JP7012203B2 - 浴室暖房乾燥機 - Google Patents

浴室暖房乾燥機 Download PDF

Info

Publication number
JP7012203B2
JP7012203B2 JP2018054016A JP2018054016A JP7012203B2 JP 7012203 B2 JP7012203 B2 JP 7012203B2 JP 2018054016 A JP2018054016 A JP 2018054016A JP 2018054016 A JP2018054016 A JP 2018054016A JP 7012203 B2 JP7012203 B2 JP 7012203B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolyzed water
bathroom
dryer
unit
electrolytic cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018054016A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019165831A (ja
Inventor
晃宏 土田
真弘 藤田
和秀 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2018054016A priority Critical patent/JP7012203B2/ja
Publication of JP2019165831A publication Critical patent/JP2019165831A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7012203B2 publication Critical patent/JP7012203B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、入浴時に浴室内を暖房し、あるいは加湿する機能を備えた浴室暖房乾燥機に関する。
天井裏等に浴室暖房乾燥機を備えた浴室では、気温が低い場合に浴室内が暖房され、入浴後は浴室内を速やかに乾燥させて、壁面等でのカビの発生を抑制し、あるいは洗濯物を乾燥できるようにした機能を備えたものがある。
浴室暖房乾燥機には、浴室内に温風を供給して暖房及び乾燥を行う温風供給装置やミストサウナ装置、浴室内の空気を浴室外に排出する換気装置が備えられている。また、温風供給装置及び換気装置の機能を使用して、浴室内でのカビの発生を抑制するカビ抑制運転を行う機能を備えたものもある。
上記のような暖房機能を備えた浴室暖房乾燥機として、特許文献1が知られている。
特開2014-188023号公報
上記のような浴室暖房乾燥機で行われるカビ抑制運転は、ミスト運転により浴室の壁面、天井面及び床面を水膜で覆う。この状態で浴室内に温風を供給して壁面、天井面及び床面を例えば40℃以上となる状態で所定時間維持することによりカビにダメージを与え、カビの成長を妨げることによりカビ汚れの発生を抑制する。
そして、ミスト運転後に乾燥運転、送風運転、換気運転を行うことにより、すばやく浴室の壁面が乾いた状態にして、カビが成長し難い状態とする。
しかしながら、このようなカビ抑制運転では、カビ以外の酵母菌等の増殖による床面等のぬめりを効果的に抑制することはできない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、浴室の床面等でのぬめりの発生を抑制し得る浴室暖房乾燥機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る浴室暖房乾燥機は、吸込み口、吹出し口、加熱部、循環ファン装置、および加湿部を有する本体と、前記循環ファン装置、前記加熱部、および前記加湿部を制御する制御部と、電解水噴霧ユニットと、を備えた浴室暖房乾燥機であって、前記循環ファン装置により、前記吸込み口から吸い込まれた浴室の空気は、前記吹出し口から前記浴室へ吹き出され、前記加熱部により、前記吸込み口から吸い込まれた空気は温められ、前記加湿部により、前記加熱部で温められた空気は加湿され、前記電解水噴霧ユニットは、電解水を生成する電解槽と、前記電解槽で生成した電解水を電解水吹出口から噴霧する噴霧部と、を含み、前記制御部は、前記加湿部により加湿した空気を前記浴室に供給し、前記加熱部および前記循環ファン装置により前記浴室の壁面の温度が所定温度以上である状態を所定時間維持するカビ抑制運転を有し、前記電解水噴霧ユニットは、前記カビ抑制運転と連動して、前記電解槽で生成された電解水を前記電解水吹出口から噴霧する。
