JP7011970B2 - ポンプ設備に使用されるケーブル支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ポンプ設備に使用されるケーブル支持装置に関し、特に、コラム内に配置された水中ポンプ装置から延びるケーブルを支持するためのケーブル支持装置に関する。また、本発明は、そのようなケーブル支持装置を用いて、水中ポンプ装置から延びるケーブルを支持する方法に関する。
図11は、水中ポンプ装置を備えた従来のポンプ設備の一例を示す模式図である。図11に示すように、水中ポンプ装置500は、水槽510に設置されたコラム501内に設置される。水中ポンプ装置500には、電力や制御信号などを送るための複数のケーブル503が接続されている。これらのケーブル503は、コラム501の外に配置された支持金具508によって保持されており、ケーブル503は支持金具508を経由してコラム501の内部に延びている。
コラム501の側壁には、吐出管505が接続されている。水中ポンプ装置500の吸込口は、コラム501の底部に形成された図示しない開口に接続されている。水中ポンプ装置500が運転されると、水槽510内の液体は水中ポンプ装置500に吸い込まれる。水中ポンプ装置500から吐き出された液体は、コラム501内を上方に流れ、さらに吐出管505に流入する。このようにして、水槽510内の液体は水中ポンプ装置500によって汲み上げられる。
特開2001-177963号公報 実公平1-10480号公報
水中ポンプ装置500のメンテナンスまたは交換をするときは、水中ポンプ装置500を上げ下ろしする必要があり、同時にケーブル503も上げ下ろしされる。具体的には、ケーブル503を支持金具508から取り外し、水中ポンプ装置500とともにケーブル503を上げ下ろしする。しかしながら、ケーブル503は複数あり、複数人による作業が必要になる。特に、ケーブル503の数や重量によってはより多くの人を要する場合もある。また、ケーブル503がコラム501の上端に擦り付けられると、ケーブル503の被膜が傷つき、ケーブル503の電気的絶縁が損なわれるおそれがある。
ケーブル502が長くて重い場合は、重機により水中ポンプ装置500とともにケーブル503をコラム501から引き上げることも考えられる。しかしながら、ケーブル503の一部がコラム501内で引っ掛かったときに、ケーブル503の破断や、予想外の事故が起こるおそれがある。
そこで、本発明は、水中ポンプ装置のケーブルの上げ下げを容易にでき、かつケーブルがコラムの上端に接触することを防止できるケーブル支持装置を提供する。
一態様では、コラム内に配置された水中ポンプ装置から延びるケーブルを支持するためのケーブル支持装置であって、前記コラムの上端に着脱可能に設置される支持台と、前記ケーブルを挟むための第1ケーブルガイド滑車および第2ケーブルガイド滑車と、前記第1ケーブルガイド滑車および前記第2ケーブルガイド滑車を回転可能に支持し、かつ前記支持台に連結された滑車支持部材を備えたケーブル支持装置が提供される。
一態様では、前記第1ケーブルガイド滑車が一方向にのみ回転することを許容し、反対方向に回転することを防止するラチェットをさらに備える。
一態様では、前記ラチェットは、前記第1ケーブルガイド滑車の回転が許容される方向を切り替えることできる双方向型ラチェットである。
一態様では、前記滑車支持部材は、前記第1ケーブルガイド滑車と前記第2ケーブルガイド滑車との間の距離を調節する位置調節機構を有している。
本発明の一参考例は、前記滑車支持部材は、前記第1ケーブルガイド滑車および前記第2ケーブルガイド滑車の両側に配置された第1滑車支持部材および第2滑車支持部材を含み、前記第1支持部材は、前記第1ケーブルガイド滑車を回転可能に支持する第1ベース部材と、前記第2ケーブルガイド滑車を回転可能に支持する第1可動部材と、前記第1ベース部材と前記第1可動部材を回転可能に連結するヒンジを備え、前記第2支持部材は、前記第1ケーブルガイド滑車を回転可能に支持する第2ベース部材と、前記第2ケーブルガイド滑車を回転可能に支持する第2可動部材と、前記第2可動部材を前記第2ベース部材に締結する締結機構を備える。
上記参考例の好ましい態様は、前記滑車支持部材は、前記支持台に回転可能に連結されている。
上記参考例の好ましい態様は、前記支持台は、該支持台が前記コラムの上端に沿って移動することを可能とする複数のローラーを備えている。
上記参考例の好ましい態様は、前記複数のローラーは、前記コラムの前記上端の上面に接触する第1ローラーと、前記コラムの内周面に接触する第2ローラーを少なくとも備えている。
