JP7013142B2 - 車両の成形天井およびルーフパネルへの成形天井の組み付け方法 - Google Patents

車両の成形天井およびルーフパネルへの成形天井の組み付け方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7013142B2
JP7013142B2 JP2017088156A JP2017088156A JP7013142B2 JP 7013142 B2 JP7013142 B2 JP 7013142B2 JP 2017088156 A JP2017088156 A JP 2017088156A JP 2017088156 A JP2017088156 A JP 2017088156A JP 7013142 B2 JP7013142 B2 JP 7013142B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded ceiling
roof panel
reinforcing board
assembled
ceiling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017088156A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018184125A (ja
Inventor
和則 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inoac Corp
Original Assignee
Inoac Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inoac Corp filed Critical Inoac Corp
Priority to JP2017088156A priority Critical patent/JP7013142B2/ja
Publication of JP2018184125A publication Critical patent/JP2018184125A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7013142B2 publication Critical patent/JP7013142B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

この発明は、車両のルーフパネルに組み付けられる成形天井と、この成形天井をルーフパネルへ組み付ける方法とに関するものである。
各種車両のルーフパネルの裏側には、該ルーフパネルの天井形状に倣った形状の成形天井が組み付けられるが、該ルーフパネルと成形天井との間には、前記ルーフパネルの補強や断熱・遮音等の機能を果たす補強ボードが配設される。例えば、図3(a)に示すワゴン型車両10をA-A線で切断した屋根部の縦断面を、図3(b)に分解状態で示す。図3(b)に示すルーフパネル12の裏面には、補強用のリンフォース部材14が適所に配置されている。また、ルーフパネル12における裏側の略中央部分には、例えば硬質ウレタン基材の両面にPPフィルムおよび不織布を積層してなる補強ボード16が、接着剤や両面テープの如き接着手段18により取り付け(組み付け)られている。また、前記ルーフパネル12の裏面には、前記補強ボード16を中間に介在させた形で、例えば硬質ウレタン基材の両側にガラスマット、PPフィルムおよび不織布を順次に積層接着した成形天井20が接着その他嵌め込み等の手段で組み付けられている。
ここで、ルーフパネル12の裏側に補強ボード16が配置される理由は、該ルーフパネル12の薄肉化、軽量化の要請に応えるに従って、ルーフパネル12における殊に中央部分の剛性が不足するためである。また、ルーフパネル12は太陽光や風雨に直接曝される部位であるため、前記補強ボード16の材質は剛性があって、断熱性能、遮音性能、制振性能等にも優れたものが選択的に使用される。更に、前記成形天井20は前述した積層構造であって、ルーフパネル12の天井面に合わせた樹脂複合成形品のシート材になっている。しかし、ルーフパネル12へ組み付ける直前の成形天井20には、図3(b)に示すように、例えばサンバイザー22や室内ランプ24、その他各種電装品に接続されるワイヤハーネス26が取り付けられ、これら部品の合計重量はかなりの大きさ(例えば1kg以上)になっている。
実用新案登録第2511754号公報
