JP7022939B2 - 端子台、および、これを備えた電気機器 - Google Patents

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Description

本開示は、回路基板に実装される端子台、および、これを備えた電気機器に関する。
従来、特許文献1には、外部コネクタが接続される第1接続部と、回路基板に接続される第2接続部と、第1接続部よりも第2接続部側に設けられた把持部とを有するアース端子、および、導電性を有する材料で形成されていると共に、把持部に把持されかつ把持部に沿って移動可能に構成された導電部材を備えた端子構造が記載されている。この端子構造では、把持部に沿って移動可能に構成された導電部材として、回路ケースにシールド部材を固定するためのねじを用いている。この構成によれば、外部コネクタが第1接続部に接続する際にアース端子に作用する力の一部を導電部材であるねじに把持部を介して支持させることができ、その結果、第2接続部と回路基板との接続部に伝達される上記の力が緩和されて上記接続部に生じる応力を緩和することができると記載されている。
特開2015-146292号公報
上記特許文献1に記載の端子構造では、アース端子の回路基板との接続部に生じる応力を緩和するために、外部コネクタと回路基板を電気的に接続するために必要な部材以外の導電部材を用いる構成となっている。
本開示の目的は、回路基板に実装される端子台において、電気ケーブルを回路基板と電気的に接続する導電体と回路基板との接続部に生じる応力を緩和することである。
本開示に係る端子台は、第1孔及び第2孔を有する絶縁性の収容体と、収容体に収容され、第1孔から収容体の内部に挿入された電気ケーブルを保持する電線保持部を有する第1導電体と、収容体に収容され、端部が第2孔から収容体の外部に突出して回路基板に接続される第2導電体と、収容体の内部に収容され、第1導電体と第2導電体とを電気的及び機械的に接続する、弾性を有する接続片と、を備える。
本開示に係る端子台によれば、電気ケーブルを回路基板と電気的に接続する導電体と回路基板との接続部に生じる応力を緩和することができる。
本開示の一実施形態である端子台が回路基板に実装された状態を示す斜視図である。 図1に示した端子台の分解斜視図である。 図1中のA-A線断面図である。 図1中のB-B線断面図である。 本実施形態の端子台において端子ボックスを構成するカバー部材を取り除いた状態で示す斜視図である。 第1導電体と第2導電体とを分解した状態で示す斜視図である。 端子台を構成する端子ボックスの下面を示す図である。
以下に、本開示に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本開示の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
図1は、本開示の一実施形態である端子台10が回路基板1に実装された状態を示す斜視図である。図2は、図1に示した端子台10の分解斜視図である。図1及び図2(他図でも同様)において、説明の便宜上、端子台10の幅方向を矢印Xで示し、端子台10の前後方向を矢印Yで示し、端子台10の高さ方向を矢印Zで示している。これらの3方向は互いに直交する。また、図3は図1中のA-A線断面図であり、図4は図1中のB-B線断面図である。
図1ないし図4に示すように、端子ボックス12を備える。端子ボックス12は、絶縁性の収容体であり、例えば、絶縁性の樹脂材料によって形成されている。端子ボックス12の内部に、第1導電体14と、第2導電体16とが収容されている。本実施形態では、各2つの第1導電体14及び第2導電体16が設けられている。
端子ボックス12は、カバー部材12aと基台12bとによって構成される。カバー部材12aは、下方に開口すると共に上部が閉じた略立方体状の形状をなしている。カバー部材12aの前壁面18の上部には複数対のケーブル挿入孔(第1孔)20が形成されている。本実施形態では、2対で計4つのケーブル挿入孔20が幅方向Xに並んで形成されている。図1および図2には、1本の電気ケーブル2のみが示されるが、電気ケーブル2は各ケーブル挿入孔20にそれぞれ挿入されて端子台10に接続される。各ケーブル挿入孔20は、カバー部材12aの内部に形成される空間22まで貫通して前後方向Yに沿って形成されている。なお、ケーブル挿入孔20の数は、2対に限定されるものではなく、1対であってもよいし、3対以上であってもよい。
