JP7028633B2 - 車両用シートスライド装置 - Google Patents
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Description
図1に示すように、車両用シートスライド装置10は、シート2を搭載し、車両フロア1に取付けられる。車両用シートスライド装置10は、シート2を車両の前後方向に移動させることができるとともに、シート2を所定位置に固定することができる。
図4に示すように、ロアレール30は、車両フロア1に固定される板状の底壁部31を備える。底壁部31の幅方向DXにおける両端部には、上下方向DZに沿って上方に延びる一対の側壁部32が設けられている。一対の側壁部32における底壁部31側とは反対側の端部には、それぞれ幅方向DXにおいて底壁部31の内側に延びる一対の横壁部33が設けられている。一対の横壁部33における側壁部32側とは反対側の端部は、それぞれ上下方向DZに沿って下方に延びる一対の縦壁部34が設けられている。一対の縦壁部34は間隔をおいて設けられ、縦壁部34同士の間に隙間が形成されている。ロアレール30は、底壁部31、一対の側壁部32、一対の横壁部33、及び一対の縦壁部34によって囲まれた内部空間S1を有する。この内部空間S1は、上下方向DZにおいて、縦壁部34間の隙間を介して外部空間と連通している。
図2、図5(a)に示すように、ロックバネ50は、可撓性を有する線材を折り曲げることにより、細長い環状に構成されている。ロックバネ50は、アッパレール40の内部空間S2に取付けられた状態で、アッパレール40の一対の側壁部42に沿って延びる一対の第1延出部51と、第1延出部51の他端側において幅方向DX外側に湾曲する一対の湾曲部52とを有する。また、湾曲部52の他端側において、アッパレール40の一対の側壁部42に沿って延びる一対の第2延出部53と、第2延出部53同士の他端側を接続する接続部54とを有する。全体として、ロックバネ50の長手方向の略中央部に、湾曲部52が位置するように構成されている。ロックバネ50の湾曲部52は、前後方向DYの異なる2箇所において、幅方向DX外側に突出した形状を有しており、一端側の第1湾曲部52aと、他端側の第2湾曲部52bとで構成されている。
図2に示すように、ロックレバー60は、長尺状に構成され、アッパレール40の内部空間S2において、アッパレール40の天壁部41とロックバネ50との間に取り付けられる。ロックレバー60の一端側には、後述するループハンドル70を接続する取付部材71が取り付けられている。すなわち、ループハンドル70は、取付部材71を介してロックレバー60に取り付けられる。ロックレバー60の他端側には、ロックバネ50の湾曲部52を変位させる押し部62が形成されている。ロックレバー60の長手方向中央部の上部には、アッパレール40の天壁部41の内側に当接することによって、ロックレバー60の回転支点となる凸部63が形成されている。ロックレバー60の一端側の下部には、ロックバネ50の屈曲部51aを係合する凹部61が形成されている。
ロックレバー60に取付けられたループハンドル70を引き上げると、取付部材71を介してロックレバー60の一端側が上昇する。これに伴い、ロックレバー60の中央側上部を支点としてロックレバー60の他端側が下降し、ロックレバー60の押し部62がロックバネ50の湾曲部52を変位させる。ロックバネ50が撓んだ状態となってロックバネ50の湾曲部52が変位し、ロックバネ50の湾曲部52とアッパレール40の第2切欠き47及びロアレール30の第1切欠き35との係合が解除される。これにより、アッパレール40の移動の規制が解除される。車両の前方側からアッパレール40の移動の規制を解除することができるため、ロックレバー60は、前方側ロック解除部材として機能する。
図6(a)に示すように、ロック解除部材80は、長板状の第1部材81と、長板状の第2部材82とで構成される。第2部材82は、2枚の板材82aを重ね合わせて形成されている。第1部材81の長手方向における一方の端部には、軸部材83を挿入する軸孔81aと、第2部材82と係合する第1係合部81bが形成されている。第1部材81の第1係合部81bは、第1部材81の長手方向の異なる2箇所において、短手方向に突出した凸部81cで構成されている。この凸部81cは、先端が半円形状に構成され、この2箇所の凸部81cの間に、第2部材82の第2係合部82cが係合するように構成されている。第1部材81の長手方向における他方の端部には、第1部材81を操作するワイヤー85を取付ける貫通孔81dが設けられている。
補強部材90の構成について説明する。
