JP3133515U - アーチ形温熱美顔器 - Google Patents

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Abstract

【課題】温熱による血液循環の促進とマイナスイオンによる肌の活性化は広く知られている。本考案は、上向きに寝て頭部、顔部及び首部の耳より前側に遠赤外線とマイナスイオンを同時に効率よく照射して、日常生活のなかで空時間を使用して容易に美容効果を得るアーチ形温熱美顔器を提供するものである。
【解決手段】概半円筒状の金属製アーチ形構造体の内径側に、温度調節器を具備した遠赤外線照射シートヒーターを設け、更にその内径側表面にマイナスイオン発生体鉱物をプリントした耐熱ポリウレタンフイルム外装材を張り、頭部、顔部及び首部に遠赤外線とマイナスイオンを同時に照射できる構造とした。これにより、遠赤外線による温熱空間とマイナスイオン空間を作り、この空間に頭部、顔部及び首部を置き、機器類が直接肌と接触することなく血液循環の促進と肌の活性化を同時に行なえるようにした。
【選択図】図1

Description

本考案は、頭部、顔部及び首部に対して、遠赤外線照射とマイナスイオン照射を同時に行なう温熱美顔器に関する。
従来、温泉等に設置されているサウナは、体全体から発汗される為、のぼせが発生することがある。このため頭部、顔部、首部等を温めるのを避ける目的で半円筒形状のドーム型サウナ(例えば、特許文献1参照。)が開発されている。美容においては、シミ、シワ、ハリ、ニキビ、フキデモノ等の解消、或いは、そうならない美肌作りの為に化粧品クリーム又は医薬部外品クリームを顔面に塗布し、これを拭き取ることでの皮膚の洗浄又は保護する方法、電位や超音波によって頭部、顔部、首部等に振動を与えマッサージを施す方法等がある。これらはいずれも血液の循環・活性化を促進させるものであり、皮膚の若返り美容方法として広く知られている。
一方、温熱を利用した頭部、顔部及び首部の美容方法は、化粧品においては石膏の発熱反応を利用した石膏パックや遠赤外線を利用したパック(例えば、特許文献2参照。)等が存在する。また、電気温熱器を使用して顔面に向け温熱照射させる方法もある。これらは頭部、顔部及び首部に均一な温熱照射を得ることが難しく効率の良い美容効果を得ることに関しては難点があった。
マイナスイオンによる肌の活性化(例えば、特許文献3参照。)も提唱されてはいるが、日常生活のなかで空時間を使用して容易に美容効果を得る方法ではない。
特開2004−65884号公報 実開平7−359号公報 特開平10−24108号公報
前記したように、温熱による血液循環の促進とマイナスイオンによる肌の活性化は広く知られている。これらは個別に利用されており、遠赤外線の温熱照射とマイナスイオン照射を、同時にしかも日常生活のなかで空時間を使用して容易に美容効果を得る装置はなかった。本考案は、上向きに寝て頭部、顔部及び首部の耳より前側に遠赤外線とマイナスイオンを効率よく照射して、温熱による血液循環の促進とマイナスイオンによる肌の活性化に役立つアーチ形温熱美顔器を提供するものである。
概半円筒状の金属製アーチ形構造体の内径側に、温度調節器を具備した遠赤外線照射シートヒーターを設け、更にその内径側表面にマイナスイオン発生体鉱物をプリントした耐熱ポリウレタンフイルム外装材を張り、頭部、顔部及び首部に遠赤外線とマイナスイオンを同時に照射できる構造とした。これにより、遠赤外線による温熱空間とマイナスイオン空間を作り、この空間に頭部、顔部及び首部を置き、機器類が直接肌と接触することなく血液循環の促進と肌の活性化を同時に行なえるようにした。
前記の構成により、本考案アーチ形温熱美顔器は、アーチ形内部の壁に肌が触れることなく、遠赤外線サウナ効果による毛穴からの老廃物の排出、遠赤外線温熱効果により体の内部より温度が上がることによる毛細血管内の血液循環の促進、更に、マイナスイオン効果として、肌内部の新陳代謝を促進し、活性酸素を抑制し自然治癒力高めることによるリラックス効果、頭部、顔部及び首部の肌を活性化することによる耳の後ろから首筋のたるみの改善効果等に多くの効果を有する。また、遠赤外線とマイナスイオンの相乗効果により、これまで以上のより大きな美容効果が得られる。
本考案は、遠赤外線とマイナスイオンを同時に照射して、機器類が直接肌と接触することなく血液循環の促進と肌の活性化を同時に行なえるようにしたアーチ形温熱美顔器を提供するものであり、以下実施するための最良の形態を図面により説明する。