電気ケーブル2は、例えば、銅線からなる芯体3と、芯体3の周囲を被覆する絶縁皮膜4を有する。電気ケーブル2において端子台10に接続される一端部は、絶縁皮膜4が剥ぎ取られて芯体3が露出した状態になっている。
図3に示すように、端子ボックス12を構成するカバー部材12aの内部には、空間22が形成されている。本実施形態では、カバー部材12aの内部の空間22は,側方視で略台形状をなしている。このような空間22を画定する内壁面の前方側面24aおよび後方側面24bが第1導電体14の前端部および後端部に近接または当接して配置される。これにより、端子台10の内部において、第1導電体14の前後方向Yの移動が規制されて位置決めされるようになっている。
端子ボックス12を構成する基台12bは、図2に示すように、底板部26と、底板部26上に突設された2つの取付部30とを有する。底板部26は、上面視で長方形状をなす平板状に形成されている。底板部26の下面は、4つの突起28が突設されている。突起28の先端は円錐台状に形成されている。
取付部30は、底板部26と一体に形成されている。取付部30は、扁平な直方体状をなし、前後方向Yに延在して設けられている。取付部30の上端部には、溝32が前後方向Yに延在して形成されている。溝32は、第1導電体14を取り付けるための凹部である。本実施形態では、2対のケーブル挿入孔20に対応して2つの取付部30が幅方向Xに間隔をあけて配置されている。
取付部30において前後方向Yの中央部には、側面視で長方形状をなす切欠部34が形成されている。切欠部34の底面は、溝32の底面よりも低い位置となっている。
基台12bの底板部26には、取付部30の幅方向一方側面に隣接して2つの貫通孔(第2孔)29が前後方向Yに離れて形成されている。貫通孔29は、各取付部30に対応して形成されているため、計4つの貫通孔29が形成されている。本実施形態では、これらの貫通孔29は、高さ方句Zから見て長方形状の穴として形成されている。これらの貫通孔29は、第2導電体16の接続脚部64の下端部を挿通するために設けられている。
次に、図5および図6を参照して、第1導電体14および第2導電体16について説明する。図5は、本実施形態の端子台10において端子ボックス12を構成するカバー部材12aを取り除いた状態で示す斜視図である。図6は、第1導電体14と第2導電体16とを分解した状態で示す斜視図である。
図5および図6に示すように、第1導電体14は、例えば、銅板等の金属板を打ち抜き加工したものを曲げ加工して形成される。第1導電体14は、略U字状に曲がった下端部40を有するとともに、下端部40から互いに平行に立ち上がった一対の側壁部42を有する。下端部40の幅Wは、底板部26の取付部30に形成された溝32の幅よりも僅かに大きく形成されている。これにより、取付部30の溝32に下端部40を圧入することによって、第1導電体14が取付部30に取り付けられるようになっている。
一対の側壁部42の上端部は、それぞれ外側に円弧状に湾曲して張り出すように曲げられている。また、一対の側壁部42の中央部は開口部46がそれぞれ形成されている。この開口部46を形成するために打ち抜かれた金属片48は基端部が開口部46の前方上部につながった状態とされている。そして、この金属片48は、側壁部42から幅方向外側へ張り出すように曲げられ、かつ、前方側に位置する基端部48aから後方側へ上り傾斜した向きで延在している。
金属片48の上端部48bは、側面視で略円弧状をなすように下方へ曲げられている。このような形状を有する金属片48の上端部48bは、金属片48自身が有する弾性によって、後述するように端子台10に挿入された電気ケーブル2の芯体3を側壁部42の上端部44の下面に圧接させて保持する機能を有する。これにより、電気ケーブル2の芯体3が第1導電体14と確実に電気的に接続されるとともに、芯体3が上端部44と金属片48との間に挟持されることで電気ケーブル2が第1導電体14と機械的に接続されるようになっている。よって、本実施形態では、上端部44と金属片48とで第1導電体14の電線保持部が構成されている。
第1導電体14の側壁部42の前端部50は、幅方向Xの外側にそれぞれ曲げられて、その上部が前方から後方へ上り傾斜した傾斜面50aをなすとともに、その下部が高さ方向Zに沿った面となっている。このように形成された前端部50は、側壁部42の強度を増大させる補強機能を有するとともに、カバー部材12a内の空間22の内壁面に当接して第1導電体14の取付状態を安定して維持する機能を有する。
