停止させるための運転/停止スイッチ24が横並びに配置されている。また、筐体部21の前面略中央部には、フロントカバー25が設置されている。このフロントカバー25は上部にヒンジ26が取り付けられた上開き型となっており、通常は垂下した閉鎖位置となって機内を保護している。
図3~図5に示すように、トレイ移動機20の内部には、載置されたトレイTを水平に保った状態で移動させるトレイ移動テーブル27が設置されている。このトレイ移動テーブル27は、トレイ移動モータ28(図10)に駆動されてトレイ移動機20の前後方向である第2の方向(後述するタブレット型端末40の表示ではY軸方向)に移動可能になっている。
但し、本実施の形態では、トレイTの移動用としてトレイ移動テーブル27が適用されているが、テーブル形式ではなく、例えばレール形式など、トレイTを移動させることができる限り他の形式であってもよい。
なお、前述したフロントカバー25は、当該フロントカバー25が閉鎖位置になっていても、トレイ移動テーブル27および当該トレイ移動テーブル27に載置されてシャリ玉の搭載されたトレイTが筐体部21の前面から突出可能な上下幅になっている。
次に、図6~図9に示すように、移載機30は、シャリ玉成形機10で成形されたシャリ玉を、トレイ移動テーブル27に載置されたトレイTに移載する機構部であり、シャリ玉を移載する把持部31を備えている。この把持部31には、シャリ玉を把持する一対のチャック(把持手段)31a,31aが設けられている。この一対のチャック31a,31aは、開閉および昇降が可能な上、水平方向の向きが変化するように旋回可能な構成になっている。
ここで、図6は図1のシャリ玉成形移載装置の移載機の内部構造を示す要部斜視図、図7は図6の移載機の把持部の要部断面図、図8および図9は図6の移載機の把持部の要部分解斜視図を示している。
これらの図面に示すように、一対のチャック31a,31aは、支持体31bに開閉可能な状態で支持されている。一対のチャック31a,31aの開閉は、チャック31aの上方に配置されたチャック開閉モータ31cと、チャック31a,31aの間に介在された引張バネ(図示せず)とによって行われる。すなわち、チャック開閉モータ31cの回転軸に直結したカム31dには開閉軸31eが接続されている。この開閉軸31eは、カム31dの回転によって上下動するようになっている。この開閉軸31eが下方に移動したときに、チャック31a上部のチャック開閉板31fが押し下げられることで一対のチャック31a,31aが開く。一方、開閉軸31eによるチャック開閉板31fに対する押圧力が無くなると、一対のチャック31a,31aの間の引張バネの作用により一対のチャック31a,31aが閉じる構成になっている。
また、図6、図7および図9に示すように、一対のチャック31a,31aは、上下動(昇降)可能な状態で把持部31に支持されている。チャック31aの昇降は、チャック昇降モータ31gの回転動力がギア31hを介してクランク31iに伝えられることで行われる。すなわち、チャック昇降モータ31gの回転軸が回転するとそれによってクランク31iが上下動することで、クランク31iに機械的に接続された支持体31bおよび一対のチャック31a,31aが上下動するようになっている。
さらに、図7に示すように、一対のチャック31a,31aは、水平面内に沿って旋回可能な状態で把持部31に支持されている。チャック31aの旋回機構は、把持部31のチャック31aを支持して上下方向に配置されたロッド31jをチャック旋回モータ31kで回転させる構成になっている。すなわち、チャック31aおよびこれを支持するロッド31jは、水平面内に回転可能な状態で把持部31に支持されている。このロッド31jの外周には、チャック旋回モータ31kが設置されている。このチャック旋回モータ31kの回転軸に接続された旋回モータギア31mは、ロッド31jの上部外周に取り付けられた旋回従動ギア31nと機械的に係合されており、チャック旋回モータ31kが回転すると、旋回モータギア31mおよび旋回従動ギア31nを介して回転動力がロッド31jに伝達されてロッド31jが軸を中心に水平面内に沿って回転する構成になっている。ここでは一対のチャック31a,31aがロッド31jの旋回中心に位置している。なお、チャック旋回モータ31kおよび各種ギアはチャック31aの上下と共に上下するようになっている。また、ロッド31jは中空状に形成されており、その中空内に上記した開閉軸31eが上下動可能な状態で設置されている。但し、旋回機構はこれに限定されるものではない。
チャック31aは、チャック往復移動モータ32で正逆2方向に周回動されるベルト33によってレール34上を滑走することにより、シャリ玉成形機10におけるシャリ玉の把持位置とトレイ移動テーブル27に載置されたトレイTへのシャリ玉の移載位置とを繋ぐ第1の方向(後述するタブレット型端末40の表示ではX軸方向)に沿って直線状に往復移動することが可能となっている。また、チャック31aはトレイTの複数の位置にシャリ玉を移載可能なように、第1の方向であるレール34上の複数の位置で停止して下降するようになっている。さらに、チャック31aの移動方向である第1の方向は、前述したトレイ移動機20に設置されたトレイ移動テーブル27の移動方向である第2の方向と直交する方向である。