補強ボード16が既に取り付けられているルーフパネル12(の裏側)に前記成形天井20を組み付けるには、作業者が該成形天井20を両手で支持し、頭上へ持ち上げて作業を行う。例えば、図4に示すように、作業者が成形天井20を両手で水平に支え、頭上へ持ち上げてルーフパネル12(図示せず)の裏側に組み付ける作業が行われる。しかし、成形天井20は長尺物であり、また先に述べたようにルーフパネル12の天井面に合わせた樹脂複合成形品のシート材である。そして、前記サンバイザー22等の部品が成形天井20の各所に取り付けられている。このため、図4に示す作業姿勢によっては、成形天井20が部品重量に耐え切れず、真ん中付近で座屈して矢印で示す下方向へ折れてしまうことがある。また、作業者を2名に増やして作業する場合は、図5に示すように、その作業姿勢によっては、矢印で示す上方向へ折れてしまうこともある。このように成形天井20が座屈して折れてしまうと、その成形天井20は使いものにならず歩留まりが低下し、作業工程の大きな損失になっていた。また、成形天井20の組み付け作業には充分な注意を払う必要があり、作業者の心理的な負担にもなっている。
本発明は、このような従来技術に係る成形天井およびルーフパネルへ成形天井を組み付ける作業に内在している欠点に鑑み、これを解決するべく提案されたものであって、成形天井と補強ボードとをモジュール化することにより前記欠点を解決することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため第1の発明は、
ルーフパネルの裏側に組み付けられる成形天井であって、
該成形天井における前記ルーフパネルの組み付け側に、補強ボードが予め組み付けられており、
前記補強ボードは、硬質ポリウレタンフォームをシート基材としてガラス繊維のマットが積層されていることを要旨とする。
このように、成形天井に補強ボードが予め組み付けられてモジュール化しているから、成形天井の剛性が大きく向上し、ルーフパネルへ成形天井を組み付ける作業に際して中折れすることがなく、歩留まりが低下することがない。
第2の発明は、
前記補強ボードの曲げ強度は、前記成形天井の曲げ強度よりも大きくなるよう形成されていることを要旨とする。
第3の発明は、
前記シート基材は、6.5~11.5mmの厚みで形成されていることを要旨とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため第4の発明は、
ルーフパネルと、前記ルーフパネルの裏側に組み付けた成形天井と、前記ルーフパネルおよび成形天井の間に介在させた補強ボードとを備えた車両のルーフ構造であって、
第1~第3の発明の何れか1つに記載の補強ボードが前記成形天井の裏側に予め組み付けられていることを要旨とする。
このように、成形天井に補強ボードが予め組み付けられてモジュール化しているから、成形天井の剛性が大きく向上し、ルーフパネルへ成形天井を組み付ける作業に際して中折れすることがなく、歩留まりが低下することがない。
第5の発明では、前記補強ボードは前記成形天井の裏側に所要間隔で設けた接着剤を介して組み付けられ、各接着剤の間の空間にワイヤハーネスが通されていることを要旨とする。
このように、成形天井と補強ボードとを予め組み付けてモジュール化する際に、所要間隔で設けた接着剤の間にできるスペースにワイヤハーネスを通しておくことができて、配線作業の効率化が図られる。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため第6の発明は、
硬質ポリウレタンフォームをシート基材としてガラス繊維のマットが積層されている補強ボードを、成形天井の裏側に接着手段で組み付ける工程と、
前記補強ボードが組み付けられた成形天井を、ルーフパネルの裏側に接着手段で組み付ける工程とを有することを要旨とする。
このように、成形天井と補強ボードとはモジュール化されたユニットになっているから、ルーフパネルに補強ボードを組み付ける工程を省略することができる。
本発明によれば、成形天井に補強ボードを予め組み付けてモジュール化したことにより、ルーフパネルへの組み付け作業時に成形天井が折れて損失を生ずることがなくなった。また、モジュール化された成形天井をルーフパネルに組み付けるだけで良いので、車両の組み立て工程における工数が有効に削減された。更に、成形天井にはモジュール化されるべき補強ボードが組み付けられるので、成形天井自体の目付重量を相対的に削減することが可能になった。
本発明の実施例に係るモジュール化された成形天井を、この成形天井が組み付けられるべきルーフパネルと共に示す縦断面図である。 本発明の実施例に係るモジュール化された成形天井を成形天井に組み付けた状態を示す縦断面図である。 (a)はワゴン車両の斜視図であり、(b)は(a)のワゴン車両をA-A線で切断した場合のルーフパネルおよび成形天井の分解縦断面図である。 成形天井を1人の作業者が持ち上げて、図示しないルーフパネルへ組み付ける作業姿勢を示す説明図であって、矢印の下方向へ成形天井が中折れする状況を併せて示している。 成形天井を2人の作業者が持ち上げて、図示しないルーフパネルへ組み付ける作業姿勢を示す説明図であって、矢印の上方向へ成形天井が中折れする状況を併せて示している。 成形天井の断面図である。 補強ボードの断面図である。
次に、本発明に係る車両の成形天井と、この成形天井をルーフパネルに組み付ける方法とについて、好適な実施例を挙げて以下説明する。なお、図3~図5に関して説明した既出の部材については、同一の参照符号を付してある。