図5に示すように、第1導電体14は、下端部40が取付部30の溝32に嵌め込まれて取り付けられる。このとき、第1導電体14の下端部40のうち取付部30の切欠部34に対応する中央部分が露出した状態となっている。また、この状態では、第1導電体14の下端部40は、切欠部34の底面から離れた位置となっている。
図5および図6に示すように、第2導電体16は、例えば、銅板等の金属板を細幅に打ち抜き加工したものを曲げ加工して形成される。第2導電体16は、上端部に弾性を有する接続片60を有する。本実施形態では、1つの第2導電体16に2つの接続片60が設けられている。ただし、これに限定されるのではなく、接続片60は図6に示すものよりも前後方向Yに幅広の1つの接続片として構成されてもよい。
接続片60は、前後方向Yから見た正面視で略U字状をなすクリップ部として形成されている。これにより、接続片60を第1導電体14の下端部40に下方から嵌め込むことによって第2導電体16が第1導電体14に電気的および機械的に接続された状態に組み付けられる。
2つの接続片60は連結部62によって繋がっている。連結部62の幅方向Xの一方縁部からは接続脚部64が延出している。接続脚部64の上端部64aは連結部62に連設されており、前後方向から見た正面視でL字状に曲がって形成されている。すなわち、上端部64aは、幅方向Xに沿って延出してから略直角に曲がって高さ方向Zに沿って延びている。
接続脚部64は、その上端部64aの下端から前方と後方の両側に延びてから略直角に下方に曲がって高さ方向Zに沿って延びている。接続脚部64の2つの下端部64bは、前後方向Yに離れて位置し、各先端部がテーパー状に細く形成されている。このように第2導電体16の接続脚部64の下端部64bが2つに分かれて形成されていることで、各下端部64bが半田によって回路基板1に接続されたときに第2導電体16の固定状態を安定させることができる。
再び図2を参照すると、回路基板1は、高さ方向Zから見た平面視で長方形状の平板をなしている。回路基板1には、図示しない導電パターンが形成されている。また、回路基板1には、図示しない抵抗、コンデンサなどの電子部品が半田付けされて配置されている。さらに、回路基板1には、図示しない発光素子が実装されてもよい。このような回路基板1は、例えば、照明器具等の電気機器に組み込まれて用いられる。
回路基板1には、4つの位置決め孔5が貫通して形成されている。4つの位置決め孔5は、基台12bの裏面に突設された突起28に対応する位置に形成されている。これにより、突起28が位置決め孔5に挿入または圧入されることによって、基台12bを含む端子ボックス12を回路基板1上に位置決めして配置することができる。
また、回路基板1には、4つの位置決め孔5で囲まれた領域に、4つの接続孔6が貫通して形成されている。接続孔6は、第2導電体16の接続脚部64の下端部64bがほぼ隙間なく挿入される大きさ及び形状に形成されている。本実施形態では、4つの接続孔6は、端子ボックス12の基台12bの底板部26に形成された4つの貫通孔29に対応する位置に設けられている。
続いて、上記構成を備える端子台10の組立、回路基板1への実装、及び、電気ケーブル2の接続について説明する。
まず、第1導電体14に第2導電体16を組み付ける。このとき、第2導電体16のクリップ状の接続片60を第1導電体14の下端部40に嵌め込む。これにより、接続片60によって第1導電体14の下端部40が挟持または把持された状態で、第2導電体16が第1導電体14に組み付けられる。
その後、第2導電体16が組み付けられた第1導電体14を基台12bに取り付ける。この場合、図5に示すように、第1導電体14の下端部40の前部と後部を取付部30の溝32に嵌め込む。これにより、第1導電体14および第2導電体16が基台12bに取り付けられる。このとき、図3および図4に示すように、第2導電体16は基台12bの取付部30と非接触になっている。具体的は、接続片60および接続脚部64の上端部64aと、取付部30の切欠部34の底面および取付部30の側面との間には、隙間S1,S2が形成されている。
図7は、端子台10を構成する端子ボックス12の下面を示す図である。図7に示すように、基台12bに第2導電体16が取り付けられたとき、第2導電体16の接続脚部64の2つの下端部64bは基台12bの底板部26の貫通孔29に挿通される。このとき、接続脚部64の下端部64bは、貫通孔29を中心位置に配置されることで貫通孔29の開口縁部から離れている。すなわち、第2導電体16の接続脚部64の下端部64bもまた、基台12bと非接触になっている。
