JP6292978B2 - 車両のハンドル装置 - Google Patents

車両のハンドル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6292978B2
JP6292978B2 JP2014106055A JP2014106055A JP6292978B2 JP 6292978 B2 JP6292978 B2 JP 6292978B2 JP 2014106055 A JP2014106055 A JP 2014106055A JP 2014106055 A JP2014106055 A JP 2014106055A JP 6292978 B2 JP6292978 B2 JP 6292978B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
operation handle
lever
stopper
operating lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014106055A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015221968A (ja
Inventor
誠 井ヶ田
誠 井ヶ田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpha Corp
Original Assignee
Alpha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpha Corp filed Critical Alpha Corp
Priority to JP2014106055A priority Critical patent/JP6292978B2/ja
Publication of JP2015221968A publication Critical patent/JP2015221968A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6292978B2 publication Critical patent/JP6292978B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

本発明は、車両のハンドル装置に関するものである。
一端がハンドルベースに連結された操作ハンドルを回転操作してドアロック装置を遠隔操作する車両のハンドル装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、操作ハンドルは一端にアームを、他端部に作動部を有しており、操作ハンドルのハンドルベースへの連結は、予めドアに固定されたハンドルベースの開口にアーム、および作動部を挿入した後、該操作ハンドルをアーム側にスライドさせ、さらに、ハンドルベースに外部取付部材を連結して操作ハンドルの作動部側への移動、離脱を防止して行われる。
操作ハンドルのスライド操作により、作動部はハンドルベースに連結されたハンドルレバーに係止し、以後、操作ハンドルの操作によりハンドルレバーを回転操作し、ドアロック装置を作動させることができる。
特開2011-84959号公報
しかし、上述した従来例において、組み付けられた操作ハンドルの離脱のための外部取付部材の固定作業は必須であるために、ドアへの組み付け作業性が悪いという欠点がある。
また、操作ハンドルの組み付け方向の離脱は外部取付部材により規制されているために、操作ハンドルの操作時における外部取付部材との摺接は避けられない。一方、操作ハンドル、および外部取付部材の双方は外観構成部材であるために、メッキ等の表面処理が施されており、相互の摺接は作動時の異音、異質な操作感、あるいは表面処理膜の剥離等を惹起する。
本発明は、以上の問題を解決すべくなされたものであって、組み付け作業性が良好で、かつ操作感も向上した車両のハンドル装置の提供を目的とする。
本発明によれば上記目的は、
作動レバー1を回転自在に保持して車両のドア2に固定されるハンドルベース3と、このハンドルベース3に一端部を連結して装着される操作ハンドル4を有し、
前記操作ハンドル4の装着時に係止させた作動レバー1を操作ハンドル4への回転操作により回転駆動する車両のハンドル装置であって、
