JP7017353B2 - 航空機の翼、航空機、及び関連方法 - Google Patents

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Description

本開示は、航空機のスポイラーに関する。
航空機の翼アセンブリは、所与の対気速度において翼によって生み出される揚力を低減させ、スポイラードループ(droop)を通る上面の気流を曲げることによって高揚力フラップの高揚力性能を高め、エルロンによって提供されるトルオーソリティー(toll authority)を高めるためなどに、翼の空力特性を変更するように構成されたスポイラーを含み得る。民間航空機のためのスポイラーは、概して、接合アセンブリに機械的に固定され密封された金属の取り付けラグを有する、複雑なコア強化された複合材又は金属の接合アセンブリである。スポイラーの残りの部分に対するこれらのラグの取り付けは、湿気の侵入、熱負荷、機械的な歪、及び対処するのに整備費用がかかり得る他の課題を導入し得る。更に、幾何学的に精密で安定な構成における複数の材料のアセンブリは、大きな製造費用を課し得る。
これらの観点および他の観点から、本明細書の開示が提示される。
航空機の翼、航空機、及び関連方法が開示される。航空機の翼は、スポイラーが収容位置にあるときに航空機の翼の翼型表面の一部分を画定する上側を有する、モノリシック構造本体から実質的に製造された少なくとも1つのスポイラーを備える。モノリシック構造本体は、複数のオープンボイド(open void)を画定する複数の強化リブを含む、上側とは反対側の、下側を更に含む。航空機の翼のスポイラーを製造する方法は、スポーラーのモノリシック構造本体を形成することを含む。
例示的な航空機の斜視図である。 スポイラーを表す概略的な上平面図である。 図2のスポイラーを表す概略的な底平面図である。 各々が収容位置にあるスポイラーとフラップを表す概略的な側面断面図である。 スポイラーが下がった位置にあり且つフラップが展開位置にある状態の、図4のスポイラーとフラップを表す概略的な側面断面図である。 スポイラーとフラップが、各々、展開位置にある状態の、図4~図5のスポイラーとフラップを表す概略的な側面断面図である。 スポイラーの一実施例を表す上面斜視図である。 図7のスポイラーを表す底面斜視図である。 航空機の翼のスポイラーを製造する方法を概略的に表すフローチャートである。 航空機の製造及び保守方法を概略的に表すフローチャートである。 航空機を概略的に表すブロック図である。
図1~図8は、本開示による、スポイラー110、スポイラー110の構成要素及び/若しくは特徴、並びに/又はスポイラー110を含む航空機10及び/若しくは翼アセンブリ100の例示的で非排他的な実施例を提供する。同様の、又は少なくとも実質的に同様の目的に適う要素には、図1~図8の各々において類似の番号が表示され、これらの要素については本明細書において、図1~図8の各々を参照する際に詳細が述べられないこともある。同様に、全ての要素が図1~図8の各々に表示されるわけではないが、本明細書においてそれらに関連する参照番号は一貫して使用され得る。図1~図8のうちの1以上を参照して本明細書で説明される要素、構成要素、及び/又は特徴は、本開示の範囲から逸脱することなく、図1~図8の何れかに含まれ、及び/又は図1~図8の何れかで用いられ得る。
図1は、本開示による、スポイラー110を含む例示的な航空機10の図である。航空機10は、概して、人間及び/又は貨物を輸送するために利用され得る。図1で示されているように、航空機10は、概して、胴体20及び胴体20と動作可能に連結された航空機の翼100を含む。本明細書で使用される際に、航空機の翼100は、翼アセンブリ100及び/又は翼100としても言及され得る。航空機の翼100は、1以上のスポイラー110を含み、更に、1以上のフラップ104を含み得る。航空機の翼100は、翼型表面102を含み、それはフラップ104及び/若しくはスポイラー110を含み、且つ/又はフラップ104及び/若しくはスポイラー110によって部分的に画定され得る。本明細書で使用される際に、翼型表面102は、概して、航空機の翼100の外面及び/又は航空機の翼100の断面形状を指し、それらは揚力及び抗力などの所望の空力効果を生み出すように構成され得る。
航空機の翼100及び/又はその翼型表面102は、概して、航空機10の飛行中に上向きの揚力を生み出すように構成されている。航空機10が巡航対気速度にあるときなどの一部の場合では、航空機の翼100及び/又は翼型表面102が、航空機10の運動を妨げる抗力を最小化するように動作可能に構成され得る。スポイラー110とフラップ104は、概して、航空機の翼100の空力特性を変更するために選択的に展開されるように構成されている。例えば、スポイラー110は、展開されたときに、航空機10の対気速度における大幅な増加なしに航空機10の高度を低減させるためなどに、航空機の翼100によって生み出される揚力を低減させ、且つ/又は、着陸の際のより効果的な減速のために、航空機100の車輪アセンブリへ航空機10の重量を移送するように構成され得る。更に、スポイラー110は、高速での抗力を最適化するために、非常にわずか(例えば、約1度以下)にのみ選択的に旋回され得る。そのような状況では、スポイラー110が、対応するフラップ104と接触するように維持される。同様に、フラップ104は、展開されたときに、殊に低い対気速度において航空機の翼100によって生み出される揚力を増加させ、且つ/又は、航空機の翼100によって生み出される抗力を増加させるように構成され得る。本明細書で説明されるように、スポイラー110及び/又はフラップ104は、各々、1以上の収容位置と1以上の展開位置を有するように説明され得る。その際に、スポイラー110とフラップ104は、概して、それぞれの収容位置において翼型表面102に合致し得る。
図2~図3は、スポイラー110の概略的な表示である。特に、図2は、スポイラー110の本体上側114の概略的な表示であり、図3は、スポイラー110の本体下側116の概略的な表示である。図2~図3では、スポイラー110の所与の一実施例に含まれるような要素が実線で示され、一方、スポイラー110の所与の一実施例に対して任意選択的な要素が破線で示されている。本体上側114は、スポイラー110が収容されたときに、翼型表面102の一部分を画定する。図2~図3で示されているように、スポイラー110は、モノリシック構造本体112を含み、モノリシック構造本体112から本質的に成り、且つ/又はモノリシック構造本体112から実質的に製造されている。
