JP7016044B2 - Ramo4基板のエッチング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、RAMO基板のエッチング方法に関する。
近年、一般式RAMOで表される単結晶基板が、GaN結晶成長用の基板として注目されている。ここで、Rは、Sc、In、Y、およびランタノイド系元素からなる群から選択される一つまたは複数の三価の元素を表し、Aは、Fe(III)、Ga、およびAlからなる群から選択される一つまたは複数の三価の元素を表し、Mは、Mg,Mn、Fe(II)、Co、Cu、Zn、およびCdからなる群から選択される一つはまたは複数の二価の元素を表す。
特に、特許文献1に記載されたRAMOの一例であるScAlMgO単結晶(「SCAM結晶」ともいう。)は、岩塩型構造(111)面的なScO層と、六方晶(0001)面的なAlMgO層とが交互に積層した構造となっている。六方晶(0001)面的な2層は、ウルツ鉱型構造と比較して平面的になっており、面内の結合と比較して、上下層間の結合は、0.03nmほど長く、結合力が弱い。従って、ScAlMgO単結晶は、(0001)面で劈開することができる。
また、六方晶(0001)面的なAlMgO層のa軸格子定数が、3.23Å(0.323nm)であり、GaNのa軸格子定数が、3.18Å(0.318nm)であり、両者の格子不整合は1.5%程度である。一方、サファイア単結晶とGaNとの格子不整合が16%であることから、成長用の基板としてSCAM結晶の方がサファイア結晶よりも高品質なGaN結晶が得られるものとして期待できる。
また、ScAlMgO結晶の熱膨張係数は、6.6×10-6/Kで、GaNの5.5×10-6/Kと比べて大きい。そこで、上記のc面劈開性、及び、結晶成長後の冷却過程での熱収縮時の応力差を利用することで、c面での剥離・自立化が可能であると期待されている。
しかしながら、劈開したScAlMgO単結晶上に直接400μmを超える厚めのGaN結晶を成長させると、多くのピットが発生し、転位密度を低減させるのが困難であった。なお、サファイア基板にGaN結晶を形成する場合では、結晶成長後のGaN結晶のピット密度や欠陥密度を低減させるには、サファイア基板にパターン溝を彫りこみ、GaNを結晶成長させるといった手法が有効であることが知られている。
例えば、特許文献2には、円錐状又は角錐状の凸部を表面に格子状に配置して形成されたサファイア基板に対してGaN結晶を形成すれば、ピット密度、欠陥密度の低減が可能になると開示されている。
特開2015-178448号公報 特開2016-060659号公報
発明者らは、RAMO基板上でも、基板表面に円錐状又は角錐状の凸部を形成できれば、サファイア基板と同様にピット密度、欠陥密度の低減は可能になると考えた。
しかし、発明者らの検討によれば、RAMO基板は、化学的に非常に安定しておりエッチング速度が非常に遅い。この為に、パターニングマスクのエッチング速度よりもRAMO基板のエッチング速度の方が遅く、選択比(RAMO基板のエッチング量÷パターニングマスクのエッチング量)が1よりも小さく、テーパー角が大きくなり、高アスペクト比の溝を形成することが困難であった。
アスペクト比(溝深さ÷溝幅)が1以上の溝を形成できなければピット密度の低減、転位密度低減は困難である。なぜならば、アスペクト比が1以下であれば結晶成長はほぼ全面成長になってしまい、基板表面に凸部がない状態と大差なく、変わらないことになる。アスペクト比が1以上であれば凹部において結晶の応力緩和の効果を実現でき、結晶成長において、ピット密度の低減、欠陥密度の低減がより顕著になるからである。
ここで、図8は、従来技術のサファイア基板に溝パターンを形成する方法のフロー図である。
(a)図8(a)に示されるサファイア基板(51)を用意する(図8(a):基板準備)。
(b)まず、サファイア基板(51)上にレジスト(52)、あるいは、Niマスクといったエッチングマスクを形成する(図8(b):エッチングマスクの準備)。
(c)レジスト(52)によるパターンが形成されたサファイア基板(51)に対してドライエッチングにて溝(53)を形成する(図8(c):ドライエッチングプロセス)。
