JP7027679B2 - 板金の折曲構造及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、板金の折曲構造及び画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置としては、板金を折り曲げることにより形成された装置本体を用いたものがある。かかる画像形成装置では、鋭く突出した板金の折曲部がユーザの操作領域に露出するのを回避するため、板金の折曲部に安全カバーを設けたりブッシュを取り付ける等の手段が採られている。画像形成装置の装置本体を形成する板金の折曲部などの安全性を向上する技術としては、例えば、特許文献1や特許文献2等に開示されたものが既に提案されている。
特許文献1は、底部を板金製のベースフレームとすると共に、該ベースフレームの一部を重なるように折り曲げて、開口部を形成し、この開口部を区画するベースフレームの折り曲げ部を、運搬時の手掛かりとなる把手部としたものである。
特許文献2は、装置本体を構成する第1の筐体と、軸を支点として第1の筐体に揺動可能に支持されるとともに第1の筐体に対して開閉可能な第2の筐体とを有する画像形成装置において、第2の筐体に設けられ、該第2の筐体の開放に伴い第1の筐体上面から出没可能な扇状部材と、上記扇状部材を含んで構成されるとともに該扇状部材に作用して第2の筐体の開閉動作を緩衝する緩衝手段と、を具備するように構成したものである。
特開平08-95331号公報 特開2010-008967号公報
この発明の目的は、複数の平面部が交差する位置を頂点とした場合、複数の平面部の互いに2辺が交差する各々の角部を、頂点に向け凸形状をなし且つ湾曲形状となるように切り欠くことにより形成される湾曲凸部を備えない場合に比較して、板金の折曲部の安全性を高めることにある。
請求項1に記載された発明は、一枚の板金を互いに交差するように折り曲げて形成される第1及び第2の折曲線と、前記第1の折曲線を介して連設される第1の平面部および第2の平面部と、前記第2の折曲線を介して連設される前記第2の平面部および第3の平面部とを有し、
前記第1の平面部が形成する第1の平面と前記第2の平面部が形成する第2の平面と前記第3の平面部が形成する第3の平面が交差する位置を頂点とした場合、
前記第2の平面部における前記第1の折曲線と前記第2の折曲線が交差する角部が、前記第1の折曲線を起点とし、前記第2の平面部の内側に向けて凹形状に形成された第1の凹部と、
前記第3の平面部における前記第2の折曲線と前記第3の平面部の端縁が交差する角部が、前記第2の折曲線を起点とし、前記第3の平面部の内側に向けて凹形状に形成された第2の凹部と、
前記第2の平面部及び前記第3の平面部にそれぞれ設けられ、前記頂点に向けて凸形状をなし且つ湾曲形状となる湾曲凸部と、を備え、
前記湾曲凸部のうち前記第2の平面部に設けられた湾曲凸部の第1の端部は、前記第1の凹部側に形成され、
前記湾曲凸部のうち前記第3の平面部に設けられた湾曲凸部の第2の端部は、前記第2の凹部側に形成される板金の折曲構造である。
請求項2に記載された発明は、一枚の板金を折り曲げて形成される第1及び第2の折曲線と、前記第1の折曲線を介して連設される第1の平面部および第2の平面部と、前記第2の折曲線を介して連設される前記第2の平面部および第3の平面部とを有し、
前記第1の平面部が形成する第1の平面と前記第2の平面部が形成する第2の平面と前記第3の平面部が形成する第3の平面が交差する位置を頂点とした場合、
前記第1の平面部の端縁と前記第1の折曲線が交差する角部が、前記第1の折曲線を起点とし前記第1の平面部の内側に向けて凹形状に形成された凹部と、
前記頂点に向けて前記第1の平面部の端縁と前記凹部の間に凸形状をなし且つ湾曲形状となる湾曲凸部と、を備え、
前記湾曲凸部の第1の端部は、前記凹部によって前記第1の折曲線から前記第1の平面部の内側に形成され、
前記湾曲凸部の第2の端部は、前記第1の平面部の端縁上に形成され、
前記第1の平面部において、前記頂点に向けて前記第1の折曲線と前記角部を形成する前記第1の平面部の端縁は、前記第3の平面部の板厚方向の内側の直線を延長した線より内側にある板金の折曲構造である。
請求項3に記載された発明は、前記第1の平面部において、前記頂点に向けて前記第1の折曲線と前記角部を形成する第1の平面部の端縁と、
前記第3の平面部において、前記頂点に向けて前記第2の折曲線と前記角部を形成する第3の平面部の端縁と、を有し、
前記第1の平面部の端縁は、前記第1の凹部よりも前記頂点に近く、
前記第3の平面部の端縁は、前記第2の凹部よりも前記頂点に近い
ことを特徴とする請求項1に記載の板金の折曲構造である。
請求項4に記載された発明は、前記第1の平面部の端縁は、前記第3の平面部の板厚方向の内側の直線を延長した線より内側にあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の板金の折曲構造である。
請求項5に記載された発明は、前記湾曲凸部は、ユーザが手や腕を接触する虞れがある操作領域に露出している特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の板金の折曲構造である。
また、請求項6に記載された発明は、一枚の板金を互いに交差するように折り曲げて形成される第1及び第2の折曲線と、前記第1の折曲線を介して連設される第1の平面部および第2の平面部と、前記第2の折曲線を介して連設される前記第2の平面部および第3の平面部とを有し、
前記第1の平面部が形成する第1の平面と前記第2の平面部が形成する第2の平面と前記第3の平面部が形成する第3の平面が交差する位置を頂点とした場合、
前記第2の平面部における前記第1の折曲線と前記第2の折曲線が交差する角部が、前記第1の折曲線を起点とし、前記第2の平面部の内側に向けて凹形状に形成された第1の凹部と、
前記第2の折曲線を起点とし、前記第2の平面部の内側に向けて凹形状に形成された第2の凹部と、
前記第2の平面部及び前記第3の平面部にそれぞれ設けられ、前記頂点に向けて凸形状をなし且つ湾曲形状となる湾曲凸部と、を備え、
前記湾曲凸部のうち前記第2の平面部に設けられた湾曲凸部の第1の端部は、前記第1の凹部側に形成され、
当該湾曲凸部の第2の端部は、前記第2の凹部側に形成される板金の折曲構造である。
請求項7に記載された発明は、板金を折り曲げることにより形成される画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体の一部を開放可能なカバーを備え、
前記湾曲凸部は、前記カバーを開放した場合に露出し、ユーザが手や腕を接触する虞れがある操作領域にあることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の板金の折曲構造を有する画像形成装置である。
請求項1に記載された発明によれば、湾曲凸部を備えない場合と比較して、板金の折曲部の安全性を高めることができる。
請求項2に記載された発明によれば、湾曲凸部を備えない場合と比較して、板金の折曲部の安全性を更に高めることができる。
請求項3に記載された発明によれば、凹部と端縁が同じ場合と比較して、板金の折曲部の安全性を更に高めることができる。
請求項4に記載された発明によれば、端縁が板厚方向の内側にない場合と比較して、板金の折曲加工が容易となる。
請求項5に記載された発明によれば、ユーザの操作領域に湾曲凸部がない場合に比較して、安全性が向上する。
請求項6に記載された発明によれば、湾曲凸部を備えない場合に比較して、板金の折曲部の安全性を高めることができる。