したがって、トレイTの複数の位置にシャリ玉が移載可能となって第1の方向に移動するチャック31aと、第2の方向に移動するトレイ移動テーブル27とを組み合わせることにより、トレイ移動テーブル27に載置されたトレイTの任意の位置にシャリ玉が搭載可能となる。しかも、チャック31aが水平面内に沿って旋回可能となっているので、シャリ玉を任意の傾斜角で搭載することができる。
なお、トレイ移動モータ28、チャック開閉モータ31c、チャック昇降モータ31g、チャック旋回モータ31kおよびチャック往復移動モータ32はサーボモータにより構成されている。但し、モータの回転角制御、換言すればモータに駆動される部材の位置決め制御が可能であれば他種のモータにより構成してもよく、サーボモータに限定されるものではない。
次に、図10は図1のシャリ玉成形移載装置の制御系を示すブロック図である。
シャリ玉成形移載装置Mを構成する制御部(制御手段)Cは、後述するタブレット型端末40において作成された配置データ(シャリ玉の配置データ)を無線で受信するとともに、シャリ玉成形機10からのチャック部動作可能信号10s(つまり、成形されたシャリ玉がチャック31aで把持可能な位置に到達した旨を報知する信号)を受信し、前述の配置データに沿ってシャリ玉がトレイTに搭載されるようにトレイ移動モータ28および移載機30の各モータ31c,31g,31k,32の動作を制御しており、本実施の形態では、トレイ移動機20内に設置されている。
なお、タブレット型端末40で作成された配置データは、無線ではなく有線により制御部Cで受信されるようになっていてもよい。さらには、タブレット型端末40を用いることなく、配置データ作成手段がトレイ移動機20と一体化されていてもよい。なお、制御部Cがシャリ玉成形機10に設置されている場合には、配置データ作成手段がシャリ玉成形機10と一体化される。
ここで、タブレット型端末40において作成されるシャリ玉の配置データについて図11~図33を用いて説明する。
タブレット型端末40とは、タッチインターフェースを搭載したディスプレイを主な入出力インターフェースとした板状で持ち運び可能なコンピュータである。そして、本実施の形態のタブレット型端末40にはシャリ玉の配置データを作成するためのアプリケーションソフトウェアがインストールされている。このアプリケーションソフトウェアは、シャリ玉の搭載されるトレイTおよび当該トレイTに搭載されるシャリ玉の配置の設定内容が画像として視覚的に表示される配置データを作成するためのソフトウェアであり、配置データの作成用画面として、図11および図12に示すパターン選択画面、図13~図24に示す配置データ新規作成画面(基本配置設定)、図25に示す配置データ作成完了兼編集画面、および図26~図33に示す配置データ編集画面(シャリ玉位置調整モード)が表示される。なお、これらの画面おいて、「X軸」「Y軸」との表示と、「X」「Y」との表示とがあるが、何れも「X軸」「Y軸」との意味で共通している。
なお、これら以外にも、配置データの作成や編集が終了した際に表示される終了確認ダイアログ、接続先選択画面(接続する機器(ここでは、後述する制御部Cの設置されたトレイ移動機20)を選択設定するための画面)、IPアドレス入力ダイアログなどの画面が表示されるが、シャリ玉の配置データの設定とは直接関係しない画面であるため、ここでの説明は省略する。また、以下における画面の説明に関し、図面表示の煩雑化を回避するために、同一の符号を繰り返し付すことは行っていない。
さて、図11および図12に示すパターン選択画面は、パターン表示タブ40s1、「パターン選択」スイッチ40s2、現在の接続先表示部40s3、「新規作成」スイッチ40s4、「編集」スイッチ40s5、および「ファイル読込」スイッチ40s6で構成されている。
ここで、パターン表示タブ40s1では、タブをタップまたは画面上を左右にスワイプすると、画面に表示されるパターンが切り替えられるようになっている。なお、パターン表示タブは、丸付き数字1がパターン1~パターン4を、丸付き数字2がパターン5~パターン8を、丸付き数字3がパターン9~パターン12を、丸付き数字4がパターン13~パターン16を表示するようになっている。「パターン選択」スイッチ40s2は、シャリ玉の配置データを編集するパターンを選択するスイッチで、選択されたパターンのスイッチの色が変化するようになっている。現在の接続先表示部40s3は、現在の接続先の機器の名称(型番)を表示する領域であり、接続先の名称をタップすると「接続先選択」画面へと切り替わり、接続先を異なる機器に変更できるようになっている。「新規作成」スイッチ40s4は、後述する「配置データ新規作成画面(基本配置設定)」へと切り替えるためのスイッチである。「編集」スイッチ40s5は、現在の接続先の機器と通信し、選択しているパターンの配置データを取得するためのスイッチであり、配置データ取得後に、配置データ作成完了兼編集画面(図25)へと切り替わるようになっている。「ファイル読込」スイッチ40s6は、タブレット型端末40に保存しているファイル(シャリ玉の配置データのファイル)を読み込むためのスイッチであり、配置データ取得後に、配置データ作成完了兼編集画面(図25)へと切り替わるようになっている。なお、パターン選択前は、「新規作成」スイッチ40s4、「編集」スイッチ40s5および「ファイル読込」スイッチ40s6は表示されない。
