JP7012333B2 - バルコニー通気構造体及びその設置方法 - Google Patents

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Description

この発明はバルコニー通気構造体及びその設置方法に関し、特に建築物のバルコニーに設置されるバルコニー通気構造体及びその設置方法に関するものである。
図8は、特許文献1で開示された従来の屋上施設の構築工法によるバルコニーの構造部分を説明するための図である。
図を参照して、従来の屋上施設の構築工法によるバルコニー71は、桁76上に直接設置された剛床78と、空気層85を介して剛床78の上方に設置され、仕上材としてFウォーク(不燃仕上材)81が施工された防水断熱材80と、室内天井87と剛床78との間にある床下空間89の換気を行うための部材(専用パイプ)82と、周囲の桁76上に設けられた壁手摺り79とを含んで構成される。
設置に際して、小屋梁73上に隙間74を開けた状態で桁76を取り付ける。そして、桁76上に剛床78を直接止め付けて設置する。
次に、壁手摺り79を剛床78及び桁76の上方に設置する。その後に、剛床78の上方に、空気層85を介して防水断熱材80を設置する。そして、表面仕上材であるFウォーク(不燃仕上材)81を、防水断熱材80の表面に施工する。
隙間74に、部材(専用パイプ)82を取り付ける。最後に、壁手摺り79にアルミ笠木83を取り付けることで、バルコニー71の設置工程が完了する。
このようにバルコニー71を設置することで、部材(専用パイプ)82を介して、室内天井87と剛床78との間にある床下空間89の換気が行われる。
特開2006-2477号公報
上記のような従来のバルコニー71では、剛床78と防水断熱材80との間にある空気層85において、結露が発生する虞があった。又、空気層85における結露の発生を防ぐためには、別途、特別な措置を講じる必要があり、手間を要するものであった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、バルコニーの剛床の上方にある空気層における結露が防止されるバルコニー通気構造体、及び、通気機能が発揮されると共に容易に設置できるバルコニー通気構造体の設置方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、バルコニー通気構造体であって、下階の天井の上方に設置される梁と、梁の上面に設置され、その表裏面を貫通する少なくとも1つの開口が形成された少なくとも1つの剛床と、建築物の張り出した部分の外周に設置される手摺りと、空気層を介して、剛床の上方に設置される合板とを備え、開口は、梁に当接する剛床の当接領域を除いた非当接領域に形成され、空気層は、開口を介して剛床の床下空間にのみ直通し、剛床は、手摺りの内部空間に連通するように形成された少なくとも1つの通気孔を含み、手摺りの内部空間は、外方へ連通するものである。
このように構成すると、空気層内の空気は、開口を介して剛床の下方へ排出される。又、剛床の下方の空気は、通気孔を介して手摺りの内部空間に入り、外方へと排出される。
請求項記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、剛床は、矩形形状を有する1枚の板状素材から形成されるものである。
このように構成すると、剛床が容易に形成できる。
請求項3記載の発明は、バルコニー通気構造体の設置方法であって、下階の天井の上方に梁を設置する工程と、表裏面を貫通する少なくとも1つの開口が形成された剛床を少なくとも1つ準備する工程と、梁の上面に、剛床を少なくとも1つ設置する工程と、建築物の張り出した部分の外周に手摺りを設置する工程と、空気層を介して、剛床の上方に合板を設置する工程とを備え、開口は、梁に当接する剛床の当接領域を除いた非当接領域に形成されており、空気層は、開口を介して剛床の床下空間にのみ直通し、更に、剛床には、外方へ連通する手摺りの内部空間に対して連通するように少なくとも1つの通気孔が形成されているものである。
このように構成すると、剛床を梁に設置するだけで、空気層内の空気は、開口を介して剛床の下方へ排出されるようになる。又、剛床を梁に設置するだけで、剛床の下方の空気は、通気孔を介して手摺りの内部空間に入り、外方へと排出されるようになる。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、空気層内の空気は、開口を介して剛床の下方へ排出されるため、空気層における結露が防止される。又、剛床の下方の空気は、通気孔を介して手摺りの内部空間に入り、外方へと排出されるため、剛床の下方における結露が防止される。