請求項7に記載された発明によれば、ユーザの操作領域に湾曲凸部がない場合に比較して、板金の折り曲げ部の安全性を高めることができる。
この発明の実施の形態1に係る板金の折曲構造を適用した画像形成装置を示す概略構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の画像形成部を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係るプロセスカートリッジを示す正面構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の装置本体を示す斜視構成図である。 画像形成装置のサイドカバーを開放した状態を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る板金の折曲構造を適用した板金を示す正面図である。 図6の要部を示す拡大図である。 画像形成装置本体の要部を示す斜視構成図である。 従来の板金の折曲構造を適用した板金を示す正面図である。 従来の板金の折曲構造を適用した板金の角部を示す斜視図である。 天板を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係る板金の折曲構造を適用した板金の要部を示す拡大斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る板金の折曲構造を適用した板金を示す正面図である。 この発明の実施の形態2に係る板金の折曲構造を示す要部斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る板金の折曲構造の変形例を示す要部斜視図である。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[実施の形態1]
図1及び図2は、実施の形態1に係る板金の折曲構造を適用した画像形成装置を示すものである。図1はその画像形成装置の全体の概要を示し、図2はその画像形成装置における要部(作像装置など)を拡大して示している。
<画像形成装置の全体の構成>
実施の形態1に係る画像形成装置1は、例えば電子写真方式を採用したフルカラーの画像形成装置として構成されたものである。この画像形成装置1は、装置本体1aの上部に図示しない原稿を自動的に読取位置へと搬送する自動原稿搬送装置2と、原稿載置ガラス4上において図示しない原稿の画像を読み取る画像読取装置3を備える。
画像読取装置3は、自動原稿搬送装置2によって原稿載置ガラス4の読取位置を通過するよう搬送される図示しない原稿の画像、又は原稿載置ガラス4上に載置される図示しない原稿の画像を光源6によって照明しつつ、原稿からの反射光像をフルレートミラー7a及びハーフレートミラー7bを介して結像レンズ8によって画像読取素子9上に結像することにより、図示しない原稿の画像を読み取るよう構成されている。
画像形成装置1は、現像剤を構成するトナーで現像されるトナー像を形成する画像形成部の一例としての複数の作像装置10と、各作像装置10で形成されたトナー像をそれぞれ保持して最終的に記録媒体の一例としての記録用紙5に二次転写する二次転写位置まで搬送する中間転写装置20と、中間転写装置20の二次転写位置に供給すべき所要の記録用紙5を収容して搬送する給紙装置30と、中間転写装置20で二次転写された記録用紙5上のトナー像を定着させる定着装置40等を備えている。なお、図中の一点鎖線は、画像形成装置1の内部において記録用紙5が搬送される主な搬送経路を示す。
作像装置10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー像をそれぞれ専用に形成する4つの作像装置10Y,10M,10C,10Kで構成されている。これらの4つの作像装置10(Y,M,C,K)は、イエロー(Y)の作像装置10Yが相対的に上方に、ブラック(K)の作像装置10Kが相対的に下方に位置するよう傾斜した状態で配置されている。
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各作像装置10(Y,M,C,K)は、図1に示されるように、像保持体の一例としての回転する感光体ドラム11を備えており、この感光体ドラム11の周囲に、次のようなトナー像形成手段の一例としての各装置が主に配置されている。主な装置とは、感光体ドラム11の像形成が可能な周面(像保持面)を所要の電位に帯電させる帯電装置12と、感光体ドラム11の帯電された周面に画像の情報(信号)に基づく光を照射して電位差のある(各色用の)静電潜像を形成する静電潜像形成手段の一例としての露光装置13と、その静電潜像を対応する色(Y,M,C,K)の現像剤のトナーで現像してトナー像にする現像手段の一例としての現像装置14(Y,M,C,K)と、その各トナー像を中間転写装置20に転写する一次転写手段の一例としての一次転写装置15(Y,M,C,K)と、一次転写後における感光体ドラム11の像保持面に残留して付着するトナー等の付着物を取り除いて清掃するドラム清掃装置16(Y,M,C,K)等である。
感光体ドラム11は、接地処理される円筒状又は円柱状の基材の周面に感光材料からなる光導電性層(感光層)を有する像保持面を形成したものである。この感光体ドラム11は、図示しない駆動装置から動力が伝達されて矢印Aで示す方向に回転するよう支持されている。
帯電装置12は、感光体ドラム11に接触した状態で配置される接触型の帯電ロールで構成される。帯電装置12は、その表面を清掃する清掃ロール121を有している。帯電装置12には帯電用電圧が供給される。帯電用電圧としては、現像装置14が反転現像を行うものである場合、現像装置14から供給されるトナーの帯電極性と同じ極性の電圧又は電流が供給される。なお、帯電装置12としては、感光体ドラム11の表面に非接触状態で配置されるスコロトロン等の非接触型の帯電装置を用いてもよい。
露光装置13は、感光体ドラム11の軸方向に沿って配列された複数の発光素子としてのLED(Light Emitting Diode)により感光体ドラム11に画像情報に応じた光を照射して静電潜像を形成するLEDプリントヘッドからなる。なお、露光装置13としては、画像情報に応じて構成されるレーザー光を感光体ドラム11の軸方向に沿って偏向走査するものを用いても良い。
現像装置14(Y,M,C,K)はいずれも、図2に示されるように、開口部と現像剤4の収容室が形成された筐体140の内部に、現像剤4を保持して感光体ドラム11と向き合う現像領域まで搬送する現像ロール141と、現像剤4を攪拌しながら現像ロール141を通過させるよう搬送する2つのスクリューオーガー等の攪拌搬送部材142,143と、現像ロール141に保持される現像剤の量(層厚)を規制する層厚規制部材144などを配置して構成したものである。この現像装置14には、現像ロール141と感光体ドラム11の間に現像バイアス電圧が図示しない電源装置から供給される。また、現像ロール141や攪拌搬送部材142,143は、図示しない駆動装置から動力が伝達されて所要の方向に回転する。さらに、4色の現像剤4(Y,M,C,K)としては、非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤が使用される。
一次転写装置15(Y,M,C,K)は、感光体ドラム11の周囲に中間転写ベルト21を介して接触し回転するとともに一次転写用電圧が供給される一次転写ロールを備えた接触型の転写装置である。一次転写用電圧としては、トナーの帯電極性と逆の極性を示す直流の電圧が図示しない電源装置から供給される。
