JP7026500B2 - 車両のハンドル装置 - Google Patents

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本発明は車両のハンドル装置に関するものである。
車両のハンドル装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、ハンドル装置は支持ケースにアウトハンドルを連結して形成され、支持ケースをドアに固定した状態でアウトハンドルはアウターパネルに開設される開口部内に嵌合される。
アウトハンドルは支持ケースに対して支軸を介して開口部内に収容される初期位置から一端部が外側に突出したポップアップ位置、およびこれらからさらに一端部が外側に突出したフルストローク位置まで回転操作可能に連結され、利用者はポップアップ位置にあるアウトハンドルをフルストローク位置まで回転操作することによりラッチ装置の解除操作、およびドアの開放操作を行う。
特開2015-90028号公報
しかし、上述した従来例において、アウトハンドルによるドア開放動作は、初期位置からフルストローク位置まで同一方向の回転動作であり、車両に側方衝突が加えられた際には、アウトハンドルは慣性力によりフルストローク位置に移動し、ドアが開放してしまう虞がある。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、側方衝突時の安全性を高めた車両のハンドル装置の提供を目的とする。
本発明のよれば上記目的は、
車両のドア1に固定されるハンドルベース2と、
回転軸部3の先端から側方に把手部4を突設してハンドルベース2に連結されるハンドル本体5とを有し、
前記ハンドル本体5は、前記把手部4がドア1表面に形成されたハンドル収容部6に嵌合する初期位置と、初期位置から並進移動してハンドル収容部6から離脱する待機位置と、待機位置から前記回転軸部3周りに回転操作してドア1内のドアラッチ装置7のラッチ解除操作を行う操作回転位置との間を移動可能で、
かつ、前記ハンドル本体5は、利用者に対する認証成立を条件に電動アクチュエータ8により初期位置から待機位置に駆動される車両のハンドル装置を提供することにより達成される。
本発明において、ハンドル本体5はドア1表面に形成されたハンドル収容部6内に収容される初期位置から並進移動した待機位置との間を移動可能であり、待機位置においてハンドル本体5を回転軸部3周りに回転操作することによってドアラッチ装置7のラッチ解除操作が行われる。
ドアラッチ装置7のラッチ解除操作をする際に、ハンドル本体5に対する並進操作に加えて回転操作が必要な本発明において、車両への側方衝突が発生した際にも慣性力によりハンドル本体5が作動してドア1が開放されることが完全になくなるために、安全性が向上する。
また、上記目的を達成するための本発明の他の態様として、
前記ハンドル本体5は待機位置側に付勢されるとともに、プッシュラッチ装置9により付勢力に抗して初期位置に保持され、
プッシュラッチ装置9による拘束が解除された際に回転軸部3周りの回転操作が可能な回転可能位置まで移動可能な車両のハンドル装置を構成することができる。
本発明によれば、電動アクチュエータ8が作動しない非常時であっても、一旦ハンドル本体5を押し込んでプッシュラッチ装置9による拘束を解除することにより初期位置において与えられた付勢力によりハンドル本体5を回転操作可能な位置にまで移動させることができるために、ドア1の開放操作時の手掛けを提供することができる。
さらに、上記目的を達成するための本発明の他の態様として、
前記ハンドルベース2には、前記ハンドル本体5に対する回転操作により外部に露出し、ドアラッチ装置7の解錠操作が可能なシリンダ錠10が配置される車両のハンドル装置を構成することができる。
非常時のドア開放操作時の手掛けを提供するに際し、ドアラッチ装置7の解錠は、ドア1に配置したシリンダ錠10への操作により行うことが可能であるが、シリンダ錠10をハンドル本体5が初期位置にあるときにハンドル本体5により隠され、ハンドル本体5が回転操作された際に外部に露出する位置に配置すると、ハンドル装置を使用しない状態でシリンダ錠10が外部に露出することがなく、美観が向上する。
また、上記目的を達成するための本発明の他の態様として、
