JP7012536B2 - 車両用防護柵のビーム材 - Google Patents

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Description

本発明は、板材により形成され、所定の間隔をおいて立設される支柱に取り付けられる車両用防護柵のビーム材に関する。
一般道路あるいは高速道路には、車両用防護柵としてガードレールが設置される。車両用防護柵は、進行方向を誤った車両が路外に逸脱するのを防ぐとともに、路肩側の歩道を通行する歩行者などを保護する。特許文献1には、補強材である上板と既設材である下板とから構成されて1つあたりの板材を小さくし、上板と下板とが支柱に固定される取付部にてボルトを用いて接続されたビーム材を備えた車両用防護柵が開示されている。
特開平9-13338号公報
特許文献1に開示された車両用防護柵は、上板と下板とが取付部にて接続されるため、上板と下板との間にて荷重の伝達が弱い。特に、隣合う2つの取付部の間に形成される中間部では、上板の下端部と下板の上端部とが重なるだけであり、荷重の伝達がより弱い。
また、ビーム材が他のビーム材と取付部にて接続される際に、それぞれのビーム材では、上板の下端部と下板の上端部とが重なっている。このため、取付部では、4つの板材が重なり、4つの板材をボルト及びナットで締結する作業が煩雑である。
本発明は、上記の課題を解決するものであり、上板と下板との荷重の伝達が良く、作業効率の低下が抑制される車両用防護柵のビーム材を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用防護柵のビーム材は、板材により形成され、所定の間隔をおいて立設される支柱に取り付けられる車両用防護柵のビーム材であって、上板と下板とから構成され、前記上板と前記下板とは、長手方向の一端から他端までにわたって互いの櫛歯が噛み合う噛み合い部を有する。
上記の構成により、車両用防護柵のビーム材は、上板と下板とは、長手方向の一端から他端までにわたって互いの櫛歯が噛み合う噛み合い部を有する。したがって、上板と下板との荷重の伝達が良く、作業効率の低下が抑制される。
本発明の実施の形態1に係る車両用防護柵の一部を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用防護柵の支柱部分を示す側面図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用防護柵の長手方向両端部を示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用防護柵のビーム材の中間部を図3のA-A断面にて示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用防護柵のビーム材の取付部を図3のB-B断面にて示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用防護柵の2つのビーム材が重なる取付部を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る車両用防護柵の2つのビーム材が重なる取付部の裏側を示す斜視図である。
実施の形態1.
<車両用防護柵>
図1は、本発明の実施の形態1に係る車両用防護柵100の一部を拡大して示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る車両用防護柵100の支柱10部分を示す側面図である。図1、2に示す車両用防護柵100は、道路の路肩に設置されている。
車両用防護柵100は、道路を通行する車両が進行方向を誤った場合に、道路外、すなわち対向車線又は歩道などに逸脱することを防止する。また、車両用防護柵100は、歩行者などが道路外の歩道から道路内にみだりに出てくることを防止する。
車両用防護柵100は、地面に立設された複数の支柱10と、これら支柱10に固定されたビーム材20と、ビーム材20を支柱10に固定するブラケット30と、を備える。
<支柱10>
支柱10は、所定の間隔をおいて点在して地面から突出する。支柱10は、円柱形状である。支柱10は、上端部をドーム形状に塞がれている。
<ビーム材20>
ビーム材20は、金属製の板材により形成されている。ビーム材20は、水平方向を長手方向とする断面波状の長板形状である。ビーム材20は、3つの支柱10のそれぞれに長手方向に間隔を空けて固定される。ビーム材20が支柱10に固定される箇所は、取付部21a、21bである。
ビーム材20は、上板20aと下板20bとから構成されている。つまり、1つのビーム材20は、上板20aと下板20bとの2部材からなる。上板20aと下板20bとは、長手方向の一端から他端までにわたって互いの櫛歯20c1、20c2が噛み合う噛み合い部20cを有する。噛み合い部20cは、上板20aと下板20bとを重ねずに組み合わせるだけである。このため、1つのビーム材20は、上部を上板20aから構成され、下部を下板20bから構成されている。
ビーム材20は、後述の図3に示すように、ビーム材20の一端部に形成された取付部21aと、ビーム材20の他端部に形成された取付部21bと、図示しないビーム材20の中央部に形成された取付部と、を備える。
なお、1つのビーム材20は、少なくとも2つの支柱10に2つの取付部21a、21bのそれぞれを固定されてもよい。1つのビーム材20は、複数の取付部を用いて更に多くの支柱10に固定されていてもよい。
