JP7336224B2 - トルク部材を備えた翼フラップ及びその形成方法 - Google Patents

トルク部材を備えた翼フラップ及びその形成方法 Download PDF

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Description

本開示は広くは航空機に関し、より詳細には、トルク部材を有する航空機翼フラップ、及びそのような翼フラップの形成方法に関する。
優先権
本願は、2018年3月30日出願の米国特許出願第15/941,378号の一部継続出願である。
固定翼機は典型的に、航空機の飛行を調整し制御できる様々な飛行操縦翼面を含む。例えば、翼の後縁に取り付けられたフラップは、翼の有効形状を修正することで翼の揚力特性を修正する。ある種のフラップシステムでは、胴体側フラップが、収容位置と展開位置との間でフラップを動かすのに用いるトルク部材を有する。トルク部材は典型的に、胴体の側へと延びるか、胴体の翼フェアリング構造へと延び、フラップの動きを制御するフラップ支持機構に連結される。
多くのフラップシステムにおいて、トルク部材は円形の断面形状を有した管状構造であり、トルクチューブと称されることが多い。トルクチューブは典型的に、フラップの構造部材、例えば胴体側リブに連結される。しかしながら、適切な構造上及び耐荷上の性能を達成するには、重いトルクチューブと大型かつ複雑な連結具が必要となることがあり、航空機の重量とコストが増大してしまう。更に、2つのトルクチューブを含む設計のフェイルセーフトルクチューブを利用したフラップシステムもあり、航空機のコスト、重量、及び複雑さが更に増大してしまう。
従って当業者は、航空機の翼フラップ作動の分野において研究開発の努力を継続している。
一例では、本開示の翼フラップが、フラップ本体を含む。フラップ本体は、上方外板、上方外板に対向する下方外板、及び、上方外板と下方外板との間で延びる複数の桁を含む。翼フラップは、フラップ本体に連結されたトルク部材も含む。トルク部材の一部は、上方外板と下方外板のうちの少なくとも一方に連続している。
一例では、本開示の航空機翼は、翼本体及び翼フラップを含む。翼フラップは、翼本体に可動に連結されたフラップ本体164を含む。フラップ本体は、上方外板、上方外板に対向する下方外板、及び、上方外板と下方外板との間で延びる複数の桁を含む。翼フラップは、フラップ本体に連結されたトルク部材も含む。トルク部材の一部は、上方外板と下方外板のうちの少なくとも一方に連続している。
一例では、本開示の方法が、(1)上方外板、下方外板、及び複数の桁を接合して、フラップ本体を部分的に形成するステップと、
(2)複数の延長部材をフラップ本体に連結して、トルクチューブを部分的に形成するステップと
を含む。フラップ本体は、航空機の翼に可動に連結されるよう構成される。トルク部材は、航空機のフラップアクチュエータに連結されるよう構成される。
本開示の翼フラップの他の実施例は、以下の詳細な説明、添付の図面及び別記の特許請求の範囲により明確となるであろう。
航空機の一例の概略斜視図である。 図1の航空機の翼の一例の概略斜視図である。 開示される翼フラップの一例の概略斜視図である。 航空機の一部の一例の概略内部斜視図であり、航空機の胴体の開口を通って延びる、本開示の翼フラップのトルク部材の一例を示す。 本開示の翼フラップの一例の概略部分斜視図である。 開示の翼フラップの一例の概略正面断面図である。 本開示の翼フラップの一例の概略部分平面図である。 本開示の翼フラップの一例の概略平面図である。 本開示の翼フラップの一例の概略部分平面図である。 本開示の翼フラップの一例の概略部分平面図である。 本開示の翼フラップの一例の概略部分平面図である。 本開示の翼フラップの一例の概略部分平面図である。 本開示の翼フラップの一例の概略斜視図である。 本開示の方法の一例のフロー図である。 航空機の製造及び保守方法の一例のフロー図である。
以下の詳細な説明は、添付の図面に言及している。添付の図面は、本開示によって説明された具体的な実施例を示している。異なる構造及び工程を有する他の実施例は、本開示の範囲から逸脱するものではない。同様の参照番号は、異なる図面における同一の特徴、要素、又は構成要素を表わしうる。
本開示による主題の例示的且つ非網羅的な実施例が以下に提供される。これらは特許請求されるか或いはされないこともある。
図1は、航空機200の例示である。例示では、航空機200が固定翼機である。航空機200は、胴体202、一組の翼214(個別に翼214ということがある)、及び推進システム216を含む。航空機200は、電気システム226、油圧システム228、及び/又は環境システム230などであるがこれらに限定されない複数の高レベルシステムも含む。任意の数の他のシステムが含まれてよい。
胴体202は航空機200の主要本体であり、乗務員、一以上の乗客、及び/又は貨物を保持するように構成された、任意の適切な中央構造を含む。例示では、胴体202は長細く、概して円筒形の胴体である。胴体202は、胴体202の前端における機首部分と、胴体202の後端における機尾部分とを含む。書で用いる語「前(forward)」及び「後(aft)」は当業者に知られた通常の意味であり、航空機200の移動方向に対する位置をいう。機尾部分は、垂直安定板240と水平安定板238も含み得る。
胴体202は、内部224を画定する機体222を含み、内部224は客室及び/又は貨物室を含み得る。翼フェアリング構造220(例えば、胴体/翼フェアリング)が、胴体202と翼214との間の各境界に設けられてもよく、胴体202の近傍(胴体202又はその近位)から、関連付けられた翼214の近傍まで、延びていてもよい。
翼214は、航空機200に揚力をもたらすように構成された任意の適切な翼型構造を含む。例示では、翼214が、胴体202の下方部分から延びる長細い構造であり、スウェプト翼でテーパ状の平面形状である。他の例では、翼214が直線又はデルタ形状である。更に別の例では、翼214が、台形、定形、楕円、半楕円、又は当技術分野で知られている他の構成である。
例示では、推進システム216は、例えばパイロンで翼214に取り付けられた2つのターボファンエンジンを含む。一例では、各エンジンがナセルに収容されており、吸気口とノズルを含む。他の例では、エンジンが胴体202又は他の航空機構造、例えば機尾部分に取り付けられ得る。他の様々な例では、推進システム216がより多いか或いは少ないエンジンを含んでいてもよく、他のタイプのエンジン(例えば、ターボプロップエンジン)が用いられていてもよい。
航空機200は様々な飛行操縦翼面232を含む。飛行操縦翼面232は、航空機200の飛行及び空力特性を調整、制御するのに用いられる任意の枢動式空力装置を含む。飛行操縦翼面232の例としては、翼214の後端に位置する胴体側フラップ208及び/又は機外側フラップ218、水平安定板238の後端に位置する昇降舵234、垂直安定板240の後端に位置するラダー236、並びにその他の操縦翼面、例えば前端フラップ、エルロン、及びスポイラなどがある。本書で用いる語「胴体側(inboard)」及び「機外側(outboard)」は当業者に知られた通常の意味を有し、航空機200の中心線に対する位置をいう。
一例では、胴体側フラップ208(集合的に胴体側フラップ208ということがある)及び/又は機外側フラップ218(集合的に機外側フラップ218ということがある)が、翼214の後縁に取り付けられて、翼214に対して枢動、回転、及び/又は並進(例えば、前方に後方に)するように構成された、任意の適切な構造物を含む。胴体側フラップ208及び/又は機外側フラップ218は、翼214の揚力特性を変化させるように構成されている。胴体側フラップ208及び/又は機外側フラップ218は、少なくとも、上げ(収容、格納、又は「フラップアップ」)位置と下げ(展開、拡張、又は「フラップダウン」)位置との間で可動である。一例では、胴体側フラップ208及び/又は機外側フラップ218が、一定の軸周りを枢動可能である。一例では、胴体側フラップ208及び/又は機外側フラップ218が、一般に弧状の湾曲した所定の経路に沿って枢動する。
