JP7015687B2 - 真空包装機 - Google Patents

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Description

本発明は、チャンバ内を油回転真空ポンプにより脱気して負圧化させ、チャンバ内に収容した包装袋の開口部周縁を封止装置によって封止することにより、包装袋内を脱気した状態にて密封する真空包装機に関する。
下記の特許文献1には食材、調理物等の被包装物を収納した包装袋を真空包装する真空包装機が開示されている。この真空包装機は、ケーシングの上部にチャンバベースとチャンバカバーとにより構成されたチャンバと、チャンバ内に設けて包装袋の開口部周縁を加熱溶着によって封止する加熱封止装置と、ケーシングの下部にチャンバ内を脱気して負圧化させる油循環式の油回転真空ポンプとを備えている。この真空包装機においては、チャンバ内を油回転真空ポンプにより脱気して負圧化させ、チャンバ内に収容した包装袋の開口部周縁を加熱封止装置によって封止することにより、包装袋内は脱気された状態にて密封される。
特開2002-019723号公報
上記のような真空包装機においては、チャンバ内を油回転真空ポンプにより脱気して負圧化させたときに、ケーシング内には油回転真空ポンプの排気口から排気が放出されている。放出された排気にはミスト状の油が含まれているので、排気に含まれる油がケーシング内の他の機械部品に付着するおそれがあるとともに、さらにはケーシングの外側となる真空包装機を設置した厨房等に飛散するおそれがあった。本発明は、油回転真空ポンプの排気に含まれる油が真空包装機のケーシングの内部の他の機械部品に付着しにくくするとともに、ケーシングの外側に飛散しにくくすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ケーシングの上部に設けられて、被包装物を収納した包装袋を収容するチャンバと、チャンバ内に設けられ、包装袋の開口部周縁を封止して包装袋を密封する封止装置と、ケーシングの下部に設けられ、チャンバ内を脱気して負圧化させる油循環式の油回転真空ポンプと備え、チャンバ内を油回転真空ポンプにより脱気して負圧化させ、チャンバ内に収容した包装袋の開口部周縁を封止装置によって封止することにより、包装袋内を脱気した状態にて密封する真空包装機であって、ケーシングの下部には油回転真空ポンプの排気口から放出される排気を通過させる排気通路を有し、排気通路を通過する排気に含まれる油を内部の壁面に付着させることによって捕集するオイルキャッチダクトを設け、オイルキャッチダクトの底部には捕集した油を貯める油貯留部を設け、オイルキャッチダクトの少なくとも1つの側壁を油貯留部の上側で上下に延びるように配置し、少なくとも1つの側壁の下端部には外側に向けて斜め上方に傾斜する傾斜部を設けたことを特徴とする真空包装機を提供するものである。
上記のように構成した真空包装機においては、ケーシングの下部には油回転真空ポンプの排気口から放出される排気を通過させる排気通路を有し、排気通路を通過する排気に含まれる油を内部の壁面に付着させることによって捕集するオイルキャッチダクトを設けたので、油回転真空ポンプから放出される排気に含まれる油はオイルキャッチダクトの内部の壁面に付着するようになってケーシングの内部に放出されないようになった。また、オイルキャッチダクトの底部には捕集した油を貯める油貯留部を設けたので、オイルキャッチダクト内で捕集した油は油貯留部に溜まるようになり、オイルキャッチダクトで捕集した油が外側に漏出しにくくなった。さらに、オイルキャッチダクトの少なくとも1つの側壁を油貯留部の上側で上下に延びるように配置し、少なくとも1つの側壁の下端部には外側に向けて斜め上方に傾斜する傾斜部を設けるようにしたので、オイルキャッチダクトの少なくとも1つの側壁を流れ落ちる油を油貯留部に滴下させやすくすることができ、オイルキャッチダクトで捕集した油を油貯留部で回収しやすくできた。