上記参考例の好ましい態様は、前記支持台は、前記複数のローラーの回転を防止するローラーロック機構をさらに備えている。
上記参考例の好ましい態様は、前記第1ケーブルガイド滑車の回転軸は、前記滑車支持部材を貫通して延びており、前記回転軸の端部は多角形の断面を有している。
本発明の一参考例は、コラム内に配置された水中ポンプ装置から延びるケーブルを支持する方法であって、上記ケーブル支持装置の支持台を前記コラムの上端に設置し、前記ケーブル支持装置の第1ケーブルガイド滑車および第2ケーブルガイド滑車の間に前記ケーブルを挟むことで、前記ケーブルを支持する方法が提供される。
本発明によれば、ケーブルを第1ケーブルガイド滑車と第2ケーブルガイド滑車との間に挟むことができるので、ケーブルはコラムの上端には接触しない。したがって、ケーブルの上げ下ろしの際に、ケーブルがコラムとの接触により傷つくことが防止される。また、ケーブルは、第1ケーブルガイド滑車および第2ケーブルガイド滑車によって支持された状態で、コラムから引き上げる、またはコラム内に下ろすことができる。したがって、作業員の負荷が大幅に減り、作業員は安全に作業を実施することができる。
ポンプ設備の一実施形態を示す模式図である。 図1に示す蓋がコラムから外された状態を示す図である。 ケーブル支持装置の正面図である。 ケーブル支持装置の側面図である。 ケーブルガイド組立体の拡大正面図である。 ケーブルガイド組立体の拡大側面図である。 ケーブルガイド組立体の拡大側面図である。 第1ケーブルガイド滑車をハンドルで回転させている様子を示す図である。 第1ケーブルガイド滑車を電動ドライバで回転させている様子を示す図である。 ケーブル支持装置の他の実施形態を示す側面図である。 従来のポンプ設備を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
次に、ポンプ設備について説明する。図1は、ポンプ設備の一実施形態を示す模式図である。図1に示すように、ポンプ設備は、吸込水槽1に設置されたコラム2と、コラム2内に設置された水中ポンプ装置5とを備えている。コラム2は、吸込水槽1の上壁に形成された設置孔7を通って吸込水槽1の上方から吸込水槽1の内部に延びている。コラム2の側壁には吐出管10が接続されている。コラム2の上端2aには蓋8が着脱可能に取り付けられている。コラム2の上端2aは、図示しないボルトが貫通するフランジ部2bを有しており、これらボルトによって蓋8がコラム2の上端2aに固定されている。ボルトを外すと、蓋8をコラム2の上端2aから取り外すことができる。
水中ポンプ装置5は、吸込ベルマウス12を備えた立軸ポンプである。水中ポンプ装置5は、その吸込ベルマウス12がコラム2の底部から下方に突出した状態で、コラム2内に設置される。一実施形態では、水中ポンプ装置5の全体がコラム2内に配置されてもよい。水中ポンプ装置5は、電動機15と、電動機15の駆動軸に固定された羽根車17を備えている。羽根車17は吸込ベルマウス12内に配置されている。
水中ポンプ装置5には、電力や制御信号などを送るための複数のケーブル20が接続されている。これらのケーブル20は、コラム2の上端2aに取り付けられた蓋8を通ってコラム2の内部に延びている。ケーブル20と蓋8との間の隙間を封止するためのシール25が蓋8に設けられている。
羽根車17が電動機15によって回転されると、吸込水槽1内の液体は水中ポンプ装置5に吸い込まれる。水中ポンプ装置5から吐き出された液体は、コラム2内を上方に流れ、さらに吐出管10に流入する。このようにして、吸込水槽1内の液体は水中ポンプ装置5によって汲み上げられる。
水中ポンプ装置5の交換またはメンテナンスを実施するときは、蓋8がコラム2から外され、図2に示すように、コラム2の上端2aにケーブル支持装置30が取り付けられる。ケーブル20は、その長手方向に移動可能な状態で、ケーブル支持装置30によって支持されている。以下、ケーブル支持装置30について詳細に説明する。
図3は、ケーブル支持装置30の正面図であり、図4は、ケーブル支持装置30の側面図である。ケーブル支持装置30は、コラム2の上端2aに着脱可能に設置される支持台33と、支持台33に回転可能に連結された複数の(本実施形態では3つの)ケーブルガイド組立体50を備えている。3つのケーブル20は、3つのケーブルガイド組立体50にそれぞれ支持されている。これらケーブルガイド組立体50は同じ構成を有している。各ケーブルガイド組立体50は、各ケーブル20を挟むための第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52と、これらケーブルガイド滑車51,52を回転可能に支持する滑車支持部材55を有している。また、各ケーブルガイド組立体50は、支持台33に連結された旋回軸60を有している。各ケーブルガイド組立体50は、旋回軸60を中心に回転可能である。