(d)エッチングマスクとしてのレジスト(52)を除去して、溝パターン(53)を有するサファイア基板(54)を得る(図8(d):溝パターン形成完了)。
しかし、本発明者は、サファイア基板に溝加工するドライエッチの条件を、RAMO基板に適用しても十分な深さを有する溝を形成することができないことを見出した。例えば、図7Aは、RAMO基板をレジストマスクにて、ICP(誘導結合型プラズマ源)ドライエッチング装置を用いてサファイア基板を5μm以上の深溝加工形成できる条件で加工後の断面形状を示す概略図である。図7Aにおいて、縦軸が深さで横軸が寸法を表す。図7Aに示すように、サファイア5μmに対してRAMOでは深さが0.6μmであり一桁程度エッチング速度が遅い結果となっている。図7Bは、選択比を確保できるNiマスクを用いてマスクがなくなるまでエッチング加工した場合のサファイア基板の断面の断面SEM像の模式図である。図7Cは、Niマスクを用いてRAMO基板の一例であるScAlMgO基板をマスクがなくなるまでエッチング加工した場合の断面の断面SEM像の模式図を示す。図7Bと図7Cとによって、サファイア基板とScAlMgO基板をドライエッチした後の断面形状を比較している。これは、マスクであるNiの厚みを同じ厚みに設定して、マスクがほぼなくなるまでドライエッチ加工処理を施したあとの結果である。サファイアのエッチング量に比べてScAlMgO基板のエッチング量は、一桁程度小さいことがわかる。又、マスク端のテーパー角もScAlMgO基板の場合、緩やかになっていることがわかる。このことは、ScAlMgO基板がサファイア基板よりもエッチング速度が一桁遅いことに起因する。
これは、発明者らの検討によれば、RAMO基板は、化学的に非常に安定しており溝をエッチングする加工が極めて困難であることに起因する。すなわち、六方晶(0001)面的なAMO層が、結合距離が短いM-Oといった強固な結合を保有し、この結合を切るのに高いエネルギーを与えなければならないからであると考えられる。
本開示は、RAMO基板に溝を形成するRAMO基板のエッチング方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示に係るRAMO基板のエッチング方法は、一般式RAMOで表される単結晶(前記一般式において、Rは、Sc、In、Y、およびランタノイド系元素からなる群から選択される一つまたは複数の三価の元素を表し、Aは、Fe(III)、Ga、およびAlからなる群から選択される一つまたは複数の三価の元素を表し、Mは、Mg,Mn、Fe(II)、Co、Cu、Zn、およびCdからなる群から選択される一つはまたは複数の二価の元素を表す)からなるRAMO基板を準備する工程と、
前記RAMO基板の表面を、硫酸、及び、過酸化水素水を含む薬液で化学反応させてエッチングすることで当該表面にパターン溝を形成する工程と、
を有する。
本開示による製造方法によれば、RAMO基板に対して上記の溝深さ、溝幅のアスペクト比が1以上のパターン溝を形成できるようになり、パターン溝付きRAMO基板を実現することができる。
実施の形態1に係るRAMO基板のエッチング方法のフロー図である。 実施の形態1に記載する製造方法を実現する概略設備図である。 典型的なエッチング条件にてScAlMgO 基板を加工した時のエッチング量と時間との関係を示す図である。 実施の形態2に係るRAMO基板のエッチング方法のフロー図である。 実施の形態2でU溝加工を実施したScAlMgO基板の表面凹凸評価結果としての光学顕微鏡によるU溝観察結果である。 実施の形態2でU溝加工を実施したScAlMgO基板の表面凹凸評価結果としてのU溝の段差測定結果である。 実施の形態1、実施の形態2で形成したU溝形状の断面形状を示す概略断面図である。 実施の形態1、実施の形態2以外の製造方法で形成したU溝形状の断面形状を示す概略断面図である。 曲率半径が100nm以上のU溝底におけるScAlMgO基板のステップの形状を示す概略図である。 曲率半径が100nm以下のU溝底におけるScAlMgO基板のステップの形状を示す概略図である。 実施の形態3の製造方法のフロー図である。 実施の形態3の結果得られたGaN自立基板の裏面側のSEM写真である。 従来技術のプロセスにより加工されたScAlMgO基板のU溝形状の深さと寸法との関係を示す概略図である。 従来技術のプロセスにより加工されたサファイア基板のU溝断面のSEM観察図の模式図である。 従来技術のプロセスにより加工されたScAlMgO基板のU溝断面のSEM観察図の模式図である。 従来技術のサファイア基板に溝パターンを形成する方法のフロー図である。
