JP7018869B2 - 固定具 - Google Patents
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Description
また、連結手段及び第1固定部材を、連結手段と設置面との相互間の距離を調整可能に構成したので、連結手段及び第1固定部材によって連結手段と設置面との相互間の距離を調整できる。よって、設置状況に応じて連結手段の上下方向の位置を容易に変更でき、固定具の設置精度を高めることができる。
また、本体部及び複数の支持部を、設置面と本体部との相互間の距離を調整可能に構成したので、本体部及び複数の支持部によって設置面と本体部との相互間の距離を調整できる。よって、設置状況に応じて本体部の上下方向の位置を容易に変更でき、固定具の設置精度を一層高めることができる。
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、設置面に設けられるコンクリート基礎部に取り付けられる取付対象を、当該コンクリート基礎部に固定するための固定具に関する。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、実施の形態に係る固定具30の構成、固定具30によって固定される取付対象20の構成、取付対象20が取り付けられるコンクリート基礎部1、及びコンクリート基礎部1に設置される床部10について説明する。
まず、コンクリート基礎部1の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る固定具30を用いて、取付対象20がコンクリート基礎部1に取り付けられている状態を示す斜視図である。図2は、図1の取付対象20及び固定具30を分解した状態を示す斜視図である(一部図示省略)。以下の説明では、図1のX方向をコンクリート基礎部1の左右方向(-X方向をコンクリート基礎部1の左方向、+X方向をコンクリート基礎部1の右方向)、図1のY方向をコンクリート基礎部1の前後方向(+Y方向をコンクリート基礎部1の前方向、-Y方向をコンクリート基礎部1の後方向)、図1のZ方向をコンクリート基礎部1の上下方向(+Z方向をコンクリート基礎部1の上方向、-Z方向をコンクリート基礎部1の下方向)と称する。
次に、床部10の構成について説明する。床部10は、建設物を構成する部材であり、例えば公知のコンクリート製のスラブ(一例として、鉄筋コンクリート製の平板状のスラブ)等を用いて構成されており、図1に示すように、コンクリート基礎部1の上面において略水平に載置されている。
次に、取付対象20の構成について説明する。取付対象20は、建設物を構成する柱体であり、例えば公知の鋼製の柱材を用いて構成されており、図1に示すように、取付対象本体21及びベース部22を備えている。
取付対象本体21は、取付対象20の基本構造体である。この取付対象本体21は、例えば長尺な筒状体(図1では、平面形状が長方形状である筒状体)にて形成されており、図1に示すように、コンクリート基礎部1よりも上方において、取付対象本体21の長手方向が上下方向に略沿うように配置されている。
ベース部22は、取付対象本体21を支持するためのものである。このベース部22は、例えば矩形状の板状体にて形成されており、図1に示すように、コンクリート基礎部1と取付対象本体21との相互間において略水平に設けられている。具体的には、ベース部22の下面が取付対象本体21の下面と当接し、且つベース部22の下面が床部10(又は後述する固定具30の連結部60)の上面と当接するように配置され、取付対象本体21に対して溶接等によって接続されている。
図1に戻り、次に、固定具30の構成について説明する。図3は、固定具30を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図である(一部図示省略)。固定具30は、取付対象20をコンクリート基礎部1に固定するための器具であり、図1から図3に示すように、第1固定部材40a~40l、第2固定部材50a~50l、及び連結部60を備えている。なお、第1固定部材40a~40lを特に区別する必要のないときは単に「第1固定部材40」と総称すると共に、第2固定部材50a~50lを特に区別する必要のないときは単に「第2固定部材50」と総称する。