支持台33は、支持台33がコラム2の上端2aに沿って移動することを可能とする複数のローラー35,36,37を備えている。これらローラー35,36,37は、コラム2の上端2を囲むように配置されている。より具体的には、複数の第1ローラー35はコラム2の上側に位置し、複数の第2ローラー36はコラム2の内側に位置し、複数の第3ローラー37はコラム2の外側に位置する。図4には1つの第1ローラー35、1つの第2ローラー36、1つの第3ローラー37のみが描かれている。
第1ローラー35はコラム2の上端2aの上面に接触しており、第2ローラー36はコラム2の内周面に接触しており、第3ローラー37はコラム2のフランジ部2bの下面に接触している。支持台33は、コラム2の外周面に接触する1つまたは複数の第4ローラーをさらに備えてもよい。支持台33は、第1ローラー35、第2ローラー36、および第3ローラー37のみでコラム2に接触している。したがって、支持台33は、コラム2の上端2a(一般的には環状)に沿って移動することが可能である。
複数の第1ローラー35は、コラム2の周方向に沿って配列されている。同様に、複数の第2ローラー36および複数の第3ローラー37も、コラム2の周方向に沿って配列されている。一実施形態では、1つの第2ローラー36のみが設けられてもよく、または1つの第3ローラー37のみが設けられてもよい。
支持台33は、第1ローラー35、第2ローラー36、および第3ローラー37の回転をそれぞれ防止する複数のローラーロック機構40,41,42をさらに備えている。支持台33をコラム2の上端2a上の所望の位置に移動させた後、ローラーロック機構40,41,42を作動させることにより、第1ローラー35、第2ローラー36、および第3ローラー37の回転をロックする。これにより、支持台33の位置を保持することができる。ローラーロック機構40,41,42を解除することで、支持台33をさらに移動させることができる。
支持台33は、基部33Aと、この基部33Aに回転可能に連結されたストッパ33Bとを備えている。基部33Aは、コラム2の上端2aの上面およびコラム2の内周面に対向する内面を有し、ストッパ33Bは、コラム2の外周面に対向する内面を有している。第1ローラー35および第2ローラー36は、基部33Aに回転可能に保持され、第3ローラー37はストッパ33Bに回転可能に保持されている。ストッパ33Bは、接続軸46によって基部33Aに回転可能に連結されている。接続軸46はコラム2の上端2aの上面と平行に延びており、ストッパ33Bおよび第3ローラー37は、図3の矢印で示すように、コラム2の外周面に近づく方法および遠ざかる方向に移動することができる。
支持台33は、ストッパ33Bの回転をロックするストッパロック機構45を備えている。このストッパロック機構45は、第3ローラー37がコラム2の上端2aを構成するフランジ部2bの下面に接触した状態で、ストッパ33Bの位置を保持することが可能に構成されている。ストッパロック機構45には、ラチェット、ボルトおよびナットの組み合わせ、などの公知の装置を用いることができる。
支持台33をコラム2の上端2aに設置するときは、まず、ストッパロック機構45を解除し、図4の点線で示すように、第3ローラー37が第1ローラー35および第2ローラー36から離れる方向にストッパ33Bを回転させる。第1ローラー35および第2ローラー36をコラム2に接触させた状態で、ストッパ33Bを逆方向に回転させ、第3ローラー37をコラム2のフランジ部2bの下面に接触させる。さらに、ストッパロック機構45を作動させてストッパ33Bおよび第3ローラー37の位置を固定する。さらに、ローラーロック機構40,41,42により、第1ローラー35、第2ローラー36、および第3ローラー37の回転をロックする。このようにして、支持台33がコラム2の上端2aに固定される。コラム2の上端2aを構成するフランジ部2bは、第1ローラー35および第3ローラー37により挟まれており、支持台33をコラム2に強固に固定することができる。
図5は、ケーブルガイド組立体50の拡大正面図であり、図6は、ケーブルガイド組立体50の拡大側面図である。ケーブルガイド組立体50は、ケーブル20を挟むための第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52と、第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52を回転可能に支持する滑車支持部材55を備えている。本実施形態では、第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52は、鉛直方向に沿って配列されており、第1ケーブルガイド滑車51は、第2ケーブルガイド滑車52の下方に配置されている。第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52の軸心は、互いに平行である。
