JP7013795B2 - 電磁弁 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁弁に関する。
従来、自動車等の車両の自動変速機に繋がる油圧回路の油圧制御を電磁弁によって行うものが知られている。例えば、特許文献1には、コイルの励磁によりシャフトを軸方向に移動させるソレノイド部と、ソレノイド部の軸方向一方側に位置し、シャフトの移動とともに軸方向に移動可能なスプール弁を有するバルブボディと、を有した電磁弁が開示される。
特許文献1に記載の電磁弁は、バルブボディの軸方向他方側に設けられた螺合部に、ソレノイド部のヨークから突出するコアステータの円筒ボス部が螺合して、ソレノイド部がバルブボディに取り付けられる。ヨークは、筒状であり、軸方向一方側に底部を有し、軸方向他方側が開口する。ソレノイド部は、円筒ボス部がバルブボディ側へ向いた状態で、コアステータがヨークの軸方向他方側の開口からヨーク内に挿入されて、円筒ボス部がヨークの底部に設けられた孔部から突出してバルブボディの螺合部に螺合される。
バルブボディに螺合されたコアステータの径方向内側には、プランジャシャフト及びプランジャが挿入される。また、コネクタ付きの電磁コイルはコアステータの径方向外側に嵌め合わされ、コアステータの軸方向他方側にはリングコアが嵌め合わせる。さらに、プレートエンドは、ヨークの軸方向他方側端部の内側に、嵌め合わせて加締められて固定される。
特開2007-120713号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電磁弁は、ソレノイド部を組み立てながらソレノイド部をバルブボディに固定するので、電磁弁の組立作業が煩雑となる。また、コアステータの円筒ボス部をバルブボディの螺合部に螺合する際には、爪を有した専用工具をヨークの軸方向他方側の開口から挿入して、コアステータのフランジ部に設けられた回し穴に爪を差し込んで操作する必要があり、螺合作業の作業性に課題があった。
本発明の目的は、専用工具を用いることなく、簡単な操作でソレノイド部をバルブボディに固定可能な電磁弁を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、コイルの励磁により軸部を軸方向に移動させるソレノイド部と、前記ソレノイド部の軸方向一方側に位置し、前記軸部の移動とともに軸方向に移動可能なスプール弁を有するバルブボディと、を有し、前記ソレノイド部は、軸方向他方側に位置し、軸方向一方側に延びる第1円筒部を有するヨークと、前記ヨークに対して軸方向一方側に位置し、軸方向他方側に延びる第2円筒部を有するコアと、前記第1円筒部及び前記第2円筒部内を軸方向に移動する前記軸部と、前記第1円筒部及び前記第2円筒部の径方向外側に配置されたボビンと、前記ボビンに巻かれた前記コイルと、前記コアの軸方向一方側に位置し、前記ソレノイド部を前記バルブボディに固定するソレノイド固定部と、前記軸部、前記ヨーク、前記コア、前記ボビン、前記コイル及び前記ソレノイド固定部を収容し、軸方向他方側に開口部を有し、軸方向一方側に底部を有する有底筒状のハウジングと、を有し、前記ハウジングは、前記底部に前記ソレノイド固定部の一部を軸方向一方側へ突出させる孔部を有し、前記ソレノイド固定部は、前記孔部を貫通する固定本体部と、前記ハウジング内に位置して前記固定本体部の軸方向他方側から径方向外側へ突出し、前記底部に対して軸方向に重なる位置に配置されるフランジ部と、前記固定本体部及び前記フランジ部を軸方向に貫通して前記軸部を通す貫通孔部と、前記孔部から軸方向一方側へ突出する前記固定本体部の軸方向一方側の外周面に設けられた雄ねじ部と、前記孔部から軸方向一方側へ突出する前記固定本体部の軸方向他方側の外周面に設けられ、外部から加えられる回転力を受けることにより、前記ソレノイド固定部を、前記軸部を中心として周方向に回転させる回転力受部と、を有し、前記バルブボディは、軸方向に延びて前記スプール弁が挿入されたスプール孔部を有し、前記スプール孔部の軸方向他方側の内周面には、前記ソレノイド固定部の前記雄ねじ部が螺合可能な雌ねじ部が設けられ、前記ソレノイド部は、前記雄ねじ部が前記雌ねじ部にねじ込まれることにより、前記バルブボディに固定され、前記回転力受部は、前記固定本体部の前記外周面の周方向に連続して設けられる複数の面部を有し、複数の前記面部は、軸方向視において径方向に対向して互いに平行に延びる一対の面部を含み、前記バルブボディは、軸方向他方側から軸方向一方側に向かって見たときに、前記回転力受部が位置する領域を含むとともに軸方向に対して直交する方向に所定幅を有して延びる切欠き部を有し、前記切欠き部は、前記回転力受部を径方向外側から見たときに、前記回転力受部の径方向外側に隙間を有するとともに前記回転力受部の全体が露出する大きさを有する電磁弁である。
本願の例示的な第1発明によれば、専用工具を用いることなく、簡単な操作でソレノイド部をバルブボディに固定可能な電磁弁を提供することができる。
