JP7027032B2 - 照明用の垂直共振器型発光素子モジュール - Google Patents

照明用の垂直共振器型発光素子モジュール Download PDF

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Description

本発明は、垂直共振器型面発光レーザ(VCSEL:vertical cavity surface emitting laser)等の垂直共振器型発光素子に関し、特に複数の垂直共振器型発光素子が平面上に配列された垂直共振器型面発光レーザモジュールに関する。
垂直共振器型面発光レーザは、基板面に対して垂直に光を共振させ、当該基板面に垂直な方向に光を出射させる構造を有する半導体レーザである。例えば、特許文献1には、n型GaN基板上に形成されたn型GaNバッファ層、AlN層/GaN層DBR(Distributed Bragg Reflector)層及びn型GaNクラッド層を含み、該クラッド層に設けられた円柱状凸部上には、InGaN層/GaN層の多重量子井戸活性層と、p型GaNクラッド層とが形成され、該クラッド層上の中央部には誘電体DBR層が形成され、クラッド層上には、誘電体DBR層の周囲に、窒化珪素の絶縁膜とp電極とが形成され、該凸部の側面を覆うように形成された絶縁膜上には、n電極が形成された垂直共振器型面発光レーザが開示されている。凸部の開口部と発光層を挟んで互いに対向するDBR層は、共振器を構成している。また、特許文献1には、複数の垂直共振器型面発光レーザを平面上に配列した垂直共振器型面発光レーザモジュール(以下、面発光レーザアレイともいう)の形状において、各々が円形の垂直共振器型面発光レーザを並べた形状が開示されている。
特許文献2には、面発光レーザアレイを、光変換部品を通じてマイクロレンズアレイとフォーカスレンズでファイバーに結合する技術が開示されている。
特許文献3では、複数のレーザ出射器からのビームを蛍光体が含まれる基板上に照射して遠方ビームスポット分布を制御する技術が開示されている。
特開2014-7093号公報 特表2015-510273号公報 特表2015-501062号公報
しかしながら、従来技術において、実験を行った結果、複数のレーザ光を、レンズアレイを通じて或いは直接蛍光体等に照射する場合、蛍光体上や照射する物体に輝点が生じることが分かった。これら輝点は、色ムラの要因となり、特に照明光源としては、扱いにくいという問題があった。原因を調べた結果、複数のレーザ光による干渉に依ることが判明した。特に面発光レーザアレイでは、同一の結晶成長や電極プロセスを経た同一ウェハ上に形成されるため、同じ波長で出射されることから、この現象が顕著に起こっていた。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、垂直共振器型発光素子を用いても輝点の発生を抑え、色ムラを解消できる垂直共振器型面発光レーザモジュールを提供することを目的としている。
本発明の垂直共振器型面発光レーザモジュールは、複数の垂直共振器型発光素子が平面上に配列された垂直共振器型発光素子モジュールであって、
前記複数の垂直共振器型発光素子の各々が、第1反射器と、第1の導電型の第1の半導体層、活性層及び前記第1の導電型とは反対の導電型の第2の導電型の第2の半導体層からなる半導体構造層と、電流狭窄層と、前記第2の半導体層に接する透明電極と、前記透明電極上に形成された第2反射器と、を有する面発光体と、
前記複数の垂直共振器型発光素子のうちの互いに隣接するもの同士から出射される光ビームがその出射方向側で少なくても一部が重なりあって入射される間隔で、前記面発光体に対して配された光変換部品と、
前記光ビームの波長が互いに異なるように、前記複数の垂直共振器型発光素子のうちの互いに隣接するもの同士を独立に駆動する駆動手段と、を有することを特徴とする。