第1固定部材40a~40lは、固定具30の基本構造体の一部である。これら第1固定部材40a~40lは、例えば公知のアンカー部材(例えば、鋼製のアンカー部材)等を用いて構成されており、具体的には、略L字状体にてそれぞれ形成されている。また、これら第1固定部材40a~40lは、外部に露出しないようにコンクリート基礎部1に埋め込まれるように設けられている。具体的には、図1に示すように、コンクリート基礎部1の内部において、第1固定部材40a~40lの各々におけるL字状の縦棒部分が取付対象20の対応する挿通孔23に対応するように位置し、且つ第1固定部材40a~40lの各々におけるL字状の横棒部分が固定具30の水平方向の外側に向けて張り出すようにそれぞれ配置されている。
第2固定部材50a~50lは、固定具30の基本構造体の一部であると共に、取付対象20をコンクリート基礎部1に取り付けるためのものである。これら第2固定部材50a~50lは、例えば公知のボルト部材(一例として、鋼製の全ネジボルト)等を用いて構成されており、具体的には、略直線状にてそれぞれ形成されている。また、これら第2固定部材50a~50lは、連結部60と連結可能な位置に設けられている。具体的には、図1に示すように、第2固定部材50a~50lの下側部分が取付対象20の対応する挿通孔23を介してコンクリート基礎部1の内部に位置するようにそれぞれ配置されている。
連結部60は、第1固定部材40と第2固定部材50とを連結するための連結手段であり、図1から図3に示すように、本体部70及び支持部80a~80dを備えている。なお、支持部80a~80dを特に区別する必要のないときは、単に「支持部80」と総称する。
図1に戻り、本体部70は、連結部60の基本構造体であり、図1から図3に示すように、接続部71a~71l、第1拘束部72、及び第2拘束部73を備えている。なお、接続部71a~71lを特に区別する必要のないときは、単に「接続部71」と総称する。
図1に戻り、接続部71a~71lは、第1固定部材40及び第2固定部材50と接続される接続手段である。これら接続部71a~71lは、例えば公知のナット部材等を用いて構成されており、対応する第1固定部材40と対応する第2固定部材50との相互間にそれぞれ設けられている。具体的には、図1から図3に示すように、接続部71a~71lの各々に対応する第1固定部材40におけるL字状の縦棒部分の上側部分及び対応する第2固定部材50の下側部分が挿通されるようにそれぞれ配置されており、対応する第1固定部材40及び対応する第2固定部材50に対して螺合構造によって着脱自在にそれぞれ接続されている。
図1に戻り、第1拘束部72は、接続部71a~71lの移動(水平移動及び垂直移動)を拘束するための第1拘束手段である。この第1拘束部72は、平面形状が環状(図2では、矩形環状)である板状体にて形成されており、図1から図3に示すように、接続部71a~71lの下端部近傍において略水平に設けられている。具体的には、第1拘束部72に複数設けられた第1挿通孔(図示省略)に接続部71a~71lの各々の下側部分が挿通されるように配置されており、接続部71a~71lに対して回動可能な嵌合構造等によって着脱自在に接続されている。
第2拘束部73は、接続部71a~71lの移動(水平移動及び垂直移動)を拘束するための第2拘束手段である。この第2拘束部73は、平面形状が環状(図3では、矩形環状)である板状体にて形成されており、図3に示すように、接続部71a~71lの上端部近傍において略水平に設けられている。具体的には、第2拘束部73に複数設けられた挿通孔(図示省略)に接続部71a~71lの各々の上側部分が挿通されるように配置されており、接続部71a~71lに対して回動可能な嵌合構造等によって着脱自在に接続されている。
支持部80a~80dは、本体部70を設置面2に対して支持するための支持手段である。これら支持部80a~80dは、例えば長尺な棒状体にて形成されており、設置面2と本体部70の上端部との相互間の間において、支持部80a~80dの各々の長手方向が上下方向に沿うようにそれぞれ設けられていると共に、相互に間隔を隔ててそれぞれ設けられている。具体的には、図1から図3に示すように、支持部80a~80dの各々の下端部が設置面2と当接し、且つ支持部80a~80dの各々の上側部分が第1拘束部72に複数設けられた第2挿通孔(図示省略)に挿通されるように配置されている。