次に、図13~図24に示す配置データ新規作成画面(基本配置設定)は、選択パターン表示部40s7、設定値表示部および「+/-」スイッチ40s8、「設定項目」ドロップダウンリスト40s9、「決定」スイッチ40s10、および「戻る」スイッチ40s11で構成されている。
ここで、選択パターン表示部40s7では、パターン選択画面(図11、図12)で選択したパターンが表示される。設定値表示部および「+/-」スイッチ40s8では、「1貫目X位置」「1貫目Y位置」「Xピッチ」「Yピッチ」それぞれの設定値を表示するとともに、「+/-」スイッチ40s8をタップするたびに設定値が例えば0.2mmずつ変化するようになっている。なお、「1貫目X位置」「1貫目Y位置」「Xピッチ」「Yピッチ」をタップすると、テンキーダイアログ(1貫目X位置は図15のテンキーダイアログ40s12、1貫目Y位置は図16のテンキーダイアログ40s13、Xピッチは図17のテンキーダイアログ40s14、Yピッチは図18のテンキーダイアログ40s15)が表示される。これらのテンキーダイアログ40s12~40s15では、設定するデータの最小値、設定するデータの現在値、設定するデータの最大値、および入力した設定値が表示される。また、「+/-」スイッチ40s8を長押しすると例えば0.1秒ごとに設定値が変化し、「+/-」スイッチ40s8を例えば2秒以上長押しすると設定値が例えば1mmずつ変化するようになっている。「設定項目」ドロップダウンリスト40s9では、「トレイ」「X軸個数」「Y軸個数」「角度」それぞれの設定がドロップダウンリストから選択可能になっている。なお、「トレイ」については予め登録されたトレイ種別名および型番が表示されてその中から選択可能になっており、「X軸個数」「Y軸個数」「角度」については選択されたトレイについての上限値から下限値までの数字が表示されて任意の数字が選択可能になっている。「決定」スイッチ40s10は、設定値に応じてシャリ玉の配置データを作成したときにタップすることで配置データ作成完了兼編集画面(図25)へと切り替わるようになっている。「戻る」スイッチ40s11は、パターン選択画面(図11、図12)へ画面を戻すためのスイッチである。なお、「トレイ」は1種類のみが登録され、選択はできなくなっていてもよい。
なお、図13~図24に示す配置データ新規作成画面(基本配置設定)、図25に示す配置データ作成完了兼編集画面、および図26~図33に示す配置データ編集画面(シャリ玉位置調整モード)では、画面上に選択したトレイ画像Tsおよび当該トレイ画像Tsに仮想的に搭載したシャリ玉画像Rsが表示される(図13参照)。
次に、図25に示す配置データ作成完了兼編集画面は、選択パターン表示部40s16、「シャリ配置」スイッチ40s17、「シャリ削除」スイッチ40s18、「シャリ位置調整」スイッチ40s19、「データ保存」スイッチ40s20、「送信」スイッチ40s21、および「終了」スイッチ40s22で構成されている。
ここで、選択パターン表示部40s16では、パターン選択画面(図11、図12)で選択したパターンが表示され、当該パターンで作成済みのシャリ玉の配置データの画面(図26参照)が表示されて編集可能な状態となる。「シャリ配置」スイッチ40s17は、「シャリ配置モード」に切り替えるためのスイッチであり、このモードのときにトレイ画像Ts内をタップすると、タップした位置にシャリ玉画像Rsが追加される。「シャリ削除」スイッチ40s18は、「シャリ削除モード」に切り替えるためのスイッチであり、このモードのときにシャリ玉画像Rsをタップすると、タップされたシャリ玉画像Rsが削除される。「シャリ位置調整」スイッチ40s19は、「シャリ位置調整モード」に切り替えるためのスイッチであり、このモードのときは配置データ編集画面(シャリ位置調整モード)へと切り替わり、シャリ玉画像Rsをタップすると、タップされたシャリ玉画像Rsの位置(シャリ玉の配置される場所およびシャリ玉の傾斜角)が調整される。「データ保存」スイッチ40s20は、作成したシャリ玉の配置データをcsvファイルとしてタブレット型端末40に保存するためのスイッチである。「送信」スイッチ40s21は、現在の接続先の機器と通信し、シャリ玉の配置データを送信するためのスイッチである。「終了」スイッチ40s22は、図示しない「終了確認」ダイアログを表示してシャリ玉の配置データの作成・編集作業を終了するためのスイッチである。
そして、図26~図33に示す配置データ編集画面(シャリ玉位置調整モード)は、設定値表示部40s23、「+/-」スイッチ40s24、「左揃え」「右揃え」「上揃え」「下揃え」スイッチ40s25、「戻る」スイッチ40s26、「全解除」スイッチ40s27、および「全選択」スイッチ40s28で構成されている。なお、この配置データ編集画面(シャリ玉位置調整モード)では、シャリ玉画像Rsをタップすると、タップされたシャリ玉画像Rsは選択状態となり他のシャリ玉画像Rsとは異なる色で表示される。また、選択状態のシャリ玉画像Rsをタップすると、タップされたシャリ玉画像Rsの選択状態が解除され、他のシャリ玉画像Rsと同じ色での表示に戻る。