図1は、本発明の実施例に係る成形天井20を示すものであって、該成形天井20の裏側(ルーフパネル12の裏側へ指向する面)に補強ボード16が、例えばホットメルト型の接着剤28により接着されることで、一体にモジュール化された成形天井30を構成している。すなわち成形天井20の裏側に接着剤28を介して補強ボード16を接着して(貼り付け)モジュール化したことにより、モジュール化された成形天井30は全体として剛性が飛躍的に向上している。このため、図4および図5で述べたような作業姿勢でルーフパネル12へ組み付ける作業を行っても、この成形天井30は装着した部品等の重量で座屈して中折れすることがなくなり、工程上の歩留まりが改善される。また、前記モジュール化により成形天井30の剛性が向上する結果として、取り付けられる各種部品の数や重量を増やすことも可能になる。なお、補強ボード16を成形天井20に組み付けたモジュール化成形天井30を製造する工程に適宜の治具を使用することで、寸法精度に優れた製品を効率良く生産することができる。
ここで、モジュール化する前の成形天井20は発泡シートを基材としていて、特に断熱性能、遮音(吸音)性能および制振性能に優れた硬質ポリウレタンフォームを基材とし、その両側の夫々にガラスマットおよび不織布を積層したものが推奨される。例えば、図6に示す如く、成形天井20の基材に硬質ポリウレタン発泡体のシート32を使用する場合は、この硬質ポリウレタン発泡体のシート32の裏側(ルーフパネル12に指向する側)に、バインダーを含浸させたガラス繊維のマット34、裏面フィルムとしてポリプロピレン(PP)フィルム36および裏面材として各種の不織布38が順に積層される。同じく、硬質ポリウレタン発泡体のシート32における車内に指向する側に、バインダーを含浸させたガラス繊維のマット40および不織布42が順に積層される。これら各種シートの積層体は、成形工程において、例えば100℃~130℃で10秒~30秒間熱プレスすることにより、所要形状の成形天井20が得られる。
このように前記成形天井20は、ウレタン製の発泡シート基材(以下ウレタン基材という)のシート32に各種シートが両側から積層された6層構造になっている。そこで、ウレタン基材のシート32および各種シート34~42の詳細を以下に説明する。前記ウレタン基材のシート32は、ポリウレタン発泡体に代表される連続気泡構造の発泡体シートを用いることができ、好ましくは硬質Dの硬質ポリウレタン発泡体であることが望ましく、密度は30~70kg/m、厚みは6.5~11.5mmであることが好ましい。また、基材の観点から、アスカーC硬さ(JIS K7312)が25以上のものが好ましく、更には30以上のものが好ましい。前記ガラス繊維のマット34,40は、ガラス繊維がフェルト状に加工されたマットでも、またガラス繊維が格子状に織られたクロスマットであってもよい。但し、熱プレスで成形して賦形する観点からは、ガラス繊維のストランドを所定長に切断してマット化したガラス繊維マットが好ましい。ここでガラス繊維マットの目付量は、50~150g/mが好ましい。
前記のガラス繊維マット34,40は、そのガラス繊維の間にバインダーが含浸される。このバインダーは熱硬化性樹脂からなり、一例として安価で接着性の良好な液状イソシアネートが使用される。液状イソシアネートは、熱および触媒の存在下で水との反応により硬化し、接着材として機能するものである。例えば、芳香族系のTDI(トルエンジイソシアネート)、ポリメリックMDI(4,4’ジフェニルメタンジイソシアネート)、NDI(1,5-ナフタレンジイソシアネート)、TODI(トリジンジイソシアネート)、PPDI(パラフェニレンジイソシアネート)、XDI(キシリレンジイソシアネート)、TMXDI(テトラメチルキシレンジイソシアネート)、およびそれらの変性体(具体的には、ウレタン変性、アロファネート変性、ビューレット変性、カルボイミド/ウレトニミン変性等種々の変性がなされたもの)が挙げられる。好ましくは、ポリメリックMDI、TDI変性体、MDI変性体、またはそれらの混合物である。また、これらの液状イソシアネートとしては、粘度3~300cpのものが、浸透性や塗布性等に優れるので、より好ましい。また、これらのうち特にポリメリックMDIは、蒸気圧が低くガラス繊維との親和性が良好で、反応性・接着性、作業性の面で適している。
次に、成形天井20の裏面側における前記ガラス繊維マット34には、ポリプロピレン(PP)フィルムが貼り合わせられる。これは、バインダーによる接着性の観点から表面の平滑な樹脂フィルムであれば良く、ポリプロピレンの外にポリエチレンテレフタレート、ナイロン等の樹脂であっても良い。
成形天井20の裏面材になる前記不織布38および表面材になる前記不織布42は、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、ニードルパンチ不織布等で構成され、その通気量(JIS L1096 通気性A法に準拠)は、10~200cc/cm/秒であることが好ましい。通気性が10cc/cm/秒より低いと、前記補強ボード16の吸音性能が低下し、また200cc/cm/秒より高いと、不織布38,42からのバインダーの染み出しが生じる。前記硬質ポリウレタン発泡体のシート32への賦形を容易にするために、不織布38,42の引張破断伸び(JIS L1913 一般不織布試験方法 6.3引張強さおよび伸び率に準拠)は、20%以上が好ましい。
