JP7013311B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、合紙機能を有する画像形成装置に関する。
画像形成部により画像が形成された転写紙の間に合紙を挿入する合紙給送部が設けられた画像形成装置がある。画像形成部へ転写紙が給送された後で転写紙の直前に挿入される合紙が給送される場合、画像形成部へ転写紙が給送された後で転写紙の直前に挿入されるべき合紙が合紙給送部に無いことが検出されることがある。そのような場合、先に給送された転写紙が画像形成装置内で停止され、画像形成装置内に残留ジャムとして残ることがある。このような残留ジャムを防止するために、特許文献1は、合紙給送部上の合紙の積載枚数(合紙の残量)が所定量より少なくなった場合、直前の合紙が合紙給送部にあることを検出した後で転写紙の給送を開始することを開示している。合紙が所定量以上の場合は直前の合紙があることを確認するまえに転写紙の給送を開始することにより生産性を維持する。合紙の残量が所定量より少なくなった場合は直前の合紙があることを確認した後で転写紙の給送を開始させることにより転写紙の残留ジャムの発生を防止する。
しかし、合紙の残量が所定量より少なくなった場合にすべての合紙について合紙があることを確認した後で転写紙の給送を開始させると、転写紙とその直前の合紙との間の紙間が拡がり生産性が低下するという課題がある。
そこで、本発明は、合紙給送部に合紙がないことによる記録媒体のジャムを抑制しつつ生産性を向上させることができる画像形成装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の一実施例による画像形成装置は、
記録媒体を給送する記録媒体給送部と、
前記記録媒体給送部から給送された前記記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
合紙を給送する合紙給送部と、
前記合紙給送部における合紙の残量を検出する残量検出手段と、
前記合紙給送部における前記合紙の有無を検出する合紙検出手段と、
前記画像が形成された前記記録媒体と前記合紙給送部により給送された前記合紙とが積載されて一部を形成するように前記記録媒体給送部及び前記合紙給送部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記残量検出手段の検出結果に基づいて合紙の前記残量が所定量より少ないと判断された場合であって、且つ前記記録媒体給送部により給送されるべき記録媒体の直前に前記一部の中の最初の合紙が積載される場合、前記合紙検出手段の検出結果に基づいて前記最初の合紙が前記合紙給送部にあると判断された後に前記記録媒体給送部に前記記録媒体の給送を開始させ、前記残量が前記所定量より少ないと判断された前記場合であって、且つ前記記録媒体給送部により給送されるべき記録媒体の直前に前記最初の合紙以外の合紙が積載される場合、前記合紙検出手段の前記検出結果にかかわらず前記記録媒体給送部に前記記録媒体の給送を開始させることを特徴とする。
記録媒体を給送する記録媒体給送部と、
前記記録媒体給送部から給送された前記記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
合紙を給送する合紙給送部と、
前記合紙給送部における合紙の残量を検出する残量検出手段と、
前記合紙給送部における前記合紙の有無を検出する合紙検出手段と、
前記画像が形成された前記記録媒体と前記合紙給送部により給送された前記合紙とが積載されて一部を形成するように前記記録媒体給送部及び前記合紙給送部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記残量検出手段の検出結果に基づいて合紙の前記残量が所定量より少ないと判断された場合であって、且つ前記記録媒体給送部により給送されるべき記録媒体の直前に前記一部の中の最初の合紙が積載される場合、前記合紙検出手段の検出結果に基づいて前記最初の合紙が前記合紙給送部にあると判断された後に前記記録媒体給送部に前記記録媒体の給送を開始させ、前記残量が前記所定量より少ないと判断された前記場合であって、且つ前記記録媒体給送部により給送されるべき記録媒体の直前に前記最初の合紙以外の合紙が積載される場合、前記合紙検出手段の前記検出結果にかかわらず前記記録媒体給送部に前記記録媒体の給送を開始させることを特徴とする。
本発明によれば、合紙給送部に合紙がないことによる記録媒体のジャムを抑制しつつ生産性を向上させることができる。
(画像形成システム)
図1は、画像形成システム10の断面図である。画像形成システム10は、画像形成装置1及びインサート装置(以下、インサータという)3を有する。画像形成装置1は、電子写真方式により記録媒体に画像を形成する。記録媒体(以下、転写紙という)は、例えば、紙、OHPシート、布等である。インサータ(合紙給送部)3は、合紙を給送する。インサータ3は、給送した合紙が、画像形成装置1により画像が形成された転写紙とともに積載されて一部を形成するように、制御される。本実施例において、インサータ3は、画像形成装置1により画像が形成された転写紙が搬送される搬送路(以下、水平パスという)340へ合紙を給送するように、画像形成装置1に接続されている。合紙は、画像が形成された転写紙の間に挿入される。
図1は、画像形成システム10の断面図である。画像形成システム10は、画像形成装置1及びインサート装置(以下、インサータという)3を有する。画像形成装置1は、電子写真方式により記録媒体に画像を形成する。記録媒体(以下、転写紙という)は、例えば、紙、OHPシート、布等である。インサータ(合紙給送部)3は、合紙を給送する。インサータ3は、給送した合紙が、画像形成装置1により画像が形成された転写紙とともに積載されて一部を形成するように、制御される。本実施例において、インサータ3は、画像形成装置1により画像が形成された転写紙が搬送される搬送路(以下、水平パスという)340へ合紙を給送するように、画像形成装置1に接続されている。合紙は、画像が形成された転写紙の間に挿入される。
