JP7019299B2 - 雪止め部材、雪止め機構、パネルアレイ構造体及びパネルアレイ構造体の施工方法。 - Google Patents

雪止め部材、雪止め機構、パネルアレイ構造体及びパネルアレイ構造体の施工方法。 Download PDF

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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

本発明は、例えば太陽電池モジュールのようなパネルに適用される雪止め部材や、当該雪止め部材を用いた雪止め機構、パネルアレイ構造体及びパネルアレイ構造体の施工方法に関する。
太陽電池モジュールのように屋外に設置されるパネルは、設置される地域に特有の問題が生じ得る。例えば、積雪が多い地域では、雪に関する問題が生じる。複数のパネルが、例えば屋根のような設置面に傾斜をつけてアレイ状に設置される場合、パネル上に積もった雪が、パネルの表面を滑り、一気にパネルから落下することがある。大量の雪が一気に落下した場合、落下した雪の一部が、隣接する住宅の敷地に入り込んだり、駐車している車や人の頭にぶつかってしまったりする可能性がある。
下記特許文献1は、太陽電池モジュールの側辺に設けられるフレームに、上方に突出する雪止めを設けることを開示している。この雪止めを備えたフレームは、ネジによって、屋根の下地上に設置された補助桟木に固定される。
下記特許文献2は、太陽電池モジュール(ソーラーパネル)の設置後に装着可能な雪滑り防止具を開示している。この雪滑り防止具は、互いに隣接するパネルどうしの間の隙間に差し込まれる少なくとも1つの脚を含む脚部と、互いに隣接するパネルの側面に弾性力を負荷し、脚部を摩擦係合させる弾性負荷手段と、を備える。この弾性負荷手段は、脚部の側面の一部から側方に分岐した板ばねを含む。
特許第5674889号公報 特許第5998192号公報
特許文献1に記載された雪止めは、補助桟木に固定されたフレームに形成されている。そのため、パネル設置後に雪止めを取り付ける場合、パネル及びフレームを取り外し、雪止めを有する別のフレームを取り付け直す必要がある。したがって、設置現場において雪止めを取り付ける作業は煩雑である。
また、積雪がほとんどない地域では、雪止めを有するフレームを利用する必要がない。したがって、太陽電池モジュールの提供者は、積雪地域用のフレームと非積雪地域用のフレームの両方を用意しておく必要がある。しかしながら、2種類のフレームを用意するためには、フレームを製造するために、2種類の製造ラインが必要になる。その結果、太陽電池モジュールのコストアップにつながる。
特許文献2に記載された雪滑り防止具は、脚部の弾性力を利用して互いに隣接する太陽電池モジュールの間の隙間に押し込まれることによって固定される。したがって、パネル設置後に雪滑り防止具を容易に取り付けることができる。しかしながら、弾性力のみを利用した雪滑り防止具の取り付けは、長期的な信頼性に劣る。特に、太陽電池モジュールは、長期間、一般的には20年以上、屋外に設置されたままである。
そこで、長期的な信頼性が高く、簡便に施工できる雪止め機構が望まれる。
一態様に係る雪止め部材は、パネルを支持する支持部材と係合可能な雪止め部材に関する。雪止め部材は、前記パネルの表面よりも前記パネルの表面に対して交差する方向に突出するように構成され、前記方向に交差する第1方向に延びる雪止め部と、前記雪止め部から延び、前記支持部材と前記パネルとの間に配置されるように構成された側部と、前記側部に形成され、前記支持部材に形成された第2係合片と係合可能な第1係合片と、を有する。
一態様に係るパネル用の雪止め機構は、パネルを支持する支持部材と、上記の雪止め部材と、を有する。
一態様に係るパネルアレイ構造体は、上記の雪止め機構と、当該雪止め機構に設置された複数のパネルと、を有する。
一態様に係るパネルアレイの施工方法は、パネルを支持する支持部材と、前記パネルの表面よりも前記パネルの表面に対して交差する方向に突出するように構成された雪止め部と、前記支持部材に形成された第2係合片と係合可能な第1係合片を有する雪止め部材と、を準備するステップと、前記支持部材を設置面に設置するステップと、前記支持部材の前記第2係合片に前記雪止め部材の前記第1係合片を係合するステップと、前記支持部材上に前記パネルを積載し、前記雪止め部材を前記支持部材と前記パネルとの間に挟むステップと、を有する。
上記態様によれば、長期的な信頼性が高く、簡便に施工できる雪止め機構を提供できる。