第1実施形態に係る電磁弁の断面図である。 第1実施形態に係るバルブボディの断面図である。 同図aは図1のIb-Ib矢視に相当する電磁弁の断面図であり、同図bは第1実施形態の他の変形例に係る回転力受部の断面図である。 第1実施形態に係るバルブボディの軸方向一方側の側面図である。 同図aは図1のIa-Ia矢視に相当するハウジングの断面図であり、同図bは図1のA矢視に相当するハウジングの部分拡大断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る電磁弁について説明する。本実施形態では、自動車等の車両に搭載される自動変速機の制御を行う電磁弁について説明する。また、以下の図面においては、各構成をわかり易くするために、実際の構造と各構造における縮尺及び数等を異ならせる場合がある。
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、図1に示す中心軸Jの軸方向と平行な方向とする。X軸方向は、図1に示す電磁弁の短手方向と平行な方向、すなわち、図1の上下方向とする。Y軸方向は、X軸方向とZ軸方向との両方と直交する方向とする。
また、以下の説明においては、Z軸方向の正の側(+Z側)を「リア側」と記し、Z軸方向の負の側(-Z側)を「フロント側」と記す。なお、リア側及びフロント側とは、単に説明のために用いられる名称であって、実際の位置関係や方向を限定しない。また、特に断りのない限り、中心軸Jに平行な方向(Z軸方向)を単に「軸方向」と記し、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と記し、中心軸Jを中心とする周方向、すなわち、中心軸Jの軸周り(θ方向)を単に「周方向」と記す。
なお、本明細書において、軸方向に延びる、とは、厳密に軸方向(Z軸方向)に延びる場合に加えて、軸方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。また、本明細書において、径方向に延びる、とは、厳密に径方向、すなわち、軸方向(Z軸方向)に対して垂直な方向に延びる場合に加えて、径方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
[第1実施形態]
<全体構成>
図1は、第1実施形態に係る電磁弁の断面図である。本実施形態の電磁弁1は、図1に示すように、ソレノイド部10と、バルブボディ50と、を有する。ソレノイド部10とバルブボディ50は、軸方向に沿って配置される。ソレノイド部10は、コイル29の励磁により軸部11を軸方向に移動させる。バルブボディ50は、ソレノイド部10の軸方向一方側(フロント側)に位置し、軸部11の移動とともに軸方向に移動可能なスプール弁52を有する。なお、バルブボディ50のX軸方向マイナス側には、図示しない下側バルブボディが接続される。下側バルブボディは、例えば、複数のシフト弁、アキュムレータ、入出力ポートを有する。下側バルブボディは、図示しない油圧ポンプから供給される圧油を調圧してバルブボディ50に送る。バルブボディ50は調圧された圧油をスプール弁52を介して自動変速機に送油する。以下、構成部材毎に詳細に説明する。
<ソレノイド部10>
ソレノイド部10は、図1に示すように、ヨーク21と、コア17と、軸部11と、ボビン25と、コイル29と、ソレノイド固定部40と、ハウジング30と、を有する。
(ハウジング30)
ハウジング30は、図1に示すように、磁性金属材料製であり、軸部11、ヨーク21、コア17、ボビン25、コイル29及びソレノイド固定部40を収容し、軸方向他方側(リア側)に開口部30aを有し、軸方向一方側(フロント側)に底部30bを有する有底筒状である。ハウジング30は、本実施形態では、円筒状である。ハウジング30の軸方向他方側(リア側)の開口部30aの周縁には、加締め部32が設けられる。本実施形態では、加締め部32は、ハウジング30のリア側の開口部30aの周縁に沿って設けられる。加締め部32の詳細については、後述する。
ハウジング30は、底部30bにソレノイド固定部40の一部を軸方向一方側(フロント側)へ突出させる孔部30cを有する。本実施形態では、孔部30cは、軸方向視において円形状であり、ソレノイド固定部40の固定本体部41を突出させる。ソレノイド固定部40の詳細は、後述する。
ハウジング30のリア側のX軸方向プラス側端部には、ターミナル切欠き部35が設けられる。ターミナル切欠き部35は、ハウジング30の径方向外側に位置してコイル29に電気的に接続されたターミナル26とボビン25とを繋ぐターミナル支持部26aを通す。本実施形態では、ターミナル切欠き部35は、ハウジング30の周方向に延びてターミナル支持部26aの周方向の幅よりも大きい。ターミナル26とボビン25は一体成型される。ターミナル26は、リア側端部から径方向内側へ延びるターミナル支持部26aを介してボビン25と繋がる。ターミナル支持部26aは、加締め部32よりもフロント側に位置する。つまり、ソレノイド部10は、ハウジング30の径方向外側に位置してコイル29に電気的に接続されるターミナル26を有する。
図5aは、図1のIa-Ia矢視に相当するハウジング30の断面図である。ハウジング30の底部30bの軸方向一方側の面30dには、図1及び図5aに示すように、径方向に延びる溝部30eが設けられる。本実施形態では、溝部30eは、断面が四角形状であり、中心軸Jに対して径方向に延びる。溝部30eは1本に限るものではなく、複数本でもよい。溝部30eが複数本の場合には、複数本の溝部30eは、中心軸Jに対して径方向に且つ放射状に延びる。