((画像形成装置))
以下、画像形成装置1を説明する。画像形成装置1は、転写紙にカラー画像を形成する画像形成部(画像形成手段)80が設けられている。画像形成部80は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像がそれぞれ形成される感光ドラム(感光体)801、802、803及び804と、中間転写体805、二次転写部806及び定着部13を有する。感光ドラム801、802、803及び804の表面は、帯電装置(不図示)により均一に帯電される。露光装置(不図示)は、画像信号に従って変調された光ビームを、均一に帯電された感光ドラム801、802、803及び804の表面に照射し、静電潜像を形成する。静電潜像は、現像装置(不図示)によりそれぞれの色のトナー像に形成される。トナー像は、一次転写部(不図示)により中間転写体805上に重ね合わせて転写される。中間転写体805上のトナー像は、二次転写部806により転写紙へ転写される。定着部13は、転写紙に転写されたトナー画像を、加圧及び加熱し、トナー像を転写紙に定着させ、これにより、転写紙上にカラー画像が形成される。
以下、画像形成装置1を説明する。画像形成装置1は、転写紙にカラー画像を形成する画像形成部(画像形成手段)80が設けられている。画像形成部80は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像がそれぞれ形成される感光ドラム(感光体)801、802、803及び804と、中間転写体805、二次転写部806及び定着部13を有する。感光ドラム801、802、803及び804の表面は、帯電装置(不図示)により均一に帯電される。露光装置(不図示)は、画像信号に従って変調された光ビームを、均一に帯電された感光ドラム801、802、803及び804の表面に照射し、静電潜像を形成する。静電潜像は、現像装置(不図示)によりそれぞれの色のトナー像に形成される。トナー像は、一次転写部(不図示)により中間転写体805上に重ね合わせて転写される。中間転写体805上のトナー像は、二次転写部806により転写紙へ転写される。定着部13は、転写紙に転写されたトナー画像を、加圧及び加熱し、トナー像を転写紙に定着させ、これにより、転写紙上にカラー画像が形成される。
画像形成装置1は、ユーザインタフェース(操作部)11が設けられている。ユーザは、ユーザインタフェース11から画像形成装置1へコピー等のプリント指示を入力する。画像形成装置1は、複数枚の転写紙が収容された給送カセット(紙庫)220を有する転写紙給送部(記録媒体給送部)22が設けられている。給送カセット220に収容された転写紙の最上面の位置は、リフタモータ202及び紙面センサ226により制御され、最上位転写紙がピックアップローラ221に接する。ユーザが入力したプリント指示に従ってジョブが開始されると、ピックアップローラ221は、給送カセット220内の最上位転写紙を給送ローラ対222へ送り込む。給送ローラ対222の上ローラ222aが給送方向に回転し、給送ローラ対222の下ローラ222bが戻し方向に回転し、転写紙を一枚ずつ分離して給送する。転写紙の給送方向において給送ローラ対222の下流に給送センサ223が配置されている。給送センサ223は、給送ローラ対222により給送される転写紙を検出する。給送センサ223の検出結果に基づいて、最上位転写紙が所定のタイミングで給送されたか否かが判断される。ピックアップローラ221による給送が開始された後、所定時間が経過しても給送センサ223がONされない場合、ピックアップローラ221及び給送ローラ対222による給送動作が停止される(ジャム停止)。また、給送センサ223がONされた後、転写紙の後端が所定時間経過しても給送センサ223を通過せずに給送センサ223がOFFされない場合(滞留ジャム)も、ピックアップローラ221及び給送ローラ対222による給送動作が停止される(ジャム停止)。
転写紙は、給送ローラ対222により縦パス501へ給送される。縦パスローラ101は、転写紙を縦パス501に沿って搬送する。縦パスセンサ102を通過した転写紙は、水平パス502へ搬送される。搬送センサ103を通過した転写紙は、搬送ローラ104によりレジストレーションローラ105へ搬送される。転写紙の先端は、停止したレジストレーションローラ105のニップに突き当たり、転写紙の斜行が補正される。レジストレーションローラ105は、中間転写体805上のトナー像の先端と転写紙の先端が一致するようなタイミングで転写紙を二次転写部806へ搬送する。転写紙は、レジストレーションセンサ106を通過し、二次転写部806でトナー像が転写される。
トナー像が転写された転写紙は、定着センサ134を通過し、定着部13へ搬送される。転写紙上のトナー像は、定着部13により転写紙に定着され、転写紙に画像が形成される。画像が形成された転写紙は、排出ローラ151によりインサータ3へ搬送される。転写紙の搬送方向において排出ローラ151の下流に排出センサ152が配置されている。転写紙を検出する排出センサ152の検出結果に基づいて、画像形成装置1からインサータ3への転写紙の受け渡しが所定のタイミングで完了したか否かが判断される。排出センサ152がONされた後、所定の時間が経過しても排出センサがOFFされない場合(滞留ジャム)、画像形成装置1内で転写紙がジャムしているので、転写紙の搬送が停止される。
((インサータ))