一実施形態に係るパネルアレイ構造体の斜視図である。 図1の2A-2A線に沿ったパネルアレイ構造体の断面図である。 一実施形態に係る第1支持部材の斜視図である。 一実施形態に係る第2支持部材の斜視図である。 図1の5A-5A線に沿ったパネルアレイ構造体の断面図である。 一実施形態に係る雪止め部材の斜視図である。 パネルアレイ構造体の施工方法の一ステップを説明するための図である。 パネルアレイ構造体の施工方法の一ステップを説明するための図である。 パネルアレイ構造体の施工方法の一ステップを説明するための図である。 別の実施形態に係る雪止め部材の斜視図である。 さらに別の実施形態に係る雪止め部材の斜視図である。 雪止め部材の配置の別の一例を示す図である。 雪止め部材の配置のさらに別の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。以下の図面において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることがあることに留意すべきである。
図1は、一実施形態に係るパネルアレイ構造体の斜視図である。図2は、図1の2A-2A線に沿ったパネルアレイ構造体の断面図である。図3は、後述する第1支持部材の斜視図である。図4は、後述する第2支持部材の斜視図である。図5は、図1の5A-5A線に沿ったパネルアレイ構造体の断面図である。図6は、一実施形態に係る雪止め部材の斜視図である。
パネルアレイ構造体は、雪止め機構と、複数のパネル20と、を有する。雪止め機構は、複数のパネル20を支持する固定装置を有する。固定装置は、例えば屋根のような設置面10に固定される。固定装置は、複数のパネル20を支持する。複数のパネル20は、アレイ状に並んでいる。パネル20は、例えば太陽電池モジュールであってよい。パネルアレイ構造体を構成するパネル20の表面は、水平面に対して傾斜していてよい。
固定装置は、複数の第1支持部材110と、複数の第2支持部材120と、を有する。第1支持部材110は、一方向(図中のY方向)に沿って延びており、設置面10に固定される。第2支持部材120は、第1支持部材110が延びている方向に交差する方向(図中のX方向)に沿って延びている。第2支持部材120は、少なくとも2つの第1支持部材110にわたって延びている。第2支持部材120は、第1支持部材110上に配置される。
複数のパネル20は、互いに交差する方向に沿って並んでいてよい。各々のパネル20は、互いに隣接する第2支持部材120どうしによって支持される。
複数の第2支持部材120は、両端(最も軒側と最も棟側)に配置された2つを除き、同一の構造を有していてよい。また、両端に配置された2つの第2支持部材120は、両端以外に配置された第2支持部材120と同一の構造を有していてもよい。
第1支持部材110は、設置面10上に配置される不図示の固定金具や、例えばボルトのような不図示の締結部材によって設置面10に固定することができる。複数の第1支持部材110は、屋根の垂木に固定するために、垂木の間隔に合わせて配置されていてよい。
第1支持部材110は、一方向に沿って延びるレール部111を含む。レール部111は、上面が開口した細長い中空の四角柱状に形成されていてよい。より具体的には、レール部111の上面には、第1支持部材110が延びる方向に沿って延びた開口が形成されていてよい。レール部の上面112は、開口を挟んで両側に位置している。レール部の上面112、すなわち第1支持部材110の上面は、第2支持部材120を載せる面を構成する。
第2支持部材120は、互いに隣接する2つのパネル20を積載する第1積載部126a及び第2積載部126bを有する。具体的には、第1積載部126a及び第2積載部126bは、パネル20を下から支えていてよい。第2支持部材120は、第1支持部材110に接する底部122を有する。第2支持部材の底部122は、レール部111の開口を跨って、レール部の上面112に載せられている。
第1積載部126a及び第2積載部126bは、底部122よりも上方に位置していてよい。具体的には、第1積載部126a及び第2積載部126bは、それぞれ底部122から上方に延びる支持部分127a,127bによって底部122より上方に支持されている。
第2支持部材120は、第1積載部126a及び第2積載部126bに支持されたパネル20どうしの間を上方に延びていてよい。第2支持部材120は、第1積載部126aと第2積載部126bとの間に配置された第2係合片129を有していてよい。第2支持部材120の第2係合片129は、後述する雪止め部材200やフランジ部材300と係合可能に構成されている。第2係合片129は、第2支持部材120に沿って延びていてよい。
