JPH0818514B2 - 車輌用内張材の製造方法 - Google Patents
車輌用内張材の製造方法Info
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- JPH0818514B2 JPH0818514B2 JP63038417A JP3841788A JPH0818514B2 JP H0818514 B2 JPH0818514 B2 JP H0818514B2 JP 63038417 A JP63038417 A JP 63038417A JP 3841788 A JP3841788 A JP 3841788A JP H0818514 B2 JPH0818514 B2 JP H0818514B2
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- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B60R13/02—Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は優れた制振性並びに吸音性を共に兼ね備える
車輌用内張材の製造方法に関するものである。
車輌用内張材の製造方法に関するものである。
一般に車輌特に自動車のルーフ材またはフロア材等は
制振性、吸音性が要求されるが、これらを構成する内張
材は制振性に優れたもの並びに吸音性に優れたものを別
物として製造しており、互いに重合していた。
制振性、吸音性が要求されるが、これらを構成する内張
材は制振性に優れたもの並びに吸音性に優れたものを別
物として製造しており、互いに重合していた。
例えば、ルーフ材の場合は、第5図に拡大して示すよ
うにルーフパネル24に雨音等の振動音を減少させるため
のルーフサイレンサなるフエルト27を接着し、該フエル
ト27には剛性を持つ綿・麻繊維をフェノール樹脂で固化
させた基材28が貼着され、更にクッション性を持たせる
ためポリウレタンフォーム層29が貼着され、最後に塩化
ビニルレザー,トリコット,不織布等の表装材21を貼着
していた。また、フロアー材の場合は、第6図に示すよ
うにフロアーパネル25の上面に該パネル25の振動を抑え
る粘弾性のアスファルトシート30を貼合し、その上面に
は吸音性を有し感触の良いフエルト31が貼着され、最後
に、カーペット26を敷設していた。
うにルーフパネル24に雨音等の振動音を減少させるため
のルーフサイレンサなるフエルト27を接着し、該フエル
ト27には剛性を持つ綿・麻繊維をフェノール樹脂で固化
させた基材28が貼着され、更にクッション性を持たせる
ためポリウレタンフォーム層29が貼着され、最後に塩化
ビニルレザー,トリコット,不織布等の表装材21を貼着
していた。また、フロアー材の場合は、第6図に示すよ
うにフロアーパネル25の上面に該パネル25の振動を抑え
る粘弾性のアスファルトシート30を貼合し、その上面に
は吸音性を有し感触の良いフエルト31が貼着され、最後
に、カーペット26を敷設していた。
このように、制振性若しくは吸音性を有する内張材を
別々に用意しておき、各部所ではそれらを互いに貼り合
わせた構造としていたため、材質の異なった内張材をそ
れぞれ別個に製造せねばならず、他の内張材とも併せ多
くの生産設備が必要となり、また在庫管理面でも負担を
強いられ、引いては製品コストが高くなるという懸念を
有していた。
別々に用意しておき、各部所ではそれらを互いに貼り合
わせた構造としていたため、材質の異なった内張材をそ
れぞれ別個に製造せねばならず、他の内張材とも併せ多
くの生産設備が必要となり、また在庫管理面でも負担を
強いられ、引いては製品コストが高くなるという懸念を
有していた。
そこで、本発明は単一基材でもって優れた制振性並び
に吸音性を共に兼ね備える車輌用内張材を提供すること
を目的としている。
に吸音性を共に兼ね備える車輌用内張材を提供すること
を目的としている。
上記目的を達成するために、車輌用内張材は解繊した
合成繊維材により所望の厚さのフエルトを形成すると共
に該フエルトを湿熱硬化型のポリウレタン樹脂溶液に浸
漬して所望の形状に熱圧縮成形して構成する。
合成繊維材により所望の厚さのフエルトを形成すると共
に該フエルトを湿熱硬化型のポリウレタン樹脂溶液に浸
漬して所望の形状に熱圧縮成形して構成する。
また、車輌用内張材はその表面に有機繊維で作られた
不織布,織物,編物,または塩化ビニルなどのプラスチ
ックシート等から成る表装材を貼着してもよい。
