JP7013634B1 - 切削工具 - Google Patents

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Abstract

切削工具は、ボディと、ブレードと、位置調整ねじとを有している。ボディは、軸線を取り囲んでいる。ブレードは、刃先部と、シャンク部とを有する。位置調整ねじは、シャンク部に接する。ボディには、第1孔と、第2孔とが設けられている。位置調整ねじは、シャンク部に接する頭部と、頭部に連なりかつボディと接合する接合部とを含んでいる。頭部は、シャンク部に接する先端面と、接合部に連なる接続面と、先端面および接続面の各々に連なる外周面とを有している。軸線に対して垂直な方向に見て、外周面の一部は第2孔に露出しており、かつ外周面の残部はボディによって覆われている。

Description

本開示は、切削工具に関する。本出願は、2020年10月29日に出願した日本特許出願である特願2020-181229号に基づく優先権を主張する。当該日本特許出願に記載された全ての記載内容は、参照によって本明細書に援用される。
特開2016-068254号公報(特許文献1)には、切削インサートカートリッジと、工具本体とを有する切屑除去機械加工具が記載されている。切削インサートカートリッジは、工具本体の外周面に設けられた溝に配置されている。
特開2016-068254号公報
本開示に係る切削工具は、軸線の回りを回転する切削工具であって、ボディと、ブレードと、位置調整ねじとを備えている。ボディは、軸線を取り囲んでいる。ブレードは、刃先部と、刃先部を保持するシャンク部とを有する。位置調整ねじは、シャンク部に接する。ボディには、シャンク部および位置調整ねじの各々が配置されかつ軸線と平行な方向に沿って延びる第1孔と、第1孔に連なりかつ軸線に交差する方向に沿って延びる第2孔とが設けられている。位置調整ねじは、シャンク部に接する頭部と、頭部に連なりかつボディと接合する接合部とを含んでいる。頭部は、シャンク部に接する先端面と、接合部に連なる接続面と、先端面および接続面の各々に連なる外周面とを有している。軸線に対して垂直な方向に見て、外周面の一部は第2孔に露出しており、かつ外周面の残部はボディによって覆われている。
本開示に係る切削工具は、軸線の回りを回転する切削工具であって、ボディと、ブレードと、位置調整ねじとを備えている。ボディは、軸線を取り囲んでいる。ブレードは、刃先部と、刃先部を保持するシャンク部とを有する。位置調整ねじは、シャンク部に接する。ボディには、シャンク部および位置調整ねじの各々が配置されかつ軸線と平行な方向に沿って延びる第1孔と、第1孔に連なりかつ軸線に交差する方向に沿って延びる第2孔とが設けられている。位置調整ねじは、シャンク部に接する頭部と、頭部に連なりかつボディと接合する接合部とを含んでいる。頭部は、シャンク部に接する先端面と、接合部に連なる接続面と、先端面および接続面の各々に連なる外周面とを有している。軸線に対して垂直な方向に見て、外周面の一部は第2孔に露出しており、かつ外周面の残部はボディによって覆われている。外周面には、軸線と平行な方向に沿って延びる複数のスリットが設けられている。軸線に対して垂直な方向に見て、複数のスリットの一部は第2孔に露出しており、かつ複数のスリットの残部はボディによって覆われている。軸線に平行な方向において、複数のスリットの各々の長さは、第2孔の幅よりも大きい。軸線に平行な方向における複数のスリットの各々の長さは、頭部の直径の2倍以上である。軸線に対して垂直な断面において、複数のスリットにおける隣り合う2つのスリットの間の円周角は、ボディの外周端面における第2孔の円周角の1倍以上2倍以下である。軸線に対して垂直な方向に見て、複数のスリットにおける2つ以上のスリットが第2孔に露出している。先端面に溝が設けられている。
図1は、本実施形態に係る切削工具の構成を示す斜視模式図である。 図2は、本実施形態に係る切削工具の構成を示す平面模式図である。 図3は、図2のIII-III線に沿った断面模式図である。 図4は、本実施形態に係る切削工具の位置調整ねじの構成を示す斜視模式図である。 図5は、本実施形態に係る切削工具の位置調整ねじの構成を示す平面模式図である。 図6は、本実施形態に係る切削工具の位置調整ねじの構成を示す正面模式図である。 図7は、本実施形態に係る切削工具の構成を示す側面模式図である。 図8は、図2のVIII-VIII線に沿った断面模式図である。 図9は、図2のIX-IX線に沿った断面模式図である。 図10は、本実施形態に係る切削工具の位置調整ねじの第1変形例の構成を示す斜視模式図である。 図11は、本実施形態に係る切削工具の位置調整ねじの第1変形例の構成を示す平面模式図である。 図12は、本実施形態に係る切削工具の位置調整ねじの第1変形例の構成を示す正面模式図である。 図13は、本実施形態に係る切削工具の位置調整ねじの第2変形例の構成を示す斜視模式図である。 図14は、本実施形態に係る切削工具の位置調整ねじの第2変形例の構成を示す平面模式図である。 図15は、本実施形態に係る切削工具の位置調整ねじの第2変形例の構成を示す正面模式図である。 図16は、本実施形態に係る切削工具の位置調整ねじの第3変形例の構成を示す斜視模式図である。 図17は、本実施形態に係る切削工具の位置調整ねじの第3変形例の構成を示す平面模式図である。 図18は、本実施形態に係る切削工具の位置調整ねじの第3変形例の構成を示す正面模式図である。 図19は、図17のXIX-XIX線に沿った断面模式図である。 図20は、位置調整ねじを使用してブレードの位置を調整する方法を示す断面模式図である。
[本開示が解決しようとする課題]
本開示の目的は、高い剛性を有する切削工具を提供することである。
[本開示の効果]
本開示によれば、高い剛性を有する切削工具を提供することができる。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