続いて、第1および第2導電体14,16が取り付けられた基台12bに被せるようにしてカバー部材12aを取り付ける。この場合、基台12bの底板部26の周縁部に複数の係止片(図示せず)を形成しておき、この係止片がカバー部材12aの側壁下端部に形成された係止穴(図示せず)に嵌り込むことによって、カバー部材12aが基台12bに対して固定されるように構成してもよい。このようにして端子台10の組立が完了する。
次に、端子台10を回路基板1に組み付ける。このとき、端子台10の端子ボックス12を構成する基台12bの底面に突設された突起28を、回路基板1に形成されている位置決め孔5(図2参照)に挿入して配置する。これにより、端子ボックス12を含む端子台10が位置決めされた状態で回路基板1に組み付けられる。
このように端子台10が回路基板1に組み付けられるとき、端子台10の底面(すなわち基台12bの底面)の貫通孔29から外側に突出している第2導電体14の接続脚部64の下端部64bが回路基板1の接続孔6(図1参照)に挿通される。これにより、接続脚部64の下端部64bの先端部が回路基板1の裏面から突出した状態となる。
この状態で、図3及び図4に示すように、接続脚部64の下端部64bの先端部が半田66によって回路基板1に電気的および機械的に接続される。これにより、端子台10が回路基板1に固定される。これにより、端子台10が回路基板1に実装された状態となる。
そして、図1及び図2に示すように、回路基板1上に固定配置された端子台10の前面に形成されたケーブル挿入孔20に電気ケーブル2の一端部を挿入する。そうすると、図3および図4に示すように、電気ケーブル2の一端部に露出した芯体3が第1導電体14の上端部44と金属片48との間に挟持された状態となる。これにより、電気ケーブル2が第1導電体14と電気的および機械的に接続される。このように本実施形態の端子台10は、電気ケーブル2を挿入するだけで電気的および機械的接続が完了する速結端子となっている。
端子台10の内部では、第1導電体14が接続片60を介して第2導電体16に電気的に接続され、第2導電体16の接続脚部64は半田66によって回路基板1に電気的に接続されている。したがって、端子台10に挿入された電気ケーブル2が端子台10を介して回路基板1に接続され、電気ケーブル2から回路基板1に電力が供給可能になる。
上記のようにして回路基板1に実装され且つ電気ケーブル2が接続された端子台10では、回路基板1を組み込んだ照明器具等が設置される施工の際に、図3に示すように電気ケーブル2に引張力Fが作用することがある。このような引張力は、電気ケーブル2の芯体3が挟持された状態で保持されている第1導電体14に伝わる。この場合、本実施形態の端子台10では、第2導電体16が弾性を有する接続片60で第1導電体14を把持した状態で接続されている。そのため、接続片60に対して第1導電体14がずれて移動することが可能になっている。したがって、電気ケーブル2に作用した引張力が第1導電体14に伝わっても、その引張力Fは接続片60のずれ移動で解放されるので、第2導電体16に伝わるのを抑制することができる。その結果、引張力Fが第2導電体16の接続脚部64の下端部64bから半田66に伝わって応力が生じるのを緩和できる。よって、本実施形態の端子台10によれば、電気ケーブル2に加わった引張力Fによって第2導電体16の回路基板1との接続部に設けた半田が割れるのを抑制できる。
上述したように本実施形態の端子台10によれば、ケーブル挿入孔20及び貫通孔29を有する絶縁性の端子ボックス12と、端子ボックス12に収容され、ケーブル挿入孔20から端子ボックス12の内部に挿入された電気ケーブル2を保持する電線保持部44,48を有する第1導電体124と、端子ボックス12に収容され、下端部64bが貫通孔29から端子ボックス12の外部に突出して回路基板1に接続される第2導電体16と、端子ボックス12の内部に収容され、第1導電体14と第2導電体16とを電気的及び機械的に接続する、弾性を有する接続片60とを備える。
この構成によれば、電気ケーブル2を回路基板1に電気的に接続する第1導電体14、第2導電体16および接続片60を用いて、第2導電体16と回路基板1との接続部に生じる応力を緩和することができる。換言すれば、第1導電体14、第2導電体16および接続片60以外の部材を用いることなく、第2導電体16と回路基板1との接続部に生じる応力を緩和することができる。
本実施形態の端子台10において、接続片60は、第2導電体16と一体に設けられている。この構成によれば、接続片を第1及び第2導電体14,16と別部材として構成する場合に比べて、取扱いが容易となり組み付け作業を簡単なものにできる。なお、接続片は第1導電体14に一体に設けられてもよいし、あるいは、第1及び第2導電体と別部材として構成されてもよい。