第2支持部材120の上方側の端部には、頭部128が設けられていてよい。頭部128の上面は、実質的に第1パネル20及び第2パネルの上面と面一になっていてよい。頭部128の上面の一部は、切り欠き部128aを有していてよい。
第1固定具130及び第2固定具140が第1支持部材110に取り付けられていてよい。第1固定具130及び/又は第2固定具140は、レール部111に対して着脱可能に構成されていてもよく、レール部111に対して着脱不能に構成されていてもよい。
第1固定具130は、第1押圧部132を有していてよい。第1押圧部132は、第2支持部材120の底部122の一端をレール部111へ押圧する。第2固定具140は、第2押圧部142を有していてよい。第2押圧部142は、第2支持部材120の底部122の他端をレール部111へ押圧する。このように、第2支持部材120は、第1固定具130及び第2固定具140によって第1支持部材110に固定されていてよい。
第1固定具130は、レール部111の上面112よりも下方に延びており、レール部111の上面112よりも下方で第1支持部材110に沿って延びていてよい。第2固定具140は、レール部111の上面112よりも下方に延びており、レール部111の上面112よりも下方で第1固定具130と接していてよい。第2固定具140は、例えばボルトのような締結部材160によって第1固定具130に固定されていてよい。
第1固定具130及び第2固定具140は、レール部111に対してレール部111に沿って移動可能に構成されていてよい。具体的一例として、レール部111の側面117は、レール部111に沿って延びる穴部118を有する。第1固定具130と第2固定具140の少なくとも一方は、穴部118に挿入される突出部136を有する。レール部111に形成された穴部118は、突出部136よりも長く延びている。これにより、第1固定具130及び第2固定具140は、第2支持部材120を支持した状態で、レール部111に沿って移動可能となっている。第2支持部材120がレール部111に沿って移動可能となっていることにより、第2支持部材120にパネル20を設置し易くすることができる。
雪止め機構は、雪止め部材200を有する。図5に示すように、雪止め部材200は、第2支持部材120と係合可能に構成されている。雪止め部材200は、雪止め部220と、雪止め部220から延びた側部204と、第1係合片208と、を有する。雪止め部220は、第2支持部材120に支持された第1パネル20及び第2パネル20の表面に対して交差する方向に、第1パネル20及び第2パネル20の表面よりも突出するように構成されている。雪止め部220は、第2支持部材120が延びる方向(第1方向)に沿って延びていてよい。
雪止め部材200の側部204は、雪止め部220から下方に延びており、第1パネル20と第2パネル20との間に配置されるように構成されている。より具体的には、雪止め部材200の側部204は、第2支持部材120と第2パネル20との間に挟まれている。
側部204は、第1パネル20と第2パネル20のうちの一方に向かって突出した突起部230を有する。突起部230は、雪止め部220の延長方向に沿って延びている。なお、雪止め部220の延長方向は、前述の「第1方向」を意味する(以下、同様)。好ましくは、突起部230は、上下方向に複数並んで配置されている。雪止め部材200は、突起部230のところで第2パネル20から第1パネル20の方へ向けて押圧されている。
雪止め部材200の第1係合片208は、第2支持部材120の第2係合片129に機械的に係合可能に構成されている。これにより、雪止め部材200は、第2支持部材120と第2パネル20との間に挟み込まれるとともに、第1係合片208及び第2係合片129により機械的に係合する。これにより、雪止め部材200の傾斜方向(第2方向)や上下方向の動きが抑制される。また、このような機械的な係合により、弾性力のみを利用した雪止め部材の取り付けよりも、長期的な信頼性を向上させることができる。また、第2パネル20を外すことにより、第2支持部材120の第2係合片129にアクセス可能となる。そのため、パネルアレイ構造体の設置後であっても、雪止め部材200を簡便に設置することができる。
雪止め部材200は、雪止め部220の延長方向に沿った軸線まわりの一方側への回転により第2支持部材120に係合可能に構成されていることが好ましい(図7~9も参照)。これにより、第2支持部材120に第1パネル20を積載した状態で、雪止め部材200を第2支持部材120に容易に取り付けることができる。