(1)本開示に係る切削工具100は、軸線Aの回りを回転する切削工具100であって、ボディ10と、ブレード20と、位置調整ねじ30とを備えている。ボディ10は、軸線Aを取り囲んでいる。ブレード20は、刃先部21と、刃先部21を保持するシャンク部22とを有する。位置調整ねじ30は、シャンク部22に接する。ボディ10には、シャンク部22および位置調整ねじ30の各々が配置されかつ軸線Aと平行な方向に沿って延びる第1孔41と、第1孔41に連なりかつ軸線Aに交差する方向に沿って延びる第2孔42とが設けられている。位置調整ねじ30は、シャンク部22に接する頭部31と、頭部31に連なりかつボディ10と接合する接合部32とを含んでいる。頭部31は、シャンク部22に接する先端面33と、接合部32に連なる接続面34と、先端面33および接続面34の各々に連なる外周面36とを有している。軸線Aに対して垂直な方向に見て、外周面36の一部は第2孔42に露出しており、かつ外周面36の残部はボディ10によって覆われている。
上記(1)に係る切削工具100によれば、軸線Aに対して垂直な方向に見て、外周面36の一部は第2孔42に露出しており、かつ外周面36の残部はボディ10によって覆われている。これにより、位置調整ねじ30の全体が露出するようにボディ10に溝が形成されている場合と比較して、ボディ10の剛性を高くすることができる。結果として、剛性の高い切削工具100を提供することができる。
(2)上記(1)に係る切削工具100によれば、外周面36には、軸線Aと平行な方向に沿って延びる複数のスリット35が設けられていてもよい。軸線Aに対して垂直な方向に見て、複数のスリット35の一部は第2孔42に露出しており、かつ複数のスリット35の残部はボディ10によって覆われていてもよい。これにより、複数のスリット35を利用して、位置調整ねじ30を回転させることができる。
(3)上記(2)に係る切削工具100によれば、軸線Aに平行な方向において、複数のスリット35の各々の長さは、第2孔42の幅よりも大きくてもよい。これにより、位置調整ねじ30が軸方向に移動した場合であっても、スリット35は第2孔42に露出し続ける。そのため、位置調整ねじ30の移動量を長くすることができる。これにより、ブレード20の刃先部21が切削工具100の使用により摩耗した後、刃先部21を再研磨してブレード20の軸線Aに平行な方向における長さが短くなった場合でも、ブレード20を繰り返し使用できる。したがって、同一のブレード20を使用できる時間を延ばすことができる。さらに、第2孔42の幅を必要以上に大きくしないことにより、ボディ10の剛性を高く維持することができる。
(4)上記(2)または(3)に係る切削工具100によれば、軸線Aに平行な方向における複数のスリット35の各々の長さは、頭部31の直径の2倍以上であってもよい。
(5)上記(2)から(4)のいずれかに係る切削工具100によれば、軸線Aに対して垂直な断面において、複数のスリット35における隣り合う2つのスリット35の間の円周角は、ボディ10の外周端面における第2孔42の円周角の1倍以上2倍以下であってもよい。複数のスリット35における隣り合う2つのスリット35の間の円周角を、ボディ10の外周端面における第2孔42の円周角の1倍以上とすることにより、第2孔42の円周角が必要以上に大きくならない。結果として、ボディ10の剛性を高く維持することができる。第2孔42を通してスリット35を押すことにより、位置調整ねじ30を回転させることができる。複数のスリット35における隣り合う2つのスリット35の間の円周角を、ボディ10の外周端面における第2孔42の円周角の2倍以下とすることにより、少なくとも1つ以上のスリット35が第2孔42に露出する。
(6)上記(2)から(5)のいずれかに係る切削工具100によれば、軸線Aに対して垂直な方向に見て、複数のスリット35における2つ以上のスリット35が第2孔42に露出していてもよい。これにより、第2孔42を通してスリット35を押すことが容易になる。
(7)上記(1)から(6)のいずれかに係る切削工具100によれば、先端面33に溝が設けられていてもよい。これにより、第1孔41に六角レンチなどの工具を差し込み、当該工具を先端面33に設けられた溝に合わせて回転させることができる。そのため、第1孔41に六角レンチなどの工具を差し込んだ状態で、位置調整ねじ30の位置を粗調整することができる。
(8)上記(7)に係る切削工具100によれば、軸線Aに平行な方向に見て、溝は六角形状であってもよい。これにより、六角レンチを用いて、位置調整ねじ30の位置を調整することができる。
(9)上記(7)に係る切削工具100によれば、軸線Aに平行な方向に見て、溝は直線状であってもよい。これにより、マイナスドライバーを用いて、位置調整ねじ30の位置を調整することができる。
(10)上記(1)に係る切削工具100によれば、外周面36は、角柱面部38を有していてもよい。軸線Aに対して垂直な方向に見て、角柱面部38の一部は第2孔42に露出しており、かつ角柱面部38の残部はボディ10によって覆われていてもよい。これにより、角柱面部38を利用して、位置調整ねじ30を回転させることができる。
(11)上記(10)に係る切削工具100によれば、軸線Aに平行な方向において、角柱面部38の長さは、第2孔42の幅よりも大きくてもよい。これにより、位置調整ねじ30が軸方向に移動した場合であっても、角柱面部38は第2孔42に露出し続ける。そのため、位置調整ねじ30の移動量を長くすることができる。これにより、ブレード20の刃先部21が切削工具100の使用により摩耗した後、刃先部21を再研磨してブレード20の軸線Aに平行な方向における長さが短くなった場合でも、ブレード20を繰り返し使用できる。したがって、同一のブレード20を使用できる時間を延ばすことができる。さらに、第2孔42の幅を必要以上に大きくしないことにより、ボディ10の剛性を高く維持することができる。
(12)上記(10)または(11)に係る切削工具100によれば、軸線Aに平行な方向における角柱面部38の長さは、頭部31の直径の2倍以上であってもよい。