前記シリンダ錠10は、ドアラッチ装置7の解錠操作に加え、ラッチ解除操作が可能に形成されるとともに、該シリンダ錠10に挿入した解錠キーを引手としてドア開放操作可能に形成される車両のハンドル装置を構成することができる。
本発明において、シリンダ錠10は、ドアラッチ装置7の解錠、ラッチ解除操作に加え、解錠キーを挿入した状態で解錠キーを引っ張ることによりドア1への開放操作力を与えることができるように形成される。
ハンドル本体5の回転可能位置は、待機位置と同等にすることも可能であるが、ドア1への開放操作力を解錠キーにより与えるように構成する本発明において、非常時においてハンドル本体5を握ってドア1への開放操作力を与える必要がなくなるために、ハンドル本体5の突出量、すなわち、回転可能位置は、待機位置に比して低い位置、例えば、ハンドル本体5を指先等で押し、あるいは引いて回転操作が可能な程度の高さに設定することが可能になる。
この結果、例えば、悪戯等により突出状態に移行させられた場合であっても、不用意に突出感が発生することがなくなる。
この場合、
前記シリンダ錠10は、ハンドル本体5への前記操作回転位置に達する以前のキー露出回転角において操作可能になり、
かつ、前記ハンドル本体5と、該ハンドル本体5の回転操作力をドアラッチ装置7に伝達する出力部11との間には、初期回転位置からキー露出回転角までのハンドル本体5の空転を許容する空転角が設けられる車両のハンドル装置を構成することができる。
ハンドル本体5をドアラッチ装置7からの抵抗なしにキー露出回転角まで回転操作可能にするためには、ドアラッチ装置7に設定された遊び領域を利用することも可能であるが、ハンドル本体5と出力部11との間に空転角を設定すると、ドアラッチ装置7に特別な遊び領域を設定する必要がなくなり、汎用性が向上する。
また、解錠キーによるドア開放操作を可能に構成する場合において、突出量の少ないハンドル本体5をキー露出回転角まで回転操作する際に、遊び領域内での回転操作はほぼ空転状態となるために、回転操作がしやすく、使い勝手が向上する。
本発明によれば、ドア開放操作をするためには、ハンドル本体の並進移動に加え、ハンドル本体の回転操作が必要となるために、車両の側方衝突の際に不用意にドアが開放されることを確実に防止することができる。
本発明を示す図で、(a)は車両のドア表面を示す図、(b)は(a)の1B-1B線断面図である。 ハンドル本体を示す図、(a)は側面図、(b)は(a)の2B-2B線断面図である。 ハンドルベースを示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)の3B方向矢視図である。 図3(a)の4B部拡大図で、(a)は初期位置に対応する状態、(b)はハンドル本体が回転可能位置に移動した状態を示す図である。 図1(b)の断面図で、(a)は図1(b)の5A-5A線断面図、(b)は5B-5B線断面図である。 レバーを示す図で、(a)は図1(b)の6A方向矢視図、(b)はレバーの拡大図である。 ハンドル本体を作動させた状態を示す図で、(a)は待機位置まで駆動された状態を示す断面図、(b)は回転操作位置まで回転操作した状態の裏面図である。 非常時の作動状態を示す図で、(a)はハンドル本体が回転可能位置まで移動した状態を示す図、(b)はキー露出回転角まで回転操作した状態を示す裏面図である。 図8の変形例を示す図である。 ハンドル装置の機能ブロック図である。
図1以下に示すように、ハンドル装置は、ドア1に固定されるハンドルベース2にハンドル本体5を連結して形成される。
ハンドル装置は、車両のドア1を正面から見た図1(a)の上方を上方、左側を前方、右側を後方に向けるとともに、図1(b)において上方を室外側(表面側)、反対側を室内側(裏面側)に向けた姿勢でドア1に固定される。
図2に示すように、ハンドル本体5は、把手部4の一端部から裏面側に向けて鉛直方向に回転軸部3、およびレバー連結突部14を突出させて形成される。把手部4には、スイッチ13としての静電容量センサが固定される。また、把手部4の先端には、係止溝15aを備えた円柱状のプッシュラッチ被係止部15が裏面側に向けて突設される。
回転軸部3は円柱形状を有し、裏面側端部近傍には、被動溝3aが凹設される。
レバー連結突部14は回転軸部3に比して小径の円柱形状に形成される。このレバー連結突部14には後述する出力部11としてのレバーの連結孔11aに突設される係止突起11bが係止する係止切欠14aが全長にわたって凹設され、さらに、レバー連結突部14の裏面側先端近傍にストッパピン16の挿入孔14bが形成される。