図5bは図1のA矢視に相当するハウジング30の部分拡大断面図である。ハウジング30の軸方向一方側(フロント側)の内面には、図5bに示すように、径方向内側へ突出する段部30gが環状に設けられる。コア17の軸方向一方側(フロント側)の周縁部17aが段部30gに接触する。本実施形態では、段部30gは、図1及び図5bに示すように、底部30bのリア側の面30hにスペーサ36を介してソレノイド固定部40のフランジ部43が接触した状態で、フランジ部43のリア側の面43aよりもリア側に僅かにずれた位置にある。このため、コア17の軸方向一方側の周縁部17aが段部30gに接触すると、コア17のフロント側の端面17bとフランジ部43のリア側の面43aとの間に隙間37が設けられる。よって、ソレノイド固定部40の回転がコア17によって抑制される虞はない。
(軸部11)
軸部11は、図1に示すように、プランジャ11aとシャフト部11bとを有する。プランジャ11aは、シャフト部11bの軸方向他方側(リア側)に位置し、コア17に対して軸方向に移動する。シャフト部11bは、プランジャ11aのフロント側に装着される。
本実施形態では、シャフト部11bは、非磁性の金属材料製であり、プランジャ11aのフロント側に設けられた装着穴11a1内に挿入されて、プランジャ11aのフロント側から突出して延びる。シャフト部11bは、コア17内の貫通孔17cに挿入されたすべり軸受け19を介して支持される。コア17及びヨーク21の詳細については後述する。
プランジャ11aは、シャフト部11bに固定されて、コア17に対して軸方向に移動する。本実施形態では、プランジャ11aは、磁性材料製であり、シャフト部11bのリア側に固定される。プランジャ11aは、円柱状であり、フロント側に開口してリア側へ軸方向に延びる装着穴11a1を有する。装着穴11a1内にシャフト部11bが嵌め合わされて装着される。このため、プランジャ11aとシャフト部11bとは一体化されて、プランジャ11aの軸方向の移動とともにシャフト部11bが軸方向に移動する。
プランジャ11aは、軸方向に貫通する空気抜き孔11cを有する。本実施形態では、空気抜き孔11cは、フロント側がプランジャ11aのフロント側端面11dに開口し、リア側がプランジャ11aのリア側端面11eに開口する。
(ヨーク21)
ヨーク21は、軸方向他方側(リア側)に位置し、軸方向一方側(フロント側)に延びる第1円筒部23を有する。本実施形態では、ヨーク21は、リア側に位置して円形状の円板部22と、円板部22のフロント側の面の中央部からフロント側へ延びる第1円筒部23と、を有する。円板部22の外径は、ハウジング30の内径よりも小さい。第1円筒部23の軸方向長さは、プランジャ11aの軸方向長さの半分よりもやや長い大きさを有する。第1円筒部23の内径は、プランジャ11aの外径よりも大きい。このため、第1円筒部23は、プランジャ11aを支持するすべり軸受として機能するとともに、プランジャ11aの軸方向への移動を可能にする。
(コア17)
コア17は、ヨーク21に対して軸方向一方側(フロント側)に位置し、軸方向他方側(リア側)に延びる第2円筒部17dを有する。本実施形態では、コア17は、磁性材料製であり、ハウジング30のフロント側に配置されてハウジング30内に固定される。コア17は、ハウジング30の内面30fに接触する円板状の大径部17eと、大径部17eのリア側の側面からリア側へ延びて大径部17eよりも小径の第2円筒部17dと、を有する。大径部17eと第2円筒部17dは同軸上に位置する。第2円筒部17dの径方向外側の側面17d1は、ボビン25の内面25aに嵌合して固定される。第2円筒部17dのリア側の端部は、フロント側と比較して肉厚が薄い薄肉部17d2を有する。薄肉部17d2は、コイル29の通電時に、薄肉部17d2からプランジャ11a側に延びる磁力線を集中させて、プランジャ11aをフロント側へ引っ張る力を増大する。
第2円筒部17dの内径は、プランジャ11aの外径よりも大きく、且つ第1円筒部23の内径よりも大きい。このため、第2円筒部17dは、軸方向に移動するプランジャ11aの移動を案内する。したがって、プランジャ11aに固定されたシャフト部11bが中心軸Jに対して振れる虞が生じる。そこで、大径部17eには、軸方向に貫通する貫通孔17c内にすべり軸受19が設けられ、すべり軸受19にシャフト部11bが通される。このため、シャフト部11bの振れの増大を抑制することができる。
すべり軸受19は、樹脂材料製であり、円筒状の筒部19aと、筒部19aのリア側から径方向外側へ突出するフランジ部19bと、を有する。すべり軸受19は、筒部19aが貫通孔17cに挿入されるとともに、フランジ部19bが大径部17eのリア側の面に接触した状態で、貫通孔17cに装着される。
なお、コア17の薄肉部17d2の径方向外側端面と、ヨーク21の第1円筒部23のフロント側端部との間には、円筒状のカラー38が装着される。カラー38は、コア17とヨーク21とを隙間を設けて配置する。
(ボビン25)
