JP7013646B2 - 医療器具用容器 - Google Patents
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Description
そのため、医療器具用の容器においては、容器を落下した場合に、容器に収容された医療器具が容器の外に飛び出さないように、容器は開封されにくいことが求められる。一方、容器に収容された医療器具を容器から取り出す場合に、容器を開封しやすいことが求められる。
一対の先端側傾斜部42は、それぞれ、先端部41に接続され、先端部41よりも一段低い位置に向けて傾斜して延びる。一対の先端側傾斜部42は、互いに平行に延びる。
一対の先端側延在部43は、それぞれ、先端側傾斜部42の先端部41とは反対側に接続される。一対の先端側延在部43は、それぞれ、先端部41よりも一段低い位置において、後部側に直線状に延びる。一対の先端側延在部43は、互いに平行に延びる。
一対の交差部44は、それぞれ、先端側延在部43の先端側傾斜部42とは反対側に接続される。一対の交差部44は、それぞれ、平面視において先端側の部分において互いが交差して形成され、交差する部分の後部側において、先端側から後端側に向かうにしたがって離間して直線状に延びる。
一対の後端部46は、それぞれ、把持部45の後端側の端部から直線状に延び、最も後端において、互いが接続されている。
また、容器本体10は、先端側収容凹部11、延在部収容凹部12、把持部収容凹部13、後部収容凹部14及び上段周縁板部15の上方においてこれら複数の凹部を囲むように配置された上段周縁板部15と、この周縁本体板部152の内周縁から下方に延びる内周壁部16と、を有する。
容器本体側突出片151は、容器本体10における長手方向LDの先端部に配置される。容器本体側突出片151は、平面視U字状に形成され、U字の開いた部分が周縁本体板部152の先端に接続され、U字の閉じた部分が周縁本体板部152から先端側に突出するように形成される。容器本体側突出片151は、周縁本体板部152の幅方向WDの中央から先端側に突出すると共に、周縁本体板部152よりも幅方向WDの範囲が狭い範囲に配置される。
一対の係止端部153は、図3に示すように、平面視で円弧状に窪む容器本体側曲線部分153bを介して、容器本体側突出片151の側部に接続されている。
先端側収容凹部11は、上段周縁板部15の容器本体側突出片151のU字の開いた部分において下方に窪んで形成される。延在部収容凹部12、把持部収容凹部13及び後部収容凹部14は、内周壁部16の下方側に形成される。
延在部収容凹部12の底面、把持部収容凹部13の底面及び後部収容凹部14の底面は、先端側収容凹部11の底面よりも一段低い位置に配置され、下段面130を構成する。
延在部収容凹部12には、ピンセット4の一対の先端側延在部43が配置される。
把持部収容凹部13には、ピンセット4の一対の把持部45が配置される。
図3に示すように、蓋体20の蓋体側突出片241は、蓋体20が閉位置に位置する場合に、容器本体10の容器本体側突出片151よりも、先端部側の外方に、突出長さL1突出して配置される。本実施形態では、突出長さL1は、例えば、4mmに設定される。なお、後述する評価例において、突出長さL1の範囲についての検証を行った。突出長さL1の範囲についての評価結果は後述する。
ここで、蓋体側突出片241が突出する突出長さL1及び蓋体20の蓋体側係止片242と容器本体10の周縁本体板部152との重なり長さL2について実験結果に基づいて評価を行った。
蓋体側突出片241が突出する突出長さL1は、例えば、3.0mm以上であることが好ましく、3.3mm~5.0mmであることがより好ましい。なお、本実施形態においては、突出長さL1を、例えば4.0mmに設定している。
評価例1では、ピンセット4を収容した医療器具用容器1について、先端の突出長さL1を、-1mm、0mm、1.3mm、2.3mm、3.3mm、4.5mmに変化させて、高さ40cm(基準の2倍の高さ)より、連続して10回落下させて、開封した回数を確認することで、検証を行った。
実験結果は、表1の通りである。