本明細書で使用される際に、「モノリシック」は、実際に一体の構造を指し、その構造は、ファスナ又は接着剤などによって共に固定される個別の構成要素のアセンブリから成っていない。例えば、モノリシック構造本体は、顕著な領域、部分などを有するが、単一の全体的な構成要素のみを含む。そうは言っても、ある実施例では、モノリシック構造本体が、共に溶接された2以上の金属部分などの、1つとなるために共に永久的に固定された2以上の個別のモノリシック構造本体から製造され得る。
モノリシック構造本体112から「実質的に」製造されることによって、モノリシック構造本体112は、スポイラー110の質量の95~99%よりも多くを含むモノリシック構造本体112などによって、スポイラー110の主要な構造的構成要素を画定することとなる。
モノリシック構造本体112は、任意の適切な材料から製造され、且つ/又は金属であり得る。例えば、モノリシック構造本体112は、アルミニウム、アルミニウム合金、チタニウム、及び/若しくはスチールを含み、そられから成り、且つ/又はそれらから本質的に成り得る。同様に、モノリシック構造本体112は、任意の適切なやり方で製造され得る。例えば、モノリシック構造本体112は、機械加工された構造本体112であり、3Dプリンティングされた構造本体112であり、且つ/又は積層造形技術によって製造され得る。更に、スポイラー110は、スポイラー110がハニカムコア構造及び/又はサンドウィッチパネルを欠いており又はそれらを持たないように製造され得る。このやり方では、モノリシック構造本体112の製造が、ハニカムコア構造体及び/又はサンドウィッチパネルを含むスポイラー本体の製造よりも、大幅に安価で且つ/又は迅速になり得る。本開示によるスポイラー110は、接合アセンブリに機械的に固定され密封された金属の取り付けラグを有する複雑なコア強化された複合材又は金属の接合アセンブリにとして製造されるスポイラーに対して、よりロバストであり、機械的に摩耗し難く、且つ/又は湿気が侵入し難くもなり得る。
図2~図3で概略的に示されているように、スポイラー110の一部の実施例は、更に、モノリシック構造本体112の後端部に沿ってモノリシック構造本体112に連結された、柔軟な後縁構造体160を含む。柔軟な後縁構造体160は、フラップ104などの航空機の翼100の分離した構成要素に対して係合し且つ/又は密封するように構成され得る。柔軟な後縁構造体160は、繊維強化複合材料などの複合材料、及び/又は、金属薄板、任意選択的にアルミニウム合金薄板などの金属材料から製造され得る。本明細書で使用される際に、繊維強化複合材料は、(非限定的に)炭素繊維、ホウ素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、及び/又は他の繊維などの繊維を伴った、少なくともエポキシ又は他のポリマー若しくは結合材料を含むと理解されるべきである。更に又は代替的に、スポイラー110は、モノリシック構造本体112の側端部に沿ってモノリシック構造本体112に連結された、1以上の側部シール170を含み得る。側部シール170は、隣接するスポイラー110及び/又は翼型表面102などの、航空機の翼100の分離した構成要素に対して係合及び/又は密封するように構成され得る。側部シール170は、任意の適切な材料から製造され得る。それらのうちの一例は、DACRON(米国登録商標)ファブリックなどの被覆された布材を含み得る。
図2で示されているように、モノリシック構造本体112の本体上側114は、上面を含み且つ/又は上面であり得る。上面は、前方領域142及び前方領域142の後方である後方領域144を含むものとして説明され得る。ある実施例では、前方領域142と後方領域144が、放物線状の又は概して放物線状の境界146によって分離され且つ/又は画定されている。しかし、境界146の他の形状も、本開示の範囲内にある。前方領域142は、スポイラー110が収容位置にあるときに、任意選択的に、スポイラー110が収容位置にあるときに常に、航空機の翼100の翼型表面102と合致し、連続的になり、且つ/又は滑らかに連続的になるように構成され得る。後方領域144は、前方領域142に対して下向きの方向へ撓むように構成され得る。そのような構成では、後方領域144が、航空機10が巡航速度で移動しているときに、且つ、スポイラー110が収容位置にあるときに、空気圧及び/又は空気圧の差に応じて、翼型表面102及び/又は前方領域142と合致し、連続的になり、且つ/又は滑らかに連続的になり得る。後方領域144は、前方領域142よりも柔軟及び/又は従順であるように構成され得る。それは、概して、前方領域142に対する後方領域144におけるモノリシック構造本体112の低減された厚さ及び/又は堅さなどから生じ得る。
次に、図3を参照すると、スポイラー110の本体下側116は、複数のオーブンボイド122を画定する、複数の補強リブ120を含み得る。オープンボイド122は、更に又は代替的に、ポケット又はエリアと称され又は説明され得る。補強リブ120とオープンボイド122は、スポイラー100の外装に晒され得る。例えば、従来のスポイラーの構造とは対照的に、スポイラー110は、スポイラー110の下面を画定するために複数の補強リブ120にわたって延在する、外板(例えば、内側又は下側の外板)を欠いており又は外板を持たないかもしれない。
補強リブ120とオープンボイド122は、任意の適切な形状、サイズ、及び/又は構成を受容し得る。一実施例として、複数の補強リブ120と複数のオープンボイド122は、三角形状のパターンで配置された統合補強リブ120を有するアイソグリッド構造を形成し、含み、且つ/又はアイソグリッド構造として特徴付けられ得る。複数のオープンボイド122は、下から見られたときの輪郭又は形状に関して説明され得る。そのような輪郭は、任意選択的に且つ概して、3つ、4つ、5つ、6つ、又は7つ以上の側部の多角形を含む多角形を画定する。本明細書で使用される際に、「概して多角形を画定する」などのフレーズは、そのような形状が、完璧な角部又は完璧に直線的な端部を有するほどに精密である必要はないが、むしろ、そのような形状が、概してそのような多角形を画定すると即座に認識され得ることを意味する。例えば、丸められた角部を有する3つの側部の形状は、三角形又は概して三角形として説明され得る。そして、丸められた角部を有する4つの側部の形状は、四角形又は概して四角形として説明され得る。更に又は代替的に、複数のオープンボイド122は、下から見られたときに概して第1の輪郭形状(例えば、三角形の輪郭)を有するオープンボイド122の第1のサブセット124、及び/又は、下から見られたときに概して第2の輪郭形状(例えば、四角形の輪郭)を有するオープンボイド122の第2のサブセット126を含み且つ/又はそれらから成り得る。図3で示されているように、モノリシック構造本体112は、オープンボイド122の第1のサブセット124が、オープンボイド122の第2のサブセット126の主として前方に配置されるように構成され得る。更に又は代替的に、モノリシック構造本体112は、第1のサブセット124が概して前方領域142の下方に配置されるように、且つ/又は、第2のサブセット126が概して後方領域144の下方に配置されるように構成され得る。しかし、これは必ずしも必要ではなく、複数のオープンボイド122が、任意の対応する形状及び/又は相対的な位置を有する任意の適切な数のサブセットによって特徴付けられ得ることも本開示の範囲内である。
