JP7027079B2 - 弾性波デバイスおよびその製造方法 - Google Patents

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本発明は、弾性波デバイスおよびその製造方法に関し、例えば櫛歯電極を有する弾性波デバイスおよびその製造方法に関する。
携帯電話を代表とする高周波通信用システムにおいて、通信に使用する周波数帯以外の不要な信号を除去するために、高周波フィルタ等が用いられている。高周波フィルタ等には、弾性表面波(SAW:Surface acoustic wave)共振器等の弾性波共振器が用いられている。SAW共振器においては、タンタル酸リチウム(LiTaO)基板またはニオブ酸リチウム(LiNbO)基板等の圧電基板上に複数の電極指を有する櫛歯電極(すなわちIDT(Interdigital Transducer))が形成されている。
弾性表面波共振器では、横モードスプリアスが生じることがある。横モードスプリアスを抑制するために、IDTの交差領域内のエッジ領域の音速を中央領域より遅くすることが知られている(例えば特許文献1、2)。このような構造をピストンモードという。スプリアスを抑制するため、IDT上に設けられた誘電体膜の上面を傾斜させることが知られている(例えば特許文献3)。交差領域における誘電体膜を他の領域より厚くすることが知られている(例えば特許文献4)。
特開2011-101350号公報 特表2013-544041号公報 国際公開第2012/157101号 特開2016-26444号公報
交差領域に付加膜を設け、中央領域とエッジ領域とで付加膜の膜厚を異ならせることでピストンモード構造が実現できる。これにより、横モードスプリアスを抑制することができる。しかしながら、中央領域とエッジ領域との間には膜厚が変化する遷移領域が形成される。これにより、理想的なピストンモード構造とはならず、横モードスプリアスの抑制は十分ではない。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、横モードスプリアスを抑制することを目的とする。
本発明は、圧電基板と、前記圧電基板上に設けられ、少なくとも一部において各々の電極指が互い違いに配列方向に配列し、前記配列方向で前記各々の電極指が重なる交差領域を形成する一対の櫛歯電極と、前記交差領域における前記一対の櫛歯電極上方に設けられ、前記各々の電極指の延伸方向における前記交差領域内の中央領域から前記中央領域の両側の前記交差領域のエッジにそれぞれ設けられた一対のエッジ領域にかけてそれぞれ設けられた一対の第1溝部を有し、前記一対の第1溝部の間の前記中央領域には溝部は設けられておらず、前記一対のエッジ領域の膜厚と前記中央領域の膜厚とが異なる付加膜と、を備える弾性波デバイスである。
上記構成において、前記一対のエッジ領域の前記付加膜の膜厚は前記中央領域の前記付加膜の膜厚より大きい構成とすることができる。
上記構成において、前記一対の第1溝部を前記延伸方向で断面視したとき、前記一対の第1溝部の少なくとも一部は傾斜によって形成されている成とすることができる。
上記構成において、前記付加膜は、前記延伸方向における前記交差領域の外側の領域における前記一対の櫛歯電極上方に設けられ、前記交差領域から前記外側の領域にかけて設けられた第2溝部を有する構成とすることができる。
上記構成において、前記一対の櫛歯電極と前記付加膜との間に誘電体膜を備える構成とすることができる。
上記構成において、前記一対の第1溝部は、前記付加膜を貫通する構成とすることができる。
上記構成において、前記一対の櫛歯電極を含む弾性波共振器を備える構成とすることができる。
上記構成において、前記弾性波共振器を含むフィルタを備える構成とすることができる。
上記構成において、前記フィルタを含むマルチプレクサを備える構成とすることができる。