本発明の実施例の面発光レーザをアレイ化した面発光レーザモジュール構成を模式的に示す一部透視概略平面図である。 図1のAA線に沿った断面の部分を模式的に示す部分断面図である。 本発明の実施例の面発光レーザモジュールを蛍光体に結合させてレーザ光を蛍光体に入射した例を示す概略側面図である。 本発明の実施例の面発光レーザモジュールを、レンズアレイを介して蛍光体に結合させて、レーザ光を、レンズアレイを介して蛍光体に入射した例を示す概略側面図である。 本発明の実施例の面発光レーザモジュールを、レンズアレイ及び集光レンズを介して蛍光体に結合させて、レーザ光をレンズアレイ及び集光レンズを介して蛍光体に入射した例を示す概略側面図である。 本発明の実施例の面発光レーザモジュールの基板の裏面にレンズアレイを形成して、レーザ光を、レンズアレイを介して蛍光体に入射した例を示す概略側面図である。 本発明の実施例の面発光レーザモジュールの基板の裏面にレンズアレイを形成して、レーザ光を、レンズアレイ及び集光レンズを介して蛍光体に入射した例を示す概略側面図である。 本発明の実施例1の面発光レーザモジュールの個々の面発光レーザに供給される設定された駆動電流値の例を示す表である。 本発明の実施例2の面発光レーザモジュールの隣接する素子AとBで駆動電流のパルス幅を異ならせている例を示すグラフである。 本発明の実施例2の面発光レーザモジュールの隣接する素子AとBで駆動電流のONとOFFのタイミングを逆にしている例を示すグラフである。 本発明の実施例2の面発光レーザモジュールの個々の面発光レーザに供給される駆動電流に重畳される経時的に電流値が変化する電流波形の例を示すグラフである。 本発明の実施例の変形例の面発光レーザモジュールの一部を説明する概略部斜視図である。
本発明の垂直共振器型発光素子の一例として垂直共振器面発光レーザ(以下、単に面発光レーザともいう)について図面を参照しつつ説明する。以下の説明及び添付図面において、実質的に同一又は等価な部分には同一の参照符を付して説明する。
図1は、本発明による実施例の一例の面発光レーザ(VCSEL)10を発光部として、その16個(4×4)を整列して配置(アレイ化)された面発光レーザモジュール10Aの外観の一部透視概略平面図を示す。16個の面発光レーザは、同一基板上に同一構造を有して形成されている。図2は、図1の隣接する2つの面発光レーザ10のAA線に沿った断面の部分を模式的に示す部分断面図である。
図2に示すように、面発光レーザ10は、たとえば、GaN(窒化ガリウム)から成るGaN等の導電性の基板11上に順に形成された、導電性の第1反射器13と、n型半導体層15(第1の半導体層)、量子井戸層を含む活性層17及びp型半導体層19(第2の半導体層)から成る積層構造を有する。積層構造における第1反射器13並びにn型半導体層15、量子井戸層を含む活性層17及びp型半導体層19からなる半導体構造層SMCは、GaN系半導体から構成されている。
面発光レーザ10は、さらに、半導体構造層SMCのp型半導体層19上に順に形成された、絶縁性の電流狭窄層21と、導電性の透明電極23と、第2反射器25と、を有している。
電流狭窄層21は、貫通開口部OP1を有する。透明電極23は、貫通開口部OP1を覆い、p型半導体層19に接するように形成されている。電流狭窄層21は、貫通開口部OP1以外ではp型半導体層19への電流注入を阻止する。開口部OP1内部では透明電極23からp型半導体層19を介して活性層17に電流が注入される。
図2に示すように、電流を注入するP電極27Pは、貫通開口部OP1の周囲において透明電極23と電気的に接続されるように形成されている。また、P電極27Pは、図1に示すように、電流狭窄層21上の配線27Paを介して、外部に電気的に接続できるpパッド電極29Pにそれぞれ独立に接続されるように形成されている。なお、図1に示すnパッド電極29Nは、図2に示すn型半導体層15と図示しない経路で電気的に接続されるように形成されている。
図2に示す貫通開口部OP1と活性層17を挟んで互いに対向する第1反射器13及び第2反射器25の部分は、共振器20を構成している。