1つのビーム材20は、3つの取付部21a、21bのうち隣合う2つの取付部のそれぞれの間に形成された2つの中間部28a、28bを備える。なお、中間部は、隣合う2つの取付部の間に1つずつ形成されればよい。
車両用防護柵100は、道路の端に沿って複数のビーム材20を接続させて構成される。互いに隣合ったビーム材20同士は、一方のビーム材20の一端部に形成された取付部21aと他方のビーム材20の他端部に形成された取付部21bとを重ね合わせ、支柱10に固定されている。
図2に示すように、ビーム材20は、長手方向に垂直な断面を凹凸形状に形成されている。凹凸形状は、支柱10に固定される底部を有する谷部22と、谷部22から上側に突出した頂部を有する山部23と、谷部22から下側に突出した頂部を有する山部24と、を有する。凹凸形状は、概略断面形状がW字形状である。つまり、ビーム材20は、長手方向に垂直な断面において2つの山部23、24と、2つの山部23、24の間に谷部22が形成されている。これにより、ビーム材20は、長手方向に延びる上下の短手方向の中心となる長手方向中央線に対して線対称の形状である。
山部23、24には、上傾斜部23a、24aと下傾斜部23b、24bとが形成されている。上側の山部23の上端部には、上傾斜部23aが形成されている。上側の山部23の谷部22との間には、下傾斜部23bが形成されている。下側の山部24の谷部22との間には、上傾斜部24aが形成されている。下側の山部24の下端部には、下傾斜部24bが形成されている。
<ビーム材20の取付部21a、21b>
図3は、本発明の実施の形態1に係る車両用防護柵100の長手方向両端部を示す正面図である。ビーム材20は、ブラケット30を介して支柱10に固定されている。ビーム材20の取付部21a、21bには、支柱10に固定されるための固定用ボルト40が挿通される固定用ボルト孔25が形成されている。固定用ボルト孔25は、谷部22の底部に形成されている。固定用ボルト孔25が谷部22の底部に設置されていることにより、支柱10からビーム材20の距離であるブロックアウト量が大きくとれる。
ビーム材20は、他のビーム材20と接続されるための接続用ボルト41が挿通される接続用ボルト孔26が形成されている。接続用ボルト孔26は、ビーム材20の長手方向に垂直な断面において、2つの山部23、24の頂部に形成されている。
図1~図3に示すように、車両用防護柵100においては、ビーム材20は、一方の端部の取付部21aにて、隣合うビーム材20の他方の端部の取付部21bと接続されている。図3に示すように、2つのビーム材20は、長手方向に垂直な断面形状が同一形成であるため、凹凸形状を合わせて重ねられている。ここで、1つのビーム材20は、上板20aと下板20bとの2部材からなる。しかし、上板20aと下板20bとは、噛み合い部20cによって上板20aと下板20bとを重ねずに組み合わせるだけである。このため、2つのビーム材20は、互いの取付部21a、21bの1つの板材同士を重ねている。
重ねられた2つのビーム材20は、2つのビーム材20の接続用ボルト孔26の位置が合う。2つのビーム材20の接続用ボルト孔26の両方には、接続用ボルト41が挿通される。挿通された接続用ボルト41に接続用ナット42が締結され、2つのビーム材20は、重ねられた取付部21a、21bが離れないように結合されている。
図3に示すように、道路側とは反対側に重ねられたビーム材20の取付部21bに形成された接続用ボルト孔26は、車両用防護柵100の設置時の設置誤差を踏まえ、道路側に重ねられたビーム材20の取付部21aに形成された接続用ボルト孔26よりも大きい。
図1~図3に示すように、2つのビーム材20は、車両の流れの上流側のビーム材20が道路側に位置して重ねられ、4箇所の接続用ボルト孔26に接続用ボルト41を挿通して接続されている。
<ブラケット30>
ブラケット30は、支柱10とビーム材20との間に介在する。ブラケット30は、支柱10に1箇所にて取り付けられ、ビーム材20を支柱10に取り付けた箇所から離間した水平方向の2箇所にて固定している。
ブラケット30は、中央部に支柱10に固定される支柱固定部31を有する。支柱固定部31を挟んで両端部には、固定用ボルト40が挿通できる図示しない固定用ボルト挿通孔32が形成されている。
ビーム材20は、固定用ボルト孔25に固定用ボルト40が挿通され、固定用ボルト40と固定用ナット43とを締結することによりブラケット30に固定される。ブラケット30は、ブラケット固定ボルトとブラケット固定ナットとを締結することにより、支柱固定部31が支柱10に固定される。支柱固定部31は、支柱10の形状に沿った形状であるため、固定用ボルト40及びブラケット固定ボルトにより安定して支柱10に固定される。
1つのブラケット30には、2つのビーム材20の取付部21a、21bが重ねられて固定されている。つまり、2つのビーム材20は、固定用ボルト孔25同士が同じ位置に配置されるように重なる。そして、重なった2つの固定用ボルト孔25に1つの固定用ボルト40が挿通され、固定用ボルト40に螺合した固定用ナット43が締められる。これにより、2つのビーム材20は、1つの支柱10にブラケット30を介して固定される。
<ビーム材20の上板20a及び下板20b>