本明細書で使用される際に、「上側」、「下側」、「上方」、「下方」などの位置的な用語は、航空機の翼100の構成要素の間の空間的な関係性を、例示的で非限定的なやり方で説明するために使用され得る。更に、それらの用語は、概して、航空機10が、概して、直立し地面と平行である構成を指す。同様に、「前方」、「後方」などの位置的な用語は、概して、航空機10が飛行中に移動するように構成された方向に関して挙げられている。例えば、本体上側114は、本体下側116の概して垂直方向において上方に配置されていると説明され得る。同様に、前方領域142は、後方領域144に対して航空機の翼100の前縁の近くに配置されていると説明され、後方領域144は、前方領域142に対して航空機の翼100の後縁の近くに配置されていると説明され得る。
図3に対する参照を継続すると、モノリシック構造本体112は、1以上のそれぞれのスポイラー展開機構180に取り付けられるように構成された、1以上の統合ラグ130を画定し得る。具体的には、1以上の統合ラグ130の各々が、モノリシック構造本体112の統合構成要素として形成され得る。それは、全く異なるラグが従来のスポイラーと動作可能に連結される構成に対して、スポイラー展開機構180とスポイラー110との間のよりロバストな連結を提供し得る。スポイラー展開機構180は、収容位置と展開位置との間で、更に、収容位置から一連の収容位置の範囲内で下がった位置へ、選択的且つ動作可能にスポイラー110を移動させるための任意の適切な機構であり得る。例えば、スポイラー展開機構180は、軸、ヒンジ、ピン、移送要素、油圧式移送要素、アクチュエータ、機械式アクチュエータ、及び/又は油圧式アクチュエータのうちの1以上を含み得る。スポイラー110が収容されたときにスポイラー展開機構180の少なくとも一部分を受け入れるような配置、サイズに少なくとも1つのオープンボイド122がなるように、少なくとも1つの統合ラグ130が配置され得る。すなわち、スポイラー110が収容されたときに、スポイラー展開機構180が、少なくとも部分的にオープンボイド122内に配置され得る。そのような構成は、スポイラー110、スポイラー展開機構180、及び航空機の翼100の全体の飛行制御システムのコンパクトなパッケージングを提供し得る。
次に、図4~図6を参照すると、航空機の翼100は、更に、アウトボード主翼ボックス190に動作可能に連結された、スポイラー110とフラップ104を有する、アウトボード主翼ボックス190を含み得る。アウトボード主翼ボックス190は、概して、航空機の翼100の構造要素を指し、概して、翼型表面102の上側及び下側部分を含む。アウトボード主翼ボックス190は、通常、アウトボード主翼ボックス190の内側にストリンガなどの補強材を含み、それらの補強材は、航空機の翼100及び/又は翼型表面102に堅さを提供する。アウトボード主翼ボックス190は、航空機の翼100の前縁を画定し又は支持する前桁、並びに、航空機の翼100の後縁を画定し又は支持する後桁、更に、前桁、後桁、及び/又は翼型表面102の一部分を相互に連結する間隔が空けられたリブも含み得る。更に又は代替的に、アウトボード主翼ボックス190は、フレーム構造体及びフレーム構造体と動作可能に連結された外板を含み得る。アウトボード主翼ボックス190は、金属及び非金属材料を含む任意の適切な材料から製造され得る。例えば、アウトボード主翼ボックス190は、複合材料及び/又は繊維(例えば、炭素繊維)強化複合材料などの、非金属材料から実質的に製造され得る。一部のそのような実施例では、フラップ104も、複合材料及び/又は繊維(例えば、炭素繊維)強化複合材料などの、非金属材料から実質的に製造され得る。「実質的に」非金属材料から製造されることによって、外板と補強材を含むアウトボード主翼ボックス190及び/又はフラップ104の構造的構成要素は、非金属材料から製造されるが、アウトボード主翼ボックス190及びフラップ104は、100%非金属材料から製造されることを必ずしも意味しない。例えば、金属ファスナが、アウトボード主翼ボックス190及びフラップ104の構成要素部分を共に連結するために使用され得る。更に、例えば、アクチュエータ、油圧システム、電子システムなどを含む、航空機の翼100の様々な他の構成要素は、金属から製造され及び/又は金属を含み得る。
図4~図6で示されているように、スポイラー110は、アウトボード主翼ボックス190と動作可能に連結され得る。1以上のスポイラー展開機構180は、スポイラー110とアウトボード主翼ボックス190との間に動作可能に連結され、スポイラー110を動作可能に展開し収容するように構成され得る。図4~図6で更に示されているように、フラップ104は、スポイラー110の少なくとも部分的に下方且つ部分的に後方の位置で主翼ボックス190と動作可能に連結され得る。航空機の翼100は、フラップ104とアウトボード主翼ボックス190との間に連結された1以上のフラップ展開機構106を含み、フラップ104を動作可能に展開し収容するように構成され得る。フラップ104は、任意の適切なフラップ設計及び/又は機構を含み且つ/又はそれらによって特徴付けられ得る。更に、フラップ104は、下向きの方向へ回転することに加えて前方/後方へ並進移動するように構成されたファウラー(fowler)フラップを含み且つ/又はファウラーフラップであり得る。より具体的には、フラップ104が収容位置にあるときにスポイラー110によって覆われるフラップ104の上面の割合として定義されるファウラー度によって、フラップ104が特徴付けられ得る。実施例として、フラップ104は、最大で35%、最大で30%、最大で25%、最大で20%、最大で10%、及び/又は最大で5%のファウラー度を有する低いファウラーフラップとして説明され得る。更に又は代替的に、ある実施例では、フラップ104が、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも40%、及び/又は少なくとも50%のファウラー度を有する高いファウラーフラップとして説明され得る。更に又は代替的に、フラップ104は、穴のあるフラップとして構成されなくてもよい。すなわち、フラップ104と航空機の翼100の残りの少なくとも一部分との間で空気の流れが概して制限されるように、フラップ104が構成され得る。