第1の態様に係るRAMO基板のエッチング方法は、一般式RAMOで表される単結晶(前記一般式において、Rは、Sc、In、Y、およびランタノイド系元素からなる群から選択される一つまたは複数の三価の元素を表し、Aは、Fe(III)、Ga、およびAlからなる群から選択される一つまたは複数の三価の元素を表し、Mは、Mg、Mn、Fe(II)、Co、Cu、Zn、およびCdからなる群から選択される一つまたは複数の二価の元素を表す)からなるRAMO基板を準備する工程と、
前記RAMO基板の表面を、硫酸、及び、過酸化水素水を含む薬液で化学反応させてエッチングすることで当該表面にパターン溝を形成する工程と、
を有する。
第2の態様に係るRAMO基板のエッチング方法は、上記第1の態様において、前記エッチングにおける前記薬液の温度を、35℃~290℃にして前記パターン溝を形成してもよい。
第3の態様に係るRAMO基板のエッチング方法は、上記第1又は第2の態様において、前記薬液は、(硫酸÷過酸化水素水)の値が、1~10の範囲であってもよい。
第4の態様に係るRAMO基板のエッチング方法は、上記第1から第3のいずれかの態様において、前記パターン溝を形成する工程において、二酸化珪素で構成されるパターンマスクを介してエッチングを行ってもよい。
第5の態様に係るRAMO基板のエッチング方法は、上記第4の態様において、前記パターン溝の形成後に、前記パターンマスクを弗酸を用いて除去する工程を更に有してもよい。
第6の態様に係るRAMO基板のエッチング方法は、上記第1から第5のいずれかの態様において、前記パターン溝を形成する工程において、硫酸及び過酸化水素水を含む前記薬液で化学反応させてエッチングする前に、
パターンマスクを形成する工程と、
前記パターンマスクが残るようにドライエッチング加工を行う工程と、
をさらに含んでもよい。
第7の態様に係るRAMO基板のエッチング方法は、上記第1から第6のいずれかの態様において、前記パターン溝を形成する工程において、パターンマスクを介してエッチングを行うと共に、前記パターンマスクには、パターン溝と2つのパターン溝の間のアイランドとを有し、前記アイランドは、前記パターン溝の幅の0.5倍以上、20倍以下の長さであってもよい。
以下、実施の形態に係るRAMO基板のエッチング方法について、添付図面を参照しながら説明する。なお、図面において実質的に同一の部材については同一の符号を付している。
(本発明に至った経過)
まず、RAMO基板の一種であるScAlMgO基板上に高品質なGaNを形成し、自発自立・剥離化する技術を以下に説明する。ScAlMgO単結晶は、岩塩型構造(111)面的なScO層と、六方晶(0001)面的なAlMgO層とが交互に積層した構造となっている。六方晶(0001)面的な2層は、ウルツ鉱型構造と比較して平面的になっており、面内の結合と比較して、上下層間の結合は、0.03nmほど長く、結合力が弱い。このため、ScAlMgO単結晶は、(0001)面で劈開させることができる。
剥離面には、六方晶(0001)面的なAlMgO面が出ており、そのa軸格子定数が、0.323nm(3.23Å)となっており、一方、GaN結晶のa軸格子定数が、0.318nm(3.18Å)である。両者のa軸格子定数は非常に近く、ScAlMgO基板の剥離面にGaN結晶を結晶成長させることが可能である。
ScAlMgO結晶とGaN結晶との格子不整合は1.5%程度であり、サファイア単結晶とGaN結晶との格子不整合が16%である。それぞれの格子不整合を比較すると、成長用の基板としてはScAlMgO結晶の方がサファイア結晶よりもふさわしいことがわかる。実際に、それぞれの結晶に厚さ10μm程度のGaN結晶の結晶成長を実施したところ、結晶内転位密度がサファイア基板上では5×10cm-2程度であるのに対して、ScAlMgO基板上では8×10cm-2と大幅に低減した。