本発明の浴室暖房乾燥機によれば、浴室の床面等でのぬめりの発生と壁面、天井面及び床面のカビ汚れを抑制することができる。
浴室暖房乾燥機が設置される浴室を示す斜視図。 天井裏に設置される浴室暖房乾燥機及び電解水噴霧ユニットを示す斜視図。 浴室の天井面を示す斜視図。 浴室暖房乾燥機を示す断面図。 電解水噴霧ユニットの内部構成を示す平面図。 電解槽を示す斜視図。 電解槽の内部構成を示す説明図。 制御部の動作を示すフローチャート。 制御部の動作を示すフローチャート。 制御部の動作を示すフローチャート。 制御部の動作を示すフローチャート。 制御部の動作を示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態である浴室暖房乾燥機を図面に従って説明する。
図1~図4に示すように、浴室暖房乾燥機1は、浴室2の天井面3にフロントパネル4が露出される状態で天井裏に設置される。図3に示すように、フロントパネル4には、浴室2内の空気を吸込む吸込み口5と、浴室暖房乾燥機1から浴室2内に空気を吹出す吹出し口6が設けられている。
吹出し口6から、後記マイクロミスト発生部10から供給されるマイクロミストが噴霧される。また、ミスト水を噴霧するミストノズル(加湿ノズル)6aが設けられている。また、吹出し口6には、図示しないモータで開閉されるルーバー6bが設けられている。
図4に示すように、浴室暖房乾燥機1の本体7内において、吸込み口5の上方にはメインコイル(加熱部)8が設けられ、浴室2から吸込まれる空気を加熱可能となっている。メインコイル8には、屋外等に設置される温水器から温水が供給されて、吸込み口5から吸込まれる浴室2内の空気を温める機能を備える。メインコイル8と温水器との間には、温水の流量を制御する熱動弁が介在されている。また、メインコイル8には当該メインコイルの温度を検出するコイル温度センサーが設けられている。
メインコイル8の上方には循環ファン装置9が設けられ、循環ファン装置9の作動により浴室2内の空気が吸込み口5から吸込まれてメインコイル8で温められる。そして、温められた空気がマイクロミスト発生部(加湿部)10を経て加湿され、吹出し口6から浴室2内に送風される。
マイクロミスト発生部10は、破砕モータ11で回転される遠心破砕円板12及び揚水管13と、貯水部14と、破砕壁15と、エリミネータ16を備える。マイクロミスト発生部10の作動時には、貯水部14に温水が供給される。
揚水管13が回転されると、貯水部14に貯留されている水が吸い上げられる。吸い上げられた水は、揚水管13とともに回転する遠心破砕円板12により破砕壁15に向かって吹き飛ばされ、破砕壁15に衝突して破砕されることにより、細かな水粒となる。
細かな水粒は、循環ファン装置9で送風される空気とともにエリミネータ16に案内される。エリミネータ16は、あらかじめ設定された粒子径以下の水粒のみを通す機能を備えている。
従って、メインコイル8に温水が供給され、循環ファン装置9及びマイクロミスト発生部10の作動時には、浴室2内にマイクロミストが噴霧されるとともに、吹出し口6から浴室2内に温風が送風される(ミスト運転)。ミスト運転はマイクロミスト発生部10の作動ではなく、ミストノズル6aからのミスト噴霧でも同様の効果をもたらすものであり、どちらでもよい。
また、暖房運転時には、メインコイル8に温水が供給された状態で循環ファン装置9が作動し、送風運転時には循環ファン装置9のみが作動する。
本体7の一方の側面には、ダンパー17で開閉される換気口18が設けられ、その換気口18は換気路19を介して屋外に連通している。
換気路19には換気ファン20が配設されている。そして、乾燥運転時あるいは送風運転時に、ダンパー17の作動により換気口18が開かれた状態で換気ファン20が作動すると、浴室2から本体7内に吸い込まれた空気が、換気路19を経て屋外に排出されるようになっている。
本体7には第一の制御部21が配設され、図1に示すように、例えば浴室2に隣接する脱衣室22に設けられる操作パネル23と電気的に接続されている。そして、第一の制御部21は、操作パネル23から出力される操作信号と、本体7内において吸込み口5の上方に設けられている浴室内温度センサー24や浴室内湿度センサー25から出力される検出信号と、脱衣室22の操作パネル23内に設けられる脱衣室温度センサー26から出力される検出信号と、あらかじめ設定されているプログラムと、に基づいてメインコイル8、循環ファン装置9、ダンパー17及び換気ファン20等の動作を制御する。
図1及び図2に示すように、浴室2の天井裏において、本体7の近傍には電解水噴霧ユニット27が設置されている。電解水噴霧ユニット27はケース31を含み、ケース31には、本体7内に給水を供給する給水管28及び分岐管29から給水接続部30を介して給水が供給される。