ここで、設定値表示部40s23は、シャリ玉画像Rsを1貫または複数貫選択中の場合、そのシャリ玉画像Rsの「X位置」「Y位置」「角度」それぞれの設定値を表示する領域である。設定値をタップするとテンキーダイアログが表示されるようになっている。また、次に説明する「+/-」スイッチ40s24で設定値が変化すると、シャリ玉画像Rsを選択したときからの変化量が表示される。「+/-」スイッチ40s24は、タップするたびに「X位置」「Y位置」の設定値が例えば0.2mmずつ、「角度」の設定値が例えば1°ずつ変化するようになっている。また、「+/-」スイッチ40s24を長押しすると例えば0.1秒ごとに設定値が変化し、「+/-」スイッチ40s24を例えば2秒以上長押しすると「X位置」「Y位置」の設定値が例えば1mmずつ、「角度」の設定値が例えば5°ずつ変化するようになっている。「左揃え」「右揃え」「上揃え」「下揃え」スイッチ40s25は、シャリ玉画像Rsを2貫以上選択中の場合、選択しているシャリ玉画像Rsの位置を揃えるためのスイッチである。「戻る」スイッチ40s26は、「シャリ位置調整モード」を終了するためのスイッチである。「全解除」スイッチ40s27は、シャリ玉画像Rsの選択状態をすべて解除するためのスイッチである。「全選択」スイッチ40s28は、シャリ玉画像Rsをすべて選択状態にするためのスイッチである。
次に、以上の構成を有する本実施の形態のシャリ玉成形移載装置Mによるシャリ玉の配置データの設定からトレイTへの移載までの動作について、上記の図面、図34のフローチャートおよび図35のシャリ玉のトレイへの移載動作を示す図面を用いて説明する。
図34において、先ず、タブレット型端末40にインストールされたアプリケーションソフトウェアを起動する(ステップSt1)。これにより、図11に示す画面が立ち上がる。なお、アプリケーションソフトウェアは、電気通信回線や記録媒体(例えばUSBメモリ、光ディスク、磁気ディスク、携帯型ハードディスク)などにより配信されたものをダウンロードしたものであっても、最初からタブレット型端末40にインストールされていたものであってもよい。また、シャリ玉成形機10の電源スイッチ14およびトレイ移動機20の電源スイッチ22はともにオンとなっており、タブレット型端末40と通信を行う機器(ここでは、制御部Cの設置されたトレイ移動機20)との接続設定(現在の接続先の設定)は完了し、移載機30はスタンバイしているものとする。
次に、シャリ玉の配置データを作成するか否かを判断する(ステップSt2)。
そして、ステップSt2においてシャリ玉の配置データを作成すると判断した場合には、トレイTを選択し、シャリ玉の基本配置の設定を行う(ステップSt3)。すなわち、図12に示すように、例えば「パターン1」を選択して、「新規作成」スイッチ40s4をタップする。これにより、図13に示す配置データ新規作成画面(基本配置設定)が表示されるので、図14に示す画面で表示されるドロップダウンリストからシャリ玉の移載されるトレイを選択し、図15に示す画面で表示されるテンキーダイアログ40s12で1貫目のシャリ玉のX位置をシャリ玉画像Rsで設定し(ここでは原点から70mm)、図16に示す画面で表示されるテンキーダイアログ40s13で1貫目のシャリ玉のY位置をシャリ玉画像Rsで設定し(ここでは原点から70mm)、図17に示す画像で表示されるテンキーダイアログ40s14でシャリ玉のXピッチをシャリ玉画像Rsで設定し(ここでは70mm)、図18に示す画像で表示されるテンキーダイアログ40s15でシャリ玉のYピッチをシャリ玉画像Rsで設定する(ここでは70mm)。続いて、図19に示す画像で表示されるドロップダウンリストからシャリ玉のX軸個数を設定すると(ここでは4個)、図20に示すようにX軸に4個のシャリ玉画像Rsが表示される。また、図21に示す画像で表示されるドロップダウンリストからシャリ玉のY軸個数を設定すると(ここでは2個)、図22に示すようにY軸に2個のシャリ玉画像Rsが表示される。さらに、図23に示す画像で表示されるドロップダウンリストからシャリ玉の傾斜角を設定すると(ここでは45°)、図24に示すように左に45°傾斜したシャリ玉画像Rsが表示される。
このようにしてシャリ玉の配置データが一括して設定されたならば、図24の「決定」スイッチをタップする(ステップSt4)。これにより、図25に示す配置データ作成完了兼編集画面が表示される。なお、本実施の形態のシャリ玉の配置データは一例に過ぎず、様々な配置データを適用することができることは言うまでもない。
一方、ステップSt2でシャリ玉の配置データを作成しないと判断した場合には、タブレット型端末40に保存したファイルを読み込むか、選択しているパターンの配置データを取得する(ステップSt5)。すなわち、前者の場合には、図12に示す例えば「パターン1」を選択して、「ファイル読込」スイッチ40s6をタップし、タブレット型端末40に保存しているファイル(つまり、作成済みのシャリ玉の配置データのファイル)を読み込む。また、後者の場合には、図12に示す例えば「パターン1」を選択して、「編集」スイッチ40s5をタップし、現在の接続先の機器と通信して選択しているパターン(ここでは、「パターン1」)の配置データを取得する。ここでは、「ファイル読込」スイッチ40s6あるいは「編集」スイッチ40s5をタップすると、図25に示す配置データ作成完了兼編集画面に示す配置データが表示されるものとする。