請求項記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、剛床が容易に形成できるため、製造効率が向上する。
請求項3記載の発明は、剛床を梁に設置するだけで、空気層内の空気は、開口を介して剛床の下方へ排出されるようになるため、通気機能が発揮されるバルコニー通気構造体を容易に設置できる。又、剛床を梁に設置するだけで、剛床の下方の空気は、通気孔を介して手摺りの内部空間に入り、外方へと排出されるようになるため、より効率的な通気機能が発揮されるバルコニー通気構造体を容易に設置できる。
この発明の第1の実施の形態によるバルコニー通気構造体の剛床を示す概略斜視図である。 図1で示したII-IIラインから見た概略断面図である。 この発明の第1の実施の形態によるバルコニー通気構造体の他の剛床を示す概略斜視図であって、図1に対応した図である。 図1で示した剛床と図3で示した他の剛床とを用いたバルコニー通気構造体を示す概略断面図である。 図4で示した“X”部分の概略拡大断面図である。 図4で示したバルコニー通気構造体の設置方法を示す概略工程図の一部である。 図6で示した概略工程図に続くバルコニー通気構造体の設置方法を示す概略工程図の他の一部である。 特許文献1で開示された従来の屋上施設の構築工法によるバルコニーの構造部分を説明するための図である。
図1は、この発明の第1の実施の形態によるバルコニー通気構造体の剛床を示す概略斜視図であり、図2は、図1で示したII-IIラインから見た概略断面図である。
これらの図を参照して、第1の実施の形態によるバルコニー通気構造体11の剛床31aは、後述する建築物のバルコニーに設置され、平面視矩形形状を有する1枚の板状素材から形成され、平面視四隅付近に配置されて表裏面を貫通するように形成された平面視円形状を有する4つの開口33a~開口33dと、一方の長辺29a付近に形成された平面視円形状を有する12個の通気孔35a等と、一方の短辺30a付近に形成された平面視円形状を有する6つの通気孔35b等と、他方の短辺30b付近に形成された平面視円形状を有する6つの通気口35c等と、一方の長辺29aに形成された切欠き37a~切欠き37eとから構成される。このように構成することで、剛床31aは容易に形成できるため、製造効率が向上する。尚、後述する建築物に設置された剛床31aにおいては、長辺29a付近、短辺30a付近及び短辺30b付近に、後述する手摺りが形成される。
ここでは、剛床31aは、例えば、構造用合板からなり、厚さ28mmに形成されている。剛床31aの長辺29a及び長辺29bの長さLは、1820mmに設定されている。剛床31aの短辺30a及び短辺30bの長さWは、910mmに設定されている。開口33a~開口33dの各々は、平面視における径の長さDが100mmに設定されている。通気孔35a~通気孔35c等の各々は、平面視における径の長さDが16mmに設定されている。尚、これらの寸法は一例であって、これらに限定されるものではない。このように形成することで、後述する建築物に剛床31aを設置した際にも、必要な構造的強度が確保される。
図3は、この発明の第1の実施の形態によるバルコニー通気構造体の他の剛床を示す概略斜視図であって、図1に対応した図である。
尚、この他の剛床31bは、図1で示した剛床31aと基本的な構成は同一である。ここでは、その相違点を中心に説明する。
図を参照して、剛床31bは、一方の長辺29c付近に通気孔及び切欠きが形成されていない点と、他方の長辺29dに切欠き37f及び切欠き37gが形成されている点とにおいて、図1で示した剛床31aと異なっている。
即ち、剛床31bは、平面視四隅付近に配置されて表裏面を貫通するように形成された4つの開口33e~開口33hと、一方の短辺30c付近に形成された6つの通気孔35d等と、他方の短辺30d付近に形成された6つの通気口35e等と、一方の長辺29dに形成された切欠き37f及び切欠き37gとから構成される。このように構成することで、剛床31aと同様の効果を奏する。尚、後述する建築物に設置された剛床31bにおいては、短辺30c付近及び短辺30d付近に、後述する手摺りが形成される。
図4は、図1で示した剛床と図3で示した他の剛床とを用いたバルコニー通気構造体を示す概略断面図であり、図5は、図4で示した“X”部分の概略拡大断面図である。
これらの図を参照して、バルコニー通気構造体11は、下階の天井4の上方に設置された梁21a~梁21cと、梁21aの上面22a及び梁21cの上面22cに設置された図1で示した剛床31aと、梁21bの上面22b及び梁21cの上面22cに設置された図3で示した剛床31bと、建築物1の外方側へ張り出した部分7の外周に設置された手摺り41と、剛床31a及び剛床31bの上方に設置された横木54a~横木54dによって形成された空気層50を介して、剛床31a及び剛床31bの上方に設置された合板51a及び合板51bとから主に構成される。