図4~図6の参照を継続すると、スポイラー110は、スポイラー110の後縁がフラップ104から上向きに離れるように旋回した展開されたスポイラー位置(図6)、及び本体上側114が概して翼型平面102と同じく延在する一連の且つ/又は複数の収容されたスポイラー位置(図4~図5)を有し得る。同様に、フラップ104は、フラップ104の底側が概して翼型表面102と同じく延在する収容されたフラップ位置(図4)、並びにフラップ104の後縁がスポイラー110及び/又はアウトボード主翼ボックス190の構成要素に対して後方へ並進移動し且つ/又は下向きに旋回する一連の且つ/又は複数の展開されたフラップ位置(図5~図6)を有し得る。一連の収容されたスポイラー位置は、一連の展開されたフラップ位置に対応する且つ/又はその範囲内でスポイラー110が選択的に下向きに旋回し得るなどの、一連の下がったスポイラー位置を含む又は一連の下がったスポイラー位置であるものとしても説明され得る。例えば、フラップ104が、一連の展開されたフラップ位置にある位置を受容するために下向きに回転したときに、スポイラー110も、一連の下がったスポイラー位置にある位置を受容するためにわずかに下向きに回転し得る。更に又は代替的に、一連の展開されたフラップ位置は、一連の下がったフラップ位置を含む又は一連の下がったフラップ位置であるものとしても説明され得る。
図4は、スポイラー110が一連の収容されたスポイラー位置にあり、且つ、フラップ104が収容されたフラップ位置にある、航空機の翼100の構成を概略的に示している。航空機の翼100は、航空機の翼100によって生み出される抗力を最小化するためなどに、航空機10が飛行中で巡航対気速度にあるときに、そのような構成を受容し得る。
図5は、スポイラー110が一連の収容されたスポイラー位置の範囲内の下がった位置にあり、且つ、フラップ104が一連の展開されたフラップ位置にある、航空機の翼100の構成を概略的に示している。図5は、スポイラー110が一連の下がったスポイラー位置にある構成を示すものとしても説明され得る。航空機の翼100は、巡航対気速度の下方の対気速度において航空機の翼100によって生み出される揚力を最大化するためなどに、航空機10が離陸及び/又は着陸のプロセスにあるときに、そのような構成を受容し得る。
図6は、スポイラー110が展開されたスポイラー位置にあり、且つ、フラップ104が一連の展開されたフラップ位置にある、航空機の翼100の構成を概略的に示している。航空機の翼100は、航空機の翼100によって生み出される抗力を最大化し及び/又は航空機の翼100によって生み出された揚力を最小化するためなどに、航空機10が着陸の後に滑走路上で移動するときに、そのような構成を受容し得る。
スポイラー110とフラップ104は、スポイラー110が一連の収容されたスポイラー位置にあり、且つ、フラップ104が収容されたフラップ位置又は一連の展開されたフラップ位置にあるときに、スポイラー110の後縁がフラップ104と係合するように更に構成され得る。そのような構成では、航空機の翼100が、スポイラー110とフラップ104との間の気流を制限し且つ/又は妨げるように構成され得る。例えば、スポイラー110の柔軟な後縁構造160は、フラップ104の上面に対して柔軟な後縁構造160を密封するように下向きの方向へ柔軟な後縁構造160を付勢するプレカール(precurl)を示すように構成され得る。
更に又は代替的に、スポイラー110のモノリシック構造本体112は、モノリシック構造本体112の後方端部領域に配置された、(図3で示されたような)フラップ接触面154を含み得る。フラップ接触面154は、フラップ104が一連の展開されたフラップ位置から収容されたフラップ位置へ移動するときに、フラップ104と係合するように配置され得る。フラップ接触面154がフラップ104と係合したことに応じて、スポイラー110を一連の収容されたスポイラー位置に移動させるためなどに、スポイラー110の後縁が上向きに旋回し得る。それは、フラップ104が収容されたフラップ位置へ戻ることを促進し得る。言い方を変えると、フラップ104とフラップ接触面154との間のそのような相互作用は、スポイラー展開機構180が航空機の翼100の飛行制御システムに反応しないときなどに、スポイラー展開機構180による駆動なしにスポイラー110を上向きに旋回させるために役立ち得る。
次に、図7~図8を参照すると、スポイラー310の形態にあるスポイラー110の例示的で非排他的な一実施例が示されている。必要に応じて、図2~図3の概略図の参照番号が、スポイラー310の対応する部分を指定するために使用されるが、図7~図8の実施例は、非排他的であり、スポイラー110をスポイラー310の例示された実施例に限定しない。要するに、スポイラー110は、示されるスポイラー310の特定の実施例に限定されず、スポイラー110は、図2~図3の概略的な表現及び/又は図7~図8の実施例を参照しながら示され説明されたスポイラー110、更に、それらの変形例の任意の数の様々な態様、構成、特徴、特性などを組み込み得るが、全てのそのような態様、構成、特徴、特性などを包含する必要はない。簡潔にするために、先ほど説明された各構成要素、部品、部分、態様、分野など、若しくはそれらの変形例は、スポイラー310に関して再び説明され、示され、及び/又は符号を付けられないが、先ほど説明された特徴、変形例などがスポイラー310で利用され得ることも本開示の範囲内である。