図5に示すように、電解水噴霧ユニット27では、ケース31内に供給された給水が、配管32a,32b及び配管32a,32b間に介在される電磁弁33を経て電解槽ケース(電解槽)34に供給される。つまり、電磁弁33は、電解槽ケース34への通水を切り替える。
電解槽ケース34内では電解水が生成され、その電解水は配管32cを経て電解水ノズル35に供給される。図3に示すように、天井面3における開口と電解水ノズル35に設けられる電解水吹出口36が連通し、電解槽ケース34から供給された電解水が電解水吹出口36から浴室2内に吹出されるようになっている。
なお、図3に示すように、加湿ノズル(ミストノズル6a)と電解水吹出口36を有する電解水ノズル35は別体で設けられていてもよい。これにより、ミスト運転のための水と除菌運転のための電解水とが混ざることを抑制できる。
図5に示すように、例えばケース31内における電解水ノズル35側の端部に、第二の制御部37が配設されている。第二の制御部37は、図2に示すケーブル38を介して第一の制御部21に接続される。第一の制御部21及び第二の制御部37は、あらかじめ設定されたプログラムに基づいて動作し、浴室暖房乾燥機1と電解水噴霧ユニット27を連動して制御する。
なお、図2に示すように、浴室暖房乾燥機1と電解水噴霧ユニット27にはそれぞれ電源ケーブル39a,39bを介して電源が供給されている。
図5及び図6に示すように、電解槽ケース34の第二の制御部37側の端部には電極40a,40bが設けられている。電極40a,40bは、それぞれ電源供給線(図示しない)を介して第二の制御部37に接続されている。第二の制御部37は、電極40a,40bの一方にはプラス側の直流電圧、他方にはマイナス側の直流電圧を供給し、電極40a、40bの耐久時間を長くするためにその極性を入れ替えて供給可能となっている。また、第二の制御部のマイコン(図示せず)により電極40a、40bに印加する直流電圧の電圧値は電解水の塩素イオン濃度を一定にするため電流値が一定になるように制御をおこなう。
図7に示すように、電解槽ケース34内には例えば5枚の電極板41a~41eが電解槽ケース34の長手方向に沿って等間隔に併設されている。ここでの間隔は2mm~5mm望ましくは3mmである。そして、外側の電極板41a,41eと、中間に位置する電極板41cに電極40aから直流電圧が供給され、電極板41aと電極板41cの間の電極板41bと、電極板41cと電極板41eの間の電極板41dに電極40bから直流電圧が供給されている。
従って、電極板41a~41eには、隣り合う電極板とは異なる極性の直流電圧が供給される。
各電極板41a~41eは、電解槽ケース34の少なくとも両端部近傍、及び中央部に複数配設される固定部材42により等間隔に保持される。そして、電解槽ケース34内に供給される給水Wは、各電極板41a~41e間を経て電解水ノズル35に供給される。
電極40a,40bに直流電圧が供給されると、電極板41a~41eには、それぞれ隣り合う電極板とは異なる極性の直流電圧が印加される。すると、各電極板41a~41eは、隣り合う電極板間で給水Wを介して直流電流が流れるため、各電極板41a~41e間を流れる給水Wが電気分解され電解水となる。電解水は、給水W中に含まれる塩素イオン濃度が増大して、通常の給水に比して除菌力が向上する。
次に、上記のように構成された浴室暖房乾燥機1の作用を説明する。
浴室暖房乾燥機1の本体7に配設される第一の制御部21と、電解水噴霧ユニット27に配設される第二の制御部37は、浴室暖房乾燥機1及び電解水噴霧ユニット27をあらかじめ設定されたプログラムに基づいて連動して制御する。
図8は、浴室暖房乾燥機1によるカビ抑制運転時の動作を示す。カビ抑制運転が開始されると、ミスト運転が開始される(ステップ1)。次いで、浴室内温度センサー24及び浴室内湿度センサー25で検出された浴室2内の温度及び湿度に基づいてミスト運転を継続する時間T1を決定する(ステップ2)。例えば、時間T1は少なくとも30分に設定され、浴室2の壁面温度は40℃以上で30分以上維持される。すなわち、カビ抑制運転とは、加湿部(マイクロミスト発生部10)により加湿した空気を浴室2に供給し、加熱部8および循環ファン装置9により浴室2の壁面温度が所定温度(例えば40℃)以上である状態を所定時間(例えば30分以上)維持する運転である。
そして、時間T1の間ミスト運転(ステップ3)がおこなわれると、ミスト運転を終了し(ステップ4)カビ抑制運転が終了する。