図3に示すように、1つのビーム材20における上板20aと下板20bとは、長手方向の一端から他端までにわたって互いの櫛歯20c1、20c2が噛み合う噛み合い部20cを有する。つまり、噛み合い部20cは、1つのビーム材20の長手方向両端部の取付部21a、21bの間に、その間に備えられる取付部及び中間部28a、28bにわたって水平方向に形成されている。
上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cは、縦断面で見ると谷部22に形成されている。上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの上下方向の範囲は、谷部22の範囲に収まっている。
上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2は、水平方向両端縁を上下方向に平行に形成されている。櫛歯20c1、20c2は、取付部21a、21b及び中間部28a、28bのいずれでも、水平方向両端縁を上下方向に平行に形成されている。
<上板20a及び下板20bにおける中間部28a、28b>
図4は、本発明の実施の形態1に係る車両用防護柵100のビーム材20の中間部28aを図3のA-A断面にて示す断面図である。
図3に示すように、取付部21a、21bの上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2の水平方向幅は、中間部28a、28bの上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2の水平方向幅よりも広い。
図4、後述の図7に示すように、中間部28a、28bの上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2は、車両が走行する側とは反対側に先端部を反らせる曲板状である。
<上板20a及び下板20bにおける取付部21a、21b>
図5は、本発明の実施の形態1に係る車両用防護柵100のビーム材20の取付部21a、21bを図3のB-B断面にて示す断面図である。図6は、本発明の実施の形態1に係る車両用防護柵100の2つのビーム材20が重なる取付部21a、21bを示す斜視図である。図7は、本発明の実施の形態1に係る車両用防護柵100の2つのビーム材20が重なる取付部21a、21bの裏側を示す斜視図である。
図3~図7に示すように、長手方向両端部の取付部21a、21bのそれぞれの上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2は、他のビーム材20の長手方向両端部の取付部21a、21bのそれぞれの上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2の突出方向とは逆方向に突出する。
このため、長手方向両端部の取付部21a、21bのそれぞれの上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2は、長手方向両端にて上板20aの櫛歯20c1を下方に延ばしている。
取付部21a、21bは、上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2を上板20aと下板20bとに1つずつ有する。それにより、1対の固定用ボルト孔25のそれぞれは、上板20a及び下板20bのうちどちらかの噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2にそれぞれ形成される。そして、2つのビーム材20は、上下に分割されていても、2つの板材を重ねて固定用ボルト40及び固定用ナット43を用いて接続されている。
図5~図7に示すように、取付部21aの上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2は、平板状である。これにより、いずれの取付部21a、21bにおいても、櫛歯20c1、20c2が邪魔にならずに支柱10に固定し易い。また、長手方向両端部の取付部21a、21bでは、2つのビーム材20を接続する際にも、櫛歯20c1、20c2が邪魔にならずに2つのビーム材20を重ねられる。
<実施の形態1の効果>
実施の形態1によれば、車両用防護柵100のビーム材20は、板材により形成され、所定の間隔をおいて立設される支柱10に取り付けられる。ビーム材20は、上板20aと下板20bとから構成される。上板20aと下板20bとは、長手方向の一端から他端までにわたって互いの櫛歯20c1、20c2が噛み合う噛み合い部20cを有する。
この構成によれば、噛み合い部20cは、上板20aと下板20bとを長手方向の一端から他端までにわたって互いの櫛歯20c1、20c2が噛み合う。これにより、上板20aと下板20bとの水平方向での荷重が噛み合う櫛歯20c1、20c2によって伝達される。また、上板20aと下板20bとが噛み合い部20cによって噛み合うだけであり、上板20aと下板20bが重ならない。このため、ビーム材20が他のビーム材20と取付部21a、21bにて接続される際に、取付部21a、21bでは、2つのビーム材20が重なり、2つのビーム材20を接続用ボルト41及び接続用ナット42で締結する従来通りの作業が実施でき、作業が煩雑にならない。したがって、上板20aと下板20bとの荷重の伝達が良く、作業効率の低下が抑制される。