図7~図8を参照して見られるように、スポイラー310は、モノリシック構造本体112から実質的に製造されたスポイラー110の一実施例であるが、柔軟な後縁構造160と側部シール170も含む。更に、図7で示されているように、スポイラー310のモノリシック構造本体112は、前方領域142と後方領域144との間の放物線状の境界146を有する、モノリシック構造本体112の一実施例である。図8で見られるように、スポイラー310のモノリシック構造本体112は、概して三角形の輪郭を有し、且つ、概して四角形の輪郭を有するオープンボイド122の第2のサブセットの前方にある、オープンボイド122の第1のサブセット124を有する、モノリシック構造本体112の一実施例である。とは言うものの、示されているように、第1のサブセット124の領域は、四角形の輪郭を有するオープンボイド122も含む。図8への参照を継続すると、スポイラー310のモノリシック構造本体112は、対応するスポイラー展開機構180に対する動作可能な取り付けのための5つの統合ラグ130を有する。スポイラー310のモノリシック構造本体112は、モノリシック構造本体112の後方端部領域において中央に配置された、フラップ接触面154も含む。より具体的には、スポイラー310のフラップ接触面154は、スポイラー展開機構180が反応せず、且つ、フラップ104がその収容位置へ戻ることを可能にするために、スポイラー310が下がった位置から上向きに旋回することを必要とする場合などに、対応するフラップ104からの力を受けるようにサイズ決定され形作られた中央に配置された厚い楔構造として説明され又はそれによって画定され得る。
図9は、本開示による、方法の例示的で非排他的な実施例を表すフローチャートを概略的に提供している。図9では、一部の工程が点線で囲まれている。これは、これらの工程が、任意選択的であり得るか、又は本開示による方法の任意選択的なバージョンに対応し得ることを示す。とは言っても、本開示による全ての方法が、実線で囲まれた工程を含む必要はない。図9に示す方法及び工程は、限定的ではなく、本明細書の説明から分かるように、図示した工程の数よりも多い又は少ない数の工程を有する方法を含む、他の方法及び工程も、本開示の範囲内に含まれる。更に、図9で示されている方法及び工程は、本明細書で説明されるスポイラー110及び/又は航空機10の製造を対象としているように説明され得るが、これは必ずしも必要ではなく、本明細書で開示される方法が任意の適切な構成要素の製造において採用され得ることも、本開示の範囲内にある。
図9で見られるように、(航空機の翼100などの)航空機の翼の(スポイラー110などの)スポイラーを製造する方法200は、スポイラーの(モノリシック構造本体112などの)モノリシック構造本体を形成すること(210)を含み得る。それによって、モノリシック構造本体は、スポイラーが収容されたときに航空機の翼の(翼型表面102などの)翼型表面の一部分を画定する(本体上側114などの)上側、及び、(オープンボイド122などの)複数のオープンボイドを画定する(補強リブ120などの)複数の補強リブを含む、上側と反対側の、(本体下側116などの)下側を有する。形成すること(210)は、機械加工(212)及び/又は3Dプリンティング(214)を含み得る。本明細書で示されるように、3Dプリンティング(214)は、任意の適切な積層造形プロセスを指し得る。図9で更に示されているように、方法200は、(柔軟な後縁構造160などの)柔軟な後縁構造を、モノリシック構造本体の後端部に沿ってモノリシック構造本体に連結すること(220)も含み、及び/又は、(側部シール170などの)側部シールを、モノリシック構造本体の側端部に連結すること(230)も含み得る。
次に、図10~図11を参照すると、本開示の実施例が、図10で示される航空機の製造及び保守方法500、及び図11で示される航空機10に照らして説明され得る。製造前段階では、例示的な方法500は、航空機10の仕様及び設計504と、材料の調達506とを含み得る。製造段階では、航空機10の、構成要素及びサブアセンブリの製造508とシステムインテグレーション510とが行われる。その後、航空機10は、認可及び納品512を経て、運航514に供され得る。顧客による運航中、航空機10には、(改造、再構成、改修なども含み得る)定期的な整備及び保守516が予定される。
方法500の各工程は、システムインテグレータ、第三者、及び/又はオペレータ(例えば顧客)によって実行され、又は実施され得る。本明細書の目的のために、システムインテグレータは、限定しないが、任意の数の航空機製造者及び主要システムの下請業者を含み得、第三者は、限定しないが、任意の数のベンダー、下請業者、及び供給業者を含み得、且つ、オペレータは、航空会社、リース会社、軍事団体、サービス機関などであり得る。
図11で示されているように、例示的な方法500によって製造される航空機10は、複数のシステム520及び内装522を有する機体518を含み得る。高レベルのシステム520の例には、推進システム524、電気システム526、油圧システム528、及び環境システム530のうちの1以上が含まれる。任意の数の他のシステムも含まれ得る。航空宇宙産業の例を示しているが、本明細書で開示されている発明の原理は、自動車産業のような他の産業にも適用され得る。
本明細書に開示される装置と方法は、製造及び保守方法500の1以上の任意の段階で採用され得る。例えば、製造508に対応する構成要素又はサブアセンブリは、航空機10の運航中に製造される構成要素又はサブアセンブリに類似の方法で製作又は製造され得る。また、1以上の装置の実施例、方法の実施形態、又はそれらの組み合わせは、例えば、航空機10の組立てを実質的に効率化するか、又は航空機10のコストを削減することにより、構成要素及びサブアセンブリの製造508及びシステムインテグレーション510の段階で利用することができる。同様に、装置の実施例、方法の実施例、或いはそれらの組み合わせのうちの1以上を、航空機10の運航中に、例えば、限定しないが、整備及び保守516に利用することができる。
本開示による発明対象の例示的で非排他的な実施例が、以下に列挙される段落に記載される。
A.
モノリシック構造本体から実質的に製造されたスポイラーを備える、航空機の翼。
A1.
前記モノリシック構造本体が、金属であり、任意選択的に、アルミニウム合金から製造されている、段落Aに記載の航空機の翼。
A2.
前記モノリシック構造本体が、機械加工された構造本体である、段落A又はA1に記載の航空機の翼。
A3.
前記モノリシック構造本体が、3Dプリンティングされた構造本体である、段落A又はA1に記載の航空機の翼。
A4.
前記スポイラーが、ハニカムコア構造及び/又はサンドウィッチパネルを欠いている、段落AからA3のいずれか一つに記載の航空機の翼。
A5.
前記モノリシック構造本体が、
前記スポイラーが収容位置にあるときに前記航空機の翼の翼型表面の一部分を画定する上側、及び
複数のオープンボイドを画定する複数の補強リブを備えた、前記上側とは反対側の、下側を含む、段落AからA4のいずれか一つに記載の航空機の翼。
A5.1.
