JP7018124B2 - 発光素子駆動装置 - Google Patents

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Description

本明細書中に開示されている発明は、発光素子駆動装置に関する。
従来、発光ダイオード(以下ではLED[light emitting diode]と表記する)などの発光素子を駆動する発光素子駆動装置が様々に開発されてきている。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
特開2011-244677号公報
しかしながら、複数の発光素子を直列に接続して成る発光素子光源を駆動対象とする場合、従来の発光素子駆動装置では、電源電圧が発光素子光源の総順方向降下電圧付近まで低下すると、発光素子光源が消灯してしまうという不具合があった。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者により見出された上記課題に鑑み、電源電圧が低下しても発光素子光源の点灯を維持することのできる発光素子駆動装置を提供することを目的とする。
本明細書中に開示されている発光素子駆動装置は、電源電圧の印加端と接地端との間に接続された発光素子光源に流れる出力電流を生成する電流ドライバと、前記電源電圧の低下時に前記発光素子光源を構成する複数の発光素子の少なくとも一つをバイパスして前記出力電流が流れる発光素子の直列段数を減らすバイパス機能部と、を有する構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成る発光素子駆動装置において、前記バイパス機能部は、前記電源電圧またはその分圧電圧と所定の閾値電圧とを比較して比較信号を生成するコンパレータと、前記比較信号に応じて前記複数の発光素子の少なくとも一つをバイパスするか否かを切り替えるスイッチと、を含む構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成る発光素子駆動装置において、前記コンパレータは、ヒステリシスコンパレータである構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第1の構成から成る発光素子駆動装置において、前記バイパス機能部は、前記出力電流が流れる発光素子の直列段数を切り替える際に、バイパス対象の発光素子に流れる出力電流を徐々に変化させる構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第4の構成から成る発光素子駆動装置において、前記バイパス機能部は、前記電源電圧またはその分圧電圧に応じた制御電流に基づいて前記出力電流のうち前記バイパス対象の発光素子を経由しない分岐電流の設定値を可変制御する構成(第5の構成)にするとよい。
また、上記第5の構成から成る発光素子駆動装置において、前記制御電流は、前記電源電圧または前記分圧電圧が所定の閾値電圧よりも高くなったときに流れ始める構成(第6の構成)にするとよい。
また、上記第5または第6の構成から成る発光素子駆動装置において、前記分岐電流の設定値は、前記出力電流の目標値よりも大きい最大値から前記制御電流の増大に伴って減少していく構成(第7の構成)にするとよい。
また、上記第5~第7いずれかの構成から成る発光素子駆動装置において、前記バイパス機能部は、前記制御電流が流れるバイパス制御端子の端子電圧が閾値電圧と一致するように前記制御電流を生成する制御電流生成部を含む構成(第8の構成)にするとよい。
また、上記第8の構成から成る発光素子駆動装置において、前記端子電圧は、前記電源電圧または前記分圧電圧から前記制御電流に応じた電圧降下分を差し引いた電圧である構成(第9の構成)にするとよい。
また、上記第8または第9の構成から成る発光素子駆動装置において、前記バイパス機能部は、前記出力電流の目標値を定めるための基準電流に第1係数を乗ずる第1係数乗算部と、前記制御電流に第2係数を乗ずる第2係数乗算部と、前記第1係数乗算部の出力信号から前記第2係数乗算部の出力信号を減ずる減算部と、前記減算部の出力信号に応じて前記分岐電流を生成する電流源と、をさらに含む構成(第10の構成)にするとよい。
また、上記第8または第9の構成から成る発光素子駆動装置において、前記バイパス機能部は、前記出力電流の目標値に応じた参照電圧を生成する参照電圧生成部と、前記分岐電流に応じたセンス電圧を生成する電流検出部と、前記制御電流に応じたオフセット電圧を前記センス電圧に与えるオフセット付与部と、前記オフセット電圧が付与された前記センス電圧が前記参照電圧と一致するように前記分岐電流を生成する分岐電流生成部と、をさらに含む構成(第11の構成)にするとよい。
また、上記第8~第11いずれかの構成から成る発光素子駆動装置は、第1端が前記電源電圧の印加端に接続されて第2端が前記分圧電圧の印加端に接続された第1抵抗と、第1端が前記分圧電圧の印加端に接続されて第2端が接地端に接続された第2抵抗と、第1端が前記分圧電圧の印加端に接続されて第2端が前記バイパス制御端子に接続された第3抵抗が外付けされる構成(第12の構成)にするとよい。
また、上記第8~第12いずれかの構成から成る発光素子駆動装置において、前記バイパス制御端子は前記電源電圧の入力端子に隣接する構成(第13の構成)にするとよい。
また、上記第8~第13いずれかの構成から成る発光素子駆動装置において、前記分岐電流が流れる外部端子は、前記出力電流の出力端子及び接地端子の少なくとも一方に隣接する構成(第14の構成)にするとよい。
また、上記第1~第14いずれかの構成から成る発光素子駆動装置において、前記電流ドライバは、電流ソース型である構成(第15の構成)にするとよい。
また、上記第1~第14いずれかの構成から成る発光素子駆動装置において、前記電流ドライバは、電流シンク型である構成(第16の構成)にしてもよい。
また、本明細書中に開示されている発光装置は、複数の発光素子を直列に接続して成る発光素子光源と、上記第1~第16いずれかの構成から成り、前記発光素子光源を駆動する発光素子駆動装置と、を有する構成(第17の構成)とされている。
なお、上記第17の構成から成る発光装置において、前記発光素子は、発光ダイオードまたは有機EL素子である構成(第18の構成)にするとよい。
また、上記第17または第18の構成から成る発光装置は、前記発光素子光源や前記発光素子駆動装置を実装するための配線パターンが敷設された基板と、前記基板を搭載するソケットと、をさらに有する構成(第19の構成)にするとよい。
また、本明細書中に開示されている車両は、上記第17~第19いずれかの構成から成る発光装置を有する構成(第20の構成)とされている。
本明細書中に開示されている発光素子駆動装置によれば、電源電圧が低下しても発光素子光源の点灯を維持することが可能となる。
LED発光装置を備えた車両の全体構成を示す図 バイパス機能部の第1実施形態を示す図 第1実施形態におけるバイパス動作の一例を示すタイミングチャート バイパス機能部の第2実施形態を示す図 第2実施形態におけるバイパス動作の一例を示すタイミングチャート LED発光装置の素子追加例を示す図 バイパス機能部の第3実施形態を示す図 第3実施形態におけるバイパス動作の一例を示すタイミングチャート 外付け抵抗の第1設定例を示す図(Iout=100mA) 外付け抵抗の第2設定例を示す図(Iout=600mA) バイパス機能部の第4実施形態を示す図 LED駆動装置の端子配置を示す図 ソケット型LEDモジュールの平面図 LEDチップの別レイアウトを示す平面図 LED発光装置が搭載される車両の外観図(前面) LED発光装置が搭載される車両の外観図(背面) LEDヘッドランプモジュールの外観図 LEDターンランプモジュールの外観図 LEDリアランプモジュールの外観図
<全体構成>
図1は、LED発光装置を備えた車両の全体構成を示す図である。本図の車両Xは、LED発光装置X1と、バッテリX2と、電源スイッチX3a及びX3bと、を有する。
LED発光装置X1は、バッテリX2から電源電圧Vinの供給を受けて点灯する車載ランプである。なお、発光装置X1の一例としては、ヘッドランプ、昼間走行用ランプ、テールランプ、ストップランプ、ないしは、ターンランプなどを挙げることができる。
バッテリX2は、車両Xの電源であり、鉛蓄電池やリチウムイオン電池などが好適に用いられる。
電源スイッチX3a及びX2bは、それぞれ、発光装置X1とバッテリX2との間に接続されており、不図示のコントローラから制御信号を受けてオン/オフされる。
<LED発光装置>