このことから、従来、サファイア基板上で転位密度低減化を目的に行われてきた選択エピ技術は、ScAlMgO基板上GaN結晶における低転位化という目的では必要ない。しかし、ピット抑制の為のScAlMgO上GaN結晶内部応力の低減、自発剥離化を促進するようなScAlMgO基板面内におけるGaN結晶/ScAlMgO結晶界面における結晶内応力分散を実現する構造は必要となる。
そこで、本発明者らは、ScAlMgO基板に数μm程度のパターン溝を形成することで、ScAlMgO上にGaN結晶を形成させる際にGaN結晶の内部応力を低減させピット抑制を実現できることを見出し、本発明に至ったものである。具体的には、RAMO基板の表面を、硫酸及び過酸化水素水を含む薬液で化学反応させてエッチングしてパターン溝を形成できることを見出した。本発明に係るRAMO基板のエッチング方法によれば、本発明に係るエッチング方法を行ったScAlMgO基板面内でのGaN結晶/ScAlMgO結晶界面における結晶内応力を緩和させてGaN結晶の剥離・自立化を促進させることができる。
(実施の形態1)
本開示の実施の形態1として、RAMO基板としてScAlMgO基板(1)にパターニング溝を形成するプロセス工程を図1の(a)から(e)に示す。以下にプロセスの内容を詳細に説明する。
(a)図1の工程(a)において、ScAlMgO基板(1)上に、少なくとも硫酸、過酸化水素水を含む薬液に対して耐性のあるハードマスク(2)を堆積する(ハードマスク堆積プロセス)。例えば、二酸化珪素膜であればプラズマCVD法、スパッタ法により形成できる。また、二酸化珪素粒子を粘度のある溶媒に混ぜた後に塗布した上で高温にて焼成することで二酸化珪素膜を形成する、いわゆる、GOS(Glass on Silicon)プロセスによっても成膜することができる。
(b)続けて、工程(b)において、上記ハードマスク(2)上にレジストマスク(8)を形成し露光しパターニングする(図1(b):ハードマスクのパターニングプロセス)。このレジストマスク(8)によりハードマスク(2)に対してパターニングを実施する。例えば、フッ酸を含む薬液によるウェットエッチ、または、ドライエッチプロセスといった手法により容易に実施することが可能である。レジストマスクは、ハードマスク(2)のパターニング加工後には除去してもよい。このようなプロセスを経てパターニングされたハードマスク(3)を形成することが可能である。
(c)次に、ScAlMgO基板(1)上にパターニング加工されたハードマスク(3)を形成した状態で、化学式HSOで表される硫酸、及び、化学式Hで表される過酸化水素水を少なくとも含む薬液中でScAlMgO結晶と化学反応させる(図1(c):ScAlMgO基板のエッチングプロセス)。この薬液の温度としては、35℃以上の高温状態に保持した状態でエッチングすることで実用上問題ないエッチング速度にてScAlMgO基板をエッチング加工することが可能である。少なくとも硫酸、過酸化水素水を混合した薬液に浸潤させることでScAlMgO基板(1)をエッチング加工する。硫酸、過酸化水を混合した直後の反応熱により100℃近くまで温度があがるのでそのような薬液でエッチング処理を行ってもよい。あるいは、例えば、図2Aに示す恒温槽(13)に石英容器(12)をセットする。この石英容器(12)内で、硫酸と過酸化水素水とを3:1の割合で混合した薬液(11)を温度75℃に調節する。この薬液(11)中に、上に記載したパターニング加工されたハードマスクを形成したScAlMgO基板(10)を浸潤させてもよい。これによって、図2Bに示すエッチング速度にて基板に溝を形成する加工を施すことが可能となる。ここで薬液の温度は、35℃~290℃、より好ましくは、50℃~150℃の範囲に設定されるのが望ましい。温度が高ければ高いほどエッチング速度は高速になるが、硫酸の沸点である290℃を超えると薬液の混合比を一定に保つのが困難になり図1(d)のU字溝(4)(パターン溝)の形状制御が困難になる。又、工業的には、安価で温度制御性の良い50℃~150℃程度に薬液温度を設定するのが好ましい。