前記作動レバー1は、操作ハンドル4の装着前において、ストッパ5により所定の連結時回転位置に保持されるとともに、操作ハンドル4の装着操作時に該操作ハンドル4に干渉して操作ハンドル4との干渉解除位置まで回転軸軸長方向にスライド駆動された後、操作ハンドル4に弾発係止し、
かつ、作動レバー1、またはストッパ5のいずれか一方は、作動レバー1と操作ハンドル4との係止時において作動レバー1の回転軸軸長方向にスライドしてストッパ5による作動レバー1に対する回転拘束が解除される車両のハンドル装置を提供することにより達成される。
本発明において、操作ハンドル4のハンドルベース3への装着は、一端をハンドルベース3に係止した状態で初期回転位置側に回転させて行われ、作動レバー1は、操作ハンドル4の装着操作に伴って移動してくる係止部11を作動レバー1の回転軸(A1)の軸長方向にスライドして一旦かわした後、該係止部11に弾発係止する。この結果、作動レバー1は、操作ハンドル4の作動回転位置側、すなわち、操作ハンドル4の装着操作時の係止部11の進入方向に係止し、操作ハンドル4の初期回転位置からの回転操作により回転駆動となる。
操作ハンドル4の装着操作力を利用して作動レバー1のスライド方向への駆動力を得るために、作動レバー1はストッパ5により係止部11に干渉する位置で所定の回転位置で保持され、操作ハンドル4の係止部11に作動レバー1が係止した状態において、作動レバー1、あるいはストッパ5のいずれか一方は作動レバー1の回転軸軸長方向にスライドし、操作ハンドル4への係止後の作動レバー1とストッパ5との干渉が防がれ、作動レバー1の回転動作が可能になる。
したがって本発明において、ハンドル装置の組み立ては、ハンドルベース3に操作ハンドル4の一端を係止、連結させた状態で該操作ハンドル4を初期位置側に回転操作するだけで行うことができる。この結果、車両のドア2への取り付け前に予めハンドルベース3に操作ハンドル4を連結させておく必要がないために、予めドアパネル2裏面に固定されたハンドルベース3にドアパネル2外方から操作ハンドル4を連結してハンドル装置を組み立てることにより、ハンドルベース3を外部に露出させることなくハンドル装置をドア2に組み込むことが可能になる。
また、上記組立方法を採用する際、従来例のように操作ハンドル4をスライドさせて作動レバー1との係止状態を実現すると、スライド戻り方向の移動を規制するための外部取付部材が必要となるが、操作ハンドル4の回転操作により作動レバー1との係止操作が完了する本発明において、ストッパ5の装着作業が不要となって装着作業性が向上するばかりでなく、操作時の異音発生等も防止できる。
さらに、ストッパ5としての外部取付部材は組み付け作業性等を考慮すると、操作ハンドル4を装着した後、ドアパネル2に固定する構造がとられるが、この場合、ドア2表面には、操作ハンドル4と外部取付部材が別途配置された状態となるために、操作ハンドル4と外部取付部材との境界が外部に露出してデザインの自由度を低下させるが、外部取付材を要しない本発明において、ドア2表面に操作ハンドル4のみを表すことが可能になり、デザインの自由度を高めることが可能になる。
上述したように、操作ハンドル4に係止完了した作動レバー1のストッパ5との干渉防止は、作動レバー1、あるいはストッパ5のいずれか一方を作動レバー1の回転軸軸長方向にスライドさせることにより行われ、ストッパ5のスライドによる作動レバー1の作動領域の確保は、例えば、ストッパ5を作動レバー1の回転軌跡に対する干渉位置と非干渉位置との間をスライド自在に形成することにより実現できる。この場合、ストッパ5は非干渉位置側に付勢されるとともに、適宜のロック体に係止されて干渉位置に保持されており、作動レバー1が操作ハンドル4との係止動作時にスライドすると、ロック体がストッパ5との係止解除方向に駆動され、以後、ストッパ5は付勢力により非干渉位置に保持され、作動レバー1の回転を妨げることがなくなる。
また、係止完了時の作動レバー1の動作確保は、作動レバー1をストッパ5との非干渉位置にスライドさせることによっても達成可能であり、この場合、ハンドル装置は、
作動レバー1を回転自在に連結して車両のドア2に固定されるハンドルベース3と、このハンドルベース3に一端部を連結して装着される操作ハンドル4を有し、
前記操作ハンドル4の装着時に係止させた作動レバー1を操作ハンドル4への回転操作により初期回転位置から作動回転位置に回転駆動する車両のハンドル装置であって、