図3に示すように、ハンドルベース2は、ドア1に固定するための図外のドア固定部を備えたベース部2aの前端部に電動アクチュエータ8としてのモータを保持するとともに、そのやや後方にハンドル保持筒17を備えて形成され、モータ8とハンドル保持筒17との中間部にプッシュラッチ装置9が固定される。
プッシュラッチ装置9は、上述したハンドル本体5のプッシュラッチ被係止部15を押し込むことにより該プッシュラッチ被係止部15を拘束してプッシュラッチ装置9との離脱を規制し、再度プッシュラッチ被係止部15を押し込むことにより拘束を解除し、プッシュラッチ被係止部15の離脱を許容するように構成される。
また、ベース部2aの裏面にはレバー11がハンドル保持筒17の中心周りに回転自在に連結されるとともに、ベース部2aの後端部には、キー挿入孔10aを表面側に向けた姿勢でシリンダ錠10が固定され、このシリンダ錠10の裏面側終端部には、シリンダ錠10を図外の解錠キーにより操作した際に回転するシリンダレバー10bが連結される。
図3(b)に示すように、ハンドル保持筒17は、上記ハンドル本体5の回転軸部3が表裏方向移動自在、および回転自在に嵌合する円筒形状に形成され、側壁部には、後述する駆動杆18が貫入するための開口溝17aが基端近傍から開放端に至るまで開設される。
上記モータ8の動力は、図1(b)に示すように、適宜のギヤ列8aを介して出力軸8bに出力され、駆動杆18の揺動動作として取り出される。図3、4に示すように、駆動杆18は出力軸8bとの連結端に連結開口18aを、自由端に上記ハンドル本体5の被動溝3aに摺動自在に嵌合するカム突部18bを有し、カム突部18bが図3(a)に示すように、表面側移動終端と裏面が移動終端との間で揺動するように駆動される。
カム突部18bの揺動角(θ)は、後述するハンドル本体5の初期位置と待機位置に対応するように設定される。
また、駆動杆18の駆動は、図4に示すように、出力軸8bに突設した駆動用突部8cにより連結開口18aの被動辺18cを押し付けて行われ、被動辺18cと駆動用突部8cとの間には、遊び角(α)が設定される。
ハンドル装置は、図1に示すように、ハンドルベース2のハンドル保持筒17にハンドル本体5の回転軸部3を挿入して組み立てられ、ハンドル本体5のハンドルベース2からの離脱を防止するために、ハンドル本体5の挿入孔14bにストッパピン16が圧入、固定される。
ハンドルベース2に連結されたハンドル本体5は、図1に示す初期位置と、図7に示すように、把手部4が初期位置に対して表面側に突出した待機位置との間を並進移動可能であり、初期位置においてハンドル本体5の把手部4は、車両のドア1の表面(アウターパネル)に開設されたハンドル収容部6内に嵌合され、把手部4の表面はアウターパネルの表面とほぼ同一面に位置し、突出感の発生が防止される。
また、ハンドル本体5とハンドルベース2との間には、ハンドル本体5のレバー連結突部14を巻装する圧縮プリング19により突出方向に付勢されるとともに、ハンドル本体5のプッシュラッチ被係止部15はハンドルベース2のプッシュラッチ装置9に係止されており、ハンドル本体5は、圧縮スプリング19の付勢力に抗して初期位置に保持される。
ハンドル本体5を初期位置から待機位置まで駆動する駆動杆18は、図5(b)に示すように、カム突部18bの自由端をハンドル本体5の被動溝3aの外周に当接させるとともに、駆動杆18の側壁をハンドル保持筒17の開口溝17aの壁面に摺接させた状態で図1(a)に示すように、表裏方向に揺動する。
上述したように駆動杆18の駆動にはモータ8が使用されており、ハンドル本体5を初期位置から離脱させる際には、出力軸8bを一旦、図4(a)において時計回りに遊び角(α)を超える角度回転させることによってプッシュラッチ装置9による拘束を解除した後、反時計回りに回転させて行われる。
また、ハンドル本体5をハンドルベース2に連結した状態で、レバー連結突部14はレバー11の連結孔11aに嵌合する。
図6に示すように、レバー11は、ハンドルベース2の裏面に回転自在に連結され、軸部20aが円弧状の開口11cを貫通し、ハンドルベース2に固定される抜け止めピン20の頭部20bによりハンドルベース2からの離脱が規制される。開口11cの中心はハンドル保持筒17の中心に一致しており、抜け止めピン20の軸部20aが相対的に開口11cに対して移動することによりレバー11のハンドル保持筒17の中心、すなわち、ハンドル本体5の回転中心周りの回転操作が許容される。