前記スポイラーが、前記複数の補強リブにわたり延在して前記スポイラーの下面を画定する外板を欠いている、段落A5に記載の航空機の翼。
A5.2.
前記複数のオープンボイドが、
下方から見たときに概して三角形の輪郭を有するオープンボイドの第1のサブセットと、
下方から見たときに概して四角形の輪郭を有するオープンボイドの第2のサブセットと、のうちの1以上を備える、段落A5又はA5.1に記載の航空機の翼。
A5.2.1.
前記複数のオープンボイドが、前記オープンボイドの第1のサブセットと前記オープンボイドの第2のサブセットとを備え、前記オープンボイドの第1のサブセットが、前記オープンボイドの第2のサブセットの主として前方に配置されている、段落A5.2に記載の航空機の翼。
A6.
前記モノリシック構造本体が、1以上のそれぞれのスポイラー展開機構に取り付けられるように構成された1以上の統合ラグを画定する、段落AからA5.2.1のいずれか一つに記載の航空機の翼。
A6.1.
前記スポイラーが収容されたときに前記1以上のスポイラー展開機構のうちのスポイラー展開機構の少なくとも一部分を受け入れるような配置、サイズに前記複数のオープンボイドのうちの少なくとも1つがなるように、前記1以上の統合ラグのうちの少なくとも1つが配置されている、段落A5に従属する段落A6に記載の航空機の翼。
A6.2.
前記1以上のスポイラー展開機構が、軸、ヒンジ、ピン、アクチュエータ、及び油圧式アクチュエータのうちの1以上を備える、段落A6又はA6.1に記載の航空機の翼。
A7.
前記モノリシック構造本体が上面を備え、前記上面が前方領域及び前記前方領域の後方の後方領域を備え、前記スポイラーが収容されたときに前記前方領域が前記航空機の翼の翼型表面と合致するように構成され、前記航空機の翼に巡航圧力が加えられたことに応じて、及び、前記スポイラーが収容されたときに、前記後方領域が前記航空機の翼の前記翼型表面と合致するように構成されている、段落AからA6.2のいずれか一つに記載の航空機の翼。
A7.1.
前記前方領域と前記後方領域が、概して、放物線状の境界によって分離されている、段落A7に記載の航空機の翼。
A8.
前記スポイラーが、前記モノリシック構造本体の後端部に沿って前記モノリシック構造本体に連結された柔軟な後縁構造を更に備える、段落AからA7.1のいずれか一つに記載の航空機の翼。
A8.1.
前記柔軟な後縁構造が、複合材料、任意選択的に、繊維強化複合材料から製造されている、段落A8に記載の航空機の翼。
A8.2.
前記柔軟な後縁構造が、金属材料から製造されている、段落A8に記載の航空機の翼。
A9.
前記スポイラーが、前記モノリシック構造本体の横側に沿って前記モノリシック構造本体に連結された側部シールを更に備える、段落AからA8.2のいずれか一つに記載の航空機の翼。
A9.1.
前記側部シールが、被覆された布材から製造されている、段落A9に記載の航空機の翼。
A10.
前記スポイラーが動作可能に連結された、アウトボード主翼ボックス、及び
前記スポイラーと前記アウトボード主翼ボックスとの間に動作可能に連結され、前記スポイラーを動作可能に展開し収容するように構成された、1以上のスポイラー展開機構を更に備える、段落AからA9.1のいずれか一つに記載の航空機の翼。
A10.1.
前記アウトボード主翼ボックスが、非金属材料、任意選択的に、複合材料、任意選択的に、繊維強化複合材料から実質的に製造されている、段落A10に記載の航空機の翼。
A10.2.
前記アウトボード主翼ボックスが、フレーム構造体及び前記フレーム構造体に動作可能に連結された外板を備える、段落A10又はA10.1に記載の航空機の翼。
A10.3.
前記スポイラーの少なくとも部分的に下方且つ部分的に後方で、前記アウトボード主翼ボックスに動作可能に連結されたフラップ、及び
前記フラップと前記アウトボード主翼ボックスとの間に動作可能に連結され、前記フラップを動作可能に展開し収容するように構成された、1以上のフラップ展開機構を更に備える、段落A10からA10.2のいずれか一つに記載の航空機の翼。
A10.3.1.
前記フラップが、ファウラーフラップ、任意選択的に、低いファウラーフラップとして構成されている、段落A10.3に記載の航空機の翼。
A10.3.2.
前記スポイラーが、展開されたスポイラー位置と一連の収容されたスポイラー位置を有し、前記展開されたスポイラー位置では、前記スポイラーの後縁が前記フラップから上向きに離れるように旋回し、
前記フラップが、収容されたフラップ位置と一連の展開されたフラップ位置を有し、前記一連の展開されたフラップ位置では、前記フラップの後縁が前記スポイラーに対して後方に並進移動するか下向きに旋回するうちの一方又は両方であり、
前記スポイラーが前記一連の収容されたスポイラー位置にあるときに、前記フラップが前記収容されたフラップ位置にあるときに前記スポイラーの前記後縁が前記フラップと係合する、段落A10.3又はA10.3.1に記載の航空機の翼。
A10.3.2.1.
前記スポイラーが前記一連の収容されたスポイラー位置にあるときに、前記フラップが少なくとも前記一連の展開されたフラップ位置のうちのサブセットにあるときに前記スポイラーの前記後縁が前記フラップと係合する、段落A10.3.2に記載の航空機の翼。
A10.3.2.2.
前記モノリシック構造本体が、前記モノリシック構造本体の後方端部領域に配置されたフラップ接触面を備え、
任意選択的に、前記1以上のスポイラー展開機構が反応しないときにのみ、前記フラップ接触面は、前記フラップが前記一連の展開されたフラップ位置から前記収容されたフラップ位置へ移動するときに、前記フラップと係合するように配置されて、前記スポイラーの前記後縁を上向きに旋回させる、段落A10.3.2又はA10.3.2.1に記載の航空機の翼。
A10.3.3.