雪止め部材200は、傾斜部203を有していてよい。具体的には、雪止め部材200は第2支持部材120の頭部128の上面を覆う上部202を有しており、傾斜部203は、雪止め部材200の上部202から頭部128に形成された切り欠き部128aへ向けて突出している。傾斜部203は、雪止め部220の延長方向に延びていてもよい。また、傾斜部203は第1パネル20と当接するため、第2支持部材120と雪止め部材200とが係合した状態で、取り付け時の回転方向とは反対側への回転が規制される。
雪止め部220の延長方向において、雪止め部材200の第1係合片208の長さは、第2支持部材120に形成された第2係合片129の長さよりも短いことが好ましい。これにより、第2支持部材120に対する雪止め部材200の取り付け位置を適宜変更することができる。特に、第2支持部材120及び第2係合片129が、互いに隣接するパネル20にわたって延びている場合、雪止め部220が互いに隣接するパネル20どうしの間の境界を跨ぐように雪止め部材200を設置することもできる(図11及び図12も参照)。
雪止め機構は、フランジ部材300を有していてよい。図1に示すように、フランジ部材300は、雪止め部220の延長方向において、雪止め部材200の両側に設けられていてよい。フランジ部材300は、第2支持部材120の第2係合片129に係合可能に構成されていてよい。
フランジ部材300は、第1パネル20及び第2パネル20の一部を覆うように構成されたフランジ302と、フランジ302から下方に延びた側部304と、第3係合片308と、傾斜部303と、を有していてよい。側部304、第3係合片308及び傾斜部303は、それぞれ、雪止め部材200における側部204、第1係合片208及び傾斜部203と同様の形状を有していてよい。ただし、フランジ部材300、及びフランジ部材300を構成する各部分の長さ(図中X方向の長さ)は、雪止め部材200と異なっていてよい。このフランジ部材300によって、第1のパネルや第2のパネルが積載部126a,126bから抜けてしまうことが抑制される。
次に、図7~図9を参照しつつパネルアレイ構造体の施工方法について説明する。まず、パネル20と、パネル20を支持する支持部材110,120と、雪止め部材200と、フランジ部材300と、を準備する。パネル20、第1支持部材110、第2支持部材120、雪止め部材200及びフランジ部材300の構成は、それぞれ前述したとおりである。
次に、設置面10に支持部材110,120を設置する。具体的には、設置面10に複数の第1支持部材110を互いに平行に取り付ける。第1支持部材110は、設置面10上に配置される不図示の固定金具や、例えばボルトのような不図示の締結部材によって設置面10に固定されてよい。それから、第1支持部材110上に複数の第2支持部材120を取り付ける。第2支持部材120は、前述したように、第1固定具130及び第2固定具140を用いて、第1支持部材110に取り付けることができる。
次に、第2支持部材120の第1積載部126a上に第1パネル20を積載する。それから、第2支持部材120の第2係合片129に雪止め部材200の第1係合片208を係合する(図7~9参照)。
具体的には、まず、図7に示すように、第2支持部材120の第2係合片129に雪止め部材200の第1係合片208を引っ掛ける。それから、雪止め部220の延長方向に沿った軸線まわりに雪止め部材200を回転させる(図8参照)。この雪止め部材200の回転により、雪止め部220の上部202が第2支持部材120の頭部128の上を覆い、頭部128に形成された切欠き部128aに雪止め部材200の傾斜部203がはめ込まれる。第2支持部材120の頭部128に切欠き部128aが形成され、その切欠き部128aに対応するように雪止め部材200に傾斜部203が形成されているため、雪止め部材200を回転させたときにスムーズに切欠き部128aに傾斜部203をはめ込むことが可能である。
なお、必要に応じて、雪止め部材200とともに、フランジ部材300を第2支持部材120に取り付けることができる。フランジ部材300は、雪止め部材200と同様の方法にて、第2支持部材120に取り付けることができる。
次に、第2支持部材120の第2積載部126b上に第2パネル20を積載し、雪止め部材200を第2支持部材120と第2パネル20の間に挟む(図9参照)。これにより、雪止め部材200が、第2支持部材120と第2パネル20との間で固定される。
なお、雪止め部材200は、すべての第2支持部材120に取り付ける必要はなく、少なくとも1つの第2支持部材120に取り付ければよい。また、第2支持部材120における雪止め部材200の取り付け位置は、必要に応じて決定すればよい。