次に、LED発光装置X1の内部構成について説明する。LED発光装置X1は、LED駆動装置100とLED光源200を含むほか、LED駆動装置100に外付けされる種々のディスクリート部品として、抵抗R1~R4と、キャパシタC1~C3と、ダイオードD1~D3と、負特性サーミスタNTCと、を含む。
なお、LED駆動装置100は、装置外部との電気的な接続を確立するための手段として、複数の外部端子(本図では、VINピン、PBUSピン、SWCNTピン、CRTピン、DISCピン、GNDピン、ISETピン、THDピン、SWピン、及び、IOUTピン)を有する。VINピンは、電源電圧入力端子である。PBUSピンは、異常検出入出力端子である。SWCNTピンは、電源電圧監視端子である。CRTピンは、CRタイマ設定端子である。DISCピンは、CRタイマ放電端子である。GNDピンは、接地端子である。ISETピンは、基準電流設定端子である。THDピンは、温度ディレーティング設定端子である。SWピンは、バイパススイッチ接続端子である。IOUTピンは、出力電流出力端子である。
バッテリX2の正極端は、電源スイッチX3a及びX3bそれぞれの第1端に接続されている。バッテリX2の負極端は、接地端に接続されている。電源スイッチX3aの第2端は、ダイオードD1のアノードに接続されている。電源スイッチX3bの第2端は、ダイオードD2及びD3それぞれのアノードに接続されている。ダイオードD1及びD2それぞれのカソードは、VINピンに接続されている。ダイオードD3のカソードは、CRTピンに接続されている。このように接続されたダイオードD1~D3は、発光装置X1からバッテリX2への逆流電流を遮断するための逆流防止ダイオードとして機能する。
抵抗R1及びR2は、VINピンと接地端との間に直列接続されている。抵抗R1及びR2相互間の接続ノードは、SWCNTピンに接続されている。このように接続された抵抗R1及びR2は、電源電圧Vinに応じた監視電圧Vm(=Vin×{R2/(R1+R2)})を生成する分圧回路として機能する。抵抗R3は、CRTピンとDISCピンとの間に接続されており、CRタイマ106の一部として機能する。抵抗R4は、ISETピンと接地端との間に接続されており、基準電流設定部109の一部として機能する。
キャパシタC1は、VINピンと接地端との間に接続されており、入力平滑キャパシタとして機能する。キャパシタC2は、IOUTピンと接地端との間に接続されており、出力平滑キャパシタとして機能する。キャパシタC3は、CRTピンと接地端との間に接続されており、CRタイマ106の一部として機能する。
負特性サーミスタNTCは、THDピンと接地端との間に接続されており、基準電流設定部109の一部(温度検出素子)として機能する。
LED駆動装置100は、バッテリX2から電源電圧Vinの供給を受けて動作し、LED光源200に供給するための出力電流Ioutを生成するシリコンモノリシック半導体集積回路装置(いわゆるLEDドライバIC)である。
LED光源200は、直列接続された複数のLEDチップ(本図ではLEDチップ201~203)を含むLEDストリングである。LEDチップ201~203を個別に見た場合、それぞれを単一のLED素子として理解することもできるし、或いは、複数のLED素子を直列ないしは並列に組み合わせた発光素子集合体として理解することもできる。
なお、本実施形態のLED発光装置X1において、LED光源200のアノード(=最も高電位側に配列されたLEDチップ201のアノード)は、LED駆動装置100のIOUTピン(=出力電流Ioutの出力端)に接続されている。一方、LED光源200のカソード(=最も低電位側に配列されたLEDチップ203のカソード)は、接地端に接続されている。また、LEDチップ203のアノード(=LEDチップ202のカソード)は、LED駆動装置100のSWピンに接続されているが、その理由は後述する。
車両Xにおいて、PWM[pulse width modulation]調光モード時には、電源スイッチX3aがオンされて電源スイッチX3bがオフされる。その結果、PWM調光モード時には、バッテリX2から電源スイッチX3aとダイオードD1を介してVINピンに電源電圧Vinが印加される。また、CRTピンは、バッテリX2に対してオープン状態とされる。一方、DC調光モード時には、電源スイッチX3aがオフされて電源スイッチX3bがオンされる。その結果、DC調光モード時には、バッテリX2から電源スイッチX3bとダイオードD2を介してVINピンに電源電圧Vinが印加される。また、CRTピンには、バッテリX2から電源スイッチX3bとダイオードD3を介してDC電圧(=バッテリ電圧VB)が印加される。
<LED駆動装置>
引き続き、図1を参照しながらLED駆動装置100の内部構成について説明する。LED駆動装置100は、電流ドライバ101と、基準電圧生成部102と、オープンマスク機能部103と、過電圧ミュート部104と、プロテクトバス機能部105と、CRタイマ106と、LEDオープン検出部107と、LEDショート検出部108と、基準電流設定部109と、ISETオープン/ショート検出部110と、制御ロジック部111と、バイパス機能部112と、Nチャネル型MOS[metal oxide semiconductor]電界効果トランジスタN1及びN2と、電流源CS1及びCS2と、スイッチSW1及びSW2を集積化して成る。また、本図では明示されていないが、LED駆動装置100には、その他の回路部(UVLO[under voltage locked out]機能部やTSD[thermal shutdown]機能部など)も集積化されている。
電流ドライバ101は、LED光源200に流れる出力電流Ioutが所定の目標値と一致するように、出力電流Ioutの定電流制御を行う。本図では明示していないが、電流ドライバ101は、例えば、出力電流Ioutの流れる電流経路上に設けられた出力トランジスタと、出力電流Ioutを帰還電圧に変換するセンス抵抗と、帰還電圧と参照電圧が一致するように出力トランジスタのリニア駆動を行うオペアンプと、を含む構成とすればよい。なお、出力電流Ioutの目標値は、基準電流Isetに応じて任意に設定することが可能である。
基準電圧生成部102は、電源電圧Vin(例えば5.5V~20V)から所定の基準電圧VREG(例えば5V)を生成し、これをLED駆動装置100の各部に出力する。
オープンマスク機能部103は、電源電圧Vinが所定の閾値電圧を下回っているときに、その検出結果を制御ロジック部111に通知して、LEDオープン検出部107の検出結果をマスクさせる。このようなオープンマスク機能により、例えば、電源電圧Vinの立上げ時におけるLEDオープンの誤検出を解消することが可能となる。
過電圧ミュート部104は、電源電圧Vinが所定の閾値電圧(例えば16V)を上回っているときに、両者の差分値(Vin超過分)に応じて基準電流Iset(延いては出力電流Iout)を引き下げるように、基準電流設定部109を制御する。このような過電圧ミュート処理により、LED駆動装置100の異常発熱を抑えることが可能となる。
プロテクトバス機能部105は、複数のLED駆動装置100相互間でそれぞれの異常検出結果を共有し、制御ロジック部111による異常保護動作に反映させる。例えば、プロテクトバス機能部105は、LED駆動装置100で何らかの異常(LEDオープン、LEDショート、UVLO、温度異常など)が検出されたときに、PBUSピンを介して異常検出信号を外部出力する。また、プロテクトバス機能部105は、PBUSピンを介して異常検出信号が外部入力されたときには、これを制御ロジック部111に転送する。このような動作により、例えば、一つのLED駆動装置で異常が検出されれば、全てのLED駆動装置を停止するというように、連携的な保護動作を実現することが可能となる。
CRタイマ106は、CRTピンにDC電圧が印加されないPWM調光モード(X3bオフ)において、LED光源200のPWM調光を実施するために制御ロジック部111へのPWM調光信号S1をパルス駆動する。例えば、CRタイマ106は、PWM調光信号S1を用いてスイッチSW1及びトランジスタN1及びN2のオン/オフ制御を行い、キャパシタC3の充放電を周期的に切り替えることにより、CRTピンの端子電圧を三角波状に駆動してPWM調光信号S1のパルス駆動を行う。なお、出力電流Ioutの時間平均値(延いてはLED光源200の輝度)は、PWM調光信号S1のオンデューティに応じて変化する。PWM調光信号S1の周期やオンデューティは、抵抗R3の抵抗値やキャパシタC3の容量値を調整することにより、任意に設定することが可能である。
一方、CRタイマ106は、CRTピンにDC電圧が印加されるDC調光モード(X3bオン)において、PWM調光信号S1の論理レベルを固定する。このとき、制御ロジック部111では、出力電流Ioutの定電流制御が実施される。