上記のように構成した真空包装機においては油貯留部の下部には排油口を設け、排油口には排油栓を着脱可能に取り付けるのが好ましい。このようにしたときには、排油栓を取り外すことで排油口から油を排出することができ、メンテナンスの作業性を高くすることができた。
また、真空包装機の他の実施形態は、ケーシングの上部に設けられて、被包装物を収納した包装袋を収容するチャンバと、チャンバ内に設けられ、包装袋の開口部周縁を封止して包装袋を密封する封止装置と、ケーシングの下部に設けられ、チャンバ内を脱気して負圧化させる油循環式の油回転真空ポンプとを備え、チャンバ内を油回転真空ポンプにより脱気して負圧化させ、チャンバ内に収容した包装袋の開口部周縁を封止装置によって封止することにより、包装袋内を脱気した状態にて密封する真空包装機であって、ケーシングの下部には油回転真空ポンプの排気口から放出される排気を通過させる排気通路を有し、排気通路を通過する排気に含まれる油を内部の壁面に付着させることによって捕集するオイルキャッチダクトを設け、オイルキャッチダクトの底壁を排気口が形成された位置から斜め上方に傾斜させたことを特徴とするものである。このようにしたときには、オイルキャッチダクト内で捕集した油が底壁を流れて排気口から油回転真空ポンプに戻るようになり、オイルキャッチダクトから油の回収をする必要がなくなった。
また、真空包装機のさらに他の実施形態は、ケーシングの上部に設けられて、被包装物を収納した包装袋を収容するチャンバと、チャンバ内に設けられ、包装袋の開口部周縁を封止して包装袋を密封する封止装置と、ケーシングの下部に設けられ、チャンバ内を脱気して負圧化させる油循環式の油回転真空ポンプとを備え、チャンバ内を油回転真空ポンプにより脱気して負圧化させ、チャンバ内に収容した包装袋の開口部周縁を封止装置によって封止することにより、包装袋内を脱気した状態にて密封する真空包装機であって、ケーシングの下部には油回転真空ポンプの排気口から放出される排気を通過させる排気通路を有し、排気通路を通過する排気に含まれる油を内部の壁面に付着させることによって捕集するオイルキャッチダクトを設け、油回転真空ポンプの排気口は上方に開口して配置されたものであり、排気口には底壁に接続口を有した箱形のオイルキャッチダクトを接続し、箱形をしたオイルキャッチダクトの側壁に空気の放出口を形成したことを特徴とするものである。このようにしたときには、箱形をしたオイルキャッチダクトの底壁を接続口が低くなるように傾斜させるのが好ましい。このようにしたときには、箱形をしたオイルキャッチダクトの底壁に溜まる油が接続口から油回転真空ポンプの排気口に流入して戻るようになる。
また、上記のように構成した真空包装機においては、オイルキャッチダクトをケーシングまたは油回転真空ポンプに着脱可能に取り付けるのが好ましい。このようにしたときには、オイルキャッチダクトを取り外して内部に捕集した油を回収することができるとともに、オイルキャッチダクトの内部を容易に洗浄することができるようになった。
また、上記のように構成した真空包装機においては、オイルキャッチダクトの内部に油を捕集するフィルタを配設するのが好ましい。このようにしたときには、オイルキャッチダクトでの油の捕集効率をさらに高めることができるようになった。
本発明の真空包装機の実施形態を示す斜視図である。 真空包装機を右側部を機械部品を除いて前後方向に沿って切断した斜め後方から見た縦方向断面図である。 真空包装機の概略図である。 オイルキャッチダクトを油回転真空ポンプの後面に取り付けたときの斜め後方から見た斜視図である。 第2実施形態の真空包装機のオイルキャッチダクトを示す斜め後方から見た分解斜視図である。 第2実施形態の真空包装機で、オイルキャッチダクトの油貯留部に排油栓を取り付けた状態の前後方向に沿った縦方向断面図である。 第2実施形態の真空包装機で、オイルキャッチダクトの左右両側壁を油貯留部の上側に配置されるようにしたときの左右方向に沿った縦方向断面図である。 第3実施形態の真空包装機のオイルキャッチダクトを示す斜め後方から見た分解斜視図である。 図8の前後方向に沿った縦方向断面図である。 仕切板の幅方向の中央部を下側に突出させたときの図8に相当する分解斜視図である。 第4実施形態の真空包装機のオイルキャッチダクトを示す前後方向に沿った縦方向断面図である。 第5実施形態の真空包装機のオイルキャッチダクトを天上壁を省略して示す斜視図である。