以下、インサータ3を説明する。まず、インサータ3が画像形成装置1により画像が形成された転写紙を搬送する動作を説明する。画像形成装置1により画像が形成された転写紙は、排出ローラ151によりインサータ3へ受け渡される。画像形成装置1から排出された転写紙は、インサータ3内へ入る。インサータ3の入口センサ311により転写紙が検出されると、入口ローラ301が駆動される。転写紙は、入口ローラ301により水平パス340へ搬送される。転写紙は、排出ローラ302によりインサータ3の排出トレイ350へ排出される。転写紙の搬送方向において排出ローラ302の下流に、転写紙を検出する排出センサ312が配置されている。排出センサ312の検出結果に基づいて、転写紙が正常に排出トレイ350へ排出されたか否かが判断される。
以下、インサータ3を説明する。まず、インサータ3が画像形成装置1により画像が形成された転写紙を搬送する動作を説明する。画像形成装置1により画像が形成された転写紙は、排出ローラ151によりインサータ3へ受け渡される。画像形成装置1から排出された転写紙は、インサータ3内へ入る。インサータ3の入口センサ311により転写紙が検出されると、入口ローラ301が駆動される。転写紙は、入口ローラ301により水平パス340へ搬送される。転写紙は、排出ローラ302によりインサータ3の排出トレイ350へ排出される。転写紙の搬送方向において排出ローラ302の下流に、転写紙を検出する排出センサ312が配置されている。排出センサ312の検出結果に基づいて、転写紙が正常に排出トレイ350へ排出されたか否かが判断される。
次に、インサータ3が給送トレイ320から給送される合紙を搬送する動作を説明する。インサータ3は、合紙が積載される給送トレイ320と、給送トレイ320上の合紙の残量が所定量より少なくなったことを検出するニアエンプティセンサ(残量検出手段)321を有する。ニアエンプティセンサ321は、光透過型センサ等の光学センサであるとよい。また、インサータ3は、給送トレイ320上に合紙が載置されているか否かを検出する合紙センサ(合紙検出手段)721が設けられている。合紙センサ721は、光反射型センサ等の光学センサであるとよい。なお本実施形態ではニアエンプティセンサ321により合紙残量を検知する構成としたが、それ以外の方法により合紙の残量を検出する方法でもよい。例えば、給送トレイ320を、給送ローラ303が給送可能な位置まで上昇させる構成であれば、給送トレイ320の上昇量(モータの駆動パルス数や駆動時間)を計測することで、合紙の残量を検出してもよい。
給送ローラ303は、給送トレイ320上に積載された合紙のうち最下位合紙をインサータ3内へ給送する。複数枚の合紙が給送された場合、分離ローラ304は、最上位合紙を分離して最上位合紙一枚のみを搬送路330へ搬送する。合紙の給送方向において給送ローラ303の下流に給送センサ313が配置されている。給送センサ313の検出結果に基づいて合紙が正常に給送されたか否かが判断される。搬送路330へ搬送された合紙は、合紙の先端がレジストレーションセンサ314を通過した後、所定量だけ搬送される。合紙の先端は、停止しているレジストレーションローラ305に突き当てられ、合紙にループが形成された状態で合紙は一旦停止される。これにより、搬送動作中に生じた合紙の斜行が補正される。所定時間が経過後、分離ローラ304、レジストレーションローラ305及び排出ローラ302が駆動され、合紙は、搬送路330から、搬送路330と水平パス340との合流部へ搬送され、水平パス340を経て排出トレイ350へ排出される。合紙は、画像が形成された転写紙とともに排出トレイ350上に積載されるように、画像形成部80の下流で水平パス340へ合流するように搬送される。
(コントローラ)
図2は、画像形成システム10を制御するコントローラ100のブロック図である。コントローラ100は、プリンタ制御部900、画像信号制御部907、操作表示装置制御部906及びインサータ制御部700を有する。プリンタ制御部900は、CPU901、ROM902及びRAM903を有する。制御部としてのCPU901は、ROM902に保存されている制御プログラムに従って、画像信号制御部907、操作表示装置制御部906及びインサータ制御部700を制御する。RAM903は、制御データを一時的に保存し、制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。画像信号制御部907は、コンピュータ905から外部I/F904を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、デジタル画像信号をビデオ信号(画像データ)に変換する。画像信号制御部907は、ビデオ信号を画像形成部80へ出力する。
図2は、画像形成システム10を制御するコントローラ100のブロック図である。コントローラ100は、プリンタ制御部900、画像信号制御部907、操作表示装置制御部906及びインサータ制御部700を有する。プリンタ制御部900は、CPU901、ROM902及びRAM903を有する。制御部としてのCPU901は、ROM902に保存されている制御プログラムに従って、画像信号制御部907、操作表示装置制御部906及びインサータ制御部700を制御する。RAM903は、制御データを一時的に保存し、制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。画像信号制御部907は、コンピュータ905から外部I/F904を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、デジタル画像信号をビデオ信号(画像データ)に変換する。画像信号制御部907は、ビデオ信号を画像形成部80へ出力する。