(13)本開示に係る切削工具100は、軸線Aの回りを回転する切削工具100であって、ボディ10と、ブレード20と、位置調整ねじ30とを備えている。ボディ10は、軸線Aを取り囲んでいる。ブレード20は、刃先部21と、刃先部21を保持するシャンク部22とを有する。位置調整ねじ30は、シャンク部22に接する。ボディ10には、シャンク部22および位置調整ねじ30の各々が配置されかつ軸線Aと平行な方向に沿って延びる第1孔41と、第1孔41に連なりかつ軸線Aに交差する方向に沿って延びる第2孔42とが設けられている。位置調整ねじ30は、シャンク部22に接する頭部31と、頭部31に連なりかつボディ10と接合する接合部32とを含んでいる。頭部31は、シャンク部22に接する先端面33と、接合部32に連なる接続面34と、先端面33および接続面34の各々に連なる外周面36とを有している。軸線Aに対して垂直な方向に見て、外周面36の一部は第2孔42に露出しており、かつ外周面36の残部はボディ10によって覆われている。外周面36には、軸線Aと平行な方向に沿って延びる複数のスリット35が設けられている。軸線Aに対して垂直な方向に見て、複数のスリット35の一部は第2孔42に露出しており、かつ複数のスリット35の残部はボディ10によって覆われている。軸線Aに平行な方向において、複数のスリット35の各々の長さは、第2孔42の幅よりも大きい。軸線Aに平行な方向における複数のスリット35の各々の長さは、頭部31の直径の2倍以上である。軸線Aに対して垂直な断面において、複数のスリット35における隣り合う2つのスリット35の間の円周角は、ボディ10の外周端面における第2孔42の円周角の1倍以上2倍以下である。軸線Aに対して垂直な方向に見て、複数のスリット35における2つ以上のスリット35が第2孔42に露出している。先端面33に溝が設けられている。
上記(13)に係る切削工具100によれば、位置調整ねじ30の頭部31には、軸線Aと平行な方向に沿って延びる複数のスリット35が設けられている。軸線Aに対して垂直な方向に見て、複数のスリット35の一部は第2孔42に露出しており、かつ複数のスリット35の残部はボディ10によって覆われている。これにより、位置調整ねじ30の全体が露出するようにボディ10に溝が形成されている場合と比較して、ボディ10の剛性を高くすることができる。結果として、剛性の高い切削工具100を提供することができる。
また上記(13)に係る切削工具100によれば、軸線Aに平行な方向において、複数のスリット35の各々の長さは、第2孔42の幅よりも大きくてもよい。これにより、位置調整ねじ30が軸方向に移動した場合であっても、スリット35は第2孔42に露出し続ける。そのため、位置調整ねじ30の移動量を長くすることができる。さらに、第2孔42の幅を必要以上に大きくしないことにより、ボディ10の剛性を高く維持することができる。
さらに上記(13)に係る切削工具100によれば、軸線Aに対して垂直な断面において、複数のスリット35における隣り合う2つのスリット35の間の円周角は、ボディ10の外周端面における第2孔42の円周角の1倍以上2倍以下であってもよい。複数のスリット35における隣り合う2つのスリット35の間の円周角を、ボディ10の外周端面における第2孔42の円周角の1倍以上とすることにより、第2孔42の円周角が必要以上に大きくならない。結果として、ボディ10の剛性を高く維持することができる。第2孔42を通してスリット35を押すことにより、位置調整ねじ30を回転させることができる。複数のスリット35における隣り合う2つのスリット35の間の円周角を、ボディ10の外周端面における第2孔42の円周角の2倍以下とすることにより、少なくとも1つ以上のスリット35が第2孔42に露出する。
さらに上記(13)に係る切削工具100によれば、軸線Aに対して垂直な方向に見て、複数のスリット35における2つ以上のスリット35が第2孔42に露出していてもよい。これにより、第2孔42を通してスリット35を押すことが容易になる。
さらに上記(13)に係る切削工具100によれば、先端面33に溝が設けられていてもよい。これにより、第1孔41に六角レンチなどの工具を差し込み、当該工具を先端面33に設けられた溝に合わせて回転させることができる。そのため、第1孔41に六角レンチなどの工具を差し込んだ状態で、位置調整ねじ30の位置を粗調整することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
次に、図面に基づいて本開示の実施の形態の詳細について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
まず、本実施形態に係る切削工具100の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る切削工具100の構成を示す斜視模式図である。図1に示されるように、本実施形態に係る切削工具100は、軸線Aの回りを回転する切削工具100であって、ボディ10と、ブレード20と、位置調整ねじ30と、リーマ5と、支持部材4とを主に有している。切削工具100は、たとえばバルブシート加工用切削工具である。より具体的には、切削工具100は、たとえばバルブフィニッシャーである。
ボディ10は、軸線Aを取り囲んでいる。ボディ10は、筒形状を有している。ボディ10は、前端面11と、後端面12と、外周端面13と、内周端面14とを有している。軸線Aと平行な方向において、後端面12は、前端面11の反対側に位置している。後端面12は、切削工具100を駆動する主軸に取り付けられる部分である。前端面11は、被削材に対向する部分である。
外周端面13は、前端面11および後端面12の各々に連なっている。外周端面13は、軸線Aを取り囲んでいる。同様に、内周端面14は、前端面11および後端面12の各々に連なっている。内周端面14は、軸線Aを取り囲んでいる。内周端面14は、外周端面13の内側にある。内周端面14は、外周端面13に取り囲まれている。
リーマ5は、支持部材4に取り付けられている。リーマ5は、切削工具100の先端に位置している。支持部材4は、リーマ5を支持している。支持部材4の一部は、ボディ10の内部に位置している。支持部材4の一部は、ボディ10の内周端面14に囲まれている。支持部材4は、軸線Aに沿って延びている。