不織布,織物,編物,または塩化ビニルなどのプラスチ
ックシート等から成る表装材を貼着してもよい。
そして、前記車輌用内張材の製造方法としては、合成
繊維材を解繊して所望の厚さのフエルトを形成し、該フ
エルトを湿熱硬化型のポリウレタン樹脂溶液に浸漬し、
絞りを行うと共に適宜長さに裁断し、さらに表裏両面に
適量の水を散布した後、一対のプレス金型により130℃
〜220℃位に加熱した状態でプレス成形し所望の形状に
形成する方法がある。表装材は、フエルトの表裏両面に
適量の水を散布した後該フエルトの表面に重合すること
により挿入し、次いでプレス金型により加熱状態で一体
にプレス成形し所望の形状に形成する。
繊維材を解繊して所望の厚さのフエルトを形成し、該フ
エルトを湿熱硬化型のポリウレタン樹脂溶液に浸漬し、
絞りを行うと共に適宜長さに裁断し、さらに表裏両面に
適量の水を散布した後、一対のプレス金型により130℃
〜220℃位に加熱した状態でプレス成形し所望の形状に
形成する方法がある。表装材は、フエルトの表裏両面に
適量の水を散布した後該フエルトの表面に重合すること
により挿入し、次いでプレス金型により加熱状態で一体
にプレス成形し所望の形状に形成する。
上述の方法により製造された車輌用内張材は、例えば
ルーフ材に適用する場合、表装材を一体に貼り合わせた
状態でルーフパネルに貼着して使用するが、単一基材で
もつて優れた制振性並びに吸音性を発揮し、しかもポリ
ウレタン樹脂を使用していることから非常に弾性が有
り、形状保形性、復元性にも優れる。
ルーフ材に適用する場合、表装材を一体に貼り合わせた
状態でルーフパネルに貼着して使用するが、単一基材で
もつて優れた制振性並びに吸音性を発揮し、しかもポリ
ウレタン樹脂を使用していることから非常に弾性が有
り、形状保形性、復元性にも優れる。
以下本発明の一実施例として自動車のルーフ材に適用
する場合につき詳述する。
する場合につき詳述する。
まず、第1図に本発明に係る車輌用内張材の製造方法
のフローシートを示し、図中、1はカード方式フリース
製造装置,2は該装置に連続して設けるニードルパンチン
グ装置である。3はウレタン樹脂溶液槽4を備えた樹脂
含浸装置、5は一対のプレス金型6,6を備えた熱圧縮成
形機を示す。しかして、本発明ではポリエステル繊維材
7をカード方式フリース製造装置1のベルトコンベヤ8
上に載せ、解繊用シリンダ9,9により繊維材7を細かく
解繊すると共にベルトコンベヤ10を介して接続されるニ
ードルパンチング装置2に送りパンチング装置11により
パンチングし繊維をからめ帯状のフエルト12としてドラ
ム13に巻き取る。該フエルト12の繊維の太さは1〜12デ
ニールが望ましく、捲縮がかかっていてもよい。また、
フエルト12の目付は0.3〜2.0kg/m2のものであれば使用
可能である。次に、前記フエルト12を巻回したドラム13
を樹脂含浸装置3の入口14に配置し、フエルト13を装置
3内に導入し、複数のローラー15,を介してウレタン樹
脂溶液槽4内に浸漬しつつ一対の絞りローラー16により
絞りを加える。この際、ウレタン樹脂は繊維100重量部
に対し、10〜100重量部含浸すように絞る。そして、カ
ッター17により適宜長さに裁断してリフター18上に順次
積み重ねる。
のフローシートを示し、図中、1はカード方式フリース
製造装置,2は該装置に連続して設けるニードルパンチン
グ装置である。3はウレタン樹脂溶液槽4を備えた樹脂
含浸装置、5は一対のプレス金型6,6を備えた熱圧縮成
形機を示す。しかして、本発明ではポリエステル繊維材
7をカード方式フリース製造装置1のベルトコンベヤ8
上に載せ、解繊用シリンダ9,9により繊維材7を細かく
解繊すると共にベルトコンベヤ10を介して接続されるニ
ードルパンチング装置2に送りパンチング装置11により
パンチングし繊維をからめ帯状のフエルト12としてドラ
ム13に巻き取る。該フエルト12の繊維の太さは1〜12デ
ニールが望ましく、捲縮がかかっていてもよい。また、
フエルト12の目付は0.3〜2.0kg/m2のものであれば使用
可能である。次に、前記フエルト12を巻回したドラム13
を樹脂含浸装置3の入口14に配置し、フエルト13を装置
3内に導入し、複数のローラー15,を介してウレタン樹
脂溶液槽4内に浸漬しつつ一対の絞りローラー16により
絞りを加える。この際、ウレタン樹脂は繊維100重量部
に対し、10〜100重量部含浸すように絞る。そして、カ
ッター17により適宜長さに裁断してリフター18上に順次
積み重ねる。
本発明に使用する前記ウレタン樹脂としては、ポリオ