共振器20の間における、透明電極23の直下に形成された電流狭窄層の貫通開口部OP1(透明電極23と半導体構造層SMCとの界面)が光ビームの通過口に対応する。開口部OP1内部の透明電極23は、電流注入と光ビーム放射の機能を担う窓である。該窓を介して光ビームは、第2反射器25から放射される。半導体構造層SMCの積層方向に貫通開口部OP1を貫く光軸に沿って光ビームが放射される。
本実施例では、第1反射器13は、GaN系半導体の多層膜からなる分布ブラッグ反射器(DBR)として形成されている。第1反射器13として、例えば、GaN/InAlNのペアを複数、積層して構成することができる。第2反射器25は貫通開口部OP1を覆う面積で、誘電体膜の多層からなる分布ブラッグ反射器として形成されている。第2反射器25と第1反射器13とが半導体構造層SMC及び透明電極23を挟み、共振構造を形成する。第1反射器13及び第2反射器25は、それらの所望の導電性、絶縁性、反射率を得るために、屈折率が異なる2つの薄膜を交互に複数回積層する多層膜のペア数や、材料、膜厚等を適宜調整して構成される。絶縁性の反射器であれば、例えば、誘電体薄膜材料としては、金属、半金属等の酸化物がある。
半導体構造層SMCは、第1反射器13上に順に形成された、n型半導体層15、量子井戸層を含む活性層17及びp型半導体層19からなる。本実施例においては、第1反射器13及び半導体構造層SMCの各層は、AlxInyGa1-x-yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)の組成を有する。例えば、第1反射器13は、AlInNの組成を有する低屈折率半導体層及びGaNの組成を有する高屈折率半導体層の組(ペア)が交互に複数回積層された構造を有する。また、本実施例においては、活性層17は、InGaNの組成を有する井戸層(図示せず)及びGaNの組成を有する障壁層(図示せず)のペアが交互に積層された量子井戸構造を有する。また、n型半導体層13は、GaNの組成を有し、n型不純物としてSiを含む。p型半導体層19は、GaNの組成を有し、Mg等のp型不純物を含む。これにより、n型半導体層13とp型半導体層19は、互いに反対の導電型となる。また、発光波長が例えば400~450nmとなるように半導体構造層SMCを設計できる。
また、第1反射器13及び半導体構造層SMCは、有機金属気相成長法(MOCVD法:Metal Organic Chemical Vapor Deposition)等を用いて形成されている。
電流狭窄層21の組成材料としては例えば、SiO2、Ga23、Al23、ZrO2等の酸化物、SiN、AlN及びAlGaN等の窒化物等が用いられる。好ましくは、SiO2が電流狭窄層21に用いられる。電流狭窄層21の膜厚は、5~1000nm、好ましくは、10~300nmである。
導電性の透明電極23の透光性の組成材料としては例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(In-doped ZnO)、AZO(Al-doped ZnO)、GZO(Ga-doped ZnO)、ATO(Sb-doped SnO2)、FTO(F-doped SnO2)、NTO(Nb-doped TiO2)、ZnO等が用いられる。好ましくは、ITOが透明電極23に用いられる。透明電極23の膜厚は、3~100nm、また、好ましくは、20nm以下である。透明電極23は電子ビーム蒸着法や、スパッタ法等によって成膜できる。
図2に示すように、面発光レーザモジュール10Aでは複数の面発光レーザ10が基板平面に垂直な方向に光ビームを出射するように配列されているが、光ビームの出射方向側に配置された光変換部品111をも有することができる。光変換部品111としては、蛍光体、拡散板、レンズ又はこれらの組み合わせがあげられる。光変換部品111は、その下面と基板11(電流狭窄層21)との間にスペーサ(図示せず)を介装させ接合剤を用い基板11に固定される。さらに、光変換部品111は、接合剤を用いずにネジ止め等により基板11に固定しても良い。