又、薬液の濃度比率に関しても硫酸と過酸化水素水の比の値(硫酸÷過酸化水素水)が、1~10の範囲で実施するのが好ましい。ScAlMgO結晶は、硫酸のみではほとんどエッチングは進まない。本発明者は、ScAlMgO結晶が適量の過酸化水素水をまぜた硫酸と過酸化水素水との混合溶液にはよく溶けることを発見した。硫酸と過酸化水素水との混合溶液は、ScAlMgO基板に対して以下に説明する化学反応によりエッチング加工を進行させるものと考えられる。過酸化水素水により酸素ラジカルを供給することでAlMgO層中の結合距離が短いMg-Oといった強固な結合を切断する。Mg-O結合が切断されると、Alは、硫酸により溶解し硫酸アルミニウムができる。AlMgO層が溶解すれば、次にScO層は、硫酸と反応し硫酸スカンジウムを形成しながら溶解する。この繰り返しでScAlMgO結晶は、上記薬液に溶解することになる。過酸化水素水の役割は、Mg-O結合を切断するのが主な役割であり、ScAlMgO結晶の溶解は、ほぼ硫酸によるものが主である。従って、硫酸に対する過酸化水素水の割合は、1割もあれば十分である。但し、1割よりも低い割合で混合すれば反応熱の発生が抑制されるので薬液として実用上使用しづらい面がある。従って過酸化水素水の割合の下限として硫酸との構成比で10%程度は存在している薬液が好ましい。また、過酸化水素水は、実用上の安全性の制約から35%の水溶液として取り扱われている。従って、硫酸と過酸化水素水との比率を1:1で構成したとしても、混合溶液は過酸化水素水に含まれる水により半分程度の濃度にうすめられてしまう。これ以上に薄められてしまうとエッチング速度が半分以下になってしまうことから実用的ではなくなる。従って、硫酸と過酸化水素水の比の値は、上記した1~10の範囲で実施するのが好ましい。
図1(c)に示すように、このような加工処理を施した後にハードマスク(2)は、ほとんど実質的なエッチングが進行せずに、ScAlMgO基板(1)に対してU字溝(4)を形成することが可能になる。
(d)最後に、パターニングされたハードマスク(3)を除去することで、U字溝がパターニングされたScAlMgO基板(5)を得ることができる(図1(d):ハードマスクの除去プロセス)。パターニングされたハードマスク(3)が二酸化珪素膜であれば、化学式HFで表される弗酸を含む水溶液を用いれば、容易に除去することが可能である。
この時に、弗酸では、ScAlMgO基板(5)の実質的なエッチングはほとんど進行しないので本工程終了後に二酸化珪素膜を除去後に清浄かつ平坦な表面を実現することが可能である。
このようにしてScAlMgO基板(1)に対して、U字溝(4)をパターニングしたScAlMgO基板(5)を実現することが可能となり、その表面部(5)は平滑で清浄に仕上げることができる。
パターニングされたハードマスク(3)を二酸化珪素膜以外で構成する場合には、その他の除去方法も考えられる。例えば、ハードマスク(3)が三窒化四珪素であれば、ドライエッチにより簡単に除去することが可能である。その際にも、ScAlMgO基板(5)は、ほとんどエッチングの影響は受けないので清浄かつ平坦な表面を実現することが可能である。
(e)図1(d)の工程後に、図1の工程(e)でIII族窒化物半導体の結晶成長を実施することになる(GaN結晶の堆積)。その工程において、パターニングされたハードマスク(3)は、一連の加工プロセスにおける保護膜的役割も果たす。例えば、図1の工程(c)における硫酸を含む薬液で洗浄する際に、U字溝表面には化学式Sで表される硫黄が強固に付着する。この硫黄は、III族窒化物半導体の結晶成長を阻害する要因にもなり、一般的には除去する対策が必要とされる。但し、本開示の構成においては主な結晶成長は、結晶面(5)における面積占有率が高い。この結晶初期成長の大部分を担う結晶面(5)は、ハードマスク(2)により覆われて清浄面が保たれている。また、U字溝にはエッチング加工に伴い、やや結晶性の低い結晶が成長されることになるが上記硫黄が結晶成長を阻害しボイドに近い状態になる。この効果により結晶面(5)上に成長する結晶が横方向に成長し結合し品質の高い結晶(7)を得ることができる。