前記作動レバー1は、操作ハンドル4の装着前において、ストッパ5により所定の連結時回転位置に保持されるとともに、操作ハンドル4の装着操作時に該操作ハンドル4に干渉して操作ハンドル4との干渉解除位置まで回転軸軸長方向にスライド駆動された後、前記ストッパ5との非干渉スライド位置において操作ハンドル4に弾発係止するように構成される。
本態様において、作動レバー1は操作ハンドル4の装着前に保持される連結時スライド位置を挟んで一方に位置する操作ハンドル4との干渉解除スライド位置と、反対側に位置するストッパ5との非干渉スライド位置の両位置を取ることが可能で、操作ハンドル4の装着操作に伴って一旦干渉解除スライド位置までスライドして操作ハンドル4の係止部11との解消を解消した後、ストッパ5との非干渉スライド位置までスライドして係止部11に弾発係止する。
作動レバー1のスライド移動は、例えば、ストッパ5との非干渉スライド位置側に付勢された作動レバー1を適宜のロック部材により連結時スライド位置に保持し、干渉解除スライド位置への移動に伴ってロック部材を解除するように構成して実現できるが、より構造を簡単にするために、以下の態様を採用することができる。
本態様において、
前記作動レバー1は初期回転位置側に付勢されるとともに、
前記ストッパ5は、前記作動レバー1を連結時スライド位置から干渉解除スライド位置までの間で係止し、該作動レバー1を前記回転付勢力に抗して連結時回転位置に保持するレール部6と、
レール部6の先端に設けられ、前記作動レバー1を係止してストッパ5との非干渉スライド位置へのスライドを規制するスライド規制部7とを有して形成される。
本態様において作動レバー1はストッパ5のレール部6に係止されて連結用回転位置に保持されるとともに、レール部6の先端に形成されたスライド規制部7に係止されて連結時スライド位置に保持される。作動レバー1が操作ハンドル4の装着操作時に干渉解除スライド位置まで移動すると、レール部6との係止が解除されることからストッパ5の回転方向の規制が解除され、作動レバー1に付与された付勢力の作用により初期回転位置側に回転する。
作動レバー1は初期回転位置側への回転に伴って再びレール部6に係止されることがなくなり、以後、スライド方向の付勢力によりストッパ5との非干渉スライド位置に移動し、回転動作が可能になる。
したがって本態様において、ストッパ5に可動部品であるロック部材等を設ける必要がなくなり、構造が簡単になる。
この場合、
前記レール部6のスライド規制部7形成端に対する反対端の背面壁には、先端からスライド規制部7形成端に行くに従って漸次薄肉となる斜面8が形成される車両のハンドル装置を構成した場合には、ストッパ5による回転規制が解除されて作動レバー1の初期回転位置側に一旦回転すると、回転角度が小さくても、連結時スライド位置側へのスライド時に斜面8がガイドとなってレール部6への再度の係止を妨げるために、動作信頼性が向上する。
さらに、作動レバー1をスライド方向に付勢しているスプリングの撓みが操作ハンドル4との係止位置において概ね0となり、付勢力が消失するようにスプリングを調整すると、付勢力負荷方向に操作ハンドル4の一部があっても、作動レバー1が操作ハンドル4に圧接して操作ハンドル4の操作力を無用に高めることがない。
さらに、本発明の他の態様において、
前記ハンドルベース3にはシリンダ錠9が固定されるとともに、
操作ハンドル4には、前記シリンダ錠9を覆うカバー部10が一体形成される。
本発明において、シリンダ錠9を配置する場合であっても、シリンダ錠9と操作ハンドル4との境界が外部に露出することがなく、見栄えを向上させることが可能になる。
本発明によれば、組み付け作業性が良好で、かつ操作感も向上させることができる。
ハンドル装置を示す断面図である。 ハンドル装置を示す正面図で、(a)はドアに固定された状態を示す図、(b)は一部を切り欠いて示す図である。 操作ハンドルの装着状態を示す図で、(a)は操作ハンドルの装着開始時を示す正面図、(b)は(a)の3B方向矢視図、(c)はレール部から離脱する直前の状態を示す(b)に対応する図である。 操作ハンドルの装着状態を示す図で、(a)は作動レバーが回転した状態を示す正面図、(b)はそのときの図3(b)に対応する図である。 操作ハンドルの装着完了状態を示す図で、(a)は正面図、(b)はそのときの図3(b)に対応する図である。 図1の変形例を示す図で、(a)は作動レバーの回転直前の状態を示す図、(b)は回転ストッパにより回転が停止した状態を示す図、(c)は操作ハンドルの装着完了状態を示す図である。 本発明の他の実施の形態を示す図で、(a)は要部断面図、(b)は(a)の7B方向矢視図である。