図2は、本実施形態に係る切削工具100の構成を示す平面模式図である。図2に示されるように、外周端面13は、第1外周部51と、第2外周部52と、第3外周部53とを有している。軸線Aに沿った方向において、第1外周部51は、前端面11と第2外周部52との間に位置している。軸線Aに沿った方向において、第2外周部52は、第1外周部51と第3外周部53との間に位置している。軸線Aに沿った方向において、第3外周部53は、第2外周部52と後端面12との間に位置している。
図2に示されるように、第1外周部51の直径(第1直径D1)は、前端面11の直径(第4直径D4)よりも大きい。第2外周部52の直径(第2直径D2)は、第1外周部51の直径(第1直径D1)よりも大きい。第3外周部53の直径は、前端面11側から後端面12側に向かうにつれて大きくなる。第3外周部53の直径の最小値(第3直径D3)は、第2外周部52の直径(第2直径D2)よりも大きい。ボディ10には、第2孔42と、第3孔43とが設けられている。第2孔42は、第2外周部52に位置している。第3孔43は、第1外周部51に位置している。
図3は、図2のIII-III線に沿った断面模式図である。図3に示される断面は、軸線Aに平行でありかつ第3孔43が延びる方向に平行な平面である。図3に示されるように、ボディ10には、第1孔41が設けられている。第1孔41は、軸線Aと平行な方向に沿って延びている。第1孔41は、前端面側において開口している。ブレード20は、刃先部21と、シャンク部22とを有している。シャンク部22は、刃先部21を保持している。シャンク部22は、第1孔41に配置されている。刃先部21の少なくとも一部は、第1孔41の外に位置している。
図3に示されるように、第1孔41は、第1領域1と、第2領域2と、第3領域3とを有している。軸線Aに平行な方向において、第1領域1は、前端面11と第2領域2との間に位置している。軸線Aに平行な方向において、第2領域2は、第1領域1と第3領域3との間に位置している。第2領域2は、第1領域1および第3領域3の各々に連なっている。軸線Aに平行な方向において、第3領域3は、後端面12と第2領域2との間に位置している。第1領域1は、前端面側において開口している。第1領域1の内径(第1内径H1)は、第2領域2の内径(第2内径H2)よりも大きい。第2領域2の内径(第2内径H2)は、第3領域3の内径(第3内径H3)よりも大きい。
位置調整ねじ30は、軸線Aに平行な方向におけるブレード20の位置を調整するものである。位置調整ねじ30は、第1孔41に配置されている。位置調整ねじ30は、シャンク部22に接する。位置調整ねじ30は、頭部31と、接合部32とを有している。頭部31は、シャンク部22に接する。接合部32は、頭部31に連なっている。接合部32は、ボディ10と接合する。頭部31は、ボディ10から離間している。
接合部32は、ボディ10と接合する。具体的には、接合部32は、第3領域3に締結される。接合部32は、たとえば雄ねじ部である。この場合、第3領域3は、当該雄ねじ部と結合する雌ねじ部である。接合部32は、たとえば雌ねじ部であってもよい。この場合、第3領域3には、当該雌ねじ部と結合する雄ねじ部が設けられる。
図3に示されるように、第3孔43は、第1孔41に連なっている。第3孔43が延びる方向は、第1孔41が延びる方向に対して垂直である。切削工具100は、固定ねじ6を有している。固定ねじ6は、第3孔43に配置される。固定ねじ6は、シャンク部22に接している。固定ねじ6の一部は、第3孔43から出て、第1孔41に位置している。固定ねじ6をボディ10に締結することにより、固定ねじ6がシャンク部22をボディ10に押し付ける。これにより、シャンク部22がボディ10に固定される。
図4は、本実施形態に係る切削工具100の位置調整ねじ30の構成を示す斜視模式図である。図4に示されるように、頭部31は、先端面33と、接続面34と、外周面36とを有している。先端面33は、シャンク部22に接する。接続面34は、接合部32に連なっている。接続面34は、先端面33の反対側にある。外周面36は、先端面33および接続面34の各々に連なっている。外周面36には、複数のスリット35が設けられている。スリット35の数は、特に限定されないが、たとえば6本である。複数のスリット35の各々は、頭部31の周方向において、等間隔に設けられていてもよい。外周面36は、たとえば曲面である。外周面36は、円弧状面であってもよい。外周面36は、円柱の側面の一部であってもよい。先端面33には、溝37が設けられていてもよい。
図5は、本実施形態に係る切削工具100の位置調整ねじ30の構成を示す平面模式図である。図5に示されるように、位置調整ねじ30は、細長い形状を有している。複数のスリット35の各々は、位置調整ねじ30の中心軸Bに平行な方向に沿って延びている。複数のスリット35の各々は、先端面33に達していてもよい。複数のスリット35の各々は、接続面34まで達していてもよい。
位置調整ねじ30を第1孔41に配置した場合、位置調整ねじ30の中心軸Bは、切削工具100の軸線Aと平行になる。位置調整ねじ30を第1孔41に配置した状態において、複数のスリット35の各々は、軸線Aと平行な方向に沿って延びている。軸線Aに平行な方向における複数のスリット35の各々の長さ(第2幅W2)は、外周面36の直径(第3幅W3)の2倍以上であってもよい。第2幅W2の下限は、特に限定されないが、たとえば、第3幅W3の2.2倍以上であってもよい。第2幅W2の上限は、特に限定されないが、たとえば、第3幅W3の4倍以下であってもよいし、第3幅W3の3倍以下であってもよい。軸線Aに平行な方向において、複数のスリット35の各々の長さ(第2幅W2)は、頭部31の長さ(第4幅W4)と同じであってもよい。
図6は、本実施形態に係る切削工具100の位置調整ねじ30の構成を示す正面模式図である。図6に示されるように、軸線Aに平行な方向に見て、溝37は六角形状であってもよい。溝37の形状は、たとえば正六角形である。軸線Aに平行な方向に見て、正六角形の中心は、中心軸Bと一致する。溝37の深さは、特に限定されないが、第2幅W2よりも小さい。