よって、蓋体側突出片241の突出長さL1を、3.0mm以上に設定することが好ましいという検証結果が得られた。
また、突出長さL1が5mmを超えると、医療器具用容器1を梱包する場合に、梱包しにくくなる傾向があるため、蓋体側突出片241の突出長さL1は、5mm以下であることが好ましい。
以上の内容から、蓋体側突出片241が突出する突出長さL1が、例えば、3.0mm以上であることが好ましく、3.3mm~5.0mmであることがより好ましいという評価結果が得られた。
また、蓋体20の蓋体側係止片242と容器本体10の蓋部側周縁板部224との重なり長さL2は大きいほど、開封しにくくなる。一方、蓋体20の蓋体側係止片242と容器本体10の蓋部側周縁板部224との重なり長さL2は小さいほど、開封しやすくなる。
開封しやすさの点からいうと、蓋体20の蓋体側係止片242と容器本体10の蓋部側周縁板部224との重なり長さL2は、例えば、8.0mm以下であることが好ましい。なお、本実施形態においては、重なり長さL2を、例えば、7.0mmに設定している。
以上の内容から、重なり長さL2が、例えば、8mm以下であることが好ましいという評価結果が得られた。
また、蓋体側係止片242を、容器本体10の裏面側に配置した状態で、容器本体10の一対の係止端部153に引っ掛けるようにして、容器本体10に係止させている。そのため、蓋体20の蓋体側係止片242が一対の係止端部153に、より引っ掛かる側に移動するため、医療器具用容器1が先端側から落下した場合に、ピンセット4が収容された医療器具用容器1は、より強固に係合されて、落下しても、開封されにくい。
また、医療器具用容器1からピンセット4を取り出す際には、蓋体20の蓋体側係止片242を容器本体10から取り外すだけで、容易に、医療器具用容器1を開封できる。
例えば、本実施形態では、医療器具をピンセットで構成したが、これに限られず、例えば、鉗子やハサミなどであってもよい。
4 ピンセット(医療器具)
10 容器本体
20 蓋体
30 ヒンジ部
101 開口
151 容器本体側突出片
153 係止端部(容器本体側係止端部)
241 蓋体側突出片
242 蓋体側係止片
LD 長手方向
Claims (4)
- 医療器具が収容され、長手方向に延びると共に、開口が設けられた容器本体と、
前記容器本体の前記開口を開閉可能な蓋体と、
前記容器本体と前記蓋体とを長手方向の一端部において接続するヒンジ部と、を備える医療器具用容器であって、
前記容器本体は、前記医療器具が収容される医療器具収容凹部と、前記容器本体における長手方向の他端部に形成された容器本体側突出片と、前記容器本体側突出片よりも前記容器本体における長手方向の一端部側に位置する容器本体側係止端部と、を有し、
前記医療器具収容凹部は、前記医療器具の先端が収容される先端側収容凹部であって、前記容器本体における長手方向の他端部側において前記容器本体側突出片における長手方向に直交する幅方向の内側に形成され該医療器具収容凹部における長手方向の中央側の部分よりも幅方向の長さが小さい先端側収容凹部を有し、
前記蓋体は、前記蓋体における長手方向の他端部に形成された蓋体側突出片と、前記蓋体側突出片から前記蓋体における長手方向の一端部側に延びる蓋体側係止片と、を有し、
前記蓋体側係止片は、前記容器本体における前記蓋体側突出片が配置される面とは反対側の面側に配置されて、前記容器本体側係止端部に引っ掛けられて係止され、
前記蓋体側突出片は、前記容器本体側突出片よりも他端部側の外方に突出して配置される医療器具用容器。 - 前記蓋体側突出片が前記容器本体側突出片よりも他端部側の外方に突出する長さは、3.0mm以上である請求項1に記載の医療器具用容器。
- 前記蓋体側係止片が前記容器本体側係止端部に引っ掛けられて係止される場合において、前記蓋体側係止片と前記容器本体との重なり長さは、8.0mm以下である請求項1又は2に記載の医療器具用容器。
- 前記医療器具は、ピンセットである請求項1から3のいずれかに記載の医療器具用容器。
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