上述したように、レバー11の係止突起11bはハンドル本体5のレバー連結突部14に形成される係止切欠14aに係止しており、レバー11はハンドル本体5の回転操作に追随して回転駆動される。
さらに、レバー11には伝達部材連結部11dが設けられており、ロッド棒、あるいはケーブル装置のような操作力伝達部材21の一端が連結され、他端は、図10に示すように、ドア1内に固定されるドアラッチ装置7のラッチ解除操作部7aに連結される。
したがって本例において、後述するように、電子キー12に対する認証が成立して電動アクチュエータ8が駆動されると、ハンドル本体5が待機位置まで並進駆動され、ハンドル本体5のレバー連結突部14はレバー11の連結孔11a内で表面方向に並進移動する。図7に示すように、待機位置においてハンドル本体5の把手部4はドア1パネルの収容部から完全に離脱してドア1パネル表面から適宜離隔した位置に保持されており、さらに、後述するように、認証成立によりドアラッチ装置7は解錠状態に移行しているために、この状態から把手部4を握り、回転軸部3周りに回転操作すると、ドアラッチ装置7のラッチ解除操作部7aが解除され、さらに把手部4を手前側に引くとドア1を開放することができる。
さらに、本例は、電動アクチュエータ8を駆動できない場合に備えた非常時操作が可能に形成される。非常時操作は、初期位置から一旦ハンドル本体5を押し込むことにより行われる。
ハンドル本体5の押し込み操作が実行されると、プッシュラッチ装置9によるハンドル本体5への拘束が解除され、ハンドル本体5は圧縮スプリングの復元力によって図8(a)に示すように、突出方向に並進移動する。
本例において非常時操作による突出位置(回転可能位置)は、図7に示す待機位置における突出位置に比してドア1表面に近接しており、少なくと、把手部4の裏面とドア1パネル表面との間にやや間隙が形成され、ドアパネルに干渉することなく把手部4を回転操作することが可能な程度に設定される。
また、上述した出力軸8bと駆動杆18との間に設定される遊び角(α)は、圧縮スプリング19によるハンドル本体5の並進移動に相当する駆動杆18の回転角に一致しており、ハンドル本体5の回転可能位置への突出に伴う駆動杆18の回転は遊び角(α)内で行われるために、電動アクチュエータ8に対して出力軸8b側からの力が加えられることなく、円滑な動作が保証される。
このように、非常時における手動操作によるハンドル本体5の突出量を回転操作可能な最低限度に抑えることにより、悪戯等によりハンドル本体5が突出操作された際にも美観の劣化を可及的に防止することができる。
以上のようにハンドル本体5を回転可能位置まで突出させた後、図8(b)に示すように、ハンドル本体5を回転軸部3周りに回転させると、シリンダ錠10のキー挿入孔10aは外部に露出し、このシリンダ錠10への解錠キーを使用した操作が可能になる。
図6(b)に示すように、ハンドル本体5とレバー11との間には 遊び角(β)が設定されており、この遊び角(β)は図8(b)に示す角度、すなわち、シリンダ錠10のキー挿入孔10aが露出し、シリンダ錠10を操作可能になるハンドル本体5の回転角度(キー露出回転角)に一致しているために、当該角度までのハンドル本体5への回転操作はレバー11、すなわち、ドアラッチ装置7からの抵抗力を受けることがなく、小さな操作力で行うことができる。
この後、シリンダ錠10に図外の解錠キーを挿入して解錠操作をすると、シリンダ錠10への回転操作前半によりドアラッチ装置7の施解錠操作部7bが操作されてドアラッチ装置7は解錠状態に移行し、さらに、シリンダ錠10の回転操作後半でラッチ解除操作が行われ、次いで、解錠キーを引くことによりドア1を開放させることができる。
この場合、図9に示すように、ハンドル本体5の回転軸部3にカム溝3bを形成し、ハンドルベース2のハンドル保持筒17に突設したカムピン17bを嵌合させると、ハンドル本体5の突出動作に伴って把手部4を所定角度回転させることができる。
突出動作に伴う回転角度は、図9におけるδ寸法により、回転を伴う突出高さは図9におけるh寸法により調整される。