図2に示す面発光レーザモジュール10Aの基板11上に配列された16個の面発光レーザ10は、それらの内の互いに隣接するもの同士から出射される光ビームがその出射方向側で少なくても一部が重なりあって光ビームが伝搬するようになっている。そして、面発光レーザモジュール10Aの面発光レーザ10は、複数の面発光レーザ10を独立に駆動する駆動部10Bに接続されている。駆動部10Bは、隣接する面発光レーザ10同士から出射される光ビームの波長が互いに異なるように、配線27Paを介してそれぞれの面発光レーザ10へ電流又は電流密度を独立に供給する。
ここで、本実施例で対象となる面発光レーザモジュール10Aの構成例を図3~図7を用いて説明する。
図3は、面発光レーザモジュール10Aを蛍光体111(光変換部品)に結合させてレーザ光を蛍光体111に入射した例を示す概略側面図である。個々のレーザ光(破線)は、発散されながら蛍光体111に入射され、その一部が他のレーザ光と重なる構成となっている。光変換部品111は、複数の面発光レーザ10(面発光体)のうちの互いに隣接するもの同士から出射される光ビームがその出射方向側で少なくても一部が重なりあって入射される間隔Dをもって、複数の面発光レーザ10に対して配置される。
図4は、図3の構成の面発光レーザモジュール10Aと蛍光体111の間に更にレンズアレイ111a(マイクロレンズの集合から成る)が導入された例を示す概略側面図である。このように面発光レーザ光が発散されながらレンズアレイ111aに入射されることで、レンズアレイ111aや蛍光体111で他のレーザ光と重なる構成となっている。面発光レーザ10の各々の光軸上に対応してレンズアレイ111aのマイクロレンズの各々が配置されている。
図5は、図4の構成のレンズアレイ111aと蛍光体111の間に更に集光レンズ111bが導入された例を示す概略側面図である。この場合は蛍光体111でほぼすべてのレーザ光が重なることになる。
図6は、面発光レーザモジュール10Aの基板の裏面にレンズアレイ111aを形成した例を示す概略側面図である。図4と同様にレンズアレイ111aや蛍光体111で各レーザ光の一部が重なる構成となっている。
図5は、図6の構成のレンズアレイ111aと蛍光体111の間に更に集光レンズ111bが導入された例を示す概略側面図である。この場合もレンズアレイ111aで一部が重なり、蛍光体111面上では、多くのレーザ光が重なる構成となっている。
このように、複数のレーザ光が蛍光体111やレンズアレイ111aのような光変換部品に入射される場合に少なくとも個々のレーザの内、一部のビームが他のビームと重なる構成をとった場合に本発明の構成対象になり、上述した例以外でも対象となりうる。また、例示したレンズアレイ111aや面発光レーザ10は、周期的に並んでいるが、周期が崩れたアレイ(配列)でもよく、レンズアレイの場合は、マイクロレンズのレンズ半径やサグが統一されてなくてもよい。また、例示したレンズアレイ111aは、マイクロレンズの焦点距離と面発光レーザ10の発光点との間の距離が同じでもよいし、異なってもよい。
図1に示すような面発光レーザモジュール構成において、個々の面発光レーザは、独立に駆動されるように、配線27Paを介して、外部に電気的に接続できるpパッド電極29Pにそれぞれ独立に接続され、駆動部10Bによって、それぞれを異なる駆動電流或いは電流密度にする。これにより、個々の面発光レーザのレーザ光が重なっても輝点を抑えることができる。例えば、図1に示す4×4の面発光レーザアレイで、閾値電流が2mAの特性の場合、図8のように電流値を設定する事例を挙げることができる。図1に示す4×4の面発光レーザアレイは左上からA列、B列、C列、D列と左上からa行、b行、c行、d行とに分けると、A列a行~D列d行の行列の交差位置に面発光レーザアレイに分けられ、電流が図8の電流値で独立に、駆動部10Bから各面発光レーザアレイに供給される。