ここで、図1の工程(e)は、一般的な気相成長、液相成長によりIII族窒化物半導体の結晶成長が実施される。
(実施の形態2)
実施の形態1にて説明した手法によれば、ウェットエッチングの等方的なエッチングの性質によりアスペクト比が、ほぼ1であるU字溝が形成される。よりアスペクト比を大きくする手段として、この実施の形態2では、ドライエッチングとウェットエッチングとを組み合わせる手法を以下に説明する。
実施の形態2として、RAMO基板として図3(a)中のScAlMgO基板(20)にパターニング溝を形成するプロセス工程を図3に示す。
(a)RAMO基板としてScAlMgO基板(20)を用意する(図3(a):ScAlMgO基板準備)。
(b)図3(a)に示すScAlMgO基板(20)に対して、図3(b)に示すように、ハードマスクとしての二酸化珪素膜(21)を堆積させる(ハードマスク形成プロセス)。
(c)続けて、図3(c)の工程で厚さ10μmを超えるレジスト(22)をパターニングし、ウェットエッチ、もしくは、ドライエッチによりハードマスク(21)にパターン加工を実施する(厚膜レジスト形成プロセス)。
(d)続けて、図3(d)及び(e)の工程でレジスト(22)が消失し、パターニングされたハードマスク(23)が残る程度でドライエッチ加工を実施し、ScAlMgO基板(20)に対してエッチング加工を実施する(ハードマスクのパターニングプロセス、ScAlMgO基板のドライエッチングプロセス)。ここで、ScAlMgO基板(20)は、深さ1μm~2μm程度のU溝(24)を形成することができる。
(e)続けて、図3(f)に示す工程で、実施の形態1で説明した硫酸、過酸化水素水を少なくとも含む混合溶液にて、より深いU溝(25)を形成する(ScAlMgO基板の深堀りウェットエッチングプロセス)。
(f)最後に、図3(g)に示す工程でパターニングされたハードマスク(23)を除去する(ハードマスク除去)。
このようなプロセスを実施することで、よりアスペクト比の高いU溝を形成することが可能になる。
図4Aは、実施の形態2として、上に記載した工程を経て形成したハニカムパターンの平面形状の加工結果を示す図である。パターニングされたハードマスク(23)を除去後の光学顕微鏡による観察結果である。パターン溝(25)のピッチが40μmであり、溝幅が5μmに設定されている。
図4Bは、図4A中のA-A’に沿った溝の形状を、段差測定器を用いて評価した結果を示す図である。ScAlMgO基板に深さ3.6μm、底幅2.3μmのアスペクト比(深さ÷底幅)が1を超えるU字溝を形成できていることがわかる。ここで、元のハードマスク(23)の開口部の広さは5μmであり、底の幅が狭くなる形状を実現できている。ウェットエッチの加工のみではこのような形状を得ることができなかった。ウェットエッチングの手法によればマスク下も等方的にエッチングが進み、開口部が広がる一方で底部も広がり、どうしても溝深さ<底幅のアスペクト比が1未満の形状しか得ることができなかった。実施の形態2では、まず、ドライエッチング加工を加えることでマスク下へのサイドエッチを抑制した状態で深さ方向のエッチング量をかせいでいる。次いで、そこからさらにウェットエッチングによりU字溝を広げていく加工を加えることで、溝深さ>底幅のアスペクト比が1以上の形状を実現することができた。このようなアスペクト比の高い溝形状を実現できれば、基板上にIII族窒化物半導体結晶を成長させた時に溝底部からの結晶成長を抑制することが可能となる。そこで、結晶成長時の応力の緩和に繋がり、ピット・転位密度の低減の観点から、より有利となる。
なお、図4B中に段差のところに跳ねが見られるが、これは、評価上の不具合により発生したものであり実際には滑らかになっている。
また、結晶成長を阻害する硫黄の添加、及び、上記アスペクト比により溝によりボイド構造を形成することができ、ScAlMgOといった異種基板上にIII族窒化物結晶成長を実施する場合に、より歪を緩和した構造を実現することが可能になる。