ドラム清掃装置16は、図2に示されるように、一部が開口する容器状の本体160と、一次転写後の感光体ドラム11の周面に所要の圧力で接触するように配置されて残留トナー等の付着物を取り除いて清掃する清掃板161と、清掃板161で取り除いたトナー等の付着物を回収して図示しない回収システムに送り出すよう搬送するスクリューオーガー等の送出部材162等で構成されている。清掃板161としては、ゴム等の材料からなる板状の部材(例えばブレード)が使用される。
中間転写装置20は、図1に示されるように、各作像装置10(Y,M,C,K)の上方の位置に存在するよう配置される。この中間転写装置20は、感光体ドラム11と一次転写装置15(一次転写ロール)の間となる一次転写位置を通過しながら矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21をその内面から所望の状態に保持して回転自在に支持する複数のベルト支持ロール22~25と、ベルト支持ロール22に支持されている中間転写ベルト21の外周面(像保持面)側に配置されて中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙5に二次転写させる二次転写手段の一例としての二次転写装置26と、二次転写装置26を通過した後に中間転写ベルト21の外周面に残留して付着するトナー、紙粉等の付着物を取り除いて清掃するベルト清掃装置27とで主に構成されている。
中間転写ベルト21としては、例えばポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の合成樹脂にカーボンブラック等の抵抗調整剤などを分散させた材料で製作される無端状のベルトが使用される。また、ベルト支持ロール22は二次転写の背面支持ロールとして構成され、ベルト支持ロール23は図示しない駆動装置によって回転駆動される駆動ロールとして構成され、ベルト支持ロール24は中間転写ベルト21の画像形成面を形成する面出しロールとして構成され、ベルト支持ロール25は中間転写ベルト21に張力を付与する張力付与ロールとして構成される。
二次転写装置26は、図1に示されるように、中間転写装置20におけるベルト支持ロール22に支持されている中間転写ベルト21の外周面部分である二次転写位置において、中間転写ベルト21の周面に接触して回転するとともに二次転写用電圧が供給される二次転写ロールを備えた接触型の転写装置である。また、二次転写装置26又は中間転写装置20のベルト支持ロール22には、トナーの帯電極性と逆極性又は同極性を示す直流の電圧が二次転写用電圧として図示しない電源装置から供給される。
ベルト清掃装置27は、図1に示されるように、一部が開口する容器状の本体270と、二次転写後の中間転写ベルト21の周面に所要の圧力で接触するように配置されて残留トナー等の付着物を取り除いて清掃する清掃板271と、清掃板271で取り除いたトナー等の付着物を回収して図示しない回収装置に送り出すよう搬送するスクリューオーガー等の送出部材272等で構成されている。清掃板271としては、ゴム等の材料からなる板状の部材(例えばブレード)が使用される。
定着装置40は、記録用紙5の導入口及び排出口が形成された図示しない筐体の内部に、矢印で示す方向に回転するとともに表面温度が所定の温度に保持されるよう加熱手段によって加熱されるロール形態又はベルト形態の加熱用回転体41と、この加熱用回転体41の軸方向にほぼ沿う状態で所定の圧力で接触して回転するロール形態又はベルト形態の加圧用回転体42などを配置して構成されたものである。この定着装置40では、加熱用回転体41と加圧用回転体42が接触する接触部が所要の定着処理(加熱及び加圧)を行う定着処理部となる。なお、加熱用回転体41としては、例えば、電磁誘導作用により発熱する加熱ベルトが用いられ、加圧用回転体42としては、例えば、円柱状の芯金の外周に弾性率が相対的に低い弾性体層を被覆したソフトロールが用いられる。
給紙装置30は、作像装置10(Y,M,C,K)の鉛直方向に沿った下方側の位置に存在するように配置される。この給紙装置30は、所望のサイズ、種類等の記録用紙5を積載した状態で収容する複数(又は単数)の用紙収容体31と、用紙収容体31から記録用紙5を1枚ずつ送り出す送出装置32とで主に構成される。用紙収容体31は、例えば、図示しないガイドレールによって装置本体1aの正面(使用者が操作時に向き合う側面)側に引き出すことができるように取り付けられている。この実施の形態では、図面に直交する方向の手前側の面が装置本体1aの正面となるよう設定されている。
記録用紙5としては、例えば、電子写真方式の複写機、プリンタ等に使用される普通紙やトレーシングペーパー等の薄紙、あるいはOHPシート等が挙げられる。定着後における画像表面の平滑性をさらに向上させるには、記録用紙5の表面もできるだけ平滑であることが好ましく、例えば、普通紙の表面を樹脂等でコーティングしたコート紙、印刷用のアート紙等の坪量が相対的に大きい所謂厚紙なども好適に使用することができる。
給紙装置30と二次転写装置26との間には、図1に示されるように、給紙装置30から送り出される記録用紙5を二次転写位置まで搬送する単数又は複数の用紙搬送ロール対33や図示しない搬送ガイドで構成される給紙搬送路34が、装置本体1aの左側面に鉛直方向に沿って設けられている。給紙搬送路34において二次転写位置の直前の位置に配置される用紙搬送ロール対33は、例えば記録用紙5の搬送時期を調整するロール(レジストロール)として構成されている。また、二次転写装置26と定着装置40との間には、二次転写装置26から送り出される二次転写後の記録用紙5を定着装置40まで搬送するための用紙搬送路35が設けられている。さらに、画像形成装置本体1aに形成される用紙の排出口に近い部分には、定着装置40から出口ロール36により送り出される定着後の記録用紙5を画像形成装置本体1aの上部の第1用紙排出部37に排出するための第1用紙排出ロール対38を備えた第1排出搬送路39と、第1用紙排出部37の上方に位置する第2用紙排出部43に排出するための第2用紙排出ロール対44を備えた第2排出搬送路45とが設けられている。
定着装置40と第1用紙排出ロール対38との間には、用紙搬送路を切り替える切替ゲート46を備えている。第1用紙排出ロール対38は、その回転方向が正転方向(排出方向)と逆転方向に切り替え可能に構成されている。記録用紙5の両面に画像を形成する場合には、片面に画像が形成された記録用紙5の後端が切替ゲート46を通過した後、第1用紙排出ロール対38の回転方向を正転方向(排出方向)から逆転方向に切り替える。第1用紙排出ロール対38によって逆転方向に搬送される記録用紙5は、切替ゲート46によって搬送経路が切り替えられ、画像形成装置本体1aの側面に沿って略鉛直方向に沿うように形成された両面用搬送経路48へと搬送される。両面用搬送経路48は、表裏を反転させた状態で記録用紙5を用紙搬送ロール対33へと搬送する用紙搬送ロール対49と図示しない搬送ガイド等を備えている。なお、符号47は下方に位置する用紙収容体31や図示しない手差しトレイから給紙される記録用紙5を用紙搬送ロール対33へと搬送する用紙搬送ロール対を示している。
図1中、符号145(Y,M,C,K)は、紙面に直交する方向に沿って配置され、対応する現像装置14(Y,M,C,K)に供給する少なくともトナーを含む現像剤を収容したトナーカートリッジをそれぞれ示している。
また、図1中符号200は、画像形成装置1の動作を統括的に制御する制御装置を示している。制御装置200は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、あるいはこれらCPUやROM等を接続するバス、通信インターフェイスなどを備えている。