次に、補強ボード16としては、剛性と共に断熱性および吸音性に優れた硬質ポリウレタンフォームのシートを基材とし、その両側にバインダーを含浸させたガラス繊維のマットおよび不織布が積層配置されたものが推奨される。ここで硬質ポリウレタンフォームのシートは、密度は40~80kg/m、厚みは6.5~11.5mmが好ましい。また、補強効果の観点から、アスカーC硬さ(JIS K7312)が30以上のものが好ましく、更には35以上のものが好ましい。例えば、図7に示す如く、硬質ポリウレタンフォームの基材シート44の一側面に、バインダーを含浸させたガラス繊維のマット46および第1面材としてポリプロピレン(PP)フィルム48が順に積層される。同じく、前記硬質ポリウレタンフォームシート44における他側面に、バインダーを含浸させたガラス繊維のマット50および第2面材として不織布52が順に積層される。この補強ボードのガラス繊維マットの目付量は、150~550g/mが好ましく、補強強化の観点からは、前記成形天井のガラスマットの目付よりも多いことが好ましい。これら各種シートの積層体も、例えば100℃~150℃で10秒~20秒間熱プレスすることで、所要形状の補強ボード16が得られる。このように前記補強ボード16は、ウレタン基材のシート44に各種のシートが両側から積層された5層構造になっている。なお、ガラス繊維のマット46,50、第1面材としてのポリプロピレン(PP)フィルム48および第2面材としての不織布52の内容は、先に成形天井20に関して説明した各積層材の内容と基本的に同じである。
前記の成形天井20および補強ボード16の曲げ強度は、例えば成形天井20は40~80Nで、補強ボード16は90~160Nになっているのが好ましい。このように、補強ボード16の曲げ強度は、成形天井20の曲げ強度よりも1.1~4倍大きく、従ってルーフパネル12の強度を補うことができる。また、前者の成形天井20の曲げ強度を後者の補強ボード16の曲げ強度よりも低くした理由は、成形天井20は車内の居住空間に面する側であるため、何等かの理由により乗員の身体部位が成形天井20に強く接触しても、乗員の損傷を低減し得るからである。但し、成形天井20と補強ボード16との間に強度の差がないようにしても良い。この曲げ強度の測定は、以下の構成の試験片を作成して行った。
Figure 0007013142000001
以上の構成とした成形天井20の試験片および補強ボード16の試験片を、試験機にかけて曲げ剛性を評価した。得られた評価は、前述した如く、成形天井20の曲げ強度が60Nで、補強ボード16の曲げ強度が120Nであった。このように補強ボード16は、基材としての硬質ウレタンフォームの密度を成形天井20の基材密度より大きいものとし、またガラスマットの目付量を、成形天井20におけるガラスマットの目付量の3.5倍としたので、曲げ強度は該成形天井20の曲げ強度よりも2倍大きくなり、このためルーフパネル12の強度を補うことができている。
評価方法は、以下の通りである。
曲げ剛性
(条件)3点曲げ
・支点間距離:200mm
・試験スピード:10mm/min
・試験片サイズ:150×250 鋼板板厚:t0.7
・試験治具:JIS準拠新作
・試験片24h以上常温放置
・試験面:鉄板t0.7
前記成形天井20および補強ボード16を接着する接着剤28としては、ホットメルト接着剤のように熱硬化性樹脂であっても、UV硬化性樹脂を材質とするものであっても良い。この接着剤28を塗布して補強ボード16と成形天井20との間に介在させる場合は、前面塗布ではなく、図1に示すように接着剤28をスポット的に施して、これら接着剤の間に所要間隔を保持するパターンとするのが好ましい。この場合は、補強ボード16と成形天井20との間で、かつ接着剤28が塗布されていない個所は空間になるので、この空間に各種電装品に接続するワイヤハーネス26やその他の必要部材を通すようにすればスペース効率を高めることができる。
次に、モジュール化された成形天井30をルーフパネル12に組み付ける方法につき説明する。図1に示すように、補強ボード16は成形天井20に接着剤28で貼り付けられて、全体としてユニット化されたモジュール成形天井30になっている。そこで、前記モジュール化された成形天井30を、図2に示すように、前記ルーフパネル12の裏側の定位置へ、例えばホットメルト接着剤28により接着して組み付ける。このとき、前記成形天井30は補強ボード16によりモジュール化されていて剛性が追加付与されているため、サンバイザー22や室内ランプ24その他ワイヤハーネス26等が成形天井30に装着されていても、組み付け時の作業姿勢の如何に拘らず座屈して中折れすることがない。従って、従来は成形天井20の中折れを懸念して作業する必要があったが、このような懸念がなくなり作業効率が向上した。また、従来はルーフパネル12の裏側に補強ボード16を組み付ける工程と、該補強ボード16の外方から成形天井20を組み付ける工程とを要していたが、本発明では成形天井30と補強ボード16とがモジュール化されているため、作業者はルーフパネル12にモジュール成形天井30を組み付けるだけで良くなり、組み付け工数が削減できた。