本発明は、少なくとも一部において各々の電極指が互い違いに配列方向に配列し、前記配列方向で前記各々の電極指が重なる交差領域を形成する一対の櫛歯電極を、圧電基板上に形成する工程と、前記交差領域における前記一対の櫛歯電極上方に付加膜を形成する工程と、マスク層をマスクに、前記付加膜をドライエッチングすることにより、前記各々の電極指の延伸方向における前記交差領域内の中央領域から前記中央領域の両側の前記交差領域のエッジにそれぞれ設けられた一対のエッジ領域にかけて前記付加膜に一対の第1溝部をそれぞれ形成し、前記一対の第1溝部の間の前記中央領域には溝部を形成せず、かつ前記中央領域の前記付加膜の膜厚と前記一対のエッジ領域の前記付加膜の膜厚とを異ならせる工程と、を含む弾性波デバイスの製造方法である。
本発明によれば、横モードスプリアスを抑制することができる。
図1(a)は、実施例1に係る弾性波共振器の平面図、図1(b)は、図1(a)のB-B断面図である。 図2(a)は、図1(a)のA-A断面図、図2(b)は音速を示す図である。 図3(a)および図3(b)は、比較例1における図2(b)の領域A付近の付加膜の断面図および拡大図である。 図4(a)および図4(b)は、実施例1における図2(b)の領域A付近の付加膜の断面図および拡大図である。 図5(a)から図5(c)は、実施例1に係る弾性波共振器の製造方法を示す断面図(その1)である。 図6(a)および図6(b)は、実施例1に係る弾性波共振器の製造方法を示す断面図(その2)である。 図7は、実験1におけるバイアスパワーに対する溝部の深さD2を示す図である。 図8は、実験2におけるウエハNoに対するユニフォミティを示す図である。 図9(a)および図9(b)は、実施例1における溝部の平面図である。 図10(a)および図10(b)は、実施例1の変形例に係る弾性波共振器の断面図である。 図11(a)および図11(b)は、実施例1の変形例に係る弾性波共振器の断面図である。 図12(a)および図12(b)は、実施例1の変形例に係る弾性波共振器の断面図である。 図13は、実施例1の変形例に係る弾性波共振器の断面図である。 図14(a)は、実施例2に係るフィルタの回路図、 図14(b)は、実施例2の変形例1に係るデュプレクサの回路図である。
以下図面を参照し、本発明の実施例について説明する。
図1(a)は、実施例1に係る弾性波共振器の平面図、図1(b)は、図1(a)のB-B断面図である。図1(a)において、誘電体膜および付加膜は図示を省略している。弾性波の伝搬方向(すなわち電極指の配列方向)をX方向、電極指の延伸方向をY方向、圧電基板の上面の法線方向をZ方向とする。X方向、Y方向およびZ方向は、圧電基板10の結晶方位のX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向とは必ずしも対応しない。
図1(a)および図1(b)に示すように、圧電基板10上にIDT22および反射器24が形成されている。IDT22および反射器24は、圧電基板10に形成された金属膜12により形成される。IDT22は、対向する一対の櫛歯電極25を備える。櫛歯電極25は、複数の電極指26(櫛歯)と、複数の電極指26が接続されたバスバー28を備える。一対の櫛歯電極25は、少なくとも一部において電極指26がほぼ互い違いとなるように、対向して設けられている。
一対の櫛歯電極25の電極指26が交差する領域が交差領域50である。交差領域50において電極指26が励振する弾性波は、主に電極指26の配列方向(X方向)に伝搬する。同じ櫛歯電極25における電極指26のピッチλがほぼ弾性波の波長となる。交差領域50のうち電極指26が延伸するY方向の中央が中央領域52である。中央領域52の両端に設けられた領域がエッジ領域54である。一方の櫛歯電極25の電極指26の先端と他方の櫛歯電極25のバスバー28との間の領域がギャップ領域56である。ダミー電極指が設けられている場合、ギャップ領域は電極指の先端とダミー電極指の先端の間の領域である。バスバー28の領域がバスバー領域58である。