図1以下にアウトサイドハンドル装置として構成された本発明の実施の形態を示す。アウトサイドハンドル装置は、車両のドアアウターパネル2に固定されるハンドルベース3と、ハンドルベース3に連結される操作ハンドル4とを有する。
ハンドルベース3には回転軸(A1)周りに回転自在な作動レバー1が連結されており、操作ハンドル4を回転中心(C4)周りに図1に示す初期回転位置から反時計回りに作動回転位置まで回転操作すると(以下、この方向を「作動側回転方向」、反対回転を「初期位置側回転方向」という。)、作動レバー1が回転駆動され、該作動レバー1にケーブル装置等を介して連結されたドアロック装置(図示せず)を作動させることができる。
操作ハンドル4は、前端部(以下、図1における左側を「前方」、上方を「表」、下方を「裏」とする。)にヒンジ用突片12を、後端部に操作脚13を有し、操作脚13の裏面側端部には、前方に向けて開放する段状の係止部11が形成されるとともに、操作脚13の先端には裏面側に行くに従って漸次後方に移動するガイド斜面13aが形成される。
また、操作ハンドル4には、操作ハンドル4が利用者に握られたことを検出するための静電容量センサの電極4a、施錠操作を行うための施錠ボタン4b、および静電容量センサによる利用者の検出、あるいは施錠ボタン4bへの押下が検出された際に利用者の所持する携帯器との認証用交信を行うためのアンテナ4cが組み込まれる。
一方、作動レバー1は、図2、3に示すように、両端がハンドルベース3に形成される軸受部3aに支持されて前後方向に長い軸部材14に軸嵌合筒部1aを外嵌させてハンドルベース3に装着される。この作動レバー1は、軸嵌合筒部1aから突出する被動アーム15を備えており、操作ハンドル4を装着した状態で被動アーム15は操作ハンドル4の係止部11に表面側から係止し、操作ハンドル4を初期回転位置から作動回転位置側に回転操作すると、図2(b)において矢印(R1)で示す回転方向、すなわち、右ねじを矢印方向に進める際の回転方向に回転する。
この作動レバー1には、矢印(R2)で示す方向(図1において操作ハンドル4の係止部11を裏面側に押し付ける方向)の回転付勢力が付与されており、該回転付勢力により操作ハンドル4は初期回転位置に付勢された状態で保持される。
本例において、作動レバー1への付勢力は、作動レバー1の軸嵌合筒部1aにスライド自在に外嵌されるカウンターウエイト16を介して付与される。
カウンターウエイト16は、ドア2に車両内方に向かう側面衝突荷重が負荷された際に操作ハンドル4に発生する慣性力による開操作力を打ち消すために設けられ、トーションスプリング17により図2(b)の(R2)方向に付勢される。
以上のように構成されるハンドル装置は、図2(a)に示すように、ドア2に装着した状態で操作ハンドル4のみをドア2外表面に露出させるために、予めドアパネル2の裏面に沿って固定されたハンドルベース3に操作ハンドル4を連結して構成され、ドア2内部で操作ハンドル4をハンドルベース3、および作動レバー1に連結するために、ハンドルベース3とドアパネル2には装着用開口2b、3bが開設されるとともに、操作ハンドル4のヒンジ用突片12と操作脚13は、ドア2内方に突出させて形成される。
ヒンジ用突片12の前端にはヒンジ凹部12aが設けられるとともに、ハンドルベース3には上記ヒンジ凹部12aに嵌合するヒンジ突起3cが設けられており、操作ハンドル4の装着は、ヒンジ用突片12を開口2b、3bからドア2内に挿入した後、ヒンジ凹部12aをヒンジ突起3cに係止させ、作動回転位置からさらに作動回転方向に傾いた装着姿勢から係止により形成される回転中心(C4)周りに初期回転方向に回転させて行われる。
作動レバー1には、上述したトーションスプリング17による回転付勢力に加え、図3(a)に示すように、前方に位置する軸受部3aと作動レバー1に形成されるばね受け座1bとの間に介装される圧縮スプリング18によって後方へのスライド付勢力が付与される。これらの付勢力に抗して作動レバー1のスライド方向、および回転方向の位置を制御するために、作動レバー1には、ばね受け座1bから突出する制御アーム19が設けられ、ハンドルベース3には、前方に位置する軸受部3aから突設されるL字形状の基端片5aと、基端片5aの後端から突設されるスライド規制部7と、スライド規制部7の自由端部から前方に向けて突設されるレール部6とからなるストッパ5が設けられる。