図9~図12は、除菌運転時の動作を示す。除菌運転は、浴室2内での酵母菌等の増殖を抑制するために、毎日行われることが好ましい。また、図8に示すカビ抑制運転は、1週間に1回程度行われることが好ましい。
除菌運転が開始されると、前回のカビ抑制運転から所定時間α(例えば1週間)が経過していれば、図8に示すカビ抑制運転が開始される(ステップ11,12)。カビ抑制運転が終了すると(ステップ13でYES)、第一の制御部21は第二の制御部37に電解水噴霧ユニット27に運転開始信号を送信して(ステップ14)、電解水噴霧ユニット27の運転が開始される。
ステップ11で、前回のカビ抑制運転から所定時間αが経過していない場合には、ステップ14に移行して、カビ抑制運転を経ずして電解水噴霧ユニット27の運転が開始される。カビ抑制運転から所定時間αが経過していない場合には、カビ抑制運転を行う必要がないため、速やかに電解水噴霧運転に移行することができる。
図10に示すように、電解水噴霧ユニット27の運転が開始されると、第二の制御部37により、電磁弁33が開かれ(ステップ15,16)、電解槽ケース34内に給水が供給される。そして、前回の電解水噴霧運転時の電極40a,40bに印加された直流電圧の極性を判別する(ステップ17)。
前回の電解水噴霧運転で電極A(例えば電極40a)にマイナス側の直流電圧が印加されていた場合(ステップ17でNOの場合)には、第二の制御部37は電極Aにプラス側の直流電圧、電極B(例えば電極40b)にマイナス側の直流電圧を印加する(ステップ18)。また、前回の電解水噴霧運転で電極Aにプラス側の直流電圧が印加されていた場合(ステップ17でYESの場合)には、電極Aにマイナス側の直流電圧、電極Bにプラス側の直流電圧を印加する(ステップ19)。すなわち、電極Aと電極Bは例えば電極40aと電極40bのように隣り合う電極である。
次いで、電解槽電流があらかじめ設定されている閾値I(A)を超えているか否かを判定する(ステップ20)。ここでの電流閾値I(A)は例えば1A~5A望ましくは2Aである。電解槽電流は、電極A,B間に流れる電流、すなわち電極板41a~41eで隣り合う電極板間に流れる電流の総和である。なお、電流閾値I(A)は除菌のために有効な塩素濃度を有する電解水を生成するために十分な値であればよい。
ステップ20で、電解槽電流が閾値I(A)を超えていると、電極40a,40bのいずれかに印加されているプラス側の直流電圧を低下させ、言い換えれば電極A,B間に印加する電位差を小さくする(ステップ21)。
また、ステップ20で、電解槽電流が閾値I(A)を超えていない場合には、電極40a,40bのいずれかに印加されているプラス側の直流電圧を上昇させ、言い換えれば電極A,B間に印加する電位差を大きくする(ステップ23)。
ステップ22では、ステップ21で低下させた印加電圧があらかじめ設定されている閾値E(V)以下であるか否かが判定される。ステップ21で低下させた印加電圧があらかじめ設定されている閾値E(V)以下である場合には、ステップ23に移行して、プラス側の直流電圧を上昇させる。電圧閾値E(V)は例えば5V~15V程度で、望ましくは10Vである。
ステップ24では、ステップ23で上昇させた印加電圧があらかじめ設定されている閾値E(V)以上であるか否かが判定される。ステップ21で低下させた印加電圧があらかじめ設定されている閾値E(V)以上である場合には、ステップ21に移行して、プラス側の直流電圧を低下させる。電圧閾値E(V)は例えば35V~45V程度で、望ましくは40Vである。
このようなステップ21~24の動作により、電極40a,40bのいずれかに印加されるプラス側の直流電圧が閾値E(V)と閾値E(V)との間でかつ電解槽電流が閾値I(A)に収束するように制御される。
そして、このような動作により、電解槽ケース34内で電解水が生成され、生成された電解水の塩素濃度が一定値以上の電解水が電解水ノズル35の電解水吹出口36から噴霧される。塩素濃度は望ましくは2ppm以上である。
ステップ22で、印加電圧が閾値E(V)以下ではない場合及びステップ24で、印加電圧が閾値E(V)以上ではない場合、すなわち印加電圧が閾値E(V)と閾値E(V)との間の電圧である場合には、図11に示すステップ25に移行する。
ステップ25では、上記のような電解水生成動作が所定時間γ継続して行われたか否かを判定する。未だ所定時間γが経過していない場合には、ステップ20に移行して、上記のような電解水生成動作が継続される。
ステップ25で、所定時間γが経過している場合には、第二の制御部37は、電極40a,40bへの直流電圧の印加を停止し(ステップ26)、電磁弁33を閉じ(ステップ27)、浴室暖房乾燥機1の第一の制御部21に電解水噴霧運転の終了信号を送信する(ステップ28)。