圧電基板10上に電極指26を覆うように誘電体膜14が設けられている。誘電体膜14上に付加膜16が設けられている。圧電基板10は、例えばタンタル酸リチウム基板またはニオブ酸リチウム基板である。圧電基板10をニオブ酸リチウム基板とする場合、例えば回転Yカットニオブ酸リチウム基板を用いる。回転Yカット角が127.86°においてレイリー波の電気機械結合係数が最大となる。Campbell&Jones法を用いシミュレーションすると、回転Yカット角が120°から140°の範囲ではレイリー波の電気機械結合係数はリーキー波の電気機械結合係数より大きくなる。よって、レイリー波が主モードとなり、リーキー波は不要波となる。レイリー波を主モードとする場合、回転Yカット角は120°以上かつ140°以下が好ましい。また、127.86°に対し製造上のばらつきを考慮し、回転Yカット角は126°以上かつ130°以下が好ましい。
ニオブ酸リチウム基板では、回転Yカット角が0°においてリーキー波の電気機械結合係数が最大となる。回転Yカット角が-10°から10°の範囲ではリーキー波の電気機械結合係数はレイリー波の電気機械結合係数より大きくなる。よって、リーキー波が主モードとなり、レイリー波は不要波となる。リーキー波を主モードとする場合、回転Yカット角は-10°以上かつ10°以下が好ましい。また、製造上のばらつきを考慮し、回転Yカット角は-3°以上かつ3°以下が好ましい。
金属膜12は、例えばアルミニウムまたは銅を主成分とする膜である。金属膜12は、例えば圧電基板10側からルテニウム膜、銅膜およびクロム膜である。誘電体膜14は、例えば酸化シリコン膜であり、温度補償膜である。酸化シリコン膜は、無添加でもよく、弗素等の元素が添加されていてもよい。誘電体膜14が温度補償膜として機能するため、圧電基板10の弾性率の温度係数と逆符号の弾性率の温度定数を有する。誘電体膜14を設けることで、共振周波数等の周波数温度係数の絶対値を小さくできる。
付加膜16は、例えば弾性表面波の音速より横波音速が遅い材料からなる。付加膜16としては、例えば酸化タンタル(TaまたはTaO)膜または酸化ニオブ(NbまたはNbO)膜、酸化テルル、酸化タングステン膜、酸化チタン膜または弗素を添加した酸化シリコン等の絶縁膜または金属膜を用いることができる。付加膜16の密度は誘電体膜14より大きいことが好ましい。これにより、付加膜16を薄くできる。
付加膜16は界面を含まない単体の膜であることが好ましい。これにより、付加膜16をエッチングするときに、付加膜16が不均一エッチングされることを抑制できる。また、界面に起因した音響的な損失および/または付加膜16内での剥がれを抑制できる。
図2(a)は、図1(a)のA-A断面図、図2(b)は音速を示す図である。図2(a)に示すように、エッジ領域54における付加膜16bの膜厚T2およびバスバー領域58における付加膜16dの膜厚T3は、中央領域52における付加膜16aおよびギャップ領域56における付加膜16cの膜厚T1より大きい。付加膜16は、溝部17aから17cを有している。溝部17aは中央領域52とエッジ領域54との間に形成されている。溝部17bは、エッジ領域54とギャップ領域56との間に形成されている。溝部17cは、ギャップ領域56とバスバー領域58との間に形成されている。溝部17aから17cは付加膜16を貫通している。
バスバー領域58の付加膜16d上に金属膜30が設けられている。金属膜30は金属膜12と電気的に接続されている。金属膜30は、弾性波共振器同士を接続する配線である。金属膜30としては、銅膜、金膜またはアルミニウム膜を用いることができる。
図2(b)に示すように、ギャップ領域56の音速は電極指26の密度が低いため、交差領域50の音速より速い。これにより、弾性波は交差領域50内に閉じ込められる。さらに、エッジ領域54の付加膜16bが中央領域52の付加膜16aより厚いため、エッジ領域54の音速が中央領域52の音速より遅くなる。これにより、交差領域50内の基本横モードの強度分布がY方向にフラットとなる。さらに、高次横モードの結合係数が小さくなる。これらにより、横モードスプリアスを抑制するピストンモードを実現することができる。
膜厚T2とT1の差は付加膜16の密度、ヤング率および音速等の材質により定める。例えば、エッジ領域54の音速は中央領域52の音速より1%から3%遅いことが好ましい。この音速差を実現するため、例えば付加膜16の材料が酸化ニオブまたは酸化タンタルの場合、膜厚差T2-T1は波長λ(電極指のピッチ)で規格化した膜厚で約0.8%以上であることが好ましい。例えば膜厚T1は1nmから20nmであり、膜厚差T2-T1は、10nmから100nmである。