前記スポイラーが一連の収容されたスポイラー位置の範囲内にあり、且つ、前記フラップが収容されたフラップ位置にあるときに、前記航空機の翼が、前記スポイラーと前記フラップとの間の気流を制限し、任意選択的に、妨げるように構成されている、段落A10.3からA10.3.2.2のいずれか一つに記載の航空機の翼。
A10.3.4.
前記フラップが、穴のあるフラップとして構成されていない、段落A10からA10.3.3のいずれか一つに記載の航空機の翼。
A11.
航空機での段落AからA10.3.4のいずれか一つに記載の航空機の翼の使用。
A12.
胴体、及び
前記胴体に動作可能に連結された段落AからA10.3.4のいずれか一つに記載の航空機の翼を備える、航空機。
A13.
貨物及び/又は人間を輸送するための段落A12に記載の航空機の使用。
B.
航空機の翼のスポイラーを製造する方法であって、
前記スポイラーのモノリシック構造本体であって、前記スポイラーが収容位置にあるときに前記航空機の翼の翼型表面の一部分を画定する上側、及び、複数のオープンボイドを画定する複数の補強リブを備えた、前記上側とは反対側の、下側を有する、モノリシック構造本体を形成することを含む、方法。
B1.
前記形成することが機械加工を含む、段落Bに記載の方法。
B2.
前記形成することが3Dプリンティングを含む、段落Bに記載の方法。
B3.
前記モノリシック構造本体が、金属であり、任意選択的に、アルミニウム合金である、段落BからB2のいずれか一つに記載の方法。
B4.
前記スポイラーが、前記複数の補強リブにわたり延在して前記スポイラーの下面を画定する外板を欠いている、段落BからB3のいずれか一つに記載の方法。
B5.
前記スポイラーが、ハニカムコア構造及び/又はサンドウィッチパネルを欠いている、段落BからB3のいずれか一つに記載の方法。
B6.
前記複数のオープンボイドが、
下方から見たときに概して三角形の輪郭を有するオープンボイドの第1のサブセットと、
下方から見たときに概して四角形の輪郭を有するオープンボイドの第2のサブセットと、のうちの1以上を備える、段落BからB5のいずれか一つに記載の方法。
B6.1.
前記複数のオープンボイドが、前記オープンボイドの第1のサブセットと前記オープンボイドの第2のサブセットとを備え、前記オープンボイドの第1のサブセットが、前記オープンボイドの第2のサブセットの主として前方に配置されている、段落B6に記載の方法。
B7.
前記モノリシック構造本体が、1以上のそれぞれのスポイラー展開機構に取り付けられるように構成された1以上の統合ラグを画定する、段落BからB6のいずれか一つに記載の方法。
B7.1.
前記スポイラーが収容されたときにスポイラー展開機構の少なくとも一部分を受け入れるような配置、サイズに前記複数のオープンボイドのうちの少なくとも1つがなるように、前記1以上の統合ラグのうちの少なくとも1つが配置されている、段落B7に記載の方法。
B8.
前記モノリシック構造本体が上面を備え、前記上面が前方領域及び前記前方領域の後方の後方領域を備え、前記スポイラーが収容されたときに前記前方領域が前記航空機の翼の翼型表面と合致するように構成され、前記航空機の翼に巡航圧力が加えられたことに応じて、及び、前記スポイラーが収容されたときに、前記後方領域が前記航空機の翼の翼型表面と合致するように構成されている、段落BからB7.1のいずれか一つに記載の方法。
B8.1.
前記前方領域と前記後方領域が、概して、放物線状の境界によって分離されている、段落B8に記載の方法。
B9.
柔軟な後縁構造を前記モノリシック構造本体の後端部に沿って前記モノリシック構造本体に連結することを更に含む、段落BからB8.1のいずれか一つに記載の方法。
B9.1.
前記柔軟な後縁構造が、複合材料から製造されている、段落B9に記載の方法。
B10.
側部シールを前記モノリシック構造本体の横側に連結することを更に含む、段落BからB9.1のいずれか一つに記載の方法。
B10.1.
前記側部シールが、被覆された布材から製造されている、段落B10に記載の方法。
本書で使用されているように、「適合し(adapted)」及び「構成され(configured)」という用語は、要素、構成要素、又はその他の対象が、所与の機能を果たすよう設計され、且つ/又は意図されていることを意味する。したがって、「適合し」及び「構成され」という用語の使用は、所与の要素、構成要素、又はその他の対象が、単に所与の機能を果たすことが「可能である(capable of)」ことを意味すると解釈すべきではなく、要素、構成要素、及び/又はその他の対象が、その機能を果たすという目的のために、特に選択され、作り出され、実装され、利用され、プログラムされ、且つ/又は設計されていることを意味すると、解釈すべきである。特定の機能を果たすよう適合していると記載されている要素、構成要素、及び/又はその他の記載対象が、追加的又は代替的に、その機能を果たすよう構成されていると表現され得ること、及びその逆も、本開示の範囲に含まれる。同様に、特定の機能を果たすよう構成されていると記載される対象は、追加的又は代替的に、その機能を果たすよう動作可能であるとも表現され得る。
本明細書で使用される際に、第1のエンティティーと第2のエンティティーの間に配置される「及び/又は」という用語は、(1)第1のエンティティー、(2)第2のエンティティー、並びに(3)第1のエンティティー及び第2のエンティティーのうちの1つを意味する。「及び/又は」を伴って挙げられた複数の項目も、同じやり方で、すなわち、そのように結合されたエンティティーのうちの1以上のように解釈されるべきである。「及び/又は」によって特に挙げられたエンティティーとは異なる他のエンティティーも任意選択的に存在し得る。それらは、特に挙げられたエンティティーと関連するか又は関連しないかに関わらない。したがって、非限定的な実施例として、「備える(comprising)」などのオープンエンドな言語と併せて使用されるときに、「A及び/又はB」への言及は、一実施例ではAのみ(任意選択的にB以外のエンティティーを含む)、別の一実施例ではBのみ(任意選択的にA以外のエンティティーを含む)、更に別の一実施例では、AとBの両方(任意選択的に他のエンティティーを含む)を指し得る。これらのエンティティーは、要素、作動、構造体、ステップ、動作、値などを指し得る。