ここでの所定時間γはあらかじめ実験などにより定められた時間であり、電解水と酵母菌等の接触量を考慮すると20分から40分程度で、望ましくは30分である。
浴室内の温度や使用浴室環境の酵母菌の発生状況によっても所定時間γは操作パネル23により設定変更可能なようにしておく。また、浴室内温度センサー24や浴室内湿度センサー25から出力される検出信号等から第二の制御部37により算出して設定されてもよい。
第一の制御部21では、電解水噴霧運転の終了信号を受信すると(ステップ29)、自動浴室乾燥運転を開始する(ステップ30)。自動浴室乾燥運転では、循環ファン装置9が作動し、浴室2内に温風を送風し、次いで浴室2内の空気を換気する運転があらかじめ設定された所定時間で行われる。これは浴室内の壁面、天井面、床面と製品内部を乾かすためであり、自動浴室乾燥運転中に他の運転モードに万が一変更された場合でも、優先的におこなう。万が一自動浴室乾燥運転中に停止動作を受け付けた場合でも、一定時間経過後に再び自動浴室乾燥運転をおこなうようにする。そして、所定時間の自動浴室乾燥運転が終了すると(ステップ31)、除菌運転を終了する。
上記のような浴室暖房乾燥機1では、次に示す効果を得ることができる。
(1)カビ抑制運転と、除菌運転を連動して行うことができるので、浴室2内でのカビの発生と、酵母菌等の増殖を抑制することができる。
(2)除菌運転では、電解槽ケース34内で生成される電解水が浴室2内に噴霧されるので、浴室2の床面で増殖する酵母菌等に起因するぬめり等の汚れの発生を抑制することができる。
(3)電解水噴霧ユニット27の動作時には、電磁弁33が開いて電解槽ケース34内に給水を供給し、電極板41a~41e間に通水される水に電流を流すことにより、電解水を生成することができる。
(4)電解水噴霧ユニット27の電極40a,40bに印加する直流電圧は、前回の電解水噴霧ユニット27の運転時とは異なる極性の電圧が印加される。従って、電極板41a~41eの劣化、詳しくは電極板41a~41eへの水垢等の汚れの堆積を抑制することができる。
(5)除菌運転では、浴室2内に電解水を噴霧した後に、乾燥運転と送風運転が行われるので、浴室2内での酵母菌等の増殖を効果的に抑制することができる。
(6)浴室2内にミストを噴霧する浴室暖房乾燥機1と、電解水を噴霧する電解水ノズル35とを別体とし、天井面3に所定の距離を隔てて設置した。従って、ミスト運転と除菌運転の制御及び保守点検が容易となる。
(7)カビ抑制運転の後に除菌運転を行って電解水が浴室内に噴霧されるので、浴室2内での酵母菌等の増殖を効果的に抑制することができる。
(8)電磁弁33を開として電解槽ケース34内に給水をした後で電圧を印加する、すなわち電解槽へ通水している状態で電圧を印加することにより、電解水を生成できない状態で電圧を印加することがなく、電極板41a~41eに過剰に電圧が印加されることを抑制できる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・電解水噴霧ユニットによる電解水の噴霧とカビ抑制運転との連動は、適宜設定できるものとし、例えばカビ抑制運転の前に除菌運転を行って電解水を浴室内に噴霧するようにしてもよい。これにより、浴室2内での酵母菌等の増殖及びカビの発生を効果的に抑制することができる。
・第一の制御部21と、第二の制御部37を一体の制御部とし、その制御部で浴室暖房乾燥機1及び電解水噴霧ユニット27を制御するようにしてもよい。
・電解水噴霧ユニット27における配管の配置および電解槽ケース34内部の構造等は、図示したものに限られず、適宜設定できるものとする。
・電極40a,40bに印加する直流電圧の極性の入れ替えは、運転ごとだけでなく、長時間の電解水噴霧運転の場合等には、電解水噴霧運転中にも入れ替えが行われる構成であってもよい。これにより、さらに、電極板41a~41eへの水垢等の汚れの堆積を抑制することができる。
以上、本発明に係る浴室暖房乾燥機について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の浴室暖房乾燥機は、暖房機能とマイクロミスト運転機能を備えたミストサウナ装置等にも適用可能である。
1 浴室暖房乾燥機
2 浴室
3 天井面
4 フロントパネル
5 吸込み口
6 吹出し口
6a ミストノズル(加湿ノズル)
6b ルーバー
7 本体
8 メインコイル(加熱部)
9 循環ファン装置
10 マイクロミスト発生部(加湿部)
11 破砕モータ
12 遠心破砕円板
13 揚水管
14 貯水部
15 破砕壁
16 エリミネータ
17 ダンパー
18 換気口
19 換気路
20 換気ファン
21 第一の制御部
22 脱衣室
23 操作パネル
24 浴室内温度センサー