ピストンモードを実現するため、エッジ領域54のY方向の幅は、5λ以下(例えば交差領域50の幅の1/4以下)が好ましく、2λ以下(例えば交差領域50の幅の1/10以下)がより好ましい。エッジ領域54のY方向の幅は、0.1λ以上(例えば交差領域50の幅の1/200以上)が好ましく0.5λ以上(例えば交差領域50の幅の1/40以上)がより好ましい。
バスバー領域58上に付加膜16を設けることにより、バスバー領域58における音速が遅くなる。これにより、バスバー領域58に高次横モードの不要波のエネルギーが集中する。ギャップ領域56への高次横モードの不要波の閉じ込めを弱めるため、横モードスプリアスを抑制できる。バスバー領域58における付加膜16dの膜厚T3は、バスバー領域58の音速を遅くするため、エッジ領域54における付加膜16bの膜厚T2以上が好ましい。バスバー領域58上の付加膜16dは、Y方向においてバスバー領域58全体に設けてもよいが、バスバー領域58上の一部(例えばギャップ領域56側の一部)に設けてもよい。
バスバー領域58に金属膜30を設けることにより、バスバー領域58における音速がより遅くなる。これにより、横モードスプリアスをより抑制できる。
溝部17aでは、付加膜16が設けられていない。このため、溝部17aでは、中央領域52より音速が速くなる。溝部17bおよび17cではギャップ領域56より音速が速くなる。
図3(a)および図3(b)は、比較例1における図2(b)の領域A付近の付加膜の断面図および拡大図である。図3(a)に示すように、中央領域52とエッジ領域54との間およびエッジ領域54とギャップ領域56との間の領域において付加膜16の膜厚はなだらかに変化する。これにより、中央領域52とエッジ領域54との間の遷移領域55aおよびエッジ領域54とギャップ領域56との間の遷移領域55bにおいて音速はなだらかに変化する。付加膜16の膜厚を急峻に変化させることは製造上難しい。音速がなだらかに変化すると理想的なピストンモード条件からずれるため、横モードスプリアスが十分に抑圧されない。
図4(a)および図4(b)は、実施例1における図2(b)の領域A付近の付加膜の断面図および拡大図である。なお、溝部17aが付加膜16を貫通すると、理論的には溝部17aの音速は図2(b)のように非常に速くなるが図4(b)は、溝部17aの音速を現実的に図示している。図4(a)に示すように、中央領域52からエッジ領域54にかけておよびエッジ領域54からギャップ領域56にかけてそれぞれ溝部17aおよび17bが形成する。これにより、遷移領域55aおよび55bにおいて付加膜16の膜厚が急峻に変化する。よって、音速は急峻に変化するため、理想的なピストンモード条件に近づく。これにより、横モードスプリアスが抑圧される。
溝部17aおよび17bの膜厚の遷移領域を含む幅W1およびW2は、例えば10nmから1μmである。膜厚の変化を急峻にするため、幅W1およびW2は5μm以下が好ましい。溝部17aおよび17bの深さD1は、例えば1nmから膜厚T1であり、5nm以上が好ましい。
[実施例1の製造方法]
次に実施例1に係る弾性波共振器の製造方法を説明する。図5(a)から図6(b)は、実施例1に係る弾性波共振器の製造方法を示す断面図である。図5(a)に示すように、圧電基板10上に金属膜12を形成する。金属膜12により、IDT22および反射器24が形成される。IDT22および反射器24は、例えばスパッタリング法およびエッチング法、または、蒸着法およびリフトオフ法を用い形成する。
図5(b)に示すように、圧電基板10上にIDT22および反射器24を覆うように誘電体膜14を形成する。誘電体膜14は、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法またはスパッタリング法を用い形成する。誘電体膜14の上面を例えばエッチング法またはCMP(Chemical mechanical Polishing)法を用い平坦化する。図5(c)に示すように、誘電体膜14上に付加膜16を形成する。付加膜16は、例えばスパッタリング法およびエッチング法、または、蒸着法およびリフトオフ法を用い形成する。