一例では、航空機200がフラップアクチュエータ260も含む。フラップアクチュエータ260は、胴体側フラップ208を作動させるために、各翼214に関連付けられている。一例では、フラップアクチュエータ260が、胴体202又は翼フェアリング構造220内に位置するか収容されたモータ駆動アームを含む。
一例では、トルク部材210がフラップアクチュエータ260を、関連する胴体側フラップ208に連結し、作動/非作動(例えば、下げ/上げ)力を、フラップアクチュエータ260から関連する胴体側フラップ208へと伝達する。トルク部材210は、航空機200の開口206(例えば、胴体202又は翼フェアリング構造220の開口206)を通って延びている。航空機200の開口206は、胴体側フラップ208が上げ下げされる際のトルク部材210の移動経路を収容するような寸法形状である。
図2は翼214の例示である。翼214は様々な翼構造のいずれであってもよく、翼本体258を含む。翼本体258は、上方翼板246、下方翼板248、上方翼板246と下方翼板248との間で延びる複数の翼桁250、並びに上方翼板246と下方翼板248の間で延びる複数の翼リブ252を含むがこれらに限定されない様々な構造部材で形成されている。これらの構造部材は、様々な種類のファスナによる連結、共硬化、又は一体成形を含むがこれらに限定されない様々な方法のうち任意のものによって、互いに連結されている。翼桁250は、翼214の翼付け根254と翼214の翼先端256との間で翼長方向に延びている。翼リブ252は、翼214の前縁244と翼214の後縁242との間で翼弦方向に延びている。翼214は、翼フラップ100を更に含む。本開示の翼フラップ100の一例は翼214に、翼214の後縁242において翼付け根254の近傍で可動に連結されている。
図3-13を参照すると、翼フラップ100の様々な例が示されている。本開示の翼フラップ100は、フラップ本体164と、フラップ本体164に連結されたトルク部材108とを含む。トルク部材108は、フラップ本体164の胴体側端部124から胴体側方向に延びている。一例では、フラップ本体164が、上方外板102、上方外板102に対向する下方外板104、及び、上方外板102と下方外板104との間で延びる複数の桁106(個別に桁106、集合的に桁106ともいう)を含む。トルク部材108の一部は、上方外板102と下方外板104のうちの少なくとも一方に連続している。本書で用いる語「連続して(contiguous)」は、第1のアイテムが、1つの第2のアイテム、又は共通の境界に沿って接している複数の第2のアイテムと、接触し且つ少なくとも1つの境界を共有している状態をいう。
翼フラップ100は航空機200の翼214の胴体側フラップ208の一例であり、トルク部材108は胴体側フラップ208(図1)のトルク部材210の一例である。他の例では、本開示の教示が、航空機200の一以上の他の飛行操縦翼面232に適用され得る。
一例では、翼フラップ100が、翼214の後縁242において翼214の翼本体258(図1及び2)に取り付けられるか或いはその他の方法で可動に連結された、任意の適切な枢動構造を含む。一例では、翼フラップ100が、航空機200の胴体202の翼フェアリング構造220に隣接して位置する。翼フラップ100の作動中、翼の揚力特性を変化させるために、翼フラップ100は少なくとも上げ(収容、格納、又は「フラップアップ」)位置と下げ(展開、拡張、又は「フラップダウン」)位置との間で可動である。
図3を参照すると、フラップ本体164は、胴体側端部124と、胴体側端部124に対向する機外側端部126とを含む。フラップ本体164は、前端112と前端112に対向する後端116とを含む。トルク部材108は、胴体側端部180と、胴体側端部180に対向する機外側端部178とを含む。一例では、トルク部材108がフラップ本体164の胴体側端部124に連結されており、フラップ本体164の胴体側端部124から外へ胴体側方向に延びている。
一例では、トルク部材108が複数の延長部材128(個別に延長部材128、集合的に延長部材128ということもある)を含む。延長部材128の各々は、胴体側端部124においてフラップ本体164に連結されており、胴体側端部124から胴体側方向に延びる。一例では、延長部材128の各々が、複数の延長部材128のうち隣接する延長部材に対して平行である。
本書で用いる語「平行」は当業者に知られた通常の意味を有し、第1のアイテムを通って長手方向に延びる第1の線と、第2のアイテムを通って長手方向に延びる第2の線とが共通の平面を有しており、第1の線と第2の線の互いに対する距離が等しい、という状態をいう。本書で用いる語「平行」は、厳密な平行とほぼ平行(すなわち、平行に近く、所望の機能が果たされるか或いは所望の結果が達成される状態)を含む。本書で用いる語「隣接」は、第1のアイテムが第2のアイテムに直近にあるか或いはすぐ隣にある状態をいう。
一例では、トルク部材108を部分的に形成する延長部材128が、トルク部材108の構造部材を画定している。本書で用いる句「構造部材」は、トルク部材108を部分的に形成している複数の構造部材のうちの任意のものについて、トルク部材108に加わる負荷を担持するか或いは応力に反応するように構成された耐荷要素をいう。
一例では、フラップ本体164が、フラップ本体164の胴体側端部124において、複数の桁106のうちの隣り合うペア間で延びる胴体側リブ168も含む。複数の延長部材128の各々は胴体側リブ168に連結されている。一例では、胴体側リブ168が、垂直に向き且つ胴体側リブ168の胴体の面に位置する、スティフナ又はフランジを含む。一例では、延長部材128は、胴体側リブ168のスティフナに締結(例えばボルト留め)される。延長部材128の機外側端部を胴体側リブ168に連結するのに任意の他の適切なジョイントが用いられてよい。
延長部材128の各々及び/又は胴体側リブ168は、任意の適切な構造材で形成され得る。一例では、延長部材128及び/又は胴体側リブ168が金属材料で形成される。一例では、延長部材128及び胴体側リブ168が金属材料で形成される。複合材の一例は、繊維(例えば、ガラス、炭素、アラミドなど)で強化されたポリマーマトリクス(例えば、熱硬化性樹脂又は熱可塑性ポリマー)を含む繊維強化ポリマーである。一例として、複合材は、炭素繊維強化ポリマーである。
様々な例で、延長部材128の各々は、任意の数の種々のサイズ及び/又は断面形状のうちの1つを有する。一般に、延長部材128のうちの何れかのサイズ及び/又は断面形状は、様々なファクターに依存し且つそれらの間でバランスをとるものであり得る。様々なファクターは、トルク部材108及び/又は翼トルク部材108を収容するのに必要なフラップ100にかかる荷重に適切に反応する剛性及び/又は強度要件、トルク部材108のフェイルセーフ要件、胴体202の開口206(図4)のサイズなどを含むがこれらに限定されない。個々の延長部材128やトルク部材108の全体としてのサイズ及び/又は断面形状は、トルク部材108のフラップ本体164に対する位置(例えば、前縁112の方であるか後縁116の方であるか)のファクターであり得る。