作動レバー1は、スライド方向において、図2(b)、図5(a)に示すように、操作ハンドル4の装着が完了して係止部11に被動アーム15が係止する装着完了スライド位置と、図3(a)に示すように、この装着完了スライド位置からやや前方寄りに位置する連結時スライド位置と、連結時スライド位置からさらに前方にスライドした干渉解除スライド位置間を移動する。
上述した連結時スライド位置は、作動レバー1の被動アーム15が操作ハンドル4の装着操作に伴って表面側から進入して来る操作脚13の移動軌跡に干渉する位置に設定され、制御アーム19をストッパ5のスライド規制部7に係止させることにより圧縮スプリング18の付勢力に抗して当該位置に保持される。また、作動レバー1は、同時に連結時スライド位置において制御アーム19がストッパ5のレール部6に係止して図3(b)に示す連結時回転位置に保持されており、装着操作に伴って操作ハンドル4のガイド斜面13aが被動アーム15の表面に形成されたガイド斜面15a(図1参照)に当接した後、さらに与えられる操作ハンドル4の装着操作力(押し込み力)により前方へのスライド駆動力を得ることができる。
操作ハンドル4の装着力によりスライド後方にスライドした作動レバー1は、干渉解除スライド位置に達すると、操作脚13との重合状態が解除される。操作脚13、および被動アーム15の双方にガイド斜面13a、15aが形成される本例において、干渉解除スライド位置は、図3(c)に示すように、ガイド斜面13a、15aの稜線が重合したときの作動レバー1の位置に相当する。
また、ストッパ5のレール部6の長さ(L6)は、上記連結時スライド位置からこの解消解除スライド位置までのスライド距離(LS)に一致するように形成されており、図4(a)に示すように、作動レバー1の干渉解除スライド位置への移動に伴って制御アーム19のレール部6との係止が解除される。
制御アーム19のレール部6との係止解除に伴って作動レバー1の回転方向の拘束が解除されて作動レバー1は、図4(b)に示すように、反時計回りに回転してレール部6の延長線から退避するために、再び、制御アーム19がレール部6に係止することはない。図4(a)に示すように、レール部6の自由端には、斜面8が形成され、制御アーム19が僅かでも反時計回りに回転すると、レール部6に再び係止することがないように構成される。
また、作動レバー1が干渉解除スライド位置に移動して回転を開始した状態で作動レバー1は圧縮スプリング18による付勢力により被動アーム15の後方壁面と操作脚13の前方壁画との当接状態が維持されており、操作ハンドル4の装着操作による係止部11の裏面側への移動速度が十分大きいと、作動レバー1の回転初期においては、図4(b)に示すように、操作脚13のガイド斜面13a、15aの稜線が被動アーム15の稜線の下方に潜り込む状態となる。
この状態から操作ハンドル4を初期回転位置まで回転させると、図5に示すように、被動アーム15が操作脚13の係止部11に乗り上がった状態となる。さらに、被動アーム15が係止部11に乗り上がることにより、作動レバー1のスライド方向の移動が自由となるために、図5(a)に示すように、装着完了スライド位置に移動する。上述したように、装着完了スライド位置は連結時スライド位置からさらに後方にずれた位置に設定されており、この結果、制御アーム19はストッパ5のレール部6の後端からさらに後方に偏倚することから、作動レバー1の回転動作にストッパ5が干渉することがなく(ストッパ5との非干渉スライド位置)、以後、操作ハンドル4の操作に伴う作動レバー1の回転動作が可能になる。
また、本例において、圧縮スプリング18の自由長は装着完了スライド位置において、撓み量が0となるように設定されているために、被動アーム15の後方壁面が係止部11の基端壁に圧接することがない。この結果、圧接力により操作ハンドル4の操作力が費消されることがなくなるために、好適な操作が得られる。
図6に作動レバー1が干渉解除位置に移動した際の作動レバー1の回転角度を規制するように構成した本発明の変形例を示す。本例において、作動レバー1の回転角度を規制するために、被動アーム15には回転ストッパ20が設けられる。
図6(a)に示すように、操作ハンドル4を回転操作して作動レバー1が干渉解除位置まで移動すると、上述したように、作動レバー1はトーションスプリング17の反力により回転ストッパ5が操作ハンドル4の操作脚13に当接するまで反時計回りに回転する。