前述の工程を繰り返して、パネル20をアレイ状に設置することで、パネルアレイ構造体が完成する。
図10は、別の実施形態に係る雪止め部材の斜視図である。前述した実施形態と同様の構成については同様の符号が付されている。図10に示す雪止め部材200aは、図6に示す雪止め部材200に備えられたものと同様の構成の雪止め部220と、上部202と、傾斜部203と、側部204と、第1係合片208と、突起部230と、を有していてよい。
図10に示す雪止め部材200aは、雪止め部220の延長方向において雪止め部220に隣接する領域に、第1パネル20及び第2パネル20の一部を覆うように構成されたフランジ302を有する。すなわち、雪止め部材200aは、図6に示す雪止め部材200と前述のフランジ部材300とが一体的にされた構成となっている。なお、図10では、フランジ302は、雪止め部220の延長方向において雪止め部220の両側に配置されている。これに代えて、フランジ302は、雪止め部220の延長方向において雪止め部220の一方の側にのみ配置されていてもよい。
図11は、さらに別の実施形態に係る雪止め部材の斜視図である。前述した実施形態と同様の構成については同様の符号が付されている。図11に示す雪止め部材200bは、図6に示す雪止め部材200に備えられたものと同様の構成の雪止め部220と、上部202と、傾斜部203と、側部204と、第1係合片208と、突起部230と、を有していてよい。
雪止め部材200aは、雪止め部220の延長方向において雪止め部220全体にわたって延びたフランジ302を有する。フランジ302は、第1積載部126aに積載されたパネル20の一部、及び第2積載部126bに積載された第2パネルの一部を覆うように構成されている。
図11では、フランジ302は、雪止め部220の延長方向において雪止め部220の長さよりも長い。この代わりに、フランジ302は、雪止め部220の延長方向において雪止め部220の長さと実質的に同じ長さであってもよい。
以下、雪止め部材200の雪止め部220の配置の例について説明する。パネル20は、傾斜方向(第2方向)と、傾斜方向に交差する方向(第1方向)に並んでいる。ここで、「傾斜方向」は、パネル20の表面の傾斜の方向を意味する。図1に示すように、雪止め部220は、傾斜方向に互いに隣接するパネルどうしの間に配置されている。また、雪止め部220は、傾斜方向に交差する方向(図のX方向)において、パネルの中央付近に配置されている。このように、図1では、雪止め部220が、傾斜方向(図のY方向)とそれに直交する方向(図のX方向)とで均等に並んでいる。したがって、雪止め部220で雪がせき止められた場合に、各パネル20に均等に負荷がかかる。すなわち、パネルアレイ上に積もった雪の負荷が各パネル20に均等に分散されるという利点がある。
図11は、雪止め部220の配置の別の一例を示している。雪止め部材200の雪止め部220は、傾斜方向から見たときに、傾斜方向に交差する第1方向に互いに隣接するパネル20のそれぞれの中央と、当該第1方向に互いに隣接するパネル20どうしの間の境界を跨る位置と、に配置されている。さらに、傾斜方向(図のY方向)の下段に配置された雪止め部220は、傾斜方向から見たときに、傾斜方向の上段に配置された雪止め部220からずれた位置に配置されている。これにより、傾斜方向と交差する第1方向(図のX方向)に対して概ね全体的に雪止め部220を配置できるため、パネルアレイ上に積雪した雪をしっかりと止めることができる。また、図12に示す態様よりも、雪止め部220間の距離を広くすることができるため、特定のパネル20にかかる雪からの負荷を低減することができる。
図12は、雪止め部220の配置のさらに別の一例を示している。図12では、雪止め部220は、傾斜方向に交差する方向(図のX方向)に一列に並んでいる。さらに、雪止め部220は、傾斜方向から見たときに、傾斜方向に交差する第1方向に互いに隣接するパネル20のそれぞれの中央と、当該第1方向に互いに隣接するパネル20どうしの間の境界を跨る位置と、に配置されている。この場合、雪止め部220が、傾斜方向と直交する方向(図のX方向)に対して概ね全体的に配置される。したがって、パネルアレイ上に積雪した雪をしっかりと止めることができる。
上述したように、実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替の実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