<画像形成装置の動作>
以下、画像形成装置1による基本的な画像形成動作について説明する。
ここでは、前記4つの作像装置10(Y,M,C,K)を使用して、4色(Y,M,C,K)のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像を形成するフルカラーモードにおける動作を説明する。
画像形成装置1は、制御装置200によって制御され、画像読取装置3に装着された図示しない操作パネル、あるいは図示しないユーザインターフェイスやプリンタドライバ等からフルカラーの画像形成動作(プリント)の要求の指令情報を受けると、4つの作像装置10(Y,M,C,K)、中間転写装置20、二次転写装置26、定着装置40等が始動する。
そして、各作像装置10(Y,M,C,K)においては、図1及び図2に示されるように、まず各感光体ドラム11が矢印Aで示す方向に回転し、各帯電装置12が各感光体ドラム11の表面を所要の極性(実施の形態1ではマイナス極性)及び電位にそれぞれ帯電させる。続いて、露光装置13が、帯電後の感光体ドラム11の表面に対し、画像形成装置1に入力される画像の情報を各色成分(Y,M,C,K)に変換して得られる画像の信号に基づいて発光される光を照射し、その表面に所要の電位差で構成される各色成分の静電潜像をそれぞれ形成する。
続いて、各作像装置10(Y,M,C,K)が、感光体ドラム11に形成された各色成分の静電潜像に対し、所要の極性(マイナス極性)に帯電された対応する色(Y,M,C,K)のトナーを現像ロール141からそれぞれ供給して静電的に付着させて現像を行う。この現像により、各感光体ドラム11に形成された各色成分の静電潜像は、その対応する色のトナーでそれぞれ現像された4色(Y,M,C,K)のトナー像として顕像化される。
続いて、各作像装置10(Y,M,C,K)の感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が一次転写位置まで搬送されると、一次転写装置15(Y,M,C,K)が、その各色のトナー像を中間転写装置20の矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト21に対して順番に重ね合わされるような状態で一次転写させる。
また、一次転写が終了した各作像装置10(Y,M,C,K)では、ドラム清掃装置16が付着物を掻き取るように除去して感光体ドラム11の表面を清掃する。これにより、各作像装置10(Y,M,C,K)は、次の作像動作が可能な状態にされる。
続いて、中間転写装置20では、中間転写ベルト21の回転により一次転写されたトナー像を保持して二次転写位置まで搬送する。一方、給紙装置30では、作像動作に合わせて所要の記録用紙5を給紙搬送路34に送り出す。給紙搬送路34では、レジストロールとしての用紙搬送ロール対33が記録用紙5を転写時期に合わせて二次転写位置に送り出して供給する。
二次転写位置においては、二次転写装置26が、中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙5に一括して二次転写させる。また、二次転写が終了した中間転写装置20では、ベルト清掃装置27が二次転写後の中間転写ベルト21の表面に残留したトナー等の付着物を取り除いて清掃する。
続いて、トナー像が二次転写された記録用紙5は、中間転写ベルト21から剥離された後に用紙搬送路35を介して定着装置40まで搬送される。定着装置40では、回転する加熱用回転体41と加圧用回転体42との間の接触部に二次転写後の記録用紙5を導入して通過させることにより、必要な定着処理(加熱及び加圧)を施して未定着のトナー像を記録用紙5に定着させる。最後に、定着が終了した後の記録用紙5は、その片面への画像の形成を行うだけの画像形成動作のときは、第1用紙排出ロール対38などにより、例えば、装置本体1aの上部に設置された第1用紙排出部37に排出される。
また、記録用紙5の両面に画像を形成する場合は、片面に画像が形成された記録用紙5を第1用紙排出部37等に排出せずに、記録用紙5の表裏を反転させた後に両面用搬送経路48を介して再度二次転写装置26へと搬送し、記録用紙5の裏面にトナー像を転写する。裏面にトナー像が転写された記録用紙5は、用紙搬送路35を介して定着装置40まで搬送され、定着装置40により定着処理(加熱及び加圧)を施されて、第1用紙排出ロール対38などにより、例えば、装置本体1aの上部に設置された第1用紙排出部37に排出される。
以上の動作により、4色のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像が形成された記録用紙5が出力される。なお、画像形成装置1では、ブラック(K)の作像装置10Kのみを用いて記録用紙5にモノクロの画像を形成しても勿論よい。
<プロセスカートリッジの構成>
ところで、この実施の形態では、図3に示されるように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各作像装置10(Y,M,C,K)を構成する感光体ドラム11や現像装置14等の主要部材が、プロセスカートリッジ100として画像形成装置本体1aに対し着脱自在に構成されている。プロセスカートリッジ100は、作像装置10を構成する各部材の交換時期の相違等を考慮し、複数の着脱構造体(画像形成ユニット)の一例としての感光体ユニット50と、現像ユニット60と、図示しない露光ユニットとを備える。感光体ユニット50、現像ユニット60及び露光ユニットは、画像形成装置本体1aに対して個別に着脱自在となっている。
(感光体ユニット)
感光体ユニット50は、図2及び図3に示されるように、感光体ドラム11と、当該感光体ドラム11の斜め下方に配置される帯電装置12と、感光体ドラム11の側方に配置されるドラム清掃装置16とを一体的にユニット化して装着した感光体ユニット本体501を備える。感光体ユニット本体501の下端部には、感光体ユニット50を画像形成装置本体1aに着脱する際に当該感光体ユニット50を案内する下向き略T字形状のガイド部504(図2参照)が長手方向に沿ってほぼ全長にわたり設けられている。また、感光体ユニット50は、画像形成装置本体1aに装着される際、画像形成装置本体1aに設けられた位置決め部材としての図示しない第1のスタッドが挿入されることで位置決めされる図示しない位置決め孔を背面側の端部に有している。尚、図1及び図2中、符号70は感光体ユニット50、現像ユニット60及び露光ユニットを画像形成装置本体1aに対して着脱する際に、これらの感光体ユニット50、現像ユニット60及び露光ユニットを案内する案内部材を示している。案内部材70は、図2に示されるように、感光体ユニット50や現像ユニット60を案内するための案内用の凹部707,713,714等を有している。
感光体ユニット50の前フレーム部502には、図3に示されるように、当該感光体ユニット50を画像形成装置本体1aに装着した際に、画像形成装置本体1aの前面側の端部に設けられた円柱形状の位置決め用突起505に挿入される位置決め孔506が開口されている。また、前フレーム部502には、ドラム清掃装置16により回収されて送出部材162によって送り出される回収物を排出する円筒形状の排出部507が前面側に突出した状態で設けられている。前フレーム部502の排出部507から排出される回収物は、画像形成装置本体1aの前面側に配置される図示しない回収装置により回収される。
(現像ユニット)