ボビン25は、第1円筒部23及び第2円筒部17dの径方向外側に配置される。本実施形態では、ボビン25は、樹脂製であり、第1円筒部23及び第2円筒部17dの径方向外側の側面23a、17d1を覆う。ボビン25は、円筒部25bと、円筒部25bの軸方向両側に設けられて径方向外側へ突出するフランジ部25cと、を有する。円筒部25bにコイル29が巻かれる。リア側のフランジ部25cのうちX軸方向プラス側のフランジ部25c(ターミナル支持部26a)は、ヨーク21の円板部22に対向して接触して径方向外側へ延びて、ハウジング30のターミナル切欠き部35を通ってターミナル26に繋がる。フロント側のフランジ部25cは、コア17の大径部17eのリア側の面に対向して接触する。コイル29が巻かれたボビン25は、ターミナル26とともに樹脂によって一体成型される。
ターミナル26は、ターミナル支持部26aと、ハウジング30の径方向外側に位置し、ターミナル支持部26aの径方向外側端部に繋がってフロント側へ延びるターミナル本体部26bを有する。ターミナル本体部26bは、フロント側端部が開口してリア側へ窪むターミナル孔部26b1を有する。ターミナル孔部26b1内には、コイル29に電気的に接続される端子26cが設けられる。
(コイル29)
コイル29は、ボビン25に巻かれる。本実施形態では、コイル29は、ボビン25の円筒部25bの径方向外側の外周面に沿って周方向に巻かれる。コイル29の両端部はターミナル26に設けられた端子26cに電気的に接続される。ボビン25に巻かれたコイル29は、ターミナル26とともに樹脂により一体成型される。
(ソレノイド固定部40)
ソレノイド固定部40は、図1に示すように、コア17の軸方向一方側(フロント側)に位置し、ソレノイド部10をバルブボディ50に固定する。ソレノイド固定部40は、孔部30cを貫通する固定本体部41と、ハウジング30内に位置して固定本体部41の軸方向他方側(リア側)から径方向外側へ突出し、底部30bに対して軸方向に重なる位置に配置されるフランジ部43と、固定本体部41及びフランジ部43を軸方向に貫通して軸部11を通す貫通孔部44と、孔部30cから軸方向一方側へ突出する固定本体部41の軸方向一方側の外周面41aに設けられた雄ねじ部45と、孔部30cから軸方向一方側へ突出する固定本体部41の軸方向他方側の外周面41bに設けられ、外部から加えられる回転力を受けることにより、ソレノイド固定部40を、軸部11を中心として周方向に回転させる回転力受部47と、を有する。
(固定本体部41)
固定本体部41は、金属材料製であってフランジ部43とともに一体物である。固定本体部41は、円柱状である。このため、固定本体部41は、軸方向視において円形状である。固定本体部41の外径は、孔部30cの内径よりも小さい。固定本体部41は孔部30cを貫通してフロント側へ突出する。
(フランジ部43)
フランジ部43は、円環状であり、フランジ部43の外径はハウジング30の内径よりも小さい。フランジ部43のフロント側の面43aは、ハウジング30の底部30bのリア側の面30hに対向する。本実施形態では、フランジ部43と底部30bとの間に、円環状のスペーサ36が設けられる。スペーサ36は、樹脂材料製であり、中央部には軸方向に貫通する貫通孔36aが設けられる。この貫通孔36aに固定本体部41が貫通する。フランジ部43は、スペーサ36を介して底部30bのリア側の面30hに接触する。
(貫通孔部44)
貫通孔部44は、軸部11のシャフト部11bを通す。貫通孔部44の内径は、シャフト部11bの外径よりも大きい。このため、シャフト部11bは貫通孔部44内を移動自在である。
(回転力受部47)
図3aは図1のIb-Ib矢視に相当する電磁弁1の断面図である。回転力受部47は、図3aに示すように、固定本体部41の外周面41bの周方向に連続して設けられる複数の面部48a、48b、48c、48d、48e、48fを有する。複数の面部48a~48fには、軸方向視において径方向に対向して互いに平行に延びる一対の面部(48a、48d)、(48b、48e)、(48c、48f)を含む。本実施形態では、固定本体部41の外周面41bに6つの面部48a~48fが設けられる。6つの面部48a~48fは、軸方向視において正6角形状に配置される。このため、6つの面部48a~48fのいずれかの面部(例えば48a)は、中心軸Jを中央にして対向する面部(例えば、48d)に対して互いに平行に延びる。したがって、互いに平行に延びる一対の面部(48a、48d)、(48b、48e)、(48c、48f)に、例えば、汎用工具のスパナの挟持面部を挿入してスパナを回動させることで、回転力受部47を介して固定本体部41を回転させることができる。
なお、回転力受部47は、6つの面部48a~48fを有した正6角形状に限るものではなく、4個以上の面部を有したものであればよい。この場合、回転力受部47は、互いに平行に延びる一対の面部を少なくとも有する。
<バルブボディ50>
バルブボディ50は、図1に示すように、内部にオイルの流路となる複数の油路が設けられる。バルブボディ50は、軸方向に延びてスプール弁52が挿入されたスプール孔部51を有する。スプール孔部51は、バルブボディ50を軸方向に貫通する。スプール孔部51には、複数の油路が繋がる。本実施形態では、スプール孔部51には4つの油路55が繋がる。
バルブボディ50は、スプール孔部51内に挿入されるスプール弁52と、スプール孔部51の軸方向他方側端に開口する開口部に連通して軸方向他方側へ延びてバルブボディ50の軸方向他方側の端面に開口する連通孔部53と、を有する。