滑車支持部材55は旋回軸60に接続されており、この旋回軸60は支持台33に接続されている。旋回軸60は、滑車支持部材55および支持台33の少なくとも一方に対して相対的に回転可能であり、これにより、滑車支持部材55、第1ケーブルガイド滑車51、および第2ケーブルガイド滑車52は、旋回軸60を中心として支持台33に対して相対的に回転可能となっている。
ケーブル20は、回転可能な第1ケーブルガイド滑車51と第2ケーブルガイド滑車52との間に挟まれる。したがって、ケーブル20は、第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52に転がり接触する。本実施形態では、第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52は、同じ形状および同じ大きさを有しているが、異なる形状および/または異なる形状を有してもよい。第1ケーブルガイド滑車51の両側は、ケーブル20の位置を保持するためのフランジ部51a,51aから構成されている。同様に、第2ケーブルガイド滑車52の両側は、ケーブル20の位置を保持するためのフランジ部52a,52aから構成されている。
滑車支持部材55は、第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52の両側に配置された第1滑車支持部材61および第2滑車支持部材62を備えている。第1滑車支持部材61は、第1ケーブルガイド滑車51を回転可能に支持する第1ベース部材61Aと、第2ケーブルガイド滑車52を回転可能に支持する第1可動部材61Bと、第1ベース部材61Aと第1可動部材61Bとを回転可能に連結するヒンジ64を備えている。第1ベース部材61Aは、第1可動部材61Bの下方に配置されている。
第2滑車支持部材62は、第1ケーブルガイド滑車51を回転可能に支持する第2ベース部材62Aと、第2ケーブルガイド滑車52を回転可能に支持する第2可動部材62Bと、第2可動部材62Bを第2ベース部材62Aに締結する締結機構としてのパッチン錠67を備えている。第2ベース部材62Aは、第2可動部材62Bの下方に配置されている。第1ケーブルガイド滑車51の中心軸53は、第1ベース部材61Aおよび第2ベース部材62Aによって回転可能に支持されており、第2ケーブルガイド滑車52の中心軸54は、第1可動部材61Bおよび第2可動部材62Bによって回転可能に支持されている。
第1可動部材61Bは、ヒンジ64に接続された第1ねじ軸70と、第1ねじ軸70が貫通する第1軸受ブロック71と、第1ねじ軸70に螺合された複数の第1ナット72を備えている。第1軸受ブロック71は、第1ナット72の間に挟まれている。第1軸受ブロック71は図示しない軸受を有しており、第2ケーブルガイド滑車52の中心軸54は第1軸受ブロック71に回転可能に支持されている。
第2可動部材62Bは、第2ねじ軸75と、第2ねじ軸75を保持するねじホルダ76と、第2ねじ軸75が貫通する第2軸受ブロック77と、第2ねじ軸75に螺合された複数の第2ナット78を備えている。第2軸受ブロック77は、第2ナット78の間に挟まれている。第2軸受ブロック77は図示しない軸受を有しており、第2ケーブルガイド滑車52の中心軸54は第2軸受ブロック77に回転可能に支持されている。
第1ナット72を回転させることにより、第1ナット72の第1ねじ軸70に対する相対的な位置を変えることができる。同様に、第2ナット78を回転させることにより、第2ナット78の第2ねじ軸75に対する相対的な位置を変えることができる。第1ナット72および第2ナット78の位置の変化に伴い、第1軸受ブロック71と第2軸受ブロック77に支持された第2ケーブルガイド滑車52の位置が変化する。このように、第1ナット72および第2ナット78を回転させることにより、第1ケーブルガイド滑車51に対する第2ケーブルガイド滑車52の位置(すなわち、第1ケーブルガイド滑車51と第2ケーブルガイド滑車52との間の距離)を調節することができる。本実施形態では、第1ねじ軸70、第1ナット72、第2ねじ軸75、および第2ナット78は、第1ケーブルガイド滑車51と第2ケーブルガイド滑車52との間の距離を調節する位置調節機構を構成する。