12 ルーフパネル,16 補強ボード,18 接着手段,20 成形天井,
26 ワイヤハーネス,28 接着剤

Claims (6)

  1. ルーフパネルの裏側に組み付けられる成形天井であって、
    該成形天井における前記ルーフパネルの組み付け側に、補強ボードが予め組み付けられており、
    前記補強ボードは、硬質ポリウレタンフォームをシート基材としてガラス繊維のマットが積層されている
    ことを特徴とする成形天井。
  2. 前記補強ボードの曲げ強度は、前記成形天井の曲げ強度よりも大きくなるよう形成されていることを特徴とする請求項1記載の成形天井。
  3. 前記シート基材は、6.5~11.5mmの厚みで形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の成形天井。
  4. ルーフパネルと、前記ルーフパネルの裏側に組み付けた成形天井と、前記ルーフパネルおよび成形天井の間に介在させた補強ボードとを備えた車両のルーフ構造であって、
    請求項1~3の何れか一項に記載の補強ボードが前記成形天井の裏側に予め組み付けられている
    ことを特徴とする車両のルーフ構造。
  5. 前記補強ボードは前記成形天井の裏側に所要間隔で設けた接着剤を介して組み付けられ、各接着剤の間の空間にワイヤハーネスが通されている請求項記載の車両のルーフ構造。
  6. 硬質ポリウレタンフォームをシート基材としてガラス繊維のマットが積層されている補強ボードを、成形天井の裏側に接着手段で組み付ける工程と、
    前記補強ボードが組み付けられた成形天井を、ルーフパネルの裏側に接着手段で組み付ける工程とを有する
    ことを特徴とする車両のルーフ組み付け方法。
JP2017088156A 2017-04-27 2017-04-27 車両の成形天井およびルーフパネルへの成形天井の組み付け方法 Active JP7013142B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017088156A JP7013142B2 (ja) 2017-04-27 2017-04-27 車両の成形天井およびルーフパネルへの成形天井の組み付け方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017088156A JP7013142B2 (ja) 2017-04-27 2017-04-27 車両の成形天井およびルーフパネルへの成形天井の組み付け方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018184125A JP2018184125A (ja) 2018-11-22
JP7013142B2 true JP7013142B2 (ja) 2022-02-15

Family

ID=64356861

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017088156A Active JP7013142B2 (ja) 2017-04-27 2017-04-27 車両の成形天井およびルーフパネルへの成形天井の組み付け方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7013142B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021062745A (ja) * 2019-10-14 2021-04-22 株式会社イノアックコーポレーション 補強ボード及び補強ボードの製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001301539A (ja) 2000-04-19 2001-10-31 Inoac Corp 車両用成形天井及びその製造方法
JP2002046545A (ja) 2000-08-01 2002-02-12 Inoac Corp 車両用成形天井材及びその製造方法
JP2006137211A (ja) 2004-11-10 2006-06-01 Kasai Kogyo Co Ltd 車両用樹脂成形天井材
JP2006347273A (ja) 2005-06-14 2006-12-28 Kasai Kogyo Co Ltd 自動車用内装部品及びその製造方法