以下、本発明の真空包装機の実施形態を添付図面を参照して説明する。図1~図3に示したように、第1実施形態の真空包装機10は、ケーシング11の上部に設けられ、食材等の被包装物を収納した包装袋を収容するチャンバ20と、チャンバ20内にて包装袋の開口部周縁を密封する加熱封止装置(封止装置)30と、ケーシング11の下部の機械室14にチャンバ20内を脱気して負圧化させる油循環式の油回転真空ポンプ40とを備えている。
図2に示したように、ケーシング11は底壁を構成するベースプレート12と、前側、後側及び左右両側壁を構成する周壁13とを備えている。ケーシング11の下部はベースプレート12の上側を油回転真空ポンプ40等を配設した機械室14とし、ケーシング11はベースプレート12の上側がチャンバ20によって塞がれている。
チャンバ20は上面が開口した浅い皿形をしたチャンバベース21と、チャンバベース21の上面開口を開閉自在に塞ぐ耐圧性のアクリル板よりなるチャンバカバー22とから構成される耐圧容器である。チャンバカバー22は、前部側が上下に移動可能となるように、後端部がケーシング11の後端部に水平軸線回りに回動可能に支持されている。チャンバカバー22の下面の周部にはシール部材としてゴム製のパッキン23が設けられており、パッキン23はチャンバカバー22をチャンバベース21に対して気密にシールしている。
図1~図3に示したように、チャンバ20の前部には加熱封止装置30が設けられている。加熱封止装置30はチャンバ20内に収容した熱溶着可能な包装袋の開口部周縁を密封するものである。なお、包装袋は内側に融点の低い材質を採用した二層構造の熱可塑性樹脂製フィルムを用いたものである。加熱封止装置30は包装袋の先端開口部周縁を狭圧して保持する下側及び上側ブロック31,32とを備えている。下側ブロック31はアルミニウム製の角パイプ部材よりなり、チャンバベース21の前部に着脱可能かつ上下に移動可能に設けられている。下側ブロック31の上面にはニクロム素材よりなる帯板状のヒータ33が設けられている。上側ブロック32は弾性変形可能なシリコン製のブロック体よりなり、下側ブロック31の上側に対向する位置にて、チャンバカバー22の下面前部に設けられている。
図2及び図3に示したように、チャンバベース21の前部には下側ブロック31を上下に昇降させる左右一対の昇降機構34が設けられている。昇降機構34はチャンバベース21の前部の底壁を貫通する左右一対の支持軸34aと、支持軸34aを上下動させる昇降シリンダ34bとを備え、昇降シリンダ34bにより左右一対の支持軸34aを上下動させることで、下側ブロック31をチャンバ20内で上下動させている。
図2及び図3に示したように、ケーシング11内の下部には油循環式の油回転真空ポンプ40が設けられており、油回転真空ポンプ40は油によりロータ、ステータ、翼板等の部品の間の気密及び無効空間の減少を図っている容積位相式真空ポンプである。具体的には、油を満たした円筒形のステータ中に電動モータにより回転するロータと、該ロータに放射状に設けられた各ロータ溝内でラジアル方向へ移動可能に組み込まれてステータの内周面に接する複数の翼板とを有し、円筒形のステータ内とロータと翼板とにより形成される各空間が油により気密にされた状態で、ロータの回転によってその容積を変化させ、空気を吸込口から吸入して排気口40aから排出するものである。排気口40aは油回転真空ポンプ40の後壁上部に形成されており、排気口40aから排出される排気には油がミスト状に含まれている。