図6に示されるように、第1のスリット35の底面を垂直に二等分しかつ中心軸Bを通る直線は、第1直線C1とされる。同様に、第1のスリット35の隣のスリットである第2のスリット35の底面を垂直に二等分しかつ中心軸Bを通る直線は、第2直線C2とされる。この場合、軸線Aに平行な方向に見て、第1直線C1と第2直線C2とがなす角度は、第1角度θ1と定義される。複数のスリット35における隣り合う2つのスリット35の間の円周角は、第1角度θ1である。第1角度θ1は、たとえば60°である。
図7は、本実施形態に係る切削工具100の構成を示す側面模式図である。図7を見る方向は、軸線Aに対して垂直であり、かつ第2領域2の内径(第2内径H2)の中心を通る方向に平行である。図7を見る方向は、図3を見る方向と同じである。図7に示されるように、軸線Aに対して垂直な方向に見て、外周面36の一部は第2孔42に露出しており、かつ外周面36の残部はボディ10によって覆われている。別の観点から言えば、第2孔42を通して、ボディ10の外部から、位置調整ねじ30の外周面36の一部が視認可能である。軸線Aに対して垂直な方向に見て、位置調整ねじ30の接合部32はボディ10によって覆われている。
図7に示されるように、軸線Aに対して垂直な方向に見て、複数のスリット35の一部は第2孔42に露出しており、かつ複数のスリット35の残部はボディ10によって覆われている。別の観点から言えば、第2孔42を通して、ボディ10の外部から、位置調整ねじ30に設けられた複数のスリット35の一部が視認可能である。
軸線Aに対して垂直な方向に見て、複数のスリット35における2つ以上のスリット35が第2孔42に露出していてもよい。第2孔42に露出しているスリット35の数の下限は、特に限定されないが、たとえば3以上であってもよいし、4以上であってもよい。第2孔42に露出しているスリット35の数の上限は、特に限定されないが、たとえば10以下であってもよいし、8以下であってもよい。
図7に示されるように、第2孔42は、第2外周部52に設けられている。軸線Aに平行な方向において、第2孔42の幅は、第1幅W1と定義される。軸線Aに平行な方向において、複数のスリット35の各々の長さ(第2幅W2)は、第2孔42の幅(第1幅W1)よりも大きくてもよい。第2幅W2の下限は、特に限定されないが、第1幅W1の1.5倍以上であってもよいし、2倍以上であってもよい。第2幅W2の上限は、特に限定されないが、第1幅W1の10倍以下であってもよいし、5倍以下であってもよい。軸線Aに平行な方向において、頭部31の長さ(第4幅W4)は、第2孔42の幅(第1幅W1)よりも大きくてもよい。
図8は、図2のVIII-VIII線に沿った断面模式図である。図8に示される断面は、軸線Aに対して垂直であり、第1孔41の第2領域2の内径(第2内径H2)の中心を通る方向と平行である。図8に示されるように、軸線Aに平行な方向に見て、第2孔42は、軸線Aに交差する方向に沿って延びている。第2孔42は、第1孔41に連なっている。第2孔42が延びる方向は、第1孔41が延びる方向に対して垂直である。軸線Aに平行な方向に見て、外周端面13における第2孔42の一端G1と、軸線Aとを通る直線は、第3直線F1と定義される。同様に、軸線Aに平行な方向に見て、外周端面13における第2孔42の他端G2と、軸線Aとを通る直線は、第4直線F2と定義される。第3直線F1と、第4直線F2とがなす角度は、第2角度θ2である。ボディ10の外周端面13における第2孔42の円周角は、第2角度θ2である。上記一端G1と、軸線Aと、上記他端G2とがなす角度は、第2角度θ2である。
図8に示されるように、軸線Aに対して垂直な断面において、複数のスリット35における隣り合う2つのスリット35の間の円周角(第1角度θ1)(図6参照)は、ボディ10の外周端面13における第2孔42の円周角(第2角度θ2)以上であってもよい。具体的には、第1角度θ1は、第2角度θ2の1倍以上2倍以下であってもよい。第1角度θ1の下限は、特に限定されないが、たとえば第2角度θ2の1.1倍以上であってもよいし、1.2倍以上であってもよい。第1角度θ1の上限は、特に限定されないが、たとえば第2角度θ2の1.9倍以下であってもよいし、1.8倍以下であってもよい。
図8に示されるように、軸線Aに対して垂直な断面において、軸線Aに平行な方向に見て、第1孔41における第1孔41と第2孔42との交線の一端J1と、軸線Aとを通る直線は、第5直線E1と定義される。同様に、軸線Aに平行な方向に見て、第1孔41における第1孔41と第2孔42との交線の他端J2と、軸線Aとを通る直線は、第6直線E2と定義される。第5直線E1と、第6直線E2とがなす角度は、第3角度θ3である。上記一端J1と、軸線Aと、上記他端J2とがなす角度は、第3角度θ3である。第3角度θ3は、第2角度θ2よりも小さくてもよい。
図9は、図2のIX-IX線に沿った断面模式図である。図9に示される断面は、軸線Aに対して垂直であり、第3孔43が延びる方向と平行である。図9に示されるように、軸線Aに平行な方向に見て、第3孔43が延びる方向は、軸線Aと交差しない。別の観点から言えば、第3孔43が延びる方向に沿った直線は、ボディ10の径方向に沿った直線と交差する。言い換えれば、第3孔43が延びる方向に沿った直線は、軸線Aに対して垂直な直線と交差する。
(第1変形例)
次に、位置調整ねじ30の第1変形例の構成について説明する。図10は、本実施形態に係る切削工具100の位置調整ねじ30の第1変形例の構成を示す斜視模式図である。図10に示されるように、位置調整ねじ30の先端面33には、溝37が設けられている。溝37は、スリット35と繋がっていてもよい。
図11は、本実施形態に係る切削工具100の位置調整ねじ30の第1変形例の構成を示す平面模式図である。図11に示されるように、複数のスリット35の各々は、位置調整ねじ30の中心軸Bに平行な方向に沿って延びている。溝37の長手方向に沿った直線は、複数のスリット35の各々の長手方向に沿った直線に対して垂直であってもよい。