図6(a)に示すように、付加膜16上に開口62を有するマスク層60を形成する。マスク層60は例えばフォトレジストである。開口62は、中央領域52およびギャップ領域56に形成されている。マスク層60をマスクに付加膜16を矢印64のようにエッチングする。これにより、中央領域52およびギャップ領域56の付加膜16の膜厚T4は、エッジ領域54およびバスバー領域58の付加膜16の膜厚T3より小さくなる。このとき、エッチング条件を適切に選択することで、中央領域52とエッジ領域54との間に溝部17dが形成され、エッジ領域54とギャップ領域56との間に溝部17eが形成され、ギャップ領域56とバスバー領域58との間に溝部17fが形成される。溝部17dから17fの深さはD2である。
図6(b)のように、マスク層60を除去する。その後、金属膜30を形成する。金属膜30は、例えばスパッタリング法およびエッチング法、蒸着法およびリフトオフ法、またはめっき法を用い形成する。付加膜16および金属膜30上に開口67を有するマスク層66を形成する。マスク層66は例えばフォトレジストである。開口67は、交差領域50およびギャップ領域56に形成されている。マスク層66をマスクに付加膜16を矢印68のようにエッチングする。これにより、中央領域52およびギャップ領域56の付加膜16aおよび16cの膜厚T1は、膜厚T4より小さくなる。エッジ領域54の付加膜16bの膜厚T2はバスバー領域58の付加膜16dの膜厚T3より小さくなる。エッチング条件を適切に選択することで、溝部17dから17fは、付加膜16を貫通し、溝部17aから17cとなる。溝部17aから17cは付加膜16を貫通するため、溝部17aから17cの深さD1はほぼ膜厚T1となる。図6(b)のエッチングにより、周波数調整を行ってもよい。また、付加膜16上に周波数調整膜を設けてもよい。
図6(a)では、中央領域52の付加膜16の膜厚をエッジ領域54の付加膜16の膜厚より例えば40nmから300nm程度小さくする。このため、付加膜16のエッチング量は例えば40nmから300nmである。図6(b)では、付加膜16のエッチング量は例えば1nmから30nmである。この場合、溝部17aから17cは主に図6(a)のエッチングにおいて形成し、図6(b)では、付加膜16を均一にエッチングしてもよい。
[エッチング実験1]
溝部を形成するエッチング条件について検討した。付加膜16を酸化ニオブ膜とし、ドライエッチング装置としてICP(Inductive Coupled Plasma)型エッチング装置を用いた。表1は、エッチング条件AからFにおけるエッチングレートと溝部17dから17fの深さD2を示す表である。
Figure 0007027079000001
表1において、深さD2は、付加膜16を115nmエッチングしたときの溝部17dから17fの深さD2である。ICPパワーはICPコイルに加える高周波パワー、バイアスパワーは、ウエハを配置する下部電極に加える高周波パワーである。CF流量およびAr流量は、エッチングガスとして用いるCFガスおよびArガスの流量である。圧力はエッチングガスの圧力である。
図7は、実験1におけるバイアスパワーに対する溝部の深さD2を示す図である。表1および図7に示すように、深さD2はバイアスパワーに大きく依存し、ICPパワー、CF流量にはほとんど依存しない。バイアスパワーが大きいと、エッチングガスのイオンが加速されてウエハ表面に衝突するときに、イオン衝撃による物理エッチングが促進される。物理的なエッチングでは、凹凸の側壁近傍では、イオンが側壁と凹底部とで多重反射および/または多重散乱され、凹凸の境界付近が他の領域に比べ大きくエッチングされる。これにより、バイアスパワーが大きいと、溝部の深さD2が大きくなる。このように、バイアスパワーを調整することで、溝部の深さを調整できる。なお、バイアスパワーが大きすぎると、凸部の側壁に化学的エッチングの副生成物が堆積する。この堆積物が大量に生成されるとバリとなる。バリは塵の原因となる。よって、堆積物の膜厚が100nm以下、好ましくは20nm以下となるように、バイアスパワーを調整することが好ましい。