実施の形態1によれば、ビーム材20は、複数の支柱10のそれぞれに固定されるための長手方向に間隔を空けて形成された複数の取付部21a、21bを備える。長手方向両端部の取付部21a、21bのそれぞれは、他のビーム材20の長手方向のいずれか一方の端部の取付部21a、21bと重ねて接続される。長手方向両端部の取付部21a、21bのそれぞれの上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2は、他のビーム材20の長手方向両端部の取付部21a、21bのそれぞれの上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2の突出方向とは逆方向に突出する。
この構成によれば、ビーム材20が他のビーム材20と取付部21a、21bにて接続される際に、取付部21a、21bでは、噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2の突出方向が逆方向である。これにより、ビーム材20が上板20aと下板20bとに分割されていても、2つのビーム材20を固定用ボルト40及び固定用ナット43で締結すれば、ビーム材20同士が支柱10に強固に固定できる。
実施の形態1によれば、長手方向両端部の取付部21a、21bのそれぞれの上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2は、長手方向両端にて上板20aの櫛歯20c1を下方に延ばして形成される。
この構成によれば、ビーム材20が他のビーム材20と取付部21a、21bにて接続される際に、取付部21a、21bでは、噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2が長手方向両端にて上板20aの櫛歯20c1を下方に延ばして形成される。これにより、上板20a及び下板20bのそれぞれは、長手方向に生じる荷重を上下均等に伝達できる。
実施の形態1によれば、取付部21aは、支柱10に固定されるための固定用ボルト40が挿通される水平方向に並んだ1対の固定用ボルト孔25を有する。1対の固定用ボルト孔25のそれぞれは、上板20a及び下板20bのうちどちらかの噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2にそれぞれ形成される。
この構成によれば、1対の固定用ボルト孔25のそれぞれは、上板20a及び下板20bのうちどちらかの噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2にそれぞれ形成される。これにより、ビーム材20が上板20aと下板20bとに分割されていても、上板20aと下板20bとをそれぞれ固定用ボルト40及び固定用ナット43で締結でき、ビーム材20が支柱10に強固に固定できる。
実施の形態1によれば、取付部21a、21bは、上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2を上板20aと下板20bとに1つずつ有する。
この構成によれば、取付部21a、21bが噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2を上板20aと下板20bとに1つずつ有するため、取付部21a、21bが噛み合い部20cを有していても、取付部21a、21bの強度が弱まり難い。
実施の形態1によれば、複数の取付部21a、21bのうち隣合う2つの取付部のそれぞれの間に形成された少なくとも1以上の中間部28a、28bを備える。取付部21a、21bの上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2の水平方向幅は、中間部28a、28bの上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2の水平方向幅よりも広い。
この構成によれば、取付部21a、21bが噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2の水平方向幅を中間部28a、28bの噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2の水平方向幅よりも広げているため、取付部21a、21bが噛み合い部20cを有していても、取付部21a、21bの強度が弱まり難い。
実施の形態1によれば、複数の取付部21a、21bのうち隣合う2つの取付部のそれぞれの間に形成された少なくとも1以上の中間部28a、28bを備える。取付部21a、21bの上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2は、平板状である。中間部28a、28bの上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2は、車両が走行する側とは反対側に先端部を反らせる曲板状である。
この構成によれば、平板状の櫛歯20c1、20c2を有する取付部21a、21bは、ビーム材20と他のビーム材20との重ね合せが容易である。また、車両が走行する側とは反対側に先端部を反らせる曲板状の櫛歯20c1、20c2を有する中間部28a、28bは、上板20aと下板20bとの水平方向での荷重が噛み合う櫛歯20c1、20c2によって伝達され易い。加えて、中間部28a、28bは、櫛歯20c1、20c2の先端部を車両が走行する側から反らせるので、噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2でビーム材20に接触した車両を引っ掻かない。