フラップ本体164の胴体側リブ168に連結される延長部材128によって形成されるトルク部材108によって翼フラップ100のコスト、複雑性、及び/又は重量が低減され、航空機翼及び/又は航空機の製造に関わるコスト、複雑性、及び/又は重量が低減され得る。例えば、トルク部材108を延長部材128で形成することで、金属製(例えばチタンや鋼製の)トルクチューブを製造するよりも費用が低減され、トルク部材108の組立や接合に要する部品や時間も金属製のトルクチューブと比べて削減できる。一例として、トルク部材108の延長部材128を複合材で形成することで、従来型の鋼製のトルクチューブに比べて航空機翼の重量を削減することができる。一例として、延長部材128の各々を胴体側リブ168に連結することによってトルク部材108をフラップ本体164に接合することで、従来型の鋼製のトルクチューブの翼フラップ本体への連結に比べて、トルク部材108のフラップ本体168への連結に関わる複雑性やコストが削減できる。一例として、トルク部材108を延長部材128で形成することで、フラップ本体164及び/又は胴体202に対してトルク部材108の位置を調整することもでき、これを用いて開口206を通じたトルク部材108の胴体202への貫通を最適化することができる。
一例では、図3に示すように、トルク部材108が、フラップ本体164の前端112と後端116との間、例えばフラップ本体164の中間部分の近傍に位置する。一例では、トルク部材108が、フラップ本体164の前端112の方に位置する。一例では、トルク部材108が、フラップ本体164の後端116の方に位置する。
一例では、トルク部材108が、胴体側端部124から見たときのフラップ本体164の断面形状に少なくとも部分的に一致する、即ち一部分に一致する、断面形状を有する。トルク部材108の断面形状が、フラップ本体164の胴体側端部124においてフラップ本体164の断面形状と少なくとも部分的に一致することで、トルク部材108のフラップ本体164への連結に関する複雑さが低減し、翼フラップ100及び/又は航空機200の空力特性に及ぼすトルク部材108の影響が削減され得る。本書で用いる、少なくとも部分的に一致する断面形状を有した複数の構成要素とは、サイズ及び/又は寸法が一致するものであり得るが、そうでなくともよい。
一例では、トルク部材108が非円形の断面形状を有する。一例として、トルク部材108が多角形の断面形状を有する。例示では、トルク部材108が矩形の断面形状を有する。他の例示的な実施例では、トルク部材108が、直線状の辺と弧状の辺の組み合わせを含む断面形状を有する。例えば、3つの実質的に直線状の辺と、2つの直線状の辺を繋ぐ4つの弧状の辺とを有し、概して矩形の断面形状を形成している。
一例では、トルク部材108が、前壁156、前壁156に対向する後壁158、上壁160、及び上壁160に対向する下壁162を含むか、或いはこれらで少なくとも部分的に形成されている。前壁156と後壁158はフラップ本体164に連結されている。
一例では、複数の延長部材128のうちの第1の延長部材が前壁156を形成し、複数の延長部材128のうちの第2の延長部材が後壁158を形成する。上壁160と下壁162はそれぞれ、上方外板102と下方外板104に連続している。一例では、上壁160及び下壁162のうちの少なくとも一方が、胴体側端部124から見たときにフラップ本体164の一部分に一致する外形、例えば上方外板102及び下方外板104のうちの少なくとも一方の外形の一部に一致する外形を有する。
壁156、後壁158、上壁160、及び下壁162の各々の外形は、胴体側端部124から見たトルク部材108の断面形状を画定する。一例では、前壁156、後壁158、上壁160、及び下壁162のうちの一以上の外形が平面状である。一例では、前壁156、後壁158、上壁160、及び下壁162のうちの一以上の外形が湾曲している。
図4を参照すると、翼フラップ100のフラップ本体164は、胴体202に形成された開口206を通って延びるトルク部材108によって、上げ位置と下げ位置との間で作動又は動かされる。開口206は、トルク部材108及び関連付けられたフラップ本体164の作動中の全範囲の動きを可能するように構成されている。一例では、フラップアクチュエータ260が、フラップキャリッジ機構ともよく称されるフラップ支持機構212と、フラップ支持機構212に作動可能に連結されたモータ駆動アクチュエータ(図示せず)とを含む。一例では、トルク部材108の胴体側端部180がフラップ支持機構212に連結される。
図4は、概して上げ位置にある翼フラップ100を示しており、トルク部材108が、胴体202の開口206を通って延びておりフラップ支持機構212に連結されている。一例では、トルク部材108が、回転軸184周りで回転するように構成されているか、或いは回転させられるように構成されており、フラップ本体164を翼214に対して枢動又は回転させる。これに代えて或いは加えて、一例では、トルク部材108が、移動経路186に沿って前方か後方に並進するように構成されているか、或いは並進させられるように構成されおり、フラップ本体164を前方/上げ位置と後方/下げ位置との間で動かす。一例では、移動経路186が弧状であり、したがって開口206が長細い弧状であることで、作動中の翼フラップ100(トルク部材108、及び関連づけられているフラップ本体164)全範囲の動きが可能となる。トルク部材108の回転により、翼フラップ100の作動中にフラップ本体164が回転軸184周りで枢動することができる。一例では、回転軸184がトルク部材108の中心の長手方向軸である。
一例では、トルク部材108が、トルク部材108の機外側端部178に位置しフラップ支持機構212に連結されるように構成された、取り付けフランジ182も含む。一例では、フラップ支持機構212が、キャリアビームともよく称されるキャリア機構262を含む。キャリア機構262はトルク部材108の胴体側端部180に連結され、フラップ支持機構212の作動中に動きをトルク部材108に伝達する。一例では、キャリア機構262が、取り付けフランジ182に枢動可能に連結されてトルク部材108の回転及び並進の動きを可能にし、トルク部材108の瞬間回転中心が移動経路186に沿って変化する、一以上のリンク部材を含む。
図5を参照すると、一例では、翼フラップ100が、フラップ本体164の胴体側端部124の近傍でフラップ本体164に連結された胴体側フラップフェアリング190を含む。翼フラップ100の作動中、胴体側フラップフェアリング190は、翼フラップ100と共に胴体202に対して動く。一例では、翼フラップ100が、トルク部材108に連結されたドア188も含む。ドア188は、翼フラップ100の作動中にトルク部材108と共に動き、ドア188が胴体202の開口206(図4)の少なくとも一部分を覆うように、胴体202に対して位置している。
図6-8を参照すると、一例では、上方外板102(上方外板102は図7及び8では図示せず)及び/又は下方外板104が桁106に恒久的に連結されている。例として、上方外板102及び下方外板104の一方又は双方が、様々な種類のファスナ(図示せず)で桁106に接続されるか、桁106が上方外板102及び/又は下方外板104の一方又は双方と共硬化されるか、桁106が上方外板102及び/又は下方外板104の一方又は双方と構造的に接合(例えば、接着接合)されるか、又はそれらの組み合わせであり得る。
図6を参照すると、一例では、桁106の各々が、上桁キャップ170、上桁キャップ170に対向する下桁キャップ172、及び上桁キャップ170と下桁キャップ172との間で延びる桁ウェブ174を含む。上桁キャップ170は上方外板102に連結され、下桁キャップ172は下方外板104に連結されている。桁106の各々は、上桁キャップ170、下桁キャップ172、及び桁ウェブ174の相対的な構成によって定められる様々な断面形状のうちの1つを有する。一例では、桁106のうちの少なくとも1つが、桁106の長手軸に沿って一定の断面形状を有する。一例では、桁106のうちの少なくとも1つが、桁106の長手軸に沿って変化するか或いは一定でない断面形状を有する。
桁106の一例で、桁ウェブ174の一端は上桁キャップ170の端部に接続され、桁ウェブ174の他端は桁キャップ172の端部に接続され、上桁キャップ170と下桁キャップ172の双方が、桁ウェブ174(断面がC字形状又はU字形状を有するとされる)の同じ側から突出する。
