JP7029134B2 - ダイヤモンドの製造方法 - Google Patents
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Description
(CVD装置の全体構成)
図1(a)は、本開示の第1実施形態に係るCVD装置1の要部構成を示す模式的な斜視図である。図1(a)において、紙面上下方向は、例えば、鉛直方向である。図1(b)は、CVD装置1の一部の模式的な平面図である。
図示の例では、上下に積層された複数の基材101の内周面に薄膜103を形成するようにCVD装置1が運用されている状態が示されている。複数の基材101は、複数の貫通孔101hが互いに通じ合うように貫通方向を上下方向に向けて積層されている。複数の基材101は、互いに当接していてもよいし、適宜なスペーサを介して積層されていてもよい。なお、図示の例とは異なり、1つの基材101の内周面に薄膜103を形成するようにCVD装置1が運用されても構わない。
チャンバ3、減圧装置4及びガス供給部5の構成は、本開示に係る技術分野における公知の種々の構成と同様とされてよい。チャンバ3は、その内部を気密に保つことが可能に構成されている。減圧装置4は、例えば、真空ポンプを含んで構成され、チャンバ3内の気体をチャンバ3外へ排出してチャンバ3内の減圧を行う。
ステージ7は、例えば、水平面に沿って互いに並列に配列された複数の棒8を有している。複数の棒8は、例えば、不図示の支持部材によってその端部において互いに連結されるとともにチャンバ3内で支持されている。
フィラメント9は、金属からなる線状の部材である。フィラメント9自体の基本的な構成は、本開示に係る技術分野における公知の種々の構成と同様とされてよい。例えば、フィラメント9の横断面は、直径0.05mm以上1mm以下の円形である。なお、横断面は、円形以外の形状であってもよい。フィラメント9の材料としては、例えば、タングステン、タンタル又はモリブデンを挙げることができる。複数のフィラメント9は、互いに同一の構成である。
1対の電極11は、例えば、複数のフィラメント9の支持と、複数のフィラメント9への電力供給とに寄与する部材である。1対の電極11は、上下方向(貫通孔101hの貫通方向)において基材101を挟んで互いに対向した状態で、不図示の支持機構によってチャンバ3内で支持されている。複数のフィラメント9は、1対の電極11に架け渡されている。
電源装置13は、1対の電極11に交流電力又は直流電力を付与する。電源装置13の構成は、公知のCVD装置における種々の構成と同様とされてよい。
図2(a)は、電極11の一例を示す平面図である。図2(b)は、電極11の他の例を示す平面図である。図2(c)は、下方の電極11の一部の断面図である。
図3(a)及び図3(b)は、それぞれ電極11の他の例を示す平面図である。
ダイヤモンドの製造方法は、基材101及びCVD装置1を準備する準備ステップと、フィラメント9に電力を供給してダイヤモンドを成膜させる成膜ステップとを含んでいる。
図4は、第2実施形態に係るCVD装置201の要部構成を示す模式的な斜視図である。この図において、紙面上下方向は、例えば、鉛直方向である。
Claims (6)
- 複数のフィラメントを基材の貫通孔に挿通するとともに前記貫通孔の内面に沿って周方向に配列する準備ステップと、
前記複数のフィラメントに電力を供給して熱フィラメントCVD法によって前記貫通孔の内面にダイヤモンドを成膜させる成膜ステップと、
を有しており、
前記準備ステップでは、前記貫通孔の貫通方向において前記基材を挟んで互いに対向する1対の電極に前記複数のフィラメントを架け渡し、
前記1対の電極の互いに対向する面それぞれには、前記複数のフィラメントを取付け可能な複数の取付部が分布しており、
前記準備ステップでは、前記複数のフィラメントを前記複数の取付部の一部にのみ選択的に取り付ける
ダイヤモンドの製造方法。 - 前記複数の取付部は、前記1対の電極を貫通する複数の孔であり、
前記準備ステップでは、前記複数のフィラメントを前記複数の孔に挿通するとともに前記1対の電極の互いに対向する面とは反対側の面に係合させる
請求項1に記載のダイヤモンドの製造方法。 - 前記準備ステップでは、前記複数の取付部をそれぞれ有する、平面方向に連結された複数枚のプレートによって前記1対の電極のそれぞれを構成し、前記貫通方向に見て1枚の前記プレートに収まる大きさの前記貫通孔を有する複数の前記基材を互いに並列に前記1対の電極間に配置する
請求項1又は2に記載のダイヤモンドの製造方法。 - 前記準備ステップでは、前記複数の取付部をそれぞれ有する、平面方向に連結された複数枚のプレートによって前記1対の電極それぞれを構成し、前記貫通方向に見て1枚の前記プレートに収まらない大きさの前記貫通孔を有する前記基材を前記1対の電極間に配置する
請求項1又は2に記載のダイヤモンドの製造方法。 - 複数のフィラメントを基材の貫通孔に挿通するとともに前記貫通孔の内面に沿って周方向に配列する準備ステップと、
前記複数のフィラメントに電力を供給して熱フィラメントCVD法によって前記貫通孔の内面にダイヤモンドを成膜させる成膜ステップと、
を有しており、
前記準備ステップでは、水平面に沿って互いに並列に配置された複数の棒上に、前記貫通方向を上下方向にして前記基材を載置し、前記複数のフィラメントを前記複数の棒間の隙間に通す
ダイヤモンドの製造方法。 - 複数のフィラメントを基材の貫通孔に挿通するとともに前記貫通孔の内面に沿って周方向に配列する準備ステップと、
前記複数のフィラメントに電力を供給して熱フィラメントCVD法によって前記貫通孔の内面にダイヤモンドを成膜させる成膜ステップと、
を有しており、
前記準備ステップでは、前記貫通方向を上下方向として複数の前記基材を積層し、複数の前記貫通孔に前記複数のフィラメントを挿通する
ダイヤモンドの製造方法。
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CN1401818A (zh) | 2002-09-12 | 2003-03-12 | 上海交通大学 | 大孔径金刚石涂层拉拔模的制备方法 |
JP2004084012A (ja) | 2002-08-27 | 2004-03-18 | Kyocera Corp | カセットおよび薄膜堆積装置ならびに薄膜堆積方法 |
CN105039927A (zh) | 2015-03-11 | 2015-11-11 | 北京交通大学长三角研究院 | 大孔径金刚石拉拔模涂层制备设备及制备方法 |
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