JP2004165465A - ボックス用扉 - Google Patents

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Abstract

【課題】コーナーピースを必要とせず、二次加工を必要とせず、コーナー部を作業性よくきれいに製作できるボックス用扉を提供する。
【解決手段】板材1の各縁部を折り曲げ線2,3から折り曲げ、隣接する折り曲げ片4,5を溶接する。板材1のコーナー部を一方の折り曲げ線2よりも内側まで深く切り欠いておくことにより、溶接後にコーナー部に換気用の窓孔11を形成する。2枚の折り曲げ片4,5の基部がコーナー点6に集中していないので、折り曲げ及び溶接に無理がなく、コーナーピースを用いなくても作業性よく溶接を行うことができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器、通信機器などを収納するボックスの扉に関するものであり、更に詳細には平板状の金属板材の各縁部を折り曲げ、溶接して形成されるボックス用扉の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開平9−27686号公報
【0003】
電気機器収納用ボックスなどの扉として、金属製の板材の四方の縁部を直角に折り曲げ、溶接することにより剛性を持たせた構造の扉が広く用いられている。上記の特許文献1には、コーナーピースを用いて折り曲げ片を溶接することにより、曲面状のコーナー部を構成したボックス用扉が開示されている。この方法はコーナー部を正確な形状に製作できるが、コーナーピースを使用するために製作コストが高くなるという問題がある。
【0004】
そこでコーナーピースを使用せずにコストダウンを図りたい場合には、図6、図7に示すように板材21の縁部に折り曲げ線22,23から直角に折り曲げられる折り曲げ片24,25を形成し、その端縁26,27どうしを溶接した構造が採用されている。
【0005】
ところがこの場合には図8に示すように2本の直交する折り曲げ線22,23が板材21のコーナー点28で交差し、かつ2枚の折り曲げ片24,25の基部がこのコーナー点28に達しているため、厚さのある板材21を幾何学的に直角に折り曲げることが困難である。このためコーナー部に正確に合わせきれない穴が生じ、二次加工が必要となるうえ、一方の折り曲げ片24の端縁26を曲線として曲面状のコーナー部を構成する場合には、溶接の作業性が悪いという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記した従来の問題点を解決し、コーナーピースを使用することなく、また二次加工を必要とすることなく、コーナー部を作業性よくしかもきれいに製作することができるボックス用扉を提供するためになされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本発明は、板材の各縁部を折り曲げ線から折り曲げ、隣接する折り曲げ片を溶接したボックス用扉であって、板材のコーナー部を一方の折り曲げ線よりも内側まで深く切り欠き、溶接後に換気用の窓孔を形成したことを特徴とするものである。なお、板材のコーナー部を曲面状に折り曲げたものとすることができる。また換気用の窓孔をスリット状とすることができる。
【0008】
上記のように、本発明は板材のコーナー部を一方の折り曲げ線よりも内側まで深く切り欠き、コーナー部に換気用の窓孔を形成することによって、コーナー部を正確に合わせきれないという従来の問題点を解決したものである。このためコーナーピースを使用したり二次加工を必要とすることなく、コーナー部を作業性よくきれいに製作することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1、図2において、1は金属製のほぼ四角形の板材であり、各縁部には折り曲げ線2,3から裏側に折り曲げられる折り曲げ片4,5が形成されている。この実施形態では第1の折り曲げ片4は折り曲げ線2から直角に折り曲げられるが、第2の折り曲げ片5はR状(曲面状)に折り曲げられるため、図2には2本の折り曲げ線3,3が示されている。
【0010】
6は折り曲げ線2と内側の折り曲げ線3とが交差する板材のコーナー点であり、第1の折り曲げ片4の端縁7はこのコーナー点6から外側に円弧状のカーブを描きながら外側に延びている。しかし第2の折り曲げ片5は従来のようにこのコーナー点6から直接外側に延びていない。すなわち、本発明では板材1のコーナー部は第1の折り曲げ片4の折り曲げ線2よりも内側まで深く切り欠かれており、コーナー点6よりも少し下がった点8から第2の折り曲げ片5が外側に延びている。
【0011】
第2の折り曲げ片5は、外側の折り曲げ線3を越えた位置で図2における上方に突出されているが、この突出部9は第1の折り曲げ片4の折り曲げ線2とほぼ同一位置(正確には板厚分の差がある)に折り曲げ線10を持ち、図3以下に示すように第1の折り曲げ片4の内側に折り曲げられて溶接される。このように本発明では従来のようにコーナー点6に2枚の折り曲げ片4,5の基部が達していないため、折り曲げ及び溶接に無理がなく、コーナーピースを用いなくても作業性よく溶接を行うことができる。したがってまた、仕上げ加工などの二次加工を必要としない。
【0012】
このようにして隣接する折り曲げ片4,5を溶接することによりボックス用扉が製作されるが、溶接後の板材1のコーナー部の曲面状に折り曲げられた部分には、コーナー点6と下がった点8との間の幅を持つスリット状の窓孔11が形成される。そして本発明ではこの窓孔11を換気用の窓孔として積極的に活用する。なお、各図に示されているように、板材1のコーナー部の2本の折り曲げ線3,3の間の位置にこの窓孔11と平行なスリット12を打ち抜いておき、換気効果を高めることができる。
【0013】
図3は溶接後の本発明の扉の斜視図、図4はその拡大図、図5はその背面斜視図である。これらの図に示されるように、本発明の扉は4隅に換気用の窓孔11を持つため、通信機器用ボックスの扉として使用すれば、内部に収納された通信機器から発生する熱を外部に放出し、内部に熱がこもることを防止することができる。
【0014】
なお、上記の実施形態では第2の折り曲げ片5を2本の折り曲げ線3,3の間で曲面状に折り曲げ安全性を高めてあるが、第2の折り曲げ片5を直角に折り曲げる場合にも本発明は同様に適用することができる。
【0015】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明のボックス用扉は板材のコーナー部を一方の折り曲げ線よりも内側まで深く切り欠くことにより、コーナーピースを使用することなく、また二次加工を必要とすることなく、コーナー部を作業性よくしかもきれいに製作することができる。この結果、扉のコーナー部に換気用の窓孔が形成され、内部に熱がこもることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】折り曲げ前の板材の平面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】溶接後の扉の斜視図である。
【図4】図3の要部の拡大図である。
【図5】溶接後の扉の背面斜視図である。
【図6】従来の折り曲げ前の板材の平面図である。
【図7】図6の要部拡大図である。
【図8】溶接後の要部の拡大図である。
【符号の説明】
1 板材
2 折り曲げ線
3 折り曲げ線
4 折り曲げ片
5 折り曲げ片
6 コーナー点
7 折り曲げ片の端縁
8 コーナー点よりも下がった点
9 突出部
10 折り曲げ線
11 窓孔
12 スリット
21 従来の板材
22 折り曲げ線
24 折り曲げ片
25 折り曲げ片
26 端縁
27 端縁
28 コーナー点

Claims (3)

  1. 板材の各縁部を折り曲げ線から折り曲げ、隣接する折り曲げ片を溶接したボックス用扉であって、板材のコーナー部を一方の折り曲げ線よりも内側まで深く切り欠き、溶接後に換気用の窓孔を形成したことを特徴とするボックス用扉。
  2. 板材のコーナー部を曲面状に折り曲げたことを特徴とする請求項1に記載のボックス用扉。
  3. 換気用の窓孔をスリット状としたことを特徴とする請求項1または2に記載のボックス用扉。
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