また、図3に示したように、油回転真空ポンプ40は吸引管アセンブリ50によってチャンバ20に接続されており、吸引管アセンブリ50は耐圧性の管部材よりなる吸引管51と、吸引管51をチャンバ接続する耐圧性の吸引ホース(図示省略)とを備えている。吸引管51には真空弁52が設けられており、チャンバ20内の空気は真空弁52の開放により油回転真空ポンプ40によって吸引可能となる。吸引管51にはチャンバ20に外気を導入する外気導入管部51aが分岐しており、外気導入管部51aはさらに第1管部51a1から第2管部51a2が分岐している。第1及び第2管部51a1,51a2にはこれらを開閉する第1及び第2外気導入弁53,54が設けられている。第1及び第2外気導入弁53,54はチャンバ20内に外気を導入するものであり、第1外気導入弁53は第2外気導入弁54より弁口径が大きく形成されており、第1外気導入弁53を開放したときにはチャンバ20内に速く外気が導入され、第2外気導入弁54を開放したときには、チャンバ20内にゆっくりと外気が導入される。
吸引管51には油回転真空ポンプ40と真空弁52との間から分岐する暖機用管部51bが分岐しており、暖機用管部51bには暖機用弁55が設けられている。油回転真空ポンプ40を暖機運転させるときに、油回転真空ポンプ40には暖機用弁55の開放によって外気が導入される。吸引管51には外気導入管部51aを介して圧力検出管部51cが分岐しており、圧力検出管部51cにはチャンバ20の圧力を検出する真空計56が設けられている。チャンバ20内を油回転真空ポンプ40により脱気していないときには、真空計56により検出されるチャンバ20内の圧力は大気圧と同じ101kPa(abs)であり、このときの真空度は0%である。チャンバ20内を油回転真空ポンプ40により脱気して負圧化させ、真空計56により検出されるチャンバ内の圧力が0kPa(abs)となったときの真空度は100%である。
ケーシング11の下部の機械室14には油回転真空ポンプ40の排気口40aから放出される排気に含まれる油を回収するオイルキャッチダクト60がケーシング11のベースプレート12に着脱可能に取り付けられている。オイルキャッチダクト60は略直方体形状をした箱形をして排気口40aより後側に配置されている。オイルキャッチダクト60の内部は油回転真空ポンプ40の排気口40aから放出される排気を通過させる排気通路60aを有しており、オイルキャッチダクト60は排気通路60aを通過する排気に含まれる油をオイルキャッチダクト60の内部の壁面に付着させることによって油を捕集するものである。また、オイルキャッチダクト60の後壁の上下方向の中間部には空気の放出口60bが形成されており、油回転真空ポンプ40の排気口40aから放出された排気は内部の排気通路60aを通って放出口60bからケーシング11の下部の機械室14に放出される。
上記のように構成した真空包装機10においては、チャンバ20内にて下側ブロック31の上側に包装袋の開口部周縁を載置し、油回転真空ポンプ40によりチャンバ20内を所定の真空度となるまで減圧した後で真空弁52を閉止させ、昇降シリンダ34bにより支持軸34aを上昇させると、下側ブロック31が支持軸34aによって上側ブロック32に押圧する位置まで上昇する。このとき、下側ブロック31の上側に載置した包装袋の開口部周縁は下側及び上側ブロック31,32により狭圧されて閉止された状態で保持され、包装袋の開口部周縁はヒータ33による加熱によって熱溶着されて封止されて密封される。包装袋を密封させた後で、第1外気導入弁53及び/または第2外気導入弁54を開放させることで、チャンバ20内は吸引管51から導入される外気によって大気圧に戻され、チャンバカバー22がチャンバベース21を閉止した状態から開放した状態となる。なお、この真空包装機10においては、スープのように常温より温度の高い被包装物を収納した包装袋を真空包装する所謂ホットパックの真空包装プログラムに限らず、乾燥した被包装物や常温より低い温度の被包装物を収納した包装袋を真空包装する通常の真空包装プログラムを実行した後でも、真空弁52を閉止するとともに暖機用弁55を開放した状態で、油回転真空ポンプ40を暖機運転するように制御している。