図12は、本実施形態に係る切削工具100の位置調整ねじ30の第1変形例の構成を示す正面模式図である。図12に示されるように、軸線Aに平行な方向に見て、溝37は直線状であってもよい。溝37の形状は、たとえば長方形であってもよい。位置調整ねじ30を第1孔41に配置した場合、位置調整ねじ30の中心軸Bは、切削工具100の軸線Aと平行になる。位置調整ねじ30を第1孔41に配置した状態において、複数のスリット35の各々は、軸線Aと平行な方向に沿って延びている。
図12に示されるように、中心軸Bに平行な方向に見て、複数のスリット35の各々は、等間隔に配置されている。スリット35の数は、たとえば6個である。溝37は、6個のスリット35の内、対向する2個のスリット35と繋がっているが、残りの4個のスリット35から離間している。別の態様としては、溝37は、4個のスリット35と繋がっていてもよいし、6個のスリット35と繋がっていてもよい。
(第2変形例)
次に、位置調整ねじ30の第2変形例の構成について説明する。図13は、本実施形態に係る切削工具100の位置調整ねじ30の第2変形例の構成を示す斜視模式図である。図13に示されるように、頭部31には、スリット35が設けられていなくてもよい。外周面36は、角柱面部38を有している。外周面36は、角柱面部38と、曲面部39とを有していてもよい。角柱面部38は、中心軸Bに対して垂直な断面で見た場合、多角形である。多角形は、たとえば六角形である。曲面部39は、たとえば円筒面であってもよいし、円錐面であってもよいし、円筒面と円錐面とを有していてもよい。
図14は、本実施形態に係る切削工具100の位置調整ねじ30の第2変形例の構成を示す平面模式図である。図14に示されるように、角柱面部38は、位置調整ねじ30の中心軸Bに平行な方向に沿って延びている。角柱面部38は、接続面34と連なっている。曲面部39は、先端面33と連なっていてもよい。中心軸Bと平行な方向において、曲面部39は、先端面33と、角柱面部38との間に位置していてもよい。角柱面部38は、曲面部39を介すことなく、先端面33と連なっていてもよい。
図14に示されるように、中心軸Bに垂直な方向において、曲面部39の幅(第5幅W5)は、角柱面部38の幅(第6幅W6)よりも大きくてもよい。中心軸Bに垂直な方向において、曲面部39の幅(第5幅W5)は、角柱面部38の幅(第6幅W6)に等しくてもよい。頭部31の直径は、曲面部39の幅(第5幅W5)に等しくてもよい。図14に示されるように、中心軸Bに平行な方向において、曲面部39の幅(第7幅W7)は、角柱面部38の長さ(第8幅W8)よりも小さくてもよい。中心軸Bに平行な方向において、角柱面部38の長さ(第8幅W8)は、曲面部39の幅(第5幅W5)の2倍以上であってもよい。
図15は、本実施形態に係る切削工具100の位置調整ねじ30の第2変形例の構成を示す正面模式図である。図15に示されるように、軸線Aに平行な方向に見て、溝37は直線状であってもよい。軸線Aに平行な方向に見て、溝37は六角形状であってもよい。図15に示されるように、溝37の形状は、たとえば長方形であってもよい。溝37の形状は、たとえば正六角形であってもよい。位置調整ねじ30を第1孔41に配置した場合、位置調整ねじ30の中心軸Bは、切削工具100の軸線Aと平行になる。位置調整ねじ30を第1孔41に配置した状態において、角柱面部38は、軸線Aと平行な方向に沿って延びている。軸線Aに対して垂直な方向に見た場合、角柱面部38の一部は第2孔42に露出しており、かつ角柱面部38の残部はボディ10によって覆われている。軸線Aに平行な方向において、角柱面部38の長さ(第8幅W8)は、第2孔42の幅(第1幅W1)よりも大きくてもよい。
(第3変形例)
次に、位置調整ねじ30の第3変形例の構成について説明する。図16は、本実施形態に係る切削工具100の位置調整ねじ30の第3変形例の構成を示す斜視模式図である。図16に示されるように、位置調整ねじ30の先端面33には、溝37が設けられている。溝37は、スリット35から離間していてもよい。
図17は、本実施形態に係る切削工具100の位置調整ねじ30の第3変形例の構成を示す平面模式図である。図17に示されるように、複数のスリット35の各々は、位置調整ねじ30の中心軸Bに平行な方向に沿って延びている。複数のスリット35の各々は、先端面33から離間していてもよい。複数のスリット35の各々は、接続面34から離間していてもよい。
位置調整ねじ30を第1孔41に配置した場合、位置調整ねじ30の中心軸Bは、切削工具100の軸線Aと平行になる。位置調整ねじ30を第1孔41に配置した状態において、複数のスリット35の各々は、軸線Aと平行な方向に沿って延びている。軸線Aに平行な方向において、複数のスリット35の各々の長さ(第2幅W2)は、頭部31の長さ(第4幅W4)よりも短くてもよい。軸線Aに平行な方向において、複数のスリット35の各々の長さ(第2幅W2)は、頭部31の長さ(第4幅W4)の半分以上であってもよい。
図18は、本実施形態に係る切削工具100の位置調整ねじ30の第3変形例の構成を示す正面模式図である。図18に示されるように、軸線Aに平行な方向に見て、溝37は直線状であってもよい。溝37の形状は、たとえば長方形であってもよい。位置調整ねじ30を第1孔41に配置した場合、位置調整ねじ30の中心軸Bは、切削工具100の軸線Aと平行になる。位置調整ねじ30を第1孔41に配置した状態において、複数のスリット35の各々は、軸線Aと平行な方向に沿って延びている。
図19は、図17のXIX-XIX線に沿った断面模式図である。図19に示されるように、複数のスリット35の各々は、貫通孔であってもよい。複数のスリット35の各々は、中心軸B付近において互いに連なっていてもよい。中心軸Bに沿った方向に見て、複数のスリット35の各々は、中心軸Bから放射状に延びている。
第1のスリット35を貫通しかつ中心軸Bを通る直線は、第1直線C1とされる。同様に、第1のスリット35の隣のスリットである第2のスリット35を貫通しかつ中心軸Bを通る直線は、第2直線C2とされる。この場合、軸線Aに平行な方向に見て、第1直線C1と第2直線C2とがなす角度は、第1角度θ1と定義される。複数のスリット35における隣り合う2つのスリット35の間の円周角は、第1角度θ1である。第1角度θ1は、たとえば60°である。