(スプール弁52)
図2は、第1実施形態に係るバルブボディ50の断面図である。スプール弁52は、図2に示すように、円柱状であり、スプール孔部51の内径と略同等の外径を有する大径部52aと、大径部52aよりも小さい外径を有する小径部52bとを有する。スプール弁52の材料には、例えば、オイルと透磁率の異なるアルミニウム等の金属が用いられる。
スプール孔部51の軸方向一方側(フロント側)の端部には、スプール孔部51のフロント側の開口を塞ぐ閉塞部材57が挿入される。閉塞部材57とスプール弁52のフロント側端部との間には、圧縮ばね60が配置される。このため、スプール弁52は、圧縮ばね60によってリア側へ附勢される。
(連通孔部53)
図4は、第1実施形態に係るバルブボディ50の軸方向一方側の側面図である。連通孔部53は、図2及び図4に示すように、スプール孔部51に対して軸方向に同軸上に延びる。連通孔部53の内径φrは、スプール孔部51の内径φsよりも大きい。連通孔部53の軸方向他方側の開口部53aは、バルブボディ50に設けられた切欠き部70に開口する。
スプール孔部51の軸方向他方側の内周面には、図1及び図2に示すように、ソレノイド固定部40の雄ねじ部45が螺合する雌ねじ部51aが設けられる。ソレノイド部10の雄ねじ部45は雌ねじ部51aに螺合する。よって、ソレノイド部10は、雄ねじ部45が雌ねじ部51aにねじ込まれることにより、バルブボディ50に固定される。
バルブボディ50は、図3aに示すように、軸方向他方側(リア側)から軸方向一方側(フロント側)に向かって見たときに、回転力受部47が位置する領域を含むとともに軸方向に対して直交する方向に所定幅を有して延びる切欠き部70を有する。また、切欠き部70は、回転力受部47を径方向外側から見たときに、回転力受部47の径方向外側に隙間72を有するとともに回転力受部47の全体が露出する大きさを有する。
本実施形態では、切欠き部70は、図3a及び図4に示すように、バルブボディ50のリア側の端面50aの一部を切り欠いて、リア側及びX軸方向プラス側の端部が開口する。切欠き部70は、軸方向視において四角形状であり、回転力受部47が切欠き部70内のY軸方向中央部で且つX軸方向マイナス側に位置する。回転力受部47のX軸方向両側及びX軸方向マイナス側には隙間72が設けられる。X軸方向両側の隙間72は、スパナ等の工具が挿入でき且つ工具の操作が可能な大きさを有する。切欠き部70の軸方向深さhは、図1及び図2に示すように、回転力受部47が収容可能な大きさを有する。
図1及び図4に示すように、バルブボディ50の軸方向他方側の端面50aには、ソレノイド部10がバルブボディ50に固定された状態で、溝部30eに挿入される凸部50bが設けられる。本実施形態では、凸部50bは、バルブボディ50のリア側の端面50aのうち切欠き部70よりもX軸方向マイナス側に位置するとともに、中心軸Jに対して径方向に延びる。なお、凸部50bは、二点鎖線で示すように、中心軸Jに対して周方向にずれた位置でもよい。
<電磁弁1の組み立て方法>
図1に示すように、先ず、ソレノイド部10を組み立てる。ソレノイド部10は、ハウジング30の開口部30aから、スペーサ36をハウジング30内に挿入して底部30bのリア側の面30hに対向配置する。スペーサ36の挿入後、固定本体部41を開口部30a側に向けてソレノイド固定部40をハウジング30内に挿入し、ソレノイド固定部40のフランジ部43をスペーサ36に対向配置する。ソレノイド固定部40の挿入後、コア17の第2円筒部17dがリア側に向いた状態でコア17を開口部30aからハウジング30内に挿入し、コア17のフロント側の周縁部17a(図5b参照)を段部30gに接触させる。
コア17の挿入後には、コア17の貫通孔17cにすべり軸受19を挿入する。また、プランジャ11aに装着されたシャフト部11bをすべり軸受19及びソレノイド固定部40の貫通孔部44に挿入する。また、カラー38を開口部30aから挿入して第2円筒部17dのリア側の端部に嵌め合わせる。さらに、コイル29、ボビン25及びターミナル26が一体成型された組み立て体を開口部30aから挿入して、第2円筒部17dの外側の側面17d1に嵌め合わせる。また、第1円筒部23を開口部30a側に向けてヨーク21をハウジング30内に挿入し、第1円筒部23の外周面を組み立て体の内周面に嵌め合わせるとともに、第1円筒部23内にプランジャ11aを挿入する。ヨーク21の挿入後には、ハウジング30のリア側に設けられた加締め部32を、径方向内側に倒してヨーク21の他方側の端部に接触させて、ソレノイド部10の組み立てが終了する。
なお、ハウジング30に段部30gが無い場合には、加締め部32によってヨーク21を固定する際に、加締め部32の径方向内側への倒れを小さくして、ヨーク21を仮止めの状態にする。このため、コア17がソレノイド固定部40に接触して、コア17の回転が抑制される虞を防止することができる。ソレノイド部10がバルブボディ50に固定されると、加締め部32によってヨーク21を強固に固定する。