ール類と有機ポリイソシアネートとを対応させたウレタ
ンプレポリマー樹脂に溶剤としてメチレンクロライドを
加えた樹脂分55%のウレタンプレポリマー樹脂溶液を採
用している。
ール類と有機ポリイソシアネートとを対応させたウレタ
ンプレポリマー樹脂に溶剤としてメチレンクロライドを
加えた樹脂分55%のウレタンプレポリマー樹脂溶液を採
用している。
最後に、前記ウレタン樹脂溶液槽4内に浸漬されると
共に裁断した各フエルト12aを熱圧縮成形機5のベルト
コンベヤ19上に載置し一対のプレス金型6,6内に送り込
むが、その途中で、該フエルト12a内に含浸されたウレ
タンプレポリマー樹脂を急速に硬化させるため表裏両面
にノズル20,20から適量の水を散布する。そして、プレ
ス金型6,6により所望の板厚並びに形状に熱圧成形す
る。この際、プレス時の温度はフエルト12aに散布され
た水をすばやく気化させるようまたフエルト12aが収
縮、劣化を起こさないよう130℃〜220℃に設定してあ
り、また表装材21で表面を補うにはプレス時にフエルト
12aと重合して同時成形するか、プレス成形後接着剤を
介して内張材としての成形マット22に貼着する。更に、
内張材として組付けられるように該成形マット22の外周
適宜位置に取付孔23ろ開設する。このようにして形成さ
れた車輌用内張材は第3図に一部を拡大断面にして示す
よう自動車のルーフパネル24に接着剤を介して接着され
る。
共に裁断した各フエルト12aを熱圧縮成形機5のベルト
コンベヤ19上に載置し一対のプレス金型6,6内に送り込
むが、その途中で、該フエルト12a内に含浸されたウレ
タンプレポリマー樹脂を急速に硬化させるため表裏両面
にノズル20,20から適量の水を散布する。そして、プレ
ス金型6,6により所望の板厚並びに形状に熱圧成形す
る。この際、プレス時の温度はフエルト12aに散布され
た水をすばやく気化させるようまたフエルト12aが収
縮、劣化を起こさないよう130℃〜220℃に設定してあ
り、また表装材21で表面を補うにはプレス時にフエルト
12aと重合して同時成形するか、プレス成形後接着剤を
介して内張材としての成形マット22に貼着する。更に、
内張材として組付けられるように該成形マット22の外周
適宜位置に取付孔23ろ開設する。このようにして形成さ
れた車輌用内張材は第3図に一部を拡大断面にして示す
よう自動車のルーフパネル24に接着剤を介して接着され
る。
尚、前記表装材21は、有機繊維で作られた不織布、織
物、編物、または塩化ビニルなどのプラスチックシート
等が使用される。
物、編物、または塩化ビニルなどのプラスチックシート
等が使用される。
ここで、ルーフパネル24に各種内張材を四層に重合し
た従来品の構造のものと、二層に重合した本発明品の構
造のものとの特性を比較したのでその試験データをここ
に示す。なお試験条件は次のとおりである。
た従来品の構造のものと、二層に重合した本発明品の構
造のものとの特性を比較したのでその試験データをここ
に示す。なお試験条件は次のとおりである。
従来品の構造 本発明品の構造 但し、 1,撓みは縦×横=100×300mmの試験片をスパン200mmに
て両端を固定し、50℃湿度95%の雰囲気で24時間放置し
次に温度を85℃に上昇させ再び24時間放置して、これを
1サイクルとして4サイクル繰り返して行う湿熱サイク
ル試験を行い垂れ下がり量を測定する。
て両端を固定し、50℃湿度95%の雰囲気で24時間放置し
次に温度を85℃に上昇させ再び24時間放置して、これを
1サイクルとして4サイクル繰り返して行う湿熱サイク
ル試験を行い垂れ下がり量を測定する。
2制振性は厚さ0.8mmの鉄板に貼着した時の制振効果を
制振性試験機により測定する。
制振性試験機により測定する。
3吸音性はJISA−1405による垂直入射吸音率の測定を行
う。
う。
上記の試験から、本発明品は従来品に比べ、剛性はな
いが弾力性に富み。また、制振性、吸音性の面について
もその効果は優れている。
いが弾力性に富み。また、制振性、吸音性の面について
もその効果は優れている。
以上自動車のルーフ材について詳述したが、フロアー
材についても本発明の車輌用内張材を使用できること勿
論である。すなわち、この場合は第4図に示すようにフ
ロアパネル25上面に前記製造方法にて成形した成形マッ
ト22から成る車輌用内張材を接着材により貼着し、その
上面にカーペット26を貼着して構成する。従来は、フロ
アパネル25上にパネル25からの振動を押えるためアスフ
ァルトシート30を貼合しその上面に感触と吸音効果を持