本明細書で開示されている方法の装置及びステップの様々な開示要素は、本開示による全ての装置及び方法に必要とされるわけではなく、本開示は、本書で開示されている様々な要素及びステップの、新規性及び進歩性を有する組み合わせ及び部分的組み合わせの全てを含む。更に、本明細書で開示されている様々な要素及びステップのうちの1以上は、開示されている装置又は方法の全体とは別個であり分離している、独立した発明の主題を規定し得る。したがって、かかる発明の主題は、本明細書で明示的に開示されている特定の装置及び方法に関連付けられる必要はなく、且つ、本明細書で明示的に開示されていない装置及び/又は方法における有用性が見出されることもある。

Claims (11)

  1. 航空機の翼(100)であって、
    モノリシック構造本体(112)から実質的に製造されたスポイラー(110)を備え、前記モノリシック構造本体が、
    前記スポイラーが収容位置にあるときに前記航空機の翼の翼型表面(102)の一部分を画定する上側(114)、及び
    複数のオープンボイド(122)を画定する複数の補強リブ(120)を含む、前記上側とは反対側の、下側(116)を含み、前記航空機の翼は、
    複合材料から実質的に製造されたアウトボード主翼ボックス(190)であって、前記スポイラー(110)が動作可能に連結された、アウトボード主翼ボックス、
    前記スポイラーと前記アウトボード主翼ボックスとの間に動作可能に連結され、前記スポイラーを動作可能に展開し収容するように構成された、少なくとも1つのスポイラー展開機構(180)、
    前記スポイラーの少なくとも部分的に下方且つ部分的に後方で、前記アウトボード主翼ボックスに動作可能に連結されたフラップ(104)であって、複合材料から実質的に製造された、フラップ、及び
    前記フラップと前記アウトボード主翼ボックスとの間に動作可能に連結され、前記フラップを動作可能に展開し収容するように構成された、少なくとも1つのフラップ展開機構(106)を更に含み、
    前記モノリシック構造本体(112)が金属製であり、
    前記スポイラー(110)が、展開されたスポイラー位置と一連の収容されたスポイラー位置を有し、前記展開されたスポイラー位置では、前記スポイラーの後縁が前記フラップ(104)から上向きに離れるように旋回し、
    前記フラップが、収容されたフラップ位置と一連の展開されたフラップ位置を有し、前記一連の展開されたフラップ位置では、前記フラップの後縁が前記スポイラーに対して後方に並進移動するか下向きに旋回するうちの一方又は両方であり、
    前記スポイラーが前記一連の収容されたスポイラー位置にあるときに、前記スポイラーの前記後縁は、前記収容されたフラップ位置にあるときの前記フラップ、及び前記一連の展開されたフラップ位置のうちの少なくとも一部の位置にあるときの前記フラップと係合し、
    前記モノリシック構造本体(112)が、前記モノリシック構造本体の後方端部領域に配置されたフラップ接触面(154)を備え、
    前記少なくとも1つのスポイラー展開機構(180)が反応しないときにのみ、前記フラップ接触面は、前記フラップが前記一連の展開されたフラップ位置から前記収容されたフラップ位置へ移動するときに、前記フラップ(104)と係合するように配置されて、前記スポイラーの前記後縁を上向きに旋回させる、航空機の翼(100)。
  2. 前記モノリシック構造本体(112)が、アルミニウム合金から実質的に製造されている、請求項1に記載の航空機の翼(100)。
  3. 前記スポイラー(110)が、ハニカムコア構造、サンドウィッチパネル、及び前記複数の補強リブ(120)にわたり延在して前記スポイラーの下面を画定する外板を欠いている、請求項1または2に記載の航空機の翼(100)。
  4. 前記複数のオープンボイド(122)が、
    下方から見たときに三角形の輪郭を有するオープンボイドの第1のサブセットと、
    下方から見たときに四角形の輪郭を有するオープンボイドの第2のサブセットと、のうちの少なくとも一方を含む、請求項1からのいずれか一項に記載の航空機の翼(100)。
  5. 前記モノリシック構造本体(112)が、1以上のそれぞれのスポイラー展開機構(180)に取り付けられるように構成された少なくとも1つの統合ラグ(130)を画定し、前記スポイラー(110)が収容されたときに前記1以上のそれぞれのスポイラー展開機構のうちのスポイラー展開機構の少なくとも一部分を受け入れるような配置、サイズに前記複数のオープンボイド(122)のうちの少なくとも1つがなるように、前記少なくとも1つの統合ラグのうちの少なくとも1つが配置されている、請求項1からのいずれか一項に記載の航空機の翼(100)。
  6. 前記モノリシック構造本体(112)が上面を含み、前記上面が前方領域(142)及び前記前方領域の後方の後方領域(144)を含み、前記スポイラー(110)が収容されたときに前記前方領域が前記航空機の翼の前記翼型表面(102)と合致するように構成され、前記航空機の翼に巡航圧力が加えられたことに応じて、及び、前記スポイラーが収容されたときに、前記後方領域が前記航空機の翼の前記翼型表面と合致するように構成され、前記前方領域と前記後方領域が放物線状の境界(146)によって分離されている、請求項1からのいずれか一項に記載の航空機の翼(100)。
  7. 前記スポイラー(110)が、前記モノリシック構造本体の後端部に沿って前記モノリシック構造本体(112)に連結された柔軟な後縁構造(160)を更に備える、請求項1からのいずれか一項に記載の航空機の翼(100)。
  8. 前記スポイラー(110)が、前記モノリシック構造本体の横側に沿って前記モノリシック構造本体(112)に連結された側部シール(170)を更に備え、前記側部シールが被覆された布材から製造されている、請求項1からのいずれか一項に記載の航空機の翼(100)。
  9. 前記フラップ(104)がファウラーフラップとして構成されている、請求項に記載の航空機の翼(100)。
  10. 記スポイラーが前記一連の収容されたスポイラー位置にあり、且つ、前記フラップが前記収容されたフラップ位置にあるときに、前記航空機の翼が、前記スポイラー(110)と前記フラップとの間の気流を制限するように構成されている、請求項に記載の航空機の翼(100)。
  11. 胴体(20)、及び
    前記胴体に動作可能に連結された請求項1から10のいずれか一項に記載の航空機の翼(100)を備える、航空機(10)。
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