ソレノイド部10の組み立てが終了すると、ソレノイド部10をバルブボディ50に取り付ける。ソレノイド部10のバルブボディ50への取り付けは、先ず、ソレノイド固定部40の雄ねじ部45のフロント側端部をバルブボディ50の雌ねじ部51aに挿入し、スパナ等の汎用工具を用いて回転力受部47を回転させる。回転力受部47の回転に伴って雄ねじ部45が雌ねじ部51aに螺合して、ソレノイド固定部40がフロント側へ移動してハウジング30の底部30bのフロント側の面30dがバルブボディ50のリア側の端面50aに接触する。ここで、さらに回転力受部47の回転させると、ソレノイド固定部40のフランジ部43がスペーサ36を介して底部30bのリア側の面30hに圧接されるとともに、底部30bのフロント側の面30dがバルブボディ50のリア側の端面50aに圧接する。よって、ソレノイド部10をバルブボディ50に強固に固定することができる。
ここで、底部30bのフロント側の面30dがバルブボディ50のリア側の端面50aに圧接される前に、ハウジング30を周方向に回転させて、底部30bに設けられた溝部30eにバルブボディ50の凸部50bを嵌め合わせる。このため、回転力受部47の回転時にハウジング30の回転を防止して、バルブボディ50に対するターミナル26を所定位置に位置決めすることができる。
<電磁弁1の作用・効果>
次に、電磁弁1の作用・効果について説明する。図1に示すように、電磁弁1のソレノイド部10のコイル29が励磁されると、プランジャ11aがコア17側に吸引される。このため、プランジャ11aを固定するシャフト部11bがプランジャ11aとともにフロント側に移動する。なお、シャフト部11bの移動時には、圧縮ばね60の付勢に抗して移動する。したがって、シャフト部11bに当接するスプール弁52がフロント側へ移動する。一方、ソレノイド部10のコイル29が非励磁状態になると、プランジャ11aは、コア17からの吸引力が無くなる。このため、圧縮ばね60のフロント側へ向く付勢力によって、スプール弁52はフロント側へ移動する。また、スプール弁52の移動に伴ってソレノイド部10のシャフト部11b及びプランジャ11aもフロント側へ移動する。
(1)ここで、本実施形態に係る電磁弁1のソレノイド固定部40には、図1に示すように、孔部30cから軸方向一方側(フロント側)へ突出する固定本体部41の軸方向他方側(リア側)の外周面41bに、外部から加えられる回転力を受けることにより、ソレノイド固定部40を、軸部11を中心として周方向に回転させる回転力受部47が設けられる。このため、ソレノイド部10をバルブボディ50に固定する際に、回転力受部47に対して外部から回転力を加えることで、軸部11を中心としてソレノイド固定部40を周方向に回転させることができる。このため、ソレノイド固定部40に設けられた雄ねじ部45がバルブボディ50側に設けられた雌ねじ部51aにねじ込まれることにより、ソレノイド部10をバルブボディ50に固定することができる。よって、簡単な操作でソレノイド部10をバルブボディ50に固定可能な電磁弁1を提供することができる。
(2)また、スプール孔部51の軸方向他方側端に開口する開口部に連通する連通孔部53の内周面に雌ねじ部51aが設けられる。このため、雄ねじ部45の外径をスプール孔部51の内径に合わせる必要がなくなり、雄ねじ部45の外径に合わせた雌ねじ部51aを有する連通孔部53の設計の自由度を増大することができる。
(3)また、回転力受部47は、固定本体部41の外周面41bの周方向に連続して設けられる複数の面部48a~48fを有し、複数の面部48a~48fには、軸方向視において径方向に対向して互いに平行に延びる一対の面部を含む。このため、互いに平行に延びる一対の面部に汎用工具(例えば、スパナ)を当てて、汎用工具を介して回転力受部47に回転力を与えることができる。このため、回転力受部47を介してソレノイド固定部40を容易に回転させることができる。
(4)また、バルブボディ50は、図3aに示すように、軸方向他方側から軸方向一方側に向かって見たときに、回転力受部47が位置する領域を含むとともに軸方向に対して直交する方向に所定幅を有して延びる切欠き部70を有し、切欠き部70は、回転力受部47を径方向外側から見たときに、回転力受部47の径方向外側に隙間72を有するとともに回転力受部47の全体が露出する大きさを有する。このため、回転力受部47に回転力を与えるため、工具や駆動装置を、切欠き部70を介して回転力受部47に当てて、容易に操作することができる。
(5)また、図1に示すように、孔部30cは、軸方向視において円形状であり、固定本体部41は、軸方向視において円形状であり、ハウジング30は、円筒状であり、固定本体部41の外径は、孔部30cの内径よりも小さく、フランジ部43は、円環状であってフランジ部43の外径がハウジング30の内径よりも小さい。このため、固定本体部41を回転させる際に、フランジ部43がハウジング30の内面に接触したり、固定本体部41が孔部30cに接触したりする虞を抑制することができる。よって、ソレノイド固定部40の回転を容易にすることができる。
(6)また、ソレノイド部10は、ハウジング30の底部30bの軸方向一方側の面30dがバルブボディ50の軸方向他方側の端面50aに接触した状態で、バルブボディ50に固定される。このため、ソレノイド部10はバルブボディ50に対して接触面積が増大した状態で固定されるので、ソレノイド部10をバルブボディ50に対して強固に固定することができる。