現像ユニット60は、図2及び図3に示されるように、画像形成装置本体1aに装着される際、画像形成装置本体1aに設けられた位置決め部材としての第2のスタッド113が挿入されることで位置決めされる位置決め孔146を、現像装置筐体140の背面における感光体ユニット50側の下端部に有している。また、現像ユニット60には、図3に示されるように、現像ユニット60を画像形成装置本体1aに装着した際に、画像形成装置本体1aの前面側の端部に設けられた円柱形状の位置決め用突起607,608に挿入される位置決め孔609,610が開口されている。
また、現像ユニット60の長手方向に沿った奥側の端部底面には、図2に示されるように、現像ユニット60を画像形成装置本体1aに装着する際に案内する第1の凸部153が、感光体ユニット50側の底面に下方へ向けて突出するよう設けられている。さらに、現像ユニット60の長手方向に沿った奥側の端部には、現像ユニット60を画像形成装置本体1aに装着する際に案内する第2の凸部154が、感光体ユニット50と反対側の側面に突出するよう設けられている。
(露光ユニット)
露光ユニットは、図1に示されるように、着脱構造体(画像形成ユニット)としてユニット化された露光装置13そのものから構成されている。露光ユニットは、本実施の形態では要部を構成するものではないため詳細な説明を省略する。尚、便宜上、露光ユニットを示す符号として露光装置の符号「13」をそのまま使用する場合がある。
<画像形成装置の特徴部分の構成>
図4は画像形成装置の装置本体を示す斜視構成図である。
画像形成装置本体1aは、図4に示されるように、画像形成装置1の前面に配置され、プロセスカートリッジ100を画像形成装置本体1aに着脱するため正面略長方形状に形成された開口部101を有するフロントプレート102と、画像形成装置1の背面に略全面にわたり配置され、プロセスカートリッジ100の位置決め部材などを有するリアプレート103と、画像形成装置1の右側面に上下に配置され、フロントプレート102とリアプレート103を連結する右サイドプレート104,105,106と、画像形成装置1の左側面に配置され、フロントプレート102とリアプレート103を連結する左サイドプレート107,108と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の作像装置10(Y,M,C,K)の下方に配置されるボトムプレート109と、画像形成装置1の内部空間に部分的に配置される中間プレート110,111などを備える。左サイドプレート107,108は、画像形成装置本体1aの前面の左側端部に配置された支柱プレート114に連結されている。
画像形成装置本体1aを構成する各プレート102~111,114は、板金に打ち抜き加工や曲げ加工などを伴うプレス加工を施すとともに、プレス加工された板金を必要に応じて溶接や締結等の手段により互いに接合することで、略直方体形状の外観を呈する枠体として組み立てられる。各プレート102~111,114には、画像形成装置1の外側面を構成する図示しない外装カバー、あるいは画像形成装置1を構成する各種の部材や部品などが固定した状態又は着脱自在に装着される。
上記の如く各プレート102~111,114及び当該各プレート102~111,114の外周に装着された図示しない外装カバーなどから構成される画像形成装置本体1aは、図5に示されるように、給紙搬送路34,35、第1及び第2の排出搬送路39,45や両面用搬送経路48において記録用紙5の搬送不良(ジャム等)が発生した場合に、搬送不良が発生した記録用紙5を取り出したり、定着装置40のメンテナンスや交換等を行うための開口部123を左側面に有している。画像形成装置本体1aの開口部123は、サイドカバー122によって覆われている。サイドカバー122は、その下端部に設けられた図示しない支点を中心にして画像形成装置本体1aに回転自在に装着されている。サイドカバー122には、給紙搬送路34,35、第1及び第2の排出搬送路39,45や両面用搬送経路48を構成するガイド部材や、両面用搬送経路48を構成する用紙搬送ロール対49などが取り付けられる。
画像形成装置本体1aは、図4に示されるように、その前面側の左側端部に、給紙搬送路34,35、第1及び第2の排出搬送路39,45や両面用搬送経路48を構成する部材や定着装置40等が取り付けられるとともに、サイドカバー122を開閉自在に支持する支柱プレート114を備えている。
支柱プレート114を形成する板金130は、図6に示されるように、当該板金130に外接する平面長方形状に形成された素材となる板金131に対して打ち抜き加工などを伴うプレス加工を施すことにより、予め定められた形状に裁断されている。支柱プレート114を形成する板金130は、大別して、上部132aが相対的に面積の大きな平面矩形状に形成され、下部132bが上部の左側下端部から幅の狭い帯板状に形成されて画像形成装置本体1aの前面に配置される前面部132と、当該前面部132の上部132aの右側面に一点鎖線で示す折曲部133を介して連設される上側面部134と、前面部132の下部132bの左側面に一点鎖線で示す折曲部135を介して連設される下側面部136と、下側面部136の左側面に一点鎖線で示す折曲部137を介して連設される下背面部138とを有している。
支柱プレート114を形成する板金130の下部は、図4及び図6に示されるように、打ち抜き加工などを伴うプレス加工を施された後、折り曲げ加工を伴うプレス加工により折曲部133,135,137等を介して略直交するように折り曲げられて略角柱形状に形成される。
図7は支柱プレートを形成する板金の要部を拡大して示す正面図である。
支柱プレート114を形成する板金130は、その下側面部136と下背面部138の上端縁136a,138aが直線状に形成されている。板金130の下側面部136と下背面部138の上端縁136a,138aには、後述するように、別部材として形成された平面矩形状の板金からなる天板139が溶接等により取り付けられる。下側面部136と下背面部138の上端縁136a,138aには、天板139を溶接するため当該天板139の板厚の分だけ端縁を内側に凹ませた(低く形成された)凹所136b,138bが設けられている。
ところで、支柱プレート114を形成する板金130の前面部132と下側面部136と下背面部138と天板139から構成される角柱部は、図8に示されるように、互いに3本の直線状の端縁171~173で交差する3つの平面である第1の平面部の一例としての下側面部136と、第2の平面部の一例としての下背面部138と、第3の平面部の一例としての天板139とを備える。通常、これら3つの平面部136,138,139が交差する頂点は、板金130の折曲部が鋭く突出した角度を形成する。なお、図8中、符号170は下背面部138の表面にネジ止め等により固定された平板を示している。平板170は、下背面部138の外形より小さく形成されており、その端縁は、下背面部138の端縁171,172より内側に位置している。
図9は従来の板金の折曲構造により3つの平面部が交差する角部を形成する板金を示す平面図である。
従来、板金177の折り曲げ加工により3つの平面部174~176が交差する角部を形成する場合には、図9に示されるように、3つの平面部174~176が交差する角部において板金177の曲げ代を考慮して矩形状の逃げ部178が設けられる。この板金177を折り曲げて3つの平面部174~176が交差する角部を形成した場合には、図10に示されるように、3つの平面部174~176が交差する頂点近傍に板金177の逃げ部178が鋭く突出した角部が生成される。このように板金177が鋭く突出した角度は、ユーザが操作する操作領域に露出すると安全性を低下させる虞れがある。特に、3つの平面部136,138,139が交差する角部は、図8に示されるように、画像形成装置1aの前面側、すなわち搬送不良が発生した記録用紙5などをユーザが取り出すために手を挿入する側に露出している。そのため、従来は、板金177の角部に図示しない安全カバーを設けたりブッシュを取り付ける等の安全性を確保する手段が必要となっており、部品点数の増加や作業性の煩雑化を招いていた。
