JP7014516B2 - 建築板及びその印刷方法 - Google Patents

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Description

本発明は、建築板及びその印刷方法に関する。特に、建築板の表面に凹凸が形成されているもの及びその表面に印刷する方法に関する。
特許文献1には、外壁として用いられる建築板が開示されている。この建築板は、基材表面に凹凸が形成され、その表面には、インクジェット印刷装置により、柄模様が印刷されている。
特開2006-257676号公報
上記のような建築板において、表面の凸部に印刷される模様と、凸部に隣接する凹部に印刷される模様とを異ならせて意匠性を高めることがある。
しかし、建築板の生産時に基材の伸縮が起きると、凸部に印刷された模様と凹部に印刷された模様との境界と、凸部と凹部との境界とがずれて、建築板の意匠性が損なわれることがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、凸部と目地との境界と、凸部に印刷された意匠と目地に印刷された意匠との境界とのずれが目立ち難く、優れた意匠性を有する建築板及びその印刷方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明に係る一態様の建築板は、表面に凸部とこの凸部に隣接する目地とが形成された基材を備え、前記表面には、前記凸部用の模様及び色彩で構成された凸部用意匠と、前記目地用の模様及び色彩で構成された目地用意匠とが印刷されており、前記目地用意匠は、前記目地の領域全体をカバーし、前記凸部用意匠は、前記凸部の領域全体及び前記目地の領域全体をカバーし、前記目地の領域における可視光領域の透過率が前記凸部の領域における当該透過率よりも大であり、前記目地の領域には、前記目地用意匠及び前記凸部用意匠を重ね合わせた意匠が前記目地の領域全体に亘って印刷されていることを特徴とする。
また、本発明に係る一態様の建築板の製造方法は、表面に凸部とこの凸部に隣接する目地とが形成された基材を備えた建築板の印刷方法であって、前記基材の表面に、前記凸部用の模様及び色彩で構成された凸部用意匠と、前記目地用の模様及び色彩で構成された目地用意匠とを印刷する工程を備え、前記目地用意匠は、前記目地の領域全体をカバーし、前記凸部用意匠は、前記凸部の領域全体及び前記目地の領域全体をカバーし、前記目地の領域における可視光領域の透過率が前記凸部の領域における当該透過率よりも大であり、前記目地の領域には、前記目地用意匠及び前記凸部用意匠を重ね合わせた意匠が前記目地の領域全体に亘って印刷されることを特徴とする。
本発明に係る建築板及びその印刷方法にあっては、凸部と目地との境界と、凸部に印刷された意匠と目地に印刷された意匠との境界とのずれが目立ち難く、意匠性が向上する。
図1は、本発明に係る一実施形態の建築板の正面図である。 図2は、同上の建築板の目地部分における断面図である。 図3は、同上の建築板における第1領域の範囲と第2領域の範囲とを示した拡大正面図である。 図4は、同上の建築板の印刷に用いられる印刷データを示した図である。 図5は、同上の印刷データの生成に用いられる第1のレイヤーと第2のレイヤーとを示した図である。 図6は、変形例の第1のレイヤーの拡大図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づいて説明する。
(実施形態)
図1に示す本実施形態の建築板1は、外壁材であり、詳しくは窯業系サイディング材である。本実施形態の建築板1は、長手方向を横方向と平行にした状態で設置される横張り用の外壁材である。
建築板1は、基材2の表面20に印刷を施すことで形成される。ここで、基材2の表面20とは、建築板1を施工した状態において、基材2の屋外側を向く面である。
本実施形態の基材2は、セメントを主成分とする窯業系材料から形成される。基材2は、横方向に延びた矩形板状に形成されている。
基材2の表面20には、複数の凸部21が形成されている。本実施形態の基材2の表面20には、基材2の長手方向(長さ方向)及び短手方向(幅方向)に並んだ複数の凸部21が形成されている。