本考案は、図1の概略斜視図に示すように、頭部、顔部及び首部をカバーできる大きさの概半円筒形状のアーチ形1で、耳より前側の頭部、顔部及び首部に対して遠赤外線及びマイナスイオンが最も効率が良く照射でき構造としている。また、アーチ形1内に頭部、顔部及び首部を挿入した際、暗闇や閉所に対する恐怖症の人も安心して使用出来るように開口部2を設ける構造を採用した。
アーチ形1の維持は、構造体5として金属を使用するのがよい。また、金属は清潔さの維持と軽量化を考慮し、穴あきステンレス鋼板を用いるのがよい。通常、穴あきステンレス鋼板をアーチ形1に加工し、安全性の為に、底部四コーナーに2cm程度のコーナーアールをつけている。構造体5の全外周はクッション材4として厚さ3mm程度の耐熱フェルト素材を使用している。
赤外線照射シートヒーター6は、定格電圧DC24V、消費電力22W、発熱体表面温度80℃以下のものを設置し、温度設定は使用者が手動で簡単にコントロール出来る構成としている。赤外線照射シートヒーター6で生じた熱は、構造体5のステンレス鋼板に温度が取られる恐れがあるため、耐熱フェルト製クッション材4の厚みを3mm程度として断熱材としても機能させる必要がある。
遠赤外線照射シートヒーター6は、予め遠赤外線発生体を、プリントによりカーボンペースト発熱体にラミネートすることにより、発熱体の温度が上がれば遠赤外線を放射する構造を採用している。
遠赤外線照射シートヒーター6の外側にはマイナスイオン発生鉱物層7をプリントした耐熱ポリウレタンフイルム表装材3を張り付ける。鉱物の種類は通常のマイナスイオン発生体鉱物でよい。前記の構成により、アーチ形1の内面と耳より前側の頭部、顔部及び首部との間に遠赤外線とマイナスイオンとが共存した空間が形成される。
本考案は、アーチ形1の内部で頭部、顔部及び首部の耳より前側の肌に対して効果を期待するものであるが、目の周辺は敏感な為、遠赤外線照射を避けるべき場合もあり、開口部2を設けることは、この部分にはシートヒーター6が自ずと存在しない領域となり、この意味でも効果的である。すなわち、本考案アーチ形温熱美顔器は、額、こめかみ、頬、顎、首等に遠赤外線とマイナスイオンが均一に照射され、目の周辺は温熱照射が少なくなるよう構成される。
アーチ形1の内面と耳より前側の頭部、顔部及び首部との間に遠赤外線とマイナスイオンとが共存した空間は、使用者が低温火傷等を危惧する事無く使用でき、耐熱ポリウレタンフイルム表装材3を使用することで、肌の熱が空気を通じて耐熱ポリウレタンフイルム表装材3に届き、反射した熱が再び肌に戻る特徴が見られる。肌内部の分泌物による蒸気が発生して、汚れが生地に付着しても耐熱ポリウレタンフイルム表装材3は洗浄作業が容易で非常に衛生的である。成人の男女問わず使用でき、利便性、実用性は極めて高い画期的な考案である。
本考案のアーチ形温熱美顔器をシートヒーター設定温度40℃で頭部、顔部及び首部に遠赤外線及びマイナスイオン照射を行なったところ、遠赤外線サウナ効果としては、発汗による肌内部の老廃物の排泄、マイナスイオン効果としては、肌内部の新陳代謝を促進し、活性酸素を抑制し、自然治癒力高めることによる肌の活性化が確認された。特に肌のしっとり感、ハリ等は1回の使用で有効であった。また、毎日の継続使用では小顔するための頬の痩身にも有効であった。
本考案のアーチ形温熱美顔器は、本来美容目的の装置であるが、シートヒーター設定温度45℃で痛みのある手足の関節部に遠赤外線及びマイナスイオン照射を行なったところ、痛みが軽減にも有効であった。
本考案によるアーチ形温熱美顔器の概観を示す斜視図である。 本考案によるアーチ形温熱美顔器の一部構造を示す斜視図である。 本発明によるアーチ形温熱美顔器の断面を示す説明図である。
符号の説明
1 アーチ形
2 開口部
3 耐熱ポリウレタンフイルム表装材
4 耐熱フェルト製クッション材
5 アーチ形構造体
6 遠赤外線照射シートヒーター
7 マイナスイオン発生鉱物層


Claims (1)

  1. 概半円筒状の金属製アーチ形構造体の内径側に、温度調節器を具備した遠赤外線照射シートヒーターを設け、更にその内径側表面にマイナスイオン発生体鉱物をプリントした耐熱ポリウレタンフイルム外装材を張り、頭部、顔部及び首部に遠赤外線とマイナスイオンを同時に照射できる構造の温熱美顔器。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105056404A (zh) * 2015-09-13 2015-11-18 徐新芳 组合式光敷美容、减肥、理疗器
JP2018044966A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 富士ゼロックス株式会社 板金の折曲構造及び画像形成装置

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