図5Aは、実施の形態1、及び、実施の形態2に示される加工法で形成された断面形状の模式図である。本発明により形成した加工によるとU溝底(32)とU溝上部(31)とにおいてなめらかな形状になっている。このような形状を持つ側壁にIII族V族結晶、具体的にはIII族窒化物結晶を成長させた場合には、欠陥転位の発生を抑制でき、より高品質な結晶を実現することが可能になる。曲率半径が100nmを超える曲率をもてば転位の発生を効果的に抑制することが可能になる。その機構を以下に説明する。図5Bに示すように、U溝底(33)とU溝上部(34)との曲率半径が100nm以下になると、転位が発生する起点になる。例えば、図5Cは、曲率半径が100nm以上のU溝底(32)のScAlMgOの結晶のステップの原子スケールの模式図であるが、ステップ高さが2.5nm程度であることを考慮すると40程度のステップになる。一方で、図5Dは、曲率半径が100nm以下、ここでは10nm程度とするとScAlMgOの結晶の原子ステップ数は4程度になる。
この上にGaN結晶を形成すると、U溝底(32)、(33)、U溝上部(31)、(34)に結晶内応力が集中することになる。この際に、図5Cに示されるように多くのステップに応力を分散するとステップの頂点にかかる応力は分散され、各ステップへの応力の値としては小さくなる。上記の場合では、曲率半径を10nmから100nmにすれば、ステップ数も4から40程度まで増やすくことができ応力も効果的に分散させることが可能になる。その結果、転位の発生する確率は大幅に抑制することが可能になるのである。
本実施の形態2に係る加工方法によれば、100nm以上、1μm以下程度のU溝底の曲率半径を容易に実現することが可能となる。
総じて、結晶成長を阻害する硫黄の添加、及び、上記アスペクト比の改善効果により、溝にボイド構造を形成することができ、ScAlMgO結晶といった異種基板上にIII族窒化物結晶成長を実施する場合に、より歪を緩和した構造を実現することが可能になる。
(実施の形態3)
実施の形態1、及び、実施の形態2で説明した手法によれば、ScAlMgO基板にアスペクト比で1以上でU字溝を形成することができる。このようにして製造されたScAlMgO基板上に気相結晶成長法、液相結晶成長法によりGaN結晶を成長し自立GaN基板を実現する方法を実施の形態3として以下に説明する。
図6Aの(a)及び(b)に実施の形態3を示すプロセスフロー図を示す。実施の形態1、および、実施の形態2により形成したScAlMgO基板(42)上にIII族窒化物半導体(41)を形成した構造である。
III族窒化物半導体結晶(41)の厚みが、ScAlMgO基板(42)の厚みを超えると、結晶成長後の冷却時のIII族窒化物半導体結晶とScAlMgO基板の熱収縮差により、それら結晶界面に大きな応力が加わることになる。その際にパターニングによりパターン溝とパターン溝との間のアイランド(43)のように切り離されていると、ScAlMgO基板のc面劈開性による分離がより容易になる。なお、パターン溝とパターン溝との間のアイランド(43)は、例えば、パターン溝の幅の約0.5倍以上、約20倍以下の長さであってもよい。さらに、アイランド(43)は、パターン溝の幅の約10倍以下の長さであってもよい。
なお、何も加工されていないScAlMgO基板上にIII族窒化物半導体を形成した場合には、結晶成長が完了し高温状態から降温させる際に熱収縮の差から割れてしまうことが多々見られた。このことは、ScAlMgO基板がc面劈開しやすい性質を備えていても、劈開のきっかけを与える構造がなければ剥離が困難であることを示している。特に、本実施の形態3では、実施の形態1に示されているように、U字溝底に硫黄といった不純物が存在しているがゆえに、U字溝でのIII族窒化物結晶とScAlMgO基板との密着性は強固なものではないために、より一層、剥離性を示したと考えられる。
図6Bには、本実施の形態3により得られたIII族窒化物半導体結晶がScAlMgO基板から分離された後の裏面側の断面形状を示す。上述したようにアイランドが分離してきれいに自立化している。