図9(a)~(d)に示すように、補強部材90の第2壁部92の貫通孔92aと、ロック解除部材80の第1部材81の軸孔81aとが重なった状態で軸部材83を取付けることによって、第2壁部92にロック解除部材80の第1部材81が回転可能に取付けられる。また、補強部材90の第2壁部92の貫通孔92aと、ロック解除部材80の第2部材82の軸孔82bとが重なった状態で軸部材83を取付けることによって、第2壁部92にロック解除部材80の第2部材82が回転可能に取付けられる。この際、ロック解除部材80の第1部材81と第2部材82とが、第1係合部81bと第2係合部82cとにおいて係合した状態で取付ける。
図6(a)、(b)に示すように、ロック解除部材80の第1部材81の貫通孔81dに取付けられたワイヤー85を、ワイヤー支持具49に支持された状態で矢印の方向である後方に引っ張ることにより、第1部材81は軸孔81aを中心に図上時計回りに回転する。すなわち、ロック解除部材80の第1部材81は、アッパレール40の長手方向に変位して、前後方向DY後方に移動する。これに伴い、第1部材81の第1係合部81bが、第2部材82の第2係合部82cを押し上げるように移動する。ここで、アッパレール40の長手方向に変位するとは、アッパレール40の長手方向のみに変位することを意味するのではなく、アッパレール40の上下方向DZよりも、前後方向DYに近い方向(例えば、前後方向DYを0°として、±45°の方向)へ変位することを含むものとする。
(1)アッパレール40は、天壁部41と、天壁部41の両端部から下方に延びる一対の側壁部42とを有し、一対の側壁部42には、ロックバネ50が係合する第2切欠き47が設けられる。ロックバネ50は、アッパレール40の第2切欠き47よりも一端側で一対の側壁部42に接触する第一接触部と、アッパレール40の第2切欠き47よりも他端側で一対の側壁部42に接触する第二接触部とを有している。
ロックバネ50と一対の側壁部42とが離間した箇所を有していることにより、ロックバネ50と一対の側壁部42との接触によって生じる抵抗を好適なものとすることができる。
・ロックバネ50は、アッパレール40の一対の側壁部42に線接触していてもよい。また、ロックバネ50とアッパレール40の一対の側壁部42との接触箇所は、一対の側壁部42において同じ位置であってもよいし、互いに異なる位置であってもよい。
・ロック解除部材80が、アッパレール40の上下方向において、ロックバネ50を跨ぐように位置した態様において、第1部材81の軸孔81aと、第2部材82の軸孔82bとが、共にロックバネ50よりも上下方向DZの上方に位置していてもよい。
・本実施形態では、ロックバネ50は、屈曲部51a同士の間に隙間が形成され、開いた環状に構成されていたが、この態様に限定されない。屈曲部51a同士が接触し、隙間が形成されないように構成されていてもよい。また、屈曲部51a同士が接続され、ロックバネ50が閉じた環状に構成されていてもよい。
Claims (5)
- ロアレールと、
前記ロアレールに対して移動可能に取付けられるとともに、シートを支持するアッパレールと、
前記アッパレールに取付けられ、前記ロアレールに係合することによって前記アッパレールの移動を規制するロック部を有したロックバネとを備え、
前記アッパレールは、天壁部と、天壁部の両端部から下方に延びる一対の側壁部とを有し、
前記一対の側壁部には、前記ロック部が係合する被係合部が設けられ、
前記ロックバネは、可撓性を有する線材を折り曲げることにより、細長い環状に構成されており、前記アッパレールの前記被係合部よりも一端側で前記一対の側壁部に接触する第一接触部と、前記アッパレールの前記被係合部よりも他端側で前記一対の側壁部に接触する第二接触部とを有し、前記第一接触部よりも一端側が前記一対の側壁部と離間していることを特徴とする車両用シートスライド装置。 - 前記ロックバネは、前記第一接触部よりも一端側が前記一対の側壁部と離間し、前記第二接触部よりも他端側が前記一対の側壁部と離間している請求項1に記載の車両用シートスライド装置。
- 前記ロックバネの第一接触部と第二接触部は、前記アッパレールの一対の側壁部に点接触している請求項1又は2に記載の車両用シートスライド装置。
- 前記ロックバネの第一接触部及び第二接触部は、前記アッパレールの一対の側壁部を押圧した状態で接触している請求項1~3のいずれか一項に記載の車両用シートスライド装置。
- 前記第一接触部は、前記ロックバネの一端よりも、前記ロックバネのロック部側に設けられており、第二接触部は、前記ロックバネの他端よりも、前記ロックバネのロック部側に設けられている請求項1~4のいずれか一項に記載の車両用シートスライド装置。
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