また、本実施形態の端子台10において、第2導電体16が接続片60を介して第1導電体14に接続された状態で端子ボックス12を構成する基台12bと非接触になっている。この構成によれば、電気ケーブル2に作用した引張力Fが端子ボックス12を構成するカバー部材12aおよび基台12bに伝わることがあるが、この場合でも基台12bが第2導電体16と非接触になっているため、基台12bに伝わった力が第2導電体16に伝わることを防止できる。したがって、基台12bを介して引張力Fの一部が第2導電体16の接続脚部64に伝わって半田66に応力が生じるのを緩和することができる。
また、本実施形態の端子台10において、接続片60は電線保持部44,48に対する電気ケーブル2の挿抜方向に対して立体的に交差する方向に変形可能である。具体的には、電気ケーブル2の挿抜方向は前後方向Yに沿った方向であり、クリップ状の接続片60が弾性的に変形する方向は幅方向Xにほぼ沿った方向である。すなわち、電気ケーブル2に引張力Fが作用する方向と接続片60の弾性的に挟持する方向とがほぼ直交する関係になっている。これにより、電気ケーブル2に引張力Fが作用したときに接続片60による接続部において引張力Fの一部を解放しやすくなり、その結果、半田66での応力緩和を効果的に行うことができる。
また、本実施形態の端子台10において、端子ボックス12の基台12bは、回路基板1に形成された位置決め孔5に挿入される突起28を有している。この構成によれば、回路基板1に対して端子ボックス12を容易かつ正確に位置決めして組み付けることができる。
さらに、本実施形態の端子台10と、端子ボックス12のケーブル挿入孔20に挿入された電気ケーブル2と、第2導電体16の下端部64bが半田66により固定された回路基板1とを備えた照明器具等の電気機器によれば、電気ケーブル2に作用する引張力によって半田66に応力が生じるのを緩和でき、半田66に割れが生じるのを抑制できる。その結果、電気ケーブル2から回路基板1への電力供給を安定して行うことができる。
なお、本開示に係る端子台およびこれを備えた電気機器は、上述した実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項の範囲内において種々の変更や改良が可能であることはもちろんである。
1 回路基板、2 電気ケーブル、3 芯体、4 絶縁皮膜、5 位置決め孔、6 接続孔、10 端子台、12 端子ボックス(収容体)、12a カバー部材、12b 基台、18 前壁面、20 ケーブル挿入孔(第1孔)、22 空間、24a 前方側面、24b 後方側面、26 底板部、28 突起、29 貫通孔(第2孔)、30 取付部、32 溝、34 切欠部、40 下端部、42 側壁部、44 上端部、46 開口部、48 金属片、48a 基端部、48b,64a 上端部、50 前端部、50a 傾斜面、60 接続片、62 連結部、64 接続脚部、64b 下端部、66 半田、F 引張力、S1,S2 隙間、W 幅。

Claims (5)

  1. 第1孔及び第2孔を有する絶縁性の収容体と、
    前記収容体に収容され、前記第1孔から前記収容体の内部に挿入された電気ケーブルを保持する電線保持部を有する第1導電体と、
    前記収容体に収容され、端部が前記第2孔から前記収容体の外部に突出して回路基板に接続される第2導電体と、
    前記収容体の内部に収容され、前記第1導電体と前記第2導電体とを電気的及び機械的に接続する、弾性を有する接続片と、を備え、
    前記第2導電体は前記接続片を介して前記第1導電体に接続された状態で前記収容体と非接触になっている、
    端子台。
  2. 前記接続片は、前記第2導電体または前記第1導電体と一体に設けられている、請求項1に記載の端子台。
  3. 前記接続片は前記電線保持部に対する電気ケーブルの挿抜方向に対して立体的に交差する方向に変形可能である、請求項1または2に記載の端子台。
  4. 前記収容体は、前記回路基板に形成された貫通孔に挿入される位置決め突起を有する、請求項1~のいずれか一項に記載の端子台。
  5. 請求項1~のいずれか一項に記載の端子台と、
    前記第1孔に挿入された前記電気ケーブルと、
    前記第2導電体の端部が半田により固定された前記回路基板と、を備える、
    電気機器。
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