操作表示装置制御部906は、ユーザインタフェース11を制御し、プリンタ制御部900との間で情報のやり取りを行う。図1に示すように、ユーザインタフェース11は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー12と、設定状態を示す情報を表示する表示部14を有する。ユーザインタフェース11は、操作表示装置制御部906を介して複数のキー12の操作に対応するキー信号をプリンタ制御部900へ出力する。ユーザインタフェース11は、操作表示装置制御部906を介してプリンタ制御部900からの信号に基づき対応する情報を表示部14に表示する。
(転写紙搬送駆動系)
次に、図1及び図2を用いて、画像形成装置1の転写紙搬送駆動系を説明する。転写紙を搬送する駆動源としての転写紙搬送駆動系は、給送モータ201、縦パスモータ920、レジストレーションモータ921、ドラムモータ922、定着モータ923及び排出モータ924を含む。転写紙搬送駆動系は、プリンタ制御部900に電気的に接続され、CPU901により制御される。給送モータ201は、ピックアップローラ221を駆動して転写紙給送部22から縦パス501へ転写紙を給送する。縦パスモータ920は、給送ローラ対222及び縦パスローラ101を駆動して転写紙を縦パス501に沿って搬送する。レジストレーションモータ921は、搬送ローラ104及びレジストレーションローラ105を駆動して転写紙を水平パス502に沿って二次転写部806へ搬送する。ドラムモータ922は、画像形成部80の感光ドラム801~804、中間転写体805及び二次転写部806を駆動する。定着モータ923は、定着部13を駆動する。排出モータ924は、排出ローラ151を駆動して転写紙をインサータ3へ受け渡す。
次に、図1及び図2を用いて、画像形成装置1の転写紙搬送駆動系を説明する。転写紙を搬送する駆動源としての転写紙搬送駆動系は、給送モータ201、縦パスモータ920、レジストレーションモータ921、ドラムモータ922、定着モータ923及び排出モータ924を含む。転写紙搬送駆動系は、プリンタ制御部900に電気的に接続され、CPU901により制御される。給送モータ201は、ピックアップローラ221を駆動して転写紙給送部22から縦パス501へ転写紙を給送する。縦パスモータ920は、給送ローラ対222及び縦パスローラ101を駆動して転写紙を縦パス501に沿って搬送する。レジストレーションモータ921は、搬送ローラ104及びレジストレーションローラ105を駆動して転写紙を水平パス502に沿って二次転写部806へ搬送する。ドラムモータ922は、画像形成部80の感光ドラム801~804、中間転写体805及び二次転写部806を駆動する。定着モータ923は、定着部13を駆動する。排出モータ924は、排出ローラ151を駆動して転写紙をインサータ3へ受け渡す。
画像形成装置1内の転写紙の搬送状態を判断するために、転写紙搬送駆動系は、転写紙の通過を検出する検出器925を有する。検出器925は、縦パスセンサ102、搬送センサ103、レジストレーションセンサ106、定着センサ134、排出センサ152及び給送センサ223を含む。排出ローラ151によりインサータ3へ受け渡された転写紙は、インサータ制御部700により制御されるインサータ3の転写紙搬送駆動系により搬送される。
(インサータ制御部)
図3は、インサータ3を制御するインサータ制御部700のブロック図である。インサータ制御部700は、CPU701、ROM702及びRAM703を有する。CPU701は、ROM702に保存されている制御プログラムに従って、インサータ3を制御する。RAM703は、制御データを一時的に保存し、制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。プリンタ制御部900のCPU901は、インサータ制御部700のCPU701と通信する。CPU901は、インサータ3により給送される合紙が画像形成装置1により画像が形成された転写紙とともに積載されて一部を形成するように、CPU701を介してインサータ3を制御する。
図3は、インサータ3を制御するインサータ制御部700のブロック図である。インサータ制御部700は、CPU701、ROM702及びRAM703を有する。CPU701は、ROM702に保存されている制御プログラムに従って、インサータ3を制御する。RAM703は、制御データを一時的に保存し、制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。プリンタ制御部900のCPU901は、インサータ制御部700のCPU701と通信する。CPU901は、インサータ3により給送される合紙が画像形成装置1により画像が形成された転写紙とともに積載されて一部を形成するように、CPU701を介してインサータ3を制御する。
(シート搬送駆動系)
次に、図1及び図3を用いて、インサータ3の転写紙及び合紙搬送駆動系(以下、シート搬送駆動系という)を説明する。転写紙及び合紙を搬送する駆動源としてのシート搬送駆動系は、インサータ入口モータ711、インサータ給送モータ712及びインサータレジストレーションモータ713を含む。シート搬送駆動系は、インサータ制御部700に電気的に接続され、CPU701により制御される。インサータ入口モータ711は、入口ローラ301及び排出ローラ302を駆動して画像形成装置1から受け取った転写紙を水平パス340に沿って搬送し、排出トレイ350へ排出する。インサータ給送モータ712は、給送ローラ303及び分離ローラ304を駆動して合紙を給送トレイ320から搬送路330に沿ってレジストレーションローラ305へ給送し、合紙の斜行を補正する。インサータレジストレーションモータ713は、レジストレーションローラ305を駆動して斜行が補正された合紙を搬送路330と水平パス340との合流部を介して排出ローラ302へ搬送する。インサータ入口モータ711は、排出ローラ302を駆動して合紙を排出トレイ350へ排出する。