JP2016203944A (ja) 2015-04-28 2016-12-08 三和工業株式会社 車両の成形天井材及びその成形天井材を使用した車両のルーフ構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6087744U (ja) * 1983-11-21 1985-06-17 積水化学工業株式会社 自動車用天井
JPH0534278Y2 (ja) * 1987-01-09 1993-08-31

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001301539A (ja) 2000-04-19 2001-10-31 Inoac Corp 車両用成形天井及びその製造方法
JP2002046545A (ja) 2000-08-01 2002-02-12 Inoac Corp 車両用成形天井材及びその製造方法
JP2006137211A (ja) 2004-11-10 2006-06-01 Kasai Kogyo Co Ltd 車両用樹脂成形天井材
JP2006347273A (ja) 2005-06-14 2006-12-28 Kasai Kogyo Co Ltd 自動車用内装部品及びその製造方法
JP2016203944A (ja) 2015-04-28 2016-12-08 三和工業株式会社 車両の成形天井材及びその成形天井材を使用した車両のルーフ構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018184125A (ja) 2018-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20020009936A1 (en) Method for fabricating non-fiberglass sound absorbing moldable thermoplastic structure
US9114761B2 (en) Interior lining for a motor vehicle, which comprises a roof liner and a stiffening frame, and method for the production of same
JP2014237320A (ja) フォーム積層製品及びそれの製造方法
JPH10338082A (ja) 自動車用ルーフ・ヘッド・ライナー
US11479305B2 (en) Modular structural composites for automotive applications
JP2008174073A (ja) 車両用成形内装材
JP2012162138A (ja) 車両用成形内装材
JP7013142B2 (ja) 車両の成形天井およびルーフパネルへの成形天井の組み付け方法
CN102317068A (zh) 泡沫层压产品以及其生产方法
ITMI20002227A1 (it) Prodotto multistrato suo uso per la realizzazione di articoli leggerifonoassorbenti autoportanti e articoli ottenibili con detto prodotto m
JP5249632B2 (ja) 車両用天井材の製造方法
JP4359620B2 (ja) 自己支持型車体部品
KR102083902B1 (ko) 자동차용 헤드 라이닝 기재
JP6713270B2 (ja) 補強板
JP2002046545A (ja) 車両用成形天井材及びその製造方法
JP2010208607A (ja) 自動車のサンルーフ用サンシェードパネル
WO1997010950A9 (en) Energy absorbent interior trim for vehicle
JP6391443B2 (ja) 車両用成形天井
CN113015652A (zh) 用于机动车的车辆座椅的座椅靠背的支撑结构及其制造方法
EP3405336B1 (en) Moulded trim part for a vehicle
EP1459880A1 (en) Impregnated layered product usable as a soundproofing element in vehicles
JPS5940096B2 (ja) 内装用曲面状パネル
EP2735439B1 (en) Method of Producing an Insulation Component, and an Insulation Component Produced by the Method
JP6949564B2 (ja) 補強ボード
JPH0818514B2 (ja) 車輌用内張材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210302

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7013142

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150