剛床31aの開口33a及び開口33bは、梁21a及び梁21cに当接する剛床31aの当接領域39aを除いた非当接領域32aに形成されている。ここでは、剛床31aの当接領域39aは、梁21aに当接した領域である。
同様に、剛床31bの開口33e及び33fは、梁21b及び梁21cに当接する剛床31bの当接領域39bを除いた非当接領域32bに形成されている。ここでは、剛床31bの当接領域39bは、梁21bに当接した領域である。
このように構成することで、横木54a~横木54dを介して、剛床31a及び剛床31bと合板51aとの間に位置する空気層50内の空気は、図4の破線の矢印で示した方向へ、開口33a及び開口33bや開口33e及び開口33fを介して、剛床31a及び剛床31bの下方に位置する床下空間59へと排出されるため、空気層50における結露が防止される。ここで、床下空間59とは、梁21a~梁21cを介して、剛床31a及び剛床31bと下階の天井4との間に位置する空間のことである。尚、図1で示した剛床31aの開口33c及び開口33dは、開口33a及び開口33bと同様の効果を奏する。又、図3で示した剛床31bの開口33g及び開口33hは、開口33e及び開口33fと同様の効果を奏する。
剛床31aの通気孔35aは、手摺り41の内部空間43に連通するように形成されている。又、手摺り41の内部空間43は、手摺り41の上方部分に形成された開口65a及び開口65bを経て、笠木61の下方に設置された笠木下構造体62a及び笠木下構造体62bを介して、外方へ連通している。
このように形成することで、剛床31a及び剛床31bの下方に位置する床下空間59の空気は、図5で示した実線の矢印の方向へ、通気孔35aを介して、胴縁67の下方の隙間58及び構造用面材66aの下方の隙間57から手摺り41の内部空間43に入り、開口65a及び開口65bを経て、笠木下構造体62a及び笠木下構造体62bを通って、外方へと排出されるため、剛床31a及び剛床31bの下方に位置する床下空間59における結露が防止される。尚、図1で示した剛床31aの通気孔35b及び通気孔35cと、図3で示した剛床31bの通気口35d及び通気孔35eとにおいても、通気孔35aと同様の効果を奏する。
従って、剛床31a及び剛床31bと合板51aとの間に位置する空気層50内の空気は、開口33a及び開口33bや開口33e及び開口33fを介して、床下空間59へと排出された後に、通気孔35aを介して、手摺り41の内部空間43に入り、開口65a及び開口65bを経て、笠木下構造体62a及び笠木下構造体62bを通って、外方へと排出される。これにより、空気層50及び床下空間59における結露が防止されると共に、合板51a及び合板51bを効率的に乾燥できるので、建築物1におけるバルコニー通気構造体11の耐久性を向上させることになる。尚、これとは逆の経路を経て、外気が床下空間59及び空気層50へと入るように通気することも可能である。
図6は、図4で示したバルコニー通気構造体の設置方法を示す概略工程図の一部であり、図7は、図6で示した概略工程図に続くバルコニー通気構造体の設置方法を示す概略工程図の他の一部である。
図6の(1)を参照して、建築物1において、下階の天井4の上方に梁21a~梁21cを設置する。
次に、上述したように、図1で示した剛床31a及び図3で示した剛床31bを準備する。即ち、剛床31aにおいては、梁21aに当接する剛床31aの当接領域39aを除いた非当接領域32aに、図1で示した表裏面を貫通する4つの開口33a~開口33dが形成されると共に、図4で示したように外方へ連通する手摺り41の内部空間43に対して連通する位置に通気孔35a~通気孔35cが形成される。又、剛床31bにおいては、梁21bに当接する剛床31bの当接領域39bを除いた非当接領域32bに、図3で示した表裏面を貫通する4つの開口33e~開口33hが形成されると共に、図4で示したように外方へ連通する手摺り41の内部空間43に対して連通する位置に通気孔35d及び通気孔35eが形成される。
そして、梁21aの上面22a及び梁21cの上面22cに、上述のようにあらかじめ準備した剛床31aを設置する。又、梁21bの上面22b及び梁21cの上面22cに、上述のようにあらかじめ準備した剛床31bを設置する。このとき、剛床31aの長辺29bと、剛床31bの長辺29cとが、重なり合うように設置する。このように設置することで、梁21a~梁21cを介して、剛床31a及び剛床31bと下階の天井4との間に、床下空間59が形成される。又、上述したように、剛床31aの開口33a及び開口33bは、非当接領域32aに形成されているため、床下空間59に連通する。剛床31bの開口33e及び開口33fは、非当接領域32bに形成されているため、床下空間59に連通する。