図8の例では、全て異なる電流値での駆動構成だが、少なくとも隣接する素子の駆動電流が異なればよい。例えば、隣接する素子を行列方向共に交互に並ぶ二つのグループに分け、夫々のグループで異なる駆動電流で制御する。ただし、図5、7のように蛍光体111上の点で集光される場合は同一グループの離れた位置の素子同士で輝点を形成してしまう恐れがあるため、図3,4,6のように個々の素子の光が別々に蛍光体111に照射される構成をとることが好ましい。
このように、駆動部10Bによって、駆動電流や駆動電流密度を変えることによって、個々の面発光レーザの各層の屈折率を変えることができ、共振波長を決定する光学長(屈折率×膜厚)を変化させることで、発振波長のバリエーションを増やすことができる。個々の面発光レーザの発光波長(共振波長)を変えることができれば、輝点を抑制することができる。ここで言及した光学長は、おおよそ図2中に示すLの長さになる。ただし、発光色ムラと認識されないためには発振波長のバリエーションは10nm以内に収まることが好ましい。
実施例1では、面発光レーザアレイの個々の面発光レーザで駆動電流又は電流密度を変えることで、発振波長を変えたが、実施例2では、パルス駆動を用いる例を示す。
例えば、パルス駆動する場合は電流のパルス幅、duty比(パルス幅/パルス周期)を隣接する素子AとBで変えることでも輝点を抑制可能である。図9は隣接する素子AとBで駆動電流のパルス幅を異ならせている例を示すグラフである。
また、隣接する素子AとBの印加期間を継時的に変えることでも輝点は抑制可能である。図10は隣接する素子AとBで駆動電流のONとOFFのタイミングを逆にしている例を示すグラフである。
さらに、実施例1同様に、個々の面発光レーザを独立に駆動できる面発光レーザアレイに閾値電流以上のDC成分(直流)に図11に示したような経時的に電流値が、隣接する素子で異なるように変化する電流波形を重畳することで、輝点を抑制することができる。なお、波形周期の時間はモジュールの仕様により、数nsec、それ以上に設定できる。電流波形この事例では、閾値電流以上のDC成分を利用しているが、閾値以下でもよいし、なくてもよい。また、例示したパルス波形は、正弦波の絶対値をとったものであるが、ノコギリ波、台形波等の電流波形を用いることもできる。また、DC成分を実施例1のように個々に設定してもよいし、パルス成分の位相を個々にずらしてもよい。パルス駆動は、面発光レーザの変調できる程度の速さで行うのが好ましい。また、独立に駆動する際の配線長さや位置を調整することで、コイル成分やキャパシタンス成分を個々の面発光レーザによって変え、変調特性を変えることもできる。このように経時的に駆動電流を変えることで、波長を変えることができ、輝点を抑制することができる。
上記実施例では個々の面発光レーザ毎に独立に駆動する構成を説明したが、複数の面発光レーザをグループ化して複数の素子群に分けて、駆動部10Bによって、該複数の素子群毎に独立に駆動するように、構成することもできる。
[具体例]
具体例では、少なくとも隣り合う面発光レーザ素子で、層方向に(物理的に)光学長を変える図2の構造に類似した例を説明する。
面発光レーザモジュール10Aの作製方法は以下の通りである。図2の構造に対応した部位を括弧にて示す。先ず、n-GaN基板11上に有機金属気相成長法(MOVPE)により、Siドーピングした下地n-GaN(3μm)(図示せず)と、n-GaN/AlInN層の40ペアの半導体多層膜:分布ブラッグ反射鏡(第1反射器13)を成膜する。このとき、第1反射器13の各層は、発振波長の1/4を半導体の屈折率で割った値とする。このことにより、高反射ミラーの形成が可能となる。
そのあと、Siドープn-GaN(440nm)(n型半導体層15)と、GaInN(4nm)及びGaN(5nm)のペアで構成されるトリプル量子井戸活性層(活性層17)と、MgドープAlGaN電子障壁層(図示せず)と、p-GaN層(50nm)(p型半導体層19)と、を連続で成膜する。