実施の形態1によれば、ビーム材20は、長手方向に垂直な断面を凹凸形状に形成される。凹凸形状は、支柱10に固定される底部を有する谷部22と、谷部22から突出した頂部を有する山部23、24と、を有する。上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cは、谷部22に形成される。
この構成によれば、噛み合い部20cが谷部22に形成されるため、噛み合い部20cが他の部分まで形成されず、噛み合い部20cが単純化でき、ビーム材20の製作が容易である。
実施の形態1によれば、上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの上下方向の範囲は、谷部22の範囲に収まる。
この構成によれば、噛み合い部20cの上下方向の範囲が谷部22の範囲に収まるため、噛み合い部20cが他の部分まで利用する寸法に形成されず、噛み合い部20cが単純化できるとともに、ビーム材20を形成する板材の切れ端が削減でき、ビーム材20の製作効率が向上できる。
実施の形態1によれば、上板20a及び下板20bにおける噛み合い部20cの櫛歯20c1、20c2は、水平方向両端縁を上下方向に平行に形成される。
この構成によれば、櫛歯20c1、20c2が水平方向両端縁を上下方向に平行に形成されるため、上板20aと下板20bとの水平方向での荷重が噛み合う櫛歯20c1、20c2にずれを生じずに伝達され、上板20aと下板20bとの荷重の伝達がより良い。
10 支柱、20 ビーム材、20a 上板、20b 下板、20c 噛み合い部、20c1 櫛歯、20c2 櫛歯、21a 取付部、21b 取付部、22 谷部、23 山部、23a 上傾斜部、23b 下傾斜部、24 山部、24a 上傾斜部、24b 下傾斜部、25 固定用ボルト孔、26 接続用ボルト孔、28a 中間部、28b 中間部、30 ブラケット、31 支柱固定部、40 固定用ボルト、41 接続用ボルト、42 接続用ナット、43 固定用ナット、100 車両用防護柵。

Claims (10)

  1. 板材により形成され、所定の間隔をおいて立設される支柱に取り付けられる車両用防護柵のビーム材であって、
    上板と下板とから構成され、
    前記上板と前記下板とは、長手方向の一端から他端までにわたって互いの櫛歯が噛み合う噛み合い部を有する車両用防護柵のビーム材。
  2. 複数の前記支柱のそれぞれに固定されるための長手方向に間隔を空けて形成された複数の取付部を備え、
    長手方向両端部の前記取付部のそれぞれは、他のビーム材の長手方向のいずれか一方の端部の取付部と重ねて接続され、
    長手方向両端部の前記取付部のそれぞれの前記上板及び前記下板における前記噛み合い部の前記櫛歯は、前記他のビーム材の長手方向両端部の前記取付部のそれぞれの上板及び下板における噛み合い部の櫛歯の突出方向とは逆方向に突出する請求項1に記載の車両用防護柵のビーム材。
  3. 長手方向両端部の前記取付部のそれぞれの前記上板及び前記下板における前記噛み合い部の前記櫛歯は、長手方向両端にて前記上板の前記櫛歯を下方に延ばして形成される請求項2に記載の車両用防護柵のビーム材。
  4. 前記取付部は、前記支柱に固定されるための固定用ボルトが挿通される水平方向に並んだ1対の固定用ボルト孔を有し、
    1対の前記固定用ボルト孔のそれぞれは、前記上板及び前記下板のうちどちらかの前記噛み合い部の前記櫛歯にそれぞれ形成される請求項2又は3に記載の車両用防護柵のビーム材。
  5. 前記取付部は、前記上板及び前記下板における前記噛み合い部の前記櫛歯を前記上板と前記下板とに1つずつ有する請求項2~4のいずれか1項に記載の車両用防護柵のビーム材。
  6. 複数の前記取付部のうち隣合う2つの前記取付部の間に形成された中間部を少なくとも1以上備え、
    前記取付部の前記上板及び前記下板における前記噛み合い部の前記櫛歯の水平方向幅は、前記中間部の前記上板及び前記下板における前記噛み合い部の前記櫛歯の水平方向幅よりも広い請求項2~5のいずれか1項に記載の車両用防護柵のビーム材。
  7. 複数の前記取付部のうち隣合う2つの前記取付部の間に形成された中間部を少なくとも1以上備え、
    前記取付部の前記上板及び前記下板における前記噛み合い部の前記櫛歯は、平板状であり、
    前記中間部の前記上板及び前記下板における前記噛み合い部の前記櫛歯は、車両が走行する側とは反対側に先端部を反らせる曲板状である請求項2~6のいずれか1項に記載の車両用防護柵のビーム材。
  8. 長手方向に垂直な断面を凹凸形状に形成され、
    前記凹凸形状は、前記支柱に固定される底部を有する谷部と、前記谷部から突出した頂部を有する山部と、を有し、
    前記上板及び前記下板における前記噛み合い部は、前記谷部に形成される請求項1~7のいずれか1項に記載の車両用防護柵のビーム材。
  9. 前記上板及び前記下板における前記噛み合い部の上下方向の範囲は、前記谷部の範囲に収まる請求項8に記載の車両用防護柵のビーム材。
  10. 前記上板及び前記下板における前記噛み合い部の前記櫛歯は、水平方向両端縁を上下方向に平行に形成される請求項1~9のいずれか1項に記載の車両用防護柵のビーム材。
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