また、連結部60の形成方法については任意であるが、実施の形態では、第1固定部材40及び第2固定部材50とは別体に形成している。これにより、既製の部材を組み合わせることにより固定具30を製造することができ、固定具30の製造コストを低減できる。ただし、これに限らず、例えば、第1固定部材40と連結部60(例えば、接続部71等)とを一体に形成することにより、固定具30を組み立てる手間を軽減でき、固定具30の製造性を向上できる。
次に、連結部60の設置構造について説明する。固定具30は、連結部60をコンクリート基礎部1に設置するための設置構造を備えており、この設置構造の特徴については、実施の形態では、以下に示す通りとなる。
まず、連結部60の設置構造の第1の特徴については、連結部60がコンクリート基礎部1よりも突出せず、且つ第2固定部材50a~50lと接続できるように、連結部60はコンクリート基礎部1に埋め込み可能となるように構成されている。
図4は、第1固定部材40、第2固定部材50、及び接続部71を示す側面図であり、(a)は接続した状態を示す図、(b)は分解した状態を示す図である。次に、連結部60の設置構造の第2の特徴については、連結部60及び第1固定部材40a~40lは、連結部60と設置面2との相互間の距離を調整可能に構成されている。
図1に戻り、次いで、連結部60の設置構造の第3の特徴については、連結部60の本体部70及び支持部80a~80dは、設置面2と本体部70との相互間の距離を調整可能に構成されている。
図1に戻り、次に、連結部60の設置構造の第4の特徴については、連結部60の支持部80a~80dは、連結部60の本体部70の芯出しを行うことが可能な位置に設けられている。
続いて、固定具30を用いた取付対象20の固定方法について説明する。図5は、第1設置工程及び第1接続工程を示す正面図である。図6は、第1打設工程を示す正面図である。図7は、第2接続工程及び第2打設工程を示す正面図である。図5から図7に示すように、実施の形態に係る取付対象20の固定方法は、第1設置工程、第1接続工程、第1打設工程、第2接続工程、第2打設工程、及び固定工程を含んでいる。
まず、第1設置工程及び第1接続工程について説明する。第1設置工程は、固定具30の第1固定部材40a~40lを所定位置に設ける設置工程である。また、第1接続工程は、第1固定部材40a~40lに固定具30の連結部60を接続する接続工程である。なお、実施の形態では、第1設置工程及び第1接続工程を共に実行するものとして説明する。
次に、第1打設工程について説明する。第1打設工程は、第1設置工程及び第1接続工程の後に、第1固定部材40a~40lを外部に露出させないと共に、連結部60がコンクリート基礎部1よりも突出せず、且つ第2固定部材50と接続できるように、コンクリート基礎部1のコンクリートを打設する打設工程である。
次に、第2接続工程について説明する。第2接続工程は、第1打設工程において打設されたコンクリートが硬化した後に、固定具30の連結部60に第2固定部材50a~50lを接続する工程である。
次に、第2打設工程について説明する。第2打設工程は、第2接続工程の後に、第2固定部材50a~50lが取付対象20と接続できるように、床部10のコンクリートを打設する工程である。
次に、固定工程について説明する。固定工程は、第2打設工程の後に、取付対象20を第2固定部材50a~50lに取り付けることにより、取付対象20をコンクリート基礎部1に固定する工程である。