25 浴室内湿度センサー
26 脱衣室温度センサー
27 電解水噴霧ユニット
28 給水管
29 分岐管
30 給水接続部
31 ケース
32a,32b,32c 配管
33 電磁弁
34 電解槽ケース(電解槽)
35 電解水ノズル
36 電解水吹出口
37 第二の制御部
38 ケーブル
39a,39b 電源ケーブル
40a,40b 電極
41a~41e 電極板
42 固定部材

Claims (7)

  1. 吸込み口、吹出し口、加熱部、循環ファン装置、および加湿部を有する本体と、
    前記循環ファン装置、前記加熱部、および前記加湿部を制御する制御部と、
    電解水噴霧ユニットと、を備えた浴室暖房乾燥機であって、
    前記循環ファン装置により、前記吸込み口から吸い込まれた浴室の空気は、前記吹出し口から前記浴室へ吹き出され、
    前記加熱部により、前記吸込み口から吸い込まれた空気は温められ、
    前記加湿部により、前記加熱部で温められた空気は加湿され、
    前記電解水噴霧ユニットは、電解水を生成する電解槽と、前記電解槽で生成した電解水を電解水吹出口から噴霧する噴霧部と、を含み、
    前記制御部は、前記加湿部により加湿した空気を前記浴室に供給し、前記加熱部および前記循環ファン装置により前記浴室の壁面の温度が所定温度以上である状態を所定時間維持するカビ抑制運転を有し、
    前記電解水噴霧ユニットは、前記カビ抑制運転と連動して、前記電解槽で生成された電解水を前記電解水吹出口から噴霧することを特徴とする浴室暖房乾燥機。
  2. 前記電解水噴霧ユニットは、前記電解槽への通水を切り替える弁を備え、
    前記電解槽は、電極と、前記電極から入った電流が流れる電極板と、を含み、
    前記制御部は、前記弁を開として前記電解槽へ通水している状態で、前記電極へ電流を流すことを特徴とする請求項1に記載の浴室暖房乾燥機。
  3. 前記電解槽は、2つの電極を含み、
    前記制御部は、前記電解槽の前回運転時にプラス極であった一方の電極がマイナス極となるよう電流を流すことを特徴とする請求項1または2に記載の浴室暖房乾燥機。
  4. 前記電解水を噴霧した後に、前記加熱部および前記循環ファン装置により温風を前記浴室に送風する乾燥運転を行うことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の浴室暖房乾燥機。
  5. 前記加湿部からの液体を噴霧する加湿ノズルと、前記電解水吹出口を有する電解水ノズルとが別体に設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の浴室暖房乾燥機。
  6. 前記電解水噴霧ユニットは、前記カビ抑制運転の後に、前記電解槽で生成された電解水を前記電解水吹出口から噴霧することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の浴室暖房乾燥機。
  7. 前記電解水噴霧ユニットは、前記カビ抑制運転の前に、前記電解槽で生成された電解水を前記電解水吹出口から噴霧することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の浴室暖房乾燥機。
JP2018054016A 2018-03-22 2018-03-22 浴室暖房乾燥機 Active JP7012203B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018054016A JP7012203B2 (ja) 2018-03-22 2018-03-22 浴室暖房乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018054016A JP7012203B2 (ja) 2018-03-22 2018-03-22 浴室暖房乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019165831A JP2019165831A (ja) 2019-10-03
JP7012203B2 true JP7012203B2 (ja) 2022-01-28

Family

ID=68107744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018054016A Active JP7012203B2 (ja) 2018-03-22 2018-03-22 浴室暖房乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7012203B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7468196B2 (ja) 2020-06-30 2024-04-16 マックス株式会社 浴室空調装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004211961A (ja) 2002-12-27 2004-07-29 Sharp Corp 浴室空調装置