次に、図1及び図3を用いて、インサータ3の転写紙及び合紙搬送駆動系(以下、シート搬送駆動系という)を説明する。転写紙及び合紙を搬送する駆動源としてのシート搬送駆動系は、インサータ入口モータ711、インサータ給送モータ712及びインサータレジストレーションモータ713を含む。シート搬送駆動系は、インサータ制御部700に電気的に接続され、CPU701により制御される。インサータ入口モータ711は、入口ローラ301及び排出ローラ302を駆動して画像形成装置1から受け取った転写紙を水平パス340に沿って搬送し、排出トレイ350へ排出する。インサータ給送モータ712は、給送ローラ303及び分離ローラ304を駆動して合紙を給送トレイ320から搬送路330に沿ってレジストレーションローラ305へ給送し、合紙の斜行を補正する。インサータレジストレーションモータ713は、レジストレーションローラ305を駆動して斜行が補正された合紙を搬送路330と水平パス340との合流部を介して排出ローラ302へ搬送する。インサータ入口モータ711は、排出ローラ302を駆動して合紙を排出トレイ350へ排出する。
インサータ3内の転写紙及び合紙の搬送状態を判断するために、シート搬送駆動系は、合紙センサ721、入口センサ311、排出センサ312、給送センサ313、レジストレーションセンサ314及びニアエンプティセンサ321を含む。合紙センサ721は、給送トレイ320上の合紙の有無を検出する。給送トレイ320上にセットされた複数の合紙を連続して給送するジョブの場合、合紙の先端が停止状態のレジストレーションローラ305に当接して斜行が補正されている状態では、合紙センサ721は、次の合紙の有無の検出ができない。プリンタ制御部900からの指示に従ってレジストレーションローラ305により合紙が水平パス340へ搬送され合紙の後端が合紙センサ721を抜けた後、合紙センサ721は、次の合紙の有無の検出が可能になる。
(転写紙の給送制御)
以下、画像形成システム10において合紙と転写紙が混在するジョブを実行するための転写紙の給送制御を説明する。図4は、合紙と転写紙が混在するジョブの一例を示す図である。図4に示すジョブに従って、画像形成システム10は、複数部(第一部B1、第二部B2、第三部B3・・・)を形成する。図4に示すジョブに従って、画像形成装置1は、片面で3ページの本文(画像)を第一転写紙P1、第二転写紙P2及び第三転写紙P3に形成する。図4に示すジョブに従って、インサータ3は、第一転写紙P1、第二転写紙P2及び第三転写紙P3の前に第一合紙I1、第二合紙I2及び第三合紙I3を挿入して第一部B1、第二部B2及び第三部B3をそれぞれ形成する。本実施例において、画像形成システム10は、合紙と転写紙が混在するジョブを実行するための転写紙の給送制御として見切りモードと合紙有確定モードで動作可能である。見切りモードは、例えば、第三転写紙P3の直前に排出されるべき第三合紙I3が給送トレイ320に有るか否かが判断される前に、第三転写紙P3の給送が開始される給送制御である。合紙有確定モードは、例えば、第三転写紙P3の直前に給送されるべき第三合紙I3が給送トレイ320に有ると判断された後に、第三転写紙P3の給送が開始される給送制御である。図5は、図4に示すジョブを実行する給送モードの違いによる紙間の差を示す図である。
以下、画像形成システム10において合紙と転写紙が混在するジョブを実行するための転写紙の給送制御を説明する。図4は、合紙と転写紙が混在するジョブの一例を示す図である。図4に示すジョブに従って、画像形成システム10は、複数部(第一部B1、第二部B2、第三部B3・・・)を形成する。図4に示すジョブに従って、画像形成装置1は、片面で3ページの本文(画像)を第一転写紙P1、第二転写紙P2及び第三転写紙P3に形成する。図4に示すジョブに従って、インサータ3は、第一転写紙P1、第二転写紙P2及び第三転写紙P3の前に第一合紙I1、第二合紙I2及び第三合紙I3を挿入して第一部B1、第二部B2及び第三部B3をそれぞれ形成する。本実施例において、画像形成システム10は、合紙と転写紙が混在するジョブを実行するための転写紙の給送制御として見切りモードと合紙有確定モードで動作可能である。見切りモードは、例えば、第三転写紙P3の直前に排出されるべき第三合紙I3が給送トレイ320に有るか否かが判断される前に、第三転写紙P3の給送が開始される給送制御である。合紙有確定モードは、例えば、第三転写紙P3の直前に給送されるべき第三合紙I3が給送トレイ320に有ると判断された後に、第三転写紙P3の給送が開始される給送制御である。図5は、図4に示すジョブを実行する給送モードの違いによる紙間の差を示す図である。
((転写紙をすべて見切りモードで給送する場合の紙間))
図5(a)は、図4に示すジョブにおいて転写紙をすべて見切りモードで給送する場合の紙間を示す図である。すべての転写紙が見切りモードで給送されると、転写紙と合紙との間の紙間はすべて同じになる。例えば、第三転写紙P3は、直前に排出されるべき第三合紙I3が給送トレイ320に有るという判断が確定していなくても見切りで給送されるので、画像形成システム10の生産性は低下しない。
図5(a)は、図4に示すジョブにおいて転写紙をすべて見切りモードで給送する場合の紙間を示す図である。すべての転写紙が見切りモードで給送されると、転写紙と合紙との間の紙間はすべて同じになる。例えば、第三転写紙P3は、直前に排出されるべき第三合紙I3が給送トレイ320に有るという判断が確定していなくても見切りで給送されるので、画像形成システム10の生産性は低下しない。