上記のように構成した真空包装機10においては、ケーシング11の下部の機械室14には油回転真空ポンプ40の排気口40aから放出される排気を通過させる排気通路60aを有し、排気通路60aを通過する排気に含まれる油を内部の壁面に付着させることによって油を捕集するオイルキャッチダクト60を設けた。真空包装機10の真空包装プログラム包装袋を実行したときに、チャンバ20内の空気は吸引管51を通って油回転真空ポンプ40に吸引され、吸引された空気は排気口40aから油回転真空ポンプ40の外側に放出される。放出される排気には油がミスト状に含まれているが、放出される排気に含まれる油はオイルキャッチダクト60の内部の壁面に付着するようになってケーシング11の内部の機械室14及びケーシング11の外側にて真空包装機10を設置した厨房等に放出されないようになった。なお、この第1実施形態のオイルキャッチダクト60はケーシング11の底部に着脱可能に取り付けたものであるが、図4に示したように、オイルキャッチダクト60を油回転真空ポンプ40の後面に着脱可能に取り付けるようにしたものであってもよい。
上記のように構成した真空包装機10のオイルキャッチダクト60の他の実施形態について説明する。図2に示した第1実施形態のオイルキャッチダクト60は略直方体形状をした箱形をしているが、図5に示した第2実施形態の真空包装機10では、オイルキャッチダクト60は、油回転真空ポンプ40の後壁に沿って延びる前壁部61aを有し、前壁部61aの底部にて油を貯める上面が開口した浅い箱形の油貯留部61と、油貯留部61の上側を覆って内部に排気通路60aを形成させるダクトカバー62とを備えている。ダクトカバ-62は前面及び下面が開口して油貯留部61の側面及び上面を覆うようにしたものであり、ケーシング11のベースプレート13に着脱可能に取り付けられる。ダクトカバー62の後壁の上下方向の中間部には上述した空気の放出口60bが形成されており、油回転真空ポンプ40の排気口40aから放出された排気は内部の排気通路60aを通って放出口60bからケーシング11の下部の機械室14に放出される。
この第2実施形態の真空包装機10においては、オイルキャッチダクト60内で捕集した油は油貯留部61に溜まるようになり、オイルキャッチダクト60から捕集した油が漏出しにくくなった。さらに、この第2実施形態のようにオイルキャッチダクト60に油貯留部61を設けたものでは、図6に示したように、油貯留部61の下部には排油口61bを設け、排油口61bには排油栓63を着脱可能に取り付けるようにしてもよい。このようにしたときには、排油栓63を取り外すことで排油口61bから油を排出することができ、メンテナンスの作業性を高くすることができた。
この第2実施形態の真空包装機10においては、図7に示したように、ダクトカバー62の左右の両側壁を油貯留部61の上側で上下に延びるように配置し、両側壁の下端部には外側に向けて斜め上方に傾斜する傾斜部62aを設けるようにしたときには、ダクトカバー62の各側壁を流れ落ちる油を油貯留部61に滴下させやすくすることができ、オイルキャッチダクト60で捕集した油を油貯留部61で回収しやすくできた。
図8及び図9に示した第3実施形態の真空包装機10では、オイルキャッチダクト60内には内部空間を仕切ることで排気通路60aを長くする仕切板64を設けた。仕切板64はオイルキャッチダクト60の下部が前後に連通した状態でオイルキャッチダクト60の内部空間を前後に仕切るようにして、排気通路60aの長さを第1及び第2実施形態のオイルキャッチダクト60の略2倍としたものである。このように、オイルキャッチダクト60内に排気通路60aを長くする仕切板64を設けることで、排気通路60aを長くすることができ、オイルキャッチダクト60は排気通路60aを通過する排気に含まれる油の捕集効率を高くすることができた。