ステップSt4あるいはステップSt5の処理を行ったならば、シャリ玉の配置(ここでは、図25の配置データ作成完了兼編集画面に表示されたシャリ玉の配置データ)を編集するかを判断する(ステップSt6)。
そして、ステップSt6においてシャリ玉の配置を編集すると判断した場合には、シャリ玉の追加や削除、シャリ玉位置の調整といったシャリ玉の配置の編集を行う(ステップSt7)。すなわち、図25に示す配置データ作成完了兼編集画面において、「シャリ配置」スイッチ40s17を選択してトレイ画像Ts内をタップすると、タップした位置にシャリ玉画像Rsが追加される。また、「シャリ削除」スイッチ40s18を選択して表示されているシャリ玉画像Rsをタップすると、タップされたシャリ玉画像Rsが削除される。また、「シャリ位置調整」スイッチ40s19を選択すると「シャリ位置調整モード」に移行し、画面が図26に示す配置データ編集画面(シャリ位置調整モード)へと切り替わる。この画面においてシャリ玉画像Rsをタップすると、タップされたシャリ玉画像Rsの位置(シャリ玉の配置される場所およびシャリ玉の傾斜角)が調整される。
シャリ玉位置の調整について具体的に説明すると、前述した操作により図26に示す配置データ編集画面が表示されたならば、位置調整するシャリ玉画像Rsをタップする。これにより、図27に示すように、タップされたシャリ玉画像Rsが選択状態となり、他のシャリ玉画像Rsとは異なる色(ここでは黒色)で表示される。次に、図27の画面の「X位置」の設定値表示部40s23をタップすると、図28に示すX位置についてのテンキーダイアログが表示されるので、図29に示すように、位置調整するシャリ玉画像RsのX位置の設定値(ここでは、280mm)を入力する。次に、図27の画面の「Y位置」の設定値表示部40s23をタップすると、図30に示すY位置についてのテンキーダイアログが表示されるので、図31に示すように、位置調整するシャリ玉画像RsのY位置の設定値(ここでは、209mm)を入力する。次に、図27の画面の「角度」の設定値表示部40s23をタップすると、図32に示す角度についてのテンキーダイアログが表示されるが、今回は角度の調整は行わないこととするので、位置調整するシャリ玉画像Rsの角度の設定値はそのままにする。なお、角度調整を行わない場合には、図27の画面の「角度」の設定値表示部40s23をタップして図32に示す角度についてのテンキーダイアログを表示させなくてもよい。また、「+/-」スイッチ40s24を用いれば設定値が徐々に変化し、これに伴ってシャリ玉画像Rsの位置(X位置、Y位置)や角度が徐々に動くことになり、微調整を容易に行うことができる。
なお、シャリ玉位置の調整はシャリ玉画像Rsの位置(X位置、Y位置)や角度だけではなく、シャリ玉全体(つまり、表示された全てのシャリ玉画像Rs)の位置揃え(「左揃え」「右揃え」「上揃え」「下揃え」)も行えるようになっている。また、シャリ玉位置の調整は、これらの調整項目の全てあるいは一部について行われるものであり、全ての調整項目について行う必要はない。
このようにして、各項目(ここでは、X位置、Y位置、角度)の調整が行われてシャリ玉の配置の編集が終了したならば、図33に示すように、編集対象となるシャリ玉画像Rsが新たな設定値の位置に表示される。そして、図33に示す「戻る」スイッチをタップすると、図25に示す配置データ作成完了兼編集画面が表示される。
さて、ステップSt7でシャリ玉の配置の編集を行ったならば、あるいはステップSt6でシャリ玉の配置を調整しないと判断したならば、図25に示す配置データ作成完了兼編集画面の「送信」スイッチ40s21をタップして現在の接続先の機器と通信し、シャリ玉の配置データを機器側の制御部Cに送信する(ステップSt8)。
これにより、シャリ玉成形機10で成形されたシャリ玉を配置データに沿ってトレイTに移載する準備が整ったことになる。そこで、作業者が運転/停止スイッチ24(図1、図2)をオンにすると、シャリ玉成形機10によるシャリ玉の成形、およびトレイ移動機20および移載機30によるシャリ玉のトレイTへの移載が実行される(ステップSt9)。つまり、制御部Cはトレイ移動機20および移載機30を駆動して、トレイ移動機20でトレイTを第2の方向(Y軸方向)に移動させながら、移載機30のチャック31aを第1の方向(X軸方向)に移動させてシャリ玉をトレイTに移載する制御を実行する。これにより、シャリ玉成形機10で成形されたシャリ玉がタブレット型端末40で作成されたシャリ玉の配置データに沿ってトレイTに搭載される。