図20は、位置調整ねじ30を使用してブレード20の位置を調整する方法を示す断面模式図である。図20の断面は、図8の断面と同じである。図20に示されるように、たとえばマイナスドライバー60などの工具が第2孔42の内部に配置され、位置調整ねじ30のスリット35に当てられる。作業者は、マイナスドライバー60を、たとえば軸線Aと平行な直線に対して垂直な方向に沿って前後に移動させる。これにより、位置調整ねじ30が中心軸Bの周りを回転する。第2変形例に係る位置調整ねじ30が用いられる場合には、マイナスドライバー60に替えてたとえばスパナなどの工具が用いられてもよい。
図3に示されるように、位置調整ねじ30が中心軸Bの周りを回転することにより、位置調整ねじ30は、軸線Aに平行な方向に沿って移動する。ブレード20は、位置調整ねじ30の先端面33に接している。位置調整ねじ30の位置を変化させることにより、軸線Aと平行な方向におけるブレード20の位置を調整することができる。
次に、本実施形態に係る切削工具100の作用効果について説明する。
本実施形態に係る切削工具100によれば、軸線Aに対して垂直な方向に見て、外周面36の一部は第2孔42に露出しており、かつ外周面36の残部はボディ10によって覆われている。これにより、位置調整ねじ30の全体が露出するようにボディ10に溝が形成されている場合と比較して、ボディ10の剛性を高くすることができる。結果として、剛性の高い切削工具100を提供することができる。
また本実施形態に係る切削工具100によれば、外周面36には、軸線Aと平行な方向に沿って延びる複数のスリット35が設けられていてもよい。軸線Aに対して垂直な方向に見て、複数のスリット35の一部は第2孔42に露出しており、かつ複数のスリット35の残部はボディ10によって覆われていてもよい。これにより、複数のスリット35を利用して、位置調整ねじ30を回転させることができる。
さらに本実施形態に係る切削工具100によれば、軸線Aに平行な方向において、複数のスリット35の各々の長さは、第2孔42の幅よりも大きくてもよい。これにより、位置調整ねじ30が軸方向に移動した場合であっても、スリット35は第2孔42に露出し続ける。そのため、位置調整ねじ30の移動量を長くすることができる。これにより、ブレード20の刃先部21が切削工具100の使用により摩耗した後、刃先部21を再研磨してブレード20の軸線Aに平行な方向における長さが短くなった場合でも、ブレード20を繰り返し使用できる。したがって、同一のブレード20を使用できる時間を延ばすことができる。さらに、第2孔42の幅を必要以上に大きくしないことにより、ボディ10の剛性を高く維持することができる。
さらに本実施形態に係る切削工具100によれば、軸線Aに対して垂直な断面において、複数のスリット35における隣り合う2つのスリット35の間の円周角は、ボディ10の外周端面13における第2孔42の円周角の1倍以上2倍以下であってもよい。複数のスリット35における隣り合う2つのスリット35の間の円周角を、ボディ10の外周端面13における第2孔42の円周角の1倍以上とすることにより、第2孔42の円周角が必要以上に大きくならない。結果として、ボディ10の剛性を高く維持することができる。第2孔42を通してスリット35を押すことにより、位置調整ねじ30を回転させることができる。複数のスリット35における隣り合う2つのスリット35の間の円周角を、ボディ10の外周端面13における第2孔42の円周角の2倍以下とすることにより、少なくとも1つ以上のスリット35が第2孔42に露出する。
さらに本実施形態に係る切削工具100によれば、軸線Aに対して垂直な方向に見て、複数のスリット35における2つ以上のスリット35が第2孔42に露出していてもよい。これにより、第2孔42を通してスリット35を押すことが容易になる。
さらに本実施形態に係る切削工具100によれば、先端面33に溝37が設けられていてもよい。これにより、第1孔41に六角レンチなどの工具を差し込み、当該工具を先端面33に設けられた溝37に合わせて回転させることができる。そのため、第1孔41に六角レンチなどの工具を差し込んだ状態で、位置調整ねじ30の位置を粗調整することができる。
さらに本実施形態に係る切削工具100によれば、軸線Aに平行な方向に見て、溝37は六角形状であってもよい。これにより、六角レンチを用いて、位置調整ねじ30の位置を調整することができる。
さらに本実施形態に係る切削工具100によれば、軸線Aに平行な方向に見て、溝37は直線状であってもよい。これにより、マイナスドライバー60を用いて、位置調整ねじ30の位置を調整することができる。
さらに本実施形態に係る切削工具100によれば、外周面36は、角柱面部38を有していてもよい。軸線Aに対して垂直な方向に見て、角柱面部38の一部は第2孔42に露出しており、かつ角柱面部38の残部はボディ10によって覆われていてもよい。これにより、角柱面部38を利用して、位置調整ねじ30を回転させることができる。
さらに本実施形態に係る切削工具100によれば、軸線Aに平行な方向において、角柱面部38の長さは、第2孔42の幅よりも大きくてもよい。これにより、位置調整ねじ30が軸方向に移動した場合であっても、角柱面部38は第2孔42に露出し続ける。そのため、位置調整ねじ30の移動量を長くすることができる。これにより、ブレード20の刃先部21が切削工具100の使用により摩耗した後、刃先部21を再研磨してブレード20の軸線Aに平行な方向における長さが短くなった場合でも、ブレード20を繰り返し使用できる。したがって、同一のブレード20を使用できる時間を延ばすことができる。