第1ケーブルガイド滑車51と第2ケーブルガイド滑車52との間の距離は、ケーブル20の直径に基づいて決定される。本実施形態によれば、第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52は、直径の異なる種々のケーブルを支持することが可能である。第1ケーブルガイド滑車51と第2ケーブルガイド滑車52との間に挟まれたケーブル20は、第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52によって支持されつつ、ケーブル20はその長手方向に移動することが許容される。
パッチン錠67は、第2可動部材62Bを第2ベース部材62Aに締結し、かつ第2可動部材62Bが第2ベース部材62Aから離れることを可能とするラッチの一種である。パッチン錠67を締めると、第2可動部材62Bは第2ベース部材62Aに締結され、第1ケーブルガイド滑車51と第2ケーブルガイド滑車52との間にケーブル20が挟まれる。パッチン錠67を解放すると、第2可動部材62Bは第2ベース部材62Aから離れる。結果として、図7に示すように、第2ケーブルガイド滑車52、第1可動部材61B、および第2可動部材62Bは、ヒンジ64を中心に回転することができる。パッチン錠67が解放されているときに、ケーブル20を第1ケーブルガイド滑車51上に設置し、かつ第1ケーブルガイド滑車51から取り出すことができる。
ケーブル20をケーブルガイド組立体50にセットするときは、パッチン錠67を解放し、第2ケーブルガイド滑車52を第1ケーブルガイド滑車51から離れる方向に移動させる(図7参照)。ケーブル20を第1ケーブルガイド滑車51の上に乗せ、さらに、第1ケーブルガイド滑車51と第2ケーブルガイド滑車52との間にケーブル20を挟んだ状態でパッチン錠67を締める。これにより、ケーブル20は、第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52によって支持される。
ケーブル20は、第1ケーブルガイド滑車51と第2ケーブルガイド滑車52との間に挟まれているので、コラム2の上端2aには接触しない。したがって、ケーブル20の上げ下ろしの際に、ケーブル20がコラム2との接触により傷つくことが防止される。また、ケーブル20は、第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52によって支持された状態で、コラム2から引き上げる、またはコラム2内に下ろすことができる。したがって、作業員の負荷が大幅に減り、作業員は安全に作業を実施することができる。
第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52は、ケーブル20の向きに従って旋回軸60を中心に旋回するので、ケーブル20が第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52から外れることが防止され、かつ第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52に過大な負荷が掛かることが防止される。
第1ケーブルガイド滑車51の中心軸53は、ラチェット80に連結されている。このラチェット80は、第1ケーブルガイド滑車51が一方向にのみ回転することを許容し、反対方向に回転することを防止する装置である。本実施形態では、ラチェット80は、第1ケーブルガイド滑車51の回転が許容される方向を切り替えることできる双方向型ラチェットである。ラチェット80は、セレクタノブ81を有しており、セレクタノブ81を操作することにより、第1ケーブルガイド滑車51の回転方向を切り替えることできる。より具体的には、セレクタノブ81を第1の位置にセットすると、第1ケーブルガイド滑車51は時計方向にのみ回転することが許容され、反時計方向への回転が防止される。一方、セレクタノブ81を第2の位置にセットすると、第1ケーブルガイド滑車51は反時計方向にのみ回転することが許容され、時計方向への回転が防止される。
ケーブル20をコラム2から引き上げるときは、セレクタノブ81を操作して、ケーブル20がコラム2内に落ち込まないように第1ケーブルガイド滑車51の回転を制限する。このようなラチェット80は、ケーブル20の引き上げ作業を容易にすることができ、かつケーブル20の落ち込みによる不測の事故を防ぐことができる。本実施形態では、下側の第1ケーブルガイド滑車51のみにラチェット80が設けられているが、上側の第2ケーブルガイド滑車52にもラチェットを設けてもよい。