(7)また、ハウジング30の底部30bの軸方向一方側の面30dに、径方向に延びる溝部30eが設けられ、バルブボディ50の軸方向他方側の端面50aに、ソレノイド部10がバルブボディ50に固定された状態で、溝部30eに挿入される凸部50bが設けられる。このため、ソレノイド固定部40の回転時に、ハウジング30もソレノイド固定部40に連れられて回転する虞があるが、径方向に延びる溝部30eに凸部50bが挿入されることで、溝部30e及び凸部50bによってソレノイド固定部40の回転を防止することができる。
(8)また、ソレノイド部10は、ハウジング30の径方向外側に位置してコイルに電気的に接続されるターミナル26を有し、ターミナル26は、ソレノイド部10がバルブボディ50に固定されて、溝部30eに凸部50bが挿入されることで、バルブボディ50に対して所定位置に位置する。このため、ソレノイド部10がバルブボディ50に固定されて、溝部30eに凸部50bが挿入されると、ターミナル26をバルブボディ50に対して所定位置に位置決めすることができる。
(9)また、ハウジング30の軸方向他方側の開口部30aの周縁に、加締め部32が設けられ、加締め部32は、径方向内側に倒されてヨーク21の他方側の端部に接触している。このため、ヨーク21がハウジング30の開口部30aから軸方向他方側へ移動する虞を防止することができる。また、ハウジング30内に収容された、軸部11、ヨーク21、コア17、ボビン25、コイル29及びソレノイド固定部40を、ハウジング30内に収容された状態に維持することができる。
(10)また、図5bに示すように、ハウジング30の軸方向一方側の内面30fに、径方向内側へ突出する段部30gが環状に設けられ、コア17の軸方向一方側の周縁部17aが段部30gに接触する。このため、コア17のハウジング30に対する軸方向一方側の位置決めを容易にすることができる。また、コア17がソレノイド固定部40に接触する虞を抑制することができる。
[第1実施形態の変形例]
(回転力受部47の構造を変えた変形例)
図3aに示した第1実施形態に係る電磁弁1の回転力受部47は、固定本体部41の外周面41bの周方向に連続して設けられる複数の面部48a~48fを有して構成される。しかしながら、この構造に限定されるものではなく、例えば、図3bに示すように、回転力受部47は、固定本体部41の外周面の周方向に連続して設けられて径方向外側へ突出する複数の歯部62aからなるギア部62を有してもよい(変形例1)。
図3bは、第1実施形態の他の変形例に係る回転力受部47の断面図である。回転力受部47は、ギア部62である。本実施形態では、ギア部62は平歯車である。なお、平歯車に回転力を与える手段としては、例えば、ウォームギアを回転させる駆動装置がある。
この変形例では、回転力受部47は、固定本体部41の外周面41bの周方向に連続して設けられて径方向外側へ突出する複数の歯部62aからなるギア部62を有する。このため、ギア部62に、駆動装置、例えば、回転駆動可能なウォームギアを有した装置のウォームギアを当てて、駆動装置を介して回転力受部47に回転力を与えることができる。このため、回転力受部47を介してソレノイド固定部40を容易に回転させることができる。
(切欠き部の形状を変えた変形例)
切り欠き部73は、図3aの二点鎖線が示すように、軸方向視において、回転力受部47のX軸方向マイナス側が円弧状に延び、回転力受部47のY軸方向両側がX軸方向プラス側に進むにしたがって拡開する方向に延びてもよい(第2変形例)。この変形例によれば、回転力受部47よりもX軸方プラス側の領域がY軸方向に広がるので、回転力受部47を回転させる工具(例えば、スパナ)の回転角度を増大することができる。
また、切り欠き部74は、回転力受部47よりもY軸方向マイナス側が開口するようにバルブボディ50のリア側の端面50aを切り欠いてもよい(第3変形例)。この変形例によれば、回転力受部47よりもY軸方マイナス側の領域が拡大するので、回転力受部47に対する周方向の露出範囲がより拡大する。このため、工具によって回転力受部47を回転させる操作をより容易にすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。これらの実施形態及びその変形は、発明の範囲及び要旨に含まれると同時に、特許請求の範囲に記載された発名とその均等の範囲に含まれる。
1 電磁弁
10 ソレノイド部
11 軸部
17 コア
17a 周縁部
17d 第2円筒部
21 ヨーク
23 第1円筒部
25 ボビン
26 ターミナル
29 コイル
30 ハウジング
30a 開口部
30b 底部
30c 孔部
30d 面
30e 溝部
30g 段部
32 加締め部
40 ソレノイド固定部
41 固定本体部
41a、41b 外周面
43 フランジ部
44 貫通孔部
45 雄ねじ部
47 回転力受部
48a、48b、48c、48d、48e、48f 面部
50 バルブボディ
50a 端面
50b 凸部
51 スプール孔部
51a 雌ねじ部
52 スプール弁
53 連通孔部ル
62 ギア部
62a 歯部
70、73、74 切欠き部
72 隙間

Claims (9)

  1. コイルの励磁により軸部を軸方向に移動させるソレノイド部と、