桁106の一例で、桁ウェブ174の一端は上桁キャップ170の中間部分(例えば、上桁キャップ170の端部間)に接続され、桁ウェブ174の他端は、下桁キャップ172の中間部分(例えば、下桁キャップ172の端部間)に接続され、上桁キャップ170と下桁キャップ172の双方が、桁ウェブ174の両側から突出する(断面がI字形状又はH字形状を有するとされる)。
図7及び8を参照すると、一例では、フラップ本体164は桁106によって部分的に形成され、トルク部材108は延長部材128によって部分的に形成されている。一例では、桁主要部分106が、フラップ本体164の機外側端部26とフラップ本体164の胴体側端部124との間で翼長方向に延びる。桁106は、フラップ本体164の構造部材又は耐荷要素である。延長部材128は、トルク部材108の機外側端部178と胴体側端部180との間で延びている。
桁106は任意の適切な構造材で形成され得る。一例では、桁106が金属材料で形成される。一例では、桁106が複合材(例えば、炭素繊維強化ポリマー)で形成される。
一例では、上方外板102と下方外板104のうちの少なくとも一方が、外板主要部分152と、外板主要部分152から延びる外板延長部分154とを含む。フラップ本体164は外板主要部分152によって部分的に形成され、トルク部材108は外板延長部分154によって部分的に形成されている。
一例では、外板主要部分152が、フラップ本体164の機外側端部126と胴体側端部124との間で翼長方向に、フラップ本体164の前端112と後端116との間で翼弦方向に延びている。外板延長部分154は、フラップ本体164の胴体側端部124から胴体側方向に延びている。外板延長部分154は、延長部材128の上を延びて(例えば、覆って)おり、延長部材128に連結されている。
外板主要部分152と外板延長部分154は、上方外板102及び/又は下方外板104の一体構造を形成する単一の部品又は単一のピースとして、一体に成形される。上方外板102及び/又は下方外板104は、任意の適切な構造材で形成され得る。一例では、上方外板102及び/又は下方外板104が金属材料で形成される。一例では、上方外板102及び/又は下方外板104が複合材(例えば、炭素繊維強化ポリマー)で形成される。
一例では、トルク部材108が2つの延長部材128で形成され、それぞれがフラップ本体164の胴体側リブ168に連結される。一例では、トルク部材108が3つの延長部材128で形成され、それぞれがフラップ本体164の胴体側リブ168に連結される。一例では、トルク部材1082つの延長部材128で形成され、少なくとも1つの延長リブ176(図7)において延長部材128に連結される。これらの例のうちいずれかで、トルク部材108が、上方外板102及び/又は下方外板104のうちの少なくとも一方の外板延長部分154で形成されてもよい。
一例では、延長部材128のうちの少なくとも1つが桁106のうちの1つに対して横方向にずれている。一例では、図7に示すように、延長部材128の各々が、桁106のうち隣接している桁に対して、側方にずれている。一例では、延長部材128のうちの少なくとも1つが、桁106のうちの1つと同軸に揃えられている。一例では、図8に示すように、延長部材128の各々が、関連付けられている桁106のうちの1つと同軸に揃えられている。
一例では、延長部材128のうちの任意のものが、上延長キャップ、上延長キャップに対向する下延長キャップ、及び上延長キャップと下延長キャップとの間で延びる延長ウェブを含む。延長部材128の各々は、上延長キャップ、下延長キャップ、及び延長ウェブの相対的な構成によって定められる様々な断面形状のうちの1つ(例えば、C字型、I字型など)を有する。一例では、延長部材128のうちの少なくとも1つが、延長部材128の長手軸に沿って一定の断面形状を有する。一例では、延長部材128のうちの少なくとも1つが、延長部材128の長手軸に沿って変化するか或いは一定でない断面形状を有する。ある例では、延長部材128の断面形状が、フラップ本体164の形成に用いる桁106の断面形状に実質的に一致する。一例では、上方外板102 及び/又は下方外板104のうちの少なくとも一方の外板延長部分154が、延長部材128のうちの一又は複数の延長部材の対向端(例えば、上延長キャップ及び下延長キャップ)に連結されている。
図8を参照すると、一例では、フラップ本体164が追加の構造要素も含む。一例では、フラップ本体164が、フラップ本体164の機外側端部126と胴体側端部124との間で延びている追加の桁106も含む。一例では、フラップ本体164が、上方外板102と下方外板104との間で延びている複数の機外側リブ166(個別に機外側リブ166ともいう)も含む。一例では、機外側リブ166が、桁106の隣り合うペアの間を翼弦方向に延びる。
図9-12を参照すると、一例では、複数の桁106が、フラップ本体164の前端112の近傍(例えば、前端112又はその近位)に位置する前桁110を含む。一例では、複数の桁106が、翼フラップ100の後端116の近傍に位置する後桁114も含む。一例では、複数の桁106が、前桁110と後桁114と間に位置する中間桁118も含む。図9-12で上方外板102は図示されていない。
図9を参照すると、一例では、翼フラップ100は前桁110と後桁114を含む。一例では、フラップ本体164が、フラップ本体164の機外側端部126と胴体側端部124との間で延びている追加の桁114も含む。一例では、胴体側リブ168は、前桁110と後桁114の間で延びており、前桁110と後桁114に連結されている。一例では、胴体側リブ168が、上方外板102(図9では図示せず)と下方外板104との間で翼弦方向に延びており、上方外板102及び下方外板104に連結されている。フラップ本体164は、前桁110、後桁114、及び胴体側リブ168によって部分的に形成されている。複数の延長部材128の各々は、フラップ本体164の胴体側端部124から見たときに、前桁110と後桁114との間に位置する。
一例では、複数の延長部材128が、胴体側リブ168に連結された第1の延長部材144(例えば、延長部材128のうちの第1の延長部材)を含む。一例では、複数の延長部材128が、胴体側リブ168に連結された第2の延長部材146(例えば、延長部材128のうちの第2の延長部材)を含む。トルク部材108は、第1の延長部材144と第2の延長部材146を含む(部分的に形成されている)。第1の延長部材144及び第2の延長部材146は、トルク部材108の機外側端部178と胴体側端部180との間で延びている。
一例では、第1の延長部材144と第2の延長部材146が互いから側方に離れている。一例では、第1の延長部材144と第2の延長部材146が互いに平行である。一例では、第1の延長部材144が、前桁110から後桁114の方へ側方に離れている。一例では、第2の延長部材146が、後桁114から前桁110の方へ側方に離れている。
図10を参照すると、一例では、翼フラップ100が、前桁110、中間桁118、及び後桁114を含む。一例では、前桁110、中間桁118、及び後桁114が、フラップ本体164の機外側端部126と胴体側端部124との間で延びている。一例では、胴体側リブ168が、前桁110と後桁114との間で延びており、前桁110、中間桁118、及び後桁114に連結されている。フラップ本体164は、前桁110、中間桁118、及び後桁114、及び胴体側リブ168によって部分的に形成されている。トルク部材108は、第1の延長部材144と第2の延長部材146によって部分的に形成されている。
一例では、第1の延長部材144が、フラップ本体164の胴体側端部124から見たときに、前桁110と中間桁118との間に位置する。一例では、第2の延長部材146が、フラップ本体164の胴体側端部124から見たときに、後桁114と中間桁118との間に位置する。