このように、LED駆動装置100にCRタイマ106を内蔵した構成であれば、マイコンレスによるPWM調光を実現することができるので、LED発光装置X1の低コスト化を図ることが可能となる。さらに、CRタイマ106は、CRTピンにPWM信号が外部入力された場合に、これをPWM調光信号S1として制御ロジック部111に出力する機能も備えているので、マイコン等を用いたPWM調光にも対応することが可能である。
LEDオープン検出部107は、IOUTピンの端子電圧(=出力電圧Vout)と所定の閾値電圧(例えばVin-0.05V)とを比較して、LED光源200のオープン異常が生じているか否かを検出し、その検出結果を制御ロジック部111に通知する。
LEDショート検出部108は、IOUTピンの端子電圧(=出力電圧Vout)と所定の閾値電圧(例えば0.6V/0.8V)とを比較して、LED光源200のショート異常(例えば地絡)が生じているか否かを検出し、その検出結果を制御ロジック部111に通知する。なお、本明細書中において、「地絡」とは、接地端またはこれに準ずる低電位端への短絡を指すものとする。
基準電流設定部109は、出力電流Ioutの目標値を設定するための基準電流Isetを生成する。なお、基準電流Isetは、抵抗R4の抵抗値を調整することにより、任意に設定することができる。また、基準電流設定部109は、負特性サーミスタNTCの抵抗値に応じて基準電流Isetを調整する温度ディレーティング機能も備えている。
ISETオープン/ショート検出部110は、ISETピンの端子電圧と所定の閾値電圧とを比較することにより、ISETピンにオープン/ショートが生じているか否かを検出し、その検出結果を制御ロジック部111に通知する。
制御ロジック部111は、LED駆動装置100全体の動作を統括的に制御する主体である。例えば、制御ロジック部111は、各種の異常検出部(過電圧ミュート部104、プロテクトバス機能部105、LEDオープン検出部107、LEDショート検出部108、ISETオープン/ショート検出部110)で得られた検出結果に応じて出力電流Ioutの電流値を可変制御したり、その出力可否を切り替えたりする機能を備えている。
バイパス機能部112は、SWCNTピンに入力される監視電圧Vm(=電源電圧Vinの分圧電圧)を監視し、電源電圧Vinの低下時(=LED光源200の総順方向降下電圧Vf_totalを確保できない電圧値まで電源電圧Vinが低下したとき)には、LED光源200を構成する複数のLEDチップ201~203の少なくとも一つ(本図ではLEDチップ203)をバイパスすることにより、出力電流Ioutが流れるLEDチップの直列段数を減らして、LED光源200の総順方向降下電圧Vf_totalを引き下げる。
例えば、LEDチップの直列段数を「3」から「2」に減らすことにより、LED光源200の総順方向降下電圧Vf_totalを「3Vf」から「2Vf」に引き下げることができる(ただし、VfはLEDチップ201~203それぞれの順方向降下電圧)。
このようなバイパス機能部112を内蔵することにより、電源電圧Vinが低下してもLED光源200の点灯を維持することが可能となる。なお、バイパス機能部112の構成及び動作については、後ほど詳細に説明する。
トランジスタN1及びN2は、それぞれ、DISCピンと接地端との間に接続されており、CRタイマ106によりオン/オフ制御される。
電流源CS1とスイッチSW1は、基準電圧VREGの印加端とCRTピンとの間に直列接続されている。なお、電流源CS1は、キャパシタC3を充電するためのソース電流を生成する。スイッチSW1は、先にも述べたように、CRタイマ106から出力されるPWM調光信号S1に応じてオン/オフされる。
電流源CS2とスイッチSW2は、VINピンとIOUTピンとの間に直列接続されている。なお、電流源CS2は、LEDショート検出部108の誤動作を防止するためのソース電流(例えば1mA)を生成する。スイッチSW1は、例えば、IOUTピンの端子電圧(=出力電圧Vout)が所定の閾値電圧(例えば0.8V)よりも低くなると、オンされる。
<バイパス機能部(第1実施形態)>
図2は、バイパス機能部112の第1実施形態を示す図である。本実施形態のバイパス機能部112は、コンパレータ112aとスイッチ112b(本実施形態では、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ)を含む。
コンパレータ112aは、反転入力端(-)に入力される監視電圧Vm(=電源電圧Vinの分圧電圧)と、非反転入力端(+)に入力される閾値電圧VthL/VthH(ただしVthL<VthH)を比較して比較信号Saを生成する。なお、比較信号Saは、電源電圧Vinの上昇時において、Vm>VthH(例えばVthH=2.0V)となったときに、ハイレベルからローレベルに立ち下がる。一方、比較信号Saは、電源電圧Vinの低下時において、Vm<VthL(例えばVthL=1.8V)となったときに、ローレベルからハイレベルに立ち上がる。
このように、コンパレータ112aとして、閾値電圧VthL/VthHにヒステリシスを持つヒステリシスコンパレータを用いることにより、監視電圧Vmにノイズ等が重畳しても、比較信号Saの論理レベルが不必要に切り替わることがないので、バイパス機能部112の動作安定性を高めることが可能となる。
なお、電源電圧Vinがコンパレータ112aの入力ダイナミックレンジに収まっている場合には、抵抗R1及びR2を割愛し、電源電圧Vinをコンパレータ112aに直接入力しても構わない。
スイッチ112bは、SWピンと接地端との間に接続されており、比較信号Saに応じてオン/オフされることでLEDチップ201~203の少なくとも一つ(本図の例ではLEDチップ203)をバイパスするか否かを切り替える。
より具体的に述べると、比較信号Saがローレベルであるときには、スイッチ112bがオフするので、LEDチップ203がバイパスされていない状態となる。このとき、IOUTピンから出力される出力電流Ioutは、LEDチップ201~203全てを介して、接地端に至る第1の電流経路に流れる。
一方、比較信号Saがハイレベルであるときには、スイッチ112bがオンするので、LEDチップ203がバイパスされている状態となる。このとき、IOUTピンから出力される出力電流Ioutは、LEDチップ202のカソードからSWピンに引き込まれて接地端に至る第2の電流経路に流れる。
以下では、第1の電流経路に流れる第1の出力電流をIoutAと呼び、第2の電流経路に流れる第2の出力電流をIoutBと呼ぶ。なお、IOUTピンから出力される出力電流Ioutと、第1の出力電流IoutA及び第2の出力電流IoutBとの間には、Iout=IoutA+IoutBという関係が成立する。
図3は、第1実施形態におけるバイパス動作の一例を示すタイミングチャートであり、上から順に、電源電圧Vin、出力電流Iout、第1の出力電流IoutA、及び、第2の出力電流IoutBが描写されている。
例えば、電源電圧Vinの立ち上げ時には、Vin<VthH×{(R1+R2)/R2}である間、すなわちVm<VthHである間、比較信号Saがハイレベルとなり、スイッチ112bがオンする。その結果、LED光源200は、LEDチップ203がバイパスされた状態となる。このとき、出力電流Ioutは、LEDチップ203を介する第1の電流経路ではなく、SWピンを介する第2の電流経路に流れる。従って、IoutA=0となり、IoutB=Ioutとなる。
このように、電源電圧Vinが低い間は、LEDチップ203をバイパスして、出力電流Ioutが流れるLEDチップの直列段数を減らし、LED光源200の総順方向降下電圧Vf_totalを引き下げることにより、LED光源200の点灯が維持される。
その後、電源電圧Vinが十分に立ち上がり、Vin>VthH×{(R1+R2)/R2}、すなわちVm>VthHになると、比較信号Saがローレベルに立ち下がり、スイッチ112bがオフする。その結果、LED光源200は、LEDチップ203がバイパスされていない状態となる。このとき、出力電流Ioutは、SWピンを介する第2の電流経路ではなく、LEDチップ203を介する第1の電流経路に流れる。従って、IoutB=0となり、IoutA=Ioutとなる。
このように、電源電圧Vinが高くなると、LEDチップ203のバイパスを解除し、LEDチップ201~203を全て発光させることにより、LED光源200が最大輝度で点灯される。
なお、電源電圧Vinが一旦立ち上がった後は、Vin>VthL×{(R1+R2)/R2}である間、すなわちVm>VthLである間、比較信号Saがローレベルに維持され、スイッチ112bがオフされたままとなる。その結果、LEDチップ203のバイパス解除状態が継続されるので、LED光源200は、引き続き最大輝度で点灯される。