その後、面発光レーザ10に対応する部分を残してn型半導体層15の一部分までエッチングする。その後、絶縁体膜(電流狭窄層21)を形成、パターニングした後にITOの開口径(20μm)(貫通開口部OP1)を形成する。
開口パターン(透明電極23)を、絶縁体膜(電流狭窄層21)上に形成する。
その後、ITO電極上に誘電体DBR(Nb25/Al23)(第2反射器25)を10ペアで形成し、その後、p電極及びn電極を形成する。
[変形例]
図12は、本発明の実施例での変形例の面発光レーザモジュールの一部を説明する概略部斜視図である。
上記実施例では、面発光レーザ10の発光部をGaN基板11よりも上部(フェイスアップ)になるように搭載する場合を示したが、面発光レーザ10の発光部を基板11より下部(フェイスダウン)になるように搭載する方が好ましい。こうすることで、発熱部の熱を直接実装基板31へ放熱することが可能となり、同時に面発光レーザ10の基板側からも放熱部材109を介して放熱することが可能となる。この為、面発光レーザ10の上下から効率的に放熱できるようになり、放熱性に優れた面発光レーザモジュールを提供可能となる。
図12に示すように、面発光レーザモジュール10Aの基板11(第1反射器13)側に放熱部材109を介して蛍光体ガラスプレート30を貼り付ける。そして、Si,AlN,SiC等の高熱伝導材料(図示せず)からなるマウント基板31の実装面に面発光レーザモジュール10Aのpパッド電極及びnパッド電極にそれぞれ対応する対応p接続電極及び対応n接続電極31P,31Nを設けたものを用意する。そして、マウント基板31の実装面上に面発光レーザモジュール10Aの半導体構造層SMC(第2反射器、pパッド電極及びnパッド電極)側をフリップチップ実装して白色光源の面発光レーザモジュールが得られる。なお、放熱効率、配線設計の観点から、実装手法にはAu-Sn共晶層を用いることが好ましい。本発明の用途としては、自動車前照灯をはじめとする一般照明灯が挙げられる。
また、上記実施例の面発光レーザでは導電性の第1反射鏡を有する構成としているが、n型半導体層15との導電性が取れれば第1反射鏡を非導電性としてもよい。さらに、面発光レーザとして、トンネル接合を利用した発光素子でも、絶縁層による電流狭窄層を半導体層間に備えている発光素子でも、本発明に採用することができる。また、上記実施例では素子夫々を独立に接続したが、各素子を並列に接続する構成としてもよい。さらに、上記実施例の複数の面発光レーザは特定周期で整列されているが、複数の面発光レーザはランダムに配置されていてもよい。
なお、本発明の何れの実施例においても、活性層17を、多重量子井戸(MQW:Multiple Quantum Well)構造からなる活性層17を有するように構成された面発光レーザにも適用が可能である。また、半導体構造層SMCがGaN(窒化ガリウム)系半導体からなる場合について説明したが、結晶系はこれに限定されない。また、上記した実施例を適宜、改変及び組合せてもよい。さらに、上記実施例の面発光レーザの他に、垂直共振器型発光素子としてSLD (Superluminescent diode)等を用いた垂直共振器型発光素子モジュールにも本発明は適用できる。
10 面発光レーザ
13 第1反射器
15 n型半導体層(第1の半導体層)
17 活性層
19 p型半導体層(第2の半導体層)
21 電流狭窄層
23 透明電極
25 第2反射器
27P P電極
29P pパッド電極
29N nパッド電極
OP1 貫通開口部
SMC 半導体構造層

Claims (7)

  1. 照明用の垂直共振器型発光素子モジュールであって、
    平面上に行列状に配列された複数の垂直共振器型発光素子と、
    前記複数の垂直共振器型発光素子のうちの互いに隣接するもの同士から出射される光ビームがその出射方向側で互いの前記光ビームの中心まで達しない周縁部において重なりあって入射される間隔で、前記複数の垂直共振器型発光素子に対向して配された光変換部品と、
    前記光ビームの波長が互いに異なるように、前記複数の垂直共振器型発光素子のうちの互いに隣接するもの同士を独立に駆動できる駆動手段と、を有し、