そこで、この実施の形態に係る板金の折り曲げ構造では、図7及び図8に示されるように、支柱プレート114を形成する板金130の下側面部136と下背面部138とを折り曲げるとともに、折り曲げた板金130の下側面部136及び下背面部138の上端縁136a,138aに天板139を溶接により設け、互いに3本の直線状の端縁171~173で交差する3つの平面である下側面部136、下背面部138及び天板139を有する角柱部を構成するにあたり、下側面部136、下背面部138及び天板139が交差する位置を仮想の頂点180とした場合、下側面部136、下背面部138及び天板139の互いに2辺が交差する各々の角部を、頂点180に向けて凸形状をなし且つ湾曲形状となるように切り欠いて形成される湾曲凸部181~183を備えるように構成している。
板金130の下側面部136の2辺である上端縁136a及び折曲部137が交差する角部には、図7及び図11に示されるように、頂点180に向けて凸形状をなし且つ直線が交差する部分を有しない湾曲形状となるように切り欠いて形成される湾曲凸部181が設けられている。その結果、板金130の下側面部136が下背面部138及び天板139と隣接する湾曲凸部181は、湾曲形状に突出した形状に形成されている。また、湾曲凸部181の下側面部136と下背面部138との折り曲げ部に向かう方向の端部である、折曲部137上の交差部184は、板金130の板厚に基づく下背面部138との曲げ代を考慮して、折曲部137より内側(図中右側)に板厚を考慮した距離dだけ退避した位置に設定されている。その結果、湾曲凸部181の下側面部136と下背面部138との折り曲げ部に向かう方向の端部である、折曲部137上の交差部184には、角部から内側に向けて凹形状に形成された凹部185が形成されている。湾曲形状に切り欠かれた湾曲凸部181は、湾曲凸部181の内側に設定され、湾曲凸部181が上端縁136a及び折曲部137と交差する位置に下した垂線が交差する中心点186から下側面部136の上端縁136aまでの距離R1と、中心点186から凹部185を形成する端縁までの距離R2とが等距離ではなく、凹部185が設けられている分だけ中心点186から側面部136の上端縁136aまでの距離R1の方が長い。そのため、湾曲形状となるように切り欠いて形成された湾曲凸部181は、中心点186を中心として円弧形状ではなく、折曲部137側から上端縁136a側へ向けて次第に曲率半径が増加するか、又は折曲部137と上端縁136aとの中間を直線又は直線に近い曲線で結ぶとともに、凹部185及び上端縁136aの近傍をそれぞれ曲線で接続した湾曲形状に形成される。
また、板金130の下背面部138の2辺である上端縁138a及び折曲部137が交差する角部には、図11に示されるように、頂点180に向けて凸形状をなし且つ直線が交差する部分を有しない湾曲形状となるように切り欠いて形成された湾曲凸部182が設けられている。その結果、板金130の下背面部138が下側面部136及び天板139と隣接する角部は、湾曲形状となるように切り欠いて形成されている。また、湾曲凸部182の下側面部136と下背面部138との折り曲げ部に向かう方向の端部である、折曲部137上の交差部186aは、板金130の下側面部136との曲げ代を考慮して、折曲部137より内側に退避した位置に設定されている。すなわち、湾曲凸部182の下側面部136と下背面部138との折り曲げ部に向かう方向の端部である、折曲部137上の交差部186aには、上述した交差部184と同様に、角部から内側に向けて凹形状に形成された凹部185が形成されている。また、凹部185の幅は、例えば、板金130の板厚dの2倍程度に設定される。また、下背面部138の角部に位置する上端縁138bは、上述した上端縁136bと同様、下背面部138の上端縁138aより天板139の板厚を考慮した分だけ内側に形成されている。そのため、湾曲形状に切り欠いて形成された湾曲凸部182は、湾曲凸部182の内側に設定され、湾曲凸部182が上端縁138b及び折曲部137と交差する位置に下した垂線が交差する中心点187から上端縁138bまでの距離R3と、中心点187から一方の端縁である凹部185までの距離R4とが略等距離となる。そのため、湾曲形状に切り欠いて形成された湾曲凸部182は、中心点187を中心として円弧形状に形成されている。
さらに、天板139は、図12に示されるように、平面矩形状に形成されている。天板139の一方の端縁139aは、下側面部136の上端縁136aに設けられた凹所136bに挿入され、当該下側面部136の凹所136bに溶接される凸部139a’を有している。また、天板139の他方の端縁139bは、下背面部138の上端縁138aに設けられた凹所138bに挿入され、当該下背面部138の凹所138bに溶接される凸部139b’を有している。
天板139の2辺139a,139bが交差する角部には、図11及び図12に示されるように、頂点180に向けて凸形状をなし且つ直線が交差する部分を有しない湾曲形状となるように切り欠いて形成された湾曲凸部183が設けられている。なお、天板139は、板金130の下側面部136及び下背面部138と別部材として構成されているため、図11では1辺139aを上方に変位させて図示している。その結果、天板139が下側面部136及び下背面部138と隣接する角部は、湾曲形状に突出するように形成されている。湾曲形状となるように切り欠いて形成された湾曲凸部183は、当該湾曲凸部183の内側に設定され、湾曲凸部183が一方の端縁139a及び他方の端縁139bと交差する位置に下した垂線が交差する中心点188から一方の端縁139aまでの距離R5と、中心点188から他方の端縁139bまでの距離R6と略等距離となる。そのため、湾曲形状となるように切り欠いて形成された湾曲凸部183は、中心点188を中心として円弧形状に形成されている。
そして、板金130の下側面部136と下背面部138は、折曲部137を中心にして略90度を成すように折り曲げられるとともに、下側面部136及び下背面部138の上端縁136a,138aに天板139が凸部139a’,139b’を介して溶接により固定されて支柱プレート114の角柱部が形成される。
板金130の下側面部136と下背面部138及び天板139が形成する角部には、図13に示されるように、湾曲凸部181~183が形成されている。これらの湾曲凸部181~183は、頂点180から当該湾曲凸部181~183に下した垂線H1~H3までの距離が略等距離に配置されており、仮想の頂点180を頂点とする三角錐を形成している。そのため、湾曲凸部181~183は、頂点180側から接触する1つの平面300を構成している。
また、頂点180から湾曲凸部181及び182の下側面部136と下背面部138との折り曲げ部に向かう方向の端部である、折曲部137上の交差部184,186aまでの距離L1と、頂点180から湾曲凸部182と湾曲凸部183とが向かう同一方向の端部までの距離L2と、頂点180から湾曲凸部183と湾曲凸部181とが向かう同一方向の端部までの距離L3は、図11に示されるように、頂点180から第1~第3の平面部136,138,139の湾曲凸部181~183までの垂線H1~H3の長さより大幅に長く設定されている。
<画像形成装置の特徴部分の作用>