また、仕切板64は油貯留部61の上側で上下に延びるように配置されているので、仕切板64に付着した油は油貯留部61に流れ落ちやすくなり、オイルキャッチダクト60から油が漏出しにくくなっている。この第3実施形態のようにオイルキャッチダクト60に仕切り板64を設けたものでは、図10に示したように、仕切板64の幅方向の両側部を斜めに切り欠くことで、中央部64aを下側に突出させたときには、仕切板64を流れ落ちる油が幅方向の中央部に集まって油貯留部61に滴下するため、仕切板64から流れ落ちる油を油貯留部61で回収しやすくできた。なお、第3実施形態では仕切板64によってオイルキャッチダクト60の前後を2つに分けるようにして排気通路60aを長くするようにしたが、本発明はこれに限られるものでなく、仕切板64によってオイルキャッチダクト60の左右を2つに分けるようにして排気通路60aを長くするようにしたものであってもよい。また、複数の仕切板64を用いることで、オイルキャッチダクト60を前後及び/または左右に2つ以上に分けて排気通路60aを長くするようにしたものであってもよい。
図11に示した第4実施形態の真空包装機10では、オイルキャッチダクト60の底壁を油回転真空ポンプ40の排気口40aが形成された位置から斜め上方に傾斜させたものである。具体的には、オイルキャッチダクト60は油回転真空ポンプ40の排気口40a60から斜め上方に傾斜し、先端部の空気の放出口60bが上方に開口するように屈曲させた筒形形状をし、筒形形状をしたオイルキャッチダクト60の内部空間を排気通路60aとしたものである。この第4実施形態の真空包装機10では、オイルキャッチダクト60内で捕集した油が底壁を流れて排気口40aから油回転真空ポンプ40に戻るようになり、オイルキャッチダクト60から油の回収をする必要がなくなった。
第1~第4実施形態の真空包装機10では、油回転真空ポンプ40の排気口40aは油回転真空ポンプの後側面(一側面)に配置されていたものであるが、図12に示した第5実施形態の真空包装機10においては、油回転真空ポンプ40の排気口40aが上面にて上方に開口して配置されたものにオイルキャッチダクト60を適用したものである。第5実施形態の真空包装機10では、上方に開口した排気口40aには底壁に接続口60cを有した箱形のオイルキャッチダクト60を接続し、箱形をしたオイルキャッチダクト60の側壁に空気の放出口60bを形成したものである。また、箱形をしたオイルキャッチダクト60内には接続口60cから流入した空気ができるだけオイルキャッチダクト60の全体を通過するようにした仕切部60dが設けられており、この仕切部60dによって排気通路60aが長くなるようになっている。また、箱形をしたオイルキャッチダクト60の底壁は接続口60cが形成された位置が低くなるように傾斜させており、箱形をしたオイルキャッチダクト60内の底壁に溜まる油が接続口60cから油回転真空ポンプ40の排気口40aに流入して戻るようになる。
上記の各実施形態のオイルキャッチダクト60をケーシング11または油回転真空ポンプ40に着脱可能に取り付けるのが好ましい。このようにしたときには、オイルキャッチダクト60を取り外して内部に捕集した油を回収することができるとともに、オイルキャッチダクト60の内部を容易に洗浄することができるようになる。
また、上記の各実施形態のオイルキャッチダクト60の内部に油を捕集するフィルタを配設するのが好ましい。このようにしたときには、オイルキャッチダクト60での油の捕集効率をさらに高めることができるようになった。
10…真空包装機、11…ケーシング、20…チャンバ、30…封止装置(加熱封止装置)、40…油回転真空ポンプ、40a…排気口、60…オイルキャッチダクト、60a…排気通路、60b…放出口、61…油貯留部、61b…排油口、63…排油栓、64…仕切板、64a…中央部。

Claims (7)

  1. ケーシングの上部に設けられて、被包装物を収納した包装袋を収容するチャンバと、
    前記チャンバ内に設けられ、前記包装袋の開口部周縁を封止して前記包装袋を密封する封止装置と、