図11を参照すると、一例では、翼フラップ100は前桁110と後桁114を含む。一例では、フラップ本体164が、フラップ本体164の機外側端部126と胴体側端部124との間で延びている追加の桁114も含む。一例では、胴体側リブ168は、前桁110と後桁114の間で延びており、前桁110と後桁114に連結されている。フラップ本体164は、前桁110、後桁114、及び胴体側リブ168によって部分的に形成されている。
一例では、複数の延長部材128が、胴体側リブ168に連結された第3の延長部材148(例えば、延長部材128のうちの第3の延長部材)を含む。一例では、第3の延長部材148が、フラップ本体164の胴体側端部124から見たときに、第1の延長部材144と第2の延長部材146との間に位置する。トルク部材108は、第1の延長部材144、第2の延長部材148、及び第3の延長部材を含む(部分的に形成されている)。第1の延長部材144、第2の延長部材146、及び第3の延長部材148は、トルク部材108の機外側端部178と胴体側端部180との間で延びている。
図12を参照すると、一例では、翼フラップ100は前桁110と後桁114を含む。一例では、フラップ本体164が、フラップ本体164の機外側端部126と胴体側端部124との間で延びている追加の桁114も含む。一例では、胴体側リブ168は、前桁110と後桁114の間で延びており、前桁110と後桁114に連結されている。フラップ本体164は、前桁110、後桁114、及び胴体側リブ168によって部分的に形成されている。
一例では、トルク部材108は、第1の延長部材144と第2の延長部材146との間で延びている延長リブ176を含む(部分的に形成されている)。一例では、延長リブ176は、トルク部材108の機外側端部178と胴体側端部180との間の様々な位置のうち任意のものに位置する。延長リブ176は、翼フラップ100の作動中に第1の延長部材144と第2の延長部材146との間で荷重を再分配するように構成されている。一例では、延長リブ176は、上方外板102(図12では図示せず)と下方外板104の間で延びており、且つ/或いは、上方外板102及び/又は下方外板104に連結されている。
一例では、図12に示すように、トルク部材108が複数の延長リブ176を含む。一例では、延長リブ176が、トルク部材108の機外側端部178と胴体側端部180との間でトルク部材108に沿って等間隔にある。延長リブ176の数は、例えば、トルク部材108に加わる荷重、トルク部材108のフェイルセーフ要件、及びトルク部材108に求められる剛性に応じて異なり得る。一例では、延長リブ176のうちの1つが、トルク部材108の胴体側端部180の近傍に位置する。一例では、少なくとも1つの別の延長リブ176が、トルク部材108の機外側端部178と胴体側端部180との間、例えば、トルク部材108の胴体側端部180に位置する延長リブ176のうちの当該1つと胴体側リブ168との間に位置する。
図14を参照すると、一例では、翼フラップ100は前桁110と後桁114を含む。フラップ本体164は、前桁主要部分120と後桁114によって部分的に形成されている。トルク部材108は、前桁延長部分122によって部分的に形成されている。一例では、前桁主要部分120及び後桁114が、フラップ本体164の胴体側端部124と機外側端部126との間で延びており、前桁延長部分122が、トルク部材108の機外側端部178と胴体側端部180との間で延びている。
図11及び12では図示していないが、他の例ではフラップ本体164が、桁106のうちの更なる桁(例えば、中間桁118)も含み得る。
図9-12に示す例では、第1の延長部材144がトルク部材108の前壁156(図3)を形成し、第2の延長部材146がトルク部材108の後壁158(図3)を形成する。図9-12に示す例では、上方外板延長部分ともいう上方外板102(図9-12では図示せず)の外板延長部分154が、トルク部材108の上壁160(図3)を形成し、下方外板延長部分ともいう下方外板104の外板延長部分154が、トルク部材108の下壁162を形成する。上方外板主要部分ともいう上方外板102の外板主要部分152がフラップ本体164の上方外板パネルを形成し、下方外板主要部分ともいう下方外板104の外板主要部分152が、フラップ本体164の下方外板パネルを形成する。
図13を参照すると、一例では、上方外板102及び/又は下方外板104の一方又は両方が、フラップ本体164のみを部分的に形成している。一例では、上方外板102及び/又は下方外板104の一方又は両方が、フラップ本体164の機外側端部126と胴体側端部124との間で延び、フラップ本体164の胴体側端部124で終端する。
一例では、翼フラップ100が、上方外板延長部分に取って代わる上方外板延長部材194も含む。一例では、上方外板延長部材194が、トルク部材108の胴体側端部180と機外側端部178との間で延びており、延長部材128(例えば、第1の延長部材144及び第2の延長部材146)に連結されている。上方外板延長部材194は上方外板102に連続している。トルク部材108は上方外板延長部材194を含む(部分的に形成されている)。
一例では、翼フラップ100が、下方外板延長部分に取って代わる下方外板延長部材196も含む。一例では、下方外板延長部材196が、トルク部材108の胴体側端部180と機外側端部178との間で延びており、延長部材128(例えば、第1の延長部材144及び第2の延長部材146)に連結されている。下方外板延長部材196は下方外板104に連続している。トルク部材108は下方外板延長部材196によって部分的に形成されている。
例示では、上方外板102及び下方外板104の外板延長部分154、上方外板延長部材194、及び下方外板延長部材196が、トルク部材108の胴体側端部180まで延びてそこで終端する。他の例では、上方外板102及び下方外板104の外板延長部分154、上方外板延長部材194、及び/又は下方外板延長部材196のうちの一以上が、トルク部材108の胴体側端部180より手前で終端する。一例では、上方外板102及び下方外板104の外板延長部分154、上方外板延長部材194、及び/又は下方外板延長部材196が、トルク部材108の、トルク部材108が開口206(図4)を通って胴体202に入る点まで少なくとも延びる。
幾つかの航空宇宙用途では、安全な飛行と着陸を確保するためにフェイルセーフ手段が有益であり得る。フェイルセーフ手段の一例は、主要な荷重経路が不具合を起こすまで利用されない冗長的な荷重経路を備えることである。フェイルセーフ手段の別の例は、2つ以上の荷重経路を有することである。荷重経路のうちの任意の1つに不具合が生じたら他方の荷重経路に負荷を再分配する。各荷重経路は全荷重に応答することができる。フェイルセーフ手段の別の例では、所与の荷重経路を定めている各構造部材が適切な予備的耐荷能力を有することで、構造部材のうちの1つに不具合、損傷、又はその他の不良が生じた後でも、荷重経路が全荷重に応答できる。
幾つかの例、例えば図11に示す例示的な実施例では、本開示の翼フラップ100のトルク部材108がフェイルセーフ構成を含む。一例では(図11)、2つの隣接する延長部材128のペアが冗長的な荷重経路を形成し得る。一例では、第1の延長部材144と第3の延長部材148が第1の荷重経路を画定し、第3の延長部材148と第2の延長部材146が第2の荷重経路を画定し、第1の延長部材144と第2の延長部材146が第3の荷重経路を画定する。この例で、荷重経路の各々は、翼フラップ100に加わる全荷重に応答することができ、荷重経路の1つに(例えば、延長部材128のうちの1つが損傷した結果)生じた不具合は他の荷重経路に再分配され得る。一例では、冗長的な荷重経路のうちの1つに負荷がかかり、冗長的な荷重経路のうちの別の1つには負荷がかからない。負荷がかかっている荷重経路に不具合が生じると、負荷がかかっていない荷重経路に、負荷が再分配される。一例では、冗長的な荷重経路の各々に負荷がかかり、負荷がかかっている荷重経路のうちのいずれもが、他に不具合が生じると全荷重に応答できる。