例えば図25の画面に示す配置データのようにシャリ玉RをトレイTに搭載する場合について図35を用いて説明すると、先ず、図35(a)に示すように、トレイ移動機20に設置されたトレイ移動テーブル27に載置されて所定位置にあるトレイTに対して、シャリ玉成形機10のターンテーブル13の成形孔13aで成形されて把持位置に送られてきたシャリ玉Rをチャック31aが把持して第1の方向(X軸方向)に直線状に移動し、トレイTの1列目の左端に移載する。続いて、図35(b)に示すように、チャック31aにより次のシャリ玉RをトレイTの1列目の左から2番目に移載する。同様にして、シャリ玉RをトレイTの1列目の左から3番目(図35(c))、1列目の左から4番目(つまり、1列目の右端)に移載して(図35(d))、1列目の移載が終了する。そして、図35(e)に示すように、トレイ移動テーブル27を第2の方向(Y軸方向)に所定量移動させて停止してトレイTのシャリ玉移載列を1列ずらし、シャリ玉Rをチャック31aが把持して第1の方向(X軸方向)に直線状に移動し、トレイTの2列目の左端に移載する。続いて、シャリ玉RをトレイTの2列目の左から2番目(図35(f))、2列目の左から3番目(図35(g))、2列目の左から4番目(つまり、2列目の右端)に移載して(図35(h))、2列目の移載が終了し、シャリ玉のトレイTへの移載動作が完了する。
なお、チャック31aによるシャリ玉RのトレイTへの移載パターンは、図35に示すパターンではなくてもよく、例えば、1列目の右端から移載したり、2列目を移載してから1列目を移載するようにしてもよい。
このようにして、図25の画面に示す配置データに沿ってシャリ玉RをトレイTに搭載し終えたならば、図35(i)に示すように、トレイ移動テーブル27を第2の方向(Y軸方向)に所定量移動させてトレイTをトレイ移動機20の前面から突出させる。これにより、作業者がシャリ玉Rの搭載されたトレイTを取り出して次工程(例えば、シャリ玉Rの上に寿司種を盛り付ける工程、シャリ玉Rの外周側面に海苔を巻いた軍艦巻を作製する工程など)へ送る。但し、図35(i)に示すようなトレイTの筐体部21の前面からの突出を行わず、トレイ移動機20のフロントカバー25を開いてトレイTを取り出すようにしてもよい。
ここで、シャリ玉の配置データが第1の方向(X軸方向)に1列だけの場合には、チャック31aが第1の方向に移動してシャリ玉RをトレイTに移載した後に、当該トレイTを第2の方向に移動させてトレイTをトレイ移動機20の筐体部21の前面から突出させる。また、シャリ玉の配置データが第1の方向(X軸方向)に3列以上の場合には、チャック31aが第1の方向に移動してシャリ玉RをトレイTに移載したならば、トレイ移動機20によりトレイTを第2の方向に所定量移動させた後にチャック31aが第1の方向に移動してシャリ玉RをトレイTに移載する動作が2回以上行った後に、当該トレイTを第2の方向に移動させてトレイTをトレイ移動機20の筐体部21の前面から突出させる。
以上説明したように、本実施の形態のシャリ玉成形移載装置Mによれば、タブレット型端末40において、トレイTに搭載されるシャリ玉の視覚的な配置データが作成でき、シャリ玉成形機10で成形されたシャリ玉がその配置データに沿ってトレイTに搭載されるようになっているので、トレイTに搭載されるシャリ玉の配置データをユーザが簡便に設定することが可能になる。
これにより、シャリ玉の配置変更をユーザ自らが行うことができるので、利便性が著しく向上する。
また、図36に示すようにシャリ玉を矩形の容器に対して縦横に不規則な配置にしたり、図37~図39に示すように、様々な形状のトレイTを選択設定して、そのトレイTにシャリ玉を自由に配置することが、ソフトウェアをカスタマイズすることなく、その場で、迅速且つ容易に実行することが可能になる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば、本実施の形態や図面で示されたシャリ玉の配置データにおける様々な数値(設定値、最小値、現在値、最大値)は一例に過ぎず、これらの数値に限定されるものではない。
また、本実施の形態では、配置データ作成手段としてモバイル端末としてのタブレット型端末40が適用されているが、モバイルパソコン(外出先に持ち運びできるようなパソコン)やスマートフォン(モバイル向けオペレーティングシステムを備えた携帯電話)などのモバイル端末を適用することもできる。なお、前述のように、配置データ作成手段はシャリ玉成形機10やトレイ移動機20と一体化されていてもよい。
また、タブレット型端末40におけるシャリ玉の配置データの作成や編集では、シャリ玉画像Rsの位置をテンキーダイアログ40s12~40s15や「+/-」スイッチ40s8,40s24に数字を入力して設定していたが、スワイプ(画面に表示されたシャリ玉画像Rsを指で押した状態のままで上下左右にスライドさせる動作)して設定したり、画面に表示されたシャリ玉画像Rsを掴んで回転して設定するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、タブレット型端末40に複数種のトレイTが選択可能に登録されているが、例えばトレイ移動機20内にカメラ(CCDカメラなど)やセンサなどトレイTの形状を認識する認識手段を設置しておき、タブレット型端末40がその認識手段で認識されたトレイTをシャリ玉の搭載されるトレイTとして表示するようにしてもよい。