第1ケーブルガイド滑車51の中心軸53は、第1滑車支持部材61を貫通して延びている。第1ケーブルガイド滑車51の中心軸53の端部53aは多角形の断面を有している。この端部53aは、例えば、四角形、または六角形の断面である。図8に示すように、端部53aに嵌合する穴を有するハンドル90、または図9に示すように、端部53aに嵌合するナットソケットを有する電動ドライバ91などにより第1ケーブルガイド滑車51を回転させることができる。
図10は、ケーブル支持装置30の他の実施形態を示す側面図である。特に説明しない本実施形態の構成および動作は、図3乃至図9を参照して説明した上記実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。
図10に示す実施形態に係るケーブル支持装置30は、1組の第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52を備えている。第1ケーブルガイド滑車51の軸方向の長さは、第1ケーブルガイド滑車51の直径よりも大きい。同様に、第2ケーブルガイド滑車52の軸方向の長さは、第2ケーブルガイド滑車52の直径よりも大きい。したがって、図10に示すように、第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52は、複数のケーブル20を同時に挟むことができる。なお、本実施形態では、旋回軸60は設けられていなく、第1滑車支持部材61および第2滑車支持部材62は、支持台33に固定されている。一実施形態では、上述した実施形態と同様に、旋回軸60を設けてもよい。
本実施形態においても、複数のケーブル20は、第1ケーブルガイド滑車51と第2ケーブルガイド滑車52との間に挟まれているので、コラム2の上端2aには接触しない。したがって、ケーブル20の上げ下ろしの際に、ケーブル20がコラム2との接触により傷つくことが防止される。また、ケーブル20は、第1ケーブルガイド滑車51および第2ケーブルガイド滑車52によって支持された状態で、コラム2から引き上げる、またはコラム2内に下ろすことができる。したがって、作業員の負荷が大幅に減り、作業員は安全に作業を実施することができる。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
1 吸込水槽
2 コラム
2a 上端
2b フランジ部
5 水中ポンプ装置
7 設置孔
8 蓋
10 吐出管
12 吸込ベルマウス
15 電動機
17 羽根車
20 ケーブル
25 シール
30 ケーブル支持装置
33 支持台
33A 基部
33B ストッパ
35,36,37 ローラー
40,41,42 ローラーロック機構
45 ストッパロック機構
46 接続軸
50 ケーブルガイド組立体
51 第1ケーブルガイド滑車
51a,51a フランジ部
52 第2ケーブルガイド滑車
52a,52a フランジ部
53 中心軸
53a 端部
54 中心軸
55 滑車支持部材
60 旋回軸
61 第1滑車支持部材
61A 第1ベース部材
61B 第1可動部材
62 第2滑車支持部材
62A 第2ベース部材
62B 第2可動部材
64 ヒンジ
67 パッチン錠
70 第1ねじ軸
71 第1軸受ブロック
72 第1ナット
75 第2ねじ軸
76 ねじホルダ
77 第2軸受ブロック
78 第2ナット
80 ラチェット
81 セレクタノブ
90 ハンドル
91 電動ドライバ

Claims (4)

  1. コラム内に配置された水中ポンプ装置から延びるケーブルを支持するためのケーブル支持装置であって、
    前記コラムの上端に着脱可能に設置される支持台と、
    前記ケーブルを挟むための第1ケーブルガイド滑車および第2ケーブルガイド滑車と、
    前記第1ケーブルガイド滑車および前記第2ケーブルガイド滑車を回転可能に支持し、かつ前記支持台に連結された滑車支持部材を備えたケーブル支持装置。
  2. 前記第1ケーブルガイド滑車が一方向にのみ回転することを許容し、反対方向に回転することを防止するラチェットをさらに備えた、請求項1に記載のケーブル支持装置。
  3. 前記ラチェットは、前記第1ケーブルガイド滑車の回転が許容される方向を切り替えることできる双方向型ラチェットである、請求項2に記載のケーブル支持装置。
  4. 前記滑車支持部材は、前記第1ケーブルガイド滑車と前記第2ケーブルガイド滑車との間の距離を調節する位置調節機構を有している、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のケーブル支持装置。
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