たせたフエルト31を貼合した三重構造であるのに対し、
本発明の場合は、成形マット22すなわち車輌用内張材の
みで充分な制振効果、吸音効果を果すから二重構造で済
み、しかもクッション性にも優れた効果を有する。
材についても本発明の車輌用内張材を使用できること勿
論である。すなわち、この場合は第4図に示すようにフ
ロアパネル25上面に前記製造方法にて成形した成形マッ
ト22から成る車輌用内張材を接着材により貼着し、その
上面にカーペット26を貼着して構成する。従来は、フロ
アパネル25上にパネル25からの振動を押えるためアスフ
ァルトシート30を貼合しその上面に感触と吸音効果を持
たせたフエルト31を貼合した三重構造であるのに対し、
本発明の場合は、成形マット22すなわち車輌用内張材の
みで充分な制振効果、吸音効果を果すから二重構造で済
み、しかもクッション性にも優れた効果を有する。
このように本発明に係る車輌用内張材の製造方法は、
湿熱硬化性軟質のポリウレタン樹脂溶液に浸漬させたフ
エルトの表裏両面に適量の水を散布した後これをプレス
金型により130℃〜220℃位に加熱圧縮成形するものであ
るから、フエルト内に含浸されたウレタン樹脂溶液を急
速に固まらせ、しかもその水をすばやく気化させること
によりフエルトの収縮,劣化を防ぐことができる。この
ため弾力性があって形状保持性,形状復元性に富んだ車
輌用内張材が得られる。そして、ルーフ材又はフロア材
等として用いる場合、単一基材である車輌用内張材でも
って優れた制振性、吸音性を兼備できるから、従来の如
く各性能に優れた基材を別物として用意し、貼り合わせ
る必要がなく軽量となり得、自動車設計上大きなメリッ
トとなり、しかも作業の簡略化、製品価格の低廉にも役
立つ。またルーフ材として使用した場合、ポリウレタン
樹脂の弾性によりソフト感が得られるため、従来の如く
クッション性を持たせるためのポリウレタンフォーム層
が不必要となりより一層の軽量化並びにコストの低廉に
寄与できる等有益な効果を多々奏するものである。
湿熱硬化性軟質のポリウレタン樹脂溶液に浸漬させたフ
エルトの表裏両面に適量の水を散布した後これをプレス
金型により130℃〜220℃位に加熱圧縮成形するものであ
るから、フエルト内に含浸されたウレタン樹脂溶液を急
速に固まらせ、しかもその水をすばやく気化させること
によりフエルトの収縮,劣化を防ぐことができる。この
ため弾力性があって形状保持性,形状復元性に富んだ車
輌用内張材が得られる。そして、ルーフ材又はフロア材
等として用いる場合、単一基材である車輌用内張材でも
って優れた制振性、吸音性を兼備できるから、従来の如
く各性能に優れた基材を別物として用意し、貼り合わせ
る必要がなく軽量となり得、自動車設計上大きなメリッ
トとなり、しかも作業の簡略化、製品価格の低廉にも役
立つ。またルーフ材として使用した場合、ポリウレタン
樹脂の弾性によりソフト感が得られるため、従来の如く
クッション性を持たせるためのポリウレタンフォーム層
が不必要となりより一層の軽量化並びにコストの低廉に
寄与できる等有益な効果を多々奏するものである。
図は本発明の一実施例に係るもので、第1図は本発明の
車輌用内張材に係る製造方法を説明するために示した製
造フローシート、第2図は同製造方法により成形された
車輌用内張材の斜視図,第3図は本発明に係る車輌用内
張材を使用したルーフ材の要部を拡大して示す断面図,
第4図は同内張材を使用したフロア材の要部を拡大して
示す断面図,第5図は従来のルーフ材の要部を拡大して
示す断面図,第6図は同フロア材の要部を拡大して示す
断面図である。 6,6……一対のプレス金型,7……ポリエステル繊維材,1
2,12a……フエルト,21……表装材。
車輌用内張材に係る製造方法を説明するために示した製
造フローシート、第2図は同製造方法により成形された
車輌用内張材の斜視図,第3図は本発明に係る車輌用内
張材を使用したルーフ材の要部を拡大して示す断面図,
第4図は同内張材を使用したフロア材の要部を拡大して
示す断面図,第5図は従来のルーフ材の要部を拡大して
示す断面図,第6図は同フロア材の要部を拡大して示す
断面図である。 6,6……一対のプレス金型,7……ポリエステル繊維材,1
2,12a……フエルト,21……表装材。
Claims (2)
- 【請求項1】合成繊維材を解繊して所望の厚さのフエル
トを形成し、該フエルトを湿熱硬化性軟質ポリウレタン
樹脂溶液に浸漬し、絞りを行うと共に適宜長さに裁断
し、さらに表裏両面に適量の水を散布した後、一対のプ