JP2007068586A (ja) 2005-09-05 2007-03-22 Sharp Corp ミスト噴霧装置及びそれを備えた部屋、並びにミスト噴霧方法
US20080157410A1 (en) 2006-12-28 2008-07-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Sauna apparatus
JP2009079834A (ja) 2007-09-26 2009-04-16 Noritz Corp 空調装置
JP2011043315A (ja) 2009-08-24 2011-03-03 Harman Pro:Kk 浴室洗浄装置
JP2014183893A (ja) 2013-03-22 2014-10-02 Panasonic Corp ミストサウナシステム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004211961A (ja) 2002-12-27 2004-07-29 Sharp Corp 浴室空調装置
JP2007068586A (ja) 2005-09-05 2007-03-22 Sharp Corp ミスト噴霧装置及びそれを備えた部屋、並びにミスト噴霧方法
US20080157410A1 (en) 2006-12-28 2008-07-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Sauna apparatus
JP2009079834A (ja) 2007-09-26 2009-04-16 Noritz Corp 空調装置
JP2011043315A (ja) 2009-08-24 2011-03-03 Harman Pro:Kk 浴室洗浄装置
JP2014183893A (ja) 2013-03-22 2014-10-02 Panasonic Corp ミストサウナシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019165831A (ja) 2019-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4728263B2 (ja) 浴室洗浄装置
JP5452132B2 (ja) 浴室洗浄装置
JP2013170792A (ja) 加湿機能付空気調和機及び加湿機能付空気調和機の運転方法
JP7012203B2 (ja) 浴室暖房乾燥機
JP4738138B2 (ja) 浴室用ミスト装置
JP4967764B2 (ja) サウナ装置
JP5011698B2 (ja) 空調装置
JP6904010B2 (ja) 送風装置
JP2009039452A (ja) 湯水噴出装置
JP4612364B2 (ja) ミストサウナ装置
JP7016480B2 (ja) 浴室システム
JP6969882B2 (ja) 浴室暖房乾燥機
JP2018082795A (ja) 浴室洗浄装置
JP7000930B2 (ja) 浴室システム
JP7090223B2 (ja) 浴室暖房乾燥機
JP6827169B2 (ja) 浴室暖房乾燥機
JP2020085376A (ja) 熱交換形換気装置
JP4627518B2 (ja) ミストサウナ装置
JP2019166278A (ja) 浴室洗浄装置
JP5040273B2 (ja) 加湿空調システム
JP7405675B2 (ja) 浴室洗浄装置
JP7439545B2 (ja) 浴室洗浄システム
JP4528287B2 (ja) ミスト機能付き浴室暖房機
JP7123783B2 (ja) イオン溶出ユニット
JP4620004B2 (ja) ミストサウナ装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190123

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211207

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7012203

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151