しかし、例えば、もし、第三転写紙P3が見切りで給送された後で第三合紙I3が給送トレイ320に無いことが検出されると、第三合紙I3の排出無しに第三転写紙P3が排出され不良な部が形成される。不良な部の形成を防ぐために、ニアエンプティセンサ321の検出結果に基づいて給送トレイ320上の合紙の残量が所定量より少ないと判断された場合、転写紙の給送制御の給送モードを見切りモードから合紙有確定モードへ切り替える。以下、合紙の残量が所定量より少ないと判断された後で給送モードを見切りモードから合紙有確定モードへ切り替え、転写紙をすべて合紙有確定モードで給送する場合の紙間を説明する。
((転写紙をすべて合紙有確定モードで給送する場合の紙間))
図5(b)は、図4に示すジョブにおいて合紙の残量が所定量より少ないと判断された後、転写紙をすべて合紙有確定モードで給送する場合の紙間を示す図である。例えば、第一部B1の第二合紙I2が給送された後で給送トレイ320上の合紙の残量が所定量より少ないと判断された場合、第三転写紙P3の給送を開始する前に第三転写紙P3の直前に排出されるべき第三合紙I3が給送トレイ320に有るか否かが判断される。給送トレイ320上に第三合紙I3が有るという判断が確定した後、第三転写紙P3の給送が開始される。従って、図5(b)に示すように、第一部B1の第三合紙I3と第三転写紙P3の間の紙間が拡がる。それ以降、転写紙の直前に排出されるべき合紙が給送トレイ320に有ると判断された後に転写紙の給送が開始されるので、直前の合紙と転写紙との間の紙間が拡がる。
図5(b)は、図4に示すジョブにおいて合紙の残量が所定量より少ないと判断された後、転写紙をすべて合紙有確定モードで給送する場合の紙間を示す図である。例えば、第一部B1の第二合紙I2が給送された後で給送トレイ320上の合紙の残量が所定量より少ないと判断された場合、第三転写紙P3の給送を開始する前に第三転写紙P3の直前に排出されるべき第三合紙I3が給送トレイ320に有るか否かが判断される。給送トレイ320上に第三合紙I3が有るという判断が確定した後、第三転写紙P3の給送が開始される。従って、図5(b)に示すように、第一部B1の第三合紙I3と第三転写紙P3の間の紙間が拡がる。それ以降、転写紙の直前に排出されるべき合紙が給送トレイ320に有ると判断された後に転写紙の給送が開始されるので、直前の合紙と転写紙との間の紙間が拡がる。
図6は、インサータ3内で搬送される合紙I1、I2、I3の位置を説明するためのインサータ3の断面図である。合紙の残量が所定量より少ないと判断されたとき、例えば、図6に示すように、第一合紙I1は搬送路330上で待機し、第二合紙I2は先端が搬送路330に引き込まれ後端が給送トレイ320上に残った状態で待機する。第三合紙I3は、まだ給送されずに給送トレイ320上にある。従って、合紙の残量が所定量より少ないと判断されたとき、第一合紙I1及び第二合紙I2の存在は確定しているので第一転写紙P1及び第二転写紙P2はすぐに給送される。第三転写紙P3は、直前に排出されるべき第三合紙I3が給送トレイ320にあると判断された後、給送が開始される。しかし、合紙センサ721は、第二合紙I2の後端が搬送路330へ搬送された後でないと給送トレイ320上に第三合紙I3があるか否かを検出できない。第一合紙I1が排出トレイ350への搬送が開始された後、第二合紙I2は搬送路330への搬送が開始され、第二合紙I2の後端が給送トレイ320を通過して初めて合紙センサ721は第三合紙I3の検出が可能になる。従って、第一部B1の第三転写紙P3以降の転写紙の給送開始は、直前の合紙があるという判断が確定するまで遅延するので、画像形成システム10の生産性が低下する。
ところで、一部の成果物の中に複数の合紙が含まれる複数部の成果物を作成する場合、ユーザは、一部の成果物の中に含まれる複数の合紙を一セットとして複数セットの合紙を給送トレイ320上に載置する可能性が高い。そのため、一部の成果物の中の最初の合紙(先頭合紙)が給送トレイ320上にあると判断された場合、一部の成果物の中の残りの合紙も給送トレイ320上にある可能性が高い。そこで、本実施例においては、給送トレイ320上の合紙の残量が所定量より少ないと判断された後は、直前に排出されるべき合紙が一部の中の最初の合紙である場合のみ合紙有確定モードで転写紙を給送する。当該一部の中の当該最初の合紙以降の合紙の直後の転写紙は、見切りモードで給送される。これにより、合紙の残量が所定量より少ないと判断された後も合紙が無いことによる転写紙の残留ジャムを抑制しつつ生産性を向上させることができる。以下、合紙の残量が所定量より少ないと判断された後、転写紙の直前の合紙が一部の中の最初の合紙である場合のみ合紙有確定モードで転写紙を給送し、転写紙の直前の合紙が最初の合紙でない場合に見切りモードで転写紙を給送する場合の紙間を説明する。
((一部の中の最初の合紙直後の転写紙のみ合紙有確定モードで給送する場合の紙間))
図5(c)は、図4に示すジョブにおいて合紙の残量が所定量より少ないと判断された後、転写紙の直前の合紙が一部の中の最初の合紙である場合のみ合紙有確定モードで転写紙を給送し、それ以外は見切りモードで転写紙を給送する場合の紙間を示す図である。ユーザは、給送トレイ320上に合紙を載置する際、出力する成果物の一部の中に合紙が3枚含まれるならば3枚セットで載置する可能性が高い。従って、一部の中の最初の合紙が給送トレイ320上にあるという判断が確定すれば残りの2枚の合紙も給送トレイ320上にあると予測できる。例えば、複数部の画像の形成中に第一部B1の第二合紙I2の給送の後で給送トレイ320上の合紙の残量が所定量より少ないと判断された場合、第一部B1の第三合紙I3は第一部B1の最初の合紙でないので、第三転写紙P3を見切りモードで給送する。第二部B2の第一転写紙P1の直前に排出される第一合紙I1は第二部B2の最初の合紙であるので、合紙有確定モードで第一合紙I1が給送トレイ320上にあるという判断が確定した後、第一転写紙P1を給送する。その後、第二部B2の中の第二合紙I2及び第三合紙I3に関しては第二合紙I2及び第三合紙I3が給送トレイ320上にあるという判断の確定を待たずに見切りモードで第二転写紙P2及び第三転写紙P3の給送を開始する。これによって、転写紙の滞留ジャムを抑制しつつ画像形成システム10の生産性を向上させることができる。