図6(b)に示すように、作動レバー1の回転が停止した状態で、被動アーム15のガイド斜面15aの稜線は操作脚13のガイド斜面13aに当接しているために、さらに操作ハンドル4を押し込んで初期回転位置まで回転させると、被動アーム15が係止部11に乗り上がる。回転ストッパ5による作動レバー1の回転位置を、操作ハンドル4の初期回転位置から初期位置側回転方向より設定しておくと、初期回転位置において回転ストッパ5は操作脚13から離脱し、以後、動作中に摺接して操作感を劣化させる虞もない。
図7にシリンダ錠9を備えたハンドル装置を示す。シリンダ錠9は所定の解錠キーにより操作レバー21を回転操作可能に形成されており、シリンダ錠9を回転操作することによりロッド棒等の連結手段を介してドアロック装置を操作することができる。
このシリンダ錠9は、ハンドルベース3の後端部に形成されるシリンダ保持凹部3d内に収容された後、シリンダ保持凹部3dの壁面にねじ込まれるスクリュー22により固定される。
一方、操作ハンドル4は後端方に上記シリンダ錠9を覆うカバー部10が延設される。このカバー部10の裏面には、ドアパネル2から突出して配置されるシリンダ錠9の頭部9aを操作ハンドル4の回転操作時に干渉することのない状態で収容するシリンダ収容凹部10aが設けられるとともに、シリンダ収容凹部10aの表面側壁面には、シリンダ錠9に形成されるキー挿入部9bを外部に露出させるためのキーアクセス開口10bが開設される。
したがってこの実施の形態において、図7(b)に示すように、シリンダ錠9は全体として一体感のある操作ハンドル4により覆われるために、シリンダ錠9部分で分割される従来例に比してデザイン性が向上する。
1 作動レバー
2 ドア
3 ハンドルベース
4 操作ハンドル
5 ストッパ
6 レール部
7 スライド規制部
8 斜面
9 シリンダ錠
10 カバー部

Claims (6)

  1. 作動レバーを回転自在に保持して車両のドアに固定されるハンドルベースと、このハンドルベースに一端部を連結して装着される操作ハンドルを有し、
    前記操作ハンドルの装着時に係止させた作動レバーを操作ハンドルへの回転操作により回転駆動する車両のハンドル装置であって、
    前記作動レバーは、操作ハンドルの装着前において、ストッパにより所定の連結時回転位置に保持されるとともに、操作ハンドルの装着操作時に該操作ハンドルに干渉して操作ハンドルとの干渉解除位置まで回転軸軸長方向にスライド駆動された後、操作ハンドルに弾発係止し、
    かつ、作動レバー、またはストッパのいずれか一方は、作動レバーと操作ハンドルとの係止時において作動レバーの回転軸軸長方向にスライドしてストッパによる作動レバーに対する回転拘束が解除される車両のハンドル装置。
  2. 作動レバーを回転自在に連結して車両のドアに固定されるハンドルベースと、このハンドルベースに一端部を連結して装着される操作ハンドルを有し、
    前記操作ハンドルの装着時に係止させた作動レバーを操作ハンドルへの回転操作により初期回転位置から作動回転位置に回転駆動する車両のハンドル装置であって、
    前記作動レバーは、操作ハンドルの装着前において、ストッパにより所定の連結時回転位置に保持されるとともに、操作ハンドルの装着操作時に該操作ハンドルに干渉して操作ハンドルとの干渉解除位置まで回転軸軸長方向にスライド駆動された後、前記ストッパとの非干渉スライド位置において操作ハンドルに弾発係止する車両のハンドル装置。
  3. 前記作動レバーは初期回転位置側に付勢されるとともに、
    前記ストッパは、前記作動レバーを連結時スライド位置から干渉解除スライド位置までの間で係止し、該作動レバーを前記回転付勢力に抗して連結時回転位置に保持するレール部と、
    レール部の先端に設けられ、前記作動レバーを係止してストッパとの非干渉スライド位置へのスライドを規制するスライド規制部とを有して形成される請求項2記載の車両のハンドル装置。
  4. 前記レール部のスライド規制部形成端に対する反対端の背面壁には、先端からスライド規制部形成端に行くに従って漸次薄肉となる斜面が形成される請求項3記載の車両のハンドル装置。
  5. 前記作動レバーのスライド方向の付勢力は、操作ハンドルとの係止位置において消失する請求項2、3または4記載の車両のハンドル装置。
  6. 前記ハンドルベースにはシリンダ錠が固定されるとともに、
    操作ハンドルには、前記シリンダ錠を覆うカバー部が一体形成される請求項1から5のいずれかに記載の車両のハンドル装置。