ただし、電源電圧Vinがさらに低下して、Vin<VthL×{(R1+R2)/R2}、すなわちVm<VthLになると、比較信号Saがハイレベルに立ち上がり、スイッチ112bがオンする。その結果、LEDチップ203が再びバイパスされて、LED光源200の総順方向降下電圧Vf_totalが引き下げられるので、LED光源200の点灯が維持される。
このように、バイパス機能部112では、電源電圧Vinとバイパス解除電圧VthH×{(R1+R2)/R2}及びバイパス開始電圧VthL×{(R1+R2)/R2}とをそれぞれ比較して、LEDチップ203のバイパス制御が行われる。なお、上記のバイパス解除電圧とバイパス開始電圧は、いずれも、SWCNTピンに外付けされる抵抗R1及びR2それぞれの抵抗値を調整することにより、任意に設定することが可能である。
<バイパス機能部(第2実施形態)>
図4は、バイパス機能部112の第2実施形態を示す図である。本実施形態のバイパス機能部112は、オペアンプAMP1~AMP3と、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタM1~M3と、カレントミラーCM1及びCM2と、電流制御部CTRLと、抵抗Ra~Rdとを含む。LED駆動装置100には、図1のSWピン及びSWCNTピンに代えて、ISINKピン、SETピン、及び、RVINピンが設けられている。なお、ISINKピンには、LEDチップ203のアノード(=LEDチップ202のカソード)が接続されている。また、SETピン及びRVINピンには、それぞれ、抵抗RSET及びRVINが外付けされている。以下では、LED駆動装置100の内部における各要素の接続関係について具体的に説明する。
オペアンプAMP1の非反転入力端(+)には、所定の参照電圧VREF(例えばバンドギャップ電圧)が入力されている。オペアンプAMP1の反転入力端(-)は、SETピンとトランジスタM1のソース及びバックゲートに接続されている。オペアンプAMP1の出力端は、トランジスタM1のゲートに接続されている。トランジスタM1のドレインは、カレントミラーCM1の電流入力端に接続されている。カレントミラーCM1の電流出力端は、カレントミラーCM2の電流入力端に接続されている。カレントミラーCM2の電流出力端は、電流制御部CTRLの第1電流入力端(=内部電流Iaの入力端)に接続されている。
抵抗Ra及びRbは、電源電圧Vinの入力端と接地端との間に直列接続されている。オペアンプAMP2の非反転入力端(+)は、抵抗Ra及びRb相互間の接続ノードに接続されている。オペアンプAMP2の反転入力端(-)は、RVINピンとトランジスタM2のソース及びバックゲートに接続されている。オペアンプAMP2の出力端は、トランジスタM2のゲートに接続されている。トランジスタM2のドレインは、電流制御部CTRLの第2電流入力端(=内部電流Ibの入力端)に接続されている。
抵抗Rcの第1端は、電流制御部CTRLの電流出力端(=内部電流Icの出力端)に接続されている。抵抗Rcの第2端は、接地端に接続されている。オペアンプAMP3の非反転入力端(+)は、抵抗Rcの第1端に接続されている。オペアンプAMP3の反転入力端(-)は、抵抗Rdの第1端とトランジスタM3のソース及びバックゲートに接続されている。抵抗Rdの第2端は、接地端に接続されている。オペアンプAMP3の出力端は、トランジスタM3のゲートに接続されている。トランジスタM3のドレインは、ISINKピンに接続されている。
本実施形態のバイパス機能部112において、オペアンプAMP1は、その2入力端子がイマジナリショートするように、トランジスタM1のゲート制御を行う。従って、トランジスタM1のドレイン電流は、参照電圧VREFと抵抗RSETに応じた電流値(=VREF/RSET)となる。
カレントミラーCM1は、内部電源電圧VREGの印加端とトランジスタM1との間に接続されており、入力電流(=トランジスタM1のドレイン電流)をミラーして、出力電流(=カレントミラーCM2に流し込まれるソース電流)を生成する。
カレントミラーCM2は、カレントミラーCM1の電流出力端と接地端との間に接続されており、入力電流(=カレントミラーCM1から流し込まれるソース電流)をミラーして、出力電流(=電流制御部CTRLから引き込まれるシンク電流であり、内部電流Iaに相当)を生成する。
なお、Ia設定用の係数(=カレントミラーCM1及びCM2トータルのミラー比)をαとすると、内部電流Iaの電流値は、Ia=α×VREF/RSETで求められる。
このように、オペアンプAMP1、トランジスタM1、抵抗RSET、並びに、カレントミラーCM1及びCM2は、固定値の内部電流Iaを生成する第1の内部電流生成部として機能する。
一方、オペアンプAMP2は、その2入力端子がイマジナリショートするように、トランジスタM2のゲート制御を行う。従って、トランジスタM2のドレイン電流(=電流制御部CTRLから引き込まれるシンク電流であり、内部電流Ibに相当)は、電源電圧Vinと抵抗RVINに応じた電流値(=β×Vin/RVIN)となる。なお、式中のβは、Ib設定用の係数であり、抵抗Ra及びRbの分圧比(=Rb/(Ra+Rb))として表すことができる。
このように、オペアンプAMP2、トランジスタM2、抵抗RVIN、並びに、抵抗Ra及びRbは、電源電圧Vinに応じた可変値の内部電流Ibを生成する第2の内部電流生成部として機能する。
電流制御部CTRLは、内部電流Iaから内部電流Ibを差し引くことにより、内部電流Ic(=Ia-Ib)を生成する。
オペアンプAMP3は、その2入力端子がイマジナリショートするように、トランジスタM3のゲート制御を行う。従って、トランジスタM3のドレイン電流(=ISINKピンから引き込まれるシンク電流であり、第2の出力電流IoutBに相当)は、内部電流Icと抵抗Rc及びRdに応じた電流値(=Ic×Rc/Rd)となる。
このように、オペアンプAMP3、トランジスタM3、抵抗Rc及びRdは、ISINKピンから内部電流Icに応じた第2の出力電流IoutBを引き込む電流シンク部として機能する。
図5は、第2実施形態におけるバイパス動作の一例を示すタイミングチャートであり、先の図3と同じく、上から順に、電源電圧Vin、出力電流Iout、第1の出力電流IoutA、及び、第2の出力電流IoutBが描写されている。
例えば、電源電圧Vinの立ち上げ時において、Vinが所定の設定電圧(=VREF×(RVIN/RSET)×(α/β))よりも低いときには、Ia>Ibとなり、IoutB>0となる。このとき、IoutB>Ioutとなるように、係数α及びβを設定しておけば、出力電流Ioutが全てISINKピンに流れ込むので、IoutA=0となる。すなわち、LED光源200は、LEDチップ203が完全にバイパスされた状態となり、LEDチップ201及び202のみが点灯する(図中の期間(1)を参照)。
その後、電源電圧VinがIoutB=Ioutとなる電圧値(=VREF×(RVIN/RSET)×(α/β)-(Rd/Rc)×(RVIN/β)×Iout)に達すると、第2の出力電流IoutBが減少し始める。そして、これ以降、電源電圧Vinの上昇とともに、第2の出力電流IoutBが徐々に減少していき、その減少分だけ第1の出力電流IoutAが相補的に増大していく(図中の期間(2)を参照)。
さらに、電源電圧Vinが上昇し、Vin>VREF×(RVIN/RSET)×(α/β)になると、LEDチップ203のバイパスが完全に解除された状態となる。このとき、出力電流Ioutは、ISINKピンを介する第2の電流経路ではなく、LEDチップ203を介する第1の電流経路に全て流れる。従って、IoutB=0となり、IoutA=Ioutとなる(図中の期間(3)を参照)。
上記とは逆に、電源電圧Vinの低下時には、Vin<VREF×(RVIN/RSET)×(α/β)となったときに、第1の出力電流IoutAが減少し始め、その減少分だけ第2の出力電流IoutBが相補的に増大し始める。
その後、電源電圧Vinがさらに低下して、VREF×(RVIN/RSET)×(α/β)-(Rd/Rc)×(RVIN/β)×Ioutになると、LEDチップ203が完全にバイパスされた状態に戻る。従って、IoutA=0となり、IoutB=Ioutとなる。
上記したように、第2実施形態のバイパス機能部112は、LEDチップ203をバイパスするか否かを制御して出力電流Ioutが流れるLEDチップの直列段数を切り替える際に、LEDチップ202のカソードからSWピンに引き込む第2の出力電流IoutBのリニア制御を行うことにより、第2の出力電流IoutBに対して相補的に変動する第1の出力電流IoutA(=バイパス対象のLEDチップ203に流れる出力電流)を徐々に変化させる。すなわち、第1の出力電流IoutAと第2の出力電流IoutBの相補的なリニアクロス制御が実施される。