ある例では、例えば図9、10、及び12に示す例示的な実施例で、本開示の翼フラップ100のトルク部材108がフェイルセーフ構成も含み得る。一例では、延長部材128の各々が、翼フラップ100に加わる全荷重を超える予備的耐荷能力を有する。ある例(図9、10、及び12)では、第1の延長部材144と第2の延長部材146が荷重経路を画定し、第1の延長部材144と第2の延長部材146の各々が、翼フラップ100に加わる全荷重を超える予備的耐荷能力を有する。
図14を参照すると、例示的な方法1000も示されている。一例では、方法1000が、翼フラップ100の形成に用いられる。一例では、方法1000が、フラップ本体164に連結された複数の延長部材128を用いてトルク部材108を形成し、翼フラップ100を形成するステップを含む(ブロック1002)。フラップ本体164は、航空機200の翼214に可動に連結されるように構成される。トルク部材108は、航空機200のフラップアクチュエータ260に連結されるよう構成される。
一例では、方法1000が、下方外板104、上方外板102、及び複数の桁106を提供するステップを含む(ブロック1004)。本書で用いる語「提供する(providing)」では、設けられるアイテムが送達されるか或いは受け取られることを特に必要としない。用語「提供する」はむしろ、用いられるか或いはその他の方式で容易に利用できる状態や状況にあるアイテムについて言及するのに用いられる。
一例では、方法1000が、下方外板104、上方外板102、及び複数の桁106を接合して、フラップ本体164を部分的に形成するステップを含む(ブロック1006)。上方外板102、及び複数の桁106を接合するのに、締結、共硬化、接着、又はこれらの組み合わせを含むがこれらに限定されない様々な方法や工程が用いられ得る。
一例では、方法1000が、胴体側リブ168を複数の桁106に連結して、フラップ本体164を部分的に形成するステップを含む(ブロック1008)。一例では、胴体側リブ168が、隣り合う桁106のペア間で、フラップ本体164の胴体側端部124で延びる。
一例では、方法1000が、複数の延長部材128をフラップ本体164の胴体側端部124に連結して、トルク部材108を部分的に形成するステップを含む(ブロック1010)。一例では、複数の延長部材128が胴体側リブ168に連結される。
一例では、方法1000が、フラップ本体164を、上方外板102の外板主要部分152で部分的に形成するステップ(ブロック1012)、及び、トルク部材108を上方外板102の外板延長部分154で部分的に形成するステップ(ブロック1014)を含む。或いは、方法1000が、フラップ本体164を上方外板102で部分的に形成するステップ(ブロック1016)、及び、トルク部材108を上方外板延長部材194で部分的に形成するステップ(ブロック1018)を含む。
一例では、方法1000が、フラップ本体164を、下方外板104の外板主要部分152で部分的に形成するステップ(ブロック1020)、及び、トルク部材108を下方外板104の外板延長部分154で部分的に形成するステップ(ブロック1022)を含む。或いは、方法1000が、フラップ本体164を、下方外板104で部分的に形成するステップ(ブロック1024)、及び、トルク部材108を下方外板延長部材196で部分的に形成するステップ(ブロック1026)を含む。
一例では、方法1000が更に、航空機200の翼214の形成に用いられる。一例では、方法1000が、翼フラップ100のフラップ本体164を翼214の翼本体258に、翼214の後縁242において可動に連結するステップ(ブロック1028)を含む。方法1000によれば、翼214の製造中に翼フラップ100が翼214に連結される。或いは、方法1000によれば、航空機200の従来型の胴体側フラップが、例えば航空機200の保守や修復中に翼フラップ100に交換され得る。
一例では、方法1000が更に、航空機200の形成に用いられる。一例では、方法1000が、翼214を航空機200の胴体202に連結するステップを含む(ブロック1030)。一例では、方法1000が、トルク部材108の胴体側端部180をフラップアクチュエータ260に作動可能に連結するステップを含む(ブロック1032)。一例では、トルク部材108が、胴体202の開口206を通って胴体202内に延びる。
一例では、方法1000が翼フラップ100の操作にも用いられる。一例では、方法1000が、上げ位置と下げ位置との間で翼フラップ100を作動させるステップを含む(ブロック1034)。一例では、フラップアクチュエータ260が、トルク部材108を介して、翼フラップ100のフラップ本体164を翼214に対して枢動且つ/又は並進させる。
本開示の翼フラップ100及び方法1000の例は、潜在的に様々な用途、特に、例えば航空宇宙用途を含む輸送業に用いられ得る。ここで図1及び15を参照すると、翼フラップ100及び方法1000の例は、図15に示す航空機の製造及び保守方法1100、並びに図1に示す航空機200に関して使用され得る。本開示の実施例の航空機での用途は、翼フラップ100の形成、及び翼フラップ100の航空機200の飛行操縦翼面としての使用を含み得る。
図15に示すように、製造前の段階において、例示的な方法1100は、航空機200の仕様及び設計(ブロック1102)と、材料調達(ブロック1104)とを含み得る。航空機200の製造段階では、航空機200の構成要素及びサブアセンブリの製造(ブロック1106)と、航空機200のシステムインテグレーション(ブロック1108)とが行われ得る。その後、航空機200は認可及び納品(ブロック1110)を経て運航(ブロック1112)される。本開示の翼フラップ100及び方法1000は、構成要素及びサブアセンブリの製造(ブロック1106)及び/又はシステムインテグレーション(ブロック1108)の一部を形成し得る。定期的な保守及び点検(ブロック1114)は、例えば胴体側翼フラップの修復及び/又は交換など、航空機200の一又は複数のシステムの修正、再構成、改修などを含み得る。
例示的な方法のプロセスの各々は、システムインテグレータ、第三者、及び/又は顧客などのオペレータによって実行又は実施され得る。本の明細書の解釈上、システムインテグレータは、非限定的に、任意の数の航空機製造者、及び主要システムの下請業者を含み得、第三者は、非限定的に、任意の数のベンダー、下請業者、及び供給業者を含み得、オペレータは、航空会社、リース会社、軍事団体、サービス機関などであり得る。
本書で図示又は開示されている翼フラップ100及び方法1000の例は、図15で示すフロー図の製造及び保守方法1100のうちの任意の一以上の段階において利用され得る。例えば、翼フラップ100や翼214などの構成要素及びサブアセンブリの製造(ブロック1106)に対応する構成要素又はサブアセンブリは、航空機200の運航(ブロック1112)期間中に製造される構成要素又はサブアセンブリと同様に製作又は製造され得る。また、翼フラップ100、方法1000、又はこれらの組み合わせの一以上の例が、システムインテグレーション(ブロック1108)、及び/又は、認可及び納品(ブロック1110)中に利用されてもよい。同様に、翼フラップ100、方法1000、又はこれらの組み合わせの一又は複数の実施例が、例えば非限定的に、航空機200の運航(ブロック1112)中や整備及び保守(ブロック1114)中に利用され得る。
航空宇宙産業の例を示したが、本書で開示されている原理は、自動車産業のような他の産業にも適用され得る。そのため、本書で開示されている原理は、航空機に加え、他の輸送体、例えば陸上輸送体、海洋輸送体、宇宙用輸送体などにも適用され得る。
本開示は、下記の例示的かつ非網羅的な例を更に含むが、これらは特許請求されることもされないこともある。
例1.