また、基材2の表面20には、基材2の長手方向に隣り合う凸部21の間に位置し、基材2の短手方向に延びた目地(縦目地)22が、複数形成されている。
さらに本実施形態の基材2の表面20には、基材2の短手方向に隣り合う凸部21の間に形成され、基材2の長手方向に延びた目地(横目地)23が複数形成されている。すなわち、本実施形態では、基材2の表面20に、基材2の短手方向に延びた縦目地22と、基材2の長手方向に延びた横目地23とが形成されている。
本実施形態の各凸部21は、基材2の長手方向に延びた矩形状であり、基材2の厚み方向と直交する表面210を有している。
本実施形態の各凸部21は、凸部21の幅方向と直交する断面の形状が、台形状である。また、本実施形態の各凸部21は、凸部21の長さ方向と直交する断面の形状が、台形状である。
各目地(縦目地)22は、基材2の短手方向に延びた直線状の溝である。各目地22は、いわゆる箱目地であって、図2に示すように、基材2の厚み方向と直交する底面220と、底面220の幅方向の両端からそれぞれ上方に向かって延びた両側の側面221,222とを有している。
各目地22の両側の側面221,222の各々は、凸部21の長手方向の側面によって構成されている。各側面221,222は、底面220に近づくほど目地22の幅方向の内側に位置するように基材2の厚み方向に対して傾斜しており、これにより、目地22の幅は底面220に近づくほど小さくなっている。凸部21の表面210と目地22との境界26は、凸部21の表面210における目地22側の端辺213によって構成されている。
図1に示す各目地(横目地)23は、基材2の長手方向に延びた直線状の溝である。各目地23も、目地22と同様の箱目地であって、基材2の厚み方向と直交する底面230と、底面220の幅方向の両端からそれぞれ上方に向かって延びた両側の側面231,232とを有している。
図3に示すように、各目地23の両側の側面231,232の各々は、凸部21の幅方向の側面によってそれぞれ構成されている。各側面231,232は、底面230に近づくほど目地23の幅方向の内側に位置するように基材2の厚み方向に対して傾斜しており、これにより、目地23の幅は底面230に近づくほど小さくなっている。凸部21の表面210と目地23との境界27は、凸部21の表面210における目地23側の端辺216によって構成されている。
基材2の表面20には、凸部21用の模様及び色彩で構成された凸部用意匠3と、目地22,23用の模様及び色彩で構成された目地用意匠4とが印刷されている。本実施形態では、インクジェット方式により、基材2の表面20に印刷が施されている。
基材2の表面20は、図3に示すように、各凸部21に対応する第1印刷領域24と、各目地22,23に対応する第2印刷領域25とを有している。なお、図3においては、便宜上、第1印刷領域24に密度の大きなドットを付し、第2印刷領域25に密度の小さなドットを付している。
本実施形態の第1印刷領域24は、凸部21の表面210である。本実施形態の第2印刷領域25は、目地22の底面220並びに両側面221,222、及び目地23の底面230並びに両側面231,232であり、第1印刷領域24に隣接している。
凸部用意匠3は、凸部21の領域である第1印刷領域24と、目地22の領域である第2印刷領域25とをカバーし、第1印刷領域24と第2印刷領域25とに印刷される。すなわち、本実施形態の凸部用意匠3は、基材2の表面の全体に印刷される。対して、目地用意匠4は、第1印刷領域24と第2印刷領域25とのうちの第2印刷領域25のみをカバーし、第2印刷領域25にのみ印刷される。
本実施形態の基材2の表面20の印刷は、例えばインクジェットプリンターにより、図4に示す印刷データ50を用いて行われる。なお、図4では、便宜上、目地22,23のうち、目地(縦目地)22に対応する部分のみを図示しているが、目地(横目地)23に対応する部分も有している。
印刷データ50は、図5に示すように、凸部用意匠3のデータである第1のレイヤー51と、目地用意匠4のデータである第2のレイヤー52とを重ね合わせることによって生成される。
本実施形態の第1のレイヤー51(凸部用意匠3)は、木目調の連続した一つの意匠である。