また、本実施の形態の移載機30では、チャック31aでシャリ玉を把持してトレイTに移載しているが、成形されたシャリ玉を落下させて落下地点に設置していたトレイTに移載する機構(シャリ玉落下機構)であってもよい。但し、本実施の形態のようにシャリ玉をチャック31aで把持して移載した方がトレイTにおけるシャリ玉の位置精度が高くなる。これは、シャリ玉落下機構の場合には、落下衝撃によりシャリ玉が本来の搭載位置からずれたり、転倒したりするからであるが、チャック31aで把持してする本実施の形態の移載機30では、そのような問題が生じないからである。
また、本実施の形態のトレイ移動機20では、チャック31aが第1の方向の複数位置で停止してシャリ玉をトレイTに移載するようになっているが、成形されたシャリ玉を定位置でトレイTに移載するようにしてもよい。この場合、トレイ移動機20はトレイTを第1の方向および第1の方向と直交する第2の方向に移動させることができるようにし、制御部Cは、その定位置に対応したトレイTでのシャリ玉搭載位置がシャリ玉を搭載するごとに変更されようにトレイTを移動させながらトレイ移動機20でシャリ玉がトレイTに移載される制御を実行する。
この場合、移載機30は、チャック31aは直線状に往復移動してシャリ玉を定位置へと移載してもよいが、円弧状に往復移動してシャリ玉を定位置へと移載してもよい。
なお、本実施の形態ではチャック31aがシャリ玉を把持するとともに旋回可能となっているが、この場合のシャリ玉の配置とは、シャリ玉のトレイTにおける位置とシャリ玉の傾斜角とを指す。また、チャック31aがシャリ玉を把持するが旋回できないとき、あるいは前述したシャリ玉落下機構のときのシャリ玉の配置とは、シャリ玉のトレイTにおける位置のみを指す。
さらに、本実施の形態のようにチャック31aがシャリ玉を把持するとともに旋回可能となっている場合のシャリ玉の位置調整とは、シャリ玉の配置される場所と傾斜角の少なくとも何れかを調整することを指す。また、チャック31aがシャリ玉を把持するが旋回できないとき、あるいは前述したシャリ玉落下機構のときのシャリ玉の位置調整とは、シャリ玉の配置されるトレイTでの位置のみを調整することを指す。
また、シャリ玉の傾斜角(角度)とは、配置データ作成手段であるタブレット型端末40に表示された(換言すればトレイTに搭載された)シャリ玉が傾斜していない、つまり傾斜角が0°をも含む概念である。
以上の説明では、本発明のシャリ玉成形移載装置を構成しているシャリ玉成形手段(シャリ玉成形機10)はターンテーブルが用いられ、成形されたシャリ玉を当該ターンテーブルの回転で搬送しているが、成形されたシャリ玉を搬送ベルトの周回により搬送するシャリ玉成形手段であってもよい。
10 シャリ玉成形機(シャリ玉成形手段)
10s チャック部動作可能信号
13 ターンテーブル
13a 成形孔
14 電源スイッチ
15 操作パネル
20 トレイ移動機(容器移動手段)
21 筐体部
22 電源スイッチ
24 運転/停止スイッチ
25 フロントカバー
27 トレイ移動テーブル
28 トレイ移動モータ
30 移載機(シャリ玉移載手段)
31 把持部
31a チャック(把持手段)
31b 支持体
31c チャック開閉モータ
31d カム
31e 開閉軸
31f チャック開閉板
31g チャック昇降モータ
31h ギア
31i クランク
31j ロッド
31k チャック旋回モータ
31m 旋回モータギア
31n 旋回従動ギア
32 チャック往復移動モータ
33 ベルト
34 レール
40 タブレット型端末(配置データ作成手段・モバイル端末)
40s1 パターン表示タブ
40s2 「パターン選択」スイッチ
40s3 現在の接続先表示部
40s4 「新規作成」スイッチ
40s5 「編集」スイッチ
40s6 「ファイル読込」スイッチ
40s7 選択パターン表示部
40s8 「+/-」スイッチ
40s9 「設定項目」ドロップダウンリスト
40s10 「決定」スイッチ
40s11 「戻る」スイッチ
40s12~40s15 テンキーダイアログ
40s16 選択パターン表示部
40s17 「シャリ配置」スイッチ
40s18 「シャリ削除」スイッチ
40s19 「シャリ位置調整」スイッチ
40s20 「データ保存」スイッチ
40s21 「送信」スイッチ
40s22 「終了」スイッチ
40s23 設定値表示部
40s24 「+/-」スイッチ
40s25 「左揃え」「右揃え」「上揃え」「下揃え」スイッチ
40s26 「戻る」スイッチ
40s27 「全解除」スイッチ
40s28 「全選択」スイッチ
C 制御部(制御手段)
M シャリ玉成形移載装置
R シャリ玉
Rs シャリ玉画像
T トレイ(容器)
Ts トレイ画像

Claims (14)

  1. 米飯塊を押圧してシャリ玉を成形するシャリ玉成形手段と、
    前記シャリ玉成形手段で成形されたシャリ玉が搭載される容器を水平方向に移動させる容器移動手段と、
    前記シャリ玉成形手段で成形されたシャリ玉を容器に移載するシャリ玉移載手段と、
    シャリ玉の搭載される容器および当該容器に搭載されるシャリ玉の配置の設定内容が画像として視覚的に表示される配置データを作成する配置データ作成手段と、