このように実施の形態によれば、外部に露出しないようにコンクリート基礎部1に埋め込まれる第1固定部材40と、取付対象20をコンクリート基礎部1に取り付けるための第2固定部材50と、第2固定部材50とは別体に形成された連結部60であって、第1固定部材40と第2固定部材50とを連結するための連結部60と、を備え、連結部60が、コンクリート基礎部1よりも突出せず、且つ第2固定部材50と接続できるように、連結部60をコンクリート基礎部1に埋め込み可能としたので、従来技術(コンクリート基礎部1に埋め込まれたアンカーボルトの一部が外部から露出している技術)に比べて、第1固定部材40及び連結部60をコンクリート基礎部1に設置してから取付対象20をコンクリート基礎部1に取り付けるまでの間において作業者が作業する際に、作業者が第1固定部材40及び連結部60と接触することを回避でき、作業者の安全性及び作業性を向上できると共に、第1固定部材40及び連結部60の破損等を防止できる。また、コンクリート基礎部1が施工された後の任意のタイミングで取付対象20を第2固定部材50を介してコンクリート基礎部1に取り付けることができ、状況に応じた取付対象20の取り付けを行うことができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
上記実施の形態では、取付対象20が固定具30を用いてコンクリート基礎部1に固定される場合において、取付対象20のベース部22の下面が床部10の上面と当接するように、取付対象20は配置されている(すなわち、床部10に埋め込まれないように配置されている)と説明したが、これに限らない。例えば、取付対象20の一部のみが床部10に埋め込まれるように配置されてもよい。
上記実施の形態では、コンクリート基礎部1が、水平な設置面2上に略水平に載置されていると説明したが、これに限らず、例えば、略垂直な設置面2上に略垂直に設置されてもよい。
上記実施の形態では、床部10がコンクリート基礎部1の上面に設けられていると説明したが、これに限らない。例えば、床部10を省略して、取付対象20がコンクリート基礎部1の上面と当接するように設置されてもよい。この場合には、第1ナット部51を省略できると共に、第2固定部材50の上下方向の長さを、実施の形態に係る第2固定部材50よりも短くできる。また、取付対象20の固定方法において、第2打設工程を省略できる。
上記実施の形態では、第1固定部材40の設置数が12体であると説明したが、これに限らず、例えば、12体未満であってもよく、又は13体以上であってもよい。この場合には、第2固定部材50の設置数、ベース部22の挿通孔23、及び接続部71の設置数は、第1固定部材40の設置数に応じた数に設定される。図8は、固定具30の変形例を用いて、取付対象20がコンクリート基礎部1に取り付けられている状態を示す斜視図である。図9は、固定具30の変形例を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図である(一部図示省略)。一例として、図8、図9に示すように、第1固定部材40の設置数が4体である場合には、第2固定部材50の設置数=ベース部22の挿通孔23=接続部71の設置数=4体に設定される。
上記実施の形態では、連結部60の支持部80の設置数が4体であると説明したが、これに限らず、例えば、3体未満であってもよく、又は5体以上であってもよい。この場合には、第1拘束部72の第2挿通孔の設置数は、支持部80の設置数に応じた数に設定される。
上記実施の形態では、連結部60及び第1固定部材40a~40lが、連結部60と設置面2との相互間の距離を調整可能に構成されていると説明したが、これに限らず、例えば、連結部60と設置面2との相互間の距離を調整不能に構成されてもよい。
上記実施の形態では、第1設置工程及び第1接続工程を共に実行するものとして説明したが、これに限らない。例えば、第1設置工程を実施した後に、第2接続工程を実行してもよい。一例として、第1設置工程において、第1固定部材40a~40lを設置面2上の所定領域に相互に間隔を隔ててそれぞれ設ける。また、第2接続工程において、まず、現場で、固定具30の本体部70を組み立てた後、固定具30の連結部60を組み立てる。次に、上記組み立てた連結部60の接続部71a~71lを、上方から対応する第1固定部材40にそれぞれ挿入して接続する。続いて、接続部71a~71lを対応する第1固定部材40に対してそれぞれ回動させたり、又は支持部80a~80dの下端部を設置面2に当接させた後に支持部80a~80dを連結部60の第2挿通孔に対して回動させることにより、設置面2と本体部70との相互間の距離を調整する。