以上のハンドル装置の動作は、図10に示す制御部22により制御することができる。制御部22はCPU22a、およびメモリ22bを構成要素として含み、認証部23、ハンドル本体5を駆動するための電動アクチュエータ8、ラッチ施解錠用アクチュエータ24を所定の手順で動作させる。
以下、図10を参照してハンドル装置の動作を説明する。まず、利用者が車両に乗り込む際には、利用者が初期位置にあるハンドル本体5の把手部4に触れると、静電容量センサ13により接触が検出され、これを検知した制御部22は認証部23に認証開始指令を出力する。認証開始指令を受領した制御部22は認証部23を起動して該認証部23から利用者が所持する電子キー12に対して認証コード出力要求信号を出力した後、電子キー12からの認証コードの受信を待ち、電子キー12からの認証コードに対する認証が成立すると、制御部22は電動アクチュエータ8を駆動してハンドル本体5を待機位置まで移動させるとともに、ラッチ施解錠用のアクチュエータ24を駆動してドアラッチ装置7を解錠する。
なお、本例において、認証部23における認証開始を静電容量センサへの接触により行う場合を示したが、利用者が所持する電子キー12からのアクティブ信号、すなわち、認証部23からの認証コード出力要求を待たずに認証コードを出力するように構成することもできる。
この状態で利用者がハンドル本体5を回転軸部3周りに回転操作すると、ドアラッチ装置7のラッチが解除され、次いで、ハンドル本体5を引くようにしてドア1を回転させることによりドア1を開放することができる。
さらに、電動アクチュエータ8の動作不良等の非常時には、上述したように、一旦ハンドル本体5を押し込んでプッシュラッチ装置9の拘束を解除して回転操作可能位置まで圧縮スプリング19により移動させた後、回転軸部3周りに回転操作してシリンダ錠10を露出させ、次いで、シリンダ錠10に解錠キーを挿入して手動によりドアラッチ装置7の施解錠操作部7b、およびラッチ解除操作部7aを操作し、解錠キーを引っ張ることによりドア1の開放操作を行うことができる。
1 ドア
2 ハンドルベース
3 回転軸部
4 把手部
5 ハンドル本体
6 ハンドル収容部
7 ドアラッチ装置
8 電動アクチュエータ
9 プッシュラッチ装置
10 シリンダ錠
11 出力部
12 電子キー
13 スイッチ

Claims (6)

  1. 車両のドアに固定されるハンドルベースと、
    回転軸部の先端から側方に把手部を突設してハンドルベースに連結されるハンドル本体とを有し、
    前記ハンドル本体は、前記把手部がドア表面に形成されたハンドル収容部に嵌合する初期位置と、初期位置から並進移動してハンドル収容部から離脱する待機位置と、待機位置から前記回転軸部周りに回転操作してドア内のドアラッチ装置のラッチ解除操作を行う操作回転位置との間を移動可能で、
    かつ、前記ハンドル本体は、利用者に対する認証成立を条件に電動アクチュエータにより初期位置から待機位置に駆動される車両のハンドル装置。
  2. 前記ハンドル本体は待機位置側に付勢されるとともに、プッシュラッチ装置により付勢力に抗して初期位置に保持され、
    プッシュラッチ装置による拘束が解除された際に回転軸部周りの回転操作が可能な回転可能位置まで移動可能な請求項1記載の車両のハンドル装置。
  3. 前記ハンドルベースには、前記ハンドル本体に対する回転操作により外部に露出し、ドアラッチ装置の解錠操作が可能なシリンダ錠が配置される請求項2記載の車両のハンドル装置。
  4. 前記シリンダ錠は、ドアラッチ装置の解錠操作に加え、ラッチ解除操作が可能に形成されるとともに、該シリンダ錠に挿入した解錠キーを引手としてドア開放操作可能に形成される請求項3記載の車両のハンドル装置。
  5. 前記シリンダ錠は、ハンドル本体への前記操作回転位置に達する以前のキー露出回転角において操作可能になり、
    かつ、前記ハンドル本体と、該ハンドル本体の回転操作力をドアラッチ装置に伝達する出力部との間には、初期回転位置からキー露出回転角までのハンドル本体の空転を許容する空転角が設けられる請求項3または4記載の車両のハンドル装置。
  6. 前記ハンドル本体の把手部には、利用者の所持する電子キーに対する認証動作開始のトリガ信号を生成するスイッチが配置される請求項1から5のいずれかに記載の車両のハンドル装置。
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