本実施形態のバイパス機能部112であれば、LEDチップ203のバイパス状態が切り替わる際に、先出の第1実施形態(図2)と比べて、LED光源200の輝度変化が緩やかになるので、使用者の目に違和感を感じさせずに済む。
<LED発光装置(素子追加例)>
図6は、LED発光装置X1の素子追加例を示す図である。本構成例のLED発光装置X1は、先の図1をベースとしつつ、抵抗R5~R7をさらに有する。抵抗R5は、ダイオードD2及びD3それぞれのアノードと接地端との間に接続されている。抵抗R6は、THDピンと接地端との間に接続されている。抵抗R7は、THDピンと負特性サーミスタNTCとの間に接続されている。
<バイパス機能部(第3実施形態)>
図7は、バイパス機能部112(及びこれを備えたLED駆動装置100)の第3実施形態を示す図である。本実施形態のLED駆動装置100は、基本的に第1実施形態(図1)と同様の構成であるが、一部の構成要素については、描写が割愛されている。
また、一部の構成要素については、それぞれの符号が変更されている(IOUT→OUT、ISET→SET、SW→ISINK、SWCNT→BPCNT、IoutB→Isink、R1→RBP1、R2→RBP2、R4→RSET)。ただし、それぞれの機能については、基本的に変更されていない。
また、抵抗RBP1及びRBP2相互間の接続ノード(=分圧電圧Vin_divの印加端)とBPCNTピンとの間には、抵抗RBP3が新たに外付けされている。抵抗RBP1~RBP3の接続関係について具体的に説明しておく。抵抗RBP1の第1端は、電源電圧Vinの印加端に接続されている。抵抗RBP1の第2端と抵抗RBP2及びRBP3それぞれの第1端は、分圧電圧Vin_div(=Vin×{RBP2/(RBP1+RBP2)})の印加端に接続されている。抵抗RBP2の第2端は、接地端に接続されている。抵抗RBP3の第2端は、BPCNTピンに接続されている。
以下では、新規な構成を備えたバイパス機能部112について、重点的な説明を行う。本実施形態のバイパス機能部112は、オペアンプ112Aと、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ112Bと、係数乗算部112C及び112Dと、減算部112Eと、電流源112Fと、を含む。
オペアンプ112Aの反転入力端(-)は、BPCNTピン(=バイパス制御端子に相当)に接続されている。オペアンプ112Aの非反転入力端(+)は、閾値電圧VBPの印加端に接続されている。オペアンプ112Aの出力端は、トランジスタ112Bのゲートに接続されている。トランジスタ112Bのソース及びバックゲートは、BPCNTピンに接続されている。トランジスタ112Bのドレインは、係数乗算部112Dの入力端に接続されている。
このように接続されたオペアンプ112Aとトランジスタ112Bは、BPCTLピンの端子電圧Vin_div2が閾値電圧VBPと一致するように、制御電流IBPCTLを生成する制御電流生成部として機能する。
なお、制御電流IBPCTLは、分圧電圧Vin_divの印加端から抵抗RBP3を介してトランジスタ112Bに流れる。従って、端子電圧Vin_div2は、分圧電圧Vin_divから、制御電流IBPCTLに応じた抵抗RBP3での電圧降下分を差し引いた電圧(=Vin_div-IBPCTL×RBP3)となる。
係数乗算部112Cは、出力電流Ioutの目標値を定めるための基準電流Isetに係数Ksink(=Isink電流設定係数)を乗ずる。
係数乗算部112Dは、制御電流IBPCNTに係数Gsink(=Isink電流ゲイン)を乗ずる。
減算部112Eは、係数乗算部112Cの出力信号から係数乗算部112Dの出力信号を減ずる。
電流源112Fは、減算部112Eの出力信号に応じて、LEDチップ202のカソードからISINKピンに引き込まれるシンク電流Isink(=出力電流Ioutのうちバイパス対象のLEDチップ203を経由しない分岐電流に相当)を生成する。
なお、シンク電流Isinkの設定値とその最大値Isink_max、並びに、制御電流IBPCNTは、それぞれ、次の(1a)式及び(1b)式、並びに、(1c)式により、それぞれ算出することができる。
Figure 0007018124000001
上式から分かるように、本実施形態のバイパス機能部112では、電源電圧Vinまたはその分圧電圧Vin_divに応じた制御電流IBPCTLに基づいて、シンク電流Isinkの設定値を可変制御することができる。
なお、バイパス機能部112を使用しない場合には、ISINKピンをGND接続し、BPCNTピンを抵抗プルダウンまたはGND接続するとよい。
図8は、第3実施形態におけるバイパス動作の一例を示すタイミングチャートであり、上から順に、電源電圧Vin、分圧電圧Vin_div及び端子電圧Vin_div2、出力電流Iout、制御電流IBPCNT、シンク電流Isink、及び、出力電流IoutA(=Iout-Isink)が描写されている。
時刻t1以前には、電源電圧Vinが十分に上昇しておらず、端子電圧Vin_div2(この時点では分圧電圧Vin_divと同値)が閾値電圧VBPを下回っている。従って、オペアンプ112Aの出力信号が出力ダイナミックレンジの上限値(=ハイレベル電位)に張り付くので、トランジスタ112Bがフルオフ状態となり、制御電流IBPCTLが一切流れない状態(IBPCTL=0)となる。その結果、シンク電流Isinkの設定値は、その最大値Isink_max(=先出の(1b)式を参照)となる。
ここで、上記の最大値Isink_maxは、出力電流Ioutの目標値よりも大きい値に設定しておけばよい。このような設定によれば、出力電流Ioutを全てシンク電流Isinkで賄うことができるので、LEDチップ203に流れる出力電流IoutAがゼロ値に維持される。
すなわち、LED光源200は、LEDチップ203が完全にバイパスされた状態となり、LEDチップ201及び202のみが点灯する。このように、電源電圧Vinが低い間は、LEDチップ203をバイパスして、出力電流Ioutが流れるLEDチップの直列段数を減らすことができるので、LED光源200の総順方向降下電圧Vf_totalを引き下げて、LED光源200の点灯を維持することが可能となる。
その後、電源電圧Vinの上昇に伴い、時刻t1において、端子電圧Vin_div2(=分圧電圧Vin_div)が閾値電圧VBPを上回ると、オペアンプ112Aの出力信号が低下するので、トランジスタ112Bに制御電流IBPCTLが流れ始める。その結果、シンク電流Isinkの設定値は、その最大値Isink_maxから制御電流IBPCNTの増大に伴って減少していく。
ただし、時刻t1の時点では、未だシンク電流Isinkの設定値の方が出力電流Ioutの目標値よりも高いので、出力電流Ioutは、全てシンク電流Isinkで賄われる。その結果、LEDチップ203に流れる出力電流IoutAはゼロ値のままとなる。
また、制御電流IBPCTLが流れ始めることにより、端子電圧Vin_div2は、分圧電圧Vin_divから、制御電流IBPCTLに応じた抵抗RBP3での電圧降下分を差し引いた電圧(=Vin_div-IBPCTL×RBP3)となる。これ以降、端子電圧Vin_div2は、閾値電圧VBPと等しい電圧値(ないしはほぼ等しい電圧値)に維持される。
さらに、電源電圧Vinが上昇し、時刻t2において、シンク電流Isinkの設定値が出力電流Ioutの目標値よりも低くなると、出力電流Ioutの全てをシンク電流Isinkで賄うことができなくなる。その結果、時刻t2以降、電源電圧Vinの上昇とともに、シンク電流Isinkが徐々に減少していき、その減少分だけ出力電流IoutAが相補的に増大していく。
その後、電源電圧Vinの更なる上昇により、時刻t3において、シンク電流Isinkが流れなくなると、出力電流Ioutが全て出力電流IoutAとして流れる状態、すなわち、LEDチップ203のバイパスが完全に解除された状態となる。
このように、本実施形態のバイパス機能部112であれば、先の第2実施形態(図4)と同じく、LEDチップ202のカソードからISINKピンに引き込むシンク電流Isinkと、バイパス対象のLEDチップ203に流れる出力電流IoutAとの相補的なリニアクロス制御を実施することができる。