レス金型により130℃〜220℃位に加熱した状態でプレス
成形し所望の形状に形成するようにした車輌用内張材の
製造方法。 - 【請求項2】合成繊維材を解繊して所望の厚さのフエル
トを形成し、該フエルトを湿熱硬化性軟質ポリウレタン
樹脂溶液に浸漬し、絞りを行うと共に適宜長さに裁断
し、さらに表裏両面に適量の水を散布した後、該フエル
トの表面に有機繊維で作られた不織布,織物,編物,ま
たは塩化ビニルなどのプラスチックシート等からなる表
装材を重合してプレス金型により130℃〜220℃位に加熱
した状態で一体にプレス成形し所望の形状に形成するよ
うにしたことを特徴とする車輌用内張材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63038417A JPH0818514B2 (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 車輌用内張材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63038417A JPH0818514B2 (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 車輌用内張材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01212631A JPH01212631A (ja) | 1989-08-25 |
JPH0818514B2 true JPH0818514B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=12524735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63038417A Expired - Fee Related JPH0818514B2 (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | 車輌用内張材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0818514B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3284729B2 (ja) * | 1994-02-09 | 2002-05-20 | 日産自動車株式会社 | 自動車用遮音材及びその製造方法 |
JP4601481B2 (ja) * | 2005-04-22 | 2010-12-22 | 株式会社イノアックコーポレーション | 表皮開裂予定部の成形方法およびインストルメントパネルの製造方法 |
JP5096868B2 (ja) * | 2007-10-23 | 2012-12-12 | 難波プレス工業株式会社 | 成形体部分と一体となるウレタンフォームを成形する方法および成形体 |
CN103101256B (zh) * | 2013-02-28 | 2015-04-08 | 浙江华江科技发展有限公司 | 一种轻量化高强度高吸音聚氨酯复合板及其全胶膜成型工艺 |
JP2015205451A (ja) * | 2014-04-21 | 2015-11-19 | 株式会社大和 | パネル構造及びエネルギー減衰性内外装材 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5739956A (en) * | 1980-08-22 | 1982-03-05 | Inoue Mtp Kk | Laminated interior finish material for automobile |
JPS60166661U (ja) * | 1984-04-13 | 1985-11-05 | 林テレンプ株式会社 | 車両用インシユレ−タ− |
JPH0357470Y2 (ja) * | 1986-07-22 | 1991-12-27 |
-
1988
- 1988-02-19 JP JP63038417A patent/JPH0818514B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01212631A (ja) | 1989-08-25 |
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Legal Events
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