JP2014106055A 2014-05-22 2014-05-22 車両のハンドル装置 Active JP6292978B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014106055A JP6292978B2 (ja) 2014-05-22 2014-05-22 車両のハンドル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014106055A JP6292978B2 (ja) 2014-05-22 2014-05-22 車両のハンドル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015221968A JP2015221968A (ja) 2015-12-10
JP6292978B2 true JP6292978B2 (ja) 2018-03-14

Family

ID=54785131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014106055A Active JP6292978B2 (ja) 2014-05-22 2014-05-22 車両のハンドル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6292978B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2789429B1 (fr) * 1999-02-05 2001-04-13 Valeo Securite Habitacle Poignee d'ouvrant de vehicule automobile comportant des moyens perfectionnes de montage d'un levier de prehension
IT1392053B1 (it) * 2008-09-17 2012-02-09 Valeo Spa Maniglia per portiere di veicoli con impugnatura migliorata

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015221968A (ja) 2015-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5732795B2 (ja) 車両用ドアハンドル装置
JP5732694B2 (ja) 自動車の開閉部の施錠を行うための電気錠
JP6352779B2 (ja) 車両用ドアロック装置
JP5039015B2 (ja) 車両のドアハンドル装置
JP5288314B2 (ja) 車両用ドアラッチ装置
JP4972803B2 (ja) 車両用ドアラッチ装置
WO2012176663A1 (ja) 車両ドア用クロージャ機構
JP5205679B2 (ja) 車両用ドアラッチ装置
JP2010084464A (ja) ドアロック装置
JP6538409B2 (ja) 車両のハンドル装置
JP5034129B2 (ja) 車両用ドアラッチ装置
JP5050275B2 (ja) ドアラッチアクチュエータ
JP6264342B2 (ja) 車両用の蓋体開閉装置
JP5309408B2 (ja) 車両用ドアラッチ装置
JP7127242B2 (ja) 自動車用ドアラッチ装置
WO2016148181A1 (ja) 車両用ドアハンドル装置
JP5129090B2 (ja) ドアラッチ装置
JP6292978B2 (ja) 車両のハンドル装置
KR20140096188A (ko) 자동차용 도어 개폐장치
JP7064907B2 (ja) 車両のドアハンドル装置
JPWO2013099758A1 (ja) 車両用ドア
JP4987778B2 (ja) 車両のドアハンドル
JP2014224425A (ja) 車両のドアハンドル装置
JP2005120681A (ja) 車両用ドアロック装置
JP5006963B2 (ja) 車両ドアラッチ装置用アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6292978

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250