この実施の形態に係る画像形成装置1では、図5に示されるように、給紙搬送路34,35、第1及び第2の排出搬送路39,45や両面用搬送経路48において記録用紙5の搬送不良が発生した場合や、定着装置40の交換等を行う場合、画像形成装置本体1aのサイドカバー122を開放する。サイドカバー122を開放すると、画像形成装置本体1aの給紙搬送路34,35、第1及び第2の排出搬送路39,45や両面用搬送経路48を構成する用紙搬送ロール対33や両面用搬送経路48を構成するガイド部材などが外部に露出する。ユーザは、外部に露出した画像形成装置本体1aの給紙搬送路34,35、第1及び第2の排出搬送路39,45や両面用搬送経路48を構成する用紙搬送ロール対33や両面用搬送経路48を構成するガイド部材などから、搬送不良を生じた記録用紙5を除去する。また、ユーザは、定着装置40の交換等を行う。
その際、画像形成装置本体1aの開口部123には、図8に示されるように、当該画像形成装置本体1aを構成する支柱プレート114を形成する板金130の折曲部が露出しており、ユーザが搬送不良を生じた記録用紙5などを除去する際に、板金130の折曲部に手や腕等を接触する虞れがある。
ところで、この実施の形態では、図11乃至図13に示されるように、画像形成装置本体1aを構成する板金130の折曲部に、湾曲形状に形成された湾曲凸部181~183が設けられている。そのため、ユーザが画像形成装置本体1aの給紙搬送路34を構成するガイド部材等から、搬送不良を生じた記録用紙5を除去する際などに、誤って画像形成装置本体1aを構成する板金130の折曲部に手や腕等を接触させた場合であっても、ユーザの手や腕等は、板金130の折曲部に形成された湾曲凸部181~183に接触することとなる。その結果、ユーザの手や腕等が板金の鋭利な折曲部に接触することが回避され、板金130の折曲部に図示しない安全カバーを設けたりブッシュを取り付けることなく安全性が確保される。
また、画像形成装置本体1aを構成する板金130の折曲部に設けられた湾曲凸部181~183は、図13に示されるように、頂点180側から接触する1つの平面300を形成している。そのため、ユーザの手や腕等がある程度の強さで湾曲凸部181~183に接触した場合であっても、ユーザの手や腕等は、湾曲凸部181~183に略同時に接触して衝撃力が分散され、ユーザが傷等を負うことが回避される。
さらに、頂点180から湾曲凸部181及び182の下側面部136と下背面部138との折り曲げ部に向かう方向の端部である、折曲部137上の交差部184,186aまでの距離L1と、頂点180から湾曲凸部182と湾曲凸部183とが向かう同一方向の端部までの距離L2と、頂点180から湾曲凸部183と湾曲凸部181とが向かう同一方向の端部までの距離L3は、図11に示されるように、頂点180から湾曲凸部181~183までの垂線H1~H3の長さより大幅に長く設定されている。そのため、ユーザの手や腕等が湾曲凸部181~183より先に下側面部136や下背面部138等の折曲部の端縁と接触することが回避され、この点からも安全性が確保される。
[実施の形態2]
図14は、実施の形態2に係る板金の折曲構造を適用した画像形成装置の要部を示すものである。
この実施の形態2では、予め定められた形状に裁断された一枚の板金を折り曲げることにより互いに3本の直線状の端縁で交差する3つの平面を形成する第1~第3の平面部を備えている。
画像形成装置本体1aの右サイドプレート106は、図4に示されるように、その上端部に画像読取装置3を支持する支持プレート118を備えている。支持プレート118は、画像形成装置1の背面側から前面に向けて片持ち梁状を構成するよう右サイドプレート106に取り付けられている。支持プレート118には、当該支持プレート118と組み合わされて断面矩形状に形成される補強プレート190(図19参照)が取り付けられる。画像読取装置3は、左サイドプレート107の上端部と補強プレート190により補強された支持プレート118との間に掛け渡した状態で配置される。画像読取装置3の下部に位置する空間は、図1に示されるように、第1及び第2の用紙排出部37,43に排出された記録用紙5をユーザが取り出す作業用のスペースを構成している。
図14は画像形成装置本体1aの支持プレート118と組み合わせて使用される補強プレート190を構成する板金を示す平面構成図である。
板金(補強プレート)190は、図14に示されるように、平面矩形状に形成された左側面部191と、左側面部191の下端縁に折曲線192を介して連設された底面部193と、底面部193の下端縁に折曲線194を介して連設された右側面部195と、右側面部195の下端縁に折曲線196を介して連設されて底面部193と平行に配置される平行板部197と、底面部193の右端縁に折曲線198を介して連設された正面部199とを備えている。なお、図14に示す板金190は、左側面部191の上端縁に折り曲げ線201を介して連設された上面部202と、左側面部191の右端縁に折り曲げ線203を介して連設された上正面部204とが既に折り曲げられた状態を示している。
この実施の形態2において、第1の平面部を構成する板金190の左側面部191の2辺192,203が交差する角部には、頂点205に向けて凸形状をなし且つ直線が交差する部分を有しない湾曲形状となるように切り欠いて形成された湾曲凸部206が設けられている。その結果、板金の左側面部191の湾曲凸部206には、湾曲形状に形成されている。また、湾曲凸部206の折り曲げ部に向かう方向の端部である、折曲線198上の交差部は、板金の背面部との曲げ代を考慮して、折り曲げ線より内側に退避した状態で設けられている。
また、第2の平面部を構成する板金190の底面部193の2辺192,198が交差する角部には、同様に、頂点205に向けて凸形状をなし且つ直線が交差する部分を有しない湾曲形状となるように切り欠いて形成された湾曲凸部207が設けられている。その結果、板金190の底面部193の湾曲凸部207は、円弧形状に形成されている。また、湾曲凸部207の底面部193との折り曲げ部に向かう方向の端部である、折曲線192,198上の交差部は、板金190の底面部193との曲げ代を考慮して、折曲線198より内側に退避した状態で設けられている。
さらに、第3の平面部を構成する正面部199の2辺198,199aが交差する角部には、同様に、頂点205に向けて凸形状をなし且つ直線が交差する部分を有しない湾曲形状となるように切り欠いて形成された湾曲凸部208が設けられている。その結果、正面部199の湾曲凸部208は、円弧形状に形成されている。また、湾曲凸部207の正面部199との折り曲げ部に向かう方向の端部である、折曲線199a上の交差部は、板金190の正面部199との曲げ代を考慮して、折曲線192を延長した直線より内側に退避した状態で設けられている。
補強プレートを形成する板金190は、左側面部191と底面部193とが折曲線192に対して略90度の角度を成すように折り曲げられる。また、補強プレートを形成する板金190は、底面部193と正面部199とが折曲線198に対して略90度の角度を成すように折り曲げられる。
板金190の左側面部191と底面部193及び正面部199の角部が対向する部分には、図14に示されるように、左側面部191、底面部193及び正面部199の各角部に形成された湾曲凸部206~208が対向している。左側面部191、底面部193及び正面部199の各湾曲凸部206~208は、湾曲形状乃至円弧形状に形成されている。そのため、左側面部191、底面部193及び正面部199の各湾曲凸部206~208が構成する角部は、図示しない安全カバーを設けたりブッシュを取り付けることなく安全性が確保されている。また、左側面部191、底面部193及び正面部199の各湾曲凸部206~208が構成する角部は、頂点205側から接触する1つの平面を構成している。