[エッチング実験2]
実験1の条件BおよびFを用い、複数のウエハを連続し、エッチングレートのウエハ面内のユニフォミティを測定した。ユニフォミティは(MAX-MIN)/AVR×100[%]である。MAX、MINおよびAVRは、それぞれウエハ面内の最大エッチングレート、ウエハ面内の最小エッチングレート、およびウエハ面内のエッチングレートの平均である。条件Bは溝部の深さD2が6nmの条件であり、条件Fは溝部がほとんど形成されない条件である。条件Fは、条件Bとエッチングレートをほぼ同じとするため、条件BよりICPパワーを大きくしている。
図8は、実験2におけるウエハNoに対するユニフォミティを示す図である。ウエハNoは、連続してエッチングしたウエハの時系列の番号を示す。図8に示すように、条件Bは条件Fよりユニフォミティがよい。これは、ICPパワーを大きくすると、プラズマ分布がICPコイルの形状を反映するためと考えられる。条件Bでは、エッチングレートのユニフォミティが良好でかつ溝部を形成できる。また、弗素系のエッチングガスを用いた場合、金属弗化物の蒸気圧が低くかつ沸点が高くなることがある。例えば酸化ニオブ膜をエッチングする場合、酸化ニオブの反応物NbFは酸化シリコンの反応物SiFに比べ蒸気圧が6桁以上低くかつ沸点が300℃以上高い。このため、NbFは気化または揮発し難く、化学的エッチングではエッチングが難しい。例えば、NbFまたは付加膜内のNbを含む金属不純物がマスクとなり、エッチング面が荒れてしまう。条件Bのようにバイアスパワーを大きくすると、物理的なエッチングが促進され、エッチング面の荒れが抑制できる。よって、付加膜16の上面の面荒れに起因する弾性波の散乱等が抑制できる。これにより、弾性波散乱による損失を抑制できる。
図9(a)および図9(b)は、実施例1における溝部の平面図である。図9(a)に示すように、膜厚の厚い付加膜16bおよび16dはIDT22内に設け、反射器24には設けなくてもよい。この場合、溝部17aから17cはIDT22に設けられ、反射器24に設けられない。溝部17aおよび17bはIDT22内のエッジ領域54を囲むように形成される。溝部17cは、IDT22内のバスバー領域58を囲むように形成される。
図9(b)に示すように、膜厚の厚い付加膜16bおよび16dはIDT22および反射器24に設けてもよい。この場合、溝部17aから17cはIDT22および反射器24に設けられる。溝部17aおよび17bはIDT22および反射器24のエッジ領域54を囲むように形成される。溝部17cは、IDT22および反射器24のバスバー領域58を囲むように形成される。
[実施例1の変形例]
図10(a)から図13は、実施例1の変形例に係る弾性波共振器の断面図である。図10(a)に示すように、金属膜30は設けられていなくてもよい。バスバー領域58の付加膜16dの膜厚は、エッジ領域54の付加膜16bの膜厚と同じでもよい。その他の構成は実施例1の図2(a)と同じであり説明を省略する。
図10(b)に示すように、溝部17aから17cは付加膜16を貫通していない。付加膜16aから16dは一体である。その他の構成は図10(a)と同じであり説明を省略する。
図11(a)および図11(b)に示すように、バスバー領域58には付加膜16は設けられていなくてもよい。その他の構成は図10(a)および図10(b)と同じであり説明を省略する。
図12(a)および図12(b)に示すように、誘電体膜14は設けられておらず、付加膜16は、圧電基板10および金属膜12に直接接触してもよい。金属膜12を覆うように金属膜12より薄い保護膜が設けられ、付加膜16は保護膜に接触してもよい。その他の構成は図10(a)および図11(a)と同じであり説明を省略する。
図13に示すように、図5(b)において、CMP法を用い誘電体膜14の上面を平坦化すると、上面が曲面となることがある。しかし、この曲面は、電極指26に対応した凹凸と比べると非常に大きな曲率を有する。