    前記ソレノイド部の軸方向一方側に位置し、前記軸部の移動とともに軸方向に移動可能なスプール弁を有するバルブボディと、
    を有し、
    前記ソレノイド部は、
    軸方向他方側に位置し、軸方向一方側に延びる第1円筒部を有するヨークと、
    前記ヨークに対して軸方向一方側に位置し、軸方向他方側に延びる第2円筒部を有するコアと、
    前記第1円筒部及び前記第2円筒部内を軸方向に移動する前記軸部と、
    前記第1円筒部及び前記第2円筒部の径方向外側に配置されたボビンと、
    前記ボビンに巻かれた前記コイルと、
    前記コアの軸方向一方側に位置し、前記ソレノイド部を前記バルブボディに固定するソレノイド固定部と、
    前記軸部、前記ヨーク、前記コア、前記ボビン、前記コイル及び前記ソレノイド固定部を収容し、軸方向他方側に開口部を有し、軸方向一方側に底部を有する有底筒状のハウジングと、
    を有し、
    前記ハウジングは、前記底部に前記ソレノイド固定部の一部を軸方向一方側へ突出させる孔部を有し、
    前記ソレノイド固定部は、
    前記孔部を貫通する固定本体部と、
    前記ハウジング内に位置して前記固定本体部の軸方向他方側から径方向外側へ突出し、前記底部に対して軸方向に重なる位置に配置されるフランジ部と、
    前記固定本体部及び前記フランジ部を軸方向に貫通して前記軸部を通す貫通孔部と、
    前記孔部から軸方向一方側へ突出する前記固定本体部の軸方向一方側の外周面に設けられた雄ねじ部と、
    前記孔部から軸方向一方側へ突出する前記固定本体部の軸方向他方側の外周面に設けられ、外部から加えられる回転力を受けることにより、前記ソレノイド固定部を、前記軸部を中心として周方向に回転させる回転力受部と、
    を有し、
    前記バルブボディは、軸方向に延びて前記スプール弁が挿入されたスプール孔部を有し、
    前記スプール孔部の軸方向他方側の内周面には、前記ソレノイド固定部の前記雄ねじ部が螺合可能な雌ねじ部が設けられ、
    前記ソレノイド部は、前記雄ねじ部が前記雌ねじ部にねじ込まれることにより、前記バルブボディに固定され
    前記回転力受部は、前記固定本体部の前記外周面の周方向に連続して設けられる複数の面部を有し、
    複数の前記面部は、軸方向視において径方向に対向して互いに平行に延びる一対の面部を含み、
    前記バルブボディは、軸方向他方側から軸方向一方側に向かって見たときに、前記回転力受部が位置する領域を含むとともに軸方向に対して直交する方向に所定幅を有して延びる切欠き部を有し、
    前記切欠き部は、前記回転力受部を径方向外側から見たときに、前記回転力受部の径方向外側に隙間を有するとともに前記回転力受部の全体が露出する大きさを有する
    電磁弁。
  2. 前記バルブボディは、
    前記スプール孔部内に挿入される前記スプール弁と、
    前記スプール孔部の軸方向他方側端に開口する開口部に連通して軸方向他方側へ延びて前記バルブボディの軸方向他方側の端面に開口する連通孔部と、
    を有し、
    前記連通孔部の内周面には、前記雌ねじ部が設けられる
    請求項1に記載の電磁弁。
  3. 前記回転力受部は、前記固定本体部の前記外周面の周方向に連続して設けられて径方向外側へ突出する複数の歯部からなるギア部を有する
    請求項1又は2に記載の電磁弁。
  4. 前記底部の前記孔部は、軸方向視において円形状であり、
    前記ソレノイド固定部の前記固定本体部は、軸方向視において円形状であり、
    前記ハウジングは、円筒状であり、
    前記固定本体部の外径は、前記孔部の内径よりも小さく、
    前記フランジ部は、円環状であって前記フランジ部の外径が前記ハウジングの内径よりも小さい
    請求項1からのいずれか1項に記載の電磁弁。
  5. 前記ソレノイド部は、前記ハウジングの前記底部の軸方向一方側の面が前記バルブボディの軸方向他方側の端面に接触した状態で、前記バルブボディに固定される
    請求項1からのいずれか1項に記載の電磁弁。
  6. 前記ハウジングの前記底部の軸方向一方側の面には、径方向に延びる溝部が設けられ、
    前記バルブボディの軸方向他方側の前記端面には、前記ソレノイド部が前記バルブボディに固定された状態で、前記溝部に挿入される凸部が設けられる
    請求項に記載の電磁弁。
  7. 前記ソレノイド部は、前記ハウジングの径方向外側に位置して前記コイルに電気的に接続されるターミナルを有し、
    前記ターミナルは、前記ソレノイド部が前記バルブボディに固定されて、前記溝部に前記凸部が挿入されることで、前記バルブボディに対して所定位置に位置する
    請求項に記載の電磁弁。
  8. 前記ハウジングの軸方向他方側の前記開口部の周縁には、加締め部が設けられ、
    前記加締め部は、径方向内側に倒されて前記ヨークの他方側の端部に接触している
    請求項1からのいずれか1項に記載の電磁弁。
  9. 前記ハウジングの軸方向一方側の内面には、径方向内側へ突出する段部が環状に設けられ、
    前記コアの軸方向一方側の周縁部が前記段部に接触する
    請求項に記載の電磁弁。
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