本開示による製造方法によれば、RAMO基板に対して、上記したようなパターン溝形状を実現できる。このパターン溝を有するRAMO基板を用いてGaN結晶を成長させると、そのRAMO基板に成長させるGaN結晶のピット密度、転位密度を低減することが可能となる。また、パターン溝を有する表面に、III族窒化物半導体結晶を成長させると、GaN結晶などのIII族窒化物結晶とRAMO基板との界面の応力を効果的に分散させることが可能となる。そこで、RAMO基板のc面劈開性を増し、容易に剥離し、III族窒化物結晶の自立化を実現できる。
なお、本開示においては、前述した様々な実施の形態及び/又は実施例のうちの任意の実施の形態及び/又は実施例を適宜組み合わせることを含むものであり、それぞれの実施の形態及び/又は実施例が有する効果を奏することができる。
1 ScAlMgO基板
2 ハードマスク
3 パターニングされたハードマスク
4 ScAlMgO基板上に形成されたパターンU溝
5 ScAlMgO基板上エピ領域
6 U溝がパターン加工されたScAlMgO基板
7 パターニングされたScAlMgO基板上に形成されたGaN結晶
8 レジストマスク
10 パターニングされたハードマスクを備えたScAlMgO基板
11 エッチング薬液
12 石英槽
13 恒温槽
20 ScAlMgO基板
21 ハードマスク
22 厚膜レジストマスク
23 パターニングされたハードマスク
24 パターンU溝
25 ScAlMgO基板上に深く形成されたパターンU溝
26 高アスペクト比のU溝がパターン加工されたScAlMgO基板
31 U溝の上端部
32 U溝の底部
41 U溝がパターン加工されたScAlMgO基板上GaN結晶
42 U溝がパターン加工されたScAlMgO基板
43 自発剥離後にGaN結晶に取り込まれたScAlMgO基板の一部
44 GaN結晶が自発剥離後のScAlMgO基板
45 自発剥離後にGaN結晶に取り込まれたScAlMgO基板の一部
46 U溝がパターン加工されたScAlMgO基板上GaN結晶
51 サファイア基板
52 レジスト
53 パターン溝
54 パターン溝を有するサファイア基板

Claims (6)

  1. 一般式RAMOで表される単結晶(前記一般式において、Rは、Sc、In、Y、およびランタノイド系元素からなる群から選択される一つまたは複数の三価の元素を表し、Aは、Fe(III)、Ga、およびAlからなる群から選択される一つまたは複数の三価の元素を表し、Mは、Mg、Mn、Fe(II)、Co、Cu、Zn、およびCdからなる群から選択される一つまたは複数の二価の元素を表す)からなるRAMO基板を準備する工程と、
    前記RAMO基板の表面を、硫酸、及び、過酸化水素水を含む薬液で化学反応させてエッチングすることで当該表面にパターン溝を形成する工程と、
    を有し、
    前記パターン溝を形成する工程において、二酸化珪素で構成されるパターンマスクを介してエッチングを行う、RAMO基板のエッチング方法。
  2. 前記エッチングにおける前記薬液の温度を、35℃~290℃にして前記パターン溝を形成する、請求項1に記載のRAMO基板のエッチング方法。
  3. 前記薬液は、(硫酸÷過酸化水素水)の値が、1~10の範囲である、請求項1又は2に記載のRAMO基板のエッチング方法。
  4. 前記パターン溝の形成後に、前記パターンマスクを弗酸を用いて除去する工程を更に有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のRAMO基板のエッチング方法。
  5. 前記パターン溝を形成する工程において、硫酸及び過酸化水素水を含む前記薬液で化学反応させてエッチングする前に、
    パターンマスクを形成する工程と、
    前記パターンマスクが残るようにドライエッチング加工を行う工程と、
    をさらに含む、請求項1からのいずれか一項に記載のRAMO基板のエッチング方法。
  6. 前記パターン溝を形成する工程において、パターンマスクを介してエッチングを行うと共に、前記パターンマスクには、パターン溝と2つのパターン溝の間のアイランドとを有し、前記アイランドは、前記パターン溝の幅の0.5倍以上、20倍以下の長さである、請求項1からのいずれか一項に記載のRAMO基板のエッチング方法。
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