実施例1およびその変形例によれば、エッジ領域54の付加膜16bの膜厚T2が中央領域52の付加膜16aの膜厚T1と異なる。このとき、付加膜16は、中央領域52からエッジ領域54にかけて設けられた溝部17a(第1溝部)を有する。これにより、中央領域52とエッジ領域54との間の付加膜16の膜厚の遷移領域における付加膜16の膜厚の変化を急峻にできる。よって、理想的なピストンモードに近づき、横モードスプリアスを抑制できる。
エッジ領域54の付加膜16bの膜厚T2は中央領域52の付加膜16aの膜厚T1より小さくてもよい。異方性係数が正の場合は、エッジ領域54における弾性表面波の音速を中央領域52における音速より遅くすることによりピストンモード構造が実現できる。このため、エッジ領域54の付加膜16bの膜厚T2は中央領域52の付加膜16aの膜厚T1より大きいことが好ましい。
溝部17aのY方向の側面は傾斜している。例えば、溝部17aをY方向で断面視したとき、溝部17aの少なくとも一部は傾斜によって形成されている。すなわち、付加膜16a(第1付加膜)は、中央領域52におけるIDT22上方に設けられ、中央領域52の両側において中央領域52の両側に向けて上面が低くなるように傾斜する。付加膜16b(第2付加膜)は、エッジ領域54におけるIDT22上方に設けられ、中央領域52側において中央領域52に向けて上面が低くなるように傾斜する。これにより、溝部17aの側面の傾斜を急峻にでき、より理想的なピストンモードに近づき、横モードスプリアスを抑制できる。
付加膜16は、ギャップ領域56およびバスバー領域58に設けられていなくてもよい。ギャップ領域56(Y方向における交差領域50の外側の領域)においてIDT22上方に付加膜16が設けられていてもよい。付加膜16は、交差領域50からギャップ領域56にかけて設けられた溝部17b(第2溝部)を有する。これにより、横モードスプリアスをより抑制できる。
付加膜16は、バスバー領域58に設けられていてもよい。バスバー領域58における付加膜16dの膜厚はエッジ領域54における付加膜16bの膜厚以上であることが好ましい。これにより、横モードスプリアスをより抑制できる。
IDT22と付加膜16との間に誘電体膜14を備える。誘電体膜14の弾性率の温度係数を圧電基板10の弾性率の温度係数の逆符号とすることで、周波数温度係数を0に近づけることができる。付加膜16の密度を誘電体膜14の密度より大きくする。または、付加膜16のバルク音速を誘電体膜14のバルク音速より遅くする。これにより、付加膜16を薄くできる。
溝部17aから17cは、付加膜16を貫通することが好ましい。これにより、溝部17aの側面の傾斜を急峻にでき、横モードスプリアスをより抑制できる。
図6(a)のように、マスク層60をマスクに、付加膜16をドライエッチングすることにより、中央領域52とエッジ領域54との間の付加膜16に溝部17aから17cを形成しかつ中央領域52の付加膜16aの膜厚をエッジ領域54の付加膜16bの膜厚と異ならせる。これにより、溝部17aから17cを形成できる。
実施例2は、実施例1およびその変形例の弾性波共振器を用いたフィルタおよびデュプレクサの例である。図14(a)は、実施例2に係るフィルタの回路図である。図14(a)に示すように、入力端子T1と出力端子T2との間に、1または複数の直列共振器S1からS4が直列に接続されている。入力端子T1と出力端子T2との間に、1または複数の並列共振器P1からP4が並列に接続されている。1または複数の直列共振器S1からS4および1または複数の並列共振器P1からP4の少なくとも1つに実施例1から3およびその変形例の弾性波共振器を用いることができる。ラダー型フィルタの共振器の個数等は適宜設定できる。
[実施例2の変形例1]
図14(b)は、実施例2の変形例1に係るデュプレクサの回路図である。図14(b)に示すように、共通端子Antと送信端子Txとの間に送信フィルタ70が接続されている。共通端子Antと受信端子Rxとの間に受信フィルタ72が接続されている。送信フィルタ70は、送信端子Txから入力された信号のうち送信帯域の信号を送信信号として共通端子Antに通過させ、他の周波数の信号を抑圧する。受信フィルタ72は、共通端子Antから入力された信号のうち受信帯域の信号を受信信号として受信端子Rxに通過させ、他の周波数の信号を抑圧する。送信フィルタ70および受信フィルタ72の少なくとも一方を実施例2のフィルタとすることができる。