さらに、第2孔42の幅を必要以上に大きくしないことにより、ボディ10の剛性を高く維持することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 第1領域、2 第2領域、3 第3領域、4 支持部材、5 リーマ、6 固定ねじ、10 ボディ、11 前端面、12 後端面、13 外周端面、14 内周端面、20 ブレード、21 刃先部、22 シャンク部、30 位置調整ねじ、31 頭部、32 接合部、33 先端面、34 接続面、35 スリット、36 外周面、37 溝、38 角柱面部、39 曲面部、41 第1孔、42 第2孔、43 第3孔、51 第1外周部、52 第2外周部、53 第3外周部、60 マイナスドライバー、100 切削工具、A 軸線、B 中心軸、C1 第1直線、C2 第2直線、D1 第1直径、D2 第2直径、D3 第3直径、D4 第4直径、E1 第5直線、E2 第6直線、F1 第3直線、F2 第4直線、G1 一端、G2 他端、H1 第1内径、H2 第2内径、H3 第3内径、J1 一端、J2 他端、W1 第1幅、W2 第2幅、W3 第3幅、W4 第4幅、W5 第5幅、W6 第6幅、W7 第7幅、W8 第8幅、θ1 第1角度、θ2 第2角度、θ3 第3角度。

Claims (13)

  1. 軸線の回りを回転する切削工具であって、
    前記軸線を取り囲むボディと、
    刃先部と、前記刃先部を保持するシャンク部とを有するブレードと、
    前記シャンク部に接する位置調整ねじとを備え、
    前記ボディには、前記シャンク部および前記位置調整ねじの各々が配置されかつ前記軸線と平行な方向に沿って延びる第1孔と、前記第1孔に連なりかつ前記軸線に交差する方向に沿って延びる第2孔とが設けられており、
    前記位置調整ねじは、前記シャンク部に接する頭部と、前記頭部に連なりかつ前記ボディと接合する接合部とを含み、
    前記頭部は、前記シャンク部に接する先端面と、前記接合部に連なる接続面と、前記先端面および前記接続面の各々に連なる外周面とを有し、
    前記軸線に対して垂直な方向に見て、前記外周面の一部は前記第2孔に露出しており、かつ前記外周面の残部は前記ボディによって覆われている、切削工具。
  2. 前記外周面には、前記軸線と平行な方向に沿って延びる複数のスリットが設けられており、
    前記軸線に対して垂直な方向に見て、前記複数のスリットの一部は前記第2孔に露出しており、かつ前記複数のスリットの残部は前記ボディによって覆われている、請求項1に記載の切削工具。
  3. 前記軸線に平行な方向において、前記複数のスリットの各々の長さは、前記第2孔の幅よりも大きい、請求項2に記載の切削工具。
  4. 前記軸線に平行な方向における前記複数のスリットの各々の長さは、前記外周面の直径の2倍以上である、請求項2または請求項3に記載の切削工具。
  5. 前記軸線に対して垂直な断面において、前記複数のスリットにおける隣り合う2つのスリットの間の円周角は、前記ボディの外周端面における前記第2孔の円周角の1倍以上2倍以下である、請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の切削工具。
  6. 前記軸線に対して垂直な方向に見て、前記複数のスリットにおける2つ以上のスリットが前記第2孔に露出している、請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の切削工具。
  7. 前記先端面に溝が設けられている、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の切削工具。
  8. 前記軸線に平行な方向に見て、前記溝は六角形状である、請求項7に記載の切削工具。
  9. 前記軸線に平行な方向に見て、前記溝は直線状である、請求項7に記載の切削工具。
  10. 前記外周面は、角柱面部を有し、
    前記軸線に対して垂直な方向に見て、前記角柱面部の一部は前記第2孔に露出しており、かつ前記角柱面部の残部は前記ボディによって覆われている、請求項1に記載の切削工具。
  11. 前記軸線に平行な方向において、前記角柱面部の長さは、前記第2孔の幅よりも大きい、請求項10に記載の切削工具。
  12. 前記軸線に平行な方向における前記角柱面部の長さは、前記外周面の直径の2倍以上である、請求項10または請求項11に記載の切削工具。
  13. 軸線の回りを回転する切削工具であって、
    前記軸線を取り囲むボディと、
    刃先部と、前記刃先部を保持するシャンク部とを有するブレードと、
    前記シャンク部に接する位置調整ねじとを備え、
    前記ボディには、前記シャンク部および前記位置調整ねじの各々が配置されかつ前記軸線と平行な方向に沿って延びる第1孔と、前記第1孔に連なりかつ前記軸線に交差する方向に沿って延びる第2孔とが設けられており、
    前記位置調整ねじは、前記シャンク部に接する頭部と、前記頭部に連なりかつ前記ボディと接合する接合部とを含み、
    前記頭部は、前記シャンク部に接する先端面と、前記接合部に連なる接続面と、前記先端面および前記接続面の各々に連なる外周面とを有し、
    前記軸線に対して垂直な方向に見て、前記外周面の一部は前記第2孔に露出しており、かつ前記外周面の残部は前記ボディによって覆われており、
    前記外周面には、前記軸線と平行な方向に沿って延びる複数のスリットが設けられており、
    前記軸線に対して垂直な方向に見て、前記複数のスリットの一部は前記第2孔に露出しており、かつ前記複数のスリットの残部は前記ボディによって覆われており、
    前記軸線に平行な方向において、前記複数のスリットの各々の長さは、前記第2孔の幅よりも大きく、
    前記軸線に平行な方向における前記複数のスリットの各々の長さは、前記外周面の直径の2倍以上であり、
    前記軸線に対して垂直な断面において、前記複数のスリットにおける隣り合う2つのスリットの間の円周角は、前記ボディの外周端面における前記第2孔の円周角の1倍以上2倍以下であり、
    前記軸線に対して垂直な方向に見て、前記複数のスリットにおける2つ以上のスリットが前記第2孔に露出しており、
    前記先端面に溝が設けられている、切削工具。
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