また、本実施形態のバイパス機能部112であれば、外付けの抵抗RBP1、RBP2及びRBP3それぞれの抵抗値を適宜調整することにより、シンク電流Isinkの設定値が低下し始める電源電圧Vinと、シンク電流Isinkの設定値が低下するときの傾き(延いてはシンク電流Isinkが流れなくなる電源電圧Vin)の双方を任意に設定することができる。以下、具体例を挙げて説明する。
図9は、抵抗RBP1、RBP2及びRBP3の第1設定例(Iout=100mA)を示す図である。なお、横軸には電源電圧Vin[V]が示されており、縦軸にはシンク電流Isinkの設定値[mA]が示されている。また、以下の説明において、VBPstartは、シンク電流Isinkの設定値が低下し始める電源電圧Vinに相当する。また、ΔVBP[V]は、シンク電流Isinkの設定値が低下し始めてからゼロ値に至るまでに要する電源電圧Vinの上昇幅を示している。
まず、実線(1)で示したように、VBPstart=6V、ΔVBP=4Vに設定する場合を考える。この場合には、RBP1=46.7kΩ、RBP2=30.0kΩ、RBP3=96.5kΩにそれぞれ調整すればよい。
次に、小破線(2)で示したように、VBPstart=6V、ΔVBP=1Vに設定する場合を考える。この場合には、RBP1=18.9kΩ、RBP2=10.0kΩ、RBP3=18.8kΩにそれぞれ調整すればよい。
次に、大破線(3)で示したように、VBPstart=9V、ΔVBP=4Vに設定する場合を考える。この場合には、RBP1=30.6kΩ、RBP2=10.0kΩ、RBP3=64.8kΩにそれぞれ調整すればよい。
最後に、一点鎖線(4)で示したように、VBPstart=9V、ΔVBP=1Vに設定する場合を考える。この場合には、RBP1=33.9kΩ、RBP2=10.0kΩ、RBP3=8.99kΩにそれぞれ調整すればよい。
図10は、抵抗RBP1、RBP2、RBP3の第2設定例(Iout=600mA)を示す図である。なお、先の図9と同じく、横軸には電源電圧Vin[V]が示されており、縦軸にはシンク電流Isinkの設定値[mA]が示されている。
まず、実線(1)で示したように、VBPstart=6V、ΔVBP=4Vに設定する場合を考える。この場合には、RBP1=15.6kΩ、RBP2=10.0kΩ、RBP3=13.0kΩにそれぞれ調整すればよい。
次に、小破線(2)で示したように、VBPstart=6V、ΔVBP=1Vに設定する場合を考える。この場合には、RBP1=10.58kΩ、RBP2=5.6kΩ、RBP3=0.57kΩにそれぞれ調整すればよい。
次に、大破線(3)で示したように、VBPstart=9V、ΔVBP=4Vに設定する場合を考える。この場合には、RBP1=30.6kΩ、RBP2=10.0kΩ、RBP3=4.52kΩにそれぞれ調整すればよい。
最後に、一点鎖線(4)で示したように、VBPstart=9V、ΔVBP=1Vに設定する場合を考える。この場合には、RBP1=11.18kΩ、RBP2=3.30kΩ、RBP3=0.24kΩにそれぞれ調整すればよい。
<バイパス機能部(第4実施形態)>
図11は、バイパス機能部112の第4実施形態を示す図である。本実施形態のバイパス機能部112は、先の第3実施形態(図7)を具体化した構成であり、先のオペアンプ112A及びトランジスタ112Bを含むほか、係数乗算部112C及び112D、減算部112E、及び、電流源112Fに相当する構成要素として、オペアンプ112Gと、電流源112Hと、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ112Iと、抵抗RA、RB及びRCと、を含む。
電流源112Hの第1端は、電源端に接続されている。電流源112Hの第2端と抵抗RAの第1端は、オペアンプ112Gの非反転入力端(+)に接続されている。抵抗RAの第2端は、接地端に接続されている。オペアンプ112Gの反転入力端(-)は、トランジスタ112Bのドレインと抵抗RCの第1端に接続されている。オペアンプ112Gの出力端は、トランジスタ112Iのゲートに接続されている。トランジスタ112Iのドレインは、ISINKピンに接続されている。トランジスタ112Iのソース及びバックゲートは、抵抗RBの第1端と抵抗RCの第2端に接続されている。抵抗RBの第2端は、接地端に接続されている。
電流源112Hは、出力電流Ioutの目標値を定めるための基準電流Iset(ないしはこれに応じた定電流)を生成する。また、抵抗RAは、基準電流Isetを参照電圧Vrefに変換する電流/電圧変換素子である。このように、電流源112Hと抵抗RAは、出力電流Ioutの目標値に応じた参照電圧Vref(=Iset×RA)を生成する参照電圧生成部として機能する。
抵抗RBは、シンク電流Isinkをセンス電圧Vsに変換する電流/電圧変換素子である。このように、抵抗RBは、シンク電流Isinkに応じたセンス電圧Vs(=Isink×RB)を生成する電流検出部として機能する。
抵抗RCは、制御電流IBPCTLに応じたオフセット電圧Vofs(=IBPCTL×RC)を生成し、これをセンス電圧Vsに足し合わせるオフセット付与部として機能する。なお、制御電流IBPCTLに応じて抵抗RBの両端間に生じるオフセット電圧Vofs’(=IBPCTL×RB)を無視することができない場合には、抵抗RB及びRCを上記のオフセット付与部として理解すればよい。
オペアンプ112Gとトランジスタ112Iは、オフセット済みのセンス電圧(Vs+Vofs)が参照電圧Vrefと一致するように、シンク電流Isinkを生成するシンク電流生成部として機能する。
例えば、電源電圧Vinが低く、制御電流IBPCTLが流れていないときには、オフセットの与えられていないセンス電圧Vsが参照電圧Vrefと一致するように、シンク電流Isinkが生成される。この状態は、シンク電流Isinkの設定値がその最大値Isink_maxに設定されて出力電流IoutAが一切流れない状態、すなわち、LEDチップ203が完全にバイパスされた状態に相当する。
一方、電源電圧Vinが上昇して、制御電流IBPCTLが流れ始めると、その電流値に応じたオフセット電圧Vofsがセンス電圧Vsに足し合わされて、オペアンプ112Gに帰還入力される。その結果、より少ないシンク電流Isinkで帰還ループが平衡に至るようになる。この状態は、シンク電流Isinkの設定値がその最大値Isink_maxから引き下げられた状態、すなわち、シンク電流Isinkと出力電流IoutAとの相補的なリニアクロス制御が行われている状態に相当する。
最終的に、制御電流IBPCTLに応じたオフセット電圧Vofsが所定の参照電圧Vrefを上回るまで電源電圧Vinが上昇すると、もはやシンク電流Isinkが流れなくなる。この状態は、出力電流Ioutが全て出力電流IoutAとして流れる状態、すなわち、LEDチップ203のバイパスが完全に解除された状態となる。
<端子配置>
図12は、図7及び図11におけるLED駆動装置100の端子配置を示す図である。LED駆動装置100は、VSON[Very-thin Small Outline No Lead]パッケージに封止されており、装置外部との電気的な接続を確立するための手段として、10本の外部端子(VINピン、BPCNTピン、PBUSピン、CRTピン、DISCピン、THDピン、SETピン、GNDピン、ISINKピン、OUTピン)が設けられている。
VINピン(1ピン)は、電源電圧入力端子である。BPCNTピン(2ピン)は、減電時電流バイパス機能設定端子である。PBUSピン(3ピン)は、異常状態フラグ出力/出力電流オフ制御入力端子である。CRTピン(4ピン)及びDISCピン(5ピン)は、それぞれCRタイマ設定端子である。THDピン(6ピン)は、温度ディレーティング設定端子である。SETピン(7ピン)は、出力電流設定端子である。GNDピン(8ピン)は、接地端子である。ISINKピン(9ピン)は、電流シンク端子である。OUTピン(10ピン)は、電流出力端子である。
なお、BPCNTピン(2ピン)は、電源電圧Vinの抵抗分圧入力端子であることから、VINピン(1ピン)に隣接して設けることが望ましい。
また、OUTピン(10ピン)とISINKピン(9ピン)は、いずれもLED光源200に接続される端子であることから、互いに隣接して設けることが望ましい。このようなピン配置を採用すれば、OUTピンとISINKピンがショートしても、LED光源200の一部(=OUT-ISINK間に接続されたLEDチップ201及び202)が消灯するのみであり、LED駆動装置100の破壊には至らない。なお、電源電圧Vinが上昇すると、最下段のLEDチップ203は点灯する。
また、ISINKピン(9ピン)は、GNDピン(8ピン)に隣接して設けることが望ましい。このようなピン配置を採用すれば、ISINKピンとGNDピンがショートしても、LED光源200の一部(=OUT-ISINK間に接続されたLEDチップ201及び202)は点灯する。