フィルタは実施例1およびその変形例の弾性波共振器を含む。これにより、横モードスプリアスに起因したリップルを抑制できる。また、送信フィルタ70および受信フィルタ72の少なくとも一方を実施例1およびその変形例の弾性波共振器を含むフィルタとすることができる。マルチプレクサとしてデュプレクサを例に説明したがトリプレクサまたはクワッドプレクサでもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 圧電基板
12 金属膜
14 誘電体膜
16、16a-16c 付加膜
17a-17f 溝部
22 IDT
24 反射器
25 櫛歯電極
26 電極指
28 バスバー
50 交差領域
52 中央領域
54 エッジ領域
56 ギャップ領域
58 バスバー領域
60 マスク層
70 送信フィルタ
72 受信フィルタ

Claims (10)

  1. 圧電基板と、
    前記圧電基板上に設けられ、少なくとも一部において各々の電極指が互い違いに配列方向に配列し、前記配列方向で前記各々の電極指が重なる交差領域を形成する一対の櫛歯電極と、
    前記交差領域における前記一対の櫛歯電極上方に設けられ、前記各々の電極指の延伸方向における前記交差領域内の中央領域から前記中央領域の両側の前記交差領域のエッジにそれぞれ設けられた一対のエッジ領域にかけてそれぞれ設けられた一対の第1溝部を有し、前記一対の第1溝部の間の前記中央領域には溝部は設けられておらず、前記一対のエッジ領域の膜厚と前記中央領域の膜厚とが異なる付加膜と、
    を備える弾性波デバイス。
  2. 前記一対のエッジ領域の前記付加膜の膜厚は前記中央領域の前記付加膜の膜厚より大きい請求項1記載の弾性波デバイス。
  3. 前記一対の第1溝部を前記延伸方向で断面視したとき、前記一対の第1溝部の少なくとも一部は傾斜によって形成されている請求項1または2に記載の弾性波デバイス。
  4. 前記付加膜は、前記延伸方向における前記交差領域の外側の領域における前記一対の櫛歯電極上方に設けられ、前記交差領域から前記外側の領域にかけて設けられた第2溝部を有する請求項1から3のいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
  5. 前記一対の櫛歯電極と前記付加膜との間に誘電体膜を備える請求項1から4のいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
  6. 前記一対の第1溝部は、前記付加膜を貫通する請求項1から5のいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
  7. 前記一対の櫛歯電極を含む弾性波共振器を備える請求項1からのいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
  8. 前記弾性波共振器を含むフィルタを備える請求項に記載の弾性波デバイス。
  9. 前記フィルタを含むマルチプレクサを備える請求項に記載の弾性波デバイス。
  10. 少なくとも一部において各々の電極指が互い違いに配列方向に配列し、前記配列方向で前記各々の電極指が重なる交差領域を形成する一対の櫛歯電極を、圧電基板上に形成する工程と、
    前記交差領域における前記一対の櫛歯電極上方に付加膜を形成する工程と、
    マスク層をマスクに、前記付加膜をドライエッチングすることにより、前記各々の電極指の延伸方向における前記交差領域内の中央領域から前記中央領域の両側の前記交差領域のエッジにそれぞれ設けられた一対のエッジ領域にかけて前記付加膜に一対の第1溝部をそれぞれ形成し、前記一対の第1溝部の間の前記中央領域には溝部を形成せず、かつ前記中央領域の前記付加膜の膜厚と前記一対のエッジ領域の前記付加膜の膜厚とを異ならせる工程と、
    を含む弾性波デバイスの製造方法。
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