付記1の固定具は、設置面に設けられるコンクリート基礎部に取り付けられる取付対象を、当該コンクリート基礎部に固定するための固定具であって、外部に露出しないように前記コンクリート基礎部に埋め込まれる第1固定部材と、前記取付対象を前記コンクリート基礎部に取り付けるための第2固定部材と、前記第2固定部材とは別体に形成された連結手段であって、前記第1固定部材と前記第2固定部材とを連結するための連結手段と、を備え、前記連結手段が、前記コンクリート基礎部よりも突出せず、且つ前記第2固定部材と接続できるように、前記連結手段を前記コンクリート基礎部に埋め込み可能とした。
付記1に記載の固定具によれば、外部に露出しないようにコンクリート基礎部に埋め込まれる第1固定部材と、取付対象をコンクリート基礎部に取り付けるための第2固定部材と、第2固定部材とは別体に形成された連結手段であって、第1固定部材と第2固定部材とを連結するための連結手段と、を備え、連結手段が、コンクリート基礎部よりも突出せず、且つ第2固定部材と接続できるように、連結手段をコンクリート基礎部に埋め込み可能としたので、従来技術(コンクリート基礎部に埋め込まれたアンカーボルトの一部が外部から露出している技術)に比べて、第1固定部材及び連結手段をコンクリート基礎部に設置してから取付対象をコンクリート基礎部に取り付けるまでの間において作業者が作業する際に、作業者が第1固定部材及び連結手段と接触することを回避でき、作業者の安全性及び作業性を向上できると共に、第1固定部材及び連結手段の破損等を防止できる。また、コンクリート基礎部が施工された後の任意のタイミングで取付対象を第2固定部材を介してコンクリート基礎部に取り付けることができ、状況に応じた取付対象の取り付けを行うことができる。
2 設置面
10 床部
20 取付対象
21 取付対象本体
22 ベース部
23 挿通孔
30 固定具
40、40a~40l 第1固定部材
41 ネジ加工部
50、50a~50l 第2固定部材
51 第1ナット部
52 第2ナット部
60 連結部
70 本体部
71、71a~71l 接続部
72 第1拘束部
73 第2拘束部
80、80a~80d 支持部
Claims (4)
- 設置面に設けられるコンクリート基礎部に取り付けられる取付対象を、当該コンクリート基礎部に固定するための固定具であって、
外部に露出しないように前記コンクリート基礎部に埋め込まれる第1固定部材と、
前記取付対象を前記コンクリート基礎部に取り付けるための第2固定部材と、
前記第2固定部材とは別体に形成された連結手段であって、前記第1固定部材と前記第2固定部材とを連結するための連結手段と、を備え、
前記連結手段は、
本体部であって、前記第1固定部材及び前記第2固定部材と接続される接続手段と、前記接続手段の移動を拘束する第1拘束手段とを有する本体部と、
前記本体部を前記設置面に対して支持するための複数の支持部と、を備え、
前記連結手段が、前記コンクリート基礎部よりも突出せず、且つ前記第2固定部材と接続できるように、前記連結手段を前記コンクリート基礎部に埋め込み可能とし、
前記第1固定部材の上側部分にネジ加工が施され、且つ前記接続手段が、前記第1固定部材の上側部分及び前記第2固定部材に対して螺合構造によって着脱自在に接続可能なナット部材で構成されることにより、前記連結手段と前記設置面との相互間の距離を調整可能とし、
前記複数の支持部の各々が全ネジボルトで構成され、且つ前記第1拘束手段に複数設けられた第1の挿通孔であって、前記支持部を挿通する第1の挿通孔がネジ孔で構成されることにより、前記設置面と前記本体部との相互間の距離を調整可能とした、
固定具。 - 前記本体部は、
前記第1の挿通孔と、前記接続手段の下側部分を挿通する第2の挿通孔とを有する前記第1拘束手段と、
前記第1拘束手段よりも上方に設けられ、且つ前記接続手段の移動を拘束する第2拘束手段であって、前記接続手段の上側部分を挿通する挿通孔を有する第2拘束手段と、を備える、
請求項1に記載の固定具。 - 前記複数の支持部を、前記本体部の芯出しを行うことが可能な位置に設けた、
請求項1又は2に記載の固定具。 - 前記取付対象が、柱体である、
請求項1から3のいずれか一項に記載の固定具。
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