また、LED駆動装置100には、パッケージの下面に放熱パッドEXP-PADが設けられている。なお、放熱パッドEXP-PADは、GND接続しておけばよい。
<ソケット型LEDモジュール>
図13は、これまでに説明してきたLED発光装置X1を具現化した一例として、ソケット型LEDモジュールYを示す平面図である。本構成例のソケット型LEDモジュールYは、例えば車載用の照明器具であって、基板300、LEDチップ400(先出のLEDチップ201~203に相当)、白色樹脂480、リフレクタ600、端子800、種々の電子部品(LED駆動装置100、抵抗R1~R7、キャパシタC1~C3、ダイオードD1~D3、負特性サーミスタNTC)、並びに、ソケット900を備えている。
基板300は、基材とこれに形成された配線パターン(本図の斜線ハッチング領域を参照)を有している。基材は、矩形状であり、例えばガラスエポキシ樹脂から成る。配線パターンは、LEDチップ400や種々の電子部品を実装するために基材の表面上に敷設された導電性部材であり、例えば、CuまたはAgなどの金属から成る。基板300の上面には、LED駆動装置100、抵抗R1~R7、キャパシタC1~C3、ダイオードD1~D3、及び、負特性サーミスタNTCが搭載されている。各電子部品は、基板300の上面及び下面に敷設された配線パターンによって接続されて回路を構成しており、LEDチップ400を所望の発光状態で点灯させるためのものである。
以下では、紙面の上下左右方向をそれぞれ基板300の上下左右方向と定義し、基板300の上下方向と平行になる部品配置方向を縦向きと定義し、基板300の左右方向と平行になる部品配置方向を横向きと定義した上、電子部品の配置(図中では細い破線枠で描写)に関する説明を行う。
LED駆動装置100は、基板300の左上領域において、ピンの配列方向が横向きとなるように配置されている。
抵抗R1は、基板300の上側中央領域において、LED駆動装置100の右上側に横向きで配置されている。抵抗R2は、基板300の左上領域において、LED駆動装置100の上側(抵抗R1の左側)に横向きで配置されている。抵抗R3は、基板300の左上領域において、LED駆動装置100の左側に縦向きで配置されている。抵抗R4は、基板300の左上領域において、LED駆動装置100の下側に横向きで配置されている。抵抗R5は、基板300の左下領域において、ダイオードD2の右側に横向きで配置されている。抵抗R6は、基板300の左上領域において、LED駆動装置100の左側に横向きで配置されている。抵抗R7は、基板300の左上領域において、LED駆動装置100の左下側(抵抗R6の下側)に横向きで配置されている。負特性サーミスタNTCは、基板300の左中央領域において、抵抗R7の下側に縦向きで配置されている。
キャパシタC1は、基板300の上側中央領域において、LED駆動装置100の右側に縦向きで配置されている。キャパシタC2は、基板300の上側中央領域において、LED駆動装置100の右側に横向きで配置されている。キャパシタC3は、基板300の左上領域において、抵抗R3の左側かつ抵抗R6の上側に縦向きで配置されている。
ダイオードD1は、基板300の右下領域に縦向きで配置されている。ダイオードD2は、基板300の左下領域に縦向きで配置されている。ダイオードD3は、基板300の左中央領域において、負特性サーミスタNTCの左側に縦向きで配置されている。なお、ダイオードD3は、ダイオードD1及びD2よりも小型である。
なお、電子部品の種類、個数、及び、配置場所は上記に限定されない。
リフレクタ600は、例えば白色樹脂から成り、LEDチップ400を囲むようにして基板300の中央領域に固定されている。リフレクタ600は、LEDチップ400から側方に発せられた光を上方に向けて反射するためのものである。リフレクタ600には、反射面601が形成されている。反射面601は、LEDチップ400を囲んでいる。なお、図13では分かりにくいが、反射面601は、基板300の厚さ方向において、基板300から離間するほど、基板300の厚さ方向に対して直角である方向において、LEDチップ400から遠ざかるように傾斜している。つまり、反射面601は、基板300の厚さ方向に直交する断面が、リフレクタ600の開口側に向かうほど大きくなるテーパ形状になっている。
LEDチップ400は、ソケット型LEDモジュールYの光源であり、例えば赤色光を発する。本構成例では、3つのLEDチップ400が、リフレクタ600に囲まれるようにして基板300に搭載されている。なお、本図では、正三角形の各頂点となる位置に、3つのLEDチップ400がそれぞれ配置されている。ただし、LEDチップ400のレイアウトは、これに限定されるものではなく、例えば、図14で示したように、3つのLEDチップ400を基板300の左右方向に沿って一列に並べて配置してもよい。
なお、本構成例においては、LEDチップ400が赤色光を発する場合について説明したが、LEDチップ400の発光色はこれに限られない。
白色樹脂480は、LEDチップ400からの光を透過しない、白色を呈する樹脂材料から成り、不透明樹脂の一例に相当する。図13から理解されるように、白色樹脂480はLEDチップ400を囲んでおり、その外周縁がリフレクタ600の反射面601に到達している。このため、図13において、LEDチップ400から反射面601へと図中上下方向および左右方向に広がる領域は、白色樹脂480によって埋められている。
端子800は、電極となる金属線であって、基板300およびソケット900を貫通して設けられている。端子800の一方端は、配線パターンの一部に、例えばハンダによって接続されている。
ソケット900は、基板300を搭載して、例えば自動車などに取り付けるための部品である。ソケット900は、例えば合成樹脂から成り、例えば射出成形によって形成される。ソケット900は、基板300を搭載するための搭載部910及び自動車などに取り付けるための取付部を備えている。搭載部910は、一方が開口した円筒形状をなしており、搭載部910の内側底面に基板300が搭載される。搭載部910の内側底面には、例えばアルミニウム製の円形の板である放熱板950が固定されている。基板300は、下面を放熱板950の上面に接着剤で接着することで、ソケット900の搭載部910に搭載される。
次に、ソケット型LEDモジュールYの作用について説明する。
白色樹脂480は、LEDチップ400の支持基板からリフレクタ600の反射面601にいたる環状領域のすべてを覆っている。従って、反射面601に囲まれた領域は、LEDチップ400が占める領域を除き、白色樹脂480によって覆われている。これにより、LEDチップ400の半導体層からの光をより多く反射することが可能である。これは、ソケット型LEDモジュールYの高輝度化に好適である。また、基板300の反射面601に囲まれた領域に、光を好適に反射させる処理を別途施しておく必要がない。
反射面601を有するリフレクタ600を備えることにより、ソケット型LEDモジュールYの直上方向をより明るく照らすことができる。
なお、ソケット型LEDモジュールYでは、光源となるLEDチップ400が1ヶ所に集中して配置されている。従って、電源電圧Vinの低下時にバイパス機能部112を用いてLEDチップ400のいずれか一つをバイパスしても、LEDチップ一つ分の輝度が低下するだけであり、ソケット型LEDモジュールY全体が消灯してしまうことはない。
特に、車載ランプには、電源電圧Vinの低下時でも点灯状態を維持しなければならないという法規の遵守が求められる。これを鑑みると、バイパス機能部112を備えたLED駆動装置100は、車載ランプの駆動主体として非常に好適であると言える。
なお、ソケット型LEDモジュールYの均一発光を優先する場合には、例えば図14において、中央部に配置されたLEDチップをバイパス対象とすることが望ましい。一方、プリント配線の敷設容易性を優先するのであれば、例えば、図14において、端部に配置されたLEDチップをバイパス対象とすればよい。
<用途>
これまでに説明してきたLED駆動装置100は、例えば、図15や図16で示したように、車両X10のヘッドランプ(ハイビーム/ロービーム/スモールランプ/フォグランプなどを適宜含む)X11、昼間走行用ランプ(DRL[daylight running lamps])X12、テールランプ(スモールランプやバックランプなどを適宜含む)X13、ストップランプX14、ターンランプX15などの発光装置に組み込んで用いることができる。