例えば、上記実施形態では、パネル20は、特定の構成を有する第1支持部材110と第2支持部材120によって支持されている。しかしながら、パネルを支持する支持部材は、雪止め部材200と係合可能であれば、上記実施形態で説明した構成に限定されない。
また、上記の実施形態では、雪止め部材200が係合する第2支持部材120は、傾斜方向に互いに隣接する2つのパネル20を支持するため、第1積載部126a及び第1積載部126bを有する。この代わりに、雪止め部材200が係合する支持部材は、傾斜方向における一方のパネル20のみを支持するように構成されていてもよい。例えば、パネルアレイ構造体の傾斜方向における最も下側の端に雪止め部材200を設置する場合、雪止め部材200が係合する支持部材は、当該支持部材よりも傾斜方向の上側のパネルのみを支持するように構成されていればよい。この場合であっても、雪止め部材200は、側部204が当該支持部材とパネル20との間に挟み込まれるように構成される。
また、各実施形態で説明した特徴は、可能な限り、互いに適用及び/又は交換可能である。
10 設置面
20 パネル
110 第1支持部材
120 第2支持部材
129 第2係合片
200 雪止め部材
203 傾斜部
208 第1係合片
220 雪止め部
230 突起部
300 フランジ部材

Claims (9)

  1. パネルを支持する支持部材と係合可能な雪止め部材であって、
    前記パネルの表面よりも前記パネルの表面に対して交差する方向に突出するように構成され、前記方向に交差する第1方向に前記支持部材を覆うように延びる雪止め部と、
    前記雪止め部から延び、前記支持部材と前記パネルとの間に配置されるように構成された側部と、
    前記側部に形成され、前記支持部材に形成された第2係合片と係合可能な第1係合片と、を有し、
    前記パネルが前記支持部材に支持されていない状態において、前記雪止め部材は、前記雪止め部と前記第2係合片に係合する前記第1係合片とによって、前記支持部材に関する前記雪止め部材の上下方向の動きが抑制されるように構成されている、雪止め部材。
  2. 前記第1係合片は、前記第2係合片を受け入れ可能な、断面視で略C字形の形状である、請求項1に記載の雪止め部材。
  3. 前記雪止め部材は、前記第1方向に沿った軸線まわりの一方側への回転により前記支持部材に係合可能に構成されている、請求項1又は2に記載の雪止め部材。
  4. 前記側部は、前記パネルに向かって突出し、前記第1方向に沿って延びる突起部を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の雪止め部材。
  5. 前記第1方向において前記雪止め部に隣接する領域に、前記パネルの一部を覆うように構成されたフランジを有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の雪止め部材。
  6. 前記第1方向において前記雪止め部全体にわたって延び、前記パネルの一部を覆うように構成されたフランジを有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の雪止め部材。
  7. パネル用の雪止め機構であって、
    パネルを支持する支持部材と、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の雪止め部材と、を有する、雪止め機構。
  8. 請求項7に記載の雪止め機構と、前記雪止め機構に設置された複数のパネルと、を有する、パネルアレイ構造体。
  9. パネルを支持する支持部材と、前記パネルの表面よりも前記パネルの表面に対して交差する方向に突出するように構成され、前記方向に交差する第1方向に前記支持部材を覆うように延びる雪止め部と、前記支持部材に形成された第2係合片と係合可能な第1係合片を有する雪止め部材と、を準備するステップと、
    前記支持部材を設置面に設置するステップと、
    前記支持部材の前記第2係合片に前記雪止め部材の前記第1係合片を係合するステップと、
    前記支持部材に前記パネルを積載し、前記雪止め部材を前記支持部材と前記パネルの間に挟むステップと、を有し、
    前記準備するステップにおいて、前記雪止め部材は、前記パネルが前記支持部材に支持されていない状態において、前記雪止め部と前記第2係合片に係合する前記第1係合片とによって、前記支持部材に関する前記雪止め部材の上下方向の動きが抑制されるように構成されている、パネルアレイ構造体の施工方法。
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