第1のレイヤー51は、第1印刷領域24(各凸部21)と重複する第1部分511と、第2印刷領域25と重複する第2部分512とを含んでいる。なお、図5では、便宜上、第1のレイヤー51における目地22,23に対応する部分のうち、目地(縦目地)22に対応する部分のみを図示しているが、第1のレイヤー51は目地(横目地)23に対応する部分も有している。
第2部分512は、第1部分511と同じ模様で且つ第1部分511よりも透過率が大きい。ここで、「透過率」とは、可視光領域の透過率を意味する。
第2部分512の透過率を、第1部分511の透過率よりも大きくするには、例えば、第2部分512の色を第1部分511の色よりも薄くしたり、第2部分512のドットを第1部分511のドットよりも小さくしたり、第2部分512のドットの密度を第1部分511のドットの密度よりも小さくしたりすることで行われる。
具体的に本実施形態の第2部分512の透過率は、30%以上70%以下の範囲内に設定されており、第2部分512の全体に亘って略一定である。本実施形態の第2部分512は、第1部分511と同じパターンで第1部分511に連続し、且つ第1部分511よりも色が薄い木目調の意匠である。
第2のレイヤー52(目地用意匠4)は、第2印刷領域25と重複する。第2のレイヤー52は、第1のレイヤー51(凸部用意匠3)とは異なるパターンの模様であって、第1部分511とは非連続の模様である。本実施形態の第2のレイヤー51の模様は、目地材を模した模様である。なお、図5では、便宜上、目地(縦目地)22に対応する部分のみを図示しているが、第2のレイヤー51は、目地(横目地)23に対応する部分も有している。
第1のレイヤー51(凸部用意匠3)の第2部分512と、第2のレイヤー52(目地用意匠4)とを重ね合わせることで、図4に示す印刷データ50において第2印刷領域25に対応する部分が生成される。すなわち、第2印刷領域25には、第1のレイヤー51の第2部分512と、第2のレイヤー52とを重ね合わせた意匠が印刷される。具体的に第2印刷領域25には、透過した木目調の模様と、目地材を模した模様とが混在した模様が、全体に亘って印刷される。
ところで、基材2が生産時において設定寸法に比して伸縮すると、凸部21に印刷された意匠と目地22,23に印刷された意匠との境界53と、凸部21の表面210と目地22,23との境界26,27とがずれる可能性がある。
ここで、本実施形態では、目地22,23の領域である第2印刷領域25に、目地用意匠4と、第1印刷領域24に印刷された凸部用意匠3よりも透過率が大きい凸部用意匠3とを重ねた意匠が印刷される。このため、目地22,23に印刷された意匠は、建築板1を見る人に対して、凸部21に印刷された意匠に連続したような印象を与える。従って、目地22,23に印刷された意匠と、凸部21に印刷された意匠との境界53が目立ち難くなる。
(変形例)
次に変形例について説明する。なお、以下の変形例の説明では、前記実施形態と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図6は、本変形例における第1のレイヤー51を示した図である。
本変形例の第2部分512は、目地22,23の幅方向(第2部分512の幅方向)に隣接した一対の透過率変化区間(グラデーション)410により構成されている。なお、図6では、便宜上一対の透過率変化区間410の間に、両者の境界を示す仮想線を図示しているが、この仮想線は実際には印刷されない。
各透過率変化区間410は、目地22,23の幅方向において隣接する凸部21側(第1部分511側)の端から離れるにつれて透過率が徐々に大きくなるように変化している。各透過率変化区間410において透過率が最も大きい領域は、例えば透過率が30%以上70%以下の範囲内に設定される。
本変形例の建築板1にあっては、上記のように第2部分512が透過率変化区間410を有するため、第2印刷領域25に印刷された意匠は、目地22,23の幅方向において隣接する凸部21側(第1部分511側)の端から離れるにつれて、目地用意匠4が徐々に現れるような外観となる。