上方外板102、
上方外板102に対向する下方外板104、及び
上方外板102と下方外板104との間で延びる複数の桁106
を備えるフラップ本体164と、
フラップ本体164に連結されたトルク部材108と
を備える、翼フラップ100であって、
トルク部材108の一部が上方外板102及び下方外板104のうちの少なくとも一方に連続している、翼フラップ100。
例2.
トルク部材108が非円形の断面形状を有する、例1に記載の翼フラップ100。
例3.
フラップ本体164が、胴体側端部124、及び胴体側端部124に対向する機外側端部126を更に備え、
トルク部材108が複数の延長部材128を備え、
複数の延長部材128の各々が、フラップ本体164の胴体側端部124に連結されている、例1又は2に記載の翼フラップ100。
例4.
複数の延長部材128の各々が、複数の延長部材128のうち隣接する延長部材に対して平行である、例3に記載の翼フラップ100。
例5.
上方外板102及び下方外板104のうちの少なくとも一方が、外板主要部分152、及び外板主要部分152から延びる外板延長部分154を備え、
フラップ本体164が外板主要部分152で部分的に形成されており、
トルク部材108が外板延長部分154で部分的に形成されている、例3又は4に記載の翼フラップ100。
例6.
トルク部材108が、上方外板102に連続している上方外板延長部材194と、下方外板104に連続している下方外板延長部材196と、のうちの少なくとも一方を備える、例3から5の何れか1つに記載の翼フラップ100。
例7.
フラップ本体164が、フラップ本体164の胴体側端部124において、隣り合う複数の桁106のペア間で延びる、胴体側リブ168を更に含み、
複数の延長部材128の各々が胴体側リブ168に連結されている、例3から6の何れか1つに記載の翼フラップ100。
例8.
複数の桁106が前桁110及び後桁114を備え、
胴体側リブ168が前桁110と後桁114との間で延びており、
複数の延長部材128が前桁110と後桁114との間に位置する、例7に記載の翼フラップ100。
例9.
複数の延長部材128が、
胴体側リブ168に連結された第1の延長部材144、及び
胴体側リブ168に連結された第2の延長部材146
を備え、
第1の延長部材144及び第2の延長部材146が互いから側方に離れている、例8に記載の翼フラップ100。
例10.
第1の延長部材144が前桁110から側方に離れており、
第2の延長部材146が後桁114から側方に離れている、例9に記載の翼フラップ100。
例11.
複数の桁106が、前桁110と後桁114との間に位置する中間桁118を更に含み、
第1の延長部材144が前桁110と中間桁118との間に位置し、
第2の延長部材146が後桁114と中間桁118との間に位置する、例9又は10に記載の翼フラップ100。
例12.
複数の延長部材128が、胴体側リブ168に連結された第3の延長部材148を更に含み、
第3の延長部材148が第1の延長部材144と第2の延長部材146との間に位置する、例9から11の何れか1つに記載の翼フラップ100。
例13.
トルク部材108が、第1の延長部材144と第2の延長部材146との間で延びる延長リブ176を更に含む、例9から12の何れか1つに記載の翼フラップ100。
例14.
航空機200の翼214であって、
翼本体258と、
翼本体258に可動に連結されたフラップ本体164であって、
上方外板102、
上方外板102に対向する下方外板104、及び
上方外板102と下方外板104との間で延びる複数の桁106
を備えるフラップ本体164
を備える、翼フラップ100と、
フラップ本体164に連結された、トルク部材108と
を備え、
トルク部材108の一部が、上方外板102及び下方外板104のうちの少なくとも一方に連続している、翼。
例15.
トルク部材108が非円形の断面形状を有する、例14に記載の翼214。
例16.
トルク部材108が、航空機200のフラップアクチュエータ260に連結されるように構成されている、例14又は15に記載の翼214。
例17.
上方外板102及び下方外板104のうちの少なくとも一方が、外板主要部分152、及び外板主要部分152から延びる外板延長部分154を備え、
フラップ本体164が外板主要部分152で部分的に形成されており、
トルク部材108が外板延長部分154で部分的に形成されている、例14から16の何れか1つに記載の翼214。
例18.
フラップ本体164が、胴体側端部124、及び胴体側端部124に対向する機外側端部126を更に備え、
トルク部材108が複数の延長部材128を備え、
複数の延長部材128の各々が、フラップ本体164の胴体側端部124に連結されている、例14から17の何れか1つに記載の翼214。
例19.
フラップ本体164が、フラップ本体164の胴体側端部124において、隣り合う複数の桁106のペア間で延びる、胴体側リブ168を更に含み、
複数の延長部材128の各々が胴体側リブ168に連結されている、例18に記載の翼214。
例20.
翼フラップ100を形成する方法であって、
上方外板102、下方外板104、及び複数の桁106を接合して、フラップ本体164を部分的に形成することと、
複数の延長部材128をフラップ本体164に連結して、トルク部材108を部分的に形成することと
を含み、
フラップ本体が、航空機200の翼214に可動に連結されるように構成されており、
トルク部材108が、航空機200のフラップアクチュエータ260に連結されるように構成されている、方法。
本書でいう「例」とは、これら例との関連で記載された一以上の特徴、構造、要素、構成要素,特性及び/又は工程ステップが、本開示による主題の少なくとも1つの実施形態及び又は実装形態に含まれることを意味する。ゆえに、本開示全体において「一例(one example)」及び類似の文言は、同一の例を指していることもあるが、そうでない場合もある。更に、任意の一例を特徴づける主題が、任意の他の例を特徴づける主題を含みうるが、そうでない場合もある。
本明細書において、特定の機能を実施するように「構成/設定された」システム、装置、構造、物品、要素、構成要素、又はハードウェアは、実際には、任意の変更も伴わずにその特定の機能を実施することが可能であり、さらなる改変の後にその特定の機能を実施する可能性があるにすぎないというものではない。言い換えると、特定の機能を実施するように「構成/設定された」システム、装置、構造、物品、要素、構成要素、又はハードウェアは、その特定の機能を実施するという目的のために、特に選択、創出、実装、利用、プログラミング、且つ/又は設計される。本明細書において、「ように構成/設定された(configured to)」という表現は、システム、装置、構造、物品、要素、構成要素、又はハードウェアがさらなる改変なしで特定の機能を実行することを可能にする、システム、装置、構造、物品、要素、構成要素、又はハードウェアの既存の特性を意味する。この開示において、特定の機能を実施するように「構成/設定されている」と説明されたシステム、装置、構造、物品、要素、構成要素、又はハードウェアは、追加的又は代替的には、その機能を実施するよう「適合している(adapted to)」、且つ/又は「動作可能である(operative to)」と説明してもよい。
別途示されない限り、「第1」「第2」などの語は、本書では単に符号として使用され、それらの語が表すアイテムに順序的、位置的、又は序列的な要件を課すことは意図していない。更に、「第2の」アイテムへの言及は、より低い番号のアイテム(例えば「第1の」アイテム)及び/又はより高い番号のアイテム(例えば、「第3の」アイテム)の存在を要求せず且つ除外しない。