    前記容器移動手段および前記シャリ玉移載手段を駆動して、前記シャリ玉成形手段で成形されたシャリ玉が前記配置データ作成手段で作成されたシャリ玉の配置データに沿って容器に搭載されるように制御する制御手段と、
    を有することを特徴とするシャリ玉成形移載装置。
  2. 前記配置データ作成手段は持ち運び可能なモバイル端末であり、
    前記モバイル端末で作成された配置データは、無線または有線により前記制御手段に送信される、
    ことを特徴とする請求項1記載のシャリ玉成形移載装置。
  3. 前記配置データ作成手段は、前記シャリ玉成形手段または前記シャリ玉移載手段と一体化されている、
    ことを特徴とする請求項1記載のシャリ玉成形移載装置。
  4. 前記配置データ作成手段では、容器に搭載されるシャリ玉の配置データが一括して設定される、
    ことを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載のシャリ玉成形移載装置。
  5. 前記配置データ作成手段では、設定されたシャリ玉の配置データに対して、シャリ玉の追加、シャリ玉の削除およびシャリ玉の位置調整の少なくとも何れかの編集をしてシャリ玉の配置の再度の設定が可能である、
    ことを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載のシャリ玉成形移載装置。
  6. 前記配置データ作成手段には、シャリ玉の搭載される複数種類の容器が予め登録されて選択可能となっている、
    ことを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載のシャリ玉成形移載装置。
  7. 前記容器移動手段には、容器の形状を認識する認識手段が設置され、
    前記配置データ作成手段は、前記認識手段で認識された容器をシャリ玉の搭載される容器として表示する、
    ことを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載のシャリ玉成形移載装置。
  8. 前記シャリ玉移載手段は、第1の方向に直線状に往復移動するとともに、前記シャリ玉成形手段で成形されたシャリ玉を把持して複数の位置で前記容器に移載する把持手段を備え、
    前記容器移動手段は、前記容器を前記第1の方向と直交する第2の方向に移動させ、
    前記制御手段は、前記容器移動手段で前記容器を前記第2の方向に移動させながら、前記把持手段を前記第1の方向に移動させて前記シャリ玉を容器に移載する制御を実行する、
    ことを特徴とする請求項1~7の何れか一項に記載のシャリ玉成形移載装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記把持手段が前記第1の方向に移動して前記シャリ玉を容器に移載する制御を実行するか、
    前記把持手段が前記第1の方向に移動して前記シャリ玉を容器に移載したならば、前記容器移動手段により前記容器を前記第2の方向に所定量移動させた後に前記把持手段が前記第1の方向に移動して前記シャリ玉を容器に移載する制御を少なくとも1回実行する、
    ことを特徴とする請求項8記載のシャリ玉成形移載装置。
  10. 前記制御手段は、前記把持手段が前記シャリ玉を前記容器に移載する制御を実行した後に、前記容器を前記第2の方向に移動させて前記容器移動手段の前面から突出させる制御を実行する、
    ことを特徴とする請求項8または9記載のシャリ玉成形移載装置。
  11. 前記シャリ玉移載手段は、前記シャリ玉成形手段で成形されたシャリ玉を定位置で前記容器に移載し、
    前記容器移動手段は、前記容器を第1の方向および当該第1の方向と直交する第2の方向に移動させ、
    前記制御手段は、前記定位置に対応した前記容器でのシャリ玉搭載位置がシャリ玉を搭載するごとに変更されるように前記容器移動手段により前記容器を移動させながら前記シャリ玉移載手段でシャリ玉が前記容器に移載される制御を実行する、
    ことを特徴とする請求項1~7の何れか一項に記載のシャリ玉成形移載装置。
  12. 前記シャリ玉移載手段は、
    直線状または円弧状に往復移動するとともに、前記シャリ玉成形手段で成形されたシャリ玉を把持して定位置で前記容器に移載する把持手段である、
    ことを特徴とする請求項11記載のシャリ玉成形移載装置。
  13. 前記把持手段は、当該把持手段の水平方向の向きが変化するように旋回可能になっている、
    ことを特徴とする請求項8,9,10または12記載のシャリ玉成形移載装置。
  14. 前記シャリ玉成形手段は、
    水平面内で間欠的に回転するターンテーブルと、
    前記ターンテーブルの周方向に沿って所定の間隔毎に設けられた複数個の成形孔と、
    前記ターンテーブルの前記成形孔に投入された米飯塊を押圧することで前記シャリ玉を成形する成形部材と、
    を備え、
    成形された前記ターンテーブル上のシャリ玉が前記シャリ玉移載手段により容器に移載される、
    ことを特徴とする請求項1~13の何れか一項に記載のシャリ玉成形移載装置。
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