図5(c)は、図4に示すジョブにおいて合紙の残量が所定量より少ないと判断された後、転写紙の直前の合紙が一部の中の最初の合紙である場合のみ合紙有確定モードで転写紙を給送し、それ以外は見切りモードで転写紙を給送する場合の紙間を示す図である。ユーザは、給送トレイ320上に合紙を載置する際、出力する成果物の一部の中に合紙が3枚含まれるならば3枚セットで載置する可能性が高い。従って、一部の中の最初の合紙が給送トレイ320上にあるという判断が確定すれば残りの2枚の合紙も給送トレイ320上にあると予測できる。例えば、複数部の画像の形成中に第一部B1の第二合紙I2の給送の後で給送トレイ320上の合紙の残量が所定量より少ないと判断された場合、第一部B1の第三合紙I3は第一部B1の最初の合紙でないので、第三転写紙P3を見切りモードで給送する。第二部B2の第一転写紙P1の直前に排出される第一合紙I1は第二部B2の最初の合紙であるので、合紙有確定モードで第一合紙I1が給送トレイ320上にあるという判断が確定した後、第一転写紙P1を給送する。その後、第二部B2の中の第二合紙I2及び第三合紙I3に関しては第二合紙I2及び第三合紙I3が給送トレイ320上にあるという判断の確定を待たずに見切りモードで第二転写紙P2及び第三転写紙P3の給送を開始する。これによって、転写紙の滞留ジャムを抑制しつつ画像形成システム10の生産性を向上させることができる。
(合紙の残量が所定量より少ないと判断された後の給送モード切り替え動作)
以下、図7を参照して、給送トレイ320上の合紙の残量が所定量より少ないと判断された後の給送モード切り替え動作を説明する。図7は、CPU901により実行される給送モード切り替え動作を示す流れ図である。CPU901は、ROM902に保存されたプログラムに従って給送モード切り替え動作を実行する。ジョブが開始されると、CPU901は、画像信号制御部907から出力されるビデオ信号(画像データ)に基づいてジョブのページ毎に給送判断を行う。本実施例では、ジョブの印刷待ちの各ページの情報がRAM903にキュー(待ち行列)のデータ構造で保存(キューイング)される。図8は、RAM903に保存されたジョブのキューデータ構造を示す図である。図8に示すように、各キューのページ情報は、ページID、給送部情報、排出部情報、部先頭合紙情報及び直前紙情報を含む。給送部情報は、そのページに対応する用紙(転写紙又は合紙)が給送される給送部(給送カセット220又は給送トレイ320)を表す。排出部情報は、そのページに対応する用紙(転写紙又は合紙)が排出される排出部(排出トレイ350)を表す。部先頭合紙情報は、そのページがその部の中で最初の合紙であるか否かを表す。部先頭合紙情報がOFFである場合、そのページは、その部の中で最初の合紙ではない。部先頭合紙情報がONである場合、そのページは、その部の中で最初の合紙である。直前紙情報は、そのページの直前のページのキューを検索し、そのキューのページ情報を参照するために用いられる。
以下、図7を参照して、給送トレイ320上の合紙の残量が所定量より少ないと判断された後の給送モード切り替え動作を説明する。図7は、CPU901により実行される給送モード切り替え動作を示す流れ図である。CPU901は、ROM902に保存されたプログラムに従って給送モード切り替え動作を実行する。ジョブが開始されると、CPU901は、画像信号制御部907から出力されるビデオ信号(画像データ)に基づいてジョブのページ毎に給送判断を行う。本実施例では、ジョブの印刷待ちの各ページの情報がRAM903にキュー(待ち行列)のデータ構造で保存(キューイング)される。図8は、RAM903に保存されたジョブのキューデータ構造を示す図である。図8に示すように、各キューのページ情報は、ページID、給送部情報、排出部情報、部先頭合紙情報及び直前紙情報を含む。給送部情報は、そのページに対応する用紙(転写紙又は合紙)が給送される給送部(給送カセット220又は給送トレイ320)を表す。排出部情報は、そのページに対応する用紙(転写紙又は合紙)が排出される排出部(排出トレイ350)を表す。部先頭合紙情報は、そのページがその部の中で最初の合紙であるか否かを表す。部先頭合紙情報がOFFである場合、そのページは、その部の中で最初の合紙ではない。部先頭合紙情報がONである場合、そのページは、その部の中で最初の合紙である。直前紙情報は、そのページの直前のページのキューを検索し、そのキューのページ情報を参照するために用いられる。
ジョブが開始されると、CPU901は、これから給送すべき用紙のページ情報をRAM903から読み出す(S71)。CPU901は、これから給送すべき用紙が転写紙であるか合紙であるかをページ情報に基づいて判断する(S72)。これから給送すべき用紙が転写紙であるか合紙であるかの判断は、ページ情報に含まれる給送部情報が給送カセット220である場合に転写紙であると判断し、給送部情報が給送トレイ320である場合に合紙であると判断する。これから給送すべき用紙が転写紙でなく合紙である場合(S72でNO)、CPU901は、処理をS77へ進め、給送トレイ320からの合紙の給送準備を開始する。これから給送すべき用紙が転写紙である場合(S72でYES)、CPU901は、処理をS73へ進める。CPU901は、ニアエンプティセンサ321の検出結果に基づいて合紙の残量が所定量より少ないか否かを判断する(S73)。合紙の残量が所定量より少なくない(所定量以上)と判断された場合(S73でNO)、CPU901は、処理をS76へ進める。CPU901は、給送モードを見切りモードに設定する(S76)。CPU901は、見切りモードで給送カセット220からの転写紙の給送準備を開始する(S77)。