また、この実施の形態では、底面部193、右側面部195及び正面部199の角部にも、左側面部191、底面部193及び正面部199の各湾曲凸部206~208と同様に、湾曲形状に形成された湾曲凸部211~213が設けられている。
この実施の形態2では、図14に示されるように、板金190の3つの平面部を形成する左側面部191、底面部193及び正面部199の角部に湾曲形状に形成された湾曲凸部205~207が設けられている。また、板金190の底面部193、右側面部195及び正面部199の角部には、湾曲形状に形成された湾曲凸部211~213が設けられている。
そのため、板金190の3つの平面部を形成する左側面部191、底面部193及び正面部199の角部、並びに底面部193、右側面部195及び正面部199の角部は、図示しない安全カバーを設けたりブッシュを取り付けることなく安全性が確保されている。
また、この実施の形態2では、板金190の3つの平面部を形成する左側面部191、底面部193及び正面部199の角部、並びに底面部193、右側面部195及び正面部199の角部が、1枚の板金190で構成されているため、他の平板等と接合する必要がなく、加工が容易となる。
なお、前記実施の形態1においても、板金131と天板139とを別部材とせずに、図15に示されるように、板金131の下側面部136、下背面部138及び上端面部139を1枚の板金131’を折り曲げるように構成しても良い。この場合には、下背面部138と上端面部139とが一体に形成され、下背面部138と上端面部139との間には、凹部が設けられている。
また、前記実施の形態では、画像形成装置としてイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー像を形成するフルカラー画像形成装置について説明したが、モノクロの画像形成装置にも同様に適用することができることは勿論である。
さらに、前記実施の形態では、板金の折曲構造を画像形成装置に適用した場合について説明したが、板金を折り曲げることにより装置本体が構成される画像読取装置など他の機器にも同様に適用することが出来ることは勿論である。
1…画像形成装置
1a…画像形成装置本体
109…ベースフレーム
114…支柱プレート
131…板金
136…下側面部
138…下背面部
139…天板
181~183…湾曲凸部

Claims (7)

  1. 一枚の板金を互いに交差するように折り曲げて形成される第1及び第2の折曲線と、前記第1の折曲線を介して連設される第1の平面部および第2の平面部と、前記第2の折曲線を介して連設される前記第2の平面部および第3の平面部とを有し、
    前記第1の平面部が形成する第1の平面と前記第2の平面部が形成する第2の平面と前記第3の平面部が形成する第3の平面が交差する位置を頂点とした場合、
    前記第2の平面部における前記第1の折曲線と前記第2の折曲線が交差する角部が、前記第1の折曲線を起点とし、前記第2の平面部の内側に向けて凹形状に形成された第1の凹部と、
    前記第3の平面部における前記第2の折曲線と前記第3の平面部の端縁が交差する角部が、前記第2の折曲線を起点とし、前記第3の平面部の内側に向けて凹形状に形成された第2の凹部と、
    前記第2の平面部及び前記第3の平面部にそれぞれ設けられ、前記頂点に向けて凸形状をなし且つ湾曲形状となる湾曲凸部と、を備え、
    前記湾曲凸部のうち前記第2の平面部に設けられた湾曲凸部の第1の端部は、前記第1の凹部側に形成され、
    前記湾曲凸部のうち前記第3の平面部に設けられた湾曲凸部の第2の端部は、前記第2の凹部側に形成される板金の折曲構造。
  2. 一枚の板金を折り曲げて形成される第1及び第2の折曲線と、前記第1の折曲線を介して連設される第1の平面部および第2の平面部と、前記第2の折曲線を介して連設される前記第2の平面部および第3の平面部とを有し、
    前記第1の平面部が形成する第1の平面と前記第2の平面部が形成する第2の平面と前記第3の平面部が形成する第3の平面が交差する位置を頂点とした場合、
    前記第1の平面部の端縁と前記第1の折曲線が交差する角部が、前記第1の折曲線を起点とし前記第1の平面部の内側に向けて凹形状に形成された凹部と、
    前記頂点に向けて前記第1の平面部の端縁と前記凹部の間に凸形状をなし且つ湾曲形状となる湾曲凸部と、を備え、
    前記湾曲凸部の第1の端部は、前記凹部によって前記第1の折曲線から前記第1の平面部の内側に形成され、
    前記湾曲凸部の第2の端部は、前記第1の平面部の端縁上に形成され、
    前記第1の平面部において、前記頂点に向けて前記第1の折曲線と前記角部を形成する前記第1の平面部の端縁は、前記第3の平面部の板厚方向の内側の直線を延長した線より内側にある板金の折曲構造。
  3. 前記第1の平面部において、前記頂点に向けて前記第1の折曲線と前記角部を形成する第1の平面部の端縁と、
    前記第3の平面部において、前記頂点に向けて前記第2の折曲線と前記角部を形成する第3の平面部の端縁と、を有し、
    前記第1の平面部の端縁は、前記第1の凹部よりも前記頂点に近く、
    前記第3の平面部の端縁は、前記第2の凹部よりも前記頂点に近い
    ことを特徴とする請求項1に記載の板金の折曲構造。
  4. 前記第1の平面部の端縁は、前記第3の平面部の板厚方向の内側の直線を延長した線より内側にあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の板金の折曲構造。
  5. 前記湾曲凸部は、ユーザが手や腕を接触する虞れがある操作領域に露出している特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の板金の折曲構造。
  6. 一枚の板金を互いに交差するように折り曲げて形成される第1及び第2の折曲線と、前記第1の折曲線を介して連設される第1の平面部および第2の平面部と、前記第2の折曲線を介して連設される前記第2の平面部および第3の平面部とを有し、
    前記第1の平面部が形成する第1の平面と前記第2の平面部が形成する第2の平面と前記第3の平面部が形成する第3の平面が交差する位置を頂点とした場合、
    前記第2の平面部における前記第1の折曲線と前記第2の折曲線が交差する角部が、前記第1の折曲線を起点とし、前記第2の平面部の内側に向けて凹形状に形成された第1の凹部と、
    前記第2の折曲線を起点とし、前記第2の平面部の内側に向けて凹形状に形成された第2の凹部と、
    前記第2の平面部及び前記第3の平面部にそれぞれ設けられ、前記頂点に向けて凸形状をなし且つ湾曲形状となる湾曲凸部と、を備え、
    前記湾曲凸部のうち前記第2の平面部に設けられた湾曲凸部の第1の端部は、前記第1の凹部側に形成され、
    当該湾曲凸部の第2の端部は、前記第2の凹部側に形成される板金の折曲構造。
  7. 板金を折り曲げることにより形成される画像形成装置本体と、前記画像形成装置本体の一部を開放可能なカバーを備え、
    前記湾曲凸部は、前記カバーを開放した場合に露出し、ユーザが手や腕を接触する虞れがある操作領域にあることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の板金の折曲構造を有する画像形成装置。
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