    前記複数の垂直共振器型発光素子は行列方向ともに交互に並ぶグループ化された2つの素子群に分けられ、前記駆動手段は、前記2つの素子群毎に独立に駆動し、
    前記複数の垂直共振器型発光素子のうちの互いに隣接するもの同士は異なる素子群であり、同じ素子群内では光ビームの波長は同じで、異なる素子群において光ビームの波長は異なり、
    前記複数の垂直共振器型発光素子のうち同じ素子群から出射される光ビームは互いに前記光変換部品の重ならない位置に照射され、
    前記光変換部品は拡散板もしくは蛍光体である、
    ことを特徴とする照明用の垂直共振器型発光素子モジュール。
  2. 前記駆動手段は、前記複数の垂直共振器型発光素子へ供給する電流又は電流密度を異なる素子群で変えることを特徴とする請求項1に記載の垂直共振器型発光素子モジュール。
  3. 照明用の垂直共振器型発光素子モジュールであって、
    平面上に行列状に配列された複数の垂直共振器型発光素子と、
    前記複数の垂直共振器型発光素子のうちの互いに隣接するもの同士から出射される光ビームがその出射方向側で互いの前記光ビームの中心部まで達しない周縁部において重なりあって入射される間隔で、前記複数の垂直共振器型発光素子に対向して配された光変換部品と、
    前記複数の垂直共振器型発光素子へ供給する電流の印加期間を継時的に変えることができる駆動手段と、を有し、
    前記複数の垂直共振器型発光素子は行列方向ともに交互に並ぶグループ化された2つの素子群に分けられ、前記駆動手段は、前記2つの素子群毎に独立に駆動し、
    前記複数の垂直共振器型発光素子のうちの互いに隣接するもの同士は異なる素子群であり、同じ素子群内で駆動電流のONの期間は同じで、異なる素子群において駆動電流のONの期間は重ならず、
    前記複数の垂直共振器型発光素子のうち同じ素子群から出射される光ビームは互いに前記光変換部品の重ならない位置に照射され、
    前記光変換部品は拡散板もしくは蛍光体であることを特徴とする照明用の垂直共振器型発光素子モジュール。
  4. 前記駆動手段は、前記複数の垂直共振器型発光素子を、パルス幅を異なる素子群で変えつつパルス駆動することを特徴とする請求項3に記載の垂直共振器型発光素子モジュール。
  5. 前記複数の垂直共振器型発光素子は、同一基板上に同一構造を有して形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載の垂直共振器型発光素子モジュール。
  6. 照明用の垂直共振器型発光素子モジュールであって、
    平面上に行列状に配列された複数の垂直共振器型発光素子と、
    前記複数の垂直共振器型発光素子のうちの互いに隣接するもの同士から出射される光ビームがその出射方向側で互いの前記光ビームの中心部まで達しない周縁部において重なりあって入射される間隔で、前記複数の垂直共振器型発光素子に対向して配された光変換部品と、
    電流値が時間によって変化するパルス駆動する駆動手段と、を有し、
    前記複数の垂直共振器型発光素子は行列方向ともに交互に並ぶグループ化された2つの素子群に分けられ、前記駆動手段は、前記2つの素子群毎に独立に駆動し、
    前記複数の垂直共振器型発光素子のうちの互いに隣接するもの同士は異なる素子群であり、前記パルス駆動のパルス波形の位相は同じ素子群内では同じで、異なる素子群においては異なり、
    前記複数の垂直共振器型発光素子のうち同じ素子群から出射される光ビームは互いに前記光変換部品の重ならない位置に照射され、
    前記光変換部品は拡散板もしくは蛍光体であることを特徴とする照明用の垂直共振器型発光素子モジュール。
  7. 前記パルス駆動のパルス波形は、正弦波、ノコギリ波、又は台形波であることを特徴とする請求項6に記載の垂直共振器型発光素子モジュール。
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