合紙の残量が所定量より少ないと判断された場合(S73でYES)、CPU901は、処理をS74へ進める。CPU901は、直前紙がその部の最初の合紙であるか否かを判断する(S74)。直前紙がその部の最初の合紙であるか否かの判断は、ページ情報の直前紙情報から直前紙のキューを検索し、直前紙のキューのページ情報の部先頭合紙情報を参照することで行う。直前紙がその部の最初の合紙である場合(S74でYES)、CPU901は、給送モードを合紙有確定モードに設定する(S75)。CPU901は、合紙有確定モードで給送カセット220からの転写紙の給送準備を開始する(S77)。一方、直前紙がその部の最初の合紙でない場合(S74でNO)、CPU901は、給送モードを見切りモードに設定する(S76)。CPU901は、見切りモードで給送カセット220からの転写紙の給送準備を開始する(S77)。給送準備が開始された後、CPU901は、今判断したページに対応する用紙が給送されるとジョブが終了するか否かを判断する(S78)。給送すべきページが残っている場合(S78でNO)、CPU901は、処理をS71へ戻し、次に給送すべき用紙のページ情報をRAM903から読み出す。一方、ジョブが終了する場合(S78でYES)、CPU901は、給送モード切り替え動作を終了する。
以上のように、給送トレイ320上の合紙の残量が所定量より少なくなった場合、給送すべき転写紙の直前に複数部のうちの一部の最初の合紙が給送されるときは、給送トレイ320上に合紙があることを確認した後で転写紙の給送を開始する。これにより、給送トレイ320上に合紙が無いことによる転写紙の残留ジャムを抑制することができる。給送トレイ320上の合紙の残量が所定量より少なくなった場合、給送すべき転写紙の直前に一部の最初の合紙以外の合紙が給送されるときは給送トレイ320上に合紙があることを確認せずに転写紙の給送を開始する。これによって、給送トレイ320上の合紙の残量が所定量より少なくなった場合にすべての合紙があることを確認した後で転写紙の給送を開始させる従来技術に比べて画像形成システム10の生産性を向上させることができる。本実施例によれば、給送トレイ320上に合紙がないことによる転写紙のジャムを抑制しつつ生産性を向上させることができる。
本実施例においては、画像形成装置1と、画像形成装置1に着脱可能なインサータ3との組み合わせとしての画像形成システム10を説明したが、画像形成システム10を画像形成装置といってもよい。また、画像形成装置1は、インサータ3と一体に形成されていてもよい。すなわち、画像形成装置は、着脱可能なインサータ3が設けられていてもよいし、インサータ3と一体に設けられていてもよい。また、画像形成装置は、インサータ3の下流に製本、穴あけ、綴じを行う後処理装置が設けられていてもよい。
1・・・画像形成装置
3・・・インサータ
22・・・転写紙給送部
80・・・画像形成部
321・・・ニアエンプティセンサ
721・・・合紙センサ
901・・・CPU
3・・・インサータ
22・・・転写紙給送部
80・・・画像形成部
321・・・ニアエンプティセンサ
721・・・合紙センサ
901・・・CPU
Claims (3)
- 記録媒体を給送する記録媒体給送部と、
前記記録媒体給送部から給送された前記記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
合紙を給送する合紙給送部と、
前記合紙給送部における合紙の残量を検出する残量検出手段と、
前記合紙給送部における前記合紙の有無を検出する合紙検出手段と、
前記画像が形成された前記記録媒体と前記合紙給送部により給送された前記合紙とが積載されて一部を形成するように前記記録媒体給送部及び前記合紙給送部を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記残量検出手段の検出結果に基づいて合紙の前記残量が所定量より少ないと判断された場合であって、且つ前記記録媒体給送部により給送されるべき記録媒体の直前に前記一部の中における最初の合紙が積載される場合、前記合紙検出手段の検出結果に基づいて前記最初の合紙が前記合紙給送部にあると判断された後に前記記録媒体給送部に前記記録媒体の給送を開始させ、前記残量が前記所定量より少ないと判断された前記場合であって、且つ前記記録媒体給送部により給送されるべき記録媒体の直前に前記最初の合紙以外の合紙が積載される場合、前記合紙検出手段の前記検出結果にかかわらず前記記録媒体給送部に前記記録媒体の給送を開始させることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部へ入力されるジョブは、ページごとにそのページに対応する用紙が前記一部の中における前記最初の合紙であるか否かを表す情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記残量が前記所定量より少なくないと判断された場合、前記合紙検出手段の前記検出結果にかかわらず前記記録媒体給送部に前記記録媒体の給送を開始させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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