図6の(2)を参照して、建築物1の張り出した部分7の外周に、手摺り41を設置する。即ち、図1で示した剛床31aにおいては、長辺29a付近、短辺30a付近及び短辺30b付近に、手摺りが設置される。又、図3で示した剛床31bにおいては、短辺30c付近及び短辺30d付近に、手摺りが設置される。ここでは、図6の(2)において、剛床31aの長辺29a付近に設置される手摺り41について説明する。尚、他の手摺りは、手摺り41と同様に設置され、同様の効果を奏する。
梁21aの上方において、開口65aが形成された構造用面材66aと、開口65bが形成された構造用面材66bとを設置する。これにより、構造用面材66aと構造用面材66bとの間に、手摺り41の内部空間43が形成される。このとき、構造用面材66aの下方には、図5で示したように、隙間57を設けておくことで、内部空間43と床下空間59とが連通する。
構造用面材66aの建築物1側に、胴縁67及び胴縁63aと、胴縁63aの上端に笠木下構造体62aとを設置する。このとき、胴縁67の下方には、図5で示したように、隙間58を設けておくことで、内部空間43と床下空間59とが連通する。
構造用面材66bの外方側に、胴縁63bと、胴縁63bの上端に笠木下構造体62bとを設置する。
尚、図1で示した剛床31aの切欠き37a~切欠き37eと、図3で示した剛床31bの切欠き37f及び切欠き37gとを、胴縁等に当接させることで、剛床31a及び剛床31bは固定される。
図6の(3)を参照して、胴縁67の建築物1側に、合板68a及び合板68bを設置する。又、胴縁63aの建築物1側に、外装材64aを設置する。
胴縁63bの外方側に、外装材64bを設置する。
そして、笠木下構造体62a及び笠木下構造体62bの上方に、笠木61を設置する。このようにして、手摺り41が設置される。
図7の(1)を参照して、建築物1側へ配置されるに従って高さが高くなる横木54a~横木54dを、剛床31a及び剛床31bの上面に設置する。
図7の(2)を参照して、横木54a~横木54dの上部に、合板51a及び合板51bを設置する。これにより、横木54a~横木54dを介して、剛床31a及び剛床31bと合板51aとの間に、空気層50が形成される。
図7の(3)を参照して、空気層50を介して剛床31aの上方に設置された合板51bの上面に、FRP防水69を施す。これにより、図7の(2)で示したように、横木54a~横木54dは、建築物1側へ配置されるに従って高さが高くなるように配置されているので、合板51bの上面に降った雨等が、外方側へと流れていき、図示しない排水溝によって、排出される。
このようにすることで、バルコニー通気構造体11の設置工程が完了する。この設置方法によると、あらかじめ開口35a及び開口35bを形成した剛床31aと、開口35e及び開口35fを形成した剛床31bとを準備しているため、剛床31a及び剛床31bを梁21a~梁21cに設置するだけで、図4で示したように、空気層50内の空気は、開口33a、開口33b、開口33e及び開口33fを介して剛床31a及び剛床31bの下方に位置する床下空間59へ排出されるようになるため、通気機能が発揮されるバルコニー通気構造体11を容易に設置できる。
又、あらかじめ通気孔35aを形成した剛床31aを準備しているため、剛床31a及び剛床31bを梁21a~梁21cに設置するだけで、剛床31a及び剛床31bの下方に位置する床下空間59の空気は、通気孔35aを介して手摺り41の内部空間43に入り、外方へと排出されるようになるため、より効率的な通気機能が発揮されるバルコニー通気構造体11を容易に設置できる。即ち、バルコニー通気構造体11の設置現場において、通気のための工程を別途設ける手間が省け、設置作業がより効率化する。
尚、上記の実施の形態では、剛床は、特定形状に形成されたものであったが、例えば平面視正方形形状のように、その他の形状に形成されても良い。
又、上記の実施の形態では、剛床は、特定サイズに形成されたものであったが、その他のサイズに形成されても良い。
更に、上記の実施の形態では、剛床は、1枚の板状素材から形成されたものであったが、複数の異なる素材から形成されても良い。
更に、上記の実施の形態では、バルコニー通気構造体は、2つの剛床からなるものであったが、少なくとも1つの剛床からなるものであれば良い。又は、3つ以上の剛床からなるものであっても良い。この場合には、剛床の各々の形状及び大きさは異なるものであっても良い。
更に、上記の実施の形態では、剛床は、特定数の開口が形成されたものであったが、表裏面を貫通すると共に、梁に当接する剛床の当接領域を除いた非当接領域に形成されるものであれば、少なくとも1つが形成されていれば良い。