本書で用いる「連結された」、「連結する」、及び同様の語は、2つ以上の要素が接合、リンク、締結、接続、連通、又はその他の方法(例えば、機械的、電気的、流動的、光学的、電磁的に)互いにで関連付けられることをいう。様々な例で、要素は直接的に又は間接的に関連付けられ得る。一例として、要素Aが要素Bに直接関連する。別の例として、要素Aが要素Bに間接的に、例えば、他の要素Cを介して関連する。記載されている様々な要素間のすべての関連が必ずしも表現されていないことが理解されよう。そのため、図示されている以外の連結も存在し得る。
本明細書で用いる、アイテムの列挙と共に使用される「~のうちの少なくとも1つ」という表現は、列挙されたアイテムのうちの一又は複数の種々の組み合わせが用いられ、且つ列挙された各アイテムのうちの一つだけがあれば必要であり得るということを意味する。例えば、「アイテムA、アイテムB、及びアイテムCのうちの少なくとも1つ」は、例えば非限定的に、「アイテムA」、又は「アイテムAとアイテムB」を含む。この例は、「アイテムAとアイテムBとアイテムC」、又は「アイテムBとアイテムC」も含む。他の例として、「~のうちの少なくとも1つ」は、例えば非限定的に、「2個のアイテムAと1個のアイテムBと10個のアイテムC」、「4個のアイテムBと7個のアイテムC」、並びに他の適切な組み合わせを含む。
上記の図14及び10では、ブロックは動作及び/又はその一部を表すことが可能であり、様々なブロックを接続する線は、動作又はその一部のいかなる特定の順番又は依存性も暗示しない。破線で示されるブロックは、代替的な工程及び/又はその一部を表す。様々なブロックを接続する破線が存在する場合、それらは工程又はその一部の代替的な従属関係を表す。開示されている様々な工程間のすべての従属関係が必ずしも表わされている訳ではないことが、理解されよう。本書に記載の方法の実施を説明する、図14及び15並びにこれらに付随する記載は、必ずしも、動作が実行されるシーケンスを決定すると解釈すべきではない。むしろ、1つの例示的な順番が示されていても、工程の配列は、適切な場合には改変され得ると理解されたい。したがって、図示されている工程には改変、追加、及び/又は省略が行われてよく、特定の複数の工程は、異なる順序で、又は同時に、実施され得る。加えて、記載されている全ての工程を実行する必要はないことを、当業者は認識しよう。
本開示のアンテナ、航空宇宙ビークル、及び方法の様々な実施形態及び/又は実施例を示し、説明してきたが、本書に触れた当業者には変更態様が想起され得る。本願はこうした変更態様を包含し、特許請求の範囲によってのみ限定される。

Claims (13)

  1. 上方外板(102)、
    前記上方外板(102)に対向する下方外板(104)、
    胴体側端部(124)、
    前記胴体側端部(124)に対向する機外側端部(126)、及び
    前記上方外板(102)と前記下方外板(104)との間で延びる複数の桁(106)
    を備えるフラップ本体(164)と、
    前記フラップ本体(164)に連結されたトルク部材(108)と
    を備える、翼フラップ(100)であって、
    前記トルク部材が複数の延長部材(128)を備え、前記複数の延長部材(128)の各々が、前記フラップ本体(164)の前記胴体側端部(124)に連結されており、前記複数の延長部材のうちの少なくとも1つが、前記複数の桁のうち隣り合う桁のペアに対して側方にずれており、
    前記トルク部材(108)の一部が前記上方外板(102)及び前記下方外板(104)のうちの少なくとも一方に連続している、翼フラップ(100)。
  2. 前記トルク部材(108)が非円形の断面形状を有する、請求項1に記載の翼フラップ(100)。
  3. 前記複数の延長部材(128)の各々が、前記複数の延長部材(128)のうち隣接する延長部材に対して平行である、請求項1又は2に記載の翼フラップ(100)。
  4. 前記上方外板(102)及び前記下方外板(104)のうちの少なくとも一方が、外板主要部分(152)、及び前記外板主要部分(152)から延びる外板延長部分(154)を備え、
    前記フラップ本体(164)が前記外板主要部分(152)で部分的に形成されており、
    前記トルク部材(108)が前記外板延長部分(154)で部分的に形成されている、請求項1から3の何れか一項に記載の翼フラップ(100)。
  5. 前記トルク部材(108)が、前記上方外板(102)に連続している上方外板延長部材(194)と、前記下方外板(104)に連続している下方外板延長部材(196)と、のうちの少なくとも一方を備える、請求項1から4の何れか一項に記載の翼フラップ(100)。
  6. 前記フラップ本体(164)が、前記フラップ本体(164)の前記胴体側端部(124)において、前記複数の桁(106)のうち隣り合う桁のペア間で延びる、胴体側リブ(168)を更に備え、
    前記複数の延長部材(128)の各々が前記胴体側リブ(168)に連結されている、請求項1から5の何れか一項に記載の翼フラップ(100)。
  7. 前記複数の桁(106)が前桁(110)及び後桁(114)を備え、
    前記胴体側リブ(168)が前記前桁(110)と前記後桁(114)との間で延びており、
    前記複数の延長部材(128)が前記前桁(110)と前記後桁(114)との間に位置する、請求項6に記載の翼フラップ(100)。
  8. 前記複数の延長部材(128)が、
    前記胴体側リブ(168)に連結された第1の延長部材(144)、及び
    前記胴体側リブ(168)に連結された第2の延長部材(146)
    を備え、
    前記第1の延長部材(144)及び前記第2の延長部材(146)が互いから側方に離れている、請求項7に記載の翼フラップ(100)。
  9. 前記第1の延長部材(144)が前記前桁(110)から側方に離れており、
    前記第2の延長部材(146)が前記後桁(114)から側方に離れている、請求項8に記載の翼フラップ(100)。
  10. 前記複数の桁(106)が、前記前桁(110)と前記後桁(114)との間に位置する中間桁(118)を更に含み、
    前記第1の延長部材(144)が前記前桁(110)と前記中間桁(118)との間に位置し、
    前記第2の延長部材(146)が前記後桁(114)と前記中間桁(118)との間に位置する、請求項8又は9に記載の翼フラップ(100)。
  11. 前記複数の延長部材(128)が、前記胴体側リブ(168)に連結された第3の延長部材(148)を更に備え、
    前記第3の延長部材(148)が前記第1の延長部材(144)と前記第2の延長部材(146)との間に位置する、請求項8から10の何れか一項に記載の翼フラップ(100)。
  12. 前記トルク部材(108)が、前記第1の延長部材(144)と前記第2の延長部材(146)との間で延びる延長リブ(176)を更に備える、請求項8から11の何れか一項に記載の翼フラップ(100)。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の翼フラップ(100)を形成する方法であって、
    前記上方外板(102)、前記下方外板(104)、及び前記複数の桁(106)を接合して、前記フラップ本体(164)を部分的に形成することと、
    前記複数の延長部材(128)を前記フラップ本体(164)に連結して、前記トルク部材(108)を部分的に形成することと
    を含み、
    前記フラップ本体が、航空機(200)の翼(214)に可動に連結されるように構成されており、
    前記トルク部材(108)が、前記航空機(200)のフラップアクチュエータ(260)に連結されるように構成されている、方法。
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