なお、一対の透過率変化区間410の間には、目地22,23の幅方向において透過率が変化しない透過率固定区間が存在してもよい。この透過率固定区間の透過率は、例えば透過率変化空間において最も大きい透過率よりも大きい値となる。
(補足)
なお、前述した実施形態及び変形例の建築板1及びその印刷方法は、以下に示すように適宜変更可能である。
例えば、凸部用意匠3は、木目調の模様に限らず、例えばブロック調の模様であってもよい。また、目地用意匠4も、目地材を模した模様以外の模様であってもよい。すなわち、凸部用意匠3と目地用意匠4との各々の模様は、凸部用意匠3と目地用意匠4とが異なる模様であればよい。
また、目地22,23の領域に印刷される凸部用意匠3の透過率は、凸部21の領域に印刷される凸部用意匠3の透過率よりも大きければよく、30%未満であってもよいし、70%を超えてもよい。
また、目地22,23は、断面V字状の目地であってもよい。
また、建築板1は縦方向に延びて縦張り用外壁材として用いられる外壁材であってもよい。
また、建築板1は、例えば、金属サイディングであってもよく、材質は特に限定されない。また、建築板1は、外壁材に限られず、内壁材や仕切り板であってもよい。
(効果)
前記実施形態及び変形例の建築板1にあっては、以下に示す特徴を有している。建築板1は、表面20に凸部21とこの凸部21に隣接する目地22,23とが形成された基材2を備えている。表面20には、凸部21用の模様及び色彩で構成された凸部用意匠3と、目地22,23用の模様及び色彩で構成された目地用意匠4とが印刷されている。目地用意匠4は、目地22,23の領域をカバーしている。凸部用意匠3は、凸部21の領域及び目地22,23の領域をカバーし、目地22,23の領域における可視光領域の透過率が凸部21の領域における当該透過率よりも大である。以下、この特徴を有する建築板1を第1の態様の建築板1という。
第1の態様の建築板1にあっては、目地22,23の領域に、目地用意匠4と、凸部21の領域よりも透過率が大きい凸部用意匠3が印刷される。このため、目地22,23を見る人に対して、凸部用意匠3の印象を与え、目地22,23に印刷された意匠と、凸部21に印刷された意匠との境界53が目立ち難くなる。従って、凸部21と目地22,23との境界26,27と、凸部21に印刷された意匠と目地22,23に印刷された意匠との境界53とのずれが目立ち難くなり、意匠性が向上する。また、目地22,23の領域には、凸部用意匠3とは異なる目地用意匠4が印刷されるので、建築板1を見る人に対して、凸部21が与える印象と、目地22,23が与える印象とを違わせることができる。
また、前記実施形態及び変形例の建築板1にあっては、第1の態様の建築板1において以下に示す付加的な特徴を有している。目地22,23の両側に凸部21が形成されている。凸部用意匠3は、各凸部21の領域及び目地22,23の領域をカバーしている。以下、この建築板1を第2の態様の建築板1という。
第2の態様の建築板1にあっては、凸部21と目地22,23との境界26,27と、凸部21に印刷された意匠と目地22,23に印刷された意匠との境界53とのずれが、目地22,23の両側において目立ち難くなり、意匠性が向上する。また、変形例の建築板1は、第1又は第2の態様の建築板1において以下に示す付加的な特徴を有している。目地22,23の領域に印刷された凸部用意匠3は、目地22,23の幅方向において、凸部21側の端から離れるにつれて前記透過率が大きくなる透過率変化区間410を有している。以下、この建築板1を第3の態様の建築板1という。
第3の態様の建築板1にあっては、目地22,23の外観が、目地22,23の幅方向において隣接する凸部21側の端から離れるにつれて、目地用意匠4が明瞭に現れるような外観となる。
また、実施形態及び変形例の建築板1は、第1~第3の態様の建築板1において以下に示す付加的な特徴を有している。目地22,23の領域に印刷された凸部用意匠3は、前記透過率が30%以上70%以下の領域を含む。以下、この建築板1を第4の態様の建築板1という。
第4の態様の建築板1にあっては、印刷ずれを一層目立ち難くすることができる。