更に、上記の実施の形態では、開口は、特定形状に形成されたものであったが、例えば矩形形状のように、その他の形状に形成されても良い。
更に、上記の実施の形態では、開口は、特定サイズに形成されたものであったが、例えば径がより小さく形成されるように、その他のサイズに形成されても良い。
更に、上記の実施の形態では、剛床は、特定数の通気孔が形成されたものであったが、外方へ連通した手摺りの内部空間に連通するものであれば、少なくとも1つが形成されていれば良い。又は、通気孔は形成されていなくても良い。
更に、上記の実施の形態では、通気孔は、特定形状に形成されたものであったが、例えばスリット状の矩形形状のように、その他の形状に形成されても良い。
更に、上記の実施の形態では、通気孔は、特定サイズに形成されたものであったが、例えば径がより小さく形成されるように、その他のサイズに形成されても良い。
更に、上記の実施の形態では、通気孔は、胴縁の下方の隙間及び構造用面材の下方の隙間を介して手摺りの内部空間に連通するものであったが、例えば胴縁及び構造用面材を通気孔よりも建築物側に設置するように、他の方法で手摺りの内部空間に連通させても良い。
更に、上記の実施の形態では、空気層は、横木を介して形成されたものであったが、横木以外のスペーサーによって形成されても良い。
更に、上記の実施の形態では、剛床は、切欠きが形成されたものであったが、切欠きは形成されていなくても良い。又は、本願とは異なる位置、異なる大きさ及び異なる個数で形成されても良い。
更に、上記の実施の形態では、手摺りは、特定部材から形成されたものであったが、建築物の張り出した部分の外周に設置されるものであれば、その他の部材から形成されても良い。
更に、上記の実施の形態では、合板は、2枚設置されたものであったが、空気層を介して剛床の上方に設置されるものであれば、少なくとも1枚設置されていれば良い。
更に、上記の実施の形態では、合板は、FRP防水が施されたものであったが、FRP防水は施されていなくても良い。又は、その他の防水処理が施されても良い。
更に、上記の実施の形態では、手摺りは、開口及び笠木下構造体を介して外方に連通したものであったが、それ以外の方法で外方に連通するものであっても良い。
更に、上記の実施の形態では、開口は、梁の上面に剛床を設置する前にあらかじめ剛床に形成されたものであったが、梁の上面に剛床を設置する際に現場で剛床に形成しても良い。
更に、上記の実施の形態では、通気孔は、梁の上面に剛床を設置する前にあらかじめ剛床に形成されたものであったが、梁の上面に剛床を設置する際に現場で剛床に形成しても良い。
1…建築物
4…天井
7…張り出した部分
11…バルコニー通気構造体
21…梁
22…上面
31…剛床
32…非当接領域
33…開口
35…通気孔
39…当接領域
41…手摺り
43…内部空間
50…空気層
51…合板
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

  1. バルコニー通気構造体であって、
    下階の天井の上方に設置される梁と、
    前記梁の上面に設置され、その表裏面を貫通する少なくとも1つの開口が形成された少なくとも1つの剛床と、
    建築物の張り出した部分の外周に設置される手摺りと、
    空気層を介して、前記剛床の上方に設置される合板とを備え、
    前記開口は、前記梁に当接する前記剛床の当接領域を除いた非当接領域に形成され、
    前記空気層は、前記開口を介して前記剛床の床下空間にのみ直通し、
    前記剛床は、前記手摺りの内部空間に連通するように形成された少なくとも1つの通気孔を含み、
    前記手摺りの内部空間は、外方へ連通する、バルコニー通気構造体。
  2. 前記剛床は、矩形形状を有する1枚の板状素材から形成される、請求項1記載のバルコニー通気構造体。
  3. バルコニー通気構造体の設置方法であって、
    下階の天井の上方に梁を設置する工程と、
    表裏面を貫通する少なくとも1つの開口が形成された剛床を少なくとも1つ準備する工程と、
    前記梁の上面に、前記剛床を少なくとも1つ設置する工程と、
    建築物の張り出した部分の外周に手摺りを設置する工程と、
    空気層を介して、前記剛床の上方に合板を設置する工程とを備え、
    前記開口は、前記梁に当接する前記剛床の当接領域を除いた非当接領域に形成されており、
    前記空気層は、前記開口を介して前記剛床の床下空間にのみ直通し、
    更に、前記剛床には、外方へ連通する前記手摺りの内部空間に対して連通するように少なくとも1つの通気孔が形成されている、バルコニー通気構造体の設置方法。
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