なお、LED駆動装置100は、駆動対象となるLED光源200とともにモジュール(図13~図14のソケット型LEDモジュールY、図17のLEDヘッドランプモジュールY10、図18のLEDターンランプモジュールY20、及び、図19のLEDリアランプモジュールY30など)として提供されるものであってもよいし、LED光源200とは独立にIC単体として提供されるものであってもよい。
<その他の変形例>
上記の実施形態では、発光素子として発光ダイオードを用いた構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、例えば、発光素子として有機EL[electro-luminescence]素子を用いることも可能である。
また、上記の実施形態では、電流ドライバ101が電流ソース型(=電源端からLED光源200のアノードに出力電流Ioutを流し込む出力形式)である場合を例に挙げたが、LED駆動装置100の構成は何らこれに限定されるものではなく、電流ドライバ101が電流シンク型(=LED光源200のカソードから接地端に向けて出力電流Ioutを引き込む出力形式)である場合にも、バイパス機能部112の導入は有効である。
また、上記の実施形態では、LED光源200を構成する3つのLEDチップ201~203のうち、最も低電位側に配列されたLEDチップ203をバイパス対象としたが、他のLEDチップ201または202をバイパス対象とすることも可能である。
また、例えば、電源電圧Vinと比較される複数の閾値電圧Vth1及びVth2(ただしVth1<Vth2)を用意しておき、Vin<Vth1であるときには、LEDチップ202及び203双方をバイパスし、Vth1<Vin<Vth2であるときには、LEDチップ202のバイパスを解除してLEDチップ203のみをバイパスし、Vin>Vth2であるときには、LEDチップ202及び203双方のバイパスを解除する、といった段階的なバイパス制御を行うことも可能である。
このように、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、バイポーラトランジスタとMOS電界効果トランジスタとの相互置換や、各種信号の論理レベル反転は任意である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本明細書中に開示されている発明は、例えば、車載用の発光素子駆動装置において、電源電圧が低下しても発光素子光源の点灯を維持するために利用することが可能である。
100 LED駆動装置(発光素子駆動装置)
101 電流ドライバ
102 基準電圧生成部
103 オープンマスク機能部
104 過電圧ミュート部
105 プロテクトバス機能部
106 CRタイマ
107 LEDオープン検出部
108 LEDショート検出部
109 基準電流設定部
110 ISETオープン/ショート検出部
111 制御ロジック部
112 バイパス機能部
112a コンパレータ
112b スイッチ
112A オペアンプ
112B Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ
112C、112D 係数乗算部
112E 減算部
112F 電流源
112G オペアンプ
112H 電流源
112I Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
200 LED光源(発光素子光源)
201、202、203 LED素子(発光素子)
300 基板
400 LEDチップ
480 白色樹脂
600 リフレクタ
601 反射面
800 端子
900 ソケット
910 搭載部
950 放熱板
R1~R4、R5~R7 抵抗
C1~C3 キャパシタ
D1~D3 ダイオード
NTC 負特性サーミスタ
N1、N2 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
CS1、CS2 電流源
SW1、SW2 スイッチ
AMP1~AMP3 オペアンプ
CM1、CM2 カレントミラー
CTRL 電流制御部
M1~M3 Nチャネル型MOS電界効果トランジスタ
Ra~Rd、RA、RB、RC、RSET、RVIN、RBP1~3 抵抗
X 車両
X1 LED発光装置
X2 バッテリ
X3a、X3b 電源スイッチ
X10 車両
X11 ヘッドランプ
X12 昼間走行用ランプ
X13 テールランプ
X14 ストップランプ
X15 ターンランプ
Y ソケット型LEDモジュール
Y10 LEDヘッドランプモジュール
Y20 LEDターンランプモジュール
Y30 LEDリアランプモジュール

Claims (16)

  1. 電源電圧の印加端と接地端との間に接続された発光素子光源に流れる出力電流を生成する電流ドライバと、
    前記電源電圧の低下時に前記発光素子光源を構成する複数の発光素子の少なくとも一つをバイパスして前記出力電流が流れる発光素子の直列段数を減らすバイパス機能部と、
    を有し、
    前記バイパス機能部は、前記出力電流が流れる発光素子の直列段数を切り替える際に、バイパス対象の発光素子に流れる出力電流を徐々に変化させるものであって、前記電源電圧またはその分圧電圧に応じた制御電流に基づいて前記出力電流のうち前記バイパス対象の発光素子を経由しない分岐電流の設定値を可変制御する、発光素子駆動装置。
  2. 前記制御電流は、前記電源電圧または前記分圧電圧が所定の閾値電圧よりも高くなったときに流れ始める、請求項1に記載の発光素子駆動装置。
  3. 前記分岐電流の設定値は、前記出力電流の目標値よりも大きい最大値から前記制御電流の増大に伴って減少していく、請求項1または2に記載の発光素子駆動装置。
  4. 前記バイパス機能部は、前記制御電流が流れるバイパス制御端子の端子電圧が所定の閾値電圧と一致するように前記制御電流を生成する制御電流生成部を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の発光素子駆動装置。
  5. 前記端子電圧は、前記電源電圧または前記分圧電圧から前記制御電流に応じた電圧降下分を差し引いた電圧である、請求項4に記載の発光素子駆動装置。
  6. 前記バイパス機能部は、
    前記出力電流の目標値を定めるための基準電流に第1係数を乗ずる第1係数乗算部と、
    前記制御電流に第2係数を乗ずる第2係数乗算部と、
    前記第1係数乗算部の出力信号から前記第2係数乗算部の出力信号を減ずる減算部と、
    前記減算部の出力信号に応じて前記分岐電流を生成する電流源と、
    をさらに含む、請求項4または5に記載に発光素子駆動装置。
  7. 前記バイパス機能部は、
    前記出力電流の目標値に応じた参照電圧を生成する参照電圧生成部と、
    前記分岐電流に応じたセンス電圧を生成する電流検出部と、
    前記制御電流に応じたオフセット電圧を前記センス電圧に与えるオフセット付与部と、
    前記オフセット電圧が付与された前記センス電圧が前記参照電圧と一致するように前記分岐電流を生成する分岐電流生成部と、
    をさらに含む、請求項4または5に記載の発光素子駆動装置。
  8. 第1端が前記電源電圧の印加端に接続されて第2端が前記分圧電圧の印加端に接続された第1抵抗と、第1端が前記分圧電圧の印加端に接続されて第2端が接地端に接続された第2抵抗と、第1端が前記分圧電圧の印加端に接続されて第2端が前記バイパス制御端子に接続された第3抵抗が外付けされる、請求項4~7のいずれか一項に記載の発光素子駆動装置。
  9. 前記バイパス制御端子は、前記電源電圧の入力端子に隣接する、請求項4~8のいずれか一項に記載の発光素子駆動装置。
  10. 前記分岐電流が流れる外部端子は、前記出力電流の出力端子及び接地端子の少なくとも一方に隣接する、請求項4~9のいずれか一項に記載の発光素子駆動装置。
  11. 前記電流ドライバは、電流ソース型である、請求項1~10のいずれか一項に記載の発光素子駆動装置。
  12. 前記電流ドライバは、電流シンク型である、請求項1~10のいずれか一項に記載の発光素子駆動装置。
  13. 複数の発光素子を直列に接続して成る発光素子光源と、
    前記発光素子光源を駆動する請求項1~12のいずれか一項に記載の発光素子駆動装置と、
    を有する発光装置。
  14. 前記発光素子は、発光ダイオード、または、有機EL素子である、請求項13に記載の発光装置。
  15. 前記発光素子光源及び前記発光素子駆動装置を実装するための配線パターンが敷設された基板と、
    前記基板を搭載するソケットと、
    をさらに有する、請求項13または14に記載の発光装置。
  16. 請求項13~15のいずれか一項に記載の発光装置を有する車両。
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