    前記ケーシングの下部に設けられ、前記チャンバ内を脱気して負圧化させる油循環式の油回転真空ポンプとを備え、
    前記チャンバ内を前記油回転真空ポンプにより脱気して負圧化させ、前記チャンバ内に収容した前記包装袋の開口部周縁を前記封止装置によって封止することにより、前記包装袋内を脱気した状態にて密封する真空包装機であって、
    前記ケーシングの下部には前記油回転真空ポンプの排気口から放出される排気を通過させる排気通路を有し、前記排気通路を通過する排気に含まれる油を内部の壁面に付着させることによって捕集するオイルキャッチダクトを設け
    前記オイルキャッチダクトの底部には捕集した油を貯める油貯留部を設け、
    前記オイルキャッチダクトの少なくとも1つの側壁を前記油貯留部の上側で上下に延びるように配置し、前記少なくとも1つの側壁の下端部には外側に向けて斜め上方に傾斜する傾斜部を設けたことを特徴とする真空包装機
  2. 請求項に記載の真空包装機において
    前記油貯留部の下部には排油口を設け、前記排油口には排油栓を着脱可能に取り付けたことを特徴とする真空包装機。
  3. ケーシングの上部に設けられて、被包装物を収納した包装袋を収容するチャンバと、
    前記チャンバ内に設けられ、前記包装袋の開口部周縁を封止して前記包装袋を密封する封止装置と、
    前記ケーシングの下部に設けられ、前記チャンバ内を脱気して負圧化させる油循環式の油回転真空ポンプとを備え、
    前記チャンバ内を前記油回転真空ポンプにより脱気して負圧化させ、前記チャンバ内に収容した前記包装袋の開口部周縁を前記封止装置によって封止することにより、前記包装袋内を脱気した状態にて密封する真空包装機であって、
    前記ケーシングの下部には前記油回転真空ポンプの排気口から放出される排気を通過させる排気通路を有し、前記排気通路を通過する排気に含まれる油を内部の壁面に付着させることによって捕集するオイルキャッチダクトを設け、
    前記オイルキャッチダクトの底壁を前記排気口が形成された位置から斜め上方に傾斜させたことを特徴とする真空包装機。
  4. ケーシングの上部に設けられて、被包装物を収納した包装袋を収容するチャンバと、
    前記チャンバ内に設けられ、前記包装袋の開口部周縁を封止して前記包装袋を密封する封止装置と、
    前記ケーシングの下部に設けられ、前記チャンバ内を脱気して負圧化させる油循環式の油回転真空ポンプとを備え、
    前記チャンバ内を前記油回転真空ポンプにより脱気して負圧化させ、前記チャンバ内に収容した前記包装袋の開口部周縁を前記封止装置によって封止することにより、前記包装袋内を脱気した状態にて密封する真空包装機であって、
    前記ケーシングの下部には前記油回転真空ポンプの排気口から放出される排気を通過させる排気通路を有し、前記排気通路を通過する排気に含まれる油を内部の壁面に付着させることによって捕集するオイルキャッチダクトを設け、
    前記油回転真空ポンプの排気口は上方に開口して配置されたものであり、
    前記排気口には底壁に接続口を有した箱形の前記オイルキャッチダクトを接続し、
    前記箱形をしたオイルキャッチダクトの側壁に空気の放出口を形成したことを特徴とする真空包装機。
  5. 請求項に記載の真空包装機において、
    前記箱形をしたオイルキャッチダクトの底壁を前記接続口が低くなるように傾斜させたことを特徴とする真空包装機。
  6. 請求項1~の何れか1項に記載の真空包装機において、
    前記オイルキャッチダクトを前記ケーシングまたは前記油回転真空ポンプに着脱可能に取り付けたことを特徴とする真空包装機。
  7. 請求項1~の何れか1項に記載の真空包装機において、
    前記オイルキャッチダクトの内部に油を捕集するフィルタを配設したことを特徴とする真空包装機。
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