また、実施形態及び変形例の建築板1は、第1~第4の態様の建築板1において以下に示す付加的な特徴を有している。目地22は、基材2の短手方向に延びている。以下、この建築板1を第5の態様の建築板1という。
第5の態様の建築板1にあっては、基材2の長手方向の寸法が変化したときにおける印刷ずれを目立ち難くすることができる。
また、実施形態及び変形例の建築板1の印刷方法は、以下に示す特徴を有している。建築板1は、表面20に凸部21とこの凸部21に隣接する目地22,23とが形成された基材2を備えている。建築板1の印刷方法は、基材2の表面20に、凸部21用の模様及び色彩で構成された凸部用意匠3と、目地22,23用の模様及び色彩で構成された目地用意匠4とを印刷する工程を備える。目地用意匠4は、目地22,23の領域をカバーする。凸部用意匠3は、凸部21の領域及び目地22,23の領域をカバーする。目地22,23の領域における可視光領域の透過率が、凸部21の領域における当該透過率よりも大である。以下、この特徴を有する建築板1の印刷方法を第1の態様の建築板1の印刷方法という。
第1の態様の建築板1の印刷方法にあっては、目地22,23に、目地用意匠4と、透過率が凸部21の領域よりも大きな凸部用意匠3とが、印刷される。このため、凸部21と目地22,23との境界26,27と、凸部21に印刷された意匠と目地22,23に印刷された意匠との境界53とのずれが目立ち難くなり、意匠性が向上する。
1 建築板
2 基材
20 表面
21 凸部
22 目地(縦目地)
23 目地(横目地)
3 凸部用意匠
4 目地用意匠
410 透過率変化区間

Claims (6)

  1. 表面に凸部とこの凸部に隣接する目地とが形成された基材を備え、
    前記表面には、前記凸部用の模様及び色彩で構成された凸部用意匠と、前記目地用の模様及び色彩で構成された目地用意匠とが印刷されており、
    前記目地用意匠は、前記目地の領域全体をカバーし、
    前記凸部用意匠は、前記凸部の領域全体及び前記目地の領域全体をカバーし、前記目地の領域における可視光領域の透過率が前記凸部の領域における当該透過率よりも大であり、
    前記目地の領域には、前記目地用意匠及び前記凸部用意匠を重ね合わせた意匠が前記目地の領域全体に亘って印刷されていることを特徴とする建築板。
  2. 請求項1に記載の建築板において、
    前記目地の両側に前記凸部が形成されており、
    前記凸部用意匠は、前記各凸部の領域全体及び前記目地の領域全体をカバーしていることを特徴とする建築板。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の建築板において、
    前記目地の領域に印刷された前記凸部用意匠は、
    前記目地の幅方向において、前記凸部側の端から離れるにつれて前記透過率が大きくなる透過率変化区間を有していることを特徴とする建築板。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の建築板において、
    前記目地の領域に印刷された前記凸部用意匠は、前記透過率が30%以上70%以下の領域を含むことを特徴とする建築板。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の建築板において、
    前記目地は、前記基材の短手方向に延びていることを特徴とする建築板。
  6. 表面に凸部とこの凸部に隣接する目地とが形成された基材を備えた建築板の印刷方法であって、
    前記基材の表面に、前記凸部用の模様及び色彩で構成された凸部用意匠と、前記目地用の模様及び色彩で構成された目地用意匠とを印刷する工程を備え、
    前記目地用意匠は、前記目地の領域全体をカバーし、
    前記凸部用意匠は、前記凸部の領域全体及び前記目地の領域全体をカバーし、前記目地の領域における可視光領域の透過率が前記凸部の領域における当該透過率よりも大であり、
    前記目地の領域には、前記目地用意匠及び前記凸部用意匠を重ね合わせた意匠が前記目地の領域全